JP5024233B2 - 電子部品内蔵型コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、他の機器の端子と接続されるターミナルと、前記ターミナルを支持するハウジングと、前記ハウジングに実装される電子部品とを備えた電子部品内蔵型コネクタに関する。
近年、自動車用制御ユニットなどの電子機器においては、設置数の増加や設置スペースの制約などから小型化のニーズが高まっている。
しかし、ICなどの半導体素子やコンデンサやコネクタなどの受動部品といった電子部品を回路基板に実装して構成される一般的な構成の電子機器では小型化を進める上での制約が大きいため、大幅な小型化を実現することができる電子機器として、前記半導体素子や受動部品など電子部品をコネクタのハウジングに内蔵して構成される電子部品内蔵型コネクタが考案されている。
前記電子部品内蔵型コネクタとしては、例えば電子部品としてリードピンタイプの集積回路パッケージをコネクタのハウジングに収容して、前記電子部品のリードピンを他の機器と接続されるコネクタのターミナルとして用いた構成のコネクタが特許文献1に開示されている。
また、特許文献2の図18および段落番号(0047)には、ハウジングに収納する電子部品として表面実装型の集積回路を用いた電子部品内蔵型コネクタが開示されており、前記表面実装型の集積回路の一側面に配置される各接合端子には、コネクタの他の機器との接続端子となるターミナル(接点エレメント)がそれぞれ接続されている。
特開2003−59603号公報 特表2002−536794号公報
前記特許文献2に記載されるような、ハウジングに収納する電子部品として表面実装型の集積回路を用いた従来の電子部品内蔵型コネクタの場合、パッケージ本体から若干突出して設けられた集積回路の接続端子に、平板状に形成されるコネクタのターミナルをはんだ接合することにより、前記集積回路をコネクタに実装していた。
しかし、前記集積回路には多数の接続端子が設けられるとともに、前記接続端子の配置ピッチは狭ピッチ化が進んでいることから、前記集積回路をコネクタに実装する際に、前記接続端子とターミナルとを正確に位置合わせすることが困難であり、前記接続端子とターミナルとの位置ずれや、隣接端子間でのはんだブリッジによる短絡が生じる恐れがある。
また、接続端子として多数のリードピンを備えた電子部品を、特許文献2に記載のコネクタに備えられるような平板状に形成されるターミナルに接続する際も同様に、前記接続端子とターミナルとを正確に位置合わせすることが困難である。
そこで、本発明では、ハウジングの接続端子に自己の接続端子を接続することにより実装される電子部品を備えた電子部品内蔵型コネクタにおいて、前記電子部品の接続端子とターミナルとの位置合わせを容易かつ正確に行うことができるとともに、隣接端子間でのはんだブリッジ発生を抑えて、接続の信頼性を向上することができる電子部品内蔵型コネクタを提供するものである。
上記課題を解決する電子部品内蔵型コネクタは、以下の特徴を有する。
即ち、請求項1記載の如く、他の機器の端子に接続されるターミナルと、前記ターミナルを支持するハウジングと、前記ハウジングに実装される電子部品とを備えた電子部品内蔵型コネクタであって、前記ハウジングにおける前記電子部品の実装面には、該電子部品との接合端子を構成する突出部または凹陥部が設けられ、前記電子部品における前記ハウジングに対する実装面には、該ハウジングとの接合端子を構成する凹陥部または突出部が設けられ、前記電子部品を前記ハウジングに実装するときには、前記ハウジングの突出部または凹陥部と、前記電子部品の凹陥部または突出部とが互いに嵌合して接続される、前記凹陥部と突出部との接続は、前記凹陥部に充填した導電性部材により行い、前記突出部の途中部には凹溝が形成され、前記突出部と凹陥部とを前記導電性部材により接合したときに前記凹溝に前記導電性部材が充填される。
これにより、前記電子部品の前記ハウジングの実装面に対する位置合わせを容易かつ正確に行うことができ、電子部品の実装位置がずれることがないので、電子部品における隣接する接続端子間でのはんだブリッジ発生を抑えて、電子部品とハウジングとの間の接続の信頼性を向上することが可能となる。
また、請求項2記載の如く、前記ハウジングまたは電子部品の突出部の長さ寸法は、前記電子部品またはハウジングの凹陥部の深さ寸法よりも大きく構成される。
これにより、前記突出部と凹陥部との接合を、電子部品をハウジングに押し付けた状態で行ったとしても、電子部品とハウジングとの間に所定の隙間を保持した状態で接合することができ、凹陥部内から溢れ出てきたはんだなどの接合材が電子部品とハウジングとの間で押し潰されることがなく、適正なフィレット形状を形成して良好な接合状態を得ることができ、電子部品とハウジングとの接続の信頼性を向上することができる。
また、請求項3記載の如く、前記凹陥部の底部には前記電子部品またはハウジングの電極が配置され、突出部は先が尖ったピン形状に形成される。
これにより、ペースト状のはんだなどの接合材が充填された前記凹陥部内に前記突出部を嵌入したときに、突出部の先端側に気泡が発生することを防止することができ、前記凹陥部と前記突出部との接合を確実に行って、両者の接続の信頼性を向上することができる。
また、請求項4記載の如く、前記凹陥部と突出部とは、所定の位相に位置したときに互いの断面形状が合致して、前記突出部と凹陥部とが嵌合可能となる。
これにより、電子部品のハウジングに対する実装方向の誤りの発生を防止することができ、電子部品のハウジングに対する実装の信頼性を向上することができる。
本発明によれば、電子部品のハウジングの実装面に対する位置合わせを容易かつ正確に行うことができ、電子部品における隣接する接続端子間でのはんだブリッジ発生を抑えて、電子部品とハウジングとの間の接続の信頼性を向上することが可能となる。
次に、本発明を実施するための形態を、添付の図面を用いて説明する。
図1に示す電子部品内蔵型コネクタ1は、他の機器の端子と接続される複数のターミナル3・3・・・と、前記ターミナル3を支持するハウジング2と、前記ハウジング2に実装される電子部品5とを備えている。
前記電子部品5は、BGAもしくはCSPなどの面実装型のICやPGAもしくはDIPなどのピン挿入型のICなどといった半導体パッケージ51、およびコンデンサや抵抗器やコネクタなどの受動部品52を含むものであり、前記半導体パッケージ51は、例えば合成樹脂にて構成されたハウジング2の壁面に形成される実装用凹部21に実装されている。
前記ターミナル3は、他の機器の接続端子と接続される部分である外部ターミナル31と、前記実装用凹部21に実装される半導体パッケージ51と接続される部分である実装用接続端子32とを備えており、前記外部ターミナル31と実装用接続端子32とは電気的に接続されている。
前記受動部品52は、例えば前記外部ターミナル31の途中部や、前記外部ターミナル31と実装用接続端子32とを接続する配線33の途中部に介装されている。
図2に示すように、ハウジング2に実装される前記半導体パッケージ51は面実装型の半導体パッケージに構成されており、該半導体パッケージ51のハウジング2に対する接合面(図2における下面)には、半導体パッケージ51のハウジング2に対する接続端子となる凹陥部51b・51b・・・が多数形成されている。
また、前記ハウジング2において半導体パッケージ51の実装面となる前記実装用凹部21の底面21aには、前記実装用接続端子32・32・・・が多数突出している。
前記実装用凹部21の底面21aから突出する突出部として構成される前記実装用接続端子32・32・・・は、前記ハウジング2の前記半導体パッケージ51に対する接続端子として用いられる。
前記ハウジング2の各実装用接続端子32・32・・・は、前記半導体パッケージ51における各凹陥部51b・51b・・・の位置と対応する位置に配置されており、前記半導体パッケージ51を前記実装用凹部21に実装する際に、前記各実装用接続端子32・32・・・が前記各凹陥部51b・51b・・・に嵌合可能となっている。
図3に示すように、前記半導体パッケージ51は、例えばベアチップ状の半導体素子51cをモールド樹脂51aにてモールディングして構成されており、前記半導体素子51cに形成される各端子が、前記モールド樹脂51a内に埋設されている各リード51d・51d・・・とワイヤにより接続されている。
前記各リード51d・51d・・・の先端部(ワイヤとの接続部とは反対側の端部)は前記各凹陥部51b・51b・・・の底部まで延出しており、該各凹陥部51b・51b・・・内に露出している。
そして、ペースト状のはんだ6を充填した前記各凹陥部51b・51b・・・に対して前記各実装用接続端子32・32・・・を嵌合し、前記はんだ6を加熱溶融させることで、前記凹陥部51b・51b・・・と実装用接続端子32・32・・・とが接合されている。
なお、本例では凹陥部51b・51b・・・と実装用接続端子32・32・・・との接続部材としてはんだ6を用いているが、これに限るものではなく、導電フィラーとバインダーにて構成される導電性接着剤などの他の導電性部材を用いることも可能である。
このように、凹陥部51b・51b・・・と実装用接続端子32・32・・・とをはんだ6にて接合することにより、半導体パッケージ51のリード51d・51d・・・とハウジング2の外部ターミナル31・31・・・とが電気的に接続されることとなる。
次に、前記凹陥部51bと実装用接続端子32との接続部の構成について説明する。
図4に示すように、前記凹陥部51bの内周面は半楕円球形状の凹陥面に形成されており、この凹陥部51bと該凹陥部51bの底部に露出するリード51dの先端部とで、半導体パッケージ51の接合端子が構成されている。
前記凹陥部51b内には導電性部材であるはんだ6が充填されている。
前記ハウジング2の実装用接続端子32は、本例の場合、前記実装用凹部21の底面21aから突出する円柱状のピン形状に形成されており、その先端部は円錐状に尖った形状に形成されている。
なお、前記実装用接続端子32の先端部は、本例の場合円錐状に形成されているが、これに限るものではなく、三角錘や四角錘など他の形状でもよい。
つまり、実装用接続端子32の先端部は、先端部側から基端部側へいくに従って拡径していくなど、その外周面が先端部側から基端部側へいくに従って外周側へ傾斜するテーパー形状に形成されたり、その断面形状が先端部側から基端部側へいくに従って漸次拡大していく形状に形成されたりしていればよい。
このように、実装用接続端子32の先端部を円錐状などの尖った形状に形成することで、ペースト状のはんだ6が充填された凹陥部51b内に前記実装用接続端子32を嵌入したときに、実装用接続端子32の先端側に気泡が発生することを防止することができる。
つまり、実装用接続端子32の先端部の外周面を、先端部側から基端部側へいくに従って外周側へ傾斜するテーパー形状に形成することで、該実装用接続端子32をペースト状のはんだ6内に嵌入するときに、実装用接続端子32の先端部がその外周面に沿ってはんだ6を押し分けながら進んでいくこととなるためエアを巻き込むことがなく、実装用接続端子32の先端側での気泡の発生を抑えることが可能となっている。
また、実装用接続端子32の先端側に気泡が発生することを防止できるので、実装用接続端子32と凹陥部51b内のリード51dとのはんだ6による接合を確実に行うことができ、半導体パッケージ51の接続端子とハウジング2の外部ターミナル31・31・・・との接続の信頼性を向上することができる。
また、図4に示すように、前記実装用接続端子32の前記底面21aからの突出長さ寸法hは、前記凹陥部51bの深さ寸法dよりも大きく構成されている。
従って、前記実装用接続端子32の先端が凹陥部51bの底面(図4における上面)に当接した状態となるように、該実装用接続端子32と凹陥部51bとを嵌合させた場合でも、ハウジング2における実装用凹部21の底面21aと半導体パッケージ51との間には所定寸法の隙間gが形成されることとなる。
これにより、実装用接続端子32と凹陥部51bとのはんだ6による接合を、半導体パッケージ51を実装用凹部21の底面21aに押し付けた状態で行ったとしても、半導体パッケージ51と実装用凹部21の底面21aとの間に所定の隙間gを保持した状態で接合することができ、凹陥部51b内から溢れ出てきたはんだ6が半導体パッケージ51と前記底面21aとの間で押し潰されることがなく、適正なフィレット形状を形成して良好なはんだ付け状態を得ることができ、実装用接続端子32と凹陥部51b内のリード51dとの接続の信頼性を向上することができる。
また、本例においては、前記凹陥部51bは半楕円球形状に形成されているが、図5に示すように、半円球形状に形成することもできる。
さらに、前記凹陥部51bは図6に示すように、底部へ向かうにつれて縮径する円錐形状に形成することもできる。
また、前記凹陥部51bおよび実装用接続端子32は、その断面形状を円形以外で互いに合わせた形状に形成することもできる。
例えば、図7に示すように、凹陥部51bの断面形状を三角形状に形成し、該凹陥部51bに嵌合する実装用接続端子32の断面形状を同様の三角形状に形成することができる。
この場合、凹陥部51bの三角形状と実装用接続端子32の三角形状とは相似形状に形成するとともに、実装用接続端子32の三角形状が凹陥部51bの三角形状よりも若干小さくなるように形成している。
これにより、実装用接続端子32と凹陥部51bとは、互いの断面形状が合う位相に位置している場合にのみ、摺動自在に嵌合することが可能となっている。
本例のように、実装用接続端子32および凹陥部51bを三角形状に形成した場合には、実装用接続端子32と凹陥部51bとは三箇所の位相において嵌合することができるが、例えば矩形に形成される半導体パッケージ51が前記実装用凹部21に嵌装可能な姿勢にあるときに、前記実装用接続端子32と凹陥部51bとの位相を互いの形状が合う位相となるように設定しておけば、実装用接続端子32と凹陥部51bとが嵌合可能な他の二箇所の位相に位置したとしても、その位相では前記半導体パッケージ51が前記実装用凹部21に嵌装できないので、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する実装方向の誤りの発生を防止することができ、半導体パッケージ51のハウジング2に対する実装の信頼性を向上することができる。
なお、本例では、実装用接続端子32および凹陥部51bの断面形状は三角形状に形成されているが、四角形状や五角形状などの他の多角形状や楕円形状や星型形状など、一つまたはある複数の位相においてのみ互いが嵌合可能となる形状とすることができる。
このように形成することで、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する実装方向の誤りの発生を防止して、半導体パッケージ51の実装信頼性を向上することができる。
また、本電子部品内蔵型コネクタ1においては、ハウジング2の実装用凹部21に突出部である実装用接続端子32・32・・・を形成するとともに、半導体パッケージ51に凹陥部51bを形成して、前記半導体パッケージ51を前記ハウジング2の実装用凹部21に実装するときに、前記実装用接続端子32・32・・・と、前記凹陥部51b・51b・・・とが互いに嵌合するように構成して、嵌合した実装用接続端子32・32・・・と凹陥部51b・51b・・・とをはんだ6により接合するように構成しているので、前記半導体パッケージ51の前記実装用凹部21に対する位置合わせを容易かつ正確に行うことができ、半導体パッケージ51の実装位置がずれることがないので、半導体パッケージ51における隣接する接続端子間でのはんだブリッジ発生を抑えて、半導体パッケージ51とハウジング2との間の接続の信頼性を向上することが可能となっている。
また、前述の図3などに示した電子部品内蔵型コネクタ1では、前記実装用凹部21における半導体パッケージ51の実装面となる底面21aに突出部である実装用接続端子32・32・・・を形成し、半導体パッケージ51におけるハウジング2に対する実装面に凹陥部51bを形成しているが、前記底面21aに凹陥部と形成するとともに、前記半導体パッケージ51における実装面に突出部を形成し、底面21aに凹陥部と半導体パッケージ51の突出部とが嵌合するように構成することもできる。
例えば、図8に示す電子部品内蔵型コネクタ1においては、半導体パッケージ51におけるハウジング2に対する実装面に突出部となるリードピン51p・51p・・・が多数形成されている。前記リードピン51p・51p・・・は、半導体パッケージ51のハウジング2に対する接続端子となるものである。
また、前記ハウジング2における前記実装用凹部21の底面21aには、多数の凹陥部36・36・・・が形成されている。前記凹陥部36・36・・・は、前記ハウジング2の半導体パッケージ51に対する接続端子となるものである。
前記ハウジング2の各凹陥部36・36・・・は、前記半導体パッケージ51における各リードピン51p・51p・・・の位置と対応する位置に配置されており、前記半導体パッケージ51を前記実装用凹部21に実装する際に、前記各凹陥部36・36・・・と前記各リードピン51p・51p・・・とが嵌合するように構成されている。
前記各リードピン51p・51p・・・は、前記モールド樹脂51a内に埋設されている各リード51d・51d・・・と電気的に接続されている。
また、前記各凹陥部36・36・・・は、ハウジング2の各外部ターミナル31・31・・・と電気的に接続されている。
そして、前記リードピン51p・51p・・・と凹陥部36・36・・・を接続することで、半導体パッケージ51とハウジング2の各外部ターミナル31・31・・・とが接続されるように構成している。
次に、前記リードピン51pと凹陥部36・36・・・との接続部の構成について説明する。
図9に示すように、前記リードピン51pは略円柱形状に形成され、前記凹陥部36は前記リードピン51pの外径よりも若干大径の略円筒形状に形成されており、前記リードピン51pが前記凹陥部36に摺動自在に嵌合可能となっている。
前記凹陥部36においては、本体部36aの途中部に該本体部36aよりも大径に形成される拡径部36bが構成されている。
前記拡径部36bの空間内における内周面近傍にははんだ6が埋設されており、前記拡径部36bにおけるリードピン51pが挿入される側の端部には、リードピン51pと凹陥部36・36・・・との接続時に溶融したはんだ6が外部へ溢れ出すことを防止するための爪36cが形成されている。
そして、前記リードピン51pを前記凹陥部36に嵌合した状態で前記はんだ6を加熱溶融させることで、該リードピン51pと前記凹陥部36とをはんだ接合するようにしている。
つまり、前記拡径部36b内の本体部36aに対して拡径された部分にはんだ6が埋設されており、埋設したはんだ6により凹陥部36内へのリードピン51pの嵌合が邪魔されないようにしつつ、前記はんだ6により凹陥部36内へ嵌合したリードピン51pと該凹陥部36とのはんだ6による接合を行うようにしている。
なお、リードピン51pを凹陥部36内へ挿入して半導体パッケージ51を実装用凹部21に実装する場合、前記各リードピン51p・51p・・・に超音波振動を印加することで、前記はんだ6を加熱溶融させ、各リードピン51p・51p・・・と凹陥部36・36・・・とのはんだ接合を行うことも可能である。
また、前記拡径部36b内にはんだ6を埋設する場合、前記実装用凹部21の底面21aにおける、凹陥部36が形成される部分を、内周縁部側から中心側へ向かうにつれて凹陥部36の内部側へ傾斜する爪形状に形成することができる。
このように、底面21aにおける凹陥部36形成部分を前述のような爪形状に形成することで、前記拡径部36b内に埋設したはんだ6が凹陥部36の外部にはみ出すことを防止でき、該はんだ6によるリードピン51pと凹陥部36とのはんだ接合を適切に行うことが可能となる。
また、図10に示すように、前記リードピン51pは、その基端部を半導体パッケージ51側へ向かうにつれて拡径するテーパー面に形成することができる。このテーパー面は、前記凹陥部36の内径よりも大径に形成されている部分を有しており、前記リードピン51pは、該リードピン51pを凹陥部36に嵌合した際に、前記テーパー面の途中部までしか凹陥部36に挿入できないように構成されている。
これにより、リードピン51pと凹陥部36とのはんだ6による接合を、半導体パッケージ51を実装用凹部21の底面21aに押し付けた状態で行ったとしても、半導体パッケージ51と実装用凹部21の底面21aとの間に所定の隙間gを保持した状態で接合することができ、仮にはんだ6が凹陥部36内から溢れ出てきたとしても半導体パッケージ51と前記底面21aとの間で押し潰されることがなく良好なはんだ付け状態を得ることができ、リードピン51pと凹陥部36との接続の信頼性を向上することができる。
また、図10に示すように、前記リードピン51pの途中部に凹溝51qを形成することができる。前記凹溝51qは、例えばリードピン51pを凹陥部36に嵌合させたときに、拡径部36bが形成されている箇所に位置するように配置されており、リードピン51pと凹陥部36とをはんだ6により接合したときに前記凹溝51qにはんだ6が充填されるようにしている。
このように前記凹溝51qに充填されるはんだ6により、凹陥部36内においてリードピン51pを挿脱する方向への力に抗するアンカー効果を発揮することができ、リードピン51pが凹陥部36から抜け出すことに対する耐久性を向上することができる。
また、前記リードピン51p・51p・・・が形成された半導体パッケージ51をハウジング2の実装用凹部21に嵌装するときには、次のようにして嵌装することで、各リードピン51p・51p・・・の凹陥部36・36・・・に対する嵌装量を揃えることが可能となる。
つまり、図11に示すように、前記半導体パッケージ51におけるリードピン51p・51p・・・形成箇所のうちの複数箇所を圧力測定ポイントSa・Sb・・・として設定し、設定した各圧力測定ポイントSa・Sb・・・にて半導体パッケージ51を押圧した際の反力を測定圧力として測定する。そして、各圧力測定ポイントSa・Sb・・・における前記測定圧力が揃うように押圧力を制御しながら、前記半導体パッケージ51を実装用凹部21に挿入して嵌装する。
本例では、例えば半導体パッケージ51の四隅および中央の位置するリードピン51p・51p・・・を圧力測定ポイントSa・Sb・・・の対象として設定している。
ここで、半導体パッケージ51の各リードピン51p・51p・・・を凹陥部36・36・・・に挿入するときの圧力を測定した場合、その測定圧力は、リードピン51pの凹陥部36への挿入が開始されてから(嵌装量がLaの時点から)嵌装量が増加するにつれて序々に上昇し、リードピン51pの凹陥部36への挿入が完了した時点(嵌装量がLcの時点)で一気に上昇する。
このように、半導体パッケージ51の各リードピン51p・51p・・・を凹陥部36・36・・・に挿入する場合、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する嵌装量と各圧力測定ポイントSa・Sb・・・における測定圧力との関係は図12に示すようになる。
図12には、例えば圧力測定ポイントSa・Sbの測定圧力を示しており、その測定圧力は各リードピン51pの凹陥部36への挿入が開始された時点(嵌装量がLaの時点)から前記嵌装量が増加するにつれて序々に上昇するが、圧力測定ポイントSaにおける測定圧力(図12において実線で表わされる圧力)の上昇度合いが、圧力測定ポイントSbにおける測定圧力(図12において2点鎖線で表わされる圧力)の上昇度合いよりも高くなっている。
これは、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する嵌装姿勢が傾いており、圧力測定ポイントSaにおけるリードピン51pの凹陥部36への嵌装量が圧力測定ポイントSbにおけるリードピン51pの凹陥部36への嵌装量より大きくなっていることを示す。
そこで、この各圧力測定ポイントSa・Sbにおける測定圧力の大きさの違いに基づいて、各圧力測定ポイントSa・Sbにおける半導体パッケージ51の押圧力を制御し、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する嵌装姿勢が平行となるように該半導体パッケージ51を押圧する。
つまり、図12に示す場合では、前記嵌装量がLbの時点で、圧力測定ポイントSbにおける半導体パッケージ51の押圧力を、圧力測定ポイントSaにおける半導体パッケージ51の押圧力に対して増加させ、圧力測定ポイントSaにおけるリードピン51pの凹陥部36への嵌装量と圧力測定ポイントSbにおけるリードピン51pの凹陥部36への嵌装量とを揃えるようにしている。
図12に示す場合、前記嵌装量がLcの時点で圧力測定ポイントSaと圧力測定ポイントSbでの測定圧力が同じになり、両圧力測定ポイントSa・Sbでのリードピン51pの凹陥部36への嵌装量が等しくなっている。
その後、前記嵌装量がLdとなった時点で各圧力測定ポイントSa・Sbでのリードピン51pの凹陥部36に対する挿入が完了し、両圧力測定ポイントSa・Sbでの測定圧力が一気に上昇している。
このように、各圧力測定ポイントSa・Sbにおける測定圧力を、半導体パッケージ51に対する押圧力にフィードバックさせることで、半導体パッケージ51の実装用凹部21に対する嵌装姿勢を並行に保持した適正な状態で、該半導体パッケージ51を実装用凹部21に嵌装させることが可能となる。
電子部品内蔵型コネクタを示す斜視図である。 凹陥部が形成された半導体パッケージと実装用接続端子が形成されたハウジングの実装用凹部との接続部を示す斜視図である。 ハウジングの実装用凹部に実装された半導体パッケージを示す側面断面図である。 ハウジングの実装用接続端子が接続される半導体パッケージの凹陥部の第一の実施形態を示す側面断面図である。 ハウジングの実装用接続端子が接続される半導体パッケージの凹陥部の第二の実施形態を示す側面断面図である。 ハウジングの実装用接続端子が接続される半導体パッケージの凹陥部の第三の実施形態を示す側面断面図である。 半導体パッケージの凹陥部とハウジングの実装用接続端子との断面形状を互いに合わせた形状に形成した例を示す底面断面図である。 リードピンが形成された半導体パッケージと凹陥部が形成されたハウジングの実装用凹部との接続部を示す斜視図である。 ハウジングの凹陥部の構造を示す側面断面図である。 基端部がテーパー面に形成され、途中部に凹溝が形成された半導体パッケージのリードピンを、ハウジングの凹陥部に嵌装してはんだ接続した状態を示す側面断面図である。 半導体パッケージをハウジングの実装用凹部に嵌装する際の圧力測定ポイントを示す平面図である。 半導体パッケージの実装用凹部への嵌装量と測定圧力との関係を示す図である。
1 電子部品内蔵型コネクタ
2 ハウジング
3 ターミナル
5 電子部品
6 はんだ
21 実装用凹部
21a 底面
31 外部ターミナル
32 実装用接続端子
36 凹陥部
51 半導体パッケージ
51b 凹陥部
51d リード
51p リードピン

Claims (4)

  1. 他の機器の端子に接続されるターミナルと、
    前記ターミナルを支持するハウジングと、
    前記ハウジングに実装される電子部品とを備えた電子部品内蔵型コネクタであって、
    前記ハウジングにおける前記電子部品の実装面には、該電子部品との接合端子を構成する突出部または凹陥部が設けられ、
    前記電子部品における前記ハウジングに対する実装面には、該ハウジングとの接合端子を構成する凹陥部または突出部が設けられ、
    前記電子部品を前記ハウジングに実装するときには、前記ハウジングの突出部または凹陥部と、前記電子部品の凹陥部または突出部とが互いに嵌合して接続される、
    前記凹陥部と突出部との接続は、前記凹陥部に充填した導電性部材により行い、
    前記突出部の途中部には凹溝が形成され、前記突出部と凹陥部とを前記導電性部材により接合したときに前記凹溝に前記導電性部材が充填される、
    ことを特徴とする電子部品内蔵型コネクタ。
  2. 前記ハウジングまたは電子部品の突出部の長さ寸法は、
    前記電子部品またはハウジングの凹陥部の深さ寸法よりも大きく構成される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子部品内蔵型コネクタ。
  3. 前記凹陥部の底部には前記電子部品またはハウジングの電極が配置され
    出部は先が尖ったピン形状に形成される、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2の何れかに記載の電子部品内蔵型コネクタ。
  4. 前記凹陥部と突出部とは、所定の位相に位置したときに互いの断面形状が合致して、前記突出部と凹陥部とが嵌合可能となる、
    ことを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか一項に記載の電子部品内蔵型コネクタ。
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