JP5019588B2 - エアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、折り畳まれた状態で収納されたエアバッグを覆うエアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置に関する。
従来、例えばステアリングホイールに備えられるエアバッグ装置のエアバッグは、カバー体であるエアバッグカバーにより覆われており、このエアバッグカバーは、被覆部が、エアバッグの膨張展開により所定の破断線すなわちテアラインに沿って破断されて押し開けられることで開口部を開口させ、この開口部からエアバッグが突出するように構成されている。
そして、従来、このようなエアバッグカバーに設けられた装飾部であるエンブレムを、電飾照明により光らせるものが知られている。このエンブレムは、外周枠を有する基板の上面の外周枠の内側全体に薄板状の発光板が接合され、この発光板の上面に不透明なエンブレム本体部が接合されている。また、発光板の外周に突設された端子に、導線が接続され、この導線を介して発光板に電源から給電されている。そして、基板上面の外周枠内の全体にわたって、発光板及びエンブレム本体を透明の樹脂により覆って形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−118320号公報 (第3−4頁、図1)
しかしながら、上述のエアバッグ装置のエアバッグカバーでは、発光板などの照明機構を有していることにより、単なるエンブレムを備えたエアバッグカバーと比較して、重量が増加し、また、導線によってエアバッグの展開時にエンブレムによってエアバッグ展開に影響を及ぼさないことが求められる。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、光による装飾機能を付与しつつエアバッグの展開を妨げないエアバッグ装置のカバー体及びエアバッグ装置を提供することを目的とする。
請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体は、折り畳まれた状態で収納されたエアバッグを覆うカバー本体と、このカバー本体に取り付けられる照明装飾手段とを具備し、前記カバー本体は、前記エアバッグの展開時に移動してこのエアバッグの突出口を開口させる扉部と、この扉部が連結された被固定部とを備え、前記照明装飾手段は、前記被固定部側に設けられた光源と、前記扉部側に設けられた装飾部と、前記被固定部側と前記扉部側とを少なくとも連結し、前記光源からの光を前記装飾部に導く導光体とを備え、前記導光体は、少なくとも一部が前記エアバッグの展開時に前記被固定部側と前記扉部側との少なくともいずれかから離脱可能に設けられているものである。
そして、被固定部側と扉部側とを少なくとも連結した照明装飾手段の導光体が光源からの光を装飾部に導くことで、光による装飾機能が装飾部に付与されるとともに、この導光体の少なくとも一部を、エアバッグの展開時には被固定部側と扉部側との少なくともいずれかから離脱可能とすることで、エアバッグの展開が導光体などにより妨げられることがない。
請求項2記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、照明装飾手段は、被固定部側に少なくとも一部が設けられ、導光体の一部がエアバッグの展開時の扉部の動作方向に沿って係脱自在に挿入された被挿入部材を備えているものである。
そして、被固定部側に少なくとも一部を設けた被挿入部材に、導光体の一部を、エアバッグの展開時の扉部の動作方向に沿って係脱自在に挿入することで、エアバッグの展開による扉部の動作で導光体の一部が被挿入部材から抜け、エアバッグの展開が導光体と被固定部側との連結により妨げられることがない。
請求項3記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体において、導光体は、エアバッグの展開時の扉部の動作により破断する弱部を中間位置に備えているものである。
そして、エアバッグの展開時の扉部の動作により破断する弱部を導光体の中間位置に設けることで、エアバッグの展開が導光体と被固定部側との連結により妨げられることがない。
請求項4記載のエアバッグ装置のカバー体は、請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体において、導光体は、装飾部の周囲に沿って配設されているものである。
そして、光源からの光を導光体により装飾部の周囲に導いて、この装飾部の周囲が効果的に照明される。
請求項5記載のエアバッグ装置は、折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、このエアバッグを収納する請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体と、前記エアバッグに展開用のガスを供給するインフレータとを具備したものである。
そして、請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体を備えることで、エアバッグを円滑に展開できるエアバッグ装置を提供できる。
本発明によれば、被固定部側と扉部側とを少なくとも連結した照明装飾手段の導光体が光源からの光を装飾部に導くことで、光による装飾機能を装飾部に付与できる。また、この導光体の少なくとも一部を、エアバッグの展開時には被固定部側と扉部側との少なくともいずれかから離脱可能とすることで、カバー体及びエアバッグの展開が導光体などにより妨げられることがなく、エアバッグを円滑に展開できる。
以下、本発明の第1の実施の形態の構成を図1ないし図5を参照して説明する。
図5において、1は車両である自動車のステアリングホイールで、このステアリングホイール1は、被取付部としてのステアリングホイール本体2と、このステアリングホイール本体2の乗員側に装着されるステアリングホイール用のエアバッグ装置4とを備えている。なお、ステアリングホイール1は、通常傾斜した状態で車両に備えられるステアリングシャフトに装着されるものであり、以下、車両の直進状態を基準として、上下方向などの方向を説明する。
そして、ステアリングホイール本体2は、円環状をなす把持部であるリム部(リング部)5と、このリム部5の内側に位置するボス部6と、これらリム部5とボス部6とを連結する複数の、本実施の形態では4本のスポーク部7とから構成されている。
また、ボス部6の車体側となる下部には、ステアリングシャフトに嵌着される略円筒状のボスが配設され、このボスに、ハブコアとも呼ばれる芯体を構成するボスプレートが一体に形成され、または別体に形成され固着されている。そして、このボスプレートには、スポーク部7の芯金が接続され、この芯金に、リム部5の芯金が接続されている。また、これらリム部5の芯金の外周部と、スポーク部7の芯金のリム部5側の部分の外周部とには、軟質の合成樹脂などからなる表皮部が形成されている。そして、ボス部6の下側部は、下部カバーにより覆われている。
一方、エアバッグ装置4は、エアバッグモジュールとも呼ばれ、図示しないホーンプレートあるいはブラケット部などを介してステアリングホイール本体2に支持されるもので、図1(a)、図1(b)及び図5などに示すように、金属板などからなる被取付部材としての図示しないベースプレートを備え、このベースプレートに、ガスを噴射する図示しないインフレータが取り付けられ、このインフレータから噴射されたガスにより膨張展開する袋状のエアバッグ22が、このインフレータの上部に小さく折り畳んだ状態で配設されている。そして、このエアバッグ22は、内側に挿入された図示しない環状のリテーナにより開口部が押さえられ、このリテーナがベースプレートに取り付け固定されることで、インフレータとともにエアバッグ22がベースプレートの一体的に固定されている。そして、折り畳まれた状態のエアバッグ22が、ステアリングホイール本体2に固定されるカバー体としてのエアバッグカバー23により覆われている。
エアバッグ22は、例えば2枚の円形の基布の外周部を縫合して偏平な袋状に構成され、インフレータから噴射されたガスが導入される図示しないガス導入口を有するとともに、このガス導入口の外周部の例えば4カ所にボルト用通孔が形成され、外周部の2カ所に位置して、円孔状のガス排気口が形成されている。
そして、エアバッグカバー23は、ケース体、パッド、あるいはモジュールカバーと呼ばれるもので、図1ないし図4に示すように、エアバッグ22を覆うカバー本体25と、このカバー本体25に取り付けられた照明装飾手段26とを備えている。
ここで、図3ないし図5に示すように、カバー本体25は、ステアリングホイール本体2の意匠面の一部を構成するもので、例えば軟質の熱可塑性エラストマなどの合成樹脂により、一体に射出成形などによって形成されている。そして、このカバー本体25は、ボス部6及びスポーク部7の一部を覆う正面板部31と、この正面板部31の裏面から角筒状に突設された被固定部としての取付壁部である周板部32とが、例えば合成樹脂などにより一体に形成されている。
正面板部31は、意匠上種々の構成を採りうるものであるが、この実施の形態では、ボス部6を覆い周板部32よりも大きい略四角形状をなす被覆部としてのボス部被覆部35と、このボス部被覆部35の両側部及び下側両側部から突設されてスポーク部7を覆うスポーク部被覆部36とを有している。
また、周板部32より外周側に位置するボス部被覆部35の外周部及びこの外周部に連続するスポーク部被覆部36の両側部である正面板部31の縁部は、背面側に向かって急峻に傾斜する形状となっている。さらに、正面板部31の中央部には、正面視円形状の装着部であるパッド凹部41が凹設され、このパッド凹部41に、照明装飾手段26の一部である装飾部としてのエンブレム42が取り付けられている。そして、これら正面板部31と周板部32とに囲まれた空間部が、エアバッグ収納部45となっている。そして、このエアバッグ収納部45に臨み、正面板部31から上側の周板部32にかけて、エアバッグ22の展開時に破断して扉部46を形成する破断予定線部であるテアライン47が形成されている。
パッド凹部41の中心部には、エンブレム42の一部が挿入される円形状の孔部であるパッド凹部貫通孔49が穿設されている。
また、テアライン47は、各被覆部35,36の他の部分よりも脆弱な部分であり、各被覆部35,36の裏面側を溝状に凹設して薄肉に形成されている。そして、このテアライン47は、両側方向に延びるセンターテア51と、このセンターテア51の両端部に接続されて周板部32の内側に沿って上下に弧状に延びる両側一対のサイドテア52,52と、センターテア51の両側方向の中間部から上側に沿って延びる分割部としてのインタテア53とを備えている。また、センターテア51は、両側方向の中央部で、パッド凹部41を迂回するように上方に湾曲している。そして、このテアライン47により、上側2枚、下側1枚の3枚に分割される扉部46と、この扉部46が開くことで形成されるエアバッグ22が突出する突出口54の縁部とが区画されている。したがって、扉部46は、エアバッグ22の膨張展開により、それぞれサイドテア52,52の上端部間の位置をヒンジ部55として回動するように動作可能である。
一方、照明装飾手段26は、図1ないし図4に示すように、エンブレム42と、光源57と、この光源57からの光をエンブレム42の周囲に沿って導く導光体としての線状導光体58と、被挿入部材としての筒状体である連通管59とを備えている。
エンブレム42は、例えばアセチレン−ブタジエン−スチレン樹脂(ABS)、ポリカーボネート樹脂(PC)、ポリカーボネート/アセチレン−ブタジエン−スチレン樹脂(PC/ABS)、アクリル樹脂(PMMA)、ポリエチレンテレフタレート樹脂(PET)、ポリプロピレン樹脂(PP)あるいはポリエチレン樹脂(PE)などの熱可塑性樹脂により、パッド凹部41の形状に沿う平面視円形状に形成されたエンブレム本体61と、このエンブレム本体61の下部から突設された係止部であるエンブレム固定凸部62とを有し、パッド凹部貫通孔49よりも大きい円板状のエンブレム固定具63とによりカバー本体25を挟持するように取り付けられている。
エンブレム本体61には、パッド凹部41に対向する主面側の外周縁部に、線状導光体58が嵌合される切欠溝65が形成されている。そして、このエンブレム本体61の周縁部には、パッド凹部41の縁部との間に、所定幅の隙間Gが形成されている。
エンブレム固定凸部62は、パッド凹部貫通孔49に挿入された状態で、エンブレム固定具63の中央部に穿設されたエンブレム固定具貫通孔67に挿入されているとともに、先端部に設けられた拡径部68がエンブレム固定具貫通孔67に係合することで、エンブレム42がカバー本体25に固定されている。
エンブレム固定具63は、例えばポリカーボネート樹脂(PC)あるいはポリカーボネート/アセチレン−ブタジエン−スチレン樹脂(PC/ABS)などにより射出成形されている。
光源57は、例えば一般的な電球を用いたバルブ方式、あるいはLEDなどが用いられ、光源本体71と、この光源本体71から電気的に導出された配線72とを備えている。
光源本体71は、連通管59に軸方向の一端部から挿入され、この連通管59に固定されているとともに、この連通管59により、カバー本体25の周板部32の下側の左右方向中央部に穿設された連通孔74に周板部32の外側から挿入されて固定されている。
配線72は、先端部がステアリングホイール本体2の内部と電気的に接続されている。
線状導光体58は、例えば外皮(クラッド)とコア材とを有する2層構造の光ファイバなどで、好ましくは軟質の熱可塑性合成樹脂などにより形成されている。すなわち、線状導光体58の外皮材としては、例えばシリコーン系ポリマ、フッ素ポリマなどで覆われ屈折率が比較的低い材質が適し、コア材としては、例えば固体状ポリマ、メタアクリル系ポリマ、ポリカーボネート、あるいは特殊エラストマ材などが用いられる。そして、この線状導光体58は、ループ状のループ部75が中心部に形成され、長手方向の両端部がループ部75の径方向に突出した弾性屈曲部76を構成している。
ループ部75は、エンブレム42のエンブレム本体61に形成された切欠溝65に嵌合してこのエンブレム42の周囲に沿っている。
弾性屈曲部76は、連通孔74に対向するパッド凹部41の位置の外周縁面、すなわちパッド凹部41の下側の周壁に穿設された側面連通孔81に挿通されてカバー本体25の裏面側に位置し、連通管59の他端部からこの連通管59内に、係脱自在となるように緩く(ルーズに)挿入されて、この連通管59内で光源57の光源本体71に対向している。すなわち、弾性屈曲部76は、連通管59に対して扉部46の回動方向に沿うように挿入され、線状導光体58がセンターテア51を跨がないように構成されている。また、この弾性屈曲部76は、パッド凹部41の外周縁部から連通管59の他端部までの距離よりも長く形成されている。このため、この弾性屈曲部76は、先端部が連通管59に挿入された状態で、長さが余剰した部分が円弧状に屈曲し、この屈曲により生じる弾性力によって先端部を連通管59側へと付勢した状態で保持される。
連通管59は、光源57と線状導光体58とを接続するためのもので、例えば金属、あるいは樹脂などの材質であり、周板部32に強固に(リジッドに)固定され、一端側がこの周板部32の外側に、他端側がこの周板部32の内側に、それぞれ若干突出している。
インフレータは、スクイブなどと呼ばれる点火器が設けられ、各コネクタから伝えられる信号に基づき、各点火器が起動され、所定の特性でガスをガス噴射口から供給するようになっている。
リテーナは、枠状をなすリテーナ本体と、このリテーナ本体から下側に突設されたリテーナ脚部である4本のボルト部とを備えており、各ボルト部には、それぞれ図示しないナットが螺合されるようになっている。
次に、上記第1の実施の形態の作用を説明する。
自動車を運転している際には、図1(a)に示すように、光源57から照射された光が連通管59内で対向する線状導光体58の弾性屈曲部76の端部から線状導光体58へと入射し、この光が線状導光体58内で外皮に反射されながらコア材内を通過してエンブレム42へと導かれ、エンブレム42の周縁部とパッド凹部41との隙間Gからこの光が漏れ、エンブレム42に対して、全体が均一に照明される装飾機能が付与される。
また、自動車が衝突した際などには、エアバッグ装置4が作動する。すなわち、図1(b)に示すように、制御装置からインフレータに適切な信号が伝えられ、この信号に基づき、点火器が作動し、インフレータからエアバッグ22の内部に窒素ガスなどの不活性ガスが供給され、折り畳まれて収納されたエアバッグ22が膨張する。
すると、このエアバッグ22が膨張展開する圧力により、カバー本体25のテアライン47が破断し、扉部46が形成される。さらに、各扉部46はヒンジ部55を支点として上下に回動し、エアバッグ22の突出口54が形成され、この突出口54からエアバッグ22が膨出して乗員の前方に膨張展開し、乗員を保護する。
このとき、本実施の形態では、エアバッグ22の展開に伴って下側の扉部46が押し広げられて回動することにより、この下側の扉部46に一体的に設けられたエンブレム42が上方へと引っ張られることで、このエンブレム42の周囲に取り付けた線状導光体58のループ部75が上方へと引っ張られ、線状導光体58の弾性屈曲部76が連通管59から引き抜かれて離脱し、線状導光体58の扉部46側と周板部32側との連結が容易に解除されるので、エアバッグ22の展開が線状導光体58の連結などにより妨げられることがなく、エアバッグ22を円滑に展開できる。
すなわち、周板部32に取り付けた連通管59に、線状導光体58の弾性屈曲部76を、エアバッグ22の展開時の扉部46の動作方向に沿って係脱可能に緩く挿入することで、エアバッグ22の展開による扉部46の動作で線状導光体58の弾性屈曲部76が連通管59から容易に抜けるので、エアバッグ22の展開が線状導光体58と被固定部側との連結により妨げられることがないとともに、線状導光体58が展開に対して何ら抵抗を生じないため、所望の展開特性を容易に実現できる。
しかも、線状導光体58は連通管59から簡単に抜けるため、エアバッグ22の展開時に線状導光体58に無理な付加が加わることがなく、線状導光体58の破損を抑制できる。
また、導光体として線状導光体58を用いることで、エンブレム42の周囲の狭いスペースにも安定した光を供給できるとともに、エンブレム42の周囲を照明することでエンブレム42を間接照明でき、エンブレム自体を発光させる従来の場合と比較して、エンブレム42が明るくなりすぎることもなく、エンブレム42を効果的に照明でき、さらには、線状導光体58が弾性軟質であるため、狭い部分に嵌め込んでも、近接する樹脂の線膨張を吸収でき、見栄えを損なうことがない。
そして、線状導光体58の弾性屈曲部76の長さを、連通管59までの距離よりも長くすることで、弾性屈曲部76を連通管59に対して緩く挿入した状態でも、これらの連結が外れにくくなるとともに、エンブレム42の周囲を均一に照明できる。
特に、夜間では車室内が暗くなるので、照明装飾手段26からの光による装飾効果が、より効果的に発揮される。
また、ステアリングホイール1のエアバッグ装置4のエンブレム42を照明することで、このエンブレム42に、車両の異常などを乗員に明確に知らせる警報表示機能を持たせることもでき、ステアリングホイール1の機能を向上できる。
なお、上記第1の実施の形態において、図6に示す第2の実施の形態のように、光源57を周板部32の上側の位置に設けるとともに、線状導光体58がテアライン47のセンターテア51を跨ぐように構成しても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
また、図7に示す第3の実施の形態のように、パッド凹部41の周縁部に、線状導光体58のループ部75のパッド凹部41に対向する側が嵌合する導光体嵌合溝としてのパッド掘込溝83を形成しても、上記第1の実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。
さらに、図8に示す第4の実施の形態のように、エンブレム42の外周内部に、線状導光体58のループ部75を嵌合させる嵌合溝部としてのエンブレム掘込溝85を形成するとともに、エンブレム42の素材を、透明、あるいは半透明のポリカーボネート樹脂(PC)、あるいはポリカーボネート/アセチレン−ブタジエン−スチレン樹脂(PC/ABS)樹脂などの高剛性樹脂とし、かつ、エンブレム42の上面部に部分的、あるいは全面的に皮膜86を蒸着、めっきなどで加飾することで、エンブレム42の側面部から発光させたり、ハーフミラーのように透過照明させたりすることができるとともに、線状導光体58を、より確実に保持できる。
そして、上記各実施の形態において、例えば線状導光体58を連通管59に緩く挿入してエアバッグ22の展開時に抜けるようにする構成に代えて、例えば光源57が周板部32から外れて配線72が破断したり抜けたりして、結果的に線状導光体58による周板部32と扉部46との連結が解除されるように構成してもよい。また、線状導光体58の中間位置の弾性屈曲部76などに、エアバッグ22の展開時の圧力によって破断する弱部を設けるように構成しても、上記各実施の形態と同様の作用効果を奏することができるとともに、扉部46の回動と一緒に移動する線状導光体58を短くできる。
また、線状導光体58は、エアバッグ22の展開時に扉部46側から外れて周板部32側に残るように構成してもよい。
さらに、扉部46は、上記各実施の形態では、回動して突出口54を開口するものとしたが、この構成に限定されるものではなく、例えばスライドなどにより突出口54を開口するものなど、任意の移動により突出口54を開口するものでもよい。
そして、装飾部としては、エンブレム42以外のものとすることも可能であり、導光体も、装飾部の形状に対応させれば、必ずしも線状でなくてもよく、エアバッグ装置4の各細部は、上記構成に限定されるものではない。
本発明は、ステアリングホイール本体に取り付けるものの他、助手席乗員用のエアバッグ装置のカバー体など、他の部分に配置されるエアバッグ装置のカバー体に適用できる。
(a)は本発明の第1の実施の形態のエアバッグ装置のエアバッグの収納状態を示す側面断面図、(b)は同上エアバッグの展開状態を示す側面断面図である。 同上エアバッグ装置のカバー体を示す分解斜視図である。 同上エアバッグ装置を裏面側から示す斜視図である。 同上エアバッグ装置を裏面側から示す平面図である。 同上エアバッグ装置を備えたステアリングホイールを示す正面図である。 本発明の第2の実施の形態のエアバッグ装置のカバー体を裏面側から示す斜視図である。 本発明の第3の実施の形態のエアバッグ装置のカバー体の要部を示す側面断面図である。 本発明の第4の実施の形態のエアバッグ装置のカバー体の要部を示す側面断面図である。
符号の説明
4 エアバッグ装置
22 エアバッグ
23 カバー体としてのエアバッグカバー
25 カバー本体
26 照明装飾手段
32 被固定部としての周板部
42 装飾部としてのエンブレム
46 扉部
54 突出口
57 光源
58 導光体としての線状導光体
59 被挿入部材としての連通管

Claims (5)

  1. 折り畳まれた状態で収納されたエアバッグを覆うカバー本体と、このカバー本体に取り付けられる照明装飾手段とを具備し、
    前記カバー本体は、
    前記エアバッグの展開時に移動してこのエアバッグの突出口を開口させる扉部と、
    この扉部が連結された被固定部とを備え、
    前記照明装飾手段は、
    前記被固定部側に設けられた光源と、
    前記扉部側に設けられた装飾部と、
    前記被固定部側と前記扉部側とを少なくとも連結し、前記光源からの光を前記装飾部に導く導光体とを備え、
    前記導光体は、少なくとも一部が前記エアバッグの展開時に前記被固定部側と前記扉部側との少なくともいずれかから離脱可能に設けられている
    ことを特徴とするエアバッグ装置のカバー体。
  2. 照明装飾手段は、被固定部側に少なくとも一部が設けられ、導光体の一部がエアバッグの展開時の扉部の動作方向に沿って係脱自在に挿入された被挿入部材を備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  3. 導光体は、エアバッグの展開時の扉部の動作により破断する弱部を中間位置に備えている
    ことを特徴とする請求項1記載のエアバッグ装置のカバー体。
  4. 導光体は、装飾部の周囲に沿って配設されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載のエアバッグ装置のカバー体。
  5. 折り畳まれた状態で収納されるエアバッグと、
    このエアバッグを収納する請求項1ないし4いずれか一記載のカバー体と、
    前記エアバッグに展開用のガスを供給するインフレータと
    を具備したことを特徴とするエアバッグ装置。
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