JP5022857B2 - パイプライン情報システム - Google Patents

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Description

本発明は、地理情報システム(GIS:Geographic Information System)に関し、データ管理項目・単位・表記方法が異なるパイプライン施設属性データの統合データベースを用いたパイプライン情報システムに係わる。
パイプラインの施設管理やデータ変換に関しては、下記の従来技術が存在する。
特許文献1(配管設備管理支援装置)および特許文献2(送配水管管理支援装置)では、立体データを用いた配管データの表示を行う。高さ情報を用いて立体的に表示を行うことが特徴である。
特許文献3(配管系統のモデリング方法)はそれぞれ異なる目的で構築されたデータに対して、モデル相互間のデータ照合や変換を行う方法である。立体形状と平面的に記載された系統図との記載された対象間で形状の変換を行うことが特長である。
特許文献4(プラント設計支援データベースシステム)では、異なるシステムでデータの記載単位やデータ型が異なる場合にデータ変換を行うことにより、複数のシステムでデータの利用を可能にすることが特徴である。
特許文献5(異種データベース統合支援装置)では、異なるデータベースの中で、属性の一致度が高いものを同一のものとして対応付けることを特徴とする。
特許文献6(CADデータ変換装置および方法ならびにプログラム)では、CAD(Computer Aided Design System)データの型変換を行う。構成要素間対応ルールを視覚的に表示するところに特徴がある。
特許文献7(パイプライン管理データ、パイプライン管理データ処理方法、パイプライン管理データプログラム、及びパイプライン管理データ処理システム)では、腐食や陰極保護電位のデータをパイプラインに表示した地図と対応付けることを特徴とする。
特許文献8(パイプラインの探索位置特定方法、携帯端末及びパイプラインの探索位置特定プログラム)では、GPSを用いてパイプラインの位置を特定する方法について示している。
特開平6−33493 特開平6−108501 特開平7−103400 特開平10−283392 特開2004−86782 特開2005−301630 特開2005−308841 特開2006−250619
石油・天然ガス基幹パイプラインのような長距離構造物においては、パイプラインを構成する部分区間ごとに建設や検査が行われる。このとき、区間ごとに複数の組織(企業や公共組織)が検査や建設を行うことになる。検査や建設の結果表形式によるデータが作成され報告される。表形式データでは最初に項目名が記載される。組織ごとに決められた報告書で報告がなされるためデータの項目や数値沖際単位、表記法方が統一されないことがある。従って、これらのデータを統合することはこれまでできなかった。さらに項目を示す言語が日本語、英語、ロシア語など異なる場合、同じシステムで、これらのデータを入力し利用することはできなかった。このため、これらのデータを統合するために項目ごとにあわせて変換プログラムをその都度作成する必要があった。
ここでは、異なるデータ管理項目、異なる言語、数値の記載単位、表記方法が異なっても変換プログラムをその都度作成することなく一元的に格納できるようにし、さらに、これらのデータベースから修理や交換すべきパイプ区間を抽出することにより、修理、交換の優先付けを行えるようにすることが課題である。
上記のデータ統合の課題を解決するために、パイプライン名称、距離区間(データ変換の対象となる開始距離、終了距離)、有効時間(パイプライン名称、距離区間でのデータ変換が有効となる開始時間と終了時間)に関連させて、変換項目名と、汎用データベース名を対応付けた項目変換テーブルを準備する。さらに同じく、特定パイプライン名称、距離区間、有効時間に関連させて、単位・表記変換項目名と利用している単位と表記方法を対応付けた単位・表記変換テーブルを準備する。そして表形式による入力データを、項目ごとに項目変換テーブルの内容に従って汎用データ項目に対応させ、さらに単位・表記変換テーブルに記載された表記を参照し、入力データの単位や表記方法に従って汎用データベースで採用している単位・表記系に変換する。さらに、言語辞書、類義語辞書を持たせることによって、類義語の検索と単語の関連性に基づく連想検索によって、項目変換テーブルの項目の対応付け、単位・表記変換テーブルでの入力データの単位系、表記法を推定するようにしても良い。なお、ここで、パイプライン名称とは、パイプラインを特定するための情報で、具体的な名称の他、ナンバー等で管理されていても良い。
次に、これらのデータを利用することによって腐食拡大予測や、陰極保護(電気防食)電位変化予測を行う。変換したデータは時間属性を有する。異なるデータ項目名から入力したとしても履歴データとして統合することができるため、時間経過を用いることによって腐食拡大予測や陰極保護電位変化予測を行うことができる。予測に従ってパイプ交換・修理の時期を確認する。これにより、これまで統合できなかった、異なる管理項目名、単位・表記系によるデータを汎用データベースに統合することによってパイプや絶縁材料の劣化を予測して、交換・修理の対象となるパイプの抽出と優先付けを行うことができる。
パイプライン検査組織がそれぞれ独自のデータ管理項目を使用していても、あえて変更させることなく、これらのデータを直接利用することができる。データは時間属性を付けて管理することにより、履歴データとして利用することが可能となる。これにより、腐食拡大予測や陰極保護電位変化予測に基づいて交換・修理の対象となるパイプや、絶縁材料の交換の対象となるパイプ区間を見出し、優先順位をつけていくことができるようになる。複数の組織が保守管理に関わってきても、データ変換のための新たにデータ変換プログラムを作成することなくすべてのデータが直接利用できるようになる。さらにデータを作成した組織にあわせてデータベースを用意する必要もないので、データベース構築コストも低減できる。
本発明は計算機ソフトウエアにより実施される。
石油・天然ガス基幹パイプラインのような長大な構造物において、腐食性の高い流体が流れる場合は内部腐食、パイプラインが地下に埋設される場合は、外部腐食が発生することがある。そのため、ピグと呼ばれる検査ロボットにより、腐食検査や形状の変化が計測され、損傷が軽微な場合は修理を行い、腐食が深刻で問題があるパイプは交換や修理が行われる。このような保守管理のための計測はパイプライン区間ごとに複数の専門組織によって行われる。とくに途中にポンプステーションやコンプレッサーステーションにより流体が加圧される場合は、ポンプステーション間、コンプレッサーステーション間での検査が行われることがある。専門組織は自ら行った建設、保守管理の結果をデータベースにまとめて報告する。検査・計測を行うのは、単一の組織ではないことがあり、検査結果のデータは項目名を指定しない限りは、専門組織が決定した独自の項目により結果を報告することになる。従って区間ごとに同じ内容のデータではあるが、異なる項目のデータが存在することになる。このような状況は、パイプの建設交換・修理、陰極保護電位の計測においても同じである。建設交換・修理や陰極保護電位検査の成果はデータファイルにまとめられてパイプライン運用者に渡される。パイプラインのように長大な施設においては、単一の組織ではなく複数の組織が区間を分担して建設・修理、計測を行い、データを作成する。さらにデータ化される項目は、パイプラインの建設・修理、計測を行う国によっては複数の言語で作成されることもある。このような状況で、区間にまたがってデータを検索し、利用していくためには、区間ごとに作成された建設・修理、計測の結果得られるデータをデータベースに統合して一元的に管理し、利用できるようにしていく必要がある。
項目の違いとして以下のことが考えられる。
・パイプライン運用組織・企業に渡されたデータの管理項目名が異なる。
例えば、腐食データなどで、長さをLengthと記載したり、Corrosion Lengthと記載したりすることがある。
・項目数値の単位が異なる。
例えば、陰極保護電位データにおいて、計測電圧がボルト「V」で記載されることもあれば、「mV」で記載されることもある。
・項目の表記が異なる。
例えば、腐食データの開始位置が時計による5:30のように記載されることもあれば(これは、パイプ断面が円形のため、開始位置を時刻短針位置によって現す表記方法である)、5.5のように小数によって表されることがある(5.5は5:30を示す。このような場合、小数部に60を乗算することによって時刻に変換できる)。
・項目の記載言語が異なる。
例えば、日本語の「腐食」は英語では「Corrosion」である。
・ データの基準値の取り方が変わることがある。
例えば、腐食や陰極保護電位などのパイプライン保守データは距離をキーデータとして取得されるが、この距離の基準位置が異なることがある。ある年では、500kmであっても、正確な計測の後、あくる年に501kmに変更されることがある。
このように異なるデータ管理項目、単位・表記で作成されたデータをデータベースで一元的に管理し利用するためには、データ項目名変換、単位・表記変換を行い、汎用の項目名に変換することが必要になる。あわせて、これらの変換を新たな項目が現れるたびにその都度プログラムにするのではなく、変換プログラムは変えずに、変換の必要な情報をデータ化して、変換プログラムが参照して変換を行うようにする。また、この変換データの変更を人手により準備するのではなく、入力する項目名から類義語検索により推定し、汎用の項目に対応付けるようにしても良い。このような変換方式について以下に示す。図1にシステムの構成を示す。
パイプ区間計測データ(101):入力データであり、パイプラインの区間の腐食、陰極保護電位や建設関連情報を格納したデータである。
類義語データベース(102):項目名の類義語対応と、異なる言語間の変換を示す言語変換の辞書である。
属性データベース(103):パイプラインを構成する各パイプの長さ、内径、肉厚、建設年月日、材質などの建設属性や腐食・陰極保護電位などの計測データを格納したデータベースである。ここに、入力データを統合していくため以後、汎用データベースと呼ぶ。
地図形状データベース(104):2次元または3次元の座標列によって構成されるベクトル地図データを格納するデータベースである。地図の形状はX座標、Y座標による座標データによって記述される2次元形状、X座標、Y座標、Z座標によって記述される3次元形状がある。
単位・表記変換データ(105):格納するデータの記述が汎用データベース(103)の単位・表記系と異なる場合に、その単位・表記方法を記述したテーブルデータである。
項目名変換データ(106):あらかじめ決められている汎用データベース(103)項目と異なるデータ項目がある場合に、各項目が汎用データベース(103)項目のどれに対応するかを記述したテーブルデータである。
データ解析インタフェース部(107):パイプライン区間計測データ(101)を読み出して項目ごとに入力データを整列させる機能。
項目データ取り出し部(108):入力データの各項目を選択し、データを取り出す機能である。
項目名変換部(109):入力データの項目名を参照し、項目変換を行わなければならない場合に汎用データベース(103)の項目名に対応付けを行う機能である。
単位・表記変換部(110):単位・表記変換データに従って単位・表記変換や表記変換を行わなければならないデータに対し、単位・表記変換を行う機能である。
データベース登録部(111):単位・表記変換した項目データを汎用データベース(103)に登録する機能である。
単語・表記項目検索部(112):入力データに記載された実データオブジェクトを分析し、単位・表記情報を抽出する機能である。
単位・表記類義項目登録部(113):単位・表記変換データとして登録できる内容をユーザの確認を行った後で単位・表記変換データ105に登録する機能である。
関連項目名検索部(114):項目名変換する入力データ項目の中で、項目名変換データに含まれない項目に関し、類義語データベース(102)を参照して項目名変換データの中から類義語を検索し、変換候補を検索する機能である。
項目名登録機能(115):関連項目名検索部114での検索結果に基づきユーザの確認を行った後で、入力データ項目と汎用データベース(103)項目の対応を項目名変換データ106に格納する機能である。
データベース検索部(116):指定されたパイプライン名、時間および、距離範囲から属性を検索する機能である。ここでは、問い合わせ文を汎用データベース103に発行することにより検索を行う。
項目名逆変換部(117):入力データ項目での表示のために、項目名変換テーブルを参照することにより汎用データ項目を入力時の項目に変換する。
単位・表記逆変換部(118)入力データ項目での表示のために、汎用データベース(103)の数値データ単位や表記を変換する機能である。
表示部(119):項目変換、単位・表記変換された汎用データベース(103)のデータを入力データの名称に対応させて表示する機能である。
応用機能(120):履歴による腐食データや陰極保護電位データを用いて腐食拡大や絶縁異常の予測を行う機能である。
項目名変換、単位・表記変換、表記変換を要する状況を図2に示す。図2は2本のパイプライン区間201、202を流れる石油や天然ガスを加圧する3個のコンプレッサーステーション(天然ガスの場合)またはポンプステーション(石油の場合)203、204、205を示している。この図では内部検査や形状を計測する検査ロボット(ピグ)を装着するピグランチャ(206)や、検査ロボットを回収するピグレシーバ(207)が各パイプ区間に設置されている。また、パイプが地中に埋設されている場合には、パイプに電流を流し電位差をつけて腐食を防止する電気陰極保護設備である変圧器208および計測地点である計測コンセント209が設置されている。図2で、パイプラインピグ検査や電気陰極保護設備の定期検査を行なう組織もパイプ区間や同じ区間でも時期ごとに異なることを示している。図2の下部に示すように、パイプ区間201およびパイプ区間202おいては、建設・修理・交換、ピグ検査、陰極保護電位検査を行う業者が異なることを示している。このような場合、それぞれの作業において納入されてくるデータについては、その管理データ項目が異なることがある。
図3に腐食データのデータ項目を示す。
301は汎用データベース(103)の形式であり、表形式である。汎用腐食データ項目は、
Distance:腐食開始距離(起点からの距離)
Start Position:腐食開始位置
Length:腐食のパイプ軸方向の長さ
Width:腐食の幅
Depth Rate:腐食の相対深さ(最大深さ/管厚)
なお、単位および表記は、
Distance:km(キロメートル)
Length:mm(ミリメートル)
Width:mm(ミリメートル)
Depth Rate:%(パーセント)
とする。入力データも同じように表形式で記載されるが、腐食データ項目を2例(302、303)示す。
項目例A(302)では
Start Distance:腐食開始位置
Start_Pos:腐食開始位置
Corrosion Length [mm]:腐食のパイプ軸方向の長さ。単位は「mm」。
Corrosion Width[mm]:腐食のパイプ周方向の長さ。単位は「mm」。
Maximum Corrosion Depth [%]:腐食深さの最大値。単位は「%」。
これらの言語は英語以外でも記述される可能性がある。例えばロシア語圏では、項目例B(303)に示すように、
〔図17〕
になる。このようにデータ管理項目はそれぞれ異なるため、302、303で記述されるデータは変換によって汎用データベース項目と対応させる必要がある。
項目名変換データの構成を図4に示す。この項目名変換データ401は、パイプライン名、項目有効距離、項目有効期間、汎用データ項目名、入力データ項目名による5個の記載領域から構成される。
パイプライン名(402):パイプラインの名称を記載する。個々のパイプラインごとに名称を付加する。
項目有効距離(403):項目名が有効となる距離区間(開始距離、終了距離)を記載する。
項目有効期間(404):項目名が有効となる期間(開始時間、終了時間)を記載する。
汎用データベース項目名(405):汎用データベース(103)の項目名を記載する。
入力データ項目名(406):入力データの項目名を記載する。
図3の項目例A(302)、項目例B(303)の項目の汎用データベース項目との対応付けを401、407に示す。ここで項目有効期間(404)よりわかるように401と407は同じパイプライン距離のデータであるが、401は2000年12月5日から2006年6月4日までの期間で有効であり、407は2007年6月5日以降で最新になることを示す。これより、401と407は履歴データとなる。なお、月日は省略されてもよい。
次に単位・表記変換テーブルの構成を図5に示す。この単位・表記変換テーブル(501)は、パイプライン名、単位有効距離、単位有効時間、入力データ単位名、単位・表記の5個の記載領域から構成される。
パイプライン名(502):パイプラインの名称を記載する。個々のパイプラインごとに名称を付加する。
単位有効距離(503):単位・表記が有効となる距離区間(開始距離、終了距離)を記載する。
単位有効時間(504):単位・表記が有効となる時間を記載する。
単位項目名(505、507、509):単位・表記変換が必要となる入力データの項目名称を記載する。
単位・表記(506、508、510):単位項目名504の単位または表記方法を示す記号を記載する。
506は項目505が有する単位を示す。腐食の開始位置を示すStart Lengthはパイプライン基点からの距離ではなく、コンプレッサーステーションやポンプステーションの基点からの距離として表記されることもあり、さらに腐食検査専門組織ごとにこれらのコンプレッサーステーションやポンプステーションにおける基点の距離値が一致していないことがある。このような場合のため、508に示すようにオフセットを加算することも必要となる。汎用データベース(103)では、前記したように腐食開始位置は9:30のような時分に基づく時刻表記で記載されるが、509では、9.5のような表記になっていることを示す。これはデータの内容をチェックすることによって判断できる。このため、表記情報として*.*を記載する。さらにまた、陰極保護電位を示す。ON電位、OFF電位とアノード電流の汎用データベース103の単位はそれぞれ、mV(ミリボルト)、mV(ミリボルト)、mA(ミリアンペア)であるが、入力データ項目505ではV(ボルト)、V(ボルト)、A(アンペア)になっているので、506に示すように単位変換が必要であることを示している。
次に項目名変換への追加登録の流れを図6に示す。この入力データ項目名606は、汎用データベース(103)の項目名605と一致していない。そのため、項目名の変換を行う必要がある。類義語データベース112には、類義語データを格納しているため、項目名の推定を行うことができる。これには入力データ項目606を単語分割してそれぞれの意味を捉えることによって行われる。例えば、601ではStart DistanceはDistanceを有するため、汎用データベース項目名のDistanceと推定されることを示す。また、602のStart PosはStartというキーワードを持っているため、Start Positionまたは、Start Distanceに対応することが推定される。類義語データベース(102)にPosはPositionと同一であるとの記載があれば、結果としてStart Positionに変換されることが推定される。また、602のCorrosion Length、Corrosion Width、Maximim Corrosio Depth[%]は603に示すようにLength、Width、Maximim Depth Rateであると推定される。なお、入力データ項目が類義語データベース(102)に存在しない場合は、ユーザーに問い合わせを行い、汎用データベース項目のいずれかに変換すべきかを決めることになる。
例えば、Start Positionに対応する入力データの項目で、O’Clockという単語があったとしてこれが類義語データベース(102)になかったとする。このとき、ユーザーに問い合わせることになるが、Start Positionに変換される場合には、O’ClockはStartおよびPositionとの類義語性が類義語データベース(102)に登録される。
同じように単位・表記についても同様の追加登録を行う。図7は単位・表記変換の方法を示す。単位・表記変換データ701に新しく、P/S On [V](702)が追加されたとする。このとき、キーワードOnがあるため、上記されているPOTENTIAL ON(703)との類推により既に登録したPOTENTIALS On(703)と同等と推定される。このため、POTENTIALS Onの単位である。V(ボルト)(704、705)を対応付ける。これはPS On [V]の中に含まれる[V]の記号からも推定することができる。また[V]のような記載がない場合には、データ自体を直接チェックしてmV範囲なのかV記載なのか判定を行う。同じように、PS Inst.OFF [V]については、POTENTIALS OFFと同じと推定される。PS Inst.OFF [V]はカッコの中に[V]と記載されるため、Vが記載される。Anode Current [A]についてはAnode Currentと同一ということがわかるが、最後にAが付加されている。このため、単位はA(アンペア)であると推定される。このため、Aを記載する。さらにデータ自体のチェックにより表記方法の登録を行うこともできる。このように項目名変換と、単位・表記変換については、類義語データベース(102)による項目名の推定と、すでに項目名変換データ(106)、単位・表記変換データ(105)に登録された既存の単語による単位・表記の同等性により項目名変換データ106および単位・表記変換テーブル105への新しいデータ登録を行う。なお、項目を新たに登録する場合にはユーザによる確認を行う。
データを格納する手順としては、オブジェクトファイルを特定のフォルダに入れておき、順番にファイルを取り出してデータを汎用データベース(103)に登録することになる。このようなパイプライン情報管理ソフトウエアのメニューの中にデータ登録ポタンを設けておき、このボタンを選択し、押すことによってデータの変換を開始する。そして変換対応の確認以外はすべて自動で変換を行うことになる。特定のフォルダはデータの内容ごとに分けてもよい。しかしいずれの場合でも入力データの名称のつけ方をあらかじめ決めておく必要がある。
具体的には、データ名称は、
PipelineName_ DataType _StartLength_EndLength_StarTime_EndTime_Cycle_ Dimension
とする。ここで、
PipelineName:パイプライン名称を示す。
DataType:データの種類を示す。腐食データ、陰極保護電位データなどの名称を記載する。
StartLength:開始距離であり、データが有効な距離区間の開始距離を示す。EndLength:終了距離であり、データが有効な距離区間の終了距離を示す。
StartTime:開始時間であり、データが有効な期間の開始時間を示す。
EndTime:終了時間であり、データが有効な期間の終了時間を示す。
Cycle:データ取得サイクルを示す。陰極保護電位などは定期的に計測され取得されるため、この期間サイクル(4ヶ月、6ヶ月など)を示す。
Dimension:距離計測が3次元距離か2次元距離かを示す。3次元距離の場合は、“D”、2次元距離の場合は“C”のような記号を用いる。
上記のように項目名や単位・表記の異なるデータを汎用データベース(103)に登録するためのデータ登録フローを図8に示す。データは1個のフォルダに格納されていることを前提とする。ただし、データの内容ごとに異なるフォルダに入れる場合でも以下のフローの修正は本質的な変更を行わずに容易に行える。
ステップ1(ステップ801):データ格納の確認
すべての入力データをデータベース登録部(111)により汎用データベース(103)に格納した場合には終了する。また、未格納の場合はステップ2(802)以降を実行する。
ステップ2(802):データの選択 データ解析インタフェース部(107)よりパイプ区間計測データ(101)から未格納のデータファイルを1個選択し読み出す。このとき、上記したデータ名称を解析して内容、パイプライン名称、区間距離、有効期間、距離の次元を判定し、データベース登録部(111)に知らせておく。
ステップ3(803):項目名変換テーブルの読み出し判定
項目名変換データ106を読み出す場合にはステップ4(804)を実行し、既に読み出している場合にはステップ5(805)を実行する。
ステップ4(804):項目名変換データの読み出し
関連項目検索部114は項目名変換データ(106)を読み出す。言語が違う場合は、言語変換辞書を類義語データベース(102)とあわせて読み出す。
ステップ5(805):単位・表記変換データの読み出し判定
単位・表記関連項目検索部(112)は単位・表記変換データ(105)を読み出す場合にはステップ6(806)を実行し、既に読み出している場合にはステップ7(807)を実行する。
ステップ6(806):単位・表記変換データの読み出し
単位・表記関連項目検索部112は単位・表記変換データ(105)を読み出す。
ステップ7(807):項目ごとの格納状態のチェック(図9)
データベース登録部(111)はデータファイルに記載された項目ごとにデータをすべて登録したかどうかを判定する。すべての項目を汎用データベース(103)に格納した場合には、ステップ1(801)を実行し、新しいデータファイルを取得する。格納していない場合にはステップ8(808)を実行する。
ステップ8(808):非格納項目の選択
項目データ取り出し部(108)は非格納項目が存在すれば、その選択を行う。
ステップ9(809):汎用データベース(103)項目名の確認
項目名変換部(109)は選択された項目名が汎用データベース(103)名と一致するかどうかを判定する。汎用データベース項目名と一致する場合にはステップ15(815)を実行する。一致しない場合にはステップ10(810)を実行する。
ステップ10(810):項目名変換データとの照合
項目名変換部(110)は項目名変換データ(106)に格納された項目名と比較して、その項目名が汎用データベース項目名と対応関係を記載しているかどうかを確認する。
ステップ11(811):変換項目の確認
項目名変換部(110)は項目名変換データ(106)に記載された既存の項目のキーワードと比較して一致している項目名を探す。これは図4における、項目名変換データ(401)において、入力データ項目(406)から汎用データベース項目(405)を照合することに対応する。そして一致しているものがあれば、データ格納先の汎用データベース項目名を決定しステップ15(815)を実行する。また、一致していない場合にはステップ12(812)を実行する。
ステップ13(812):類義語項目の選択
関連項目名検索部(114)は、読み出した類義語データベース(102)より類義語データを参照し、項目名の分解により類義語との対応関係を検索する。そして、項目ごとに汎用データベース項目名の対応候補をユーザに提示する。この場合、対応項目がない場合は対応項目がないことをユーザに提示する。
ステップ14(813):ユーザによる確認
関連項目名検索部(114)は、ユーザによって提示された項目名と汎用データベース(103)項目名の対応関係を参照して、正しい変換を選択する。候補が一個のみの場合、それが正しい変換項目名であれば適切なキーを押すことによって選択する。正しくなければユーザは正しい変換方法を項目名変換データ(106)に記述する。
候補が2個以上ある場合は、そのなかから正解を一個選択する。正しくなければユーザは正しい変換方法を項目名変換データ(106)に記述する。
ステップ15(814):項目変換テーブルへの登録(図10)
項目名登録部(115)は、汎用データベース項目名と入力データ項目名との対応を項目名変換データ(106)に格納する。
ステップ16(815):単位・表記変換テーブルとの照合
次に、単位・表記に対するチェックと変換を行う。単位・表記関連検索部(112)では単位・表記変換データ(105)を参照して、ステップ2(802)で選択した項目について単語・表記変換を行う項目かどうかを検索する。
ステップ17(816):単位・表記変換有無の確認
単位・表記変換の対象の項目であればステップ18(817)を実行する。しかし、単位・表記変換の対象の項目でなければステップ19(818)を実行する。
ステップ18(817):単位・表記変換の実行
単位・表記変換部(109)では単位・表記変換を実行する。
ステップ19(818):汎用項目の判定
単位・表記関連検索部112では、ステップ2(802)で選択した項目が汎用データベース項目かどうかを判定する。汎用データベース項目であれば入力データの実データの汎用データベース登録を行うため、ステップ24(824)を実行する。汎用データベース項目でなければ単位・表記変換の必要性検証を行うためにステップ20(819)を実行する。
ステップ20(819):汎用データベース項目名、データ名称からの単位・表記変換の推定
単位・表記変換の必要性検証を行う入力データ項目は、すでに項目名変換データ(106)に格納されているため、単位・表記関連検索部(112)では、関連項目名検索部(114)にて取得した汎用データベース項目名および入力データの名称を参照するとともに、汎用データベースが有する単位・表記を検索しその単位・表記を推定する。例えば、mとmm、km、VとmVなどの単位の違いが数値の大きさから推定できる。また、オフフセットは有効距離から推定できる。そして、入力データの項目ごとに単位・表記の方法をユーザに提示する。この場合、対応項目がない場合は対応項目がないことをユーザに提示する。
ステップ21(820):項目名称からの単位情報の確認
単位・表記関連検索部(112)において、ステップ20(819)による検索結果により単位・表記変換項目の対象となる項目である場合には、その項目名から単位の手がかりを探す。具体的には陰極保護電位データにおいて[V]のような表記がある場合、これは電圧の単位のボルトである可能性がある。そして単位情報がある場合にはステップ22(821)を実行する。単位情報がない場合にはステップ23(822)を実行する。
ステップ22(821):単位・表記の推定
単位・表記関連検索部(112)において、単位・表記の情報が検出できる場合には、これを抽出する。
ステップ23(822):ユーザによる単位入力
単位・表記関連検索部(112)は、項目ごとに対応候補をユーザに提示する。この場合、単位・表記が汎用項目と異なる場合には、ユーザが確認する。
ステップ24(823):単位・表記変換データの格納(図11)
単位・表記変換登録部(113)は、単位・表記記号を単位・表記変換データ(105)に記載する。そしてステップ18(817)を実行する。
ステップ25(824):項目データの格納
データベース登録部(111)では入力データの項目名に対応するデータを汎用データベース項目名に対応させ、さらに単位・表記変換を行いながら入力データ内の実データを属性データベース(103)に格納する。終了すると、ステップ1(801)を実行する。
ステップ1(801)〜ステップ25(824)に示すステップに従って項目名や単位・表記が汎用データベース項目名や実データの単位、表記方法と異なっていても汎用データベース(103)に登録することができる。そして、これらのデータを利用することにより、履歴の解析を行うことができる。
また、これらのデータをユーザに表示する場合、入力データベース項目が汎用データベース項目に設けた明確な項目に対応しないこともある。この場合、「その他」(Additional)項目に対応させることになる。そうすると、汎用データベース項目に合わせて表示すると、ユーザーは理解できない可能性がある。「その他」(Additional)項目について、「その他」と表示してもユーザには内容が不明である。そのため、入力データの項目で表示することが適切となる。このため、以下のステップで、項目、データの表示を行う。
ステップ1:データベース検索
データベース検索部(116)は、特定のパイプライン名称、距離範囲、時間範囲にある汎用データベース(103)のデータを検索する。
ステップ2:項目名逆変換
項目名逆変換(117)では、汎用データベース項目名と入力データの項目名の対応関係を、項目名変換データ(106)を参照し入力データ項目名を取得する。これは図4における、項目名変換データ(401、407)において、汎用データベース項目(405)から入力データ項目(406)を照合することに対応する。
ステップ3:単位・表記逆変換
単位・表記逆変換部(118)では、入力データ項目名に対応する単位・表記方法を単位・表記変換データ(105)を参照し、表示のための単位系、表記系に変換する。
ステップ4:表示
表示部(119)では、入力データの単位・表記に戻されたデータを表示する。
パイプライン設備の劣化予測は応用機能部(120)であり、データベース検索部(116)で取得された汎用データベース(103)のデータを用いて行われる。ここで解析・予測された結果は、地図形状データベース(104)と距離、時間で関連付けられて表示部(119)に送られ、予測結果を表示する。
図17は予測を行うためのシステム構成図である。ここで、1701から1719までの機能は図1に示す、101から119までの機能にそれぞれ一致するが、図1の応用機能(120)が、ここでは、履歴検索(1720)、劣化計速度・加速度計算(1721)、劣化状況予測(1572)に詳細化されている。
履歴計算部(1720):属性データベース(1703)に対して、最新のデータを含み履歴データを検索する機能である。
劣化計算・加速度計算部(1721):履歴データに基づいて劣化速度や加速度を計算する機能である。
劣化状況予測部(1722):劣化計算・加速度計算部(1721)で計算して得られた劣化速度や加速度を用いて特定の時間までの変化予測を計算する機能である。
図18はデータ登録からデータの利用解析まで含めた全体のフローを示す。まず、入力セットアップ(1801)時に入力データ(1802)が準備される。そして命令実行を計算機に支持することにより、項目・単位・表記変換(1803)が実行され、汎用項目、格納形式に対応させて汎用データベース(1804)に格納される。それらは、項目・単位・表記逆変換(1805)をとおして、表示データ(1806)として計算機の画面に表示される。
次に腐食や陰極保護出にデータなどを用いてパイプや絶縁材料の劣化を計算する。劣化計算指示(1807)では、パイプライン名および距離・時間データ(1808)は準備されているものとする。これらはデータベース検索用問合せ言語生成(1809)を通して、汎用データベース(1804)から、時間指定に従って履歴データが検索され、劣化予測計算(1810)を行い、劣化予測データ(1811)として予測結果が計算機画面に表示される。なお、1801、1802、1806、1807、1808、1811はユーザインタフェース機能であり、計算機ハードウエアの画面に対応する。1803、1805、1809、1810はデータ解析機能であり、計算機ハードウエア内部で計算が行われる。1804はデータベース機能であり、同じく計算機ハードウエアの内部データ格納構造を示している。
図12は時系列に基づくパイプラインの腐食拡大予測の方法を示す。同一の区間に対して異なる業者が腐食検査を行うことを想定している。パイプラインの腐食検査はピグ(Pig)と呼ばれる検査ロボットや、パイプの外観検査によって行われる。1201は2000年に取得された腐食データであり、1202は2007年に取得された腐食検査データとする。また、1201のパイプラインの距離起点は、345km、1202のパイプラインの距離起点はその後の調査で344kmであったとする。このため、距離の起点は344kmである。
ここで、汎用データベース(103)の管理項目と単位・表記は、
開始距離:Distance 単位:m
開始位置:Start_Position 表記:9:30による時刻表記
腐食長さ:Length 単位:mm
腐食幅:Width 単位:mm
腐食深さ:Depth_Rate 単位%(最大深さ/管の厚さ)
である。このため、1201の腐食データでは汎用項目とは異なるので、項目名変換データ106において汎用データベース項目と入力データ項目との対応関係は、
Distance - Start Distance
Start_Position - Start_Pos
Length - Corrosion Length
Width - Corrosion Length
Depth_Rate - Maximum Corrosion Depth
となる。また単位・表記変換データ105の記載は、
Start_Pos *.*
Start Distance −1000
となる。Length、Width、Maximum、Corrosion Depthについては汎用データベース(103)での単位とあっているため単位の変更はない。ここで、Start Distanceは−1000のオフセットを加算することになっているが、これは距離の起点が344kmとなったからである。このようにいったん汎用データベース(103)に入力したデータを距離の起点が異なるため再入力する。1202も同じように汎用項目とは異なるので、項目名変換データ106において汎用データベース項目と入力データ項目との対応関係は、
Start_Length - S_Length
Start_Position - O’clock
Length - Length [m]
Width - Width [m]
となる。また単位・表記変換データ105の記載は、
Lengh [m] m
Width [m] m
となる。その他は1202内のデータのチェックにより単位・表記の変更はない。
1201、1202の腐食データの展開図を1203に示す。1201の各腐食の番号1〜4はそれぞれ1205、1208、1211、1214に対応する。また、1202の各腐食の番号1〜4はそれぞれ1206、1209、1212、1215に対応する。これらのデータを用いて腐食拡大予測を行う方法は以下の通りである。腐食データの長さの時間変化をL[1]、L[2]、幅をW[1]、W[2]、深さをD[1]、D[2]とする。[1]は2000年取得のデータ、[2]は2007年取得のデータである。
腐食速度Velは
Vel=(L[2]−L[1])/T21・・・〔数式1〕
となる。T21は2個の腐食データ取得の時間差を示す。これより、2007年以降の時間Tにおける腐食長さLは
L=L[2]+Vel・T ・・・・〔数式2〕
となる。
同じように、LをW、Dにそれぞれ変更することにより、腐食幅の変化速度、腐食深さの変化速度となる。1204、1207、1210、1213は腐食拡大予測位置である。
この予測はさらにもうひとつの腐食データがあると腐食進行の加速度が計算されるため、その予測精度を高めることができる。L[1]の腐食データ以前にL[0]の腐食データがある場合、腐食進行加速度Accは
Acc=(((L[2]−L[1])/T21)−((L[1]−L[0])/T10))/T21・・・〔数式3〕
となる。
時間Tにおける腐食速度Velは、
Vel=((L[2]−L[1])/T21)+Acc・T・・・〔数式4〕
となる。
ここで、履歴データの検索は、履歴検索部(1720)が行い、これに基づく劣化速度、加速度計算(〔数式1〕〔数式3〕〔数式4〕に対応する)は劣化速度・加速度計算部(1721)が実施する。そして、予測計算(〔数式2〕に対応する)は劣化状況予測部(1722)が行う。この予測結果は地図形状データベース(1704)に格納されたパイプライン形状データと対応付けてパイプライン形状上に重畳表示することもできる。これは予測結果を距離で計算し、この距離によってパイプライン形状と対応付けることになる。
このように異なるデータ項目であっても、汎用データベース(103)に格納することにより、同一のデータとして利用することが可能となる。さらにこれのデータからパイプ交換の情報を取得することもできる。これは、利用先の国や地域によって評価方法は異なるが、図13に示すようなパイプ耐用判定グラフ(1301)が提示されている。そして危険領域(1304)に腐食がかかる場合にはパイプ交換の対象となり、安全領域(1302)では安全領域となる。また、要注意領域(1303)のような境界領域では専門家による判定が必要になることもある。縦軸は、腐食の長さであり、縦軸は腐食の深さである。
ここでは、安全領域(1302)から危険領域(1304)へ移行する時間を予測することが必要となるが、これは〔数式1〕〔数式2〕〔数式3〕〔数式4〕に基づく予測により行うことになる。
計測時点では安全領域(1302)に腐食(1305)が含まれていても、腐食対策を行わなければ数年後には1306のように要注意領域(1303)を経て危険領域(1304)に含まれる腐食1307に移行する。このように上記の式〔数式1〕〔数式2〕〔数式3〕〔数式4〕に従って腐食拡大の大きさを求め、パイプ耐用判定グラフ1301へプロットし、それが安全領域(1302)から危険領域(1304)に含まれる期間を求めることによってパイプ交換までの年数が計算される。これにより、パイプ交換・修理に必要な年数を求めることができる。この年数によってパイプ交換・修理の優先度を付加することが可能となる。
腐食データだけでなく、陰極保護電位データへの応用も可能である。陰極保護電位は特定の値以下になる場合にはパイプ絶縁異常とみなす。このとき、パイプを覆う絶縁材料を交換することになる。
図14に示すように、陰極保護電位データ(1401)は2004年4月、10月に取得された陰極保護電位データであり、1402は2005年4月、10月に取得された陰極保護電位データ(1403)であるとする。また、1401、1402の計測時にはパイプラインの距離起点は、345km、1403の計測時にはパイプラインの距離起点はその後の調査により344kmで確定したとする。このため、距離の起点は344kmとなる。
陰極保護電位データの汎用データベース(103)の項目は、
開始距離:Start_Length 単位:m
ON電圧:Potential On 単位:mV
とする。1401について項目名変換データ(106)での汎用データベース項目と入力データ項目との対応関係は、
Start_Length - S_Length
Potential On - P/S ON [mV]
となる。また、単位・表記変換データ(105)の記載は、
Length [km] −1000
となる。1402について項目名変換データ(106)での汎用データベース項目と入力データ項目との対応関係は、
Start_Length - Length [km]
Potential On - PS ON
となる。
また、単位・表記変換データ(105)の記載は、
Length [km] km
PS ON V
Length [km] −1000
となる。
1403では、項目名変換データ106での汎用データベース項目と入力データ項目との対応関係は、
Start_Length Length [km]
となる。
また、単位・表記変換データ105の記載は、
Length [km] km
Ps On [mV] mV
となる。
これにより、同じ区間においてパイプラインの陰極保護電位の系列データがデータベースに格納される。次に陰極保護電位データを用いた将来予測を行う。陰極保護電位データは定期的に取得されるため、期間ごとの予測を行う。パイプラインが埋設される場合には、期間ごとに土壌などの性質が変わるため、例えば、4月と10月に取得される場合には、4月―10月、10月―4月間の予測を行う。
4月−10月間の陰極保護電位の変化加速度は、
AcCP=(((V[3]−V[2])/T32)−((V[1]−V[0])/T10))/T31
となる。V[0]、V[1]、V[2]、V[3]は2005年4月、10月、2006年4月、10月のON電圧である。T32はV[2]、V[3]の測定の時間差、T10はV[1]、V[0]の測定の時間差である。
これより変化速度は
VelCP=((V[3]−V[2])/T32)+αT ・・・・〔数式5〕
TはV[4]測定後の時間を示す。これにより、新しい4月から10月の陰極保護電位変化は
V[5] = V[4] + VelCP・T ・・・・〔数式6〕
となる。V[4]は、2007年4月のON電圧である。年をまたがる10月―4月の予測についても同様に求めることができる。一方、加速度が求められない場合には、速度により予測する。なお、2007年4月以降の予測については、4月から10月、10月から4月までというように予測式を変える。これにより、あらかじめ決められた上限閾値電圧、下限閾値電圧を超える場合には、そのパイプ区間は危険区域として絶縁異常区間として絶縁交換の候補区域となる。そしてこの閾値を越える時間を予測して絶縁材料交換の時期を決めることができる。1040は陰極保護電位のグラフであり、1405はON電圧の分布を示す。1407は下限閾値であり、これを越えた予測値1406が、地図上のパイプライン形状(1408)に重畳表示(1409)されている。
これらの項目名変換、単位・表記変換については、パイプラインの建設にも利用することができる。項目名としてはパイプ区間長さ、管厚、内径などのデータが項目名変換、単位・表記変換の対象となる。これらの建設・修理データを統合することにより、パイプラインのどの区間が修理、交換されたかを判定することが可能であり、これにより、パイプライン全体の建設、修理、交換状況がわかる。
さらに、計測区間の一部が時間的にオーバラップした場合を考慮した予測方式について示す。図15は、区分的な計測データの存在の状況を表している。パイプライン1501の区間として、1502および1503は2004年、区間1504は2005年、区間1505および1506は2006年の計測区間である。これらの計測区間は、データの準備状況からこのように、部分的に現れることがある。そしてこれらの区間の分割することにより、区間1(1507)から区間7(1513)までに分けることができる。このような場合利用できるデータから将来を予測する。区間1(1507)では、計測区間1502および1505の区間1(1507)の範囲に対応するデータ、区間2(1508)では、計測区間1502、1504および1505の区間2(1508)の範囲に対応するデータ、区間3(1509)では、計測区間1502、1504の区間3(1509)の範囲に対応するデータ、区間5(1511)では、計測区間1503、1504および計測区間1506の区間5(1511)の範囲に対応するデータ、区間6(1512)では、計測区間1503および1506の区間6(1512)の範囲に対応するデータによって予測を行う。なお、区間4(1510)、区間7では、それぞれ計測区間1504、1506の計測区間データしか利用できないため、さらに過去にさかのぼり、計測データを取り出すか、1個のデータからの予測を行う。なお、区間4のように計測時期のデータが一個の場合は、他の区間(例えば区間3や区間5など)の陰極保護電位データから、当該区間(区間4)の陰極保護電位の予測を行う。陰極保護電位データからパイプの劣化予測を行うことができる。区間4の予測を行う場合以下のようにして行う。まず、その隣接する区間において変化速度が得られているパラメータが得られている区間3と区間5のデータを用いて予測する。区間3(1509)において、計測区間1502と1504からその電位の変化速度をVel3とする。また、区間5において、計測区間1503と1504から得られる速度をVel5とすると、区間4(1510)における速度は、
Vel4=(Vel3+Vel5)/2・・・・〔数式7〕
となる。
なお、区間3(1509)または区間5(1511)において、速度が求められない場合は、さらにパイプ区間をさかのぼり、利用できる変化速度を有する区間を広げることになる。
なお、予測区間を図15に示す区間よりもさらに細分化することにより精度を向上させることも可能である。
区間4(1510)におけるパイプの特定の位置から区間3(1509)および区間5(1511)までの距離をそれぞれ、L1およびL2とする。そうすると、予測したい位置での速度Velは以下のようにして求めることができる。
Vel=(Vel3×L2+Vel5×L1))/(L1+L2)・・・・〔数式8〕
これは区間3に近づくほど(L1が0に近づくことに対応する)、区間3の変化速度Vel3の影響が強くなり、区間5に近づくほど(L2が0に近づくことに対応する)、区間5の変化速度Vel5の影響が強くなる。
図16はさらに図15の場合以外で、特定の区間が計測データを持たない場合を示している。パイプライン1601に対して、区間1(1608)は2004年、2005年、2006年の計測区間1602、1604、1606を有し、区間3(1610)は2004年、2005年、2006年の計測区間1603、1605、1607を有しているが、区間2(1609)では有していない、この場合区間1および区間3の変化速度Vel1およびVel2を用いて区間2(1609)の予測を行う。具体的には、区間2の変化速度をVelとすると、
Vel=(Vel1 + Vel2)/2 ・・・・〔数式9〕
により、平均値を用いて変化速度を決定する。このとき、V1およびV2は最新のデータを用いた予測速度とする。
本発明は、パイプラインのような長大な施設構造物管理目的で保守管理に必要なデータを統合する場合に適用される。とくにパイプラインの現状や問題点の把握を行い交換・修理計画を立案する場合、履歴データに基づいて将来予測を行って、パイプの交換や絶縁保護材料の交換を行うパイプ区間を特定する必要がある。このような場合、複数の組織によりそれぞれ異なる管理項目によって報告されたデータを一元管理し、これらを履歴データとして使用できるように管理することが必要になる。本発明では、データ項目変換と単位・表記変換によって汎用データベース(103)に変換する方式を提示し、この統合管理を可能にする。個別に定義された項目によりまとめられた腐食検査、陰極保護電位データを統一したデータベースに格納することにより、区間をまたがって同類のデータを検索表示し、さらには問題箇所の対策優先付けなどの解析等の用途にすることが可能となる。
機能構成を示す図である。 パイプライン建設・計測分担の様式を示す図である。 パイプライン属性項目例を示す図である。 項目名変換データを示す図である。 単位・表記変換データを示す図である。 項目名変換データへの追加登録の流れを示す図である。 単位・表記変換データへの項目登録の流れを示す図である。 データ登録フローを示す図である(その1)。 データ登録フローを示す図である(その2)。 データ登録フローを示す図である(その3)。 データ登録フローを示す図である(その4)。 異なる管理項目を有する腐食データの履歴管理と腐食拡大予測を示す図である。 腐食予測によるパイプ耐用年数の予測方法を表す図である。 異なる管理項目を有する陰極保護電位データによる履歴管理と陰極保護電位変化予測を表す図である。 区分的な計測区間を示す図である。 計測データが存在しない区間を示す図である。 図1の応用機能を詳細化した図である。 ソフトウエアとハードウエアの連携を示した図である。 ロシア語の意味を示した図である。
符号の説明
101・・・パイプ区間計測データ、102・・・類義語データベース、103・・・属性データベース、104・・・地図形状データベース、105・・・単位・表記変換データ、106・・・項目名変換データ、107・・・データ解析インタフェース部、108・・・項目データ取り出し部、109・・・項目名変換部、110・・・単位・表記変換部、111・・・データベース登録部、112・・・単語・表記関連項目選択部、113・・・単位・表記項目登録部、114・・・関連項目名検索部、115・・・項目名登録部、116・・・データベース検索部、117・・・項目名逆変換部、118・・・単位・表記逆変換部、119・・・表示部、120・・・応用機能。

Claims (10)

  1. 敷設場所及び敷設時間が異なる複数のイプラインの敷設情報が格納された汎用データベースと、
    入力データの項目を前記汎用データベースの項目と対応付ける項目名変換データと、
    入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記と対応付ける単位・表記変換データと、
    前記項目名変換データに基づいて前記入力データの項目を前記汎用データベースの項目に変換する項目名変換手段と、
    前記単位・表記変換データに基づいて前記入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記に変換する単位・表記変換手段と、
    前記汎用データベースは、前記変換された汎用データベースの項目と前記変換された汎用データベースの単位・表記を、時間情報と共に履歴情報として蓄積し、
    前記履歴情報から、前記複数のパイプラインの劣化速度及び加速度を計算する手段と、
    前記劣化速度及び加速度に基づいて、劣化状況を予測する手段と、
    前記予測した劣化状況に基づき、新規修理・敷設すべきパイプラインの区間と時期を特定し、出力する手段とを有することを特徴とするパイプライン情報システム。
  2. 更に、類義語を蓄積した類義語データベースを有し、
    前記入力データの項目につき、前記類義語データベースを検索して類義語を抽出し、前記類義語の項目を前記汎用データベースの項目と対応付けることを特徴とする請求項1記載のパイプライン情報システム。
  3. 前記項目名変換データは、パイプライン名称、有効距離、有効期間、汎用データベース項目名、入力データ項目名の項目を有することを特徴とする請求項1記載のパイプライン情報システム。
  4. 前記汎用データベースは、同一区間の敷設場所の履歴情報を、それぞれの区間について蓄積し、
    前記履歴情報から、新規修理・敷設すべきパイプラインの区間と時期を特定することを特徴とする請求項1記載のパイプライン情報システム。
  5. 敷設場所及び敷設時間が異なる複数のイプラインの敷設情報が格納された汎用データベースと、
    入力データの項目を前記汎用データベースの項目と対応付ける項目名変換データと、
    入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記と対応付ける単位・表記変換データと、
    前記項目名変換データに基づいて前記入力データの項目を前記汎用データベースの項目に変換する項目名変換手段と、
    前記単位・表記変換データに基づいて前記入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記に変換する単位・表記変換手段と、
    前記汎用データベースは、前記変換された汎用データベースの項目と前記変換された汎用データベースの単位・表記を、複数のパイプラインの区間それぞれについて時間情報と共に履歴情報として蓄積し、
    前記履歴情報から、前記複数のパイプラインの劣化速度及び加速度を計算する手段と、
    前記劣化速度及び加速度に基づいて、前記汎用データベースに蓄積した区間とそれ以外の区間について、劣化状況を予測する手段と、
    前記予測した劣化状況に基づき、新規修理・敷設すべきパイプラインの区間と時期を特定し、出力する手段とを有することを特徴とするパイプライン情報システム。
  6. 更に、類義語を蓄積した類義語データベースを有し、
    前記入力データの項目につき、前記類義語データベースを検索して類義語を抽出し、前記類義語の項目を前記汎用データベースの項目と対応付けることを特徴とする請求項5記載のパイプライン情報システム。
  7. 前記汎用データベースに蓄積した区間以外の区間について、前記蓄積した履歴情報から、劣化状況を予測する手段は、前記汎用データベースに蓄積した区間以外の区間を挟む両側の区間の変化速度の平均値に基づいて、劣化状況を予測することを特徴とする請求項5記載のパイプライン情報システム。
  8. 敷設場所及び敷設時間が異なる複数のイプラインの敷設情報が格納された汎用データベースと、
    入力データの項目を前記汎用データベースの項目と対応付ける項目名変換データと、
    入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記と対応付ける単位・表記変換データと、
    前記項目名変換データに基づいて前記入力データの項目を前記汎用データベースの項目に変換する項目名変換手段と、
    前記単位・表記変換データに基づいて前記入力された単位・表記を前記汎用データベースの単位・表記に変換する単位・表記変換手段と、
    前記汎用データベースは、前記変換された汎用データベースの項目と前記変換された汎用データベースの単位・表記を、複数のパイプラインの区間それぞれについて時間情報と共に履歴情報として蓄積し、前記蓄積された履歴情報は、異なる時点で共通する前記区間と共通しない前記区間の情報を有し、前記共通する区間と前記共通しない区間とで分割して管理し、
    前記履歴情報から、前記複数のパイプラインの劣化速度及び加速度を計算する手段と、
    前記劣化速度及び加速度に基づいて、前記分割して管理した情報から、所定区間の前記パイプラインの劣化状況を予測する手段と、
    前記予測した劣化状況に基づき、新規修理・敷設すべきパイプラインの区間と時期を特定し、出力する手段とを有することを特徴とするパイプライン情報システム。
  9. 更に、類義語を蓄積した類義語データベースを有し、
    前記入力データの項目につき、前記類義語データベースを検索して類義語を抽出し、前記類義語の項目を前記汎用データベースの項目と対応付けることを特徴とする請求項記載のパイプライン情報システム。
  10. 前記所定区間の前記パイプラインの劣化状況を予測する手段は、前記共通しない区間の挟む両側の前記共通する区間の変化速度の平均値に基づいて、前記共通しない区間の劣化状況を予測することを特徴とする請求項8記載のパイプライン情報システム。
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