JP5025251B2 - 光波測距儀 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、構造物を構築する前に実施する丁張りや墨出しのための測量等に用いる光波測距儀、及びそれを用いた測量方法に関する。
従来から、構造物構築前に構築する構造物の外形を示す丁張りの設置や墨出しのための測量や路線測量する際、グローバル座標系における座標値が既知である2点を基準として、その2点のうち一方に光波測距儀を設置し、他方の座標既知点を光波測距儀で視準したうえで、所望の測点を測量していた。このような所望の測点の測量は、光波測距儀を設置した機械点を原点とし、機械点に対する他方の視準点方向を基準方向として設定された任意座標系における測量となる。
このようにして、光波測距儀で設定した任意座標系における測量の場合、各測点と各座標既知点との相対位置関係によって簡便に測量することができるが、異なる任意座標系で測量した測点との整合性の確保が困難であった。また、構造物を構築する基準となる設計図には平面直角座標等のグローバル座標における座標値で示されていることが多く、ローカル座標系における測量結果をグローバル座標における測量結果に変換して管理する手間が必要であった。
そこで、傾斜した構造物状に傾斜して設置された光波測距儀で測定する座標軸を、グローバル座標に座標変換する測量方法が提案されている(特許文献1参照)。この測量方法は、上述したように任意座標系をグローバル座標系に変換して測量する測量方法であり、各測点の測量結果をグローバル座標系における座標値で得るものであり、各測点と座標既知点との相対位置関係の把握が困難であった。
特開2002−48540号公報
この発明は、ローカル座標系での測量結果とともに、該測量結果をグローバル座標系における測定結果としても確認できる光波測距儀及びそれを用いた測量方法を提供することを目的とする。
この発明は、機械点に設置した本体から視準点に向けて照射した照射光が該視準点で反射し、視準点で反射した反射光を受光して前記機械点から前記視準点までの距離を測定する測距手段と、機械点を通る鉛直軸を中心とする水平角度を測定する測角手段と、前記各測定結果を表示する測定結果表示手段とを備えた光波測距儀であって、基本座標系の基準方向及び位置を特定する特定情報を格納する基本座標系特定情報格納手段と、任意の任意座標系を設定する任意座標系設定手段とを備え、前記測定結果表示手段を、前記測定結果を任意座標系における前記測定結果として表示する任意座標系結果表示とともに、前記測定結果を基本座標系における前記測定結果として表示する基本座標系結果表示を表示する構成とし、前記任意座標系設定手段で設定する任意座標系の設定情報を、基本座標系における位置情報及び方向角情報で構成するとともに、前記設定情報のうち前記位置情報を、基本座標系において視準した測定結果を用いることを特徴とする。
上記基本座標系は、例えば、公共測量等に用いられる平面直角座標系等のグローバル座標系や、他工区と統一して共通に使用するような全体座標系等であることを含み、基本座標系の基準方向は前記平面直角座標系の方向角等であり、例えば、平面直角座標系における方向角0度となる真北等であることを含む。
基本座標系の基準方向及び位置を特定する特定情報は、基本座標系における座標値が既知である2点のうち一方に当該光波測距儀を設置し、他方の座標既知点を視準した結果による、前記当該光波測距儀を設置した機械点の基本座標系における位置及び該機械点に対する方向角であることを含む。
任意座標系とは、基本座標系における任意の点を原点とし、さらに、任意の方向を基準方向とした任意に設定することのできる座標系であることを含む。
任意座標系の設定情報を基本座標系における位置情報及び方向角情報で構成するは、例えば、任意座標系の原点とするポイントの基本座標系における座標値、及び任意座標系の基準軸の基本座標系における方向角で構成することを含む。
上記構成により、任意座標系結果表示とともに基本座標系結果表示を表示することができる。したがって、測量ポイント数や測量範囲に応じて効率のよい測量をするために任意に設定した任意座標系における測量結果を表示する任意座標系結果表示と基本座標系結果表示とを比較しながら測量でき、任意座標を用いたことによる測量ミスを防止することができる。
また、例えば、ある任意座標系における測量を一旦実施した後に、異なる任意座標系を設定して測量する場合であっても、常に、任意座標系と基本座標系との相対関係を確保しているため、当該基本座標系を介して、異なる任意座標系を容易に設定することができる。
また、前記任意座標系設定手段で設定する任意座標系の設定情報を、基本座標系における位置情報及び方向角情報で構成することにより、基本座標系と任意座標系との相対関係がより明確となり、基本座標系と任意座標系との座標変換を容易に行うことができる。また、例えば、複数の任意座標系を設定する場合は、基本座標系を介して、それぞれの任意座標系の相互の相対関係を容易に得ることができる。
また、前記設定情報のうち前記位置情報を、基本座標系において視準した測定結果を用いることにより、任意座標系の設定情報のうち位置情報の入力手間を省くことができる。また、例えば、位置情報を基本座標系における座標値を直接入力する場合、座標値の入力ミスによって希望する任意座標と異なる任意座標が設定されることを防止できる。
この発明の態様として、前記測距手段の測距結果、及び前記測角手段の測角結果から前記機械点に対する前記視準点の座標値を演算する座標値演算手段と、該座標値演算手段で演算された座標値を、前記基本座標系と前記任意座標系とを相互に座標変換する座標変換手段とを備えることができる。
上記構成により、任意座標系における測量結果を基本座標系に変換する変換値を座標値とすることができる。したがって、例えば、設計図書において基本座標系における座標値のみが表示されている場合、任意座標系における測量結果を変換して設計図書で表示された測量結果である座標値と比較することができ、任意座標を用いたことによる測量ミスが生じる可能性を低減している。
この発明によれば、ローカル座標系での測量結果とともに、該測量結果をグローバル座標系における測定結果としても確認できる光波測距儀及びそれを用いた測量方法を提供することができる。
この発明の一実施形態を以下図面と共に説明する。
光波測距儀1を用いて丁張100を設置する測量状況の斜視図を示す図1と、光波測距儀1の斜視図を示す図2と、光波測距儀1のブロック図を示す図3と、光波測距儀1の入出力操作部14の正面図を示す図4とともに、光波測距儀1について説明する。
光波測距儀1は、図1に示すような、測点Pを測定したり、測点Pを通る横断面Cを示す丁張100を設置するような丁張り測量や、三角測量に用いるような測定器具であり、三脚90の三脚頭部91上に設置し、後述する底板23の平面視中心に備えた連結孔(図示省略)に連結ねじ(図示省略)を螺入固定して使用する。
光波測距儀1は、本体部10と台座部20とで構成され、本体部10は台座部20を構成する整準台21に対して垂線方向の回転軸を中心とする水平回転自在に接続されている。
台座部20は、上記底板23と、底板23と整準台21とを接続する整準ねじ22と、上記整準台21とで、下からこの順で構成されている。底板23と整準台21とは、平面視略正三角形の板状であり、各頂点付近の3箇所に螺入出することで高さ調整可能な整準ねじ22を備えている。この構成により、各整準ねじ22を螺入出させて底板23に対する整準台21の高さを調整することができる。したがって、三脚頭部91の設置角度によらず、整準台21を水平に設置することができ、整準台21上面に載置した本体部10を、鉛直軸を中心とした水平方向に回転させることができる。
本体部10は、上部から順に取手部11、取手部11の下方で中央付近の鉛直回転(水平回転軸を中心とする回転)可能な望遠鏡部12、背面側に備えた望遠鏡部微動つまみ15、正面側に備えた水平微動つまみ(図示省略)、正背面の両側の下部に設けた操作入出力部14、光波測距儀1で処理する各種処理を制御する制御処理部、並びに、その他調整機構等のいわゆる一般的な光波測距儀で行う処理や操作に必要な装備で構成されている。
望遠鏡部12は、背面側に利用者が測点Pを視準するときに覗く望遠鏡接眼レンズ13と焦点調整部13aとを備え、図示省略する正面側に、望遠鏡接眼レンズ13の正面側レンズである対物レンズ、光波を発射する発射部、測点Pで反射した反射波を感知する感知部を備え、本体部10に対して、水平方向の回転軸を中心とする鉛直回転自在に配置されている。
上記制御処理部は、図3に示すように、CPUとROMとRAMで構成される制御装置30、メモリカード等で構成する記憶装置31、外部装置と通信する通信デバイス装置32、本体部10の上記発射部及び感知部を用いて距離を測定する測距部33、並びに本体部10で角度を測定する測角部34等を備えるとともに、操作入出力部14を接続している。
上記記憶装置31には、測距部33及び測角部34で測定した結果を処理する測定処理プログラム、該測定処理プログラムで処理された測定結果から座標値を演算する、あるいは演算された座標値を異なる座標系の座標値に変換する演算プログラム、ローカル座標系を特定する特定情報や座標値情報を登録する登録プログラム、登録された情報を選択的に抽出する抽出プログラム、その他必要な処理を実行するプログラムともに、上記各種情報を格納している。
操作入出力部14は、測定結果等を表示する表示部141、光波測距儀1の電源をON/OFFするPOWERボタン142、本体部10の測距処理を開始させる測距ボタン143、例えばローカル座標系における測定結果をグローバル座標系における座標値で表示する表示内容を所望の表示形式に切り替える表示切替ボタン144、ローカル座標系を設定する際に押下するSETボタン145、例えば、測定結果や設定したローカル座標を特定する特定情報を記憶させるMEMボタン146、数値等を入力するテンキー147、選択決定を入力する十字キー148を備えている。なお、十字キー148は上下左右4方向を指す矢印キー148aと、決定等の指示を入力するEntキー148bで構成している。また、図4において表示部141は、基本座標系結果表示として表示するグローバル座標系における水平角表示GHA、任意座標系結果表示として表示するローカル座標系における水平角表示LHA、測点までの直線距離HDを上から順に表示しているが、これに限定されず、後述するように制御処理部で制御された表示内容を表示する構成である。
次に、光波測距儀1を用いて行う測量方法について、これから構築する道路200の平面路線設計図である説明図を示す図5とともに説明する。図5で示す平面路線設計図は、図左下側が起点側、図右上側が終点側となる複数の直線区間と曲線区間とで構成された道路200の一部分の設計図であり、本実施例においては、測点BC1から測点EC1までを第1曲線区間、測点EC1から測点BC2までを直線区間、測点BC2から測点EC2までを第2曲線区間に設定している。
なお、第1曲線区間は中心ポイントM1を中心とする半径98.273mの単曲線区間であり、第2曲線区間は中心ポイントM2を中心とする半径72.334mの単曲線区間で形成し、上記各測量ポイントは、道路200の中心線である道路中心線200a上に設定されている。しかし、これら道路200の線形構成等の諸元は、本実施例における一例であり、これらに限定されるものではない。
また、図5中左下に示すグローバル座標Gの座標矢印XgYgは、測量法で定められた平面直角座標系であり、グローバル座標系GのXg軸はグローバル座標系原点GCにおいて真北に向う値を正とし、グローバル座標系GのYg軸はグローバル座標系Gの原点GCにおいて座標系のXg軸に直交する軸とし、真東に向う値を正としている。
このような道路200を構築するための測量は、道路200の横断面Cが変化する断面変化ポイントと、その間を適宜の等間隔で設置したポイントで道路200の横断面Cを示す丁張100(図1)を設置する。これにより、道路200を構築する施工者は丁張100を目安に道路200を構築することができる。
したがって、図5に示すような道路200の構築に当っては、例えば、第1曲線区間の両端である測点BC1と測点EC1と、その間を略3等分する測点CP1,CP2とで丁張100を設置し、第2曲線区間の両端である測点BC2と測点EC2と、その間を略3等分する測点CP3,CP4とで丁張100を設置する必要がある。
なお、ここで丁張100を設置する道路200の曲線区間の横断面Cは、その測点とその曲線の中心ポイントMを通る半径方向、すなわち法線方向の断面となる。
また、図5に示す、機械点MP、及び後視点BSはグローバル座標系Gにおける座標値が既知であり、現地に明示された座標既知点であり、その他の点は道路200を構築するための設計図で指示されたり、構築のために設定されたポイントであって、測量前の現地においては不明なポイントである。したがって、以下の測量においては、機械点MPに光波測距儀1を設置し、最初に後視点BSを視準した後に、上記各ポイントを測量するものである。なお、図5は、上記グローバル座標系Gの原点GCと、例えば機械点MP等やその他の点との位置関係を概略的に示したものである。
次に、上記道路200を構築するための測量のうち、第2曲線区間の測点CP3,CP4を通る横断面Cの丁張100を設置する測量について、道路200の平面路線設計図のうち測点CP3,CP4付近の平面拡大路線図である説明図を示す図6とともに、より詳細に説明する。
まず、グローバル座標系Gにおける座標値が判明している機械点MPと後視点BSのうち機械点MPに光波測距儀1をセットし、光波測距儀1で後視点BSを視準する。
この状態で、図7(a)の表示部141に示すように、テンキー147や十字キー148を用いて機械点MPのグローバル座標系Gにおける座標値(Xgm,Ygm)=(100.000,100.000)を入力し、その後表示部141に表示される指示に従って、図7(b)に示すように、テンキー147や十字キー148を用いて後視点BSのグローバル座標系Gにおける座標値(Xgb,Ygb)=(114.927,153.287)を入力する。これにより、光波測距儀1のグローバル座標系Gにおける位置及び方向が特定され、光波測距儀1にグローバル座標系Gを特定する特定情報として上記入力情報を格納することができる。
なお、後視点BSのグローバル座標系Gにおける座標値を入力せずとも、後視点BSを視準した状態で、機械点MPの座標値を入力し、図7(c)に示すように、機械点MPと後視点BSとを結ぶグローバル座標系Gにおける方向角θ=74°21′21″を入力して、光波測距儀1のグローバル座標系Gにおける位置及び方向を特定してもよい。
次に、上述したようにグローバル座標系Gにおける位置及び方向が特定された光波測距儀1を用いて、測点CP3を通る道路200の横断面Cを示す丁張100を設置するために、測点CP3を原点LC1とし、測点CP3を通る法線方向をXL1軸、接線方向をYL1軸とするローカル座標L1を設定する。
詳述すると、このグローバル座標系Gにおける位置及び方向が特定された光波測距儀1のSETボタン145を押下すると、光波測距儀1はローカル座標系を設定するローカル座標系設定モードとなり、最初に図8(a)に示すように、ローカル座標系Lを特定するポイントのローカル座標系L1での座標値を入力する。本実施例においては、測点CP3を原点LC1とするローカル座標系L1を設定するため、XLS,YLSのそれぞれに0.000を入力し、Entキー148bが押下されると、そのポイントのグローバル座標系Gにおける座標値を入力する(図8(b)参照)。ここで、測点CP3のグローバル座標系Gにおける座標値(XgS,YgS)=(191.606,135.552)を入力する。続いて、ローカル座標系L1の基準方向となる基準軸XL1のグローバル座標系Gにおける方向角θ=331°55′36″を図8(c)に示すように入力する。
これにより、光波測距儀1は測点CP3を原点LC1とし、測点CP3を通る道路200の横断面方向を基準軸XL1とするローカル座標系L1を設定することができる。なお、このローカル座標系L1における機械点MPの座標値は、(XLM1,YLM1)=(−64.097,―74.479)となる。
この状態の光波測距儀1で、測点CP3を通る法線方向に横断面C上に丁張100を設置するための測量をすると、図9(a)に示すように、ローカル座標系L1における測点Pの座標値を測定することができる。このとき、光波測距儀1は機械点MPに設置しているものの、光波測距儀1に設定しているローカル座標系L1における座標値が表示されているため、測定された測点Pの座標値のうちXLT座標値は原点XL1からの横断面方向の離れを示し、YLT座標値は丁張100を設置すべき横断面方向からのズレ量を示している。したがって、YLT座標値が0となるポイントを測定することで容易に道路200の測点CP3を通る横断面Cの丁張100を設置することができる。
なお、上記測量において図9(a)の表示部141に示すように、ローカル座標系L1における座標値とともに、グローバル座標系Gにおける座標値も示していることからもわかるように、光波測距儀1はローカル座標系L1における測定値をグローバル座標系Gにおける測定値としても管理し、認識している。換言するならば、光波測距儀1はグローバル座標系Gの特定情報を確保したままローカル座標系L1で測量しているため、図9(b)に示すように、測点CP3を通る横断面Cの丁張100を設置するための測量中であっても、グローバル座標系Gにおける方向角GHAを表示することができる。したがって、測点CP3を通る横断面Cの丁張100を設置するための測量中に後視点BSを視準し、そのときのグローバル座標系Gにおける方向角GHAを確認することができ、それによって測量中に光波測距儀1が動いていないかチェックすることができる。
また、例えば、図9(b)に示すようなローカル座標系L1における測定中に、SETボタン145を押下して、例えば測点CP4を通る横断面Cに丁張100を設置する測量をするための第2ローカル座標系L2を設定することができる。
第2ローカル座標系L2を設定する設定方法は、測点CP3を通る横断面方向を基準軸XL1とした上記ローカル座標系L1を設定した場合と同様の設定方法であるが、光波測距儀1は、グローバル座標系Gを特定する特定情報を格納した状態で、ローカル座標系L1における測量を実施しているため、第2ローカル座標系L2の基準軸XL2を設定するためのグローバル座標系Gにおける方向角GHAを容易に入力することができる。
これにより、光波測距儀1はグローバル座標系Gを介してローカル座標系L1から第2ローカル座標系L2に容易に座標系を変更して測量することができ、光波測距儀1を利用して測量する測量実施者の満足度を向上させることができる。
なお、第2ローカル座標系L2を設定する前のローカル座標系L1の状態でMEMボタン146を押下することによって、光波測距儀1はローカル座標系L1を特定する情報を上記記憶装置31(図3)に保存することができる。これにより、別のローカル座標系Lを設定して測量した後に、再度ローカル座標系L1における測量を再開する場合、改めて基準軸XL1等のローカル座標系L1を特定するための条件を入力せずともローカル座標系L1における測量を再開することができる。
また、本実施例における上記ローカル座標系L1の設定において、図8(b)とともに説明した設定するローカル座標系L1の基準ポイントLC1のグローバル座標系Gにおける座標値を、テンキー147等を用いて数値入力によって行ったが、機械点MPに設置した状態の光波測距儀1で測点CP3を視準した測定結果であるグローバル座標系Gにおける座標値を自動的に入力できる構成であってもよい。これにより、基準ポイントの座標値の入力ミスによって生じる誤測量を防止することができる。
このように、上記構成で構成した光波測距儀1を用いることによって、言わずとも通常の光波測距儀による測量は可能であるとともに、グローバル座標系Gにおける座標値が既知である測点の座標値を入力してグローバル座標系Gにおける測量を実施できるとともに、任意のポイントを基準ポイントとし、任意の方向を基準軸XLとするローカル座標系Lを設定して、ローカル座標系Lにおける測量を実施することができる。詳述すると、光波測距儀1を設置する機械点MPや、グローバル座標系Gを特定するために視準する後視点BSとは関係のない任意のポイントをローカル座標系Lの基準ポイントとして設定することができる。
また、光波測距儀1は、グローバル座標系Gを特定する特定情報を格納したままローカル座標系Lにおいて測量しているため、ローカル座標系Lにおける測量結果を、グローバル座標系Gでの測量結果として表示することができる。したがって、例えば、ローカル座標系L1での測定された結果に基づいて演算された座標値を演算プログラムでグローバル座標系Gにおける座標値に変換し、グローバル座標系Gにおける座標値で指示された設計値と比較しながら測量することができる。
また、ローカル座標系Lにおける測量であっても、グローバル座標系Gにおける座標値が判明している測点を視準することで、グローバル座標系Gにおける方向角GHAと比較して、光波測距儀1が測量中に不用意に移動してしまっているか否かを確認でき、不用意に移動してしまったまま測量することで生じる誤測量を防止している。
また、グローバル座標系Gの特定情報を確保したままローカル座標系Lにおける測量を実施しているため、一旦グローバル座標系Gに戻り、新たなローカル座標系Lを設定することができる。したがって、例えば、複数の方向角が異なる横断面測量を実施する場合、容易にそれぞれの横断面Cに応じたローカル座標系Lを設定して、そのローカル座標系Lにおける測量を実施でき、測量実施者の利便性を向上することができる。
また、上述したような複雑な路線の横断測量でなくとも、グローバル座標系Gにおける座標値が既知である2点の一方に光波測距儀1を設置し、他方を視準して既知の2点の座標値を入力し、さらに、他方を視準した方向角を0セットした状態で、複数の測点Pを測定しても良い。この場合、座標値が既知である2点と測点との相対位置関係で測定するローカル座標系測量となるが、光波測距儀1では測量開始時に既知の2点の座標値を入力しているため、図9(c)に示すように、各測点Pをグローバル座標系Gでも管理することができる。したがって、測量結果をグローバル座標系Gにおける方向角や座標値で表示することができ、設計で指示されているグローバル座標系Gにおける座標値等と比較しながら、ローカル座標系Lでの測量を実施することができる。
この発明の構成と、上述の実施形態との対応において、
この発明の機械点は、機械点MPに対応し、
以下同様に、
視準点は、測点Pに対応し、
測距手段は、測距部33に対応し、
測角手段は、測角部34に対応し、
測定結果表示手段は、表示部141に対応し、
基本座標系は、グローバル座標系Gに対応し、
基本座標系特定情報格納手段は、記憶装置31に対応し、
任意座標系は、ローカル座標系Lに対応し、
任意座標系設定手段は、テンキー147及び十字キー148に対応し、
座標変換手段は、演算プログラムに対応するも、
この発明は、上述の実施形態の構成のみに限定されるものではなく、多くの実施の形態を得ることができる。
光波測距儀を用いて丁張を設置する測量状況の斜視図。 光波測距儀の斜視図。 光波測距儀のブロック図。 光波測距儀の入出力操作部の正面図。 道路の平面路線設計図による説明図。 測点付近の道路の平面拡大路線図による説明図。 測量中の表示部を説明する説明図。 測量中の表示部を説明する説明図。 測量中の表示部を説明する説明図。
1…光波測距儀
31…記憶装置
33…測距部
34…測角部
141…表示部
147…テンキー
148…十字キー
G…グローバル座標系
L…ローカル座標系
MP…機械点
P…測点

Claims (2)

  1. 機械点に設置した本体から視準点に向けて照射した照射光が該視準点で反射し、視準点で反射した反射光を受光して前記機械点から前記視準点までの距離を測定する測距手段と、機械点を通る鉛直軸を中心とする水平角度を測定する測角手段と、前記各測定結果を表示する測定結果表示手段とを備えた光波測距儀であって、
    基本座標系の基準方向及び位置を特定する特定情報を格納する基本座標系特定情報格納手段と、
    任意の任意座標系を設定する任意座標系設定手段とを備え、
    前記測定結果表示手段を、
    前記測定結果を任意座標系における前記測定結果として表示する任意座標系結果表示とともに、前記測定結果を基本座標系における前記測定結果として表示する基本座標系結果表示を表示する構成とし
    前記任意座標系設定手段で設定する任意座標系の設定情報を、
    基本座標系における位置情報及び方向角情報で構成するとともに、
    前記設定情報のうち前記位置情報を、
    基本座標系において視準した測定結果を用いる
    光波測距儀。
  2. 前記測距手段の測距結果、及び前記測角手段の測角結果から前記機械点に対する前記視準点の座標値を演算する座標値演算手段と、
    該座標値演算手段で演算された座標値を、前記基本座標系と前記任意座標系とを相互に座標変換する座標変換手段とを備えた
    請求項1に記載の光波測距儀。
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