JP5022162B2 - 給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、画像形成装置 - Google Patents

給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、複写機、プリンタ等の画像形成装置等において利用される給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、及びそれを用いた画像形成装置等に関する。
従来より複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、画像形成の対象となる用紙を供給する給紙装置が内蔵されている。図6は、そのような画像形成装置の模式的構成図である。
図6に示すように、画像形成装置100は、画像をトナー像として生成し、手差しトレイ110又は給紙装置120から供給された用紙上に形成させる画像形成部111、及び用紙上のトナー像を定着して印刷物とする画像定着部112を備えている。
又、画像形成部111等の下部には複数の給紙装置120が積層して備えられている。
各給紙装置120は、用紙121を積載するトレイ122と、トレイ122に積載した用紙121を画像形成部111へ導くための、後述する給紙機構が備えられており、トレイ122及び給紙機構から搬出された用紙は、共通の搬送路を通って画像形成部111へ搬入される。
次に、図7は、給紙装置120近傍の構成を示す模式的側面図である。図7に示すように、用紙121は傾斜したトレイ122上に載置される。
又、ピックローラ123は、フィードローラ124とともに樹脂製の筐体部125に格納されている。筐体部125は、給紙装置120の図示しない筐体上面に弾性部材126を介して取り付けられており、弾性部材126からの押圧によってフィードローラ124の回転軸を中心として図中下向きに回動する。これによりピックローラ123は用紙121の表面に接触する。
給紙装置120の筐体側には、筐体部125に内蔵されたフィードローラ124に対向するように、リタードローラ127が設けられている。リタードローラ127は弾性部材128によりフィードローラ124の表面に向かう付勢力が加えられ、フィードローラ124に所定のニップ圧で押圧される。
フィードローラ124は図示しない外部駆動力により回転するローラであり、中間ギア214を介してピックローラ123を自らと同一回転方向に従動させる。又、リタードローラ127は、通常はフィードローラ124の回転方向と逆方向に回転し、図示しないトルクリミッタに加わる負荷に応じて順方向に回転する。
フィードローラ124及びリタードローラ127ニップに用紙121を挟み込むように回転し、図中矢印Aの方向に導く。なお、フィードローラ124とリタードローラ127との間に挟まれた用紙121が複数重なっている場合は、リタードローラ127が逆向きに回転により、他の用紙と分離してフィードローラ124に直接接触している用紙のみを図中矢印Aの方向へ導く。
フィードローラ124及びリタードローラ127から導かれた用紙121の先端は、下流に配置された一対のローラからなる搬送ローラ129のニップに達する。すなわち、一枚の用紙121は、搬送ローラ129に挟まれ、下端がフィードローラ124及びリタードローラ127に挟まれた状態で搬送されることになる。以下、フィードローラ124及びリタードローラ127を給紙ローラ130と総称する。
以上の構成においては、用紙121は、装置の内壁で形成された搬送ガイド131及び132で形成された湾曲した搬送路を給紙ローラ130及び搬送ローラ129の回転によって搬送されることとなる。
このとき以下のような問題が知られていた。
図8(a)は、給紙ローラ130及び搬送ローラ129による用紙121の搬送動作を説明するための図である。図8(a)に示すように、給紙ローラ130が回転し給紙を開始すると、用紙121は搬送路を形成する搬送ガイド132に沿って下流側の搬送ローラ129へ送り込まれる。用紙121は搬送ローラ129の手前に設けられた検知スイッチ133に先端が接触することで、先端の位置が検知され、その検知信号を基に給紙ローラ130の停止の制御がなされる。
給紙ローラ130は重送を防止するため、現在搬送ローラ129に達した一枚目の用紙121の後端が図7のピックローラ123(図8(a)においては図示省略)を抜けるまでに停止するよう制御される。
給紙ローラ130が停止すると用紙121は、搬送路内を搬送ローラ129によって搬送されるが、駆動の停止した給紙ローラ130は負荷として機能し、用紙121に引っ張られて連れ回りとなる。
このとき、図8(b)に示すように、給紙ローラ130の動作により搬送路を導かれた際に用紙121が通った搬送ラインLA(図中点線)と、給紙ローラ130の動作が停止し搬送ローラ129の動作により引っ張られた状態で通過する搬送ラインLB(図中一点鎖線)とは経路長が異なっており、通常搬送ラインLAのほうが搬送ラインLBより長い。搬送ガイド131及び132により形成される搬送路は、湾曲し、かつ用紙121がたわんだまま搬送可能な空間を形成するためである。
これは以下のことを意味する。すなわち、給紙ローラ130の動作が停止した状態では、先端が搬送ローラ129のニップに達したままの用紙121は搬送ラインLAに一致して搬送ガイド132に沿って配置され、搬送路上でたわんだ状態にあるが、搬送ローラ129の動作に従って先端を移動させながら搬送ガイド131に向かって(図中矢印方向)引っ張られる。
この引っ張り動作は、用紙121が搬送ガイド131に沿った位置に配置され、給紙ローラ130が連れ回りにより回転を始めるまで続く。給紙ローラ130が連れ回りを開始すると、用紙121のたわみも解消されることとなるが、このとき給紙ローラ130と搬送ローラ129との間で突っ張り、搬送ガイド131と接触する状態となる用紙121は、張り音を発生させる。
張り音の発生は、用紙121や画像形成装置100内に衝撃を与え、騒音や、画像形成装置の画像品質の低下の原因となっていた。
このような、用紙121をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上におけるたわみに起因する張り音の発生を防ぐ技術としては、搬送ローラ129による給紙速度を給紙ローラ130による給紙速度よりも常に大きく設定した上で、検知スイッチ133に用紙121の先端が接触してから一定時間後に給紙ローラ130を停止させるようにした技術が知られている(特許文献1を参照)。
特許文献1に示す技術は、図8(b)に示す搬送ローラ129の動作中にもある程度給紙ローラ130が動作するため、用紙121が搬送ラインLAから搬送ラインLBに引っ張られるまでの時間を大きくとり、用紙のたわみを緩やかに解消することで、張り音の発生を防ぐものである。
特開2000−313536号公報
しかしながら、特許文献1に示すような給紙機構においては、以下のような課題があった。すなわち、張り音の発生を防ぐために用紙のたわみを解消するのに要する時間を大きくとることは、搬送路上における用紙121の搬送動作に要する時間そのものを増大させることであり、給紙効率を低下させることとなってしまう。又、画像形成装置においては、図8(a)(b)に示すように搬送ローラ129の更に下流に設けられたレジストローラである搬送ローラ134や、図示しない画像形成部等が配置されており、これら各部の動作タイミングとの関係で、たわみ解消に大きな時間を確保することは困難である。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、張り音の発生を抑えつつ速やかな搬送動作を実現できる給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、画像形成装置等を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、
前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部と、
一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
(a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う制御部とを備え
前記制御部は、前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう、前記制御を行う、給紙機構である。
又、第の本発明は、前記所定時間は、前記用紙の先端が前記搬送部に達してから前記搬送路上にて生じた前記用紙のたわみが、前記搬送速度と前記搬出速度との差分により解消される直前までの期間である、第の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、前記制御部は、前記搬送速度を一定に保ちながら、前記搬出速度を減少させた後、前記所定時間後に増加させる制御を行う、第の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、前記制御部は、前記搬出速度を停止するまで減少させた後、前記所定時間後に増加させる制御を行う、第の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、前記制御部は、前記搬出速度を一定に保ちながら、前記搬送速度を増加させた後、前記所定時間後に減少させる制御を行う、第の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、前記給紙部と前記搬送部との間に形成される前記用紙の搬送路上の任意の位置に設けられた、前記給紙部の搬出により前記用紙が前記搬送部に達したことを直接又は間接的に検知する検知部を備え、
前記制御部は、前記検知部の検知に応じて、前記制御を開始する、第1の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、前記給紙部及び前記搬送部はそれぞれ自転するローラを有し、前記制御部は、前記給紙部及び前記搬送部の前記ローラの回転速度を制御する、第1の本発明の給紙機構である。
又、第の本発明は、用紙上に画像を形成する画像形成部と、
前記画像形成部に前記用紙を供給する給紙部とを備え、
前記給紙部は、第1から第のいずれかの本発明の給紙機構を有する、画像形成装置である。
又、第の本発明は、用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部とを有する給紙機構の制御装置であって、
一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
(a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行い
前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう、前記制御を行う、給紙機構の制御装置である。
又、第10の本発明は、用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部とを有する給紙機構の制御方法であって、
一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
(a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う工程を備え、
前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう前記制御を行う、給紙機構の制御方法である。
又、第11の本発明は、第1の本発明の給紙機構の、
一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
(a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う前記制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラムである。
又、第12の本発明は、第11の本発明のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体である。

以上のような本発明によれば、張り音の発生を抑えつつ速やかな搬送動作を実現できる給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、画像形成装置等を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
(実施の形態1)
本発明の実施の形態1の給紙機構の各部の構成は図7に示す従来例と同様であり、説明には図7を参照し、詳細な説明は省略する。
又、図1は、本発明の実施の形態1の給紙機構10の機能を説明するための機能ブロック図である。ただし図7と同一又は相当部には、同一符号を付した。図1において、制御部11は、検知スイッチ133からの検知信号を受けて、第1のローラ駆動部12及び第2のローラ駆動部13を動作させる制御命令を発行させる手段であり、第1のローラ駆動部12は、給紙ローラ130を回転駆動させる手段であり、制御部11からの制御命令に応じた回転速度で給紙ローラ130を駆動する。又、第2のローラ駆動部13は、搬送ローラ129を回転駆動させる手段であり、制御部11からの制御命令に応じた回転速度で搬送ローラ129を駆動する。第1のローラ駆動部12及び第2のローラ駆動部13は例えばステッピングモータにより実現される。
なお、上記の構成において、制御部11は本発明の制御部及び制御装置に相当し、第1のローラ駆動部12、給紙ローラ130及びピックローラ123は、本発明の給紙部に相当し、第2のローラ駆動部13、搬送ローラ129は、本発明の搬送部に相当する。
以上のような構成を備えた本発明の実施の形態1の給紙機構の動作を、図7、図2(a)のタイミングチャート、及び図3(a)(b)の説明図を参照して説明するとともに、これにより、本発明の給紙機構の制御方法の一実施の形態について説明を行う。
はじめに、初期状態として、制御部11は、第1のローラ駆動部12及び第2のローラ駆動部13を制御して給紙ローラ130を回転速度VA、搬送ローラ129を回転速度VBで順次駆動させる。図2に示すように、給紙ローラ130を時刻t0に、搬送ローラ129を時刻t1に、それぞれ駆動開始する。
給紙ローラ130の駆動により、トレイ122から搬出された用紙121は、搬送路を形成する搬送ガイド132に沿って搬送ローラ129へ送り込まれる。用紙121の先端は、搬送路上で搬送ローラ129の手前に設けられた検知スイッチ133と先端が接触し、検知スイッチ133は制御部11へ検知信号を出力する。検知信号を受けた制御部11は、その受信時間から用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに達する時刻t2を算出し、時刻t2に第1のローラ駆動部12に給紙ローラ130の回転速度を、搬送ローラ129の回転速度VBより小さい回転速度である回転速度VCに切り替えるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第1のローラ駆動部12は給紙ローラ130を回転速度VAから回転速度VCに切り替えて駆動させる。
用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに達した瞬間、図3(a)に示すように、用紙121は後端が給紙ローラ130にて挟持されたまま搬送ガイド132の壁面に沿ってたわんだ状態にあり、図8(a)の従来例と同様、給紙ローラ130及び搬送ローラ129との間で湾曲した搬送ラインLA(図中破線)をなしている。搬送ラインLAは給紙ローラ130及び搬送ローラ129それぞれのニップ間の直線距離よりも長いため、用紙121は搬送ラインLAに対応したたわみを有したまま、給紙ローラ130及び搬送ローラ129によって搬送路上を運ばれていることになる。
ここで給紙ローラ130の回転速度が回転速度VAからVCに切り替えられたことにより、給紙ローラ130が用紙121をトレイ122から搬出する速度より搬送ローラ129が用紙121を下流へ搬送する速度が大きくなるため、搬送路上を移動する用紙121のたわみは減少する。
次に、制御部11は、所定時刻t3において、第1のローラ駆動部12に給紙ローラ130の回転速度を、搬送ローラ129の回転速度VBより小さく回転速度VCより大きい速度である回転速度VDに切り替えるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第1のローラ駆動部12は給紙ローラ130を回転速度VCから回転速度VDに切り替えて駆動させる。ここで所定時刻t3とは、用紙121のたわみが解消するより前の位置として予め設定した時刻であり、実際に用紙121を搬送させ、たわみの変化を観測することによって実験的に定めた値である。
図3(a)において、時刻t3における用紙121の位置は搬送ラインLC(図中点線)により示される。搬送ローラ129により下流に引き込まれる部分が多くなったことで搬送ラインLAに比して用紙121のたわみは減少し、搬送路において搬送ガイド131に近い側に位置している。
時刻t3以降は、給紙ローラ130が回転速度VD、搬送ローラ129が回転速度VBでそれぞれ駆動しながら、用紙121を搬送する。回転速度VBはVDよりも大きいため、搬送される用紙121のたわみは減少し続けるが、双方の回転速度の差分(VB−VD)は時刻t2〜t3の期間における回転速度の差分(VB−VC)よりも小さいため、たわみが減少するスピードは小さくなる。
次に、制御部11は、所定時刻t4において、第1のローラ駆動部12に給紙ローラ130の回転速度を0に切り替えるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第1のローラ駆動部12は給紙ローラ130の動作を停止させる。ここで所定時刻t4とは、用紙121の後端が給紙ローラ130のニップを離れる位置として、t3と同様、予め実験的に設定した時刻である。
図3(b)において、時刻t4における用紙121の位置は搬送ラインLB(図中一点鎖線)により示される。図8(b)の搬送ラインLBと同様、用紙121のたわみが解消される位置であるが、搬送ラインLCからLBまでの期間、たわみの減少するスピードは小さいため、張り音の発生は抑制される。
時刻t4以後、用紙121が給紙ローラ130を完全にすり抜けると、搬送ローラ129は徐々に回転速度を落として、時刻t5に回転を停止する。
以上の動作において、搬送路上の用紙121に生じたたわみは、搬送路を搬送される間に、期間(t3−t2)、及び期間(t4−t3)の二段階に分けて、それぞれ異なるスピードで低減される。
ここで図2(b)は、図2(a)のタイミングチャートに対応して、搬送路上のたわみ量の変化を示すグラフである。図2(b)に示すように、張り音の発生の原因となるたわみ解消直前期間(t4−t3)においては、給紙ローラ130と搬送ローラ129との回転速度の差分を小さくすることで張り音の発生を抑制する一方、張り音が生じないたわみ解消動作開始直後から一定の期間(t3−t2)においては回転速度の差分を大きくすることで、速やかなたわみの解消を実現している。なお、たわみ解消動作開始直後から一定の期間(t3−t2)は、本発明の所定時間の一例である。
なお、従来例に相当する例として、単に給紙ローラ130と搬送ローラ129との回転速度をそれぞれ回転速度VB、VD′(VB>VD′)に固定した場合の制御及びタイミングチャートを、図2(a)(b)にそれぞれ一点鎖線にて示した。図2(a)に示すように、用紙121が給紙ローラ130から開放される時刻t6は時刻t4に比べて長くなっている。
以上のように、本実施の形態の給紙機構によれば、張り音の発生を抑えつつ速やかな搬送動作を実現することが可能となる。
なお、上記の説明においては、時刻t3にて給紙ローラ130の回転速度は搬送ローラ129の回転速度VBよりわずかに小さい回転速度VDとしたが、回転速度VBと同一となるよう制御してもよい。要するに、たわみ解消直前期間(t4−t3)における回転速度の差分が、張り音の発生を抑制できる程度に小さいものであればよい。
次に、給紙ローラ130の回転速度の制御の他の例を図4(a)(b)に示す。給紙ローラ130が3値の回転速度により回転する点は図2と同様であるが、本制御例においては、時刻t2に一端回転速度VC′に減速した後、更に時刻t3に再び回転速度VC′に戻すまで回転速度を0に減速する期間P0を含ませた制御としている。給紙ローラ130を停止させることで給紙ローラ130と搬送ローラ129との回転速度の差分を最大化し、たわみの解消直前までの期間をより短くとることで、搬送時間全体の短縮化を実現することができる。また、給紙ローラ130の回転速度を、最大速度である回転速度VAから停止させるまでに中間速度としての回転速度VC′を挟むようにしたことで、用紙に加えられる負荷を抑制し、位置ずれや異音の発生を抑えることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態2による搬送機構の構成は、実施の形態1と同一であり、制御部11の制御内容のみ異なるので、説明には図1及び図7を参照し、各部の説明は省略する。
以下、本発明の実施の形態1の給紙機構の動作を、図1、図5(a)のタイミングチャート及び図3(a)(b)の説明図を参照して説明するとともに、これにより、本発明の給紙機構の制御方法の他の一実施の形態について説明を行う。
初期状態として、制御部11は、第1のローラ駆動部12を制御して給紙ローラ130を回転速度VAで駆動させる。図5(a)に示すように、給紙ローラ130を時刻t0に駆動開始する。
給紙ローラ130の駆動により、トレイ122から搬出された用紙121は、搬送ガイド132に沿って搬送ローラ129へ送り込まれる。用紙121の先端が検知スイッチ133と接触すると、実施の形態1の場合と同様に、接触時に基づき用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに達する時刻t2′を算出し、時刻t2′に第2のローラ駆動部13に搬送ローラ129を、給紙ローラ130の回転速度VAより大きい回転速度である回転速度VEで駆動させるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第2のローラ駆動部13は搬送ローラ129を回転速度VEで駆動させる。
用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに達した瞬間は、図3(a)に示すように用紙121は搬送ラインLAに対応したたわみを有したまま、給紙ローラ130及び搬送ローラ129によって搬送路上を運ばれる。
ここで搬送ローラ129が回転速度VEで駆動をはじめたことにより、給紙ローラ130が用紙121をトレイ122から搬出する速度より搬送ローラ129が用紙121を下流へ搬送する速度が大きくなるため、搬送路上を移動する用紙121のたわみは減少する。
次に、制御部11は、所定時刻t3′において、第2のローラ駆動部13に搬送ローラ129の回転速度を、回転速度VEより小さく搬送ローラ129の回転速度VAより大きい速度である速度VFに切り替えるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第2のローラ駆動部13は搬送ローラ129を回転速度VEから回転速度VFに切り替えて駆動させる。ここで所定時刻t3′とは、実施の形態1と同様、用紙121のたわみが解消するより前の位置として予め設定した時刻である。
実施の形態1と同様、図3(a)を参照して、時刻t3における用紙121の位置は搬送ラインLC(図中点線)により示され、搬送ローラ129により下流に引き込まれる部分が多くなったことで、用紙121のたわみは減少し、搬送ガイド131に近い側に位置している。
時刻t3′以降は、給紙ローラ130が回転速度VA、搬送ローラ129が回転速度VFでそれぞれ駆動しながら、用紙121を搬送する。回転速度VFはVAよりも大きいため、搬送される用紙121のたわみは減少し続けるが、双方の回転速度の差分(VF−VA)は時刻t2′〜t3′の期間における回転速度の差分(VE−VA)よりも小さいため、たわみが減少するスピードは小さくなる。
次に、制御部11は、所定時刻t4′において、第1のローラ駆動部12に給紙ローラ130の回転速度を0に切り替えるための制御命令を発行する。制御命令を受けた第1のローラ駆動部12は給紙ローラ130の動作を停止させる。ここで所定時刻t4′とは、用紙121の後端が給紙ローラ130のニップを離れる位置として、t3′同様、実験的に予め設定した時刻である。
実施の形態1と同様、図3(b)を参照して、時刻t4′における用紙121の位置は、用紙121のたわみが解消される搬送ラインLBにあるが、搬送ラインLCからLBまでの期間、たわみの減少するスピードは小さいため、張り音の発生は抑制される。
時刻t4′以後、用紙121が給紙ローラ130を完全にすり抜けると、搬送ローラ129は徐々に回転速度を落として、時刻t5に回転を停止する。
以上の動作においては、実施の形態1と同様、搬送路上の用紙121に生じたたわみは、搬送路を搬送される間に、期間(t3′−t2′)、及び期間(t4′−t3′)の二段階に分けて、それぞれ異なるスピードで低減され、図5(b)に示すように、張り音の発生の原因となるたわみ解消直前期間(t4′−t3′)においては、給紙ローラ130と搬送ローラ129との回転速度の差分を小さくすることで張り音の発生を抑制する一方、張り音が生じないたわみ解消動作開始直後から一定の期間(t3′−t2′)においては回転速度の差分を大きくすることで、速やかなたわみの解消を実現している。なお、たわみ解消動作開始直後から一定の期間(t3′−t2′)は、本発明の所定時間の一例である。
さらに、本実施の形態においては、用紙121の搬送期間において給紙ローラ130の回転速度は一定に保ち、搬送ローラ129の回転速度を可変させて回転速度の差分に増減を生じさせる制御としたことにより、以下の効果を有する。すなわち、搬送ローラ129は駆動開始時からたるみ解消動作と搬送動作とを同時に行うことができるので、実施の形態1と比較して、各ローラの制御回数を削減し、より簡易な制御で同等のたわみ解消効果を実現できる。
又、給紙ローラ130の回転速度VAを、実施の形態1における場合より小さく抑えることができる。これにより、用紙121の先端が搬送ガイド132、検知スイッチ133及び搬送ローラ129のニップに衝突する速度を低減できるため、用紙121の先端の損傷を軽減できる効果がある。なお、搬送路における用紙121全体の搬送速度は低下するが、搬送ローラ129の速度制御に基づくたわみ解消期間(t4′−t3′)を短くとることにより遅れを補償して、従来例に比して短期間で用紙121の搬送を行うことができる。
以上のように、本実施の形態の給紙機構によれば、張り音の発生を抑えつつ速やかな搬送動作を実現することが可能となる。
なお、上記の説明においては、時刻t3′にて給紙ローラ130の回転速度は搬送ローラ129の回転速度VAよりわずかに小さい回転速度VFとしたが、回転速度VAと同一となるよう制御してもよい。要するに、たわみ解消直前期間(t4′−t3′)における回転速度の差分が、張り音の発生を抑制できる程度に小さいものであればよい。
なお、上記の各実施の形態においては、給紙ローラ130及び搬送ローラ129の回転速度を制御することにより、用紙121が搬送路上を移動する速度を制御するものとしたが、給紙ローラ130の回転により用紙121が移動する速度が本発明の搬送速度に相当し、搬送ローラ129の回転により用紙121が移動する速度が本発明の搬出速度に相当する。
又、上記の各実施の形態においては、給紙ローラ130及び搬送ローラ129の回転速度の切り替えは瞬時に行うものとして説明を行ったが、回転速度の切り替えは連続的な速度変化として行わせるようにしてもよい。要するに、本発明の制御部の制御は、給紙部及び搬送部のそれぞれに対し、用紙のたわみを段階的に解消するのに必要な速度の差分を作り出すことができれば、回転速度の切り替えの具体的な手法によって限定されるものではない。例えば、第1のローラ駆動部12及び第2のローラ駆動部13として、ステッピングモータの他、通常のDCモータ、サーボモータ等を用いることができる。
又、上記の各実施の形態においては、本発明の給紙部の一例として、フィードローラ124及びリタードローラ127を有する給紙ローラ130を用いた構成としたが、本発明の給紙部は、重送を防止するために用紙を一枚単位で搬出することができれば、その構成によって限定されるものではない。リタードローラ127に換えてフリクションパッド等を用いた構成としてもよい。
又、上記の実施の形態1においては、用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに達する時刻t2までは、給紙ローラ130の回転速度VAは搬送ローラ129の回転速度VBより大きいとして説明を行ったが、回転速度VB以下であってもよい。又、上記の各実施の形態のいずれにおいても、給紙ローラ130の駆動開始時刻t1は、搬送ローラ129の駆動開始時刻t0より遅いとしたが、同時刻又はt0より前であってもよい。
要するに、本発明の制御部による給紙部及び搬送部の速度制御は、用紙121の先端が搬送ローラ129のニップに到達した時点から、たわみが解消されるまでの期間内において行われればよく、その前後の期間における搬送ローラ129及び給紙ローラ130の回転速度の大小や駆動開始時間の順序によって限定されるものではない。
又、上記の各実施の形態においては、用紙121のたわみを解消する期間の切り替えとなる時刻(実施の形態1では時刻t3、実施の形態2では時刻t3′)は、実際に用紙121を搬送させ、たわみの変化を観測することによって得た実験的な値であるとしたが、搬送される用紙121の送り量を計測することにより算出してもよい。給紙ローラ130を停止させる時刻t4、t4′についても同様である。この場合、搬送路を形成する搬送ガイド131又は132に送り量検出用の光学センサ又はアクチュエータ等を用いた接触型センサを設けるようにする。
又、上記の各実施の形態においては、用紙121が搬送ローラ129のニップに到達したことを検出する手段として、検知スイッチ133を用いた構成としたが、検出時間から間接的にニップへの到達時刻を算出できるため、検知スイッチ133の設置場所は搬送路上の任意の場所であってよい。特に、搬送ローラ129を、回転軸上を離隔配置された複数のローラによって構成した場合、検知スイッチ133を当該複数のローラの間に設けることにより、搬送ローラ129のニップの位置と同一位置に配置することが可能となる。この場合、到達時刻を直接検知できることになり、より正確なタイミングで回転速度制御を実現することが可能となる。
又、搬送路上に実際に用紙121を搬送させ、ニップに到達する時刻を観測することにより実験的に定めた値として、制御部11に設定しておいてもよい。この場合、検知スイッチ133を省いた構成として本発明を実施することが可能となる。
又、上記の各実施の形態においては、搬送動作中は、搬送ローラ129又は給紙ローラ130のいずれか一方のみの回転速度の増減を制御し、他方は一定速度で回転させるものとして説明を行ったが、搬送ローラ129及び給紙ローラ130の回転速度の増減を制御して、たわみ解消のための差分をつくりだすようにしてもよい。
又、上記の各実施の形態においては、給紙機構10全体の動作を中心として説明を行ったが、本発明は、給紙機構の制御装置としての制御部11単体で実施してもよい。汎用の給紙機構を備えた従来の画像形成装置等を制御部11によって制御させることにより、本発明の給紙機構の動作を実現させることができる。制御部11の例としては、ワンチップマイコン、メモリ等と一体的にパッケージされたCPU等として実施することができる。
又、図6に示す画像形成装置において、給紙装置120を本発明の給紙部として、本発明の給紙機構を有する構成とした画像形成装置も、本発明に含まれる。
なお、本発明にかかるプログラムは、上述した本発明の給紙機構の制御部の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムであって、コンピュータと協働して動作するプログラムであってもよい。
又、本発明は、上述した本発明の給紙機構の制御部の全部または一部の機能をコンピュータにより実行させるためのプログラムを記録した記録媒体であり、コンピュータにより読み取り可能且つ、読み取られた前記プログラムが前記コンピュータと協動して前記機能を実行する記録媒体であってもよい。
なお、本発明の上記「一部の手段」とは、それらの複数の手段の内の幾つかの手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の一部の機能を意味するものである。
又、本発明の一部の装置とは、それらの複数の装置の内の、幾つかの装置を意味し、あるいは、一つの装置の内の、一部の手段を意味し、あるいは、一つの手段の内の、一部の機能を意味するものである。
又、本発明のプログラムを記録した、コンピュータに読みとり可能な記録媒体も本発明に含まれる。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
又、本発明のプログラムの一利用形態は、伝送媒体中を伝送し、コンピュータにより読みとられ、コンピュータと協働して動作する態様であってもよい。
又、記録媒体としては、ROM等も含まれる。
又、上述した本発明のコンピュータは、CPU等の純然たるハードウェアに限らず、ファームウェアや、OS、更に周辺機器を含むものであってもよい。
なお、以上説明した様に、本発明の構成は、ソフトウェア的に実現してもよいし、ハードウェア的に実現してもよい。
特にソフトウェアとして実現した場合、汎用の給紙機構を備えた従来の画像形成装置等のソフトウェアを本発明によって書き換え、制御させることにより、本発明の給紙機構の動作を実現させることができる。
本発明は、張り音の発生を抑えつつ速やかな搬送動作を実現できる効果を有し、給紙機構、給紙機構の制御装置、給紙機構の制御方法、及びそれらを用いた画像形成装置等において有用である。
本発明の実施の形態1の給紙機構10の機能を説明するための機能ブロック図である。 (a)本発明の実施の形態1の給紙機構10の制御のタイミングチャートを示す図である。(b)図2(a)に対応した用紙のたわみ量の変化を示す図である。 (a)本発明の実施の形態1の給紙機構10における用紙121の状態を説明するための図である。(b)本発明の実施の形態1の給紙機構10における用紙121の状態を説明するための図である。 (a)本発明の実施の形態1の給紙機構10の制御の他の例のタイミングチャートを示す図である。(b)図4(a)に対応した用紙のたわみ量の変化を示す図である。 (a)本発明の実施の形態2の給紙機構10の制御のタイミングチャートを示す図である。(b)図5(a)に対応した用紙のたわみ量の変化を示す図である。 画像形成装置の構成を模式的に示す図である。 従来の技術による給紙機構の構成を示す図である。 (a)従来の技術による給紙機構における用紙121の状態を説明するための図である。(b)従来の技術による給紙機構における用紙121の状態を説明するための図である。
符号の説明
10 給紙機構
11 制御部
12 第1のローラ駆動部
13 第2のローラ駆動部
100 画像形成装置
110 手差しトレイ
111 画像形成部
112 画像定着部
120 給紙装置
121 用紙
122 トレイ
123 ピックローラ
124 フィードローラ
125 筐体部
126、128 弾性部材
127 リタードローラ
129 搬送ローラ
130 給紙ローラ
131、132 搬送ガイド
133 検知スイッチ

Claims (12)

  1. 用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、
    前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部と、
    一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
    (a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
    前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う制御部とを備え
    前記制御部は、前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう、前記制御を行う、給紙機構。
  2. 前記所定時間は、前記用紙の先端が前記搬送部に達してから前記搬送路上にて生じた前記用紙のたわみが、前記搬送速度と前記搬出速度との差分により解消される直前までの期間である、請求項に記載の給紙機構。
  3. 前記制御部は、前記搬送速度を一定に保ちながら、前記搬出速度を減少させた後、前記所定時間後に増加させる制御を行う、請求項に記載の給紙機構。
  4. 前記制御部は、前記搬出速度を停止するまで減少させた後、前記所定時間後に増加させる制御を行う、請求項に記載の給紙機構。
  5. 前記制御部は、前記搬出速度を一定に保ちながら、前記搬送速度を増加させた後、前記所定時間後に減少させる制御を行う、請求項に記載の給紙機構。
  6. 前記給紙部と前記搬送部との間に形成される前記用紙の搬送路上の任意の位置に設けられた、前記給紙部の搬出により前記用紙が前記搬送部に達したことを直接又は間接的に検知する検知部を備え、
    前記制御部は、前記検知部の検知に応じて、前記制御を開始する、請求項1に記載の給紙機構。
  7. 前記給紙部及び前記搬送部はそれぞれ自転するローラを有し、前記制御部は、前記給紙部及び前記搬送部の前記ローラの回転速度を制御する、請求項1に記載の給紙機構。
  8. 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部に前記用紙を供給する給紙部とを備え、
    前記給紙部は、請求項1からのいずれかに記載の給紙機構を有する、画像形成装置。
  9. 用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部とを有する給紙機構の制御装置であって、
    一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
    (a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
    前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行
    前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう、前記制御を行う、給紙機構の制御装置。
  10. 用紙をたわませながら搬送可能な空間を有する搬送路上に設けられた、前記用紙を一枚毎に搬出する給紙部と、前記搬送路上であって前記給紙部の下流に設けられた、前記給紙部により搬出された前記用紙を搬送する搬送部とを有する給紙機構の制御方法であって、
    一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
    (a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
    前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う工程を備え、
    前記搬出速度と前記搬送速度との差分を増加させてから所定時間後に減少させるよう前記制御を行う、給紙機構の制御方法。
  11. 請求項1に記載の給紙機構の、
    一枚の前記用紙が前記搬送路上を前記給紙部及び前記搬送部の両方により運ばれる際に、
    (a)前記搬送部が前記用紙を搬送する搬送速度を前記給紙部が前記用紙を搬出する搬出速度以上に保ち、かつ、(b)前記搬出速度と前記搬送速度との差分に増減が生じる期間を有するように、
    前記搬出速度及び前記搬送速度の少なくともいずれか一方を可変する制御を行う前記制御部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
  12. 請求項11に記載のプログラムを記録した記録媒体であって、コンピュータにより処理可能な記録媒体。
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