JP5026333B2 - 多色固形化粧料の製造方法 - Google Patents

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本発明は、粉末状またはスラリー状の第1の化粧料と、この第1の化粧料とは色が異なる顆粒状の第2の化粧料とを混合した化粧料混合物を用いて、多色固形化粧料を製造する製造方法に関する。
従来より、アイシャドウ、頬紅、固形白粉等の固形粉末メイクアップ化粧料において、視覚的な演出効果の向上等を図るために、ある色の化粧料の表面に、これとは別の色の化粧料が点状またはマーブル状に存在するものが知られている。例えば、特許文献1には、多重色化粧料顆粒を化粧料容器に入れ、次いで、これを打型する多色粉末固型化粧料の製造方法が開示されている。この多重色化粧料顆粒は、ある固形化粧料の粒を核として、その周囲を別色の化粧料で覆ったものである。また、特許文献1には、使用前の外観をより複雑で美しいものにすべく、打型後の圧縮された化粧料の表面をカットする点についても開示されている。
一方、特許文献2には、粉末状または団粒状の基材と、この第1の化粧料とは色が異なる団粒状の主材とを、団粒状態を破壊することのないように同時に圧縮成型してなる多色固形化粧料が開示されている。
特許第2909923号公報 特開昭60−38311号公報
特許文献1では、化粧皿の上縁に対して化粧料の表面が凹状に陥没した打型後の状態で、化粧料表面のカットを行っている。そのため、製品の強度不足等を招き易く、品質への悪影響が懸念される。また、化粧皿の上縁に対して化粧料の表面が陥没しているので、表面をカットする上で化粧皿の上縁が邪魔になる。そのため、特に、化粧皿の枠近傍でカット不足が生じ易く、化粧料の表面全体を均一にカットすることが容易ではない。
そこで、本発明の目的は、品質への悪影響を抑制しつつ、化粧料表面を全体に亘って鮮明かつ均一に美しく仕上げることである。
かかる課題を解決すべく、本発明は、粉末状またはスラリー状の第1の化粧料と、第1の化粧料とは色が異なる顆粒状の第2の化粧料とを混合した化粧料混合物を用いて、多色固形化粧料を製造する製造方法を提供する。この製造方法は、化粧皿内に充填された化粧料混合物に対して、プレス処理を施すことによって、化粧料混合物の表面が化粧皿の上縁よりも突出した予備打型品を生成する予備打型工程と、予備打型品内の化粧料混合物の表面をカットするカット工程と、表面がカットされた予備打型品内の化粧料混合物に対して、プレス処理を再度施す本打型工程とを有する。
ここで、本発明のカット工程において、化粧料混合物の表面のカットは、化粧料混合物の表面が化粧皿の上縁と略一致するように行うことが好ましい。
本発明によれば、本打型工程に先立ち、予備打型品内の化粧料混合物の表面をカットするため、製品の強度不足等が生じ難く、品質への悪影響を有効に抑制することができる。また、化粧料混合物のカットは、その表面が化粧皿の上縁よりも突出した状態で行われる。したがって、カット時に化粧皿の上縁が邪魔になることがないので、表面全体の均一なカットを容易に行うことができる。その結果、表面に出現する色の境界を、簡単な手法で、表面全体に亘って、鮮明かつ均一に美しく仕上げることが可能になる。
本実施形態に係る多色固形化粧料は、アイシャドウ、頬紅、固形白粉等の肌に塗布して使用する固形粉末メイクアップ化粧料である。この多色固形化粧料は、図1に示すように、第1の化粧料1aと、第2の化粧料1bとを混合した化粧料混合物1を用いて製造される。ここで、第1の化粧料1aは、粉末状の化粧料、または、粉末状の化粧料に溶剤等を加えてスラリー状にしたものである。また、第2の化粧料1bは、第1の化粧料1aとは色が異なる粉末状の化粧料を顆粒化したものである。第1の化粧料1aおよび第2の化粧料1bのそれぞれの材料については、上述した特許文献2に開示されているので、その詳細については省略する。第2の化粧料1bを顆粒化する手法としては、例えば、粉末状の化粧料を一度プレスして仮固めした後に、ふるいで落とすといった手法や、粉末状の化粧料にバインダー(油等)を入れて、揺すりながら顆粒化するといった手法等を用いることができる。なお、第2の化粧料1bの粒子径は、適宜設定すればよく、同一径のものを用いてもよいし、径が異なるものを用いてもよい。また、第2の化粧料1bは、後述するカット工程で崩れずにカットできるように、その硬度が調整されている。
図1は、予備打型工程の説明図である。この予備打型工程では、化粧皿2に形成された凹状の陥没部に、上述した化粧料混合物1を充填し、充填された化粧料混合物1に対してプレス処理が施される。ここで、化粧料混合物1の充填に際しては、第2の化粧料1bの顆粒状態を破壊することがないように注意する(この点は、後述する工程についても同様)。また、化粧料混合物1のプレスに際しては、化粧皿2の高さよりも深く窪んだ凹部を有する雌金型が用いられる。具体的には、雌金型の凹部に化粧皿2をセットした上で、ホッパーによって凹部内に化粧料混合物1を充填する。つぎに、雌金型の上面相当(この上面は、化粧皿2の上縁よりも高い)で、凹部内に充填された化粧料混合物1を擦り切る。そして、凹部内の化粧料混合物1を雄金型を用いてプレスする。このプレスは、圧縮された化粧料混合物1の表面が化粧皿2の上縁よりも陥没しない程度に留める。これによって、化粧料混合物1の表面が化粧皿2の上縁よりも突出した予備打型品3が生成される。
図2は、カット工程の説明図である。予備打型工程に続くカット工程では、予備打型品3内の化粧料混合物1の表面全体が、カッター4によって水平にカットされる。カッターによってカットされる化粧料混合物1の厚みdは、図1に示した化粧料混合物1の表面と、化粧皿2の上縁との差に相当する。上述したように、カット前の状態では、化粧料混合物1の表面が化粧皿2の上縁よりも突出している。したがって、カット時に化粧皿2の上縁が干渉することなく、一回のカットによって、表面全体(化粧皿2の枠近傍も含む)が均一にカットされる。このカットによって、化粧料混合物1の表面は、化粧皿2の上縁と略一致する。なお、化粧料混合物1のカットは、カット後の化粧料混合物1の表面が化粧皿2の上縁よりも若干突出するように行ってもよい。
図3は、本打型工程の説明図である。カット工程に続く本打型工程では、先のカット工程で表面がカットされた化粧料混合物1に対して、プレス処理が再度施される。これによって、化粧料混合物1の表面が化粧皿2の上縁よりも若干陥没した多色固形化粧料5が完成する。
図4は、本打型が施された多色固形化粧料5の表面状態を示す上面図である。同図に示すように、化粧料混合物1の表面に出現する第1の化粧料1aと第2の化粧料1bとの境界は、明確に区切られる。なぜなら、化粧料混合物1に含有されている第2の化粧料1bが断面でカットされ、カットされた断面が化粧料混合物1の表面として露出するからである。
このように、本実施形態によれば、本打型工程に先立ち、予備打型品3内の化粧料混合物1の表面をカットするため、製品の強度不足等が生じ難く、品質への悪影響を有効に抑制することができる。また、化粧料混合物1のカットは、その表面が化粧皿2の上縁よりも突出した状態で行われる。したがって、カット時に化粧皿2の上縁が邪魔になることがないので、表面全体の均一なカットを容易に行うことができる。その結果、表面に出現する色の境界を、簡単な手法で、表面全体に亘って、鮮明かつ均一に美しく仕上げることが可能になる。
予備打型工程の説明図 カット工程の説明図 本打型工程の説明図 本打型が施された多色固形化粧料5の表面状態を示す上面図
符号の説明
1 化粧料混合物
1a 第1の化粧料
1b 第2の化粧料
2 化粧皿
3 予備打型品
4 カッター
5 多色固形化粧料

Claims (2)

  1. 粉末状またはスラリー状の第1の化粧料と、前記第1の化粧料とは色が異なる顆粒状の第2の化粧料とを混合した化粧料混合物を用いて、多色固形化粧料を製造する製造方法において、
    化粧皿内に充填された前記化粧料混合物に対して、プレス処理を施すことによって、前記化粧料混合物の表面が前記化粧皿の上縁よりも突出した予備打型品を生成する予備打型工程と、
    前記予備打型品内の前記化粧料混合物の表面をカットするカット工程と、
    前記表面がカットされた前記予備打型品内の前記化粧料混合物に対して、プレス処理を再度施す本打型工程と
    を有することを特徴とする多色固形化粧料の製造方法。
  2. 前記カット工程において、前記化粧料混合物の表面のカットは、前記化粧料混合物の表面が前記化粧皿の上縁と略一致するように行うことを特徴とする請求項1に記載された多色固形化粧料の製造方法。
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