JP5021450B2 - 電界放出型ランプ及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電界放出型ランプ及びその製造方法に係り、特に透明導電膜を含む電界放出型ランプ及びその製造方法に関する。
現在広く応用されている蛍光ランプでは、電流が流れると蛍光管フィラメントから電子が飛び出し、内部に封入されている気体の水銀と衝突して、紫外線が発せられる。蛍光ガラス管の内側には蛍光体が塗布されており、紫外線が当たると発光して、蛍光管の外に可視光線を放ち、これにより照明の用途をなす。しかし、蛍光ランプは水銀を含有するので、環境汚染が問題となっている。また、ランプ点灯中に起こる、電極に塗布された電子放出性物質(主にタングステン酸バリウム等)の蒸発、飛散による消耗が主となり、蛍光ランプは始動時に最も負荷がかかり、グロースターターの場合、一回の点灯で約1時間寿命が縮むので、蛍光ランプの寿命が短いという課題もある。
このため、蛍光ランプに代わる省エネで水銀レスの環境負荷が少ない電界放出型ランプ(FEL:Field emission lamp)の研究開発が世界中で行われている。FELは、エミッタ電極から放出された電子が蛍光体を励起して可視光とするカソードルミネッセンスを原理とし、ブラウン管と同じ発光方式を用いている。FELは、環境汚染源となる水銀を利用せず、蛍光灯と同程度の発光効率があるので、新型の光源として注目されている。
従来のFELにおいては、一般的に、蛍光層に透明導電膜が設置されている。電子励起によって蛍光体から放出された可視光は、該透明導電膜から透過して射出される。従って、透明導電膜に対しては、良好な透明度及び導電性が必要となっている。現在主流の方式では、全面ITO(Indium Tin Oxide)と呼ばれる透明導電性薄膜で構成されるために、構造が単純となり、剥離や磨耗、断線などがおきにくいために、寿命が長く、透過率も大きく改善された。
しかし、ITOはスパッタリング法、イオンプレーティング、塗布法などの方法により成膜されるので、製造方法が複雑である。また、ITO薄膜は、機械的及び化学的性能が良好でなく、膜質の均一性が低いという課題がある。
本発明の電界放出型ランプは、内壁を有する透明チューブと、電子放出層を有するエミッタ及び陰極電極を備える陰極と、前記透明チューブの内壁に塗布された透明導電膜と、該透明導電膜の表面に形成された蛍光層と、陽極電極と、を含む陽極と、を含む。且つ、前記電界放出型ランプには、少なくとも一本の導電線が設置されている。
前記導電線は前記透明チューブの中心軸に平行に、前記透明導電膜及び前記蛍光層の間又は前記透明チューブ及び前記透明導電膜の間に設置されている。
前記導電線の幅は10〜1000μmにされることが好ましい。
前記透明チューブの中にコロイド黒鉛を設置することが好ましい。
本発明の電界放出型ランプの製造方法は、透明導電膜と、蛍光層と、少なくとも一本の導電線を備える透明チューブを準備する第一ステップと、陽極電極と、陰極電極と、エミッタと、を前記透明チューブに設置する第二ステップと、を含む。
前記第一ステップは、前記透明チューブの内壁に導電ペーストを塗布して前記導電線を形成する第1ステップと、前記透明チューブを窒素の雰囲気においてアニール処理する第2ステップと、前記導電線の表面にカーボンを含むペーストを塗布して、乾燥・焼成の加工を行って前記透明導電膜を形成させる第3ステップと、前記透明導電膜の表面に蛍光層を形成する第4ステップと、前記透明チューブ、を窒素又は不活性ガスの雰囲気において320℃で20分間加熱した後、室温まで下げる第5ステップと、を含む。
前記第一ステップでは、前記導電線の端部に近接して、前記導電線の表面にコロイド黒鉛を設置することが好ましい。
前記導電ペーストは、複数のガラス粒子及び導電粒子が有機基質に混合して形成されている。
前記第3ステップは、有機基質を準備するaステップと、複数のカーボンナノチューブを含む溶液を準備するbステップと、前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液を前記有機基質に混合させて、超音波処理によって均一に分散させるcステップと、前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液及び前記有機基質に対して水浴処理を行い、ジクロロエタン溶液を蒸発させるdステップと、を含む。
従来技術と比べて、本発明の電界放出型ランプにおいて、透明導電膜はカーボンナノチューブを含むので、良好な導電性がある。また、電界放出型ランプの透明チューブの内壁に少なくとも一本の導電線を設置することにより、透明導電膜に生じる電位差を低減して、電界放出型ランプから放出される光の均一性を高めることができる。また、本発明の電界放出型ランプの製造方法は、製造工程が簡単であり、コストが低く、効率が高いという優れた点がある。
図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1を参照すると、本実施形態のFEL(電界放出型ランプ)10は、透明チューブ20と、陽極30と、陰極40と、二つの封止部材50と、を含む。
前記透明チューブ20はガラスからなり、二つの端部22を有する。前記二つの封止部材50もガラスからなる。前記二つの封止部材50はそれぞれ前記透明チューブ20の前記二つの端部22に設置され、前記透明チューブ20の内部が密封空間にされる。一つの前記封止部材50には排気パイプ52が差し込まれている。前記排気パイプ52は、一端が前記透明チューブ20の密封空間に近接され、もう一端が前記透明チューブ20の外部へ延伸して排気穴54が形成されるように設置される。前記排気穴54に真空排気ポンプ(図示せず)を接続して、前記透明チューブ20の内部のガスを排気することができる。
前記陽極30は、前記透明チューブ20の内壁に塗布される透明導電膜32と、前記透明導電膜32に形成される蛍光層34と、陽極電極36と、を含む。前記透明導電膜32は、ITO膜又はカーボンナノチューブを含む膜である。前記透明導電膜32がカーボンナノチューブを含む場合、カーボンナノチューブの長さが1〜100μm、直径が1〜100nmにされる。さらに、前記カーボンナノチューブの長さは10μmにされることが好ましい。
前記透明導電膜32の前記陽極電極36に近接する部分を露出させて、露出領域320が形成されるように、前記透明導電膜32に蛍光層34を形成する。さらに、透明導電膜32及び陽極電極36の間の電気伝導性を高めるために、前記透明導電膜32の露出領域320の下方にコロイド黒鉛部38を設置することができる。前記蛍光層34は、高効率、低電圧、長残光性などの特徴がある蛍光物からなることが好ましい。また、前記蛍光層34は、白色又は有色の蛍光物からなることができる。
前記陽極電極36は、引き出しシート360と、引き出し柱362と、引き出し線364と、を備える。前記引き出しシート360は、前記透明導電膜32に電気的に接続されるように前記露出領域320に設置される。前記引き出し柱362は、前記透明チューブ20の中心軸に平行して一つの前記封止部材50に嵌入させて固定される。前記引き出し柱362の一つの端部は前記透明チューブ20の内部に設置され、前記引き出し線364を介して、前記引き出しシート360が電気に接続されるが、もう一つの端部は前記透明チューブ20の外部に設置され、前記陽極30の外接電極366として利用される。前記陽極電極36は、前記陽極30と外接素子(図示せず)との電気接続のために設置される。
代わりに、前記陽極電極36を、次のように設置することもできる。例えば、前記陽極電極36が柱状又は線状の導電部材からなる場合、一つの端部は前記透明導電膜32に接続され、もう一つの端部は前記透明チューブ20の外部へ延伸して前記陽極電極30の外接電極366として利用される。又は、前記陽極電極36が前記引き出しシート360及び柱状又は線状の導電部材を含む場合、前記導電部材は、一つの端部が前記引き出しシート360に接続され、もう一つの端部が記透明チューブ20の外部へ延伸して前記陽極電極30の外接電極366として利用されるように設置される。
図2を参照すると、前記陽極30はさらに導電線39を備える。該導電線39は前記透明チューブ20の内壁及び前記透明導電膜32の間に設置されている。前記導電線39の前記陽極電極36に近接する端部は、前記コロイド黒鉛部38及び前記透明導電膜32の露出領域320により、前記陽極電極36に電気的に接続されている。複数の前記導電線39を設置する場合、前記複数の導電線39はそれぞれ所定の距離で離れて、前記透明チューブ20の中心軸に平行に並列されている。前記導電線39は銀又はインジウムスズ酸化物からなり、幅が10〜1000μmにされている。本実施例において、二本の前記導電線39が設置されている。前記二本の導電線39は前記透明チューブ20の中心軸に対して対称となるように設置されている。
前記陰極40は、エミッタ42及び陰極電極44を備える。図3を参照すると、前記エミッタ42は、導電体420と、該導電体420の表面に設置される電子放出層422と、を含む。前記導電体420は細棒状であり、直径が0.1〜2mm以上になり、導電金属又はその合金からなる。本実施形態において、前記導電体420はニッケルからなる。前記導電体エミッタ42の一つの端部はニッケル細棒(図示せず)を介して、前記陽極30の前記陽極電極36に近接する一つの前記封止部材50に固定され、もう一つの端部は前記陰極電極44に固定されている。前記陰極電極44は柱状に形成され、前記排気パイプ52を備えるもう一つの前記封止部材50に嵌入して固定される。前記陰極電極44の一つの端部は前記エミッタ42に電気に接続され、もう一つの端部は前記透明チューブ20の外部へ延伸して設置され、前記陰極40の外接電極440として利用される。
代わりに、前記エミッタ42及び前記陰極電極44の間にスプリング(図示せず)を設置することができる。前記FEL10に接続される電源(図示せず)のオン/オフによる前記エミッタ42の熱膨張/冷収縮が原因で、前記エミッタ42の寸法が変化するので、前記スプリングを介して前記エミッタ42及び前記陰極電極44の間の平衡を保持することができる。なお、前記陰極電極44を設置せず、前記エミッタ42の一つの端部を前記透明チューブ20の外部までに延伸して、外接電極440として利用することができる。
図3を参照すると、前記電子放出層422は、ガラス426と、該ガラス426の内に分散されるカーボンナノチューブ424と、導電金属粒子428と、を含む。代わりに、前記電子放出層422は、タングステンなどの低い仕事関数を有する材料からなることもできる。
さらに、図1を参照すると、前記透明ガラス20の内部に生じるガス、及び、電子が前記蛍光層34に衝突することによるガスを吸着させるために、前記排気パイプ52を備える前記封止部材50に二つのゲッター70を設置することができる。これにより、前記FEL10の真空度を効率的に保持することができる。
前記FEL10が作動する場合、前記透明導電膜32及び前記陰極40の前記電子放出層422の間に電界が印加されると、前記電子放出層422の前記カーボンナノチューブ424は、前記電界の作用で電子を放出して、放出された電子が前記蛍光層34に衝突して、光が放出される。前記透明導電膜32の内に電流が流れている時、前記導電線39により前記透明導電膜32に生じた電位差を低減して、前記FEL10の輝度の均一性を高めることができる。
前記FEL10の製造方法は、透明導電膜32と、蛍光層34と、少なくとも一本の導電線39を備える透明チューブ20を準備する第一ステップと、陽極電極36、陰極電極44、エミッタ42、封止部材50を前記透明チューブ20に設置して、FEL10の製造を完成する第二ステップと、を含む。
前記第一ステップは次のサブステップを含む。
第1ステップでは、前記透明チューブ20の内壁において幅が10〜1000μmの範囲に、前記透明チューブ20の中心軸に平行な導電ペーストを塗布する。該導電ペーストは乾燥された後、前記導電線39が得られる。該導電ペーストは、複数のガラス粒子及び導電粒子が有機基質に混合して形成される。該有機基質は、安定剤であるエチルセルロース(Ethyl Cellulose)と、溶剤であるテルピネオールと、可塑剤であるフタル酸ジブチル(Dibutyl Phthalate)と、を混合して、60℃〜80℃で3〜5時間に攪拌する工程により形成される。前記複数のガラス粒子及び導電粒子を均一に前記有機基質に分散させるために、低パワーの超音波処理を行って、遠心処理を行うことができる。ここで、前記複数のガラス粒子は、融点が350℃〜600℃の低融点のガラスであり、直径が10〜100nmにされる。前記導電金属粒子は、例えば、銀又はインジウムスズ酸化物(ITO)であり、直径が0.05〜2μmにされることが好ましい。さらに、前記導電金属粒子をボールミル処理することができる。
さらに、前記導電線39の端部に近接して、前記導電線39の表面にコロイド黒鉛38を設置することができる。
第2ステップでは、前記導電線39に残留された有機基質を除去するために、前記透明チューブ20を窒素又は不活性ガスの雰囲気においてアニール処理する。本実施例において、前記透明チューブ20、を窒素の雰囲気において320℃で20分間加熱する。この後、430℃まで昇温させ、30分間加熱する。最後に、室温まで下げる。
第3ステップでは、前記導電線39及び前記コロイド黒鉛38の表面にカーボンを含むペーストを塗布して、乾燥・焼成の加工を行って前記透明導電膜32を形成させる。
第4ステップでは、前記透明導電膜32の表面に蛍光層34を形成する。
第5ステップでは、前記透明チューブ20を窒素の雰囲気において320℃で20分間加熱した後、室温まで下げる。
代わりに、上述の工程の順序を変更することにより、前記導電線39を前記透明導電膜32及び前記蛍光34の間に設置することができる。
前記第3ステップにおいて、前記透明チューブ20の内壁に前記カーボンナノチューブを含むペーストを塗布する場合、前記透明チューブ20の一端を閉じて前記端部を下方に向けるように前記透明チューブ20を立て、前記透明チューブ20の中に前記カーボンナノチューブを含むペーストを注入する。その後、前記透明チューブ20の前記閉じた端部を開けて、前記カーボンナノチューブを含むペーストの大部分を重量の作用で流出させる。これにより、少量の前記カーボンナノチューブを含むペーストを前記透明チューブ20の内壁に残留させることができる。前記カーボンナノチューブを含むペーストの塗布工程は、非常に清潔な雰囲気において行い、ダスト量が100mg/m以下にされることが好ましい。
本実施例において、前記第3ステップに利用される前記カーボンナノチューブを含むペーストは、次のように製造される。
aステップでは、有機基質を準備する。該有機基質は次のように製造される。オイルバス処理及び攪拌加工によって安定剤であるエチルセルロース(Ethyl Cellulose)を溶剤であるテルピネオールに溶解させた後、可塑剤であるフタル酸ジブチル(Dibutyl Phthalate)を添加して、前記オイルバス処理及び攪拌加工を続いて前記有機基質が得られる。ここで、前記テルピネオール、前記エチルセルロース及び前記フタル酸ジブチルの含有量は、それぞれ90%、5%、5%にされる。前記オイルバス処理の温度は、80℃〜110℃にされ、100℃であることが好ましい。前記攪拌加工の時間は、10〜25時間にされ、24時間であることが好ましい。
bステップでは、複数のカーボンナノチューブを含む溶液を準備する。複数のカーボンナノチューブをジクロロエタン溶液に混合して粉砕機で分散させて、さらに超音波処理によって前記複数のカーボンナノチューブを均一に分散させる。前記複数のカーボンナノチューブはCVD法、アーク放電法、レーザー蒸着法で成長させ、長さが1〜200μm、直径が1〜100nmにされる。2gのカーボンナノチューブ毎に、500mlのジクロロエタン溶液が必要である。前記粉砕機で前記複数のカーボンナノチューブを分散させる時間は、5〜30分間にされ、20分間であることが好ましい。前記超音波処理の時間は、10〜40分間にされ、30分間であることが好ましい。
さらに、前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液をふるいにかけることが好ましい。前記ふるいは、400目のふるいであることが好ましい。
cステップでは、前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液を前記有機基質に混合させて、超音波処理によって均一に分散させる。ここで、前記複数のカーボンナノチューブと前記有機基質との質量比は15:1にされるが、前記超音波処理の時間は30分間にされることが好ましい。
dステップでは、前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液及び前記有機基質に対して水浴処理を行い、ジクロロエタン溶液を完全に蒸発させる。これにより、カーボンナノチューブを含むペーストが得られる。前記水浴の温度は、90℃にされることが好ましい。前記カーボンナノチューブの含有量は、透明導電性薄膜の特性を決める。前記カーボンナノチューブの含有量が高い場合、透明導電性薄膜の透明性が低く、導電性が高くなる。前記カーボンナノチューブの含有量が低い場合、透明導電性薄膜の透明性が高く、導電性が低くなる。本実施例において、2gのカーボンナノチューブ及び500mlのジクロロエタン溶液を準備して、前記カーボンナノチューブと前記有機基質との質量比を15:1に調整させる場合、水浴処理を行って200mlのカーボンナノチューブを含むペーストを作成する。
本実施形態の電界放出型ランプの模式図である。 図1の透明チューブの断面図である。 図1のIII−III線に沿う断面図である。
符号の説明
10 FEL
20 透明チューブ
22 端部
30 陽極
32 透明導電膜
320 露出領域
34 蛍光層
36 陽極電極
360 引き出しシート
362 引き出し柱
364 引き出し線
366 外接電極
38 コロイド黒鉛部
39 導電線
40 陰極
42 エミッタ
420 導電体
422 電子放出層
426 ガラス
428 導電金属粒子
44 陰極電極
440 外接電極
50 封止部材
52 排気パイプ
54 排気穴
70 ゲッター

Claims (8)

  1. 内壁を有する透明チューブと、電子放出層を有するエミッタ及び陰極電極を備える陰極と、前記透明チューブの内壁に塗布された透明導電膜と、該透明導電膜の表面に形成された蛍光層と、陽極電極と、を含む陽極と、を含む電界放出型ランプにおいて、
    少なくとも一本の導電線が設置されていて、
    前記導電線は前記透明チューブの中心軸に平行に、前記透明チューブ及び前記透明導電膜の間に設置されていることを特徴とする電界放出型ランプ。
  2. 前記導電線の幅は10〜1000μmにされていることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出型ランプ。
  3. 前記透明チューブの中には、コロイド黒鉛が設置されていることを特徴とする、請求項1に記載の電界放出型ランプ。
  4. 透明導電膜と、蛍光層と、少なくとも一本の導電線を備える透明チューブを準備する第一ステップと、
    陽極電極と、陰極電極と、エミッタと、を前記透明チューブに設置する第二ステップと、
    を含み、
    前記第一ステップは、
    前記透明チューブの内壁に導電ペーストを塗布して前記導電線を形成する第1ステップと、
    前記透明チューブを窒素の雰囲気においてアニール処理する第2ステップと、
    前記導電線の表面に前記透明導電膜を形成させる第3ステップと、
    前記透明導電膜の表面に蛍光層を形成する第4ステップと、
    前記透明チューブを加熱した後、室温まで下げる第5ステップとを含むことことを特徴とする電界放出型ランプの製造方法。
  5. 前記第一ステップの第3ステップには、
    前記導電線の表面にカーボンを含むペーストを塗布して、乾燥・焼成の加工を行って前記透明導電膜を形成させることを特徴とする、請求項に記載の電界放出型ランプの製造方法。
  6. 前記第一ステップは、前記導電線の端部に近接して、前記導電線の表面にコロイド黒鉛を設置するステップを含むことを特徴とする、請求項に記載の電界放出型ランプの製造方法。
  7. 前記導電ペーストは、複数のガラス粒子及び導電粒子が有機基質に混合して形成されていることを特徴とする、請求項に記載の電界放出型ランプの製造方法。
  8. 前記第3ステップは、
    有機基質を準備するaステップと、
    複数のカーボンナノチューブを含む溶液を準備するbステップと、
    前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液を前記有機基質に混合させて、超音波処理によって均一に分散させるcステップと、
    前記複数のカーボンナノチューブを含む溶液及び前記有機基質に対して水浴処理を行い、ジクロロエタン溶液を蒸発させるdステップと、
    を含むことを特徴とする、請求項に記載の電界放出型ランプの製造方法。
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