JP5024106B2 - 中空ファイバの製造方法 - Google Patents

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本発明は、中空ファイバの製造方法に関する。
従来の中空導波路として、石英材料で形成されて中空構造を有する中空ファイバが知られている。中空ファイバは、高ピークパワーを有するパルスレーザ光、あるいは石英系材料を伝送媒体とする充実型の光ファイバでは伝送損失が大になって使用することのできない波長2μm以上の赤外波長帯の光伝送路として使用されている。
このような中空ファイバにおける光透過率を高めるものとして、中空構造の内面に金属膜をコーティングした中空ファイバが提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
非特許文献1に記載された中空ファイバは、硝酸銀を溶解した銀液とブドウ糖を還元剤とする還元液を真空ポンプで同時に吸引するとともに混合して、中空ファイバの母材となるガラスキャピラリに流入させることにより、内壁に銀粒子を析出させて銀薄膜を設けている。
また、他の中空ファイバとして、原料にDMEAA(ジメチルエチルアミンアラン)を用いてMOCVD(Metal Organic Chemical Vapor Deposition)法によってアルミニウムの薄膜をガラスキャピラリ内壁に形成したものがある(例えば、非特許文献2参照)。
久保田智、外6名、「銀鏡反応法による低損失細径銀中空ガラス導波路の製作」、レーザ研究、(社)レーザー学会、1997年6月、第25巻,p438−441 松浦祐司、外1名「エキシマレーザ用アルミニウム中空ファイバ」、光アライアンス、日本工業出版、1999年7月、p20−22
しかし、従来の中空ファイバによると、より高いピークパワーを持つレーザ光を使用する場合、内壁に形成される金属膜を構成する金属粒子径によってはレーザ光の照射に基づく応力負荷が無視できないものとなるため、中空ファイバの破壊閾値を低下させるという問題がある。
従って、本発明の目的は、破壊閾値の向上を実現し、長期にわたって安定性、機械的強度に優れ、製造効率に優れる中空ファイバの製造方法を提供することにある。
発明は上記目的を達成するため、中空管の内部に金属ナノ粒子を溶媒中に分散させた溶液を注入する工程と、前記中空管の内壁に前記溶液を付着させるとともに前記中空管の内部から余分な前記溶液を排出させる工程と、前記中空管の内壁に付着した前記溶液を乾燥させる工程と、前記溶液を乾燥させた前記中空管に熱処理を施して焼結させることにより前記中空管の内壁に金属膜を形成する工程とを含むことを特徴とする中空ファイバの製造方法を提供する。
本発明によれば、破壊閾値の向上を実現し、長期にわたって安定性、機械的強度に優れ、製造効率に優れる中空ファイバの製造方法を提供することができる。
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る中空ファイバを示す断面図である。この中空ファイバ1は、石英からなる中空状のガラスキャピラリ11と、ガラスキャピラリ11の内側に銀(Ag)ナノ粒子を焼結することにより反射膜として薄膜状に設けられるAg膜12と、ガラスキャピラリ11の外周面を覆うようにコーティングされているポリイミド層13とを有する。この中空ファイバ1は、Ag膜12の内側に設けられる中空領域14内で光を伝搬させるように構成されている。
ガラスキャピラリ11は、内壁が平滑に形成されており、光学特性、耐熱性に優れる。第1の実施の形態では、内径500μm、外径650μmの石英ガラスキャピラリを使用しており、フレキシブル性にも優れている。
Ag膜12は、焼結前のAgナノ粒子の平均粒子径が10nm以下であることが好ましく、第1の実施の形態では3〜5nmの粒子径を持つAgナノ粒子を用いて形成されている。このような粒子径の金属ナノ粒子の製造技術は、Ag、Au、Cuについては既に確立されている。また、Ag膜12の膜厚は、中空ファイバ1を伝搬する光の波長帯におけるスキンデプスよりも厚く、かつ100nm以下が好ましく、第1の実施の形態ではおよそ50nmで形成されている。
ポリイミド層13は、保護層としてガラスキャピラリ11の外周面を覆うように予め設けられている。このポリイミド層13は、Ag膜12を形成する焼結過程において高温雰囲気にさらされるが、この焼結温度に十分耐えられる耐熱性を有している。
図2(a)から(d)は、本発明の第1の実施の形態に係る中空導波路としての中空ファイバの製造方法を示す図である。なお、図2においては説明を容易にするためにシリンジ20とガラスキャピラリ11の一部等を断面図示している。以下に、図1及び図2(a)〜(d)を参照しつつ、中空ファイバ1の製造について説明する。
まず、図2(a)に示すように、ガラスキャピラリ11の上部に設けられる口金11Aにピストン21を有したシリンジ20の先端を装着する。このシリンジ20は、円柱状のピストン21と円筒状の本体22からなり、ピストン21を精度良く駆動することが可能なシリンジポンプを構成している。本体22には、上記したAgナノ粒子を溶媒であるヘキサンに分散させた所定の容量のAgナノ粒子溶液23が収容されている。第1の実施の形態では、Agの含有率が35w%、粘度が10〜50mPa・sのAgナノ粒子溶液23を用いた。
次に、図2(b)に示すように、シリンジ20のピストン21を一定速度で押し込み方向に駆動する。Agナノ粒子溶液23は、ピストン21の押し込み駆動に基づいて本体22から一定速度で排出されて、ガラスキャピラリ11の内部へ加圧注入される。
ガラスキャピラリ11は、管内に注入されたAgナノ粒子溶液23が下方に移動するにつれて内壁に付着し、図2(c)に示すように余分なAgナノ粒子溶液23がガラスキャピラリ11の下端から廃液容器24に排出される。ガラスキャピラリ11の内壁に付着するAgナノ粒子溶液23の量は、Agナノ粒子溶液23の粘度やAgナノ粒子溶液23のキャピラリ内での流速に依存する。
次に、図2(d)に示すように、Agナノ粒子溶液23が内壁に付着したガラスキャピラリ11を電気炉25に収容し、窒素ガスを挿通しながら高温熱処理を施すことによりによりAgナノ粒子溶液23を乾燥させ、乾燥後に更に熱処理を施して焼結させる。
第1の実施の形態では、Agナノ粒子溶液23を焼結させる熱処理温度は150〜350℃とした。これは、前述の温度範囲より低い温度では、焼結後に得られるAg膜12の密度が低く、十分な光学特性、機械的強度、及び付着力を得ることができないことによる。また、前述の温度範囲よりさらに高い温度では、Agナノ粒子が凝集し、粒子径が粗くなる傾向が見られた。
この高温熱処理に基づいてガラスキャピラリ11の内壁にAg膜12が形成される。焼結後のAg膜12の厚さはAgの含有率にも依存するが、Ag含有率が40wt%超、あるいはAgナノ粒子溶液23の粘度が100mPa・s超であるとAg膜12の均一性が低下し、所望の膜厚を高精度で設けることが難しい。なお、150〜350℃の温度範囲では、ガラスキャピラリ11の外面に予め保護層としてコーティングされているポリイミド層13は十分耐えられる。
(第1の実施の形態の効果)
上記した第1の実施の形態の中空ファイバによると、Agナノ粒子を溶媒に分散させたAgナノ粒子溶液23をガラスキャピラリの内壁に付着させて高温熱処理を施すことによりAg膜を焼結形成したので、大掛かりな装置を用いなくとも空気に接する面とガラスキャピラリの内壁に接する面とでAg粒子の粗さの差を少なくでき、ナノオーダーのAg粒子からなる膜厚が均一なAg膜が得られる。これにより、高いピークパワーのレーザ光伝送における光学特性が安定し、光の透過率が向上するとともに、Ag膜を構成するAg粒子の粒子径に起因する機械的強度特性についても改善することができる。
また、高出力、短パルスのレーザ光のような空間的あるいは時間的に非常に高いピークパワーをもつレーザ光に対しても、破壊閾値が格段に高く、しかも長期安定性、機械的強度に優れる中空ファイバを、従来の製造装置による製造方法よりも製造コストの増加を抑えながら高い製造効率で製造することができ、医療、工業加工、計測、分析、化学等の分野で有用である。
上記した第1の実施の形態では、3〜5nmの粒子径を持つAgナノ粒子を用いた中空ファイバの構成を説明したが、このような粒子径の金属ナノ粒子を用いることで、光沢面を有し膜厚が均一な金属膜を得ることができる。
また、図2に示した製造方法では、廃液容器24に排出されるAgナノ粒子溶液23はわずかであり、また、排出されたAgナノ粒子溶液23は回収して再度注入することが可能なので、Agナノ粒子溶液23の利用効率が格段に高く、AgのみならずAuのような高価な材料を用いても製造コストの増大を抑えることができる。
上記した第1の実施の形態では、中空ファイバの母材として石英からなるガラスキャピラリ11を用いたが、これに限定されず、ポリマー樹脂チューブ、ステンレスパイプ等の他の中空管を用いてもよい。ポリマー樹脂チューブは、石英のガラスキャピラリ11より耐熱性は劣るものの、フレキシブル性に優れ、破損の危険性が小さい。ステンレスを用いた中空ファイバは、フレキシブル性には欠けるが、強固で衝撃に強く破損の危険性がほとんどない。また熱伝送率に優れるので、高出力のレーザ光伝送に適している。
また、上記した第1の実施の形態では、ガラスキャピラリ11に高温熱処理を施す際に挿通させる気体として窒素ガスを用いたが、これに限らず、空気、アルゴンガス、ヘリウムガスなどの気体を用いてもよい。
また、ガラスキャピラリ11の内壁に形成する金属材料についても、上記したAgに限定されず、CuやAuでもよい。これらの材料を用いて形成した金属薄膜は、高い反射率を有するので光学的特性にも優れている。Auは高価な材料であるが、化学的に安定で腐食や変色がなく安定性に優れている。
また、第1の実施の形態では、Agナノ粒子を分散させる溶媒として、ガラスキャピラリ11の内壁面に付着したAgナノ粒子溶液23の乾燥が比較的迅速なヘキサンを使用したが、これに限定されず、トルエン、テトラデカン等の溶媒を用いることができる。
また、第1の実施の形態では、Ag膜12の膜厚は100nm以下としたが、これを超える厚さではAg膜12の粒子径が大きくなり、ガラスキャピラリ11ヘの機械的応力負荷も無視できず、中空ファイバ1の機械的強度が劣化することを確認している。上記したAg膜12は損失性媒質であり、光エネルギーがAg膜12内に深く入り込むことはない。従って、光学的にはAg膜12の厚さをスキンデプスより厚くすることでAg膜12を形成した効果が現れる。ここで、スキンデプスとは、光エネルギーがexp(−1)に減衰する膜厚dで定義され、d=λ/(4πk)(但し、λは光の波長、kは材料の消衰係数)で表される。
例えば、COレーザの波長である10.6μmにおいては、Agの消衰係数が75であり、スキンデプスが11nm程度である。第1の実施の形態では、Ag膜12の膜厚を50nm程度としたが、これは上記スキンデプスよりも十分に厚く、かつ機械的強度に影響を与えない厚さである。
(第2の実施の形態)
図3は、本発明の第2の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。なお、図3においても説明を容易にするためにシリンジ20とガラスキャピラリ11の一部等を断面図示している。また、以下の説明において、第1の実施の形態と同一の構成及び機能を有する部分については同一の符号を付している。
第2の実施の形態の製造装置は、第1の実施の形態で説明したシリンジ20とガラスキャピラリ11との間にAgナノ粒子溶液23を複数のガラスキャピラリ11に注入可能な分岐管16を設けた構成を有する。
分岐管16は、導入側の口金16Aにシリンジ20が接続され、複数の排出側が各ガラスキャピラリ11の口金11Aにそれぞれ接続されており、複数のガラスキャピラリ11に対して1つのシリンジ20から同時にAgナノ粒子溶液23を注入するように構成されている。
(第2の実施の形態の効果)
上記した第2の実施の形態によると、複数の中空ファイバ1に同時にAgナノ粒子溶液23を注入でき、中空ファイバ1の製造効率を高めることができる。
(第3の実施の形態)
図4は、本発明の第3の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。図4においては説明を容易にするために容器26と廃液容器24について断面図示としている。第3の実施の形態の製造装置は、介してガラスキャピラリ11の導入側(上側)に設けられる口金11AにAgナノ粒子溶液23を受容した筒状の容器26を接続し、排出側(下側)に設けられる口金11Bに弾力性を有する配管27を接続して構成されている。配管27には蠕動ポンプ28が設けられており、蠕動ポンプ28より下流側の配管27の端部は廃液容器24に位置するように設けられている。
蠕動ポンプ28は、ローラー等で配管27に外力を加えて波状に収縮させることによりAgナノ粒子溶液23を送るものである。図4においては、蠕動ポンプ28はガラスキャピラリ11の下流側に接続されており、ガラスキャピラリ11及び配管27内を減圧することによって容器26からガラスキャピラリ11内にAgナノ粒子溶液23を減圧吸引するように構成されている。
(第3の実施の形態の効果)
上記した第3の実施の形態によると、蠕動ポンプ28を用いてガラスキャピラリ11及び配管27内を減圧することにより容器26からAgナノ粒子溶液23を吸引するようにしても、Agナノ粒子溶液23の加圧注入と同様にガラスキャピラリ11の内壁に均一にAgナノ粒子溶液23を付着させることができる。
(第4の実施の形態)
図5は、本発明の第4の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。図5においては説明を容易にするために容器26と廃液容器24について断面図示としている。第4の実施の形態の製造装置は、ガラスキャピラリ11の導入側(上側)の構成は第2の実施の形態と同様であるが、ガラスキャピラリ11の排出側(下側)には、口金11Bを介して合流管17が設けられている。この合流管17は、各ガラスキャピラリ11から排出されるAgナノ粒子溶液23を合流させて配管27に導くものである。配管27から廃液容器24にかけては第3の実施の形態と同様に構成されている。
(第4の実施の形態の効果)
上記した第4の実施の形態によると、第2及び第3の実施の形態の好ましい効果に加えて、複数のガラスキャピラリ11内壁へのAgナノ粒子溶液23の付着性向上と、廃液容器24に排出されるAgナノ粒子溶液23の回収性向上を図ることができる。
(第5の実施の形態)
図6は、本発明の第5の実施の形態に係る中空ファイバを示す断面図である。この中空ファイバ1Aは、第1の実施の形態で説明した中空ファイバ1のAg膜12の内側に中空領域14を伝搬する光の波長帯で透明な誘電体からなる誘電体膜15を設けたものであり、第5の実施の形態では、Er・YAGレーザやCOレーザ伝送用を目的としてオレフィン樹脂からなる誘電体膜15を設けている。
(第5の実施の形態の効果)
上記した第5の実施の形態によると、第1の実施の形態で説明した中空ファイバ1のAg膜12の内側に、中空領域14を伝搬する光の波長帯で透明な誘電体膜15をさらに形成することによって、伝送損失を低減することができる。その効果は、特に、赤外波長領域において顕著であり、Er・YAGレーザやCOレーザなどの伝送に有効である。
また、上記した誘電体膜15を形成した中空ファイバ1Aは、破壊閾値が向上し、より高いピークパワーを持つレーザ光伝送に有効なEr・YAGレーザやCOレーザ等と組み合わせて用いられても安定した特性を有する。
なお、上記した中空ファイバ1Aでは、誘電体膜15としてオレフィン樹脂を用いた構成を説明したが、Er・YAGレーザやCOレーザよりも短波長のNd・YAGレーザ伝送用として、ポリイミド樹脂を用いることもできる。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されず、本発明の技術思想を逸脱あるいは変更しない範囲内で種々な変形が可能である。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る中空ファイバを示す断面図である。 図2(a)から(d)は、本発明の第1の実施の形態に係る中空ファイバの製造方法を示す図である。 図3は、本発明の第2の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。 図4は、本発明の第3の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。 図5は、本発明の第4の実施の形態に係る中空ファイバの製造装置を示す図である。 図6は、本発明の第5の実施の形態に係る中空ファイバを示す断面図である。
符号の説明
1、1A…中空ファイバ、11…ガラスキャピラリ、11A,11B…口金、12…Ag膜、13…ポリイミド層、14…中空領域、15…誘電体膜、16…分岐管、16A…口金、17…合流管、17A…口金、20…シリンジ、21…ピストン、22…本体、23…Agナノ粒子溶液、24…廃液容器、25…電気炉、26…容器、27…配管、28…蠕動ポンプ

Claims (7)

  1. 中空管の内部に金属ナノ粒子を溶媒中に分散させた溶液を注入する工程と、
    前記中空管の内壁に前記溶液を付着させるとともに前記中空管の内部から余分な前記溶液を排出させる工程と、
    前記中空管の内壁に付着した前記溶液を乾燥させる工程と、
    前記溶液を乾燥させた前記中空管に熱処理を施して焼結させることにより前記中空管の内壁に金属膜を形成する工程とを含むことを特徴とする中空ファイバの製造方法。
  2. 前記金属ナノ粒子を溶媒中に分散させた溶液は、前記金属ナノ粒子の含有率が40重量%以下で、粘度が100mPa・s以下であることを特徴とする請求項に記載の中空ファイバの製造方法。
  3. 前記溶液を注入する工程は、トルエン、ヘキサン、テトラデカンのいずれかの溶媒に前記金属ナノ粒子を分散させた溶液を注入することを特徴とする請求項に記載の中空ファイバの製造方法。
  4. 前記中空管の内壁に金属膜を形成する工程は、前記中空管の内部に気体を流しながら150〜350℃の温度で行うことを特徴とする請求項に記載の中空ファイバの製造方法。
  5. 前記中空管の内壁に金属膜を形成する工程は、前記溶液中の前記金属ナノ粒子の含有量、粘度、及び中空管内を通過する前記溶液の速度のいずれかを制御することにより行う請求項に記載の中空ファイバの製造方法。
  6. 前記溶液を注入する工程は、前記中空管に対する前記溶液の加圧注入、又は前記中空管に対する前記溶液の減圧吸引により行うことを特徴とする請求項に記載の中空ファイバの製造方法。
  7. 前記金属膜の内壁に、前記中空管の中空領域を伝搬する光の波長帯で透明な誘電体膜を形成する工程をさらに含むことを特徴とする請求項1〜6いずれかに記載の中空ファイバの製造方法。
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