JP5025325B2 - 車両盗難防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両盗難防止装置、特に、リモコンエンジンスタータシステム機能を搭載する車両で、車両用アラームシステムが解除状態になり防盗性が低下することを防いだ車両盗難防止装置に関する。
リモコンエンジンスタータシステムは、電波等により遠隔操作で車両のエンジンの始動及び停止、ドアのロック及びアンロック、エンジンの始動によるガラス窓の結氷及び結露の除去等が可能であり、利便性の高い機能である。
図8は、従来の車両盗難防止装置の全体構成図である。携帯機12から、エンジン始動指令信号34が車両30に向かって発せられる。携帯機12から発せられた信号は、受信部14によって受信される。受信された信号は、制御部18に送られ、制御部18では受け取った信号により、例えばエンジン制御部20にエンジン始動許可信号36を送信する、又は車両用アラームシステム22に状態移行信号38を送信する等の各種の制御を行うように構成されている。
エンジン制御部20にエンジン始動許可信号36が送信されると、エンジン制御部20は、リレー24、スタータ26等を制御してエンジンを始動させるためにクランキングが行われる。車両用アラームシステム22に、状態移行信号38が送信されると、車両用アラームシステム22は、以下で説明する警戒状態と非警戒状態との間で状態の移行が行われる。なお、クランキングのための及び車両用アラームシステム22の電源はバッテリ28から供給される。
ここで、エンジンを始動させる際には、防盗性を考慮しドアロックも同時に行う為、制御部18はドアロックアクチュエータ(図示せず)に車両用ドアをロック状態とする為の指令信号を発信する。
現状の車両用アラームシステム22では、警戒状態と非警戒状態という2つの状態が存在し、状況によって選択される。例えば、ユーザが車両30に対して何らかの作業を行うときは非警戒状態としておき、誤警報が発せられないようにする。また、バッテリ28を外して車両用アラームシステム22への電源の供給を断つ、或いはバッテリ28の電圧が所定値より下がると、車両用アラームシステム22自体がリセットされる。その後、バッテリ外しによるリセットの場合はバッテリ28を戻すことで車両用アラームシステム22が復帰する。バッテリ28の電圧低下によるリセットの場合は、電圧が元に戻ると自動的に車両用アラームシステム22が復帰する。その際、リセット直前の状態が警戒状態であったなら、復帰後も警戒が必要な状態であると判断されることから、同じ警戒状態で復帰する。また、リセット直前の状態が非警戒状態であったなら、何らかの作業中であった可能性を考慮して、誤警報防止のため非警戒状態で復帰する。即ち、車載用アラームシステム22はリセットされ再び立ち上がると、リセット直前の状態で立ち上がることとなる。
上記と同様な車両盗難防止装置は、数多くの特許文献に見られるが、例えば特許文献1の盗難防止装置は、警戒状態中に遠隔でエンジン始動が行われた場合に、防盗性を低下させることなく誤警報を防止することを目的とし、以下の解決手段が開示されている。即ち、盗難防止装置のマイコンは、遠隔始動装置からラインを介して遠隔始動開始信号を受信した場合、動作モードが警戒状態であると、動作モードを非警戒状態に設定し、非警戒状態の持続タイマの値を15秒にセットする。そして、この15秒の間、車両振動による出力変動が生じないセンサのみによって盗難を検出し、15秒が経過するか、或いは遠隔始動装置から遠隔始動終了信号を受信すると、動作モードを警戒状態に再設定する。
特開2006−199268号公報
上記の図8を参照して説明した従来技術では、携帯機12からのエンジン始動指令信号34によりクランキングを開始した場合、バッテリ28の電圧低下が発生するが、この時、バッテリ28の電圧が所定の電圧(所定値)より低くなると車両用アラームシステム22がリセット状態になる。ここで、リセット状態となる直前の車両用アラームシステム22が警戒状態であれば、車両用アラームシステム22が電圧の回復により復帰した場合には、警戒状態で立ち上がり、防盗性の低下を招くことはないと考えられていた。
しかしながら、リセット発生後車両用アラームシステム22が警戒状態で立ち上がり、その後にイグニッション電源が立ち上がった場合、車両用アラームシステム22は、運転者が座席に着いてイグニッションスイッチを入れたものと推定し、不必要に警報を発することのないように、車両用アラームシステム22を非警戒状態に移行していた。従って、その後に車両用アラームシステム22を警戒状態に直す術がなく、防盗性の低下を招いていた。
特許文献1の技術においても、クランキングに起因するバッテリの電圧低下に伴い、振動の影響を受けるセンサがリセットされ、警戒状態で復帰したとしても、その後にイグニッション電源が立ち上がった場合、運転者が座席に着いてイグニッションスイッチを入れたと推定し、不必要に警報を発することのないように、盗難防止装置が動作モードを非警戒状態に設定する構成されていれば、前述と同様に防盗性は低下することとなる。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、クランキングに起因するリセットが発生し車両用アラームシステムが警戒又は非警戒状態で立ち上がった場合、その後にイグニッション電源が立ち上がり、車両用アラームシステムが非警戒状態になっても、直ちに車両用アラームシシステムを警戒状態にして、防盗性が低下することのない車両盗難防止装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の車両盗難防止装置は、少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、前記受信部が前記エンジン始動指令信号を受信してからエンジン停止までバッテリの電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグを生成するフラグ生成部と、前記フラグを記憶する記憶部と、を有し、前記制御部は、クランキングに起因する前記車両用アラームシステムのリセット発生後にイグニッション電源がオン状態となったとき、前記記憶部を参照して前記フラグがオン状態であれば前記車両用アラームシステムを警戒状態とすること、を特徴とする。
請求項2に記載の車両盗難防止装置は、少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、前記受信部が前記エンジン始動指令信号を受信してからエンジン停止までバッテリの電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグを生成するフラグ生成部と、を有し、前記制御部は、クランキングに起因する前記車両用アラームシステムのリセット発生後にイグニッション電源がオン状態となり、且つ前記フラグが再度オン状態となった以降に、前記制御部から前記車両用アラームシステムを警戒状態に移行させる信号を前記車両用アラームシステムに送信し、警戒状態とすること、を特徴とする。
請求項3に記載の車両盗難防止装置は、少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、前記携帯機から発信された前記エンジン始動指令信号に起因するクランキング開始からの時間を計測するタイマと、を有し、前記制御部は、前記タイマによる計測時間が所定時間だけ経過したときに前記車両用アラームシステムを警戒状態とすること、を特徴とする。
本発明の請求項1に記載の車両盗難防止装置によると、クランキングに起因する車両用アラームシステムのリセットが発生し、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステムが非警戒状態になっても、制御部は記憶部に記憶されたフラグを参照し、フラグがオン状態であれば車両用アラームシステムを警戒状態にするので防盗性が良い。
本発明の請求項2に記載の車両盗難防止装置によると、クランキングに起因する車両用アラームシステムのリセットが発生し、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステムが非警戒状態になっても、制御部は、フラグが再度オン状態になってから制御部の送信する信号を車両用アラームシステムが受信したときに、車両用アラームシステムを警戒状態にするので防盗性が良い。
本発明の請求項3に記載の車両盗難防止装置によると、携帯機から発信されたエンジン始動指令信号に起因するクランキングに起因する車両用アラームシステムのリセットが発生し、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステムが非警戒状態になっても、制御部は、クランキング開始から所定時間だけ経過したときに、車両用アラームシステムを警戒状態にするので防盗性が良い。
以下、本発明の車両盗難防止装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳述する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係る全体構成図を示す。基本的な構成は、従来技術に関して説明した図8と略同一である。即ち、携帯機12から、エンジン始動指令信号34が車両30に向かって発せられる。携帯機12から発せられた信号は、車両30内の受信部14によって受信される。その後、それらの信号は制御部18に送られ、制御部18では、例えばエンジン制御部20にエンジン始動許可信号36を送信する、又は車両用アラームシステム22に状態移行信号38を送信する等の制御を行う。
従来技術と異なる点は、エンジン始動指令信号34を受信してからエンジン停止までバッテリ28の電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグFを生成するフラグ生成部(図示していない)と、このフラグFの状態を記憶する記憶部19とを有する点にある。この記憶部19は車両用アラームシステム22に接続されており、例えばEEPROM等により構成される。なお、フラグFを生成するフラグ生成部は、制御部18や車両用アラームシステム22や記憶部19内等に構成することが可能である。
図2は、本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係り、携帯機12がエンジン始動指令信号34を発してから車両用アラームシステム22が警戒状態になるまでのフローチャートを示す。まず、制御部18は、受信部14が携帯機12からエンジン始動指令信号34を受信したかどうかの判定を行う(ステップS1)。受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信すれば、記憶部19にフラグFがオン状態であることを記憶する(ステップS2)。受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信しなければ終了する。
次に、制御部18がエンジン制御部20にエンジン始動許可信号36を送信するまで待ち(ステップS3)、エンジン始動許可信号36を送信した場合はクランキングが開始される(ステップS4)。ここで、クランキングに起因するバッテリ28の電圧降下が生じ、車両用アラームシステム22がリセットされたと想定すると、前述のように、バッテリ28の電圧が元に戻ると自動的に車両用アラームシステム22が復帰するが、その際、車両用アラームシステム22はリセット直前の状態、即ち警戒状態又は非警戒状態で立ち上がることとなる。
その後、制御部18はイグニッション電源がオフ状態かどうかを判定する(ステップS5)。イグニッション電源がオフ状態でない場合は、クランキングに起因するリセットは発生しなかった訳であるから、引き続き車両用アラームシステム22を警戒状態にする。次に、イグニッション電源がオフ状態であれば、オン状態になるのを待つ(ステップS6)。ここで、前述のようにイグニッション電源がオン状態になると、車両用アラームシシテム22は非警戒状態に制御されてしまう。これは、運転者が座席に着いて操作したものと推定し、誤報を発しないようにするためである。
そこで、制御部18は記憶部19を参照し、記憶したフラグFがオン状態であるかどうかを判定する(ステップS7)。記憶したフラグFがオン状態であれば、車両用アラームシステム22を警戒状態にする(ステップS8)。記憶したフラグFがオン状態でない場合は、クランキング開始後にエンジンを停止させる等の何らかの操作があったと推定しそのまま終了する。
図3は、本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係る概略動作説明図である。フラグF、イグニッション電源、車両用アラームシステムの状態について時間を横軸にして示している。携帯機12が時刻T1で、エンジン始動指令信号34を送信し、車両30内の受信部14がそれらの信号を受信したとする。この時刻T1でフラグFはオン状態となり、記憶部19に記憶される。通常、フラグFはバッテリ28の電圧が所定値以下にならない条件で、エンジンが停止されるまでオン状態となっている。
車両用アラームシステム22は、時刻T1で直ぐに警戒状態となる。イグニッション電源は、時刻T1から少し遅れて時刻T2でオン状態となり、時刻T3でクランキングが開始され、バッテリ28の電圧低下によるリセットが時刻t1で発生し、時刻t2で復帰したとする。
この場合、イグニッション電源は、復帰後直ぐにはオン状態とはならず、時刻T4でオン状態となる。このとき、車両用アラームシステム22はリセット発生後、時刻t2で直ちに警戒状態で復帰する。しかし、イングニッション電源がオン状態になった瞬間(時刻T4)に非警戒状態となるが、制御部18が記憶部19を参照して、フラグFがオン状態であることを確認すると、直ちに車両用アラームシステム22を警戒状態とする。なお、フラグFは、クランキング開始後のリセットによって一旦はオフ状態となるが、その後バッテリ28の電圧回復により再度オン状態となる。その時刻はイグニッション電源がオン状態となってから一定時間経過後の時刻T5となる。この一定時間とは、車両用アラームシステム22と制御部18とがリセット後に通信可能に回復するまでの時間である。
かかる構成を採用することによって、クランキングが行われバッテリ28の電圧低下に伴い車両用アラームシステム22がリセットされ、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステム22が非警戒状態となっても、制御部18は記憶部19に記憶したフラグFの状態がオン状態であることを確認して、車両用アラームシステム22を警戒状態とするので、防盗性の低下は起こらないこととなる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明の車両盗難防止装置の第2の実施の形態に係り、エンジン始動指令信号34を発してから車両用アラームシステム22が警戒状態になるまでのフローチャートを示す。第2の実施の形態に係る車両盗難防止装置の全体構成は、従来技術で示した図8と略同一である。即ち、携帯機12から、エンジン始動指令信号34が車両30に向かって発せられる。携帯機12から発せられた信号は、車両30内の受信部14によって受信される。その後、それらの信号は制御部18に送られ、制御部18では受け取った信号により、例えばエンジン制御部20にエンジン始動許可信号36を送信する、又は車両用アラームシステム22に状態移行信号38を送信する等の制御を行う。
従来技術と異なる点は、エンジン始動指令信号34を受信してからエンジン停止までバッテリ28の電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグFを生成するフラグ生成部(図示していない)を有する点にある。このフラグ生成部は制御部18や車両用内に構成することが可能である。
まず、制御部18は、受信部14が携帯機12からエンジン始動指令信号34を受信したかどうかの判定を行う(ステップU1)。次いで、受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信すれば、エンジン制御部20にエンジン始動許可信号36が発信されるのを待つ(ステップU2)。受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信しなければ終了する。
エンジン始動許可信号36が送信されるとクランキングが開始される(ステップU3)。ここで、クランキングに起因するバッテリ28の電圧降下が生じ、車両用アラームシステム22がリセットされたと想定すると、前述のように、バッテリ28の電圧が元に戻ると自動的に車両用アラームシステム22が復帰するが、その際、車両用アラームシステム22はリセット直前の状態、即ち警戒状態又は非警戒状態で立ち上がることとなる。
その後、制御部18はイグニッション電源がオフ状態かどうか判定する(ステップU4)。イグニッション電源がオフ状態でない場合は、クランキングに起因するリセットは発生しなかった訳であるから、引き続き車両用アラームシステム22を警戒状態にする。次に、イグニッション電源がオフ状態であれば、オン状態になるのを待つ(ステップU5)。ここで、前述のようにイグニッション電源がオン状態になると、車両用アラームシシテム22は非警戒状態に制御されてしまう。これは、運転者が座席に着いて操作したものと推定し、誤報を発しないようにするためである。
そこで、制御部18はフラグFがオフ状態であるかどうかを判定する(ステップU6)。フラグFの判定方法を具体的に述べると、フラグ生成部にて生成されたフラグFの情報を制御部18から車両用アラームシステム22に発信し、その情報を車両用アラームシステム22が受け取ったことを制御部18が判定し、フラグFがオン状態であると判定する。この方法は制御部18と車両用アラームシステム22間での双方向通信が必要となるが、双方向通信が確立されていない場合には、車両用アラームシステム22自体が制御部18からのフラグFに関する情報を受け取ったことを判定し、車両用アラームシステム22でフラグFの状態判定を行っても良い。
フラグFがオフ状態でなければ、クランキングによるリセットは発生しなかった訳であるから車両用アラームシステム22を引き続き警戒状態にする。フラグFがオフ状態であればオン状態となるまで待機する(ステップU7)。その後、フラグFがオン状態となった後に制御部18から信号を送信する(ステップU8)。そして、車両用アラームシステム22がその信号を受信したとき車両用アラームシステム22を警戒状態にする(ステップU9)。なお、制御部18からの信号は自動的に送信されるように構成しても良い。
図5は、本発明の車両盗難防止装置の第2の実施の形態に係る概略動作説明図である。フラグF、イグニッション電源、車両用アラームシステムの状態について時間を横軸にして示している。携帯機12が時刻T1で、エンジン始動指令信号34を送信し、車両30内の受信部14がそれらの信号を受信したとする。この時刻T1でフラグFはオン状態となる。通常、フラグFはバッテリ28の電圧が所定値以下にならない条件で、エンジンが停止されるまでオン状態となっている。
車両用アラームシステム22は、時刻T1で直ぐに警戒状態となる。イグニッション電源は、時刻T1から少し遅れて時刻T2でオン状態となり、時刻T3でクランキングが開始され、バッテリ28の電圧低下によるリセットが時刻t1で発生し、時刻t2で復帰したとする。
この場合、イグニッション電源は、復帰後直ぐにはオン状態とはならず、時刻T4でオン状態となる。このとき、車両用アラームシステム22はリセット発生後、時刻t2で直ちに警戒状態で復帰する。しかし、イングニッション電源がオン状態になった瞬間(時刻T4)に非警戒状態となる。フラグFは、クランキング開始後のリセットによって一旦はオフ状態となるが、その後バッテリ28の電圧回復により再度オン状態となる。その時刻はイグニッション電源がオン状態となってから一定時間経過後の時刻T5となる。この一定時間とは、車両用アラームシステム22と制御部18とがリセット後に通信可能に回復するまでの時間である。フラグFがオン状態に回復し、車両用アラームシステム22が制御部18から車両用アラームシステム22を警戒状態とする信号を時刻T6で受信すると、車両用アラームシステム22は警戒状態となる。なお、この制御部18からの信号は、具体的にはドアロック信号が考えられるが、それに限らず何れの信号であっても良く、自動的に送信できるように構成されている。
かかる構成を採用することによって、クランキングが行われバッテリ28の電圧低下に伴い車両用アラームシステム22がリセットされ、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステム22が非警戒状態となっても、制御部18は、フラグFが再度オン状態に回復し制御部18から発信された車両用アラームシステム22を警戒状態とする信号を車両用アラームシステム22で受信したときに、車両用アラームシステム22を警戒状態とするので、防盗性の低下は起こらないこととなる。
(第3の実施の形態)
図6は、本発明の車両盗難防止装置の第3の実施の形態に係り、携帯機12がエンジン始動指令信号34を発してから車両用アラームシステム22が警戒状態になるまでのフローチャートを示す。第3の実施の形態に係る車両盗難防止装置の全体構成は、従来技術で示した図8と略同一である。即ち、携帯機12から、エンジン始動指令信号34が車両30に向かって発せられる。携帯機12から発せられた信号は、車両30内の受信部14によって受信される。その後、それらの信号は制御部18に送られ、制御部18では受け取った信号により、例えばエンジン制御部20にエンジン始動許可信号36を送信する、又は車両用アラームシステム22に状態移行信号38を送信する等の制御を行う。
従来技術と異なる点は、携帯機12から発信されるエンジン始動指令信号34に起因するクランキング開始からの経過時間を計測するタイマが制御部18に内蔵若しくは外付けされている点にある。
まず、制御部18は、受信部14が携帯機12からエンジン始動指令信号34を受信したかどうかの判定を行う(ステップV1)。次いで、受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信すれば、エンジン制御部20にエンジン始動許可信号36が発信されるのを待つ(ステップV2)。受信部14が、エンジン始動指令信号34を受信しなければ終了する。
エンジン始動許可信号36が送信されるとクランキングが開始される(ステップV3)。ここで、クランキングに起因するバッテリ28の電圧降下が生じ、車両用アラームシステム22がリセットされたと想定すると、前述のように、バッテリ28の電圧が元に戻ると自動的に車両用アラームシステム22が復帰するが、その際、車両用アラームシステム22はリセット直前の状態、即ち警戒状態又は非警戒状態で立ち上がることとなる。
その後、イグニッション電源がオン状態となり、また一旦オフ状態になったフラグFが再度オン状態となる。制御部18は、イグニッション電源、フラグFが何時オン状態になるかに関わりなく、クランキング開始から予め設定した時間だけ経過するのを待つ(ステップV4)。設定時間が経過したら、車両用アラームシステム22を警戒状態にする(ステップV5)。
図7は、本発明の車両盗難防止装置の第3の実施の形態に係る概略動作説明図である。フラグF、イグニッション電源、車両用アラームシステムの状態について時間を横軸にして示している。携帯機12が時刻T1で、エンジン始動指令信号34を送信し、車両30内の受信部14がそれらの信号を受信したとする。この時刻T1でフラグFはオン状態となる。通常、フラグFはバッテリ28の電圧が所定値以下にならない条件で、エンジンが停止されるまでオン状態となっている。
車両用アラームシステム22は、時刻T1で直ぐに警戒状態となる。イグニッション電源は、時刻T1から少し遅れて時刻T2でオン状態となり、時刻T3でクランキングが開始され、バッテリ28の電圧低下によるリセットが時刻t1で発生し、時刻t2で復帰したとする。
この場合、イグニッション電源は、復帰後直ぐにはオン状態とはならず、時刻T4でオン状態となる。このとき、車両用アラームシステム22はリセット発生後、時刻t2で直ちに警戒状態で復帰する。しかし、イングニッション電源がオン状態になった瞬間(時刻T4)に非警戒状態となる。フラグFは、クランキング開始後のリセットによって一旦はオフ状態となるが、その後バッテリ28の電圧回復により再度オン状態となる。その時刻はイグニッション電源がオン状態となってから一定時間経過後の時刻T5となる。この一定時間とは、車両用アラームシステム22と制御部18とがリセット後に通信可能に回復するまでの時間である。
制御部18に内蔵若しくは外付けされたタイマは、クランキング開始からの経過時間を計測する。計測した時間が予め設定した時間と等しく又はそれ以上になったとき、制御部18は車両用アラームシステム22を警戒状態にする。この時刻を図7ではT7で表している。なお、上記の設定時間は、クランキング開始から、リセット発生後にイグニッション電源がオフ状態となるまでの時間に、イグニッション電源がオン状態となってからフラグFが再度オン状態となるまでの時間を合計した時間に等しい時間である。
かかる構成を採用することによって、クランキングが行われバッテリ28の電圧低下に伴い車両用アラームシステム22がリセットされ、その後イグニッション電源がオン状態となり車両用アラームシステム22が非警戒状態となっても、制御部18はクランキング開始から設定時間を経過した後、車両用アラームシステム22を警戒状態とするので、防盗性の低下は起こらないこととなる。
なお、本発明は、上述の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、第1の実施の形態において、記憶部19を車両用アラームシステム22の外部に接続した構成を示したが、車両用アラームシステム22に記憶部19の機能を持たせても良い。
本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係る全体構成図である。 本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係り、携帯機がエンジン始動指令信号を発してから、車両用アラームシステムが警戒状態になるまでのフローチャートである。 本発明の車両盗難防止装置の第1の実施の形態に係る概略動作説明図である。 本発明の車両盗難防止装置の第2の実施の形態に係り、携帯機がエンジン始動指令信号を発してから、車両用アラームシステムが警戒状態になるまでのフローチャートである。 本発明の車両盗難防止装置の第2の実施の形態に係る概略動作説明図である。 本発明の車両盗難防止装置の第3の実施の形態に係り、携帯機がエンジン始動指令信号を発してから、車両用アラームシステムが警戒状態になるまでのフローチャートである。 本発明の車両盗難防止装置の第3の実施の形態に係る概略動作説明図である。 従来の車両盗難防止装置の全体構成図である。
符号の説明
12 携帯機
14 受信部
18 制御部
19 記憶部
20 エンジン制御部
22 車両用アラームシステム
28 バッテリ
30 車両
34 エンジン始動指令信号
36 エンジン始動許可信号

Claims (3)

  1. 少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、
    該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、
    前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、
    前記受信部が前記エンジン始動指令信号を受信してからエンジン停止までバッテリの電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグを生成するフラグ生成部と、
    前記フラグを記憶する記憶部と、を有し、
    前記制御部は、クランキングに起因する前記車両用アラームシステムのリセット発生後にイグニッション電源がオン状態となったとき、前記記憶部を参照して前記フラグがオン状態であれば前記車両用アラームシステムを警戒状態とすること、
    を特徴とする車両盗難防止装置。
  2. 少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、
    該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、
    前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、
    前記受信部が前記エンジン始動指令信号を受信してからエンジン停止までバッテリの電圧が所定値以下にならないことを条件としてオン状態となるフラグを生成するフラグ生成部と、を有し、
    前記制御部は、クランキングに起因する前記車両用アラームシステムのリセット発生後にイグニッション電源がオン状態となり、且つ前記フラグが再度オン状態となった以降に、前記制御部から前記車両用アラームシステムを警戒状態に移行させる信号を前記車両用アラームシステムに送信し、警戒状態とすること、
    を特徴とする車両盗難防止装置。
  3. 少なくともエンジン始動指令信号を発信する携帯機と、
    該携帯機から発信された信号を車両側で受信する受信部と、
    前記エンジン始動指令信号を前記受信部が受信した際に、エンジン始動を行うエンジン制御部にエンジン始動許可信号を送信する一方、車両用ドアをロック状態とすると共に車両用アラームシステムを警戒状態へと移行させる制御部と、
    前記携帯機から発信された前記エンジン始動指令信号に起因するクランキング開始からの時間を計測するタイマと、を有し、
    前記制御部は、前記タイマによる計測時間が所定時間だけ経過したときに前記車両用アラームシステムを警戒状態とすること、
    を特徴とする車両盗難防止装置。
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