JP5023502B2 - レジスト用化合物、感放射線性組成物およびレジストパターン形成方法 - Google Patents

レジスト用化合物、感放射線性組成物およびレジストパターン形成方法 Download PDF

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本発明は、酸増幅型非高分子系レジスト材料として有用な特定の有機化合物、およびこれを含む感放射線性組成物に関する。本発明の有機化合物は、紫外線、遠紫外線、極端紫外線(EUV)、電子線、X線に感応する感放射線性材料として、エレクトロニクス分野におけるLSI、VLSI製造時のマスクなどに利用される。
これまでの一般的なレジスト材料は、アモルファス薄膜を形成可能な高分子系材料である。例えば、ポリヒドロキシスチレン誘導体の溶液を基板上に塗布することにより作製したレジスト薄膜に紫外線、遠紫外線、電子線、X線などを照射することにより、線幅0.08μm程度のラインパターンが作製されている。
しかしながら、従来の高分子系レジスト材料は分子量が1万〜10万程度と大きく、分子量分布も広く、更に高分子鎖同士の絡み合いのため、高分子系レジスト材料を用いるリソグラフィでは、微細加工が進むと、パターン表面にラフネスが生じ、パターン寸法を制御することが困難となり、歩留まりの低下やトランジスタ特性の劣化を引き起こす。従って、従来の高分子系レジスト材料を用いるリソグラフィでは線幅0.06μm以下のパターンの形成は困難である。そこで、より微細なパターンを作製するために低分子量かつ狭い分子量分布のレジスト材料が開示されている。
非高分子系のレジスト材料の例として(1)フラーレンから誘導されるポジ及びネガ型レジスト(特許文献1〜5参照)、(2)カリックスアレーンから誘導されるポジ及びネガ型レジスト(特許文献6〜8参照)、(3)スターバースト型化合物から誘導されるポジ型レジスト(特許文献9〜11参照)、(4)デンドリマーから誘導されるポジ型レジスト(非特許文献1参照)、(5)デンドリマー/カリックスアレーンから誘導されるポジ型レジスト(特許文献12〜13参照)、(6)高分岐度のスターバースト型化合物から誘導されるポジ型レジスト、(7)トリメシン酸を中心骨格とし、エステル結合を有するスターバースト型化合物から誘導されるポジ型レジスト(特許文献14参照)、(8)カリックスレゾルシナレンから誘導されるポジ型レジスト(特許文献15参照)、(9)分岐型の窒素含有ポリフェノールから誘導されるポジ型レジスト(特許文献16参照)、および(10)スピロインダンやスピロビクロマンの骨格を持つ化合物から誘導されるポジ型レジストが挙げられる(特許文献17参照)。
レジスト材料(1)は、エッチング耐性は良いが、塗布性及び感度が実用レベルに至っていない。レジスト材料(2)は、エッチング耐性に優れるが、現像液に対する溶解性が悪いために満足なパターンが得られない。レジスト材料(3)は、耐熱性が低いために露光後の熱処理中にイメージがひずむことがある。レジスト材料(4)は、製造工程が複雑であり、また耐熱性が低いために露光後の熱処理中にイメージがひずむことがあり、実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(5)も、製造工程が複雑であり、原料が高価であることから実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(6)は、製造工程が複雑、原料が高価、また半導体工場で嫌われている金属触媒を使用していること等から実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(7)は耐熱性が低いために露光後の熱処理中にイメージがひずむことがあり、また基板密着性が不十分であり、実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(8)はアモルファス性が不十分であり、また半導体工場で嫌われている金属触媒を使用していること等から精製工程が煩雑であり、実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(9)は解像度が不十分であり、実用性のあるものとはいえない。レジスト材料(10)は耐熱性が低いために露光後の熱処理中にイメージがひずむことがあり、また基板密着性が不十分であり、実用性のあるものとはいえない。
また、感光性樹脂組成物の添加剤として低分子化合物を使用する例が開示されている。炭化水素基および複素環基から選択された疎水性基、連結基、および光照射により脱離可能な保護基で保護された親水性基を有する光活性化合物を含む感光性樹脂組成物(特許文献18参照)、酸の作用により分解しうる基以外に2個以上のトリフェニルメタン構造が非共役的に連結した構造を有する低分子溶解阻止化合物を含むレジスト組成物(特許文献19参照)、フルオレン構造を有する光活性化合物を含むレジスト樹脂組成物(特許文献20参照)が開示されているが、以下に記載する本発明の有機化合物を主たる成分として含有する組成物は開示されていない。また、いずれも樹脂を含むレジスト組成物であるため、形成されるパターンのラインエッジラフネスは大きく十分なものとはいえない。
公知のレジスト化合物を主たる成分として含む組成物は、溶解コントラストが小さいため解像度が悪い、結晶性が高いため成膜性が悪い、半導体プロセスに耐えうる耐熱性を有さない、半導体工場で一般的に使用可能なプロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、乳酸エチル、酢酸ブチル、3−メチルメトキシプロピオネート、プロピオン酸エチル等の安全溶媒に難溶である、基板密着性が不良あるなどのいずれかの問題を有していた。そのため、単独使用では満足な結果が得られなかった。例えば、酸の作用により分解しうる基以外に2個以上のトリフェニルメタン構造が非共役的に連結した構造を有する化合物を主たる成分として使用したレジスト組成物(特許文献21参照)または種々のポリフェノールを主たる成分として使用したレジスト組成物(特許文献22参照)は、解像度が低く満足いくものではなかった。
そこで本発明者等は上記課題を解決する非高分子系のレジスト材料として、芳香族ケトンまたは芳香族アルデヒドと、フェノールとの縮合反応から得られるポリフェノール化合物を主たる成分として使用したレジスト化合物およびレジスト組成物を開示している(特許文献23参照)。該レジスト化合物およびレジスト組成物は線幅0.06μm以下の微細パターンを形成することができる。しかしながら、更に微細なパターンを形成するためは、溶解コントラスト、耐熱性等の改善が必要であった。
特開平7−134413号公報 特開平9−211862号公報 特開平10−282649号公報 特開平11−143074号公報 特開平11−258796号公報 特開平11−72916号公報 特開平11−322656号公報 特開平9−236919号公報 特開2000−305270号公報 特開2002−99088号公報 特開2002−99089号公報 特開2002−49152号公報 特開2003−183227号公報 特開2002−328466号公報 特開2004−191913号公報 特開2004−341482号公報 特開2005−91909号公報 特開2002−363123号公報 特開2001−312055号公報 特開2004−137262号公報 国際公開第2005/081062号パンフレット 特開2005−309421号公報 特開2005−346024号公報 Proceedings of SPIE vol.3999(2000)P1202〜1206
本発明の目的は、KrF等のエキシマレーザー光、極端紫外線(EUV)、電子線、X線等の放射線に感応する化合物及び感放射線性組成物を提供することにある。本発明の他の目的は、金属触媒を使用することなくかつ簡単な工程で製造できる、高感度、高解像度、高耐熱性、高エッチング耐性かつ溶剤可溶性の非高分子系感放射線性組成物を提供することにある。
本発明者らは、鋭意研究を重ねた結果、特定の化学構造式で示される化合物が上記課題を解決することを見出した。
すなわち本発明は、式(2):
Figure 0005023502

(式(2)中、
は、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、エトキシメチル基、n−プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、n−ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メチルプロポキシメチル基、エチルチオメチル基、メトキシエトキシメチル基、フェニルオキシメチル基、1−シクロペンチルオキシメチル基、1−シクロヘキシルオキシメチル基、ベンジルチオメチル基、フェナシル基、4−ブロモフェナシル基、4−メトキシフェナシル基、ピペロニル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、n−プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、n−ブトキシカルボニルメチル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基、下記式(7−1)〜(7−13)で示される基、
Figure 0005023502

1−メトキシエチル基、1−メチルチオエチル基、1,1−ジメトキシエチル基、1−エトキシエチル基、1−エチルチオエチル基、1,1−ジエトキシエチル基、1−n−プロポキシエチル基、1−イソプロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1−t−ブトキシエチル基、1−(2−メチルプロポキシ)エチル基、1−フェノキシエチル基、1−フェニルチオエチル基、1,1−ジフェノキシエチル基、1−シクロペンチルオキシエチル基、1−シクロヘキシルオキシエチル基、1−フェニルエチル基、1,1−ジフェニルエチル基、下記式(8−1)〜(8−13)で示される基、
Figure 0005023502

1−メトキシ−n−プロピル基及び1−エトキシ−n−プロピル基、1−分岐アルキル基、シリル基、アシル基、1−シクロペンチルメトキシメチル基、1−シクロペンチルエトキシメチル基、1−シクロヘキシルメトキシメチル基、1−シクロヘキシルエトキシメチル基、1−シクロオクチルメトキシメチル基、1−アダマンチルメトキシメチル基、環状エーテル基およびアルコキシカルボニル基からなる群から選択される酸解離性官能基であり;
は、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基、およびニトロ基からなる群から選ばれる置換基を表し;
m2、n2は0〜4の整数であり;
複数個のR、Rは、各々同一でも異なっていても良い。)
で示される有機化合物を提供する。
更に本発明は、式(2)の有機化合物と酸発生剤を含む感放射線性組成物、前記放射線性組成物を使用するレジストパターン形成方法を提供する。
本発明に係る感放射線性組成物を用いることにより、高解像度、高感度のパターンを作製することが可能となるため集積度の高い半導体素子を高い生産性で作製することが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の有機化合物(以下、化合物(A)と称する。)は下記式(2):
で示される。
Figure 0005023502
式(1)中、Rは、置換メチル基、1−置換エチル基、1−置換−n−プロピル基、1−分岐アルキル基、シリル基、アシル基、1−置換アルコキシメチル基、環状エーテル基およびアルコキシカルボニル基からなる群から選択される酸解離性官能基である。本発明において、酸解離性官能基とは、酸の存在下で開裂して、フェノール性水酸基を生じる特性基をいう。酸解離性官能基は、高感度・高解像度のパターン形成を可能にするために、酸の存在下で連鎖的に開裂反応を起こすことが好ましい。
置換メチル基は、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、エトキシメチル基、n−プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、n−ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メチルプロポキシメチル基、エチルチオメチル基、メトキシエトキシメチル基、フェニルオキシメチル基、1−シクロペンチルオキシメチル基、1−シクロヘキシルオキシメチル基、ベンジルチオメチル基、フェナシル基、4−ブロモフェナシル基、4−メトキシフェナシル基、ピペロニル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、n−プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、n−ブトキシカルボニルメチル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基、および下記式(7−1)〜(7−13)で示される基のことである
Figure 0005023502
1−置換エチル基の具体例は、1−メトキシエチル基、1−メチルチオエチル基、1,1−ジメトキシエチル基、1−エトキシエチル基、1−エチルチオエチル基、1,1−ジエトキシエチル基、1−n−プロポキシエチル基、1−イソプロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1−t−ブトキシエチル基、1−(2−メチルプロポキシ)エチル基、1−フェノキシエチル基、1−フェニルチオエチル基、1,1−ジフェノキシエチル基、1−シクロペンチルオキシエチル基、1−シクロヘキシルオキシエチル基、1−フェニルエチル基、1,1−ジフェニルエチル基、および下記式(8−1)〜(8−13)で示される基のことである
Figure 0005023502
1−置換−n−プロピル基は、1−メトキシ−n−プロピル基および1−エトキシ−n−プロピル基のことである
1−分岐アルキル基としては、例えば、イソプロピル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、1,1−ジメチルプロピル基、1−メチルブチル基、1,1−ジメチルブチル基、2−メチルアダマンチル基、および2−エチルアダマンチル基等を挙げることができる。
シリル基としては、例えば、トリメチルシリル基、エチルジメチルシリル基、メチルジエチルシリル基、トリエチルシリル基、tert−ブチルジメチルシリル基、tert−ブチルジエチルシリル基、tert−ブチルジフェニルシリル基、トリ−tert−ブチルシリル基およびトリフェニルシリル基等を挙げることができる。
アシル基としては、例えば、アセチル基、フェノキシアセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ヘプタノイル基、ヘキサノイル基、バレリル基、ピバロイル基、イソバレリル基、ラウリロイル基、アダマンチル基、ベンゾイル基およびナフトイル基等を挙げることができる。
また、1−置換アルコキシメチル基は、1−シクロペンチルメトキシメチル基、1−シクロペンチルエトキシメチル基、1−シクロヘキシルメトキシメチル基、1−シクロヘキシルエトキシメチル基、1−シクロオクチルメトキシメチル基および1−アダマンチルメトキシメチル基のことである
環状エーテル基としては、例えば、テトラヒドロピラニル基、テトラヒドロフラニル基、テトラヒドロチオピラニル基、テトラヒドロチオフラニル基、4−メトキシテトラヒドロピラニル基および4−メトキシテトラヒドロチオピラニル基等を挙げることができる。
アルコキシカルボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等を挙げることができる。
これらの酸解離性官能基のうち、置換メチル基、1−置換エチル基、1−置換アルコキシメチル基、環状エーテル基、およびアルコキシカルボニル基が好ましく、置換メチル基および1−置換エチル基が高感度であるためより好ましく、更に1−エトキシエチル基、1−シクロヘキシルオキシエチル基が好ましく、特に1−シクロヘキシルオキシエチル基が解像性が高く好ましい。
また式()中の酸解離性官能基R1は、下記式(9−1):
Figure 0005023502
(式(9−1)において、R9は、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基、およびニトロ基からなる群から選ばれる置換基であり;Lは、単結合、メチレン基、エチレン基またはカルボニル基であり;n5は0〜4の整数、n6は1〜3の整数であり、ベンゼン環に−O−が1〜3個結合していることを示し、n5およびn6は1≦n5+n6≦5を満たし、xは0〜3の整数であり、xが2または3の場合、複数個のL、R9、n5、n6は、同一でも異なっていても良い)
で示される繰り返し単位と、下記式(9−2):
Figure 0005023502
(式(9−2)において、R1、R9、L、n5、およびn6は前記と同様)
で示される末端基からなる置換基であっても良い。
が表すハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられ;アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基が挙げられ;シクロアルキル基としてはシクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられ;アリール基としてはフェニル基、トリル基、キシリル基、ナフキル基等が挙げられ;アラルキル基としてはベンジル基、ヒドロキシベンジル基、ジヒドロキシベンジル基等が挙げられ;アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒドロキシプロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等の炭素原子数1〜4のアルコキシ基が挙げられ;アリールオキシ基としてはフェノキシ基等が挙げられ;アルケニル基としてはビニル基、プロペニル基、アリル基、ブテニル基等の炭素原子数2〜4のアルケニル基が挙げられ;アシル基としてはホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基等の炭素原子数1〜6の脂肪族アシル基、およびベンゾイル基、トルオイル基等の芳香族アシル基が挙げられ;アルコキシカルボニル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等の炭素原子数2〜5のアルコキシカルボニル基が挙げられ;アルキロイルオキシ基としてはアセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオキシ基、バレリルオキシ基、イソバレリルオキシ基、ピバロイルオキシ基等が挙げられ;アリーロイルオキシ基としてはベンゾイルオキシ基等が挙げられる。複数個のRは、同一でも異なっていても良い。
式()において、R2は、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基、およびニトロ基からなる群から選ばれる置換基である。ハロゲン原子としては、塩素原子、臭素原子およびヨウ素原子が挙げられ;アルキル基としてはメチル基、エチル基、プロピル基、n−プロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基等の炭素原子数1〜4のアルキル基が挙げられ;シクロアルキル基としてはシクロヘキシル基、ノルボルニル基、アダマンチル基等が挙げられ;アリール基としてはフェニル基、トリル基、キシリル基、ナフキル基等が挙げられ;アラルキル基としてはベンジル基、ヒドロキシベンジル基、ジヒドロキシベンジル基等が挙げられ;アルコキシ基としてはメトキシ基、エトキシ基、ヒドロキシエトキシ基、プロポキシ基、ヒドロキシプロポキシ基、イソプロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基等の炭素原子数1〜4のアルコキシ基が挙げられ;アリールオキシ基としてはフェノキシ基等が挙げられ;アルケニル基としてはビニル基、プロペニル基、アリル基、ブテニル基等の炭素原子数2〜4のアルケニル基が挙げられ;アシル基としてはホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、バレリル基、イソバレリル基、ピバロイル基等の炭素原子数1〜6の脂肪族アシル基、およびベンゾイル基、トルオイル基等の芳香族アシル基が挙げられ;アルコキシカルボニル基としてはメトキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、プロポキシカルボニル基、イソプロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル基、イソブトキシカルボニル基、sec−ブトキシカルボニル基、tert−ブトキシカルボニル基等の炭素原子数2〜5のアルコキシカルボニル基が挙げられ;アルキロイルオキシ基としてはアセトキシ基、プロピオニルオキシ基、ブチリルオキシ基、イソブチリルオキシ基バレリルオキシ基、イソバレリルオキシ基、ピバロイルオキシ基等が挙げられ;アリーロイルオキシ基としてはベンゾイルオキシ基等が挙げられる。複数個のR2は、同一でも異なっていても良い。メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、sec−ブチル基、t−ブチル基などの炭素数1〜4の直鎖、分岐アルキル基が特に好ましい。また、R2はフェノール性水酸基のオルト位に置換していることが好ましい。オルト位のR2は、化合物(A)の結晶性を抑制し、成膜性を向上させる。また、化合物(A)のアルカリ現像液に対する溶解性を抑制し、酸解離性官能基の導入率を低減することが出来るため、溶剤可溶性および基板密着性が向上し、更にレジスト感度が向上する。
化合物(A)は剛直かつ非対称な構造であることから耐熱性とアモルファス性(成膜性)を兼ね備える。更に、π共役系が広がった構造であるため、増感作用により酸発生剤へのエネルギー伝達効率がよく、高感度が得られる。また、高炭素密度を有する構造であることからEUV光の光透過性がよく、高エネルギー線照射によるアウトガス量が小さく、ドライエッチング耐性に優れるなどの特徴も兼ね備えている。
式()中m2、n2は0〜4の整数であり0〜2が好ましい。
式(2)の有機化合物は、式(3)で表されることが更に好ましい。
Figure 0005023502

(式(3)中、Rは上記と同様である。)
式(3)の有機化合物は、式(4)、(5)または(6)で表されることが特に好ましい。
Figure 0005023502

Figure 0005023502

Figure 0005023502
上記化合物は、感度、解像性に優れる。また比較的安価なフェノール類から製造でき、更に単離精製が容易である。
化合物(A)は、フェナントレンキノン類とフェノール類とを、チオール類および硫酸で構成された触媒系の存在下で縮合反応させる工程、反応混合物からビスフェノール化合物を晶析させる晶析工程、ビスフェノール化合物に酸解離性官能基を導入する工程を経て製造される。
フェナントレンキノン類とフェノール類との反応において、フェナントレンキノンの純度は特に限定されず、通常、95重量%以上、好ましくは99重量%以上である。
フェンナントレンキノン類の具体例としては、例えば、9,10−フェナントレンキノン、メチル−9,10−フェナントレンキノン、ジメチル−9,10−フェナントレンキノン、トリメチル−9,10−フェナントレンキノン、フェニル−9,10−フェナントレンキノン、ジフェニル−9,10−フェナントレンキノン、メチルフェニル−9,10−フェナントレンキノン等が挙げられる。これらのフェナントレンキノン類の内、9,10−フェナントレンキノンが好ましい。
フェノール類の具体例としては、例えば、フェノール、C1-4アルキルフェノール(例えばo−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾールなどのクレゾール類)、ジアルキルフェノール(例えば2,3−ジメチルフェノール、2,5−ジメチルフェノール、2,6−ジメチルフェノール、2,6−ジ−tert−ブチルフェノールなど)、トリアルキルフェノール、アルコキシフェノール(例えばo−メトキシフェノールなどのアニソール類など)、アリールフェノール(例えばo−,m−フェニルフェノールなどのフェニルフェノールなど)、シクロアルキルフェノール(例えば2−シクロヘキシルフェノールなど)、クロロフェノール、ジクロロフェノール、クロロクレゾール、ブロモフェノール、ジブロモフェノール;カテコール、アルキルカテコール、クロロカテコール、レゾルシノール、アルキルレゾルシノール、ハイドロキノン、アルキルハイドロキノン、クロロレゾルシノール、クロロハイドロキノン、ピロガロール、アルキルピロガロール、1,2,4−トリヒドロキシフェノールなどが例示できる。これらのフェノール類のうち、単核フェノールすなわちフェノール、C1-4アルキルフェノール、例えば2−C1-4アルキルフェノール(o−クレゾールなど)が好ましく,フェノール、o−クレゾール、2,6−キシレノールがさらに好ましく、2,6−キシレノールが特に好ましい。フェノール類は、単独で又は二種以上組み合わせて使用してもよい。フェノール類の純度は特に限定されないが、通常、95重量%以上、好ましくは99重量%以上である。
化合物(A)を製造するためには、まず、フェナントレンキノン類1モルに対しフェノール、o−クレゾール等のフェノール類を2モル〜過剰量、チオ酢酸またはβ―メルカプトプロピオン酸、及び塩酸または硫酸からなる触媒の存在下、60〜150℃で0.5〜20時間程度反応させる。反応終了後、反応液にトルエンを加えて60〜80℃まで加熱し、0.5〜2時間攪拌し、次いで室温まで冷却する。析出した結晶を濾過により分離し、乾燥してビスフェノール化合物を得る。次にビスフェノール化合物に酸解離性官能基を導入するための化合物を加え、ピリジニウムp−トルエンスルホナート等の触媒の存在下、常圧、20〜60℃で6〜72時間反応させる。反応液を蒸留水に加え白色固体を析出させた後、分離する。分離した白色固体を蒸留水で洗浄し、必要に応じてシリカゲルカラムクロマトグラフィーにより精製し、乾燥することにより式()〜(6)の有機化合物を製造することができる。
上記で使用される酸解離性官能基を導入するための化合物としては、酸解離性官能基を有する酸クロライド、酸無水物、ジカーボネートなどの活性カルボン酸誘導体化合物;アルキルハライド;ビニルアルキルエーテル、ジヒドロピラン等の不飽和エーテルなどが挙げられるが特に限定はされない。
例えば式(2)で示される化合物は、フェナントレンキノン類として9,10−フェナントレンキノンを用い、フェノール類として単核フェノール用いることにより前記の方法で製造できる。酸解離性官能基はビスフェノール化合物に対し1モル導入され、再結晶やクロマトグラフィー等の分離精製により目的化合物が得られる。
式(3)で示される化合物は、フェナントレンキノン類として9,10−フェナントレンキノンを用い、フェノール類として2,6−キシレノールを用いることにより前記の方法で製造できる。酸解離性官能基はビスフェノール化合物に対し1モル導入され、再結晶やクロマトグラフィー等の分離精製により目的化合物が得られる。
式(4)で示される化合物は、フェナントレンキノン類として9,10−フェナントレンキノンを用い,フェノール類として2,6−キシレノールを用い、酸解離性官能基として1−エトキシエチル基を1モル導入することにより前記の方法で製造できる。
式(5)で示される化合物は、フェナントレンキノン類として9,10−フェナントレンキノンを用い,フェノール類として2,6−キシレノールを用い、酸解離性官能基として1−シクロヘキシルオキシエチル基を1モル導入することにより前記の方法で製造できる。
式(6)で示される化合物は、フェナントレンキノン類として9,10−フェナントレンキノンを用い,フェノール類として2,6−キシレノールを用い、酸解離性官能基としてt−ブトキシカルボニルメチル基を1モル導入することにより前記の方法で製造できる。
式()〜(6)で示される化合物は酸増幅型化合物であり、酸が共存すると、酸解離性官能基が脱離し、フェノール性水酸基に変換される。フェノール性水酸基の自己触媒効果と相まって効果的に脱離が進行し、アルカリ可溶物となるため、アルカリ現像可能なポジ型レジストとして利用できる。酸の発生方法は特に限定はしないが、例えば光酸発生剤を共存させ、紫外線若しくは高エネルギー照射により酸を発生させるのが好ましい。
本発明の感放射線性組成物は、一種以上の化合物(A)と、可視光線、紫外線、極端紫外線(EUV),エキシマレーザー、電子線、X線、イオンビームなどの放射線を照射することにより直接的又は間接的に酸を発生する酸発生剤を一種以上含む。
前記酸発生剤としては、下記式(10)〜(17)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(10)中、R23は、同一でも異なっていても良く、それぞれ独立に、水素原子、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル基、直鎖状、分枝状もしくは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基またはハロゲン原子であり;X-は、アルキル基、アリール基、ハロゲン置換アルキル基もしくはハロゲン置換アリール基を有するスルホン酸イオンまたはハロゲン化物イオンである。
前記式(10)で示される化合物は、トリフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ジフェニル−4−メチルフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジ−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−t−ブトキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−t−ブトキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−フルオロフェニル)−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ビス(4−ヒドロキシフェニル)−フェニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリ(4−メトキシフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリ(4−フルオロフェニル)スルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、トリフェニルスルホニウムp−トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウムベンゼンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニル−p−トルエンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウム−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、ジフェニル−2,4,6−トリメチルフェニルスルホニウムヘキサフルオロベンゼンスルホネート、ジフェニルナフチルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム−p−トルエンスルホネート、トリフェニルスルホニウム10−カンファースルホネートおよびジフェニル−4−ヒドロキシフェニルスルホニウム10−カンファースルホネートからなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(11)中、X-は前記と同様であり、R24は、同一でも異なっていても良く、それぞれ独立に、水素原子、直鎖状、分枝状もしくは環状アルキル基、直鎖状、分枝状もしくは環状アルコキシ基、ヒドロキシル基またはハロゲン原子を表す。
前記式(11)で示される化合物は、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムp−トルエンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムヘキサフルオロベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム10−カンファースルホネート、ジフェニルヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムp−トルエンスルホネート、ジフェニルヨードニウムベンゼンスルホネート、ジフェニルヨードニウム10−カンファースルホネート、ジフェニルヨードニウム−2−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ジフェニルヨードニウム−4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ジフェニルヨードニウム−2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、ジフェニルヨードニウムへキサフルオロベンゼンスルホネート、ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネート、ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムp−トルエンスルホネート、ジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウムベンゼンスルホネートおよびジ(4−トリフルオロメチルフェニル)ヨードニウム10−カンファースルホネートからなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(12)中、Qはアルキレン基、アリーレン基またはアルコキシレン基であり、R25はアルキル基、アリール基、ハロゲン置換アルキル基またはハロゲン置換アリール基である。
前記式(12)で示される化合物は、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)フタルイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ジフェニルマレイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(トリフルオロメチルスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)フタルイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)ジフェニルマレイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(10−カンファースルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(n−オクタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(n−オクタンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(p−トルエンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(p−トルエンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エン−2,3−ジカルポキシイミド、N−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(パーフルオロベンゼンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(パーフルオロベンゼンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(1−ナフタレンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(1−ナフタレンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニルオキシ)ナフチルイミド、N−(パーフルオロ−n−オクタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]へプト−5−エンー2,3−ジカルボキシイミドおよびN−(パーフルオロ−n−オクタンスルホニルオキシ)ナフチルイミドからなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(13)中、R26は、同一でも異なっていても良く、それぞれ独立に、任意に置換された直鎖、分枝もしくは環状アルキル基、任意に置換されたアリール基、任意に置換されたヘテロアリール基または任意に置換されたアラルキル基である。
前記式(13)で示される化合物は、ジフェニルジスルフォン、ジ(4−メチルフェニル)ジスルフォン、ジナフチルジスルフォン、ジ(4−tert−ブチルフェニル)ジスルフォン、ジ(4−ヒドロキシフェニル)ジスルフォン、ジ(3−ヒドロキシナフチル)ジスルフォン、ジ(4−フルオロフェニル)ジスルフォン、ジ(2−フルオロフェニル)ジスルフォンおよびジ(4−トルフルオロメチルフェニル)ジスルフォンからなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(14)中、R27は、同一でも異なっていても良く、それぞれ独立に、任意に置換された直鎖、分枝もしくは環状アルキル基、任意に置換されたアリール基、任意に置換されたヘテロアリール基または任意に置換されたアラルキル基である。
前記式(14)で示される化合物は、α−(メチルスルホニルオキシイミノ)−フェニルアセトニトリル、α−(メチルスルホニルオキシイミノ)−4−メトキシフェニルアセトニトリル、α−(トリフルオロメチルスルホニルオキシイミノ)−フェニルアセトニトリル、α−(トリフルオロメチルスルホニルオキシイミノ)−4−メトキシフェニルアセトニトリル、α−(エチルスルホニルオキシイミノ)−4−メトキシフェニルアセトニトリル、α−(プロピルスルホニルオキシイミノ)−4−メチルフェニルアセトニトリルおよびα−(メチルスルホニルオキシイミノ)−4−ブロモフェニルアセトニトリルからなる群から選択される少なくとも一種類であることが好ましい。
Figure 0005023502

式(15)中、R28は、同一でも異なっていても良く、それぞれ独立に、1以上の塩素原子および1以上の臭素原子を有するハロゲン化アルキル基である。ハロゲン化アルキル基の炭素原子数は1〜5が好ましい。
Figure 0005023502

Figure 0005023502
式(16)および(17)中、R29およびR30はそれぞれ独立に、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基等の炭素原子数1〜3のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基等の炭素原子数1〜3のアルコキシル基;またはフェニル基、トルイル基、ナフチル基等アリール基、好ましくは、炭素原子数6〜10のアリール基である。L29およびL30はそれぞれ独立に1,2−ナフトキノンジアジド基を有する有機基である。1,2−ナフトキノンジアジド基を有する有機基としては、具体的には、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基、1,2−ナフトキノンジアジド−6−スルホニル基等の1,2−キノンジアジドスルホニル基を好ましいものとして挙げることができる。特に、1,2−ナフトキノンジアジド−4−スルホニル基および1,2−ナフトキノンジアジド−5−スルホニル基が好ましい。pは1〜3の整数、qは0〜4の整数、かつ1≦p+q≦5である。J29は単結合、炭素原子数1〜4のポリメチレン基、シクロアルキレン基、フェニレン基、下記式(18)で表わされる基、カルボニル基、エステル基、アミド基またはエーテル基であり、Y29は水素原子、アルキル基またはアリール基であり、X29およびX30は、それぞれ独立に下記式(19)で示される基である。
Figure 0005023502

Figure 0005023502

式(19)中、Z32はそれぞれ独立に、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール基であり、R32はアルキル基、シクロアルキル基またはアルコキシル基であり、rは0〜3の整数である。
その他の酸発生剤として、ビス(p-トルエンスルホニル)ジアゾメタン、ビス(2,4-ジメチルフェニルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(tert-ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n-ブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソブチルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(イソプロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(n-プロピルスルホニル)ジアゾメタン、ビス(シクロヘキシルスルホニル)ジアゾメタンなどのビススルホニルジアゾメタン類;2-(4-メトキシフェニル)-4,6-(ビストリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、2-(4-メトキシナフチル)-4,6-(ビストリクロロメチル)-1,3,5-トリアジン、トリス(2,3-ジブロモプロピル)-1,3,5-トリアジン、トリス(2,3-ジブロモプロピル)イソシアヌレートなどのハロゲン含有トリアジン誘導体等が挙げられる。
また、酸発生剤は、単独で、または2種以上を使用することができる。本発明の組成物において、酸発生剤の使用量は、化合物(A)100重量部当り、0.1〜30重量部が好ましく、より好ましくは0.5〜20重量部、さらに好ましくは1〜15重量部である。0.1重量部未満では、感度、解像度が低下する傾向があり、一方、30重量部を超えるとレジストパターンの断面形状が低下する傾向がある。
本発明の感放射線性組成物は、固形成分を1〜80重量%および溶媒を20〜99重量%含むことが好ましく、固形成分を1〜50重量%および溶媒を50〜99重量%含むことがより好ましく、固形成分を5〜40重量%および溶媒を60〜95重量%含むことがさらに好ましく。化合物(A)の含有量は、固形成分全重量の10〜99.999重量%が好ましく、より好ましくは50〜99重量%、さらに好ましくは80〜99重量%である。本発明の感放射線性組成物は、固形成分中に溶解促進剤を含んでもよく、溶解促進剤の配合割合は、固形成分全重量の0〜80重量%であることが好ましく、より好ましくは20〜80重量%、さらに好ましくは30〜70重量%である。上記配合割合であると、高感度,高解像度が得られ、ラインエッジラフネスが小さくなる。
前記溶剤としては、例えば、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテート、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのエチレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテルなどのエチレングリコールモノアルキルエーテル類;プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート(PGMEA)、プロピレングリコールモノエチルエーテルアセテートなどのプロピレングリコールモノアルキルエーテルアセテート類;プロピレングリコールモノメチルエーテル(PGME)、プロピレングリコールモノエチルエーテルなどのプロピレングリコールモノアルキルエーテル類;乳酸メチル、乳酸エチル(EL)などの乳酸エステル類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチルなどの脂肪族カルボン酸エステル類;3−メトキシプロピオン酸メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキシプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチルなどの他のエステル類;トルエン、キシレンなどの芳香族炭化水素類;2−ヘプタノン、3−ヘプタノン、4−ヘプタノン、シクロヘキサノンなどのケトン類;テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル類を挙げることができるが、特に限定はされない。これらの溶剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。
前記溶解促進剤は、化合物(A)のアルカリ等の現像液に対する溶解性が比較的低い場合に、その溶解性を高めて、現像時の化合物(A)の溶解速度を適度に増大させる作用を有する成分である。このような溶解促進剤としては、レジスト膜の焼成、電子線照射、現像等の工程において化学変化しないものが好ましい。前記溶解促進剤としては低分子量のフェノール性化合物を挙げることができ、具体的には、ビスフェノール類、トリス(ヒドロキシフェニル)メタン、テトラキスフェノール類等を挙げることができる。ビスフェノール類としては、ビフェノール、ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタノン、メチレンビスフェノール、エチリデンビスフェノール、シクロヘキシリデンビスフェノール、フェニルエチリデンビスフェノール等が挙げられ;トリスフェノール類としては、トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、トリス(4−ヒドロキシフェニルベンゼン)等を挙げることができ;テトラキスフェノール類として4,4’,4’’,4’’’−(1,2−エタンジイリデン)テトラキスフェノール、4,4’,4’’,4’’’−(1,2−フェニレンジメチリジン)テトラキスフェノール、カリックス[4]アレン、テトラキス(ビシクロヘキシリデン)フェノール等が挙げられる。これらの溶解促進剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用することができる。
上記低分子量のフェノール性化合物は下記式(20)で表されることが好ましい。
Figure 0005023502

(式(20)中、R、m2、n2は前記と同様である。)
上記式(20)の有機化合物は下記式(21)で表されることが特に好ましい。
Figure 0005023502
本発明の感放射線性組成物には、酸拡散制御剤、溶解制御剤、増感剤、界面活性剤等の各種添加剤を配合することができる。
酸拡散制御剤は、放射線照射により酸発生剤から生じた酸がレジスト膜中に拡散するのを制御して、未露光領域での好ましくない化学反応を制御する作用等を有する。酸拡散制御剤を使用することにより、感放射線性組成物の貯蔵安定性、解像度が向上するとともに、電子線などの照射前の引き置き時間、電子線照射後の引き置き時間の変動によるレジストパターンの線幅変化を抑えることができ、プロセス安定性に極めて優れたものとなる。このような酸拡散制御剤としては、窒素原子含有塩基性化合物あるいは塩基性スルホニウム化合物、塩基性ヨードニウム化合物等の電子線放射分解性塩基性化合物が挙げられる。酸拡散制御剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。酸拡散制御剤の配合量は、固形成分全重量の0〜10重量%であることが好ましく、より好ましくは0.001〜5重量%、さらに好ましくは0.001〜3重量%である。酸拡散制御剤の配合量が0.001重量%以上であると、プロセス条件による解像度の低下、パターン形状の劣化、寸法忠実度の低下を避けることができ、さらに、電子線照射から放射線照射後加熱までの引き置き時間が長くなっても、パターン上層部の形状が劣化しない。酸拡散制御剤の配合量が10重量%以下であると、レジスト組成物の感度、未露光部の現像性等の低下を避けることができる。
溶解制御剤は、化合物(A)のアルカリ等の現像液に対する溶解性が比較的高い場合に、その溶解性を制御して現像時の溶解速度を適度に減少させる作用を有する成分である。このような溶解制御剤としては、レジスト膜の焼成、放射線照射、現像等の工程において化学変化しないものが好ましい。溶解制御剤としては、例えば、ナフタレン、フェナントレン、アントラセン、アセナフテン等の芳香族炭化水素類;アセトフェノン、ベンゾフェノン、フェニルナフチルケトン等のケトン類;メチルフェニルスルホン、ジフェニルスルホン、ジナフチルスルホン等のスルホン類等を挙げることができる。これらの溶解制御剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。溶解制御剤の配合量は、使用する化合物(A)の種類に応じて適宜調節されるが、固形成分全重量の0〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%、さらに好ましくは1〜10重量%である。
増感剤は、照射された放射線のエネルギーを吸収して、そのエネルギーを光酸発生剤に伝達し、それにより酸の生成量を増加する作用を有し、レジストの見掛けの感度を向上させる成分である。このような増感剤としては、例えば、ベンゾフェノン類、ビアセチル類、ピレン類、フェノチアジン類、フルオレン類等を挙げることができるが、特に限定はされない。これらの増感剤は、単独でまたは2種以上を使用することができる。増感剤の配合量は、固形成分全重量の0〜50重量%であることが好ましく、より好ましくは0.1〜20重量%で、さらに好ましくは1〜10重量%である。
界面活性剤は、本発明の感放射線性組成物の塗布性、ストリエーション、現像性等を改良する作用を有する成分である。このような界面活性剤としては、アニオン系、カチオン系、ノニオン系あるいは両性のいずれも使用することができる。これらのうち、ノニオン系界面活性剤が好ましい。ノニオン系界面活性剤は、感放射線性組成物に用いる溶剤との親和性がよく、より効果がある。ノニオン系界面活性剤の例としては、ポリオキシエチレン高級アルキルエーテル類、ポリオキシエチレン高級アルキルフェニルエーテル類、ポリエチレングリコールの高級脂肪酸ジエステル類等の他、エフトップ(ジェムコ社製)、メガファック(大日本インキ化学工業社製)、フロラード(住友スリーエム社製)、アサヒガード、サーフロン(以上、旭硝子社製)、ペポール(東邦化学工業社製)、KP(信越化学工業社製)、ポリフロー(共栄社油脂化学工業社製)等の商品名で市販されている製品を挙げることができるが、特に限定はされない。界面活性剤の配合量は、固形成分全重量の0〜2重量%であることが好ましく、より好ましくは0.0001〜1重量%、さらに好ましくは0.001〜0.1重量%である。
感放射線性組成物に染料あるいは顔料を配合することにより、露光部の潜像を可視化させて、露光時のハレーションの影響を緩和できる。さらに、接着助剤を配合することにより、基板との接着性を改善することができる。
本発明の感放射線性組成物に、上記の添加剤に加えて、水に不溶でアルカリ水溶液に可溶な樹脂、または、水に不溶で酸の作用でアルカリ水溶液に可溶となりアルカリ水溶液で現像可能になる樹脂を添加しても良い。このような樹脂としては、例えば、フェノール樹脂またはフェノール樹脂に酸解離性官能基が導入された樹脂;ノボラック樹脂またはノボラック樹脂に酸解離性官能基が導入された樹脂;水素化ノボラック樹脂または水素化ノボラック樹脂に酸解離性官能基が導入された樹脂;o−ポリヒドロキシスチレン、m−ポリヒドロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチレン、これらの共重合体またはo−ポリヒドロキシスチレン、m−ポリヒドロキシスチレン、p−ポリヒドロキシスチレン及びこれらの共重合体に酸解離性官能基が導入された樹脂;アルキル置換ポリヒドロキシスチレンまたはアルキル置換ポリヒドロキシスチレンに酸解離性官能基が導入された樹脂;ポリヒドロキシスチレンまたはポリヒドロキシスチレンに酸解離性官能基が導入された樹脂;ポリヒドロキシスチレンの一部がo−アルキル化された樹脂またはポリヒドロキシスチレンの一部がo−アルキル化された樹脂に酸解離性官能基が導入された樹脂;スチレン−ヒドロキシスチレン共重合体またはスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体に酸解離性官能基が導入された樹脂;α−メチルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体またはα−メチルスチレン−ヒドロキシスチレン共重合体に酸解離性官能基が導入された樹脂;ポリアルキルメタクリレート樹脂またはポリアルキルメタクリレートに酸解離性官能基が導入された樹脂、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、ポリウレア、およびポリウレタン等が挙げられる。ただし,樹脂の添加に伴いラインエッジラフネスが大きくなるため、良好なパターンプロファイルを得るためには、出来る限り添加しないほうがいい。
本発明の感放射線性組成物は、化合物(A)、溶媒、酸発生剤およびその他の添加剤を撹拌、混合することにより得られる。撹拌、混合の方法、添加順序には特に制限がなく、当業者の通常の知識に基づいて容易に製造することができる。
本発明の感放射線性組成物を用いてレジストパターンを形成するには、まず、シリコンウエハー、ガリウムヒ素ウエハー、アルミニウムで被覆されたウエハー等の基板上に感放射線性組成物を、回転塗布、流延塗布、ロール塗布等の塗布手段によって塗布することによりレジスト膜を形成する。
必要に応じて、基板上に表面処理剤を予め塗布してもよい。表面処理剤として、例えばヘキサメチレンジシラザン等のシランカップリング剤(重合性基を有する加水分解重合性シランカップリング剤など)、アンカーコート剤または下地剤(ポリビニルアセタール、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂など)、またはこれらの下地剤と無機微粒子を混合剤したコーティング剤が挙げられる。
レジスト膜の厚みは、特に限定されず、好ましくは0.01〜10μm、より好ましくは0.05〜1μm、さらに好ましくは0.05〜0.3μm程度である。
必要に応じて、大気中に浮遊するアミン等が侵入するのを防ぐためのレジスト保護膜をレジスト膜形成後に形成しても良い。レジスト保護膜を形成することにより、放射線により生じた酸が、大気中に不純物として浮遊しているアミン等の酸と反応する化合物と反応して失活し、レジスト像が劣化し感度が低下することを抑制することが出来る。レジスト保護膜の材料としては、水溶性でかつ酸性ポリマーであることが好ましい。例えば、ポリアクリル酸、ポリビニルスルホン酸等が挙げられる。
次いで、紫外線、極端紫外線(EUV)、電子線等の放射線により、レジスト膜を所望のパターンに露光する。露光された化合物(A)は、その酸解離性官能基が開裂してフェノール性水酸基になり、アルカリ現像液に可溶な化合物に変化する。露光条件等は、感放射線性組成物の配合組成等に応じて適宜選定される。本発明においては、露光により高精度の微細パターンを安定して形成するために、放射線照射前後に加熱するのが好ましい。加熱条件は、感放射線性組成物の配合組成等により変わるが、20〜250℃が好ましく、より好ましくは40〜150℃である。
次いで、露光されたレジスト膜をアルカリ現像液で現像することにより、所定のレジストパターンを形成する。前記アルカリ現像液としては、例えば、モノ−、ジ−あるいはトリアルキルアミン類、モノ−、ジ−あるいはトリアルカノールアミン類、複素環式アミン類、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(TMAH)、コリン等のアルカリ性化合物の1種以上を、好ましくは、1〜10質量%、より好ましくは1〜5質量%の濃度となるように溶解したアルカリ性水溶液が使用される。
また、前記アルカリ現像液には、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール類や前記界面活性剤を適量添加することもできる。これらのうちイソプロピルアルコールを10〜30質量%添加することが特に好ましい。なお、このようなアルカリ性水溶液からなる現像液を用いた場合は、一般に、現像後水で洗浄する。
レジストパターンを形成した後、エッチングすることによりパターン化配線基板が得られる。エッチングの方法はプラズマガスを使用するドライエッチングおよびアルカリ溶液、塩化第二銅溶液、塩化第二鉄溶液等によるウェットエッチングなど公知の方法で行うことが出来る。
レジストパターンを形成した後、めっきを行うことも出来る。上記めっき法としては、例えば、銅めっき、はんだめっき、ニッケルめっき、金めっきなどがある。
残存レジストパターンは有機溶剤や現像に用いたアルカリ水溶液より強アルカリ性の水溶液で剥離することが出来る。上記有機溶剤として、前記PGMEA、PGME、EL等が挙げられ、強アルカリ水溶液としては、例えば1〜20質量%の水酸化ナトリウム水溶液や1〜20質量%の水酸化カリウム水溶液が挙げられる。上記剥離方法としては、例えば、浸漬方法、スプレイ方式等が挙げられる。またレジストパターンが形成された配線基板は、多層配線基板でも良く、小径スルーホールを有していても良い。
本発明の感放射線性組成物を用いて得られる配線基板は、レジストパターン形成後、金属を真空中で蒸着し、その後レジストパターンを溶液で溶かす方法、すなわちリフトオフ法により形成することも出来る。
以下、実施例を挙げて、本発明の実施の形態をさらに具体的に説明する。但し、本発明は、これらの実施例に特に限定はされない。
レジストパターンは以下の方法により作製し、評価した。
(1)レジスト膜の作製
下記第3表に示した成分を配合し、0.1μmのテフロン(登録商標)フィルターにより濾過して感放射線性組成物を調製した。各感放射線性組成物をスピンコーターを利用してヘキサメチルジシラザンにより表面処理されているシリコンウェハー上に塗布し、110℃で90秒間ホットプレート上で乾燥して、厚さ約0.05μmのレジスト膜を得た。
(2)レジストパターンの形成
レジスト膜に電子線描画装置((株)エリオニクス製ELS−7500、加速電圧50keV)を用いて電子線を照射した。照射後にそれぞれ所定の温度で、90秒間加熱し、2.38重量%TMAH水溶液に30秒間浸漬し、30秒間蒸留水でリンスして乾燥した。得られたラインアンドスペースを走査型電子顕微鏡((株)日立ハイテクノロジー製S−4800)により観察した。なお、実施例のいずれのサンプルにおいても、露光時に発生するアウトガス量は少なかった。
(3)感度および解像度の評価
ラインアンドスペースの限界解像度を解像度として採用した。また、限界解像度を達成できる最小照射量を感度とした。
(4)ラインエッジラフネス(LER)の評価
限界解像度を達成できる最小照射線量を照射して形成した80nm間隔のラインパターンの長さ方向(1.5μm)の任意の300点において、日立半導体用SEM ターミナルPC V5オフライン測長ソフトウェア((株)日立サイエンスシステムズ製)を用いて、エッジと基準線との距離を測定した。測定結果から標準偏差(3σ)を算出した。
合成例1
化合物101の合成
Figure 0005023502

攪拌機、冷却管及びビュレットを備えた内容積100mlの容器に、9,10−フェナントレンキノン(アクロスオーガニックス製)10.4g(0.05mol)と2,6−キシレノール(関東化学工業製)24.8g(0.2mol)を仕込んだ。6−メルカプトプロピオン酸5mlと95%の硫酸5mlを加えた後、混合物を85℃で6時間撹拌して反応を完結させた。反応終了後、反応生成液にメタノールもしくはイソプロピルアルコール50gを加えて60℃まで加温し、1時間撹拌を継続した。次に純水90gを加えて反応生成物を析出させた。室温まで冷却した後、濾過を行って析出物を分離し、乾燥して目的化合物101を得た。化合物の構造はIR測定、元素分析、およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第1表に示す。
IRデータ
1596cm−1:C−C環伸縮振動
1662cm−1:C=O伸縮振動
3301cm−1:C=O伸縮倍音振動
3342cm−1:フェノール性OH伸縮振動
合成例2
化合物102の合成
Figure 0005023502

前記化合物101、4.34g(10mmol)、エチルビニルエーテル1.74(24mmol)、ピリジニウムp−トルエンスルホネート0.54gに、無水テトラヒドロフラン20mLに、無水アセトン10mlを加え、室温で72時間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加えて反応を停止した。析出した固体をカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、減圧乾燥して白色粉末の目的化合物102を2.5g得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第1表に示す。
合成例3
化合物103の合成
Figure 0005023502

前記化合物101、4.34g(10mmol)、シクロヘキシルビニルエーテル1.89(15mmol)、ピリジニウムp−トルエンスルホネート1.08gに、無水テトラヒドロフラン20mL、無水アセトン10mlを加え、室温で24間攪拌した。反応液に飽和重曹水を加えて反応を停止した。析出した固体をカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、減圧乾燥して白色粉末の目的化合物103を1.5g得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第1表に示す。
合成例4
化合物104の合成
Figure 0005023502

4.34g(10mmol)の前記化合物101、2.10(11mmol)のブロモ酢酸t−ブチルエステル、1.66g(12mmol)の炭酸カリウム、2.6g(11mmol)の18−crown−6に、無水2−ブタノン100mLを加え、攪拌しながら72時間還流した。エバポレーション後、残さをメチレンクロライドで抽出し、抽出液を蒸留水で洗浄した。抽出液を硫酸ナトリウムで乾燥後、エバポレーション、真空乾燥して得た粗生成物をカラムクロマトグラフィーにより分離精製し、減圧乾燥して白色粉末の目的化合物104を1.5g得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第1表に示す。
Figure 0005023502
Figure 0005023502
比較合成例1
化合物201の合成
Figure 0005023502

トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン(本州化学工業製)1.46g(5mmol)に脱水アセトン5ml、ジメチルアミノピリジン1.2mgを加えて調製した溶液に、ジ−tert−ブチルジカーボネート2.62g(12mmol)を10分かけて滴下し40℃で24時間攪拌した。反応液を多量の水に加え固体を析出させ、白色粉末を得た。3回蒸留水で洗浄後、吸引濾過、減圧乾燥して目的化合物201を得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
比較合成例2
化合物202の合成
Figure 0005023502

トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン1.46g(5mmol)をトリス(4−ヒドロキシフェニル)ベンゼン(アルドリッチ社製試薬)1.77g(5mmol)に代え、ジ−tert−ブチルジカーボネートの使用量を3.93g(16mmol)に代えた以外は比較合成例1と同様にして目的化合物202を得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
比較合成例3
化合物203の合成
トリス(4−ヒドロキシフェニル)メタン1.46g(5mmol)をポリヒドロキシスチレン重量平均分子量8000(アルドリッチ製試薬)0.74g(5mmol)に代え、ジ−tert−ブチルジカーボネートの使用量を0.37g(1.5mmol)に代えた以外は比較合成例1と同様にして目的化合物203を得た。H−NMR測定の結果、t−ブトキシカルボニル化率は30%であった。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
比較合成例4
1−(2−ナフチル)−1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン(化合物204)の合成
Figure 0005023502

o−クレゾール43.2g(0.4mol)およびβ−アセトナフトン17.1g(0.1mol)を混合し、約30℃に加熱して溶解した後、硫酸0.1ml、3−メルカプトプロピオン酸0.8ml、トルエン10mlを加え撹拌しながら反応した。ガスクロマト分析により転化率が100%になったことを確認後、トルエン100mlを加えた。冷却し析出した固体を減圧濾過し、60℃温水で撹拌洗浄し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製して目的生成物204を24g得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
比較合成例5
化合物205の合成
Figure 0005023502

1.84g(5mmol)の化合物204に脱水アセトン5ml、ピリジニウムp−トルエンスルホンネート(関東化学(株)製試薬)0.073g(0.29mmol)、エチルビニルエーテル(関東化学(株)製試薬)0.43g(6mmol)を加えて調製した溶液を室温で24時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)により精製し目的化合物205を得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
比較合成例6
化合物206の合成
Figure 0005023502

1.84g(5mmol)の化合物204に無水アセトン5ml、ピリジニウムp−トルエンスルホネート0.073g(0.29mmol)、シクロヘキシルビニルエーテル0.76g(6mmol)を加えて調製した溶液を室温で24時間攪拌した。反応液をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(溶出液:酢酸エチル/ヘキサン=1/3)により精製し目的化合物206を得た。化合物の構造は元素分析およびH−NMR測定(400MHz、d−DMSO、内部標準TMS)で確認した。分析結果を第2表に示す。
Figure 0005023502
Figure 0005023502
実施例1〜9および比較例1〜5
レジストパターンの評価
第3表に示した成分を配合し、0.1μmのテフロン(登録商標)フィルターにより濾過して感放射線性組成物を調製した。レジストパターンを作製し解像度および感度を評価した。結果を第4表に示す。なお、実施例のいずれのサンプルにおいても、露光時に発生するアウトガス量は少なかった。また最適露光量の2倍の露光量を照射した後の膜厚変化が、いずれも5nm未満であり、露光時に発生するアウトガス量は非常に少なかった。
Figure 0005023502
Figure 0005023502
本発明の有機化合物を含む感放射線性組成物は、高解像度、高感度のレジストパターンを与えるので、集積度の高い半導体素子を高い生産性で作製することが可能となる。

Claims (9)

  1. 式(2)で示される有機化合物。
    Figure 0005023502

    (式(2)中、
    は、メトキシメチル基、メチルチオメチル基、エトキシメチル基、n−プロポキシメチル基、イソプロポキシメチル基、n−ブトキシメチル基、t−ブトキシメチル基、2−メチルプロポキシメチル基、エチルチオメチル基、メトキシエトキシメチル基、フェニルオキシメチル基、1−シクロペンチルオキシメチル基、1−シクロヘキシルオキシメチル基、ベンジルチオメチル基、フェナシル基、4−ブロモフェナシル基、4−メトキシフェナシル基、ピペロニル基、メトキシカルボニルメチル基、エトキシカルボニルメチル基、n−プロポキシカルボニルメチル基、イソプロポキシカルボニルメチル基、n−ブトキシカルボニルメチル基、tert−ブトキシカルボニルメチル基、下記式(7−1)〜(7−13)で示される基、
    Figure 0005023502

    1−メトキシエチル基、1−メチルチオエチル基、1,1−ジメトキシエチル基、1−エトキシエチル基、1−エチルチオエチル基、1,1−ジエトキシエチル基、1−n−プロポキシエチル基、1−イソプロポキシエチル基、1−n−ブトキシエチル基、1−t−ブトキシエチル基、1−(2−メチルプロポキシ)エチル基、1−フェノキシエチル基、1−フェニルチオエチル基、1,1−ジフェノキシエチル基、1−シクロペンチルオキシエチル基、1−シクロヘキシルオキシエチル基、1−フェニルエチル基、1,1−ジフェニルエチル基、下記式(8−1)〜(8−13)で示される基、
    Figure 0005023502

    1−メトキシ−n−プロピル基及び1−エトキシ−n−プロピル基、1−分岐アルキル基、シリル基、アシル基、1−シクロペンチルメトキシメチル基、1−シクロペンチルエトキシメチル基、1−シクロヘキシルメトキシメチル基、1−シクロヘキシルエトキシメチル基、1−シクロオクチルメトキシメチル基、1−アダマンチルメトキシメチル基、環状エーテル基およびアルコキシカルボニル基からなる群から選択される酸解離性官能基であり;
    は、ハロゲン原子、アルキル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル基、アルコキシ基、アリールオキシ基、アルケニル基、アシル基、アルコキシカルボニル基、アルキロイルオキシ基、アリーロイルオキシ基、シアノ基、およびニトロ基からなる群から選ばれる置換基を表し;
    m2、n2は0〜4の整数であり;
    複数個のR、Rは、各々同一でも異なっていても良い。)
  2. 式(3)で示される請求項1に記載の有機化合物。
    Figure 0005023502

    (式(3)中、Rは上記と同様である。)
  3. 式(4)で示される請求項2に記載の有機化合物。
    Figure 0005023502
  4. 式(5)で示される請求項2に記載の有機化合物。
    Figure 0005023502
  5. 式(6)で示される請求項2に記載の有機化合物。
    Figure 0005023502
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の化合物群から選ばれる一種以上の有機化合物および酸発生剤を含む感放射線性組成物。
  7. 固形成分1〜80重量%および溶媒20〜99重量%を含み、前記一種以上の有機化合物の含量が前記固形成分全重量の10〜99.999重量%であることを特徴とする請求項6記載の感放射線性組成物。
  8. 固形成分1〜80重量%および溶媒20〜99重量%を含み、前記一種以上の有機化合物の含量が前記固形成分全重量の50〜99重量%であることを特徴とする請求項6または7記載の感放射線性組成物。
  9. 請求項6〜8のいずれかに記載の感放射線性組成物を基板上に塗布してレジスト膜を形成する工程、露光前にレジスト膜を加熱する工程、紫外線、極端紫外線および電子線から選ばれる放射線によりレジスト膜を所望のパターンに露光する工程、必要に応じて露光したレジスト膜を加熱する工程、および、レジスト膜をアルカリ現像する工程を含むレジストパターン形成方法。
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