JP2007127939A - 液浸顕微鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 液浸観察時の基板の表面(液体との接触部分)における汚れの付着を抑制することができる液浸顕微鏡装置を提供すること。
【解決手段】 観察対象の基板10Aを支持する支持手段21,22と、液浸系の対物レンズ23と、対物レンズの先端と基板との間に液体19を供給する供給手段24,29と、液体と対物レンズとを介して基板の画像を取り込む画像取込手段28,29と、供給手段による液体の供給から所定時間が経過したときに液体を基板から除去する除去手段25,29とを備える。
【選択図】 図3

Description

本発明は、基板の液浸観察を行う液浸顕微鏡装置に関する。
基板(例えば半導体ウエハや液晶基板など)に形成された回路パターンの欠陥や異物などを高い分解能で観察するために、液浸系の対物レンズを用い、この対物レンズの先端と基板との間を水などの液体で満たし、液体の屈折率(>1)に応じて対物レンズの開口数を大きくすることが提案されている(例えば特許文献1を参照)。また、このような基板の液浸観察時に、液体を自動で供給/回収することも提案されている。
特開2005−83800号公報
しかし、上記の装置では、液体を供給してから回収するまでの時間について制限がないため、基板の表面(液体との接触部分)に酸化膜などの汚れが付着し、基板の液浸観察を非破壊で行う(つまり非破壊検査を行う)ことはできなかった。
本発明の目的は、液浸観察時の基板の表面(液体との接触部分)における汚れの付着を抑制することができる液浸顕微鏡装置を提供することにある。
本発明の液浸顕微鏡装置は、観察対象の基板を支持する支持手段と、液浸系の対物レンズと、前記対物レンズの先端と前記基板との間に液体を供給する供給手段と、前記液体と前記対物レンズとを介して前記基板の画像を取り込む画像取込手段と、前記供給手段による前記液体の供給から所定時間が経過したときに前記液体を前記基板から除去する除去手段とを備えたものである。
また、前記画像取込手段は、前記基板の静止画像を取り込み、前記除去手段は、前記静止画像の取り込みに掛かる時間の方が前記所定時間よりも短い場合、前記静止画像の取り込みが終了したときに前記液体を前記基板から除去することが好ましい。
また、前記画像取込手段は、前記基板の動画像を取り込むと共に、該動画像の表示も行い、前記除去手段は、前記液体を前記基板から除去する際に警告を発することが好ましい。
本発明の液浸顕微鏡装置によれば、液浸観察時の基板の表面(液体との接触部分)における汚れの付着を抑制することができる。
以下、図面を用いて本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
本実施形態の液浸顕微鏡装置10は、図1,図2に示す通り、ミニエンバイロメント装置(11〜15)と、その内部に設置された液浸顕微鏡20とで構成される。図1(a)は液浸顕微鏡装置10の上面図、図1(b)は縦断面図である。図2は液浸顕微鏡20の側面図である。ミニエンバイロメント装置(11〜15)の内部には、観察対象の基板10Aを自動搬送する機構(不図示)も設けられる。基板10Aは、半導体ウエハや液晶基板などである。液浸顕微鏡装置10は、半導体回路素子や液晶表示素子の製造工程において、基板10Aに形成された回路パターンの欠陥や異物などの液浸観察(外観検査)を行う装置である。回路パターンは例えばエッチングパターンである。
ミニエンバイロメント装置(11〜15)は、筐体11と、その上面に設置された複数のファンフィルタユニット12〜15とで構成される。ファンフィルタユニット12〜15は、周囲(クリーンルーム内)の空気からゴミや塵などの微小な気体中パーティクルを除去した後、清浄な空気を筐体11の内部に導入する機構である(FFU;FAN FILTER UNIT)。筐体11の下面には不図示の通気口が形成され、ファンフィルタユニット12〜15からのダウンフローを外部(クリーンルーム内)に排気できるようになっている。図1の矢印は空気の流れを表している。
このように、ミニエンバイロメント装置(11〜15)の筐体11の内部は、基板10Aの液浸観察をクリーンな環境で行うために、清浄度を周囲(クリーンルーム内)より高くした局所環境(minienvironment)である。気体中パーティクルの除去は、ULPAフィルタ17によって行われる。また、筐体11の内部のうち液浸顕微鏡20の配置された空間には、ファンフィルタユニット12のケミカルフィルタ18によって化学物質(有機系ガスやアンモニアガスなど)が除去された清浄な空気が導入され、T.O.C.(Total Organic Carbon:全有機炭素)などのアウトガスの少ない環境に保たれる。
液浸顕微鏡20には、図1(b),図2に示す通り、基板10Aを支持するステージ部(21,22)と、液浸系の対物レンズ23と、液体19を供給するための液体供給機24と、液体19を除去するための液体回収機25および液体乾燥機26と、照明光源27を含む照明光学系と、CCDカメラ28とが設けられる。照明光源27の波長は、例えば可視域や紫外域などである。さらに、液浸顕微鏡20には、図3に示す制御装置29やモニタ装置30、図示省略したTTL方式のオートフォーカス機構なども設けられる。
ステージ部(21,22)は、XYステージ21とZθステージ22とで構成される。基板10Aは、例えば現像装置から搬送されてZθステージ22の上面に載置され、例えば真空吸着により固定的に支持される。Zθステージ22は、基板10Aの焦点合わせ時に、基板10Aを鉛直方向に移動させる。焦点合わせ動作は、制御装置29がオートフォーカス機構を用いて行う。また、基板10Aの予め定めた観察点を対物レンズ23の視野内に位置決めする際、XYステージ21は、基板10Aを水平面内で移動させる。XYステージ21のベース部材は液浸顕微鏡20の本体に固定されている。
液浸系の対物レンズ23は、液浸顕微鏡20の本体に固定され、その先端と基板10Aとの間が液浸媒質の液体19で満たされたときに、光学系の収差が補正されるように設計されている。
液浸媒質の液体19は、例えば純水である。純水は、半導体製造工程などで容易に大量入手できる。また、基板10Aのフォトレジストに対する悪影響がないため、基板10Aの非破壊検査が可能となる。また、純水は環境に対する悪影響もなく、不純物の含有量が極めて低いため、基板10Aの表面を洗浄する作用も期待できる。なお、半導体製造工程で使用される純水は一般に「超純水」と呼ばれる。これは、一般に「純水」と呼ばれるものより純度が高い。本実施形態においても超純水を用いるのがより好ましい。
液体供給機24は、対物レンズ23の先端と基板10Aの観察点との間に液体19を供給する機構であり、吐出ノズルと加圧ポンプと液体タンクなどにより構成される。吐出ノズルは、対物レンズ23の周辺近傍に配置され、その先端が対物レンズ23の先端近傍に配置される。加圧ポンプは、液体タンクから所定量の液体を吐出ノズルに送り出す。吐出ノズルの先端から吐出した液体19は、対物レンズ23の先端と基板10Aとの間に到達する。このように、吐出ノズルを介して液体19が供給され、表面張力により「液滴」を形成する。液体19の供給は、制御装置29からの指示に基づいて、液浸観察の前に自動で行われる。
液体回収機25は、基板10Aの観察終了後、液浸媒質の液体19を基板10Aの観察点から回収する機構であり、吸引ノズルと吸引ポンプと廃液タンクなどにより構成される。吸引ノズルは、対物レンズ23の周辺近傍に配置され、その先端が対物レンズ23の先端近傍に配置される。吸引ポンプは、対物レンズ23の先端と基板10Aとの間の液体19を吸引ノズルを介して周りの空気と一緒に吸引する。吸引された液体19は例えばフィルタにより空気とは選別され、廃液タンクに集められる。このような回収は、制御装置29からの指示に基づいて、液浸観察の後(または途中)に自動で行われる。
液体乾燥機26は、ULPAフィルタ付きファンであり、ステージ部(21,22)や基板10Aや対物レンズ23に対して側方から送風を行う。このような送風は、制御装置29からの指示に基づいて、例えば液体回収機25による液体19の回収後に行われる。液体乾燥機26によって送風することで、基板10Aの観察点や対物レンズ23の先端を乾燥させたり、基板10Aからこぼれ落ちてZθステージ22などに付着した液体を乾燥させたりすることができる。乾燥には、照明光源27の余熱を利用して、効率よく乾燥を行うことが好ましい。例えば、照明光源27の熱による熱風を利用することで乾燥を早めることができる。
本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、上記の液体供給機24と液体回収機25と液体乾燥機26とを用い、これらの機構を制御装置29からの指示に基づいてタイミング制御するため、基板10Aの液浸観察の際に、自動で液体19の供給および除去を行うことができる。したがって、作業者に対する負担がほとんどなく、高スループットで基板10Aの液浸観察を行うことができる。
また、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、液体供給機24の吐出ノズルと液体回収機25の吸引ノズルとを介して液体19を局所的に供給/回収し、基板10Aの観察点とその近傍のみを液浸状態とする(つまり局所液浸の状態とする)。このため、基板10Aの表面における液体19との接触部分9A(図4)を、液浸観察に必要な最小限の範囲に制限することができる。
さらに、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、基板10Aの表面(液体19との接触部分9A(図4))における汚れの付着を抑制するために、図5に示すフローチャートの手順にしたがって基板10Aの液浸観察を行う。液体19との接触部分9Aに付着し易い汚れとは、例えば、液体19に溶出した酸素に起因する酸化膜などである。基板10Aがシリコンの場合、SiO2 が汚れとして付着し易い。
このような酸化膜などの汚れが基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)に付着しないようにするため、本実施形態の液浸顕微鏡装置10の制御装置29は、図5に示すフローチャートの手順にしたがって、液体供給機24や液体回収機25などをタイミング制御し、基板10Aの液浸観察を行う。
制御装置29は、まず、基板10Aの予め定めた観察点を対物レンズ23の視野内に位置決めし(図5のステップS1)、液体供給機24を制御して基板10Aの観察点に液体19を供給する(ステップS2)。また、液体19の供給と略同時に、制御装置29は、不図示のタイマーを用いて時間のカウントを開始する(ステップS3)。そして、液体19を供給してからの経過時間(つまり基板10Aの表面に液体19が接触している時間)をカウントしながら以降の処理を行う。
ステップS4では、不図示のオートフォーカス機構を用いて基板10Aの観察点の焦点合わせを行う。このAF制御により、基板10Aの観察点は、CCDカメラ28の撮像面と共役な面に位置決めされる。したがって、CCDカメラ28の撮像面には、基板10Aの観察点の鮮明な拡大像(パターン像)が液体19と対物レンズ23とを介して形成される。なお、図2のように、液浸顕微鏡20に接眼レンズ31が設けられる場合には、接眼レンズ31の視野位置にも同様の鮮明なパターン像が形成される。接眼レンズ31による観察は照明光源27の波長が可視域の場合のみ可能である。
このような状態で、制御装置29は、ステップS5の処理を実行する。つまり、CCDカメラ28を制御して基板10Aの観察点の動画像を取り込み、これをモニタ装置30に出力する。次に、ステップS6の処理に進み、液体19を供給してからの経過時間(つまり基板10Aの表面に液体19が接触している時間)が、所定時間に達したか否かを判断する。
そして、所定時間に達するまでの間、ステップS5の処理を継続して行う。このとき、モニタ装置30には基板10Aの観察点の動画像(ライブ画像)が表示され、基板10Aの観察点のリアルタイム観察を行うことができる。また、この観察中に、例えばジョイスティックなどを用いてマニュアルでXYステージ21を駆動して、基板10Aの観察点の周辺領域をリアルタイム観察することもできる。
このようなステップS5の処理(リアルタイム観察)を継続して行う場合、基板10Aの観察点には液体19が継続して接触することになり、その接触部分9A(図4)に酸化膜などの汚れが付着する可能性は、時間の経過と共に高まっていく。酸化膜などの汚れが付着すると、その基板10Aは使いものにならなくなるため、破棄せざるを得ない。つまり、基板10Aの破壊検査となってしまう。
したがって、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)に酸化膜などの汚れが付着し始める直前の時間を、上記したステップS6の判断処理の所定時間として設定し、ステップS5の処理(リアルタイム観察)を継続して行いながら、液体19を供給してからの経過時間(つまり基板10Aの表面に液体19が接触している時間)が所定時間に達したか否かを監視するようにした。
そして、ステップS5,S6の処理を繰り返し行う間に、液体19を供給してからの経過時間が所定時間に達すると(ステップS6がYes)、基板10Aのリアルタイム観察の強制終了を作業者に知らせるため、所定の警告を発する(ステップS7)。この警告は、モニタ装置30の観察画面におけるアラーム表示やアラーム音などで行えばよい。また、所定時間に達する前に残り時間を表示するようにしてもよい。
また、このような警告と略同時に、制御装置29は、ステップS8の処理に進み、液体吸引機25を制御して基板10Aの観察点から液体19を吸引し、さらに、液体乾燥機26を制御して送風を行い、液体19を自動的に除去する。したがって、基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)に酸化膜などの汚れが付着する前に、液体19を除去することができる。
上記のように、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、基板10Aの観察点のリアルタイム観察中であっても、液体供給機24による液体19の供給から所定時間が経過したときには、強制的に液体19を基板10Aから除去するようにした。このため、液浸観察時の基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)における汚れの付着を抑制することができる。したがって、基板10Aの液浸観察を非破壊で行う(つまり非破壊検査を行う)ことが可能となり、検査後の基板10Aを破棄せずに次のラインに取り込むことができ、歩留まりが向上する。
また、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、基板10Aの表面における汚れの付着を抑制できると同時に、対物レンズ23の先端(特に先球レンズの先端)の汚れも抑制することができる。したがって、対物レンズ23の透過率や解像性能の低下を防止でき、対物レンズ23の寿命向上にもつながる。なお、対物レンズ23の先端と液体19との接触時間の総計に応じて対物レンズ23の汚れ具合を把握でき、対物レンズ23の寿命管理を行うこともできる。
さらに、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、基板10Aから液体19を除去する際、液体吸引機25による吸引後に液体乾燥機26による乾燥を行うため、液体19の除去をより確実に行うことができる。ただし、液体吸引機25による吸引と液体乾燥機26による乾燥とを同時に行っても構わない。
また、本実施形態の液浸顕微鏡装置10では、液体19の供給から所定時間が経過して強制的に液体19を除去する際に警告を発するため、作業者に基板10Aのリアルタイム観察の強制終了を知らせることができる。警告を発すると同時に、モニタ装置30の画面を消してもよいが、CCDカメラ28からの最後のフレームを静止画像として取り込み、これを画像記録用メモリに記録してモニタ装置30に表示することが好ましい。この場合には、警告によって、リアルタイム観察から静止画像観察への切り替えを把握できる。
(第2実施形態)
ここでは、第1実施形態のようなリアルタイム観察ではなく、静止画像観察を行う場合について説明する。静止画像観察を行う場合でも、上記と同様、基板10Aの表面(液体19との接触部分9A(図4))における汚れの付着を抑制する必要があり、図6に示すフローチャートの手順にしたがって基板10Aの液浸観察を行う。図6のステップS11〜S14は、図5のステップS1〜S4と同じ処理であり、その説明を省略する。
制御装置29は、基板10AのAF制御(ステップS14)が終了すると、ステップS15の処理に進み、CCDカメラ28を制御して、基板10Aの観察点の静止画像の取り込みを開始する。そして、次のステップS16に進み、静止画像の取り込みが終了したか否かを判断する。まだ終了していない場合には、次のステップS17に進み、液体19を供給してからの経過時間(つまり基板10Aの表面に液体19が接触している時間)が、所定時間に達したか否かを判断する。
そして、所定時間に達するまでの間、静止画像の取り込みを継続して行う。所定時間とは、上記と同様、基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)に酸化膜などの汚れが付着し始める直前の時間である。
このような所定時間に達するまで(ステップS17がNo)の間に、静止画像の取り込みが終了した場合(ステップS16がYes)、制御装置29は、ステップS18の処理に進み、取り込んだ静止画像を画像記録用メモリに記録してモニタ装置30に出力する。また、静止画像の表示と略同時(好ましくは静止画像の取り込み終了と略同時)に、液体19を基板10Aの観察点から自動的に除去する(ステップS19)。
一方、静止画像の取り込みが終了するまで(ステップS16がNo)の間に、所定時間に達した場合(ステップS17がYes)、制御装置29は、静止画像の取り込みの強制終了を作業者に知らせるため、上記と同様の警告を発する(ステップS20)。さらに、このような警告と略同時に、液体19を基板10Aの観察点から自動的に除去する(ステップS19)。
このように、第2実施形態でも、液体供給機24による液体19の供給から所定時間が経過したときには、強制的に液体19を基板10Aから除去する。このため、液浸観察時の基板10Aの表面(液体19との接触部分9A)における汚れの付着を抑制することができる。したがって、基板10Aの液浸観察を非破壊で行う(つまり非破壊検査を行う)ことが可能となる。
また、第2実施形態では、静止画像の取り込みに掛かる時間の方が所定時間よりも短い場合には、静止画像の取り込みが終了したときに、液体19を基板10Aから早急に除去するようにした。このため、基板10Aの表面に液体19が接触している時間を、さらに短縮して液浸観察に必要な最小限の時間のみに制限することができる。また、対物レンズ23の先端と液体19との接触時間も短縮することができ、対物レンズ23の寿命をさらに向上させることができる。
(変形例)
なお、上記した実施形態では、液体19を除去する際に、液体吸引機25と併せて液体乾燥機26を用いたが、本発明はこれに限定されない。液体乾燥機26を省略する場合でも、ミニエンバイロメント装置(11〜15)のファンフィルタユニット12〜15によるダウンフロー環境下で基板10Aの液浸観察が行われ、常に(基板10Aの観察中だけでなく観察終了後も)、液体19および/または液体19の周辺に向けて空気が吹き出され続けるため、液体19の除去を確実に行うことができる。ただし、液体乾燥機26と同様、ファンフィルタユニット12〜15による送風を省略しても、本発明を適用できる。
液浸顕微鏡装置10の全体構成図である。 液浸顕微鏡20の側面図である。 液浸顕微鏡20のブロック構成を示す図である。 基板10Aの表面における液体19との接触部分9Aを説明する図である。 第1実施形態のリアルタイム観察の手順を示すフローチャートである。 第2実施形態の静止画像観察の手順を示すフローチャートである。
符号の説明
10液浸顕微鏡装置 ; 10A基板 ; 19液体 ; 21 Zθステージ ;
22 XYステージ ; 23対物レンズ ; 24液体供給機 ; 25液体回収機 ;
26液体乾燥機 ; 28CCDカメラ ; 29制御装置 ; 30モニタ装置

Claims (3)

  1. 観察対象の基板を支持する支持手段と、
    液浸系の対物レンズと、
    前記対物レンズの先端と前記基板との間に液体を供給する供給手段と、
    前記液体と前記対物レンズとを介して前記基板の画像を取り込む画像取込手段と、
    前記供給手段による前記液体の供給から所定時間が経過したときに前記液体を前記基板から除去する除去手段とを備えた
    ことを特徴とする液浸顕微鏡装置。
  2. 請求項1に記載の液浸顕微鏡装置において、
    前記画像取込手段は、前記基板の静止画像を取り込み、
    前記除去手段は、前記静止画像の取り込みに掛かる時間の方が前記所定時間よりも短い場合、前記静止画像の取り込みが終了したときに前記液体を前記基板から除去する
    ことを特徴とする液浸顕微鏡装置。
  3. 請求項1に記載の液浸顕微鏡装置において、
    前記画像取込手段は、前記基板の動画像を取り込むと共に、該動画像の表示も行い、
    前記除去手段は、前記液体を前記基板から除去する際に警告を発する
    ことを特徴とする液浸顕微鏡装置。
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