JP5021287B2 - 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置 - Google Patents

蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5021287B2
JP5021287B2 JP2006343118A JP2006343118A JP5021287B2 JP 5021287 B2 JP5021287 B2 JP 5021287B2 JP 2006343118 A JP2006343118 A JP 2006343118A JP 2006343118 A JP2006343118 A JP 2006343118A JP 5021287 B2 JP5021287 B2 JP 5021287B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
objective lens
immersion objective
liquid
liquid injection
fluorescence
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006343118A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008157984A (ja
Inventor
満雄 原田
佳弘 島田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2006343118A priority Critical patent/JP5021287B2/ja
Priority to EP07022405A priority patent/EP1936424A3/en
Priority to US11/950,712 priority patent/US7602494B2/en
Publication of JP2008157984A publication Critical patent/JP2008157984A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5021287B2 publication Critical patent/JP5021287B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/16Microscopes adapted for ultraviolet illumination ; Fluorescence microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/33Immersion oils, or microscope systems or objectives for use with immersion fluids
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/0088Inverse microscopes
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/36Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
    • G02B21/365Control or image processing arrangements for digital or video microscopes
    • G02B21/367Control or image processing arrangements for digital or video microscopes providing an output produced by processing a plurality of individual source images, e.g. image tiling, montage, composite images, depth sectioning, image comparison

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

本発明は、例えば、生体試料などの被観察物と該被観察物の下側に配置される対物レンズとの間に液体を介在させてタイムラプス観察等、長期間に及ぶ観察により蛍光像を撮像する好適な、蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置に関する。
従来、液浸対物レンズを備えた倒立型顕微鏡において、観察の際に液浸対物レンズに注液する一般的な手法としては、ピペット等を用いて手動で注液する手法がある。しかし、マイクロプレートサンプルの観察やタイムラプス観察等、複数の試料を観察したり、特定の試料を断続的に長期間観察したりする場合、必要に応じてその都度ピペット等を用いて手動で注液するのは煩雑であり、観察者に負担となる。そこで、従来、この種の液浸対物レンズを備えた倒立型顕微鏡を用いた観察において液浸対物レンズに自動的に注液することが可能な構成が、例えば、次の特許文献1に提案されている。
特表2004−531765号公報
図14は特許文献1に記載されている液浸対物レンズに自動的に注液する構成を示す説明図である。
図14の構成では、液浸対物レンズに液体を注入する注液手段としての供給器51が、液浸対物レンズ52に固定されるとともに、供給器51の先端に設けられた供給管51aが、液浸対物レンズ52の側方から液浸対物レンズ52の先端レンズ52aの近傍に延びている。そして、供給管51aを経由して液浸対物レンズ52の先端レンズ52aと試料支持具53に支持されている試料54との間に自動的に注液することができるようになっている。
また、図14の構成では、排出手段としてのトラフ状の吸収手段55が、液浸対物レンズ52の周囲に設けられるとともに、吸収手段55には排出用の管56が接続されている。そして、液浸対物レンズ52の先端レンズ52aから溢れた液体を吸収手段55に溜め、溜まった液体を排出用の管56を介して排出することができるようになっている。
ところで、液浸対物レンズと試料との間に充填された媒質としての液体は、時間の経過と共に蒸発していく。
しかし、特許文献1に記載の構成は、長期間の観察における液体の蒸発に対しては何ら配慮されたものとなっていない。
このため、特許文献1に記載の構成の注液手段を用いても、倒立型顕微鏡を用いてタイムラプス観察等、長期間の観察により蛍光像を撮像するような場合には、ある程度の期間が経過すると液浸対物レンズと試料との間が充填されない状態となり、観察に支障を来たすようになってしまう。
観察に支障を来たすことがないようにするためには、観察者に長期間継続的に液体の注液状態を監視させて、液体が相当量蒸発したときにその都度注液手段を駆動させることが必要となるが、それでは、観察者の肉体的負担が膨大なものとなってしまう。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、タイムラプス観察など長期間の観察において、観察者に対して長期間継続的に液体の注液状態を監視させることなく、良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることが可能な蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明による蛍光撮像方法は、液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置を用いて、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、前記蛍光観察体を収納した容器を前記蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する撮像位置配置ステップと、前記液浸対物レンズとは別個に移動可能な注液手段を移動させて、前記注液手段の先端部が該液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように、該注液手段と該液浸対物レンズとの相対的位置を調整した後、該注液手段の先端部より、前記蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部に対し、前記ステージにおける前記撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から所定量の液体を注液し、注液後に、該注液手段を移動させ、該液浸対物レンズと前記蛍光観察体を収納した容器との相対的位置を変位させ、該液浸対物レンズの先端部と該容器との間を充填状態にする注液ステップと、前記液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている前記容器内の蛍光観察体を撮像する撮像ステップを備えるとともに、時間的間隔をもって、1回の前記注液ステップと該1回の注液ステップの後に行う所定回数の前記撮像ステップとからなる一連の操作を繰り返す、繰り返し制御ステップを備えるようにし、前記注液ステップの前に、前記液浸対物レンズと前記容器とが少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる移動ステップを備え、前記注液ステップと前記撮像ステップの間に、前記液浸対物レンズが前記容器内の前記蛍光観察体に照準するように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる照準ステップを備えるとともに、前記繰り返し制御ステップにおいて、前記時間的間隔をもって、1回の前記移動ステップと該1回の移動ステップの後に行う1回の前記注液ステップと該1回の注液ステップの後に行う1回の前記照準ステップと該1回の照準ステップの後に行う所定回数の前記撮像ステップとからなる一連の操作を繰り返すようにしたことを特徴としている。
また、本発明の蛍光撮像方法においては、前記時間的間隔として、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定時間的間隔を予め設定しておくのが好ましい。
また、本発明蛍光撮像方法においては、さらに、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の充填状態の変化を検知する検知ステップを備え前記時間的間隔が、前記検知ステップを介して、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知するまでの時間的間隔であるのが好ましい
また、本発明による蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置において、前記液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が該液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて該液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、前記蛍光撮像装置のステージにおける前記撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から該液浸対物レンズの先端部に対し所定量の液体を注液する注液手段と、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体が充填された状態における該容器内の蛍光観察体を撮像する撮像手段と、時間的間隔をもって、前記注液手段による前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の注液を1回行いその後に前記撮像手段による前記蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、該注液手段及び該撮像手段を制御する、繰り返し制御手段とを有し、さらに、前記液浸対物レンズと前記容器とが、少なくとも該液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる移動手段と、前記液浸対物レンズが前記容器内の前記蛍光観察体に照準するように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる照準手段を備えるとともに、前記繰り返し制御手段が、前記時間的間隔をもって、前記移動手段による前記液浸対物レンズと前記容器との相対的位置の変位を1回行い次いで前記注液手段による該液浸対物レンズの先端部と該容器との間の液体の注液を1回行い次いで前記照準手段による該液浸対物レンズの該容器内の前記蛍光観察体への照準を1回行いその後に前記撮像手段による該蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、該移動手段、該注液手段、該照準手段及び該撮像手段を制御するように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の蛍光撮像装置においては、前記時間的間隔が、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの予め設定された所定の時間的間隔であるのが好ましい。
また、本発明蛍光撮像装置においては、さらに、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の充填状態の変化を検知する検知手段を備え前記時間的間隔が、前記検知手段を介して、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知するまでの時間的間隔であのが好ましい
また、本発明の蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置においては、前記容器が複数のウェルを有するマルチプレートにおける所定のウェルであるのが好ましい。
本発明の蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置によれば、タイムラプス観察など長期間の観察において、観察者に対して長期間継続的に液体の注液状態を監視させることなく、良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることが可能な蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置が得られる。
第1実施形態
図1は本発明の参考発明としての第1実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。
第1実施形態の蛍光撮像方法は、液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置を用いて、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、撮像位置配置ステップS1と、注液ステップS2と、撮像ステップS3と、繰り返し制御ステップS4を備えている。
撮像位置配置ステップS1では、蛍光観察体を収納したウェルを複数有する容器における所定のウェルを蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する。
注液ステップS2では、蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部と蛍光観察体を収納した所定のウェルとの間に所定量の液体を注液して充填状態にする。
撮像ステップS3では、液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている所定のウェル内の蛍光観察体を撮像する。
繰り返し制御ステップS4では、所定の時間的間隔をもって、1回の注液ステップS2と1回の注液ステップS2の後に行う所定回数の撮像ステップS3とからなる一連の操作を繰り返す、繰り返し制御ステップS4を備えるようにしている。
第1実施形態の蛍光撮像方法によれば、繰り返し制御ステップS4において所定の時間的間隔をもって、1回の注液ステップS2と1回の注液ステップS2の後に行う所定回数の撮像ステップS3とからなる一連の操作を繰り返すようにしたので、所定の時間的間隔を注液ステップS2により注液された液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定時間とすることで、長期間の観察において、観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができる。
そこで、第1実施形態の蛍光撮像方法においては、繰り返し制御ステップS4における所定の時間的間隔として、注液ステップS2により注液された液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定時間を予め設定しておくのが好ましい。
第2実施形態
図2は本発明の第2実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。
第2実施形態の蛍光撮像方法は、撮像位置配置ステップS11と、移動ステップS12と、注液ステップS13と、照準ステップS14と、撮像ステップS15と、繰り返し制御ステップS16を備えている。
撮像位置配置ステップS11では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像位置配置ステップS1と同様に、蛍光観察体を収納したウェルを複数有する容器における所定のウェルを蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する。
移動ステップS12では、液浸対物レンズと所定のウェルとが少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる。
注液ステップS13では、液浸対物レンズとは別個に移動可能な注液手段を移動させて、注液手段の先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように、注液手段と液浸対物レンズとの相対的位置を調整した後、注液手段の先端部より、蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部に対し、ステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から所定量の液体を注液し、注液後に、注液手段を移動させ、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させ、液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間を充填状態にする。
照準ステップS14では、液浸対物レンズが所定のウェル内の蛍光観察体に照準するように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる。
撮像ステップS15では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像ステップS3と同様に、液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている所定のウェル内の蛍光観察体を撮像する。
繰り返し制御ステップS16では、所定の時間的間隔をもって、1回の移動ステップS12と1回の移動ステップS12の後に行う1回の注液ステップS13と1回の注液ステップS13の後に行う1回の照準ステップS14と1回の照準ステップS14の後に行う所定回数の撮像ステップS15とからなる一連の操作を繰り返す。
第2実施形態の蛍光撮像方法によれば、注液ステップS13の前に、液浸対物レンズと所定のウェルとが離れるように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる移動ステップS12を備え、注液ステップS13と撮像ステップS15の間に、液浸対物レンズが所定のウェル内の蛍光観察体に照準するように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる照準ステップS14を備えるとともに、繰り返し制御ステップS16において、1回の移動ステップS12と1回の移動ステップS12の後に行う1回の注液ステップS13と1回の注液ステップS13の後に行う1回の照準ステップS14と1回の照準ステップS14の後に行う所定回数の撮像ステップS15とからなる一連の操作を繰り返すようにしたので、長期間の観察において観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができることに加えて、蛍光像を得るために必要なほぼ全ての操作を自動で行うことができ、観察者の操作負担を最大限に軽減することができる。
また、移動ステップS12において、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を、少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に、変位させるので、注液手段が液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて、液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から液浸対物レンズの先端レンズ面に注液するような構成において、注液手段の先端部が液浸対物レンズや試料を載置するステージと干渉し難くすることができる。そして、観察用途に応じて液浸対物レンズを交換する場合やステージと液浸対物レンズとの相対的な位置を変位させた場合であっても、注液手段の先端部が液浸対物レンズやステージと衝突することがなく、注液手段の先端部を正確な注液位置に維持して液体を注入することができる。その結果、試料と液浸対物レンズとの間に最適な液量が注液でき、観察精度を高精度に維持することができる。
また、注液手段の先端部を液浸対物レンズとは別個に移動可能に構成することで、例えば、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置に液浸対物レンズを複数配置して使用する場合であっても、切り換えたそれぞれの液浸対物レンズの先端レンズ面を同じ注液手段の先端部に位置合わせすることができる。その結果、液浸対物レンズに対応した数の注液管が不要となり、注液手段を配置するスペースが不足するようなこともない。
しかも、注液手段の先端部を液浸対物レンズとは別個に移動可能に構成することで、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置から液浸対物レンズを取り外してその他の液浸対物レンズや対物レンズに交換することが容易にできる。
第3実施形態
図3は本発明の参考発明としての第3実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。
第3実施形態の蛍光撮像方法は、液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置を用いて、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、撮像位置配置ステップS21と、注液ステップS22と、撮像ステップS23と、検知ステップS24と、繰り返し制御ステップS25を備えている。
撮像位置配置ステップS21では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像位置配置ステップS1と同様に、蛍光観察体を収納したウェルを複数有する容器における所定のウェルを蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する。
注液ステップS22では、第1実施形態の蛍光撮像方法における注液ステップS2と同様に、蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部と蛍光観察体を収納した所定のウェルとの間に所定量の液体を注液して充填状態にする。
撮像ステップS23では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像ステップS3と同様に、液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている所定のウェル内の蛍光観察体を撮像する。
検知ステップS24では、注液ステップS22により注液された液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の充填状態の変化を検知する。
繰り返し制御ステップS25では、検知ステップS24を介して液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、1回の注液ステップS22と1回の注液ステップS22の後に行う所定回数の撮像ステップS23とからなる一連の操作を繰り返す。
第3実施形態の蛍光撮像方法によれば、検知ステップS24において所定の時間的間隔を注液ステップS22により注液された液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となる状態を検知するとともに、繰り返し制御ステップS25において、検知ステップS24を介して液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、1回の注液ステップS22と1回の注液ステップS22の後に行う所定回数の撮像ステップS23とからなる一連の操作を繰り返すようにしたので、長期間の観察において、観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができる。
第4実施形態
図4は本発明の第4実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。
第4実施形態の蛍光撮像方法は、撮像位置配置ステップS31と、移動ステップS32と、注液ステップS33と、照準ステップS34と、撮像ステップS35と、検知ステップS36と、繰り返し制御ステップS37を備えている。
撮像位置配置ステップS31では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像位置配置ステップS1と同様に、蛍光観察体を収納したウェルを複数有する容器における所定のウェルを蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する。
移動ステップS32では、第2実施形態の蛍光撮像方法における移動ステップS12と同様に、液浸対物レンズと所定のウェルとが少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる。
注液ステップS33では、液浸対物レンズとは別個に移動可能な注液手段を移動させて、注液手段の先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように、注液手段と液浸対物レンズとの相対的位置を調整した後、注液手段の先端部より、蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部に対し、ステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から所定量の液体を注液し、注液後に、注液手段を移動させ、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させ、液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間を充填状態にする。
照準ステップS34では、第2実施形態の蛍光撮像方法における照準ステップS14と同様に、液浸対物レンズが所定のウェル内の蛍光観察体に照準するように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる。
撮像ステップS35では、第1実施形態の蛍光撮像方法における撮像ステップS3と同様に、液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている所定のウェル内の蛍光観察体を撮像する。
検知ステップS36では、第3実施形態の蛍光撮像方法における検知ステップS24と同様に、注液ステップS33により注液された液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の充填状態の変化を検知する。
繰り返し制御ステップS37では、検知ステップS36を介して液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、1回の移動ステップS32と1回の移動ステップS32の後に行う1回の注液ステップS33と1回の注液ステップS33の後に行う1回の照準ステップS34と1回の照準ステップS34の後に行う所定回数の撮像ステップS35とからなる一連の操作を繰り返す。
第4実施形態の蛍光撮像方法によれば、注液ステップS33の前に、液浸対物レンズと所定のウェルとが離れるように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる移動ステップS32を備え、注液ステップS33と撮像ステップS35の間に、液浸対物レンズが所定のウェル内の蛍光観察体に照準するように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させる照準ステップS34を備えるとともに、繰り返し制御ステップS37において、検知ステップS36を介して液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、1回の移動ステップS32と1回の移動ステップS32の後に行う1回の注液ステップS33と1回の注液ステップS33の後に行う1回の照準ステップS34と1回の照準ステップS34の後に行う所定回数の撮像ステップS35とからなる一連の操作を繰り返すようにしたので、長期間の観察において観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができることに加えて、蛍光像を得るために必要なほぼ全ての操作を自動で行うことができ、観察者の操作負担を最大限に軽減することができる。
また、移動ステップS33において、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を、少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に、変位させるので注液手段を液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて、液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から液浸対物レンズの先端レンズ面に注液するような構成において、注液手段の先端部が液浸対物レンズや試料を載置するステージと干渉し難くすることができる。そして、観察用途に応じて液浸対物レンズを交換する場合やステージと液浸対物レンズとの相対的な位置を変位させた場合であっても、注液手段の先端部が液浸対物レンズやステージと衝突することがなく、注液手段の先端部を正確な注液位置に維持して液体を注入することができる。その結果、試料と液浸対物レンズとの間に最適な液量が注液でき、観察精度を高精度に維持することができる。
また、注液手段の先端部を液浸対物レンズとは別個に移動可能に構成することで、例えば、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置に液浸対物レンズを複数配置して使用する場合であっても、切り換えたそれぞれの液浸対物レンズの先端レンズ面を同じ注液手段の先端部に位置合わせすることができる。その結果、液浸対物レンズに対応した数の注液管が不要となり、注液手段を配置するスペースが不足するようなこともない。
しかも、注液手段の先端部を液浸対物レンズとは別個に移動可能に構成することで、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置から液浸対物レンズを取り外してその他の液浸対物レンズや対物レンズに交換することが容易にできる。
第5実施形態
図5は本発明の参考発明としての第5実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。
第5実施形態の蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズ(図示省略)を備えた倒立型の蛍光顕微鏡として構成されており、注液手段1と、撮像手段2と、繰り返し制御手段3を有している。
注液手段1は、液浸対物レンズの先端部と蛍光観察体(図示省略)を収納したウェルを複数有する容器における所定のウェルとの間に所定量の液体を注液するように構成されている。
撮像手段2は、液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間に液体を充填した状態で所定のウェル内の蛍光観察体を撮像するように構成されている。
繰り返し制御手段3は、所定の時間的間隔をもって、注液手段1による液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の注液を1回行いその後に撮像手段2による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、注液手段1及び撮像手段2を制御するように構成されている。
第5実施形態の蛍光撮像装置によれば、図1にフローチャートで示した第1実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第1実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られる。
第6実施形態
図6は本発明の第6実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。
第6実施形態の蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズ(図示省略)を備えた倒立型の蛍光顕微鏡として構成されており、移動手段1’と、注液手段1と、照準手段2’と、撮像手段2と、繰り返し制御手段3を有している。
注液手段1は、図2にフローチャートで示した第2実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第2実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られるようにするために、液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて、液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から液浸対物レンズの先端部に対し所定量の液体を注液するように構成されている。
撮像手段2は、第5実施形態の蛍光撮像装置における撮像手段2と同様に構成されている。
移動手段1’は、液浸対物レンズと蛍光観察体(図示省略)を収納した所定のウェルとが少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させるように構成されている。
照準手段2’は、液浸対物レンズが所定のウェル内の蛍光観察体に照準するように、液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置を変位させるように構成されている。
繰り返し制御手段3は、所定の時間的間隔をもって、移動手段1’による液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置の変位を1回行い次いで注液手段1による液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の注液を1回行い次いで照準手段2’による液浸対物レンズの所定のウェル内の蛍光観察体への照準を1回行いその後に撮像手段2による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、移動手段1’、注液手段1、照準手段2’及び撮像手段2を制御するように構成されている。
第6実施形態の蛍光撮像装置によれば、図2にフローチャートで示した第2実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第2実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られる。
第7実施形態
図7は本発明の参考発明としての第7実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。
第7実施形態の蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズ(図示省略)を備えた倒立型の蛍光顕微鏡として構成されており、注液手段1と、撮像手段2と、検知手段4と、繰り返し制御手段3を有している。
注液手段1と撮像手段2は、夫々第5実施形態の蛍光撮像装置における注液手段1及び撮像手段2と同様に構成されている。
検知手段4は、液浸対物レンズの先端部と蛍光観察体(図示省略)を収納した所定のウェルとの間の液体の充填状態の変化を検知するように構成されている。
繰り返し制御手段3は、検知手段4を介して液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、注液手段1による液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の注液を1回行いその後に撮像手段2による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、注液手段1及び撮像手段2を制御するように構成されている。
第7実施形態の蛍光撮像装置によれば、図3にフローチャートで示した第3実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第3実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られる。
第8実施形態
図8は本発明の第8実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。
第8実施形態の蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズ(図示省略)を備えた倒立型の蛍光顕微鏡として構成されており、移動手段1’と、注液手段1と、照準手段2’と、撮像手段2と、検知手段4と、繰り返し制御手段3を有している。
注液手段1は、図4にフローチャートで示した第4実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第4実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られるようにするために、液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて、液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から液浸対物レンズの先端部に対し所定量の液体を注液するように構成されている。
撮像手段2は、第5実施形態の蛍光撮像装置における撮像手段2と同様に構成されている。
移動手段1’と照準手段2’は、夫々第6実施形態の蛍光撮像装置における移動手段1’及び照準手段2’と同様に構成されている。
検知手段3は、検知手段4を介して液浸対物レンズの先端部と蛍光観察体(図示省略)を収納した所定のウェルとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、移動手段1’による液浸対物レンズと所定のウェルとの相対的位置の変位を1回行い次いで注液手段1による液浸対物レンズの先端部と所定のウェルとの間の液体の注液を1回行い次いで照準手段2’による液浸対物レンズの所定のウェル内の蛍光観察体への照準を1回行いその後に撮像手段2による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、移動手段1’、注液手段1、照準手段2’及び撮像手段2を制御するように構成されている。
第8実施形態の蛍光撮像装置によれば、図4にフローチャートで示した第4実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、第4実施形態の蛍光撮像方法と同様の効果が得られる。
なお、上記各実施形態においては、蛍光観察体を収納した容器として、複数のウェルを有する容器(マルチプレート)における所定のウェルを用いて説明したが、蛍光観察体を収納して観察することができる容器であれば、例えば培養容器を用いてもよい。
以下、上述した各実施形態の蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置の構成を適用した蛍光撮像装置の実施例について図面を用いて説明する。
実施例1
図9は本発明の参考例としての実施例1にかかる蛍光撮像装置の全体構成を示す概念図、図10は図9の部分拡大図、図11は図9で示した蛍光撮像装置に用いられている試料容器の外観を示す説明図である。
実施例1の蛍光撮像装置は、蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズを備えた倒立型顕微鏡として構成されている。
倒立型顕微鏡は、観察位置に被観察物を載置するステージ21と、ステージ21の下方に配置された液浸対物レンズ22と、被観察物に所定の励起波長の光を照射する照明手段23と、照明された被観察物からの所望の蛍光を撮像する撮像手段24と、撮像手段24で撮像された蛍光を処理する処理手段(データ処理装置)25と、処理手段25で処理された情報に基いて画像を形成する画像形成手段(画像形成装置)26と、画像形成手段26で形成された画像を表示する画像表示手段(表示装置)27と、液浸対物レンズ22に注液する注液手段28と、液浸対物レンズ22に注液された液体を排出する排出手段29と、所定の制御を行う制御手段30を備えている。
ステージ21の観察位置には、試料容器として多数のウェル31aを備えたプレート31が載置されている。夫々のウェル31aには、被観察物としての試料32が入れられている。
照明手段23は、夫々異なる励起波長を出射する照明光源23a,23b及び励起フィルタ23c,23dと、光路合成部材23eと、照明レンズ23fと、ダイクロイックミラー23gと、液浸対物レンズ22を有して構成されている。
撮像手段24は、液浸対物レンズ22と、ダイクロイックミラー23gと、バンドパスフィルタ24aと、結像レンズ24bと、共焦点アパーチャ24cと、撮像素子24dを有して構成されている。撮像素子24dは、例えば、CCDなどを用いることができる。
対物レンズ22の外周には、対物レンズ22の先端レンズ面22aからこぼれた液体を溜めるための環状溝を形成する液体受け部22bが設けられている。
注液手段28は、試料32と液浸対物レンズ22との間の媒質として注液対象となる液体を入れた容器28aと、容器28aに入っている液体を注液方向に送り出すポンプ28bと、液体の温度を制御する温度制御装置28cと、注液される液体が通る注液管28dを有している。なお、注液手段28は、温度制御装置28cを有しない構成でも良い。
排出手段29は、液浸対物レンズ22の液体受け部22bに溜められた液体を排出方向に送り出すポンプ29aと、排出された液体を溜める容器29bと、排出される液体が通る排出管29cを有している。
制御手段30は、データ処理装置25と、ポンプ28bと、温度制御装置28cと、ポンプ29aと接続されている。そして、データ処理装置25に対しては撮像素子24dで撮像した観察情報に対する所定処理を行うための制御信号を、ポンプ28bに対しては容器28aに入っている液体を所定量吸い上げるための所定の制御信号を、温度制御装置28cに対しては液体の温度を所定の温度に調整するための制御信号を、ポンプ29aに対しては液体を所定量排出するための制御信号をそれぞれ送信するように構成されている。
また、制御手段30は、所定の時間的間隔をもって、注液手段28による液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の注液を1回行いその後に撮像手段24による蛍光観察体としての試料32の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、撮像手段24及び注液手段28を制御する機能を備えている。
なお、所定の時間的間隔としては、注液手段28を介して注液された液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定時間が予め設定されている。
また、実施例1の蛍光撮像装置では、図10に拡大して示すように、注液手段28における注液部としての注液管28dの先端部28d’が、液浸対物レンズ22の液体受け部22bに固定されるとともに、液浸対物レンズ22の側方から液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aの近傍に向けて径が小さく延びたノズル状に形成されていて、ノズルの先端より先端レンズ面22aの側方から注液するように構成されている。
また、排出手段29の排出管29cの先端部29c’は、液浸対物レンズ22の液体受け部22bの排出口22b’に固定されていて、液浸対物レンズ22の液体受け部22bに溜まった液体が排出口22b’を経由して排出管29cの先端部29c’を流れて排出されるように構成されている。
このように、実施例1の蛍光撮像装置は、注液手段28、撮像手段24及び制御手段30が、夫々図5に示した第5実施形態の蛍光撮像装置における注液手段1、撮像手段2及び繰り返し制御手段3に相当する構成となっており、図1にフローチャートで示した第1実施形態の蛍光撮像方法と同様のステップを実施することができるようになっている。
なお、照明手段23は、被観察物に所定波長の励起光を液浸対物レンズ22を経由して照射することができれば、どのような構成でも適用可能である。
また、撮像手段14は、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと蛍光観察体である試料32を収納した所定のウェル31aとの間に液体を充填した状態で所定のウェル31a内の蛍光観察体を撮像することができれば、どのような構成でも適用可能である。
さらに、実施例1の蛍光撮像装置は、照明手段23、撮像手段24、処理手段25、画像形成手段26、画像表示手段27を有して構成されているが、第5実施形態の蛍光撮像装置と同様の構成を備えて、図1にフローチャートで示した第1実施形態の蛍光撮像方法と同様のステップを実施することができ、且つ液浸型対物レンズ22を備えた倒立型顕微鏡としての機能を備えていれば、どのような構成でも適用可能である。
このように構成された実施例1の蛍光撮像装置によれば、図1にフローチャートで示した第1実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、繰り返し制御ステップS4において、注液ステップS2により注液された液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定の時間的間隔をもって、1回の注液ステップS2と1回の注液ステップS2の後に行う所定回数の撮像ステップS3とからなる一連の操作を繰り返すことができるので、長期間の観察において、観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができる。
なお、実施例1の蛍光撮像装置の変形例として、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の充填状態の変化を検知する検知手段(図示省略)を設けるとともに、制御手段30において、検知手段を介して液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、注液手段28による液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の注液を1回行いその後に撮像手段24による蛍光観察体としての試料32の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、注液手段28及び撮像手段24を制御するように構成し、注液手段28、撮像手段24、検知手段(図示省略)及び制御手段30を、夫々図7に示した第7実施形態の蛍光撮像装置における注液手段1、撮像手段2、検知手段4及び繰り返し制御手段3に相当するように構成して、図3にフローチャートで示した第3実施形態の蛍光撮像方法と同様のステップを実施することができるようにしてもよい。
なお、検知手段は、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の充填状態の変化を検知することができれば、どのような構成でもよい。
実施例1の変形例の蛍光撮像装置によれば、実施例1の蛍光撮像装置と同様に、長期間の観察において、観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができる。
実施例2
図12は本発明の実施例2にかかる蛍光撮像装置の全体構成を示す概念図、図13は図12の部分拡大図である。なお、図9に示した実施例1の蛍光撮像装置と同様の構成は同じ符号を付し詳細な説明は省略する。
実施例2の蛍光撮像装置は、図13に拡大して示すように、注液管28dが、ステージ21の観察位置から離れた部位の内部を通り、先端部28d’をステージ21の下面から垂直に向いた状態で、ステージ21に固定されており、注液管28dの先端部28d’が、液浸対物レンズ22とは別個に移動可能であるとともに、先端部28d’が液浸対物レンズ22の先端部の上方に位置するように移動させられて、液浸対物レンズ22との相対的位置が調整された状態で、ステージ21の観察位置から離れた位置において液浸対物レンズ22の上方から液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aに注液することが出来るように構成されている。
また、実施例2の蛍光撮像装置は、制御装置30が、位置制御手段としての機能を備えてステージ21、液浸対物レンズ22又は液浸対物レンズ22を支持する支持部材(図示省略)の駆動装置と接続されており、ステージ21又はステージ21と液浸対物レンズ22の両方を、水平方向及び垂直方向に所定量移動させる制御信号を送ることによって、注液手段28の注液位置(即ち、注液管28dの先端部28d’の先端位置)と液浸対物レンズ22(より詳しくは、先端レンズ面22a)との相対的位置を自動的に位置合わせするとともに、注液手段28により注液された液浸対物レンズ22とステージ21における所望の観察位置との相対的位置を自動的に位置合わせすることができるようになっている。
また、制御手段30は、注液手段28を介して注液された液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定の時間的間隔をもって、液浸対物レンズ22と所定のウェル31aとの相対的位置の変位を1回行い次いで注液手段28による液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の注液を1回行い次いで液浸対物レンズ22の所定のウェル31a内の蛍光観察体としての試料32への照準を1回行いその後に撮像手段24による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、注液手段28及び撮像手段24を制御するように構成されている。
また、実施例2の蛍光撮像装置では、排出手段29の排出管29cが、ステージ21の観察位置から離れた部位の内部を通り、先端部29c’をステージ21の下面から垂直に向いた状態で、ステージ21に固定され、排出管29cの先端部29c’が、液浸対物レンズ22とは別個に移動可能であるとともに、ステージ21の観察位置から離れた位置において液浸対物レンズ22の液体受け部22aに溜まった液体面に対して垂直に挿入可能であって、液体受け部22aに溜まった液体を吸い上げることが出来るように構成されている。即ち、排出手段29は、排出管29cの先端部29c’を介して液体受け部22aに溜まった液体を上方から吸引するように構成されている。
このように、実施例2の蛍光撮像装置は、制御手段30が、図6に示した第6実施形態の蛍光撮像装置における移動手段1’と照準手段2’の機能を備えており、注液手段28、撮像手段24及び制御手段30による構成が、夫々図6に示した第6実施形態の蛍光撮像装置における移動手段1’、注液手段1、照準手段2’、撮像手段2及び繰り返し制御手段3に相当する構成となっており、図2にフローチャートで示した第2実施形態の蛍光撮像方法と同様のステップを実施することができるようになっている。
このように構成された実施例2の蛍光撮像装置によれば、図2にフローチャートで示した第2実施形態の蛍光撮像方法を実施することができ、繰り返し制御ステップS16において、注液ステップS13により注液された液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定の時間的間隔をもって、1回の移動ステップS12と1回の移動ステップS12の後に行う1回の注液ステップS13と1回の注液ステップS13の後に行う1回の照準ステップS14と1回の照準ステップS14の後に行う所定回数の撮像ステップS15とからなる一連の操作を繰り返すことができるので、長期間の観察において観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができることに加えて、蛍光像を得るために必要なほぼ全ての操作を自動で行うことができ、観察者の操作負担を最大限に軽減することができる。
また、実施例2の蛍光撮像装置によれば、液浸対物レンズ22と所定のウェル31aとの相対的位置を液浸対物レンズ22の光軸に対して垂直方向に変位でき、注液管28dの先端部28d’を液浸対物レンズ22とは別個に移動可能に構成したので、例えば、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置に液浸対物レンズ22を複数配置して使用する場合であっても、切り換えたそれぞれの液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aを同じ注液管28dの先端部28d’に位置合わせすることができる。その結果、液浸対物レンズ22に対応した数の注液管が不要となり、比較例1の倒立型顕微鏡のような注液管を配置するスペース不足の問題を解消することができる。
しかも、注液管28dの先端部28d’を液浸対物レンズ22とは別個に移動可能に構成すれば、レボルバ等の対物レンズ切り替え装置から液浸対物レンズ22を取り外してその他の液浸対物レンズ22や対物レンズに交換することが容易にできる。
その他、実施例2の蛍光撮像装置によれば、上述した効果に加えて、以下のような効果も得られる。
まず、実施例2の蛍光撮像装置によれば、制御装置30が位置制御手段として注液手段28の注液位置(即ち、注液管28dの先端部28d’の先端位置)と液浸対物レンズ22(より詳しくは、先端レンズ面22a)との相対的位置を自動的に位置合わせするとともに、注液手段28により注液された液浸対物レンズ22とステージ21における所望の観察位置との相対的位置を自動的に位置合わせすることができるようになっているので、操作者の手を煩わせることなく常に正確な注液位置及び観察位置に位置合わせをすることができ、所望の試料に対して高精度な観察を行うことができる。
また、実施例2の蛍光撮像装置によれば、注液管28dの先端部28d’を、ステージ21の観察位置から離れた位置において液浸対物レンズ22の上方から液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aに注液することが出来るように構成したので、注液管28dの先端部28d’が液浸対物レンズ22やステージ21と干渉することがない。そして、観察用途に応じて液浸対物レンズ22を交換する場合やステージ21と液浸対物レンズ22との相対的な位置を変位させた場合であっても、注液管28dの先端部28d’が液浸対物レンズ22やステージ21と衝突することがなく、注液管28dの先端部28d’を正確な注液位置に維持して液体を注入することができる。その結果、試料32と液浸対物レンズ22との間に最適な液量が注液でき、観察精度を高精度に維持することができる。
また、実施例2の蛍光撮像装置によれば、排出管29cの先端部29c’を、液浸対物レンズ22とは別個に移動可能であるとともに、ステージ21の観察位置から離れた位置において液浸対物レンズ22の液体受け部22aに溜まった液体を吸い上げることができるように構成したので、注液管28dの先端部28d’を液浸対物レンズ22とは別個に移動可能にしたのと同様に、他の部材との干渉を防ぐことができ、液浸対物レンズ22の交換等にも支障を来たさずに済む。
さらに、図12に示す実施例2の蛍光撮像装置は、図9に示す実施例1の蛍光撮像装置とは異なり、ステージ21の下側面における観察位置から離れた位置に、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aを清掃するための清掃部材33を備えている。また、制御手段30が、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aを清掃部材33にこすりつけることができるように、液浸対物レンズ22と清掃部材33との相対的位置を変位可能な位置制御手段としての機能も備えて構成されている。
清掃部材33は、例えば、不織布など、先端レンズ面22aに摺接したときに先端レンズ面22aを傷つけずに先端レンズ面22aに付着した汚れ等を除去することができる程度の所定の弾性を持った部材を用いて構成されている。
このため、実施例2の蛍光撮像装置によれば、注液手段28や排出手段29を備えることに加えて、さらに、液浸対物レンズと所望の観察位置との相対的な位置を自動的に変位させる機能を備えていて、観察者が液浸対物レンズを直接的に清掃することが困難な構成であっても、ステージ21と液浸対物レンズ22との相対的位置を変位させるときに清掃部材33で液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aを清掃することができる。このため、長期間使用しても液浸対物レンズの表面を汚染されない状態に保つことができ、高精度な観察や測定を維持することが出来る。
なお、図12に示す実施例2の倒立型顕微鏡では、注液手段28の注液管28dの先端部28d’がステージ21に固定されており、移動する場合には、ステージ21と一体に移動するように構成されているが、液浸対物レンズ22とは別個に移動可能であって、制御手段30を介して、注液手段28の注液位置と液浸対物レンズ22との相対的位置を自動的に位置合わせするとともに、注液手段28により注液された液浸対物レンズ22とステージ21における所望の観察位置との相対的位置を自動的に位置合わせすることが可能であれば、注液手段28の注液管28dの先端部28d’を、ステージ21とは別体の支持部材(図示省略)に固定し、ステージ21とは別個に移動するように構成してもよい。
また、実施例2の蛍光撮像装置においては、制御手段30を介して、注液手段28の注液位置と液浸対物レンズ22との相対的位置を自動的に位置合わせするとともに、注液手段28により注液された液浸対物レンズ22とステージ21における所望の観察位置との相対的位置を自動的に位置合わせすることが可能であれば、ステージ21と液浸対物レンズ22のいずれを水平方向、又は垂直方向に移動させてもよい。但し、液浸対物レンズ22と所定のウェル31aとの相対的位置を、少なくとも液浸対物レンズ22の光軸に対して垂直方向に、変位させるのが好ましい。
さらに、注液手段28の注液管28dの先端部28d’を、ステージ21とは別体の支持部材(図示省略)に固定し、ステージ21とは別個に移動するように構成する場合には、注液管28dの先端部28d’を水平方向、又は垂直方向に移動させてもよい。
また、図12に示した実施例2の蛍光撮像装置では、ステージ21と液浸対物レンズ22との相対的位置を変位させることによって、排出管29cの先端部29c’が液浸対物レンズ22の液体受け部22bに溜まった液体面に対して垂直に挿入されるように構成されているが、排出管29cの先端部29c’が液浸対物レンズ22の液体受け部22bに溜まった液体面に対して垂直に挿入される構成であれば、例えば、排出管29cの先端部29c’を移動させることによって、先端部29c’の挿入位置の下方に位置する液浸対物レンズ22の液体受け部22bに対して、先端部29c’が垂直に挿入されるようにしてもよい。
例えば、排出管29cを、長手方向に水平に延び且つ先端部29c’を曲げ、排出管29cの長手方向又は排出管29cの長手方向に対して直交する水平方向に回転軸を有し、その回転軸を回転させることにより、先端部29c’が液体受け部22bに溜まった液体面に対して垂直に挿入される向きと、液体受け部22bに溜まった液体面から外れる向きとに変位するようにしてもよい。
また、実施例2の蛍光撮像装置では、排出管29cの先端部29c’が注液手段28の注液管28dと共にステージ21に支持されており、注液管28の先端部28d’の注液位置に液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aが位置するときに、排出管29cの先端部29c’が液体受け部22に溜まった液対面に対して垂直に挿入可能な位置に位置するように構成されている。
このようにすれば、液浸対物レンズ22への注液と液浸対物レンズ22からこぼれた液体の排出とを同時に行うことができ、作動効率が良い。
なお、注液管28の先端部28d’の注液位置の位置合わせと排出管29bの先端部29b’の挿入位置の位置合わせを別個に行うように構成してもよい。
また、図12に示した実施例2の蛍光撮像装置では、清掃部材33を、ステージ21の下側面に設けたが、清掃部材33を、ステージ21とは別個に注液手段28を支持する支持部材(図示省略)の下側面に設けてもよい。あるいは、清掃部材33を、ステージ21とは別個に吸引手段29を支持する支持部材(図示省略)の下側面に設けてもよい。
また、図12に示した実施例2の蛍光撮像装置では、単体の液浸対物レンズ22を取り付けた構成となっているが、複数の液浸対物レンズ22を切り換え可能なレボルバを有する構成であってもよい。
また、図12に示した実施例2の蛍光撮像装置において、液浸対物レンズ22は交換可能でも、支持部材(図示省略)に交換不能に固定された構成のいずれでもよい。交換不能な液浸対物レンズを備えた倒立型顕微鏡に実施例2の構成を適用しても、上述した注水手段28や排出手段29との干渉を防いで高精度な観察を行うことができるという効果が得られる。
なお、実施例2の蛍光撮像装置の変形例として、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の充填状態の変化を検知する検知手段(図示省略)を設けるとともに、制御手段30において、検知手段を介して液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知したときに、液浸対物レンズ22と所定のウェル31aとの相対的位置の変位を1回行い次いで注液手段28による液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の注液を1回行い次いで液浸対物レンズ22の所定のウェル31a内の蛍光観察体としての試料32への照準を1回行いその後に撮像手段24による蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、注液手段28及び撮像手段24を制御するように構成し、制御手段30が図8に示した第8実施形態の蛍光撮像装置における移動手段1’と照準手段2’の機能を備えるようにし、注液手段28、撮像手段24、検知手段(図示省略)及び制御手段30を、夫々図8に示した第8実施形態の蛍光撮像装置における注液手段1、撮像手段2、検知手段4及び繰り返し制御手段3に相当するように構成して、図4にフローチャートで示した第4実施形態の蛍光撮像方法と同様のステップを実施することができるようにしてもよい。
なお、検知手段は、液浸対物レンズ22の先端レンズ面22aと所定のウェル31aとの間の液体の充填状態の変化を検知することができれば、どのような構成でもよい。
実施例2の変形例の蛍光撮像装置によれば、実施例2の蛍光撮像装置と同様に、長期間の観察において、観察者が液体の注液状態を監視しなくても、自動的に良好な注液状態を維持して良好な蛍光像を得ることができる。
以上説明したように、本発明の蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置は、特許請求の範囲に記載された特徴のほかに下記に示すような特徴も備えている。
(1)蛍光撮像装置により、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、前記蛍光観察体を収納した容器を前記蛍光撮像装置にセットするセットステップと、前記蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体を満たした状態で前記容器内の蛍光観察体を撮像手段が撮像する撮像ステップと、所定の時間が経過した後、制御手段の指令を受けて、注液手段が前記液浸対物レンズの先端部と容器との間に液体を満たす注液ステップと、前記制御手段が前記撮像手段及び前記注液手段を制御し、前記撮像ステップと前記注液ステップとを交互に繰り返す繰り返しステップとを有することを特徴とする蛍光撮像方法。
(2)前記所定の時間は、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発する状態に応じて予め設定されていることを特徴とする上記(1)に記載の蛍光撮像方法。
(3)前記注液ステップの前に、前記制御手段が前記液浸対物レンズと前記容器との距離を大きくするように相対的に移動させる移動ステップと、前記注液ステップの後に、前記制御手段が前記液浸対物レンズを前記蛍光観察体に照準するように相対的に移動させる照準ステップとを有することを特徴とする上記(1)に記載の蛍光撮像方法。
(4)前記移動ステップの移動は前記液浸対物レンズの光軸方向に垂直方向に移動することを特徴とする上記(2)に記載の蛍光撮像方法。
(5)蛍光撮像装置により、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、前記蛍光観察体を収納した容器を前記蛍光撮像装置にセットするセットステップと、前記蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体を満たした状態で前記容器内の蛍光観察体を撮像手段が撮像する撮像ステップと、前記液浸対物レンズと前記容器との間の液体の状態を検知手段が検知する検知ステップと、前記検知手段からの検知信号を受けて制御手段から出される指令により、注液手段が前記液浸対物レンズの先端部と容器との間に液体を注液する注液ステップと、前記制御手段が前記検知手段からの検知信号を受けて前記撮像手段及び前記注液手段を制御し、前記撮像ステップと前記注液ステップとを交互に繰り返す繰り返しステップとを有することを特徴とする蛍光撮像方法。
(6)前記注液ステップの前に、前記制御手段が前記液浸対物レンズと前記容器との距離を大きくするように相対的に移動させる移動ステップと、前記注液ステップの後に、前記制御手段が前記液浸対物レンズを前記蛍光観察体に照準するように相対的に移動させる照準ステップとを有することを特徴とする上記(5)に記載の蛍光撮像方法。
(7)前記移動ステップの移動は前記液浸対物レンズの光軸方向に垂直方向に移動することを特徴とする上記(6)に記載の蛍光撮像方法。
(8)蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像装置において、液浸対物レンズの先端部と前記蛍光観察体を収容した容器との間に液体を満たした状態で前記容器内の蛍光観察体を撮像する撮像手段と、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体を注液する注液手段と、所定の間隔で、前記蛍光観察体の撮像と、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の注液とを繰り返すように、前記撮像手段及び前記注液手段を制御する制御手段とを有することを特徴とする蛍光撮像装置。
(9)蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像装置において、液浸対物レンズの先端部と前記蛍光観察体を収容した容器との間に液体を満たした状態で前記容器内の蛍光観察体を撮像する撮像手段と、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の状態を検知する検知手段と、前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体を注液する注液手段と、前記蛍光観察体の撮像と、前記検知手段からの検知信号を受けて、前記液浸対物レンズの先端部と容器との間の液体の注液とを繰り返すように、前記撮像手段及び前記注液手段とを制御する制御手段とを有することを特徴とする蛍光撮像装置。
本発明の液浸対物レンズを備えた落射型顕微鏡は、生体試料などの被観察物と該被観察物の下側に配置される対物レンズとの間に液体を介在させた、特に、マイクロプレートサンプルの観察や、タイムラプス観察、あるいはこれらを組合せた観察を行うことが必要とされる分野に有用である。
本発明の参考発明としての第1実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。 本発明の参考発明としての第3実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態にかかる蛍光撮像方法の撮像手順を示すフローチャートである。 本発明の参考発明としての第5実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第6実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の参考発明としての第7実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第8実施形態にかかる蛍光撮像装置の要部の構成を示すブロック図である。 本発明の参考例としての実施例1にかかる蛍光撮像装置の全体構成を示す概念図である。 図9の部分拡大図である。 図9で示した蛍光撮像装置に用いられている試料容器の外観を示す説明図である。 本発明の実施例2にかかる蛍光撮像装置の全体構成を示す概念図である。 図12の部分拡大図である。 特許文献1に記載されている液浸対物レンズに自動的に注液する構成を示す説明図である。
符号の説明
1 注液手段
1’ 移動手段
2 撮像手段
2’ 照準手段
3 繰り返し制御手段
4 検知手段
21 ステージ
21a 下端部
21a’ 開口
22 液浸対物レンズ
22a 先端レンズ面
22b 液体受け部
22b’ 排出口
23 照明手段
23a,23b 照明光源
23c,23c 励起フィルタ
23e 光路合成部材
23f 照明レンズ
23g ダイクロイックミラー
24 観察手段
24a バンドパスフィルタ
24b 結像レンズ
24c 共焦点アパーチャ
24d 受光素子
25 処理手段(データ処理装置)
26 画像形成手段(画像形成装置)
27 画像表示手段(画像表示装置)
28 注液手段
28a 容器
28b ポンプ
28c 温度制御装置
28d 注液管
28d’ 注液管の先端部
29 排出手段
29a ポンプ
29b 容器
29c 排出管
29c’ 排出管の先端部
30 制御手段
31 プレート
31a ウェル
32 試料
33 清掃部材

Claims (8)

  1. 液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置を用いて、蛍光観察体を一定期間撮像する蛍光撮像方法において、
    前記蛍光観察体を収納した容器を前記蛍光撮像装置のステージにおける撮像位置に配置する撮像位置配置ステップと、
    前記液浸対物レンズとは別個に移動可能な注液手段を移動させて、前記注液手段の先端部が該液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように、該注液手段と該液浸対物レンズとの相対的位置を調整した後、該注液手段の先端部より、前記蛍光撮像装置内の液浸対物レンズの先端部に対し、前記ステージにおける前記撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から所定量の液体を注液し、注液後に、該注液手段を移動させ、該液浸対物レンズと前記蛍光観察体を収納した容器との相対的位置を変位させ、該液浸対物レンズの先端部と該容器との間を充填状態にする注液ステップと、
    前記液浸対物レンズの先端部との間に液体が充填されている前記容器内の蛍光観察体を撮像する撮像ステップを備えるとともに、
    時間的間隔をもって、1回の前記注液ステップと該1回の注液ステップの後に行う所定回数の前記撮像ステップとからなる一連の操作を繰り返す、繰り返し制御ステップを備えるようにし、
    前記注液ステップの前に、前記液浸対物レンズと前記容器とが少なくとも液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる移動ステップを備え、
    前記注液ステップと前記撮像ステップの間に、前記液浸対物レンズが前記容器内の前記蛍光観察体に照準するように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる照準ステップを備えるとともに、
    前記繰り返し制御ステップにおいて、前記時間的間隔をもって、1回の前記移動ステップと該1回の移動ステップの後に行う1回の前記注液ステップと該1回の注液ステップの後に行う1回の前記照準ステップと該1回の照準ステップの後に行う所定回数の前記撮像ステップとからなる一連の操作を繰り返すようにしたことを特徴とする蛍光撮像方法。
  2. 前記時間的間隔として、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの所定の時間的間隔を予め設定しておくことを特徴とする請求項1に記載の蛍光撮像方法。
  3. さらに、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の充填状態の変化を検知する検知ステップを備え、
    前記時間的間隔が、前記検知ステップを介して、前記注液ステップにより注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知するまでの時間的間隔であることを特徴とする請求項1に記載の蛍光撮像方法。
  4. 蛍光観察体を一定期間観察する、液浸対物レンズを備えた倒立型の蛍光撮像装置において、
    記液浸対物レンズとは別個に移動可能であって、その先端部が該液浸対物レンズの先端部の上方に位置するように移動させられて該液浸対物レンズとの相対的位置が調整された状態で、前記蛍光撮像装置のステージにおける前記撮像位置から離れた位置において液浸対物レンズの上方から該液浸対物レンズの先端部に対し所定量の液体を注液する注液手段と、
    前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間に液体が充填された状態における該容器内の蛍光観察体を撮像する撮像手段と、
    時間的間隔をもって、前記注液手段による前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の注液を1回行いその後に前記撮像手段による前記蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、該注液手段及び該撮像手段を制御する、繰り返し制御手段とを有し、
    さらに、前記液浸対物レンズと前記容器とが、少なくとも該液浸対物レンズの光軸に対して垂直方向に離れるように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる移動手段と、
    前記液浸対物レンズが前記容器内の前記蛍光観察体に照準するように、該液浸対物レンズと該容器との相対的位置を変位させる照準手段を備えるとともに、
    前記繰り返し制御手段が、前記時間的間隔をもって、前記移動手段による前記液浸対物レンズと前記容器との相対的位置の変位を1回行い次いで前記注液手段による該液浸対物レンズの先端部と該容器との間の液体の注液を1回行い次いで前記照準手段による該液浸対物レンズの該容器内の前記蛍光観察体への照準を1回行いその後に前記撮像手段による該蛍光観察体の撮像を所定回数行ってなる一連の操作を繰り返すように、該移動手段、該注液手段、該照準手段及び該撮像手段を制御するように構成されていることを特徴とする蛍光撮像装置。
  5. 前記時間的間隔が、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となるまでの予め設定された所定の時間的間隔であることを特徴とする請求項4に記載の蛍光撮像装置。
  6. さらに、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体の充填状態の変化を検知する検知手段を備え、
    前記時間的間隔が、前記検知手段を介して、前記注液手段により注液された前記液浸対物レンズの先端部と前記容器との間の液体が蒸発して非充填状態となったことを検知するまでの時間的間隔であることを特徴とする請求項4に記載の蛍光撮像装置。
  7. 前記容器が、複数のウェルを有するマルチプレートにおける所定のウェルであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の蛍光撮像方法。
  8. 前記容器が、複数のウェルを有するマルチプレートにおける所定のウェルであることを特徴とする請求項4〜6のいずれかに記載の蛍光撮像装置。
JP2006343118A 2006-12-20 2006-12-20 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置 Expired - Fee Related JP5021287B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343118A JP5021287B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置
EP07022405A EP1936424A3 (en) 2006-12-20 2007-11-19 Method of imaging fluorescence and fluorescence imaging apparatus
US11/950,712 US7602494B2 (en) 2006-12-20 2007-12-05 Method of imaging fluorescence and fluorescence imaging apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006343118A JP5021287B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008157984A JP2008157984A (ja) 2008-07-10
JP5021287B2 true JP5021287B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=39205222

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006343118A Expired - Fee Related JP5021287B2 (ja) 2006-12-20 2006-12-20 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置

Country Status (3)

Country Link
US (1) US7602494B2 (ja)
EP (1) EP1936424A3 (ja)
JP (1) JP5021287B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4328359B2 (ja) 2007-01-15 2009-09-09 オリンパス株式会社 液浸対物レンズを備えた観察装置
US8388153B1 (en) * 2009-09-18 2013-03-05 University Of Wyoming Objective lens protector
JP5530330B2 (ja) * 2010-10-22 2014-06-25 オリンパス株式会社 顕微鏡システム
JP6261357B2 (ja) * 2014-01-30 2018-01-17 オリンパス株式会社 顕微鏡および観察方法
JP6534889B2 (ja) * 2015-07-31 2019-06-26 オリンパス株式会社 倒立型顕微鏡および倒立型顕微鏡システム

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5919912A (ja) * 1982-07-26 1984-02-01 Hitachi Ltd 液浸距離保持装置
DE10123027B4 (de) 2001-05-11 2005-07-21 Evotec Oai Ag Vorrichtung zur Untersuchung chemischer und/oder biologischer Proben
US6980293B1 (en) * 2002-06-11 2005-12-27 Olympus Optical Co., Ltd. Immersion medium supply apparatus, fluorescence spectrometry inspection apparatus, and culture microscope
JP2004070307A (ja) * 2002-06-11 2004-03-04 Olympus Corp 液浸媒質供給装置、蛍光分光検査装置及び培養顕微鏡
US20050022731A1 (en) * 2003-07-30 2005-02-03 Bernard Petrillo Immersion optics fluid dispenser
JP4436633B2 (ja) * 2003-08-19 2010-03-24 オリンパス株式会社 液浸対物レンズの排液装置及び給排液装置
US7799559B2 (en) * 2003-10-24 2010-09-21 Olympus Corporation Culture microscope apparatus
JP2005234457A (ja) * 2004-02-23 2005-09-02 Nikon Corp 顕微鏡観察装置
JP2006243027A (ja) * 2005-02-28 2006-09-14 Nikon Corp 液浸顕微鏡および液浸顕微鏡の試料移動方法
JP4823557B2 (ja) * 2005-04-26 2011-11-24 オリンパス株式会社 顕微鏡装置
WO2007010803A1 (ja) * 2005-07-15 2007-01-25 Olympus Corporation 光測定装置
JP2007127939A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nikon Corp 液浸顕微鏡装置

Also Published As

Publication number Publication date
EP1936424A2 (en) 2008-06-25
JP2008157984A (ja) 2008-07-10
US20080152190A1 (en) 2008-06-26
EP1936424A3 (en) 2008-08-13
US7602494B2 (en) 2009-10-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4328359B2 (ja) 液浸対物レンズを備えた観察装置
JP5021287B2 (ja) 蛍光撮像方法及び蛍光撮像装置
JP6158197B2 (ja) 自動化された顕微鏡使用のための多関数型自動焦点システムおよび方法
WO2011089908A1 (ja) 細胞観察装置及び細胞培養方法
JP5638793B2 (ja) 顕微鏡装置
JP2007148221A (ja) 間欠撮影装置
JP3207211U (ja) レーザーマイクロダイセクションシステム及びレーザーマイクロダイセクション方法
US11513329B2 (en) Varying an illumination path of a selective plane illumination microscopy
US11156822B2 (en) Selective plane illumination microscopy with multiple illumination units scanning an object in sync with a digital camera rolling shutter
JP6534889B2 (ja) 倒立型顕微鏡および倒立型顕微鏡システム
JP2018185456A (ja) 顕微鏡
WO2013105485A1 (en) Measurement apparatus, program, and measurement method
JP2008225096A (ja) 顕微鏡装置および顕微鏡観察方法
JP2012163767A (ja) 制御プログラム、制御プログラムを記録した媒体、顕微鏡システム
JP2009002674A (ja) 微細粒子のスクリーニング装置および微細粒子のスクリーニング方法
US11009689B2 (en) Observation device, observation method, and observation device control program
JP5016340B2 (ja) 蛍光顕微鏡
JP6528911B2 (ja) マニピュレーションシステム
JP2007183425A (ja) 観察装置
JPWO2018182020A1 (ja) 液体供給装置、対物レンズ保持装置、顕微鏡、及び液体供給方法
JP2023507659A (ja) 液浸媒体の塗布およびレンズ洗浄のためのシステム、方法、および装置
US11480777B2 (en) Observation device, observation method, and observation device control program storage medium
JP6859861B2 (ja) マニピュレーションシステム及びマニピュレーションシステムの駆動方法
US10261302B1 (en) Sample holder for microscopy
JP2017530408A (ja) ミラーデバイス

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111102

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120403

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120612

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120614

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5021287

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees