JP2018185456A - 顕微鏡 - Google Patents

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Abstract

【課題】液浸対物レンズと媒質容器との間にイマージョン液を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上する。
【解決手段】サンプルSと共にキュベット溶液W1を収容するキュベット3が浸漬されるチャンバ溶液W2を貯留するチャンバ5と、チャンバ5の外部に配され、サンプルSから発せられる光を集光する液浸対物レンズ9と、液浸対物レンズ9により集光された光を検出する検出光学系13と、チャンバ5内でキュベット3を少なくとも液浸対物レンズ9の光軸に沿う方向に移動可能に支持する電動XYZステージ7とを備え、キュベット3およびチャンバ5が、サンプルSからの光を透過可能な透明部3b,5bをそれぞれ有し、液浸対物レンズ9が、チャンバ5の透明部5bを介してキュベット3の透明部3bに対向して配置され、かつ、チャンバ5の透明部5bとの間に液浸溶液W3を介して配置される顕微鏡1を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、顕微鏡に関するものである。
従来、サンプル容器に溶液とともに収容したサンプルを観察する顕微鏡が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、キュベットのようなサンプル容器に第1液浸媒質とともにサンプルが収容され、さらに第1液浸媒質と同等の屈折率を有する第2液浸媒質が貯留された媒質容器内の第2液浸媒質にそのサンプル容器が浸漬され、鉛直方向と直交する方向に光軸を有する検出用対物レンズの少なくとも先端レンズが媒質容器内の第2液浸媒質に浸漬されるように、また、媒質容器内の第2液浸媒質が外部に漏れ出ないように検出用対物レンズが固定され、サンプル容器がXYZ−θ(θの回転軸は鉛直方向)ステージで駆動されてサンプルの断層像が得られるような構造のライトシート顕微鏡が開示されている。
このような構造により、サンプルの撮像位置を変化させても屈折率の変化が最小限に抑えられ、シート照明位置との焦点ズレや球面収差の発生の少ない検出がなされる。サンプルの屈折率と第1液浸媒質の屈折率が第2液浸媒質の屈折率と完全に同じであれば、サンプルの撮像位置が変化しても焦点や球面収差の発生に変化は生じない。実際には、サンプルの屈折率に第1液浸媒質の屈折率と第2液浸媒質の屈折率を完全に合わせることはできず、またサンプルの屈折率も場所により異なるので、サンプルの移動によりシート照明位置との焦点ズレがわずかに生じたり収差が変化したりする。なお、共焦点顕微鏡や多光子励起顕微鏡では対物レンズが照明と検出で共通光路になっているので、上述した焦点に変化は生じない。ただし収差は変化する。
国際公開第2015/184124号
しかしながら、特許文献1に記載のライトシート顕微鏡の構成は、検出用対物レンズの保守、例えば、先端レンズの洗浄が容易ではなく、また、Oリング等による第2液浸媒質のシーリングがなされているので、シーリングの劣化等、媒質容器の保守にも手間がかかるという問題の他に、サンプルや観察目的に応じたものに対物レンズを切り替えられないという欠点がある。
上述したように、特許文献1に記載の顕微鏡には、対物レンズとして光学分解能の高い液浸対物レンズが利用されるが、一般的に液浸対物レンズには2つの使い方が知られている。1つは正立型顕微鏡に組み合わされて、例えばシャーレのようなサンプル容器に溶液とともに収容されたサンプルを観察するために、液浸対物レンズの先端部を溶液に浸漬させて観察する方法である。他方は、倒立型顕微鏡で、シャーレ底部の透明部を介してサンプルからの光を集光するために、シャーレ底面と対物レンズの先端部との間にイマージョン液を充填して観察する方法である。
前者はサンプルの汚染の問題や滅菌等のメインテナンスの問題、更にサンプル容器が邪魔となって対物レンズの切り替えが困難であるという特許文献1に記載の顕微鏡と同様の問題があり、後者のようなシャーレ底面を介してサンプルからの光を対物レンズで検出する方法が望ましいことは言うまでもない。
ところが、後者の方法では、サンプルの観察目的位置に焦点を合わせるためにサンプルと液浸対物レンズとの相対位置が調整されるが、大きなWD(working distance)、例えば8mmのWDを有するような液浸対物レンズを倒立型顕微鏡に組み合わせて、大きなサンプル、例えば、液浸対物レンズの光軸方向に6mmの厚さを有するサンプルのXYZスタック画像を取得しようとした場合、シャーレの底面近傍にあるサンプルの場所からサンプル上部までを観察するのにイマージョン液はほぼ8mm〜2mmの厚さに変化する。サンプルの観察位置に応じてイマージョン液の厚さが大きく変化するこのような条件で、イマージョン液を保持することははなはだ困難である。
本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、液浸対物レンズと媒質容器との間にイマージョン液を安定して保持することができ、装置の保守が簡単で信頼性の高い顕微鏡を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の一態様は、標本と共に第1液浸媒質を収容する標本容器が浸漬される第2液浸媒質を貯留する媒質容器と、該媒質容器の外部に配され、前記標本から発せられる光を集光する液浸対物レンズと、該液浸対物レンズにより集光された前記光を検出する検出光学系と、前記媒質容器内で前記標本容器を少なくとも前記液浸対物レンズの光軸に沿う方向に移動可能に支持する可動ステージとを備え、前記標本容器および前記媒質容器が、前記標本からの前記光を透過可能な透明部をそれぞれ有し、前記液浸対物レンズが、前記媒質容器の前記透明部を介して前記標本容器の前記透明部に対向して配置され、かつ、前記媒質容器の前記透明部との間に第3液浸媒質を介して配置される顕微鏡である。
本態様によれば、標本が第1液浸媒質と共に標本容器に収容されて、媒質容器内の第2液浸媒質に標本容器ごと浸漬される。そして、標本から発せられる光が、第1液浸媒質、標本容器の透明部、第2液浸媒質、媒質容器の透明部および第3液浸媒質を介して液浸対物レンズにより集光されて、検出光学系により検出される。したがって、可動ステージにより、媒質容器内で標本容器を液浸対物レンズの光軸に沿う方向に移動させることで、液浸対物レンズの光軸に交差する標本の断層像を取得することができる。
この場合において、可動ステージにより媒質容器内で標本容器を移動させて観察位置を変更しても、液浸対物レンズと媒質容器との相対位置は変化しないので、液浸対物レンズの先端と媒質容器の透明部との間に配されている第3液浸媒質の厚さが変化することはない。よって、観察位置の変更によって第3液浸媒質が液切れすることはなく、また、液浸対物レンズの先端と媒質容器の透明部との間に第3液浸媒質を大量に用意したり頻繁に補給したりしなくて済む。したがって、液浸対物レンズと媒質容器との間に第3液浸媒質を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上することができる。
上記態様においては、前記媒質容器の前記透明部と前記液浸対物レンズとの間に前記第3液浸媒質を供給する液供給器を備えることとしてもよい。
このように構成することで、液供給器により、媒質容器の透明部と液浸対物レンズとの間に第3液浸媒質を容易に補給することができる。例えば、液浸対物レンズを倍率が異なる他の液浸対物レンズに変更した場合や、液浸対物レンズの位置をその光軸に沿う方向に微調整した場合などに有効である。
上記態様においては、前記液浸対物レンズが、鉛直方向に交差する方向に前記光軸を向けて配置され、前記第3液浸媒質が、前記液浸対物レンズと前記媒質容器の前記透明部との間に表面張力により保持されることとしてもよい。
このように構成することで、液浸対物レンズの先端と媒質容器の透明部との間に第3液浸媒質を保持するための機構が必要なく、簡易な構成にすることができる。
上記態様においては、前記標本容器および前記媒質容器が各々の側壁に前記透明部を有し、前記液浸対物レンズが、鉛直方向に略直交する方向に前記光軸を向けて配置されることとしてもよい。
このように構成することで、液浸対物レンズを媒質容器の側方に側壁の透明部に近接させて第3液浸媒質を介して配置することができる。
上記態様においては、前記液浸対物レンズが、前記光軸に沿う方向に移動可能に支持されることとしてもよい。
このように構成することで、検出光学系の光軸に交差する平面に沿って平面状に集光させた励起光を標本に入射させた場合に、励起光の入射平面に液浸対物レンズの焦点面を一致させて、焦点面に沿う広い範囲において発生する光を液浸対物レンズによって1度に集光し、高解像の画像を取得することができる。この場合において、標本の観察位置を変更した場合に、標本内の屈折率分布に応じて液浸対物レンズの焦点位置にずれが生じたとしても、液浸対物レンズの光軸に沿う方向の位置を微調整して、焦点位置のずれを解消することができる。
上記態様においては、前記第1液浸媒質と前記第2液浸媒質とが互いに略同等の屈折率を有することとしてもよい。
このように構成することで、標本の観察位置の変化による球面収差の発生を抑制するとともに、第1液浸媒質と第2液浸媒質とを等間隔にすることができる。
上記態様においては、前記第3液浸媒質が、前記第2液浸媒質と略同等の屈折率を有することとしてもよい。
このように構成することで、球面収差の発生をより抑制することができる。
上記態様においては、前記検出光学系が、球面収差を調整する球面収差調整機構を備えることとしてもよい。
このように構成することで、観察位置を変更することによって球面収差が変化したとしても、球面収差調整機構により球面収差を補正することができる。
上記態様においては、前記可動ステージの移動に伴い前記球面収差調整機構を制御して、前記球面収差を補正する制御部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、制御部により、観察位置に合わせて球面収差を自動的に補正することができる。
上記態様においては、前記液浸対物レンズを倍率が異なる他の前記液浸対物レンズに切り替えるレンズ切替部を備えることとしてもよい。
このように構成することで、レンズ切替機構により、液浸対物レンズの倍率を変えて標本を観察することができる。
上記態様においては、前記液浸対物レンズの焦点位置と共役な位置に配置され、前記標本から発せられて前記液浸対物レンズにより集光された蛍光を部分的に通過させる共焦点ピンホールを備え、前記検出光学系が、光源から発せられた励起光を前記標本に照射するとともに、前記励起光が照射された前記標本において発生して前記共焦点ピンホールを通過した前記蛍光を検出することとしてもよい。
このように構成することで、共焦点蛍光画像を取得することができる。この場合において、可動ステージにより媒質容器内で標本容器を移動させて観察位置を変更しても、焦点位置と検出位置が一致しているので、焦点ズレが発生することはない。したがって、液浸対物レンズの焦点位置を微調整することなく、標本の異なる観察位置を共焦点蛍光観察することができる。
上記態様においては、前記液浸対物レンズが、光源から発せられた極短パルスレーザ光を前記標本に照射するとともに、前記極短パルスレーザ光の照射により多光子励起効果によって前記標本において発生する蛍光を集光し、前記検出光学系が、前記液浸対物レンズにより集光された前記蛍光を検出することとしてもよい。
このように構成することで、多光子励起画像を取得することができる。この場合において、可動ステージにより媒質容器内で標本容器を移動させて観察位置を変更しても、焦点位置と検出位置が一致しているので、焦点ズレが発生することはない。したがって、液浸対物レンズの焦点位置を微調整することなく、標本の異なる観察位置を多光子励起観察することができる。
本発明に係る顕微鏡によれば、液浸対物レンズと媒質容器との間にイマージョン液を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上することができるという効果を奏する。
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡を水平方向(Y方向)に見た概略構成図である。 本発明の第2実施形態に係る顕微鏡を鉛直方向(Z方向)に見た概略構成図である。 図2のA−A断面図である。 本発明の第3実施形態に係る顕微鏡を鉛直方向(Z方向)に見た概略構成図である。 図4のB−B断面図である。 本発明の第4実施形態に係る顕微鏡を水平方向(Y方向)に見た概略構成図である。
〔第1実施形態〕
本発明の第1実施形態に係る顕微鏡について、図面を参照して以下に説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1は、図1に示されるように、倒立型の共焦点顕微鏡を構成している。この顕微鏡1は、サンプル(標本)Sを収容するキュベット(標本容器)3と、キュベット3を収容可能なチャンバ(媒質容器)5と、キュベット3を支持する電動XYZステージ(可動ステージ)7と、チャンバ5の外部において複数の液浸対物レンズ9を支持するレボルバ(レンズ切替部)10と、液浸対物レンズ9を介してキュベット3内のサンプルSにレーザ光(励起光)を照射する照明光学系11と、レーザ光の照射によりサンプルSにおいて発生する蛍光を液浸対物レンズ9を介して検出する検出光学系13と、電動XYZステージ7、レボルバ10、照明光学系11および検出光学系13を制御したり画像を生成したりする制御器(制御部)15とを備えている。
キュベット3は、上部に開口部3aを有し、底部にレーザ光および蛍光を透過可能な透明部3bを有している。このキュベット3には、透明化溶液等のキュベット溶液(第1液浸媒質)W1が貯留され、キュベット溶液W1にサンプルSが浸漬されている。サンプルSは、キュベット溶液W1に浸漬されることで透明になっている。
チャンバ5は、キュベット3よりも容積が大きく、上部に開口部5aを有し、底部にレーザ光および蛍光を透過可能な透明部5bを有している。このチャンバ5には、キュベット溶液W1と屈折率が略等しいチャンバ溶液(第2液浸媒質)W2が貯留され、そのチャンバ溶液W2内にキュベット3が浸漬されている。
電動XYZステージ7は、キュベット3の上部を保持し、キュベット3をチャンバ5の開口部5aからチャンバ溶液W2内に浸漬させた状態に支持するようになっている。また、電動XYZステージ7は、チャンバ5内で、鉛直方向(Z方向)および鉛直方向に交差し互いに直交する方向(X方向およびY方向)にキュベット3を移動させることができるようになっている。
複数の液浸対物レンズ9は、互いに倍率が異なり、それぞれ図示しない多数のレンズを組み合わせて構成されている。これら液浸対物レンズ9は、チャンバ5の外部の下方において、レボルバ10により鉛直上向きに保持されている。また、これら液浸対物レンズ9は、レボルバ10により、照明光学系11および検出光学系13の光軸Q上に択一的に挿入されて、チャンバ5の底部の透明部5bとの間に液体を表面張力により保持可能な隙間をあけて配置されるようになっている。レボルバ10により、例えば、観察の目的に応じて使用する液浸対物レンズ9を切り替えることができる。
光軸Q上に挿入された液浸対物レンズ9の最先端のレンズの上面9aとチャンバ5の底部の透明部5bとの隙間には、先端部にノズル17aを有する水補給器(液供給器)17により、液浸溶液(第3液浸媒質)W3を供給することができるようになっている。
液浸対物レンズ9の上面9aとチャンバ5の透明部5bとの隙間に注入された液浸溶液W3は、表面張力によってその隙間内に保持されるようになっている。液浸溶液W3は、例えば、シリコーン液であり、キュベット溶液W1およびチャンバ溶液W2と略同等の屈折率を有している。
照明光学系11は、レーザ光を発生するレーザ光源19と、レーザ光源19から発せられたレーザ光を導光する光ファイバ21と、光ファイバ21により導光されてきたレーザ光を平行光束に変換するコリメートレンズ23とを備えている。
また、照明光学系11は、検出光学系13と共通の光学系として、コリメートレンズ23により平行光束に変換されたレーザ光を反射するダイクロイックミラー25と、ダイクロイックミラー25により反射されたレーザ光を2次元的に走査させるXYスキャナ27と、XYスキャナ27により走査されたレーザ光をリレーするリレーレンズ29と、リレーレンズ29によりリレーされるレーザ光を反射する反射ミラー31と、反射ミラー31により反射されたレーザ光を集光する結像レンズ33とを備えている。
ダイクロイックミラー25は、コリメートレンズ23からのレーザ光を反射する一方、サンプルSから発せられて液浸対物レンズ9、結像レンズ33、反射ミラー31、リレーレンズ29およびXYスキャナ27を介してレーザ光の光路を戻る蛍光を透過させるようになっている。
検出光学系13は、結像レンズ33、反射ミラー31、リレーレンズ29、XYスキャナ27およびダイクロイックミラー25の他、ダイクロイックミラー25を透過した蛍光を集光する共焦点レンズ35と、共焦点レンズ35により集光された蛍光を部分的に通過させる共焦点ピンホール37と、共焦点ピンホール37を通過した蛍光を検出する光電子増倍管等の光検出器39とを備えている。
共焦点ピンホール37は、液浸対物レンズ9の焦点位置と共役な位置に配置されており、共焦点レンズ35により集光された蛍光の内、サンプルSにおける液浸対物レンズ9の焦点位置において発生した蛍光のみを通過させるようになっている。
光検出器39は、検出した蛍光の強度に相当する光強度信号を生成して制御器15に送るようになっている。
制御器15は、例えば、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等の主記憶部と、HDD(Hard Disk Drive)等の補助記憶部と、ユーザが指示を入力する入力部と、データを出力する出力部と、外部機器との間で種々のデータのやりとりを行う外部インタフェース等(いずれも図示略)を備えている。補助記憶部には各種プログラムが格納されており、CPUが補助記憶部からプログラムをRAM等の主記憶部に読み出して、そのプログラムを実行することにより、種々の処理が実現されるようになっている。
具体的には、制御器15は、プログラムの実行により、電動XYZステージ7によるキュベット3のX,Y,Z方向の移動を制御するようになっている。また、制御器15は、プログラムの実行により、レーザ光源19および光検出器39を制御したり、レボルバ10による液浸対物レンズ9の切り替えや、液浸対物レンズ9の切り替え時における水補給器17による液浸溶液W3の補給を制御したりするようになっている。さらに、制御器15は、光検出器39から出力される光強度信号に基づいて、サンプルSの画像を生成するようになっている。
このように構成された顕微鏡1の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡1によりサンプルSを観察するには、まず、制御器15により電動XYZステージ7を駆動し、サンプルSとキュベット溶液W1が収容されたキュベット3をチャンバ5内のチャンバ溶液W2に浸漬して、サンプルSの目的の観察位置を光軸Q上に移動させる。
次いで、制御器15により、レーザ光源19からレーザ光を発生させる。レーザ光源19から発せられたレーザ光は、光ファイバ21により導光されてコリメートレンズ23により平行光束に変換された後、ダイクロイックミラー25により反射されてXYスキャナ27により2次元的に走査され、リレーレンズ29、反射ミラー31および結像レンズ33を介して液浸対物レンズ9により集光される。
液浸対物レンズ9により集光されたレーザ光は、液浸溶液W3を介してチャンバ5の底部の透明部5bを透過し、チャンバ5内のチャンバ溶液W2、キュベット3の底部の透明部3b、キュベット溶液W1を介して、光軸Qに沿ってサンプルSに照射される。サンプルSにレーザ光が照射されることにより、サンプルS内の蛍光物質が励起されて蛍光が発生する。
サンプルSにおいて発生した蛍光の内、光軸Qに沿う方向に放射された蛍光は、キュベット溶液W1、キュベット3の底部の透明部3b、チャンバ溶液W2、チャンバ5の底部の透明部5bおよび液浸溶液W3を介してレーザ光の光路を戻り、液浸対物レンズ9により集光される。
液浸対物レンズ9により集光された蛍光は、結像レンズ33、反射ミラー31、リレーレンズ29およびXYスキャナ27を介してレーザ光の光路を戻り、ダイクロイックミラー25を透過して共焦点レンズ35により集光される。共焦点レンズ35により集光された蛍光の内、液浸対物レンズ9の焦点位置において発生した蛍光は共焦点ピンホール37を通過し、光検出器39により検出される。そして、光検出器39から出力される光強度信号に基づいて、制御器15によりサンプルSの2次元的な画像が生成される。
制御器15により、電動XYZステージ7を駆動し、チャンバ5内でキュベット3をX,Y,Z方向に移動させることで、サンプルSの観察位置を変更して、各観察位置の断層像を取得することができる。
この場合において、チャンバ5内でキュベット3を移動させてサンプルSの観察位置を変更しても、液浸対物レンズ9とチャンバ5との相対位置は変化しないので、液浸対物レンズ9の先端とチャンバ5の底部の透明部5bとの間に配されている液浸溶液W3の厚さは変化しない。よって、観察位置の変更によって液浸溶液W3が液切れすることはなく、また、液浸対物レンズ9の先端とチャンバ5の透明部5bとの間に液浸溶液W3を大量に用意したり頻繁に補給したりしなくて済む。特に、液浸溶液W3として用いるシリコーン液は非揮発性なので液切れし難く、液浸溶液W3を頻繁に補給することなく長時間の観察を実現することができる。
また、チャンバ5内でキュベット3を移動させて観察位置を変更しても、レーザ光の焦点位置と蛍光の検出位置が一致しているので、焦点ズレが発生することはない。よって、液浸対物レンズ9の焦点位置を微調整することなく、サンプルSの異なる観察位置の断層像を共焦点蛍光観察することができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡1によれば、液浸対物レンズ9とチャンバ5との間に液浸溶液W3を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上することができる。
本実施形態においては、キュベット溶液W1とチャンバ溶液W2とが略等しい屈折率を有することとした。球面収差の観点から、キュベット溶液W1とチャンバ溶液W2の屈折率は互いに略等しいことが理想だが、キュベット溶液W1とチャンバ溶液W2の屈折率が互いに異なることしてもよい。例えば、キュベット溶液W1は透明化溶液であるが、コストの観点から、チャンバ溶液W2は同じ透明化溶液を使うのではなく、屈折率が近くコストの低い溶液を使うこととしてもよい。
また、本実施形態に係る顕微鏡1では、観察位置の変更による焦点ズレは発生しないが、光軸Qに沿う方向のサンプルSの複数の断層像(スタック画像)を得る場合に、各断層像の観察位置が物理的に等間隔ではなくなる。よって、例えば、液浸対物レンズ9の位置を光軸Qに沿う方向に微調整する照準部を設けて、複数の断層像の間隔が等間隔になるように補正してもよい。
また、本実施形態においては、液浸溶液W3がチャンバ溶液W2およびキュベット溶液W1と略同等の屈折率を有していることとしたが、液浸溶液W3がチャンバ溶液W2およびキュベット溶液W1と異なる屈折率を有するものであってもよい。その場合、予め、液浸対物レンズ9に補正環(球面収差調整機構)等を設け、補正環等により球面収差を補正しておけばよい。なお、観察位置を変更すると球面収差は変化するので、例えば、制御器15による制御または手動で、補正環により観察位置に合わせて球面収差を補正することとしてもよい。
また、本実施形態においては、液浸溶液W3としてシリコーン液を例示したが、これに代えて、例えば、純水等を採用することとしてもよい。水は安価であり、給水が容易に行えるという利点がある。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態に係る顕微鏡について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡41は、図2および図3に示すように、多光子励起顕微鏡を構成する点で第1実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る顕微鏡1と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
顕微鏡41は、キュベット3と、チャンバ5と、X,Y,Z方向への移動に加え、Z方向に沿う所定の回転軸回りに回転可能な電動XYZ−θステージ43と、液浸対物レンズ9およびレボルバ10と、照明光学系11と、検出光学系13と、制御器15とを備えている。この顕微鏡41は、照明光学系11および検出光学系13の光軸QがY方向に沿って配置されている。
本実施形態においては、キュベット3は、側壁部の周方向の全域に亘って、レーザ光および蛍光を透過可能な透明部3bを有している。チャンバ5も少なくとも1つの側壁部にレーザ光および蛍光を透過可能な透明部3bを有している。
複数の液浸対物レンズ9は、レボルバ10により、チャンバ5の側壁部の透明部3bに面して水平横向きに保持されている。これら液浸対物レンズ9は、レボルバ10により、照明光学系11および検出光学系13の光軸Q上に択一的に挿入されて、チャンバ5の側壁部の透明部5bとの間に表面張力によって液浸溶液W3を保持可能な間隔をあけて対向して配置されるようになっている。
照明光学系11は、レーザ光源19に代えて、極短パルスレーザ光を発生するレーザ光源45を備えるとともに、XYスキャナ27と、リレーレンズ29と、結像レンズ33と、検出光学系13と共通のダイクロイックミラー25とを備えている。
本実施形態においては、ダイクロイックミラー25は、液浸対物レンズ9と結像レンズ33との間に配置されており、結像レンズ33からのレーザ光を透過させる一方、液浸対物レンズ9により集光されてレーザ光の光路を戻る蛍光を反射するようになっている。
検出光学系13は、ダイクロイックミラー25の他、ダイクロイックミラー25により反射された蛍光を集光する集光レンズ47と、集光レンズ47により集光された蛍光を検出する光検出器39とを備えている。
このように構成された顕微鏡41の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡41によりサンプルSを観察するには、制御器15により電動XYZステージ7を駆動し、サンプルSとキュベット溶液W1が収容されたキュベット3をチャンバ5内のチャンバ溶液W2に浸漬して目的の観察位置を光軸Q上に移動させ、レーザ光源45から極短パルスレーザ光を発生させる。
レーザ光源45から発せられた極短パルスレーザ光(以下、単にレーザ光とする。)は、XYスキャナ27により2次元的に走査されてリレーレンズ29によりリレーされた後、反射ミラー31により反射されて結像レンズ33により集光され、ダイクロイックミラー25を透過して液浸対物レンズ9により集光される。
液浸対物レンズ9により集光されたレーザ光は、液浸溶液W3を介してチャンバ5の側壁部の透明部5bを透過し、チャンバ5内のチャンバ溶液W2、キュベット3の側壁部の透明部3b、キュベット溶液W1を介して、光軸Qに沿ってサンプルSに照射される。サンプルSに極短パルスレーザ光が照射されることにより、サンプルS内の照射位置において多光子励起効果によって蛍光物質が励起されて蛍光が発生する。
サンプルSにおいて多光子励起効果によって発生した蛍光の内、光軸Qに沿う方向に放射された蛍光は、キュベット溶液W1、キュベット3の側壁部の透明部3b、チャンバ溶液W2、チャンバ5の側壁部の透明部5bおよび液浸溶液W3を介してレーザ光の光路を戻り、液浸対物レンズ9により集光される。
液浸対物レンズ9により集光された蛍光は、XYスキャナ27に戻ることなくダイクロイックミラー25により反射されて、集光レンズ47により集光されて光検出器39により検出される。そして、光検出器39から出力される光強度信号に基づいて、制御器15によりサンプルSの2次元的な画像が生成される。
制御器15により、電動XYZステージ7を駆動し、チャンバ5内でキュベット3をX,Y,Z方向に移動させることで、サンプルSの観察位置を変更して、各観察位置の断層像を取得することができる。また、制御器15により、電動XYZ−θステージ43をZ方向に沿う所定の回転軸回りに回転させて、キュベット3を回転軸回りに反転させることにより、サンプルSの液浸対物レンズ9から遠かった領域を液浸対物レンズ9に近接させることができる。これにより、サンプルSの全域に亘って良好なサンプル画像を得られる。
この場合において、チャンバ5内でキュベット3を移動させてサンプルSの観察位置を変更しても、液浸対物レンズ9とチャンバ5との相対位置は変化しないので、液浸対物レンズ9の先端とチャンバ5の底部の透明部5bとの間に配されている液浸溶液W3の厚さは変化しない。よって、液浸溶液W3を大量に用意したり頻繁に補給したりしなくて済む。また、レーザ光の焦点位置と蛍光の検出位置が一致しているので、焦点ズレが発生することはない。よって、液浸対物レンズ9の焦点位置を微調整することなく、サンプルSの異なる観察位置の断層像を多光子励起観察することができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡1によっても、液浸対物レンズ9とチャンバ5との間に液浸溶液W3を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上することができる。
〔第3実施形態〕
本実施形態に係る顕微鏡51は、図4および図5に示すように、ライトシート顕微鏡を構成する点で第1実施形態および第2実施形態と異なる。
以下、第1実施形態に係る顕微鏡1および第2実施形態に係る顕微鏡1と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
顕微鏡51は、キュベット3と、チャンバ5と、電動XYZ−θステージ43と、液浸対物レンズ9およびレボルバ10と、レボルバ10を液浸対物レンズ9の光軸に沿う方向に移動させる照準部53と、照明光学系11と、検出光学系13と、制御器15とを備えている。図5において、符号55はドレインタンクを示している。この照明光学系11はY方向に沿う光軸Qを有し、検出光学系13はX方向に沿う

Pを有している。
本実施形態においては、キュベット3は、側壁部の周方向の全域に亘って透明部3bを有している。チャンバ5は、互いに隣接する2つの側壁部に透明部5bを有している。
液浸対物レンズ9は、レボルバ10により、チャンバ5の一方の側壁部の透明部3bに面して水平横向きに保持されている。これら液浸対物レンズ9は、レボルバ10により、照明光学系11の光軸Q上に択一的に挿入されて、チャンバ5の側壁部の透明部5bに表面張力によって液浸溶液W3を保持する間隔をあけて対向して配置されるようになっている。また、本実施形態においては、液浸対物レンズ9は、球面収差を調整する電動補正環(球面収差調整機構)57を備えている。
照明光学系11は、レーザ光源19と、光ファイバ21と、コリメートレンズ23と、コリメートレンズ23により平行光束にされたレーザ光を集光するシリンドリカルレンズ59と、シリンドリカルレンズ59により集光されたレーザ光の光束径を変更可能な可変絞り61とを備えている。
シリンドリカルレンズ59は、照明光学系11の光軸Qに直交する一方向にパワーを有している。このシリンドリカルレンズ59は、略平行光束からなるレーザ光をその光束径寸法と同じ所定の幅寸法を有する平面状に集光して、液浸対物レンズ9の光軸上で焦点を結ばせるようになっている。
可変絞り61は、シリンドリカルレンズ59とチャンバ5の他方の側壁部の透明部5bとの間に配置されている。可変絞り61によりレーザ光の光束径を変更することで、シリンドリカルレンズ59により平面状に集光されたレーザ光の厚さを変更できる。この変更は光路に挿入する液浸対物レンズ9に応じて行われる。
光ファイバ21の先端部21a、コリメートレンズ23、シリンドリカルレンズ59および可変絞り61は、チャンバ5の他方の側壁部の透明部5bに対向して配置されており、レーザ光源19から発せられたレーザ光をチャンバ5の他方の側壁部の透明部5bおよびキュベット3の側壁部の透明部3bを介してサンプルSに入射させるようになっている。
検出光学系13は、液浸対物レンズ9により集光された蛍光を反射する反射ミラー31と、反射ミラー31により反射された蛍光を結像させる結像レンズ33と、結像レンズ33により結像された蛍光を撮影するカメラ63とを備えている。
照準部53は、液浸対物レンズ9の最先端のレンズの上面9aとチャンバ5の底部の透明部5bとの隙間で液浸溶液W3の表面張力が働く範囲内で、液浸対物レンズ9を光軸に沿う方向に微動させることにより、液浸対物レンズ9の焦点位置を検出光学系13の光軸Pに沿う方向に微調整することができる。
制御器15は、レーザ光源19およびカメラ63の制御、電動XYZ−θステージ43の制御、レボルバ10の制御、水補給器17の制御、画像生成の他に、可変絞り61によるレーザ光の光束径の調整と、電動XYZ−θステージ43の移動に伴う電動補正環57による球面収差の補正と、照準部53による検出光学系13の光軸Pに沿う方向の液浸対物レンズ9の位置の微調整とを制御するようになっている。
このように構成された顕微鏡51の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡51によりサンプルSを観察するには、まず、制御器15により電動XYZ−θステージ43を駆動し、サンプルSとキュベット溶液W1が収容されたキュベット3をチャンバ5内のチャンバ溶液W2に浸漬して目的の観察位置を光軸Qおよび光軸P上に移動させ、レーザ光源19からレーザ光を発生させる。
レーザ光源19から発せられたレーザ光は、光ファイバ21により導光されてシリンドリカルレンズ59により平行光束にされた後、シリンドリカルレンズ59により平面状に集光されて可変絞り61を通過し、チャンバ5の側壁部の透明部5bを透過してチャンバ5内に入射される。
チャンバ5内に入射されたレーザ光は、チャンバ溶液W2、キュベット3の側壁部の透明部3b、キュベット溶液W1を介して、検出光学系13の光軸Pに直交する方向からサンプルSに入射される。サンプルSに平面状のレーザ光が入射することにより、レーザ光の入射平面に沿ってサンプルS内の蛍光物質が励起されて蛍光が発生する。
サンプルSにおいて発生した蛍光の内、検出光学系13の光軸Pに沿う方向に放射された蛍光は、キュベット溶液W1、キュベット3の側壁部の透明部3b、チャンバ溶液W2、チャンバ5の側壁部の透明部5bおよび液浸溶液W3を介して液浸対物レンズ9により集光される。
液浸対物レンズ9により集光された蛍光は、反射ミラー31により反射されて結像レンズ33によりカメラ63の撮像面上に結像される。これにより、カメラ63において、サンプルSの光軸Pに直交する断層像が得られる。そして、制御器15により電動XYZ−θステージ43を駆動して、チャンバ5内でキュベット3をX、Y、Z方向にそれぞれ移動させることで、サンプルSの観察位置を変更して、各観察位置の断層像を取得することができる。
また、制御器15により電動XYZ−θステージ43を駆動して、キュベット3をZ方向に沿う所定の回転軸回りに回転させて液浸対物レンズ9に対するサンプルSの向きを反転させ、サンプルSの液浸対物レンズ9から遠かった領域を液浸対物レンズ9に近接させることで、サンプルSの略全域に亘って良好な画像を取得することができる。
ここで、シリンドリカルレンズ59の焦点位置と液浸対物レンズ9の光軸(光軸P)とを一致させるとともに、レーザ光の入射平面に液浸対物レンズ9の焦点面を一致させることにより、液浸対物レンズ9の焦点面に沿う広い範囲において発生する蛍光を液浸対物レンズ9により1度に集光してカメラ63により撮影し、サンプルSにおける観察領域の鮮明な蛍光画像を取得することができる。また、カメラ63の撮像平面以外にレーザ光が照射されないので、蛍光の褪色を抑えて良好な3次元立体像を得ることができる。
この場合において、チャンバ5内でキュベット3を移動させてサンプルSの観察位置を変更しても、液浸対物レンズ9とチャンバ5との隙間に配置される液浸溶液W3の厚さは(焦点の微調整があっても表面張力によりそのまま保持されて)変化しないので、液浸溶液W3の液切れを防ぐとともに、液浸溶液W3を大量に用意したりこれを高い頻度で補給したりしなくて済む。
また、サンプルSの観察位置を変更した場合に、サンプルS内の屈折率分布に応じて液浸対物レンズ9の焦点位置にずれが生じたり、キュベット溶液W1の屈折率とチャンバ溶液W2の屈折率との僅かな相違によって液浸対物レンズ9の焦点位置にずれが生じたりしても、照準部53により、液浸対物レンズ9の光軸Pに沿う方向の位置を微調整するだけで焦点位置のずれを解消することができる。また、照準部53により焦点ズレを補正すると、液浸溶液W3の液厚さが変わって球面収差が変化するが、制御器15により電動補正環57が制御されて、球面収差を補正することができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡51によっても、液浸対物レンズ9とチャンバ5との間に液浸溶液W3を安定して保持することができ、装置の保守を簡単にするとともに信頼性を向上することができる。
本実施形態においては、ライトシート顕微鏡を例示して説明したが、ライトフィールド顕微鏡に適用してもよい。この場合、照明光学系11が、さらに、負のパワーを有する第2シリンドリカルレンズ(図示略)を備え、シリンドリカルレンズ59とチャンバ5との間に第2シリンドリカルレンズを配置して、カメラ63の撮影光軸に沿う方向に厚さを有するレーザ光をサンプルSに入射させることとすればよい。また、検出光学系13が、カメラ63の撮像面に像を投影させる複数のマイクロレンズからなるマイクロレンズアレイと、マイクロレンズアレイ上に結像させる結像レンズ(いずれも図示略)とを備えることとすればよい。このようにすることで、視差が異なる複数の画像情報を1度に取得することができる。
〔第4実施形態〕
次に、本発明の第4実施形態に係る顕微鏡について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡71は、図6に示すように、発光顕微鏡を構成する点で第1実施形態から第3実施形態と異なる。
以下、第1実施形態から第3実施形態に係る顕微鏡1,41,51と構成を共通する箇所には、同一符号を付して説明を省略する。
顕微鏡71は、照明光学系11を備えず、キュベット3と、チャンバ5と、電動XYZ−θステージ43と、液浸対物レンズ9およびレボルバ10と、照準部53と、検出光学系13と、制御器15とを備えている。この顕微鏡71は、検出光学系13の光軸PがZ方向に沿って配置されている。
本実施形態においては、キュベット3は、底部に光を透過可能な透明部3bを有している。チャンバ5も、底部に光を透過可能な透明部5bを有している。
液浸対物レンズ9は、チャンバ5の外部に底部の透明部5bに近接して設けられ、透明部5bに対向して鉛直上向きに配置されている。また、液浸対物レンズ9は、チャンバ5の底部の透明部5bとの間に表面張力によって液浸溶液W3を保持可能な間隔をあけて対向して配置されている。本実施形態においても、液浸対物レンズ9は、球面収差を調整する電動補正環57を備えている。
検出光学系13は、結像レンズ33と、カメラ63とを備えている。
制御器15は、レボルバ10の制御と、画像生成の他、電動XYZ−θステージ43の移動に伴う電動補正環57による球面収差の補正と、照準部53による検出光学系13の光軸Pに沿う方向の液浸対物レンズ9の位置の微調整とを制御するようになっている。
このように構成された顕微鏡71の作用について説明する。
本実施形態に係る顕微鏡71によりサンプルSを観察するには、まず、制御器15により電動XYZ−θステージ43を駆動し、サンプルSとキュベット溶液W1が収容されたキュベット3をチャンバ5内のチャンバ溶液W2に浸漬して目的の観察位置を光軸P上に移動させる。
サンプルSの自己発光の内、検出光学系13の光軸Pに沿う方向に放射された発光は、キュベット溶液W1、キュベット3の底部の透明部3b、チャンバ溶液W2、チャンバ5の底部の透明部5bおよび液浸溶液W3を介して液浸対物レンズ9により集光され、結像レンズ33によりカメラ63の撮像面上に結像される。
これにより、カメラ63において、サンプルSの光軸Pに直交する断層像が得られる。そして、制御器15により電動XYZ−θステージ43を駆動して、チャンバ5内でキュベット3をX、Y、Z方向にそれぞれ移動させることで、サンプルSの観察位置を変更して、各観察位置の断層像を取得することができる。
この場合において、チャンバ5内でキュベット3を移動させてサンプルSの観察位置を変更した場合に、サンプルS内の屈折率分布に応じて液浸対物レンズ9の焦点位置にずれが生じたり、キュベット溶液W1の屈折率とチャンバ溶液W2の屈折率との僅かな相違によって液浸対物レンズ9の焦点位置にずれが生じたりしても、照準部53により液浸対物レンズ9を検出光学系13の光軸Pに沿う方向に微調整するだけで焦点位置のずれを解消することができる。
したがって、本実施形態に係る顕微鏡71によれば、サンプルS内に屈折率分布や、キュベット溶液W1の屈折率とチャンバ溶液W2の屈折率とに僅かな相違があっても、電動XYZ−θステージ43を駆動して等間隔でZ方向に撮像するスタック画像を取得する際に、照準部53によって僅かな焦点の微調整を行うことにより等間隔な画像を得ることができ、歪のない3次元画像を構築することができる。また、光源や照明光学系が不要となる分だけシンプルかつ安価な構成にすることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。例えば、本発明を上記各実施形態および変形例に適用したものに限定されることなく、これらの実施形態および変形例を適宜組み合わせた実施形態に適用してもよく、特に限定されるものではない。
また、上記各実施形態においては、キュベット溶液W1、チャンバ溶液W2、液浸溶液W3、キュベット3の透明部3bおよびチャンバ5の透明部5bが全て略同等の屈折率を有することとしたが、キュベット3の透明部3bの厚さおよびチャンバ5の透明部5bの厚さがそれぞれ一定であれば、チャンバ5内でキュベット3を移動させても、励起光および蛍光が透過するキュベット3の透明部3bおよびチャンバ5の透明部5bの屈折率は変化しないので、少なくともキュベット溶液W1とチャンバ溶液W2とが互いに略同等の屈折率を有するものであればよい。
1,41,51,71 顕微鏡
3 キュベット(標本容器)
3b,5b 透明部
5 チャンバ(媒質容器)
7 電動XYZステージ(可動ステージ)
9 液浸対物レンズ
10 レボルバ(レンズ切替部)
13 検出光学系
15 制御器(制御部)
17 水補給器(液供給器)
37 共焦点ピンホール
43 電動XYZ−θステージ(可動ステージ)
57 電動補正環(球面収差調整機構)
S サンプル(標本)
W1 キュベット溶液(第1液浸媒質)
W2 チャンバ溶液(第2液浸媒質)
W3 液浸溶液(第3液浸媒質)

Claims (12)

  1. 標本と共に第1液浸媒質を収容する標本容器が浸漬される第2液浸媒質を貯留する媒質容器と、
    該媒質容器の外部に配され、前記標本から発せられる光を集光する液浸対物レンズと、
    該液浸対物レンズにより集光された前記光を検出する検出光学系と、
    前記媒質容器内で前記標本容器を少なくとも前記液浸対物レンズの光軸に沿う方向に移動可能に支持する可動ステージとを備え、
    前記標本容器および前記媒質容器が、前記標本からの前記光を透過可能な透明部をそれぞれ有し、
    前記液浸対物レンズが、前記媒質容器の前記透明部を介して前記標本容器の前記透明部に対向して配置され、かつ、前記媒質容器の前記透明部との間に第3液浸媒質を介して配置される顕微鏡。
  2. 前記媒質容器の前記透明部と前記液浸対物レンズとの間に前記第3液浸媒質を供給する液供給器を備える請求項1に記載の顕微鏡。
  3. 前記液浸対物レンズが、鉛直方向に交差する方向に前記光軸を向けて配置され、
    前記第3液浸媒質が、前記液浸対物レンズと前記媒質容器の前記透明部との間に表面張力により保持される請求項1または請求項2に記載の顕微鏡。
  4. 前記標本容器および前記媒質容器が各々の側壁に前記透明部を有し、
    前記液浸対物レンズが、鉛直方向に略直交する方向に前記光軸を向けて配置される請求項3に記載の顕微鏡。
  5. 前記液浸対物レンズが、前記光軸に沿う方向に移動可能に支持される請求項1から請求項4のいずれかに記載の顕微鏡。
  6. 前記第1液浸媒質と前記第2液浸媒質とが互いに略同等の屈折率を有する請求項1から請求項5のいずれかに記載の顕微鏡。
  7. 前記第3液浸媒質が、前記第2液浸媒質と略同等の屈折率を有する請求項1から請求項6のいずれかに記載の顕微鏡。
  8. 前記検出光学系が、球面収差を調整する球面収差調整機構を備える請求項1から請求項7のいずれかに記載の顕微鏡。
  9. 前記可動ステージの移動に伴い前記球面収差調整機構を制御して、前記球面収差を補正する制御部を備える請求項8に記載の顕微鏡。
  10. 前記液浸対物レンズを倍率が異なる他の前記液浸対物レンズに切り替えるレンズ切替部を備える請求項1から請求項9のいずれかに記載の顕微鏡。
  11. 前記液浸対物レンズの焦点位置と共役な位置に配置され、前記標本から発せられて前記液浸対物レンズにより集光された蛍光を部分的に通過させる共焦点ピンホールを備え、
    前記検出光学系が、光源から発せられた励起光を前記標本に照射するとともに、前記励起光が照射された前記標本において発生して前記共焦点ピンホールを通過した前記蛍光を検出する請求項1から請求項10のいずれかに記載の顕微鏡。
  12. 前記液浸対物レンズが、光源から発せられた極短パルスレーザ光を前記標本に照射するとともに、前記極短パルスレーザ光の照射により多光子励起効果によって前記標本において発生する蛍光を集光し、
    前記検出光学系が、前記液浸対物レンズにより集光された前記蛍光を検出する請求項1から請求項10のいずれかに記載の顕微鏡。
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