JP5024119B2 - エンジンの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジンの制御装置に関し、特に、温間始動時にプレイグニッション等の異常燃焼を防止する技術に関する。
特許文献1に記載のエンジンでは、吸気弁の開閉時期を変更する可変動弁機構を備え、温間始動時に、シリンダ内の温度上昇を抑制してプレイグニッション等の異常燃焼を回避するため、吸気バルブの閉時期を遅角側に補正して、シリンダ内で圧縮される吸気量を減少させている。
また、特許文献2に記載のエンジンでは、良好な温間始動性を確保するため、温間始動時に排気の少なくとも一部を吸気系に還流させて燃焼室の温度を高め、燃料噴霧の気化を促進し、着火性を向上させている。
特開2007−113440号公報 特開2003−269202号公報
特許文献1に記載のようなエンジンでより確実にプレイグニッション等の異常燃焼を回避するためには、排気還流を、温間始動の初爆から行うことが望ましい。
しかしながら、特許文献2に記載のエンジンでは、初爆からシリンダへ排気を供給することはできなかった。
本発明は、以上のような従来の問題点に鑑みてなされたものであり、温間始動の初爆から排気をシリンダへ供給し、プレイグニッション等の異常燃焼を確実に防止できるエンジンの制御装置を提供することを目的とする。
このため請求項1に係る発明は、エンジンにおける各気筒の吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方のリフト量を変更する可変動弁機構と、排気の一部を吸気通路へ環流させるEGR通路と、前記EGR通路に介装され、EGR通路のガス流量を制御するEGRバルブと、前記EGR通路の吸気側端部より上流側の吸気通路に設けられ、該吸気通路を開閉する第1開閉手段と、エンジンの燃焼を停止する停止指令後、前記第1開閉手段を閉じ、所定期間前記EGRバルブを開いた後、該EGRバルブ閉じ、前記第1開閉手段の下流側にEGRガスを供給するEGR制御手段と、前記所定期間の経過後、前記第1開閉手段の下流側に設けられた第2開閉手段を閉じて、前記第1開閉手段と下流側の第2開閉手段との間の閉空間にEGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
請求項5に係る発明は、エンジンの排気通路に設けられた排気シャッタと、エンジン停止指令による燃焼停止後、前記排気シャッタを閉じると共に、所定期間の経過後、吸気通路に設けられた第3開閉手段を閉じて、前記第3開閉手段と排気シャッタとの間の閉空間にEGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
請求項7に係る発明は、エンジンにおける各気筒の吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを変更する第1可変動弁機構と、前記各気筒の吸気バルブ及び排気バルブのリフト量を変更し、かつ、最小リフト量で吸気バルブ及び排気バルブを閉弁状態に維持することが可能な第2可変動弁機構と、エンジン停止指令による燃焼停止後、前記第1可変動弁機構を介して、所定期間、吸気バルブ及び排気バルブ夫々のバルブタイミングに基づく内部EGR量を所定量以上とするEGR制御手段と、前記所定期間の経過後、前記第2可変動弁機構を介して、前記吸気バルブ及び排気バルブを閉じて、気筒内に内部EGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
以上の構成によって、エンジンの始動時、停止中のエンジン内に保持されていた排気が十分に気筒へ吸入されるか、又は、気筒内の排気濃度が十分高い状態で始動されるため、温間からのエンジンの始動であっても、初爆時のプレイグニッション等を確実に回避することができる。
以下に、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るシステム構成を示す。
図1において、エンジン1の吸気は、吸気通路3のエアクリーナ5を通過後、エアフローメータ7で流量を計測され、電子制御式のスロットルバルブ9を介してコレクタ11に入り、各気筒の吸気マニホールド13を経て気筒毎に設けられた吸気バルブ15からシリンダ17内へ導かれる。
そして、シリンダ17の燃焼室17aの例えば側部へ先端部を臨ませた燃料噴射弁19から燃料が噴射され、混合気は、シリンダ17内を往復するピストン21にて圧縮された後、シリンダ17の上面中心部に設けられた点火プラグ23により着火燃焼せしめられる。
燃焼後の排気は、気筒毎に設けられた排気バルブ25を開いて排気通路27の排気マニホールド29へ排出され、その後、排気通路27に介装された触媒31によって浄化され、大気中に放出される。
また、触媒31より下流側の排気通路27と、コレクタ11より下流側かつ吸気バルブ15より上流側の吸気通路3と、を結んで排気の一部をEGRガスとして吸気通路3へ環流させるEGR通路33が設けられ、EGR通路33にはEGRガスの流量を制御するEGRバルブ35が介装されている。
EGR通路33の吸気側端部より上流側の吸気通路3には、気筒毎に対応して、吸気流を制御する吸気流制御弁(スワール制御弁又はタンブル制御弁)49が設けられている。
吸気バルブ15及び排気バルブ25は、夫々、可変動弁機構(VEL)37,39により、リフト量を可変制御される。なお、吸気バルブ15及び排気バルブ25は、リフト量が0(最小値)のとき、閉弁状態に維持されるようになっている。
コレクタ11には、その内部の圧力を検出する圧力センサ41が設けられている。
エアフローメータ7で計測された吸入空気流量Qa、クランク角センサ43で検出されたエンジン回転速度Ne、水温センサ45で検出された冷却水温度Tw等の諸信号は、エンジンコントロールユニット(ECU)47へ送られ、ECU47は、これらを参照してスロットルバルブ9の開度、燃料噴射量、点火時期など基本的なエンジン1の制御を行うと共に、エンジン1の運転状態に応じて、VEL37,39を介して夫々吸気バルブ15,排気バルブ25のリフト量の制御を行い、また、吸気流制御弁49の開度の制御を行う。
また、ECU47は、圧力センサ41で検出されたコレクタ11内の圧力Pmに応じて、EGRバルブ35の開度を制御し、EGR通路33を介して吸気通路3へ環流されるEGRガスの量を制御する。
ところで、吸気バルブ又は排気バルブのリフト量やバルブタイミングを変更可能な可変動弁機構を備えたエンジンでは、エンジンを停止したときの可変動弁機構のリフト量やバルブタイミングによっては、エンジンを再始動したときにシリンダへ多量の新気が吸入される。これが温間始動の場合、シリンダは多量の新気の圧縮によって高温となり、初爆時に異常燃焼が起きやすくなる。したがって、このような異常燃焼(以下、プレイグニッションとして説明する)を回避すべく、温間始動の初爆からシリンダ17へ排気を供給したい。
そこで、本実施形態では、温間始動を待機した状態で、全閉としたスロットルバルブ9とリフト量を0にした排気バルブ25との間、及び、EGRバルブ35より吸気側のEGR通路33、へ排気を閉じ込め、排気をエンジン1内に保持するようになっている。
図2は、本実施形態に係るECUによる排気保持制御のタイミングチャートの例を示す。
図2において、イグニッションキーのオフ後、スロットルバルブ9の開度を減少させ、これによりスロットルバルブ9より下流側の吸気通路3の圧力(コレクタ11内の圧力Pm)を、略大気圧の状態から低下させる。これと共に、EGRバルブ35を開弁する。
ここで、スロットルバルブ9より下流側の吸気通路3が負圧となり、かつ、EGRバルブ35が開弁されているため、EGR通路33を介して吸気通路3へ排気の一部が環流される。
吸気通路3へ環流された排気のうち一部は、吸気バルブ15を介して、シリンダ17内へ流入する。
そして、燃料噴射弁19の燃料噴射及び点火プラグ23の点火の停止(以下、燃焼停止とする)から所定期間の経過後(おおよそエンジン回転速度Neが0となるころ)、EGRバルブ35及びスロットルバルブ9を全閉とすると共に、VEL39の制御により排気バルブ25のリフト量を0とする。
これにより、エンジン1の回転停止後に、スロットルバルブ9より下流側の吸気通路3と、シリンダ17と、EGRバルブ35より吸気側のEGR通路33と、へ排気を閉じ込めて、排気をエンジン1内に保持することができる。
なお、図2のようにEGRバルブ35の閉弁状態でイグニッションキーがオフにされたときは、該オフ時の吸気通路3は排気が環流されていないことから、吸気通路3へ排気を十分に環流させるための時間を確保する必要がある。したがって、イグニッションキーのオフ後、即座に燃焼停止させず、エンジン1をしばらく回転(例えば数回転)させるようにするのがよい。
一方、図示はしないが、既にEGRバルブ35が開弁されかつスロットルバルブ9が全閉とされた状態でイグニッションキーがオフにされたときは、吸気通路3やシリンダ17内などが既に十分に高い排気濃度となっているため、イグニッションキーのオフ後、即座に燃焼停止させてもよい。
図3は、本実施形態に係るECUによる排気保持完了後の制御のフローチャートを示す。
図3では、プレイグニッション発生条件を満たすエンジン1の温間始動時のみ、初爆からシリンダ17へ排気を供給し、プレイグニッションを確実に回避するようにしている。一方、回転停止後のエンジン1が放熱等によってプレイグニッション発生条件を満たさなくなったときは、前記吸気通路3,シリンダ17及びEGR通路33に保持されている排気を排出し、始動時により多くの新気をシリンダ17へ吸入して、始動性を確保するようにしている。
なお、イグニッションキーのオフに伴ってECU47が通電停止する構成では、図3の制御は、例えば常時通電されている他のコントローラ等によって行うのがよい。
図3において、ステップS1では、エンジン1の回転停止状態において、水温センサ45によって冷却水温度Twを検出し、これを読み込み、ステップS2へ進む。
ステップS2では、冷却水温度Twが所定温度以上であるか、即ち、エンジン1がプレイグニッション発生条件を満たしているか判定する。
この所定温度は、例えば、エンジン1がプレイグニッションを確実に回避可能な冷却水温度の範囲で、できるだけ高く設定するとよい。
なお、冷却水温度Twに代えて、エンジンオイルの温度,外気温度又は吸気温度などに基づいて判定を行うこともできる。
ステップS2で冷却水温度Twが前記所定温度以上であると判定したときは、エンジン1がプレイグニッション発生条件を満たしていると判断し、ステップS3へ進む。
ステップS3では、エンジン1の温間始動に備えて、スロットルバルブ9の全閉を維持し、吸気通路3,シリンダ17及びEGR通路33での排気の保持を継続し、ステップS4へ進む。
ステップS4では、フラグFを0にセットし、ステップS5へ進む。
一方、ステップS2で冷却水温度Twが前記所定温度未満であると判定したときは、エンジン1がプレイグニッション発生条件を満たしていないと判断し、ステップS6へ進む。
ステップS6では、スロットルバルブ9を開放(例えば全開)し、吸気通路3,シリンダ17及びEGR通路33で保持していた排気を、スロットルバルブ9を介して大気中に排出する。これにより、始動時に、より多くの新気をシリンダ17へ吸入し、始動性を確保することができる。
なお、EGRバルブ35を開放するか、又は、VEL39を制御して排気バルブ25のリフト量を増加させるなどして、排気を大気中に排出することもできる。
ステップS6の処理後は、ステップS7へ進む。
ステップS7では、フラグFを1にセットし、ステップS5へ進む。
ステップS5では、フラグFが1であるか、即ち、スロットルバルブ9が開放されているか判定する。
ステップS5でフラグFが1であると判定したときは、既にスロットルバルブ9を開放して排気を排出した状態であると判断し、フローチャートを終了する。
一方、ステップS5でフラグFが1でない(0である)と判定したときは、スロットルバルブ9が開放されておらず、エンジン1の温間始動に備えて吸気通路3,シリンダ17及びEGR通路33への排気の保持を継続していると判断し、ステップS8へ進む。
ステップS8では、エンジン1の始動要求があるか判定する。
ステップS8でエンジン1の始動要求がないと判定したときは、ステップS1へ戻り、始動要求があると判定したときは、ステップS9へ進む。
ステップS9では、エンジン1を温間始動する(フローチャート終了)。
これにより、吸気バルブ15の最初の開弁時に、吸気通路3及びEGR通路33に保持されていた排気の少なくとも一部が、新気と共にシリンダ17内へ吸入され、シリンダ17内に保持されていた排気と混合し、シリンダ17内の排気の濃度が十分に高い状態となる。したがって、エンジン1が温間始動しても、初爆時のプレイグニッションを確実に回避することができる。
このようなエンジン1の回転停止後の排気保持、及び、プレイグニッション発生条件を満たさなくなったときの排気排出は、上記説明に限られず、以下のような制御によっても行うことができる。
まず、排気バルブ25に代えて吸気バルブ15のリフト量をVEL37により制御すること、又は、スロットルバルブ9に代えて各吸気流制御弁49の開度を制御すること、によって、排気保持及び排出を行うことができる。
また、図4に示すように、EGR通路33の排気側端部より下流側の排気通路27に排気シャッタ53を設けた構成では、VEL39により排気バルブ25のリフト量を制御するのに代えて、排気シャッタ53の開度をECU47により制御することで、排気保持及び排出を行うことができる。
さらに、図5に示すように、エアクリーナ5の上流側の吸気通路3に上流バルブ51を設けた構成では、スロットルバルブ9に代えて上流バルブ51の開度をECU47により制御することで、排気保持及び排出を行うことができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態では、図6に示すように、EGR通路33及びEGRバルブ35が省略され、触媒31より下流側の排気通路27に、ECU47により開度を制御される排気シャッタ53が介装されている。
かかる構成において、図7のECUによる排気保持制御のタイミングチャートに示すように、イグニッションキーのオフ後、排気シャッタ53の開度を減少させ、排気バルブ25のリフト量を所定リフト量以上とする。
なお、前記所定リフト量は、排気通路27からシリンダ17へ排気が支障なく流入可能な範囲で設定するのがよい。
排気シャッタ53の開度減少により排気通路27の排気圧が高まり、排気通路27から排気バルブ25を介してシリンダ17へ排気が流入し、シリンダ17内の排気濃度が高まる。
そして、燃焼停止から所定期間の経過後(おおよそエンジン回転速度Neが0となるころ)、排気シャッタ53を全閉とし、VEL37を介して吸気バルブ15のリフト量を0とする。
これにより、エンジン1の回転停止後に、リフト量が0とされた吸気バルブ15と、全閉とされた排気シャッタ53と、の間の閉空間に、十分に濃度の高い排気が保持される。
したがって、その後のエンジン1の温間始動時には、初爆時からシリンダ17内の排気の濃度が高い状態であるため、初爆時のプレイグニッションを回避することができる。
なお、吸気バルブ15のリフト量を制御するのに代えて、スロットルバルブ9又は吸気流制御弁49の開度を制御することによっても、スロットルバルブ9又は吸気流制御弁49と、排気シャッタ53と、の間の閉空間に、十分に濃度の高い排気を保持できると共に、プレイグニッション発生条件を満たさなくなったときには保持されている排気を排出できる。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。
本実施形態では、図8に示すように、VEL37,39のほか、吸気バルブ15,排気バルブ25のバルブタイミングを変更するようにECU47によって制御される可変動弁機構(VTC)57,59が設けられている。
かかる構成において、図9のECU47による排気保持制御のタイミングチャートに示すように、イグニッションキーのオフ後、例えば、吸気バルブ15の開弁タイミングと、排気バルブ25の閉弁タイミングと、をいずれも進角させるようにVTC57,59を制御し、内部EGR量を所定量以上とする。
なお、該所定量は、例えば、エンジン1の温間始動時に、シリンダ17内で初爆時のプレイグニッションを確実に回避できる排気濃度を得られるように設定するのがよい。
そして、燃焼停止から所定期間の経過後(おおよそエンジン回転速度Neが0となるころ)、VEL37,39の制御により吸気バルブ15及び排気バルブ25のリフト量を0とする。
これにより、エンジン1の回転停止後に、シリンダ17内に十分に濃度の高い排気が保持され、その後のエンジン1の温間始動時には、初爆時のプレイグニッションを回避することができる。
なお、VTC57,59は、これらのうち少なくとも一方を備えて構成すればよく、吸気バルブ15の開弁タイミング又は排気バルブ25の閉弁タイミングの少なくとも一方を制御して、内部EGR量を前記所定量以上としてもよい。
また、本実施形態では、前記第1,第2実施形態に係るEGR通路33,EGRバルブ35,上流バルブ51及び排気シャッタ53は必ずしも備える必要はなく、この点では部品点数を削減でき、コスト面で有利である。
さらに、VEL37,39のいずれもが、吸気バルブ15又は排気バルブ25の最小リフト量が0でない(吸気バルブ15又は排気バルブ25をクランク角によらず全閉に維持することができない)構成とした場合であっても、各気筒で吸気バルブ15又は排気バルブ25の少なくとも一方が全閉となるようなクランク角でエンジン1を停止させれば、回転停止後のシリンダ17に排気を保持することができる。
例えば特開2004−263566号公報に記載のものでは、エンジン回転速度を一定に制御しエンジンの慣性エネルギーを一定とした状態から、エンジンを停止させることで、所望のクランク角でエンジンを停止させているが、これに倣って、各気筒で吸気バルブ15又は排気バルブ25の少なくとも一方が全閉となるクランク角で、エンジン1を停止させるとよい。
本発明の第1実施形態に係るシステム構成を示す図 本発明の第1実施形態に係るECUによる排気保持制御のタイミングチャートの例を示す図 本発明の第1実施形態に係るECUによる排気保持完了後の制御のフローチャートを示す図 本発明の第1実施形態に係るシステム構成の変形形態を示す図 本発明の第1実施形態に係るシステム構成の変形形態を示す図 本発明の第2実施形態に係るシステム構成を示す図 本発明の第2実施形態に係るECUによる排気保持制御のタイミングチャートの例を示す図 本発明の第3実施形態に係るシステム構成を示す図 本発明の第3実施形態に係るECUによる排気保持制御のタイミングチャートの例を示す図
符号の説明
1 エンジン
3 吸気通路
9 スロットルバルブ
15 吸気バルブ
17 シリンダ
25 排気バルブ
27 排気通路
33 EGR通路
35 EGRバルブ
37 VEL
39 VEL
45 水温センサ
47 ECU
49 吸気流制御弁
51 上流バルブ
53 排気シャッタ
57 VTC
59 VTC

Claims (7)

  1. エンジンにおける各気筒の吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方のリフト量を変更する可変動弁機構と、
    排気の一部を吸気通路へ環流させるEGR通路と、
    前記EGR通路に介装され、EGR通路のガス流量を制御するEGRバルブと、
    前記EGR通路の吸気側端部より上流側の吸気通路に設けられ、該吸気通路を開閉する第1開閉手段と、
    前記エンジンの燃焼を停止するエンジン停止指令後、前記第1開閉手段を閉じ、所定期間前記EGRバルブを開いた後、該EGRバルブを閉じ、前記第1開閉手段の下流側にEGRガスを供給するEGR制御手段と、
    前記所定期間の経過後、前記第1開閉手段の下流側に設けられた第2開閉手段を閉じて、前記第1開閉手段と下流側の第2開閉手段との間の閉空間にEGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、
    前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
    とを特徴とするエンジンの制御装置。
  2. 前記第1開閉手段は、スロットルバルブ又は吸気流制御弁であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの制御装置。
  3. 前記第2開閉手段は、
    前記所定期間の経過後、前記可変動弁機構により最小リフト量に制御されることにより閉弁状態に維持される前記吸気バルブ又は排気バルブ
    であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  4. 前記第2開閉手段は、前記EGR通路の排気側端部よりも下流側の排気通路に設けられた排気シャッタであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエンジンの制御装置。
  5. エンジンの排気通路に設けられた排気シャッタと、
    エンジン停止指令による燃焼停止後、前記排気シャッタを閉じると共に、所定期間の経過後、吸気通路に設けられた第3開閉手段を閉じて、前記第3開閉手段と排気シャッタとの間の閉空間にEGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、
    前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
    とを特徴とするエンジンの制御装置。
  6. 前記第3開閉手段は、
    スロットルバルブ、
    吸気流制御弁、
    又は、前記所定期間の経過後、可変動弁機構により最小リフト量に制御されることにより閉弁状態に維持される前記吸気バルブ、
    のいずれかであることを特徴とする請求項5に記載のエンジンの制御装置。
  7. エンジンにおける各気筒の吸気バルブ又は排気バルブの少なくとも一方のバルブタイミングを変更する第1可変動弁機構と、
    前記各気筒の吸気バルブ及び排気バルブのリフト量を変更し、かつ、最小リフト量で吸気バルブ及び排気バルブを閉弁状態に維持することが可能な第2可変動弁機構と、
    エンジン停止指令による燃焼停止後、前記第1可変動弁機構を介して、所定期間、吸気バルブ及び排気バルブ夫々のバルブタイミングに基づく内部EGR量を所定量以上とするEGR制御手段と、
    前記所定期間の経過後、前記第2可変動弁機構を介して、前記吸気バルブ及び排気バルブを閉じて、気筒内に内部EGRガスを保持するEGRガス保持手段と、を含み、
    前記EGRガス保持手段によるEGRガスの保持中、エンジンの温度状態に応じて、EGRガスの保持を解除する
    とを特徴とするエンジンの制御装置。
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