JP5019321B2 - 移動体通信端末およびプログラム - Google Patents

移動体通信端末およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5019321B2
JP5019321B2 JP2007215191A JP2007215191A JP5019321B2 JP 5019321 B2 JP5019321 B2 JP 5019321B2 JP 2007215191 A JP2007215191 A JP 2007215191A JP 2007215191 A JP2007215191 A JP 2007215191A JP 5019321 B2 JP5019321 B2 JP 5019321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mail
received
mails
transmission
function
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007215191A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009048496A (ja
Inventor
誠 渡邉
静枝 吉池
葉子 佐野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2007215191A priority Critical patent/JP5019321B2/ja
Publication of JP2009048496A publication Critical patent/JP2009048496A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5019321B2 publication Critical patent/JP5019321B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Telephone Function (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Description

本発明は、移動体通信端末およびプログラムに関し、特に、電子メールの送受信に好適な移動体通信端末およびプログラムに関する。
携帯電話などの移動体通信端末においては、基本機能である音声通話機能の他にも種々の機能が搭載されている。特に、データ通信による電子メールの送受信機能は、音声通話と同様の基本機能として移動体通信端末には一般的に搭載されている(例えば、特許文献1)。
ここで、移動体通信端末は携帯性が求められるため、電子メール機能の利用時に用いられる表示画面は、例えば、パーソナルコンピュータなどと比べてサイズ上の制約がある。画面サイズの小さい移動体通信端末においては、パーソナルコンピュータなどのように複数のウィンドウを同時に表示させることは困難であり、このような制約に起因する不都合もある。
例えば、新規の電子メールを作成している途中で電子メールを受信した場合、パーソナルコンピュータなどではウィンドウの切り替えによって受信メールの確認と新規メールの作成継続を容易におこなうことができるが、移動体通信端末の場合、モードの切替によって画面全体を切り替えなければならない。この場合、通常、作成中のメールを保存した上で受信メールの閲覧に切り替えるか、作成していたメールを送信してから受信メールの閲覧に切り替えることが必要となり煩雑であった。
また、電子メールにおいては、同じ内容の電子メールを複数の宛先に一斉に送信できるので、このような一斉送信メールに対する返信を短時間のうちに次々と複数受信することがある。このような場合、受信したメールに対する返信を作成している間に複数のメール受信が発生することがあり、その度に上記のような切り替え手順をおこなっていては、効率的に送受信することができない。
特開2005−159874号公報
本発明は、上記実状に鑑みてなされたものであり、移動体通信端末において効率的な電子メールの送受信をおこなうことができる移動体通信端末およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点に係る移動体通信端末は、
電子メール機能を有する移動体通信端末において、
前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記録する送受信メール記憶手段と、
前記送受信メール記憶手段に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する条件判別手段と、
前記条件判別手段によって、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記送受信メール記憶手段から取得し、設定情報として記録する設定情報記憶手段と、
前記設定情報記憶手段に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える表示制御手段と、
を備え
前記条件判別手段は、前記送受信メール記憶手段に、送信メールに対する複数の返信メールが受信メールとして記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
前記表示制御手段は、前記送信メールの内容と、該送信メールに対する複数の返信メールの内容とを同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
ことを特徴とする。
上記目的を達成するため、本発明の第2の観点に係る移動体通信端末は、
電子メール機能を有する移動体通信端末において、
前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記録する送受信メール記憶手段と、
前記送受信メール記憶手段に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する条件判別手段と、
前記条件判別手段によって、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記送受信メール記憶手段から取得し、設定情報として記録する設定情報記憶手段と、
前記設定情報記憶手段に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える表示制御手段と、
を備え、
前記条件判別手段は、前記送受信メール記憶手段に、同一送信者からの関連する複数の受信メールが記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
前記表示制御手段は、当該複数の受信メールの内容を同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
ことを特徴とする。
上記移動体通信端末において、
記表示制御手段は、前記関連する複数の送受信メールについて、関連性を表す画像と、各送受信メールを表す画像によって前記送受信状況を表示することが望ましい。
上記目的を達成するため、本発明の第3の観点にかかるプログラムは、
電子メール機能を有する移動体通信端末を制御するコンピュータに、
前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記憶装置に記録する機能と、
前記記憶装置に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する機能と、
関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記記憶装置から取得し、設定情報として前記記憶装置に記録する機能と、
前記記憶装置に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記判別する機能は、前記記憶装置に、送信メールに対する複数の返信メールが受信メールとして記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
前記切り替える機能は、前記送信メールの内容と、該送信メールに対する複数の返信メールの内容とを同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
ことを特徴とする
上記目的を達成するため、本発明の第の観点にかかるプログラムは、
電子メール機能を有する移動体通信端末を制御するコンピュータに、
前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記憶装置に記録する機能と、
前記記憶装置に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する機能と、
関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記記憶装置から取得し、設定情報として前記記憶装置に記録する機能と、
前記記憶装置に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える機能と、
を実現させるプログラムであって、
前記判別する機能は、前記記憶装置に、同一送信者からの関連する複数の受信メールが記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
前記切り替える機能は、当該複数の受信メールの内容を同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
とを特徴とする。
本発明によれば、関連する複数の電子メールの送受信を効率的におこなうことができる。
本発明にかかる移動体通信端末の実施例を以下に説明する。本実施形態にかかる移動体通信端末は、例えば、携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)などといった、いわゆるセルラ通信によって音声通話をおこなうための移動体通信端末であり、本実施形態では、音声通話機能に加え電子メール送受信機能を備えているものとする。
本実施形態にかかる移動体通信端末100の構成を、図面を参照して以下説明する。まず、図1を参照して、移動体通信端末100の構成を説明する。図1は、本実施形態にかかる移動体通信端末100の構成を示すブロック図である。図示するように、移動体通信端末100は、制御部110、通信制御部120、操作部130、表示部140、音声処理部150、記憶部160、などから構成される。
制御部110は、例えば、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)やワークエリアとなるRAM(Random Access Memory)などから構成され、所定の動作プログラムを実行することで移動体通信端末100の各部を制御する。すなわち、移動体通信端末100の各構成は制御部110によって制御されるとともに、各構成間の情報伝達などは制御部110を介しておこなわれる。
通信制御部120は、例えば、移動体通信用の無線通信デバイスなどから構成され、アンテナ121による電波送受信を制御することで、基地局との無線通信をおこない、移動体通信端末100の音声通話機能や電子メール機能が実現される。
操作部130は、移動体通信端末100の外面上に構成されたボタンやキーなどから構成され、移動体通信端末100のユーザによって操作される。操作部130は、各ボタンやキーなどと接続された入力回路などを備え、ユーザの操作に応じた入力信号を生成して制御部110に入力する。
表示部140は、例えば、液晶表示装置などから構成された表示出力装置であり、制御部110の制御によって画像等を表示出力する。本実施形態では、電子メール機能にかかる各種画面が表示部140によって表示出力される。
音声処理部150は、例えば、音声入出力用のスピーカ151やマイクロフォン152、コーデック回路などから構成され、移動体通信端末100の通話機能などにかかる音声の処理をおこなう。
記憶部160は、例えば、ROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリなどの記憶装置から構成され、制御部110が実行する動作プログラムを格納する他、本発明を実現するために必要な種々のデータを格納する。本実施形態では、図1に示すように、送信メール格納領域161、受信メール格納領域162、設定情報格納領域163、プログラム格納領域164、などといった記憶領域が記憶部160内に設けられ、各記憶領域に所定のデータが格納される。
送信メール格納領域161は、移動体通信端末100の電子メール機能によって送信された電子メールを格納する領域であり、例えば、図2(a)に示すように、送信した電子メールを一意的に示すメッセージID(送信ID)をキーとして、送信先(アドレスやユーザ名)、件名、送信日時、メッセージ本文、などを対応づけて格納する。すなわち、例えば、RFC2822などの規格に基づいたヘッダ情報とメッセージ本文とが格納される。
受信メール格納領域162は、移動体通信端末100の電子メール機能によって受信された電子メールを格納する領域であり、例えば、図2(b)に示すように、受信した電子メールを一意的に示すメッセージID(受信ID)をキーとして、送信元(アドレスやユーザ名)、件名、受信日時、返信元のメッセージID(返信元ID)、メッセージ本文、などを対応づけて格納する。すなわち、例えば、RFC2822などの規格に基づいたヘッダ情報とメッセージ本文とが格納される。
設定情報格納領域163は、移動体通信端末100の電子メール機能にかかる設定情報を格納する領域であり、例えば、いわゆるアドレス帳を構成する情報(送信相手の名称(ユーザ名)やメールアドレスなど)や、電子メール機能が有する処理モード毎の動作にかかる設定情報、などを格納する。
プログラム格納領域164は、制御部110が実行するプログラムを格納するための領域である。プログラム格納領域164には、移動体通信端末100全体の動作を制御するための基本ソフトウェア(いわゆる、OS)や、移動体通信端末100の種々の機能を実現するためのアプリケーションソフトウェアなどが格納される。
本実施形態では、制御部110がプログラム格納領域164に格納されているプログラムを実行することで、本実施形態にかかる電子メール送受信処理をおこなうための機能構成が実現される。制御部110によって実現される機能構成を以下説明する。ここでは、移動体通信端末100によって電子メールの送受信をおこなう際に必要となる機能構成、つまり、いわゆるメールクライアントとして必要な機能が実現される。
この場合の機能構成を、図3を参照して説明する。図3は、制御部110によって実現される機能構成を示す機能ブロック図である。図示するように、制御部110は、アプリケーション処理部111、送信処理部112、受信処理部113、処理モード制御部114、出力制御部115、などとして機能する。
アプリケーション処理部111は、操作部130や表示部140などとの協働により、移動体通信端末100の電子メール機能におけるインタフェース処理などをおこなう。すなわち、操作部130からの入力に基づいて、電子メール機能にかかる画面表示や文字入力などの動作をおこなう。
送信処理部112は、電子メール機能において、移動体通信端末100から電子メールを送信する際の処理をおこなう。ここでは、アプリケーション処理部111との協働により、新規メールの作成画面の表示、操作部130からの入力に応じた件名やメッセージ本文の入力や宛先の設定などといった、メール送信時のインタフェースにかかる処理をおこなう他、通信制御部120との協働により、作成された電子メールの送信にかかる処理をおこなう。
この場合、送信処理部112は、例えば、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、POP(Post Office Protocol)、IMAP(Internet Message Access Protocol)、などといった、電子メールの送受信にかかるプロトコルに基づく動作によって電子メールの送信をおこなう。また、送信処理部112は、このような動作によって送信した電子メールを、記憶部160の送信メール格納領域161に格納する。
受信処理部113は、電子メール機能において、移動体通信端末100が電子メールを受信する際の処理をおこなう。ここでは、通信制御部120との協働により、通信制御部120が受信した電子メールを記憶部160の受信メール格納領域162に格納する。この場合、受信処理部113は、例えば、TCP/IP、SMTP、POP、IMAP、などといった、電子メールの送受信にかかるプロトコルに基づく動作によって電子メールの受信をおこなう。
処理モード制御部114は、電子メール機能にかかる処理モードの切替などの処理をおこなう。本実施形態では、同時に複数人と電子メールをやりとりする場合の処理モード(以下、「関連メールモード」とする)にかかる処理をおこなう。この関連メールモードは、送信処理部112によって送信した電子メールが、複数の送信先が設定された一斉送信メールである場合において、その一斉送信メールに対する返信メールを受信した場合に実行される。
よって、処理モード制御部114は、記憶部160の送信メール格納領域161に格納された電子メールの宛先に基づいて、一斉送信メールが送信されたか否かを判別するとともに、一斉送信メールのメッセージID(送信ID)と、記憶部160の受信メール格納領域162に格納された電子メールの返信元メッセージIDとに基づいて、一斉送信メールに対する返信が受信されたか判別し、このような場合に、関連メールモードを実行する。関連メールモードにかかる動作の詳細は後述する。
出力制御部115は、処理モード制御部114によって関連メールモードが実行された場合、表示部140との協働により、電子メール機能にかかる通常の画面表示とは異なる画面表示をおこなう。関連メールモードにかかる表示動作の詳細は後述する。
本実施形態では、制御部110がプログラムを実行することで上述した機能構成が論理的に実現されるものとするが、これらの機能構成を、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit:特定用途向け集積回路)などのハードウェアによって物理的に構成してもよい。
以上の構成は、本発明を実現するために必要な構成であり、移動体通信端末としての基本機能や付加機能のために必要なその他の構成については、必要に応じて備えられているものとする。
以上のような構成を有する移動体通信端末100で電子メールの送受信をおこなう際に実行される動作を以下説明する。まず、電子メールを新規に作成して送信する際に実行される「メール送信処理」を、図4に示すフローチャートを参照して説明する。このメール送信処理は、移動体通信端末100のユーザが操作部130を操作し、電子メールの新規作成が指示されたことを契機に開始される。
処理が開始されると、アプリケーション処理部111および送信処理部112により、新規に電子メールを作成するための画面(新規メール画面)を表示部140に表示する(ステップS011)。
移動体通信端末100のユーザは、操作部130を操作することで、件名やメッセージ本文を入力するとともに、設定情報格納領域163に予め登録されているアドレス帳情報などを用いて送信先を設定する。ここで、作成した電子メールを複数の相手に送信する一斉送信メールとする場合には、複数の宛先を送信先として設定する。
このような新規メールの画面表示例を図5に示す。図示するように、表示部140には、件名やメッセージ本文が入力され、送信先が設定された新規メールと、この新規メールの送信を指示するためのソフトウェアボタンである「送信」ボタンなどが表示される。
移動体通信端末100のユーザが操作部130を操作することで、「送信」ボタンの選択を指示する入力信号が制御部110に入力されると(ステップS012:Yes)、送信処理部112は、通信制御部120を制御し、作成された電子メールを送信する(ステップS013)。
送信処理部112は、電子メールの送信を完了すると、移動体通信端末100のOSの動作によるカレンダ機能などから送信日時を取得するとともに、記憶部160の送信メール格納領域161に新規レコードを作成し、ステップS013で送信した電子メールのヘッダ情報やメッセージ本文を格納する(ステップS014)。すなわち、送信した電子メールについてのメッセージID(送信ID)、送信日時、送信先アドレス、件名、などを示すヘッダ情報と、メッセージ本文とを対応づけて格納する。ここで、送信メールについてのメッセージID(送信ID)は、例えば、移動体通信端末100の固有情報などを含んだ一意のIDであるものとし、送信処理部112が送信動作を実行した際に割り当てられるものとする。
送信処理部112は、送信メールを送信メール格納領域161に格納すると、その旨を処理モード制御部114に通知する。処理モード制御部114は、送信処理部112からの通知に応じて送信メール格納領域161にアクセスし、最新のレコードを参照する。ここで、処理モード制御部114は、参照したレコードに記録されている送信先が複数であるか否かを判別することで、当該送信メールが一斉送信メールであるか否かを判別する(ステップS015)。
上述したように、本実施形態においては、一斉送信メールに対する返信メールを受信したことを条件に関連メールモードを実行する。よって、直近に送信された電子メールが一斉送信メールでない場合(ステップS015:No)、関連メールモードの実行条件とはならないので、そのままメール送信処理を終了する。
一方、直近に送信された電子メールが一斉送信メールである場合(ステップS015:Yes)、関連メールモードの実行条件となるので、処理モード制御部114は、関連メールモードを起動して(ステップS016)、メール送信処理を終了する。
ここで、処理モード制御部114によって起動された関連メールモードによる動作を以下に説明する。関連メールモードの起動によって実行される「関連メール表示処理」を、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
処理が開始されると、処理モード制御部114は、送信メール格納領域161に記録された直近の送信メールについてのメッセージIDと送信日時を取得し、関連メールモードにかかる設定情報として設定情報格納領域163に格納する。すなわち、一斉送信メールを特定する情報を設定情報として設定情報格納領域163に格納する(ステップS101)。
この場合において、移動体通信端末100宛の電子メールが送信された場合、通信制御部120が受信して制御部110に入力する。このようにして、電子メールを受信すると(ステップS102:Yes)、受信処理部113は、記憶部160の受信メール格納領域162に新規レコードを作成し、受信した電子メールを格納する(ステップS103)。つまり、受信した電子メールのメッセージID(受信ID)や送信元(アドレスやユーザ名)、返信元を示すメッセージID、受信日時、件名、などを示すヘッダ情報と、メッセージ本文などとを対応づけて格納する。
ここで、ヘッダ情報に含まれるメッセージIDは、当該電子メールを送信したメールクライアントによって一意に付されたIDであるものとする。また、返信元メッセージIDは、その電子メールが他の電子メールに対する返信メールである場合、その元となった電子メールに付されていたメッセージIDを示すものである。例えば、上記メール送信処理において移動体通信端末100から送信した電子メールに対する返信である場合、送信処理部112によって割り当てられたメッセージID(送信ID)が返信元メッセージIDとして示されることになる。この場合、例えば、RFC2822に規定されている「In-Reply-To」フィールドなどによって返信元メッセージIDが示される。
受信処理部113は、受信メール格納領域162に受信メールを格納すると、その旨を処理モード制御部114に通知する。処理モード制御部114は、受信処理部113からの通知に応じて受信メール格納領域162にアクセスし、最新のレコードを参照し、返信元メッセージIDが記録されているか否かを判別することで、受信メールが他の電子メールに対する返信メールであるか否かを判別する(ステップS104)。
受信した電子メールが返信メールである場合(ステップS104:Yes)、処理モード制御部114は、設定情報格納領域163に格納された一斉送信メールのメッセージIDと、受信メールの返信元メッセージIDとが一致するか否かを判別することで、上述したメール送信処理において送信した一斉送信メールに対する返信(以下、「特定返信メール」とする)を受信したか否かを判別する(ステップS105)。
ここで、受信メールが、特定返信メールである場合(ステップS105:Yes)、処理モード制御部114は、ステップS101で設定情報格納領域163に格納した設定情報に、当該受信メールのメッセージIDを追記する。すなわち、送信した一斉送信メールを特定する情報と、その一斉送信メールに対する返信メールを特定する情報とを対応づけた送信関連テーブルを設定情報格納領域163に格納する(ステップS106)。この場合に設定情報格納領域163に記録される送信関連テーブルの例を図11(a)に示す。
図示するように、送信関連テーブルには、送信した一斉送信メールのメッセージID(送信ID)を主キーとしたレコードが作成され、各レコードには、当該一斉送信メールの送信日時、などが記録されるとともに、当該一斉送信メールに関連する電子メールを示す情報として、特定返信メールを示す受信ID(関連メッセージID)が記録される。図11(a)の例においては、送信ID「S111」が、一斉送信メールの送信メッセージIDを示し、関連メッセージID「R111」が、当該一斉送信メールに対する1通目の返信メールの受信IDを示している。
このようにして設定情報を設定情報格納領域163に記録すると、処理モード制御部114は、受信した特定返信メールが、一斉送信メールに対する1通目の返信メールであるか否かを判別する(ステップS107)。ステップS106で記録した返信メールが、対応する一斉送信メールに対する1通目の返信メールである場合(ステップS107:Yes)、処理モード制御部114は、記録した送信IDと関連メッセージIDを出力制御部115に通知する。
出力制御部115は、送信メール格納領域161と受信メール格納領域162の双方にアクセスし、処理モード制御部114から通知された送信メッセージIDに対応する件名、送信日時、メッセージ本文、などを送信メール格納領域161から取得するとともに、処理モード制御部114から通知された関連メッセージIDに対応する受信日時、メッセージ本文、などを受信メール格納領域162から取得する。
出力制御部115は、取得した各情報を用いて、受信した返信メールの内容を表示部140に表示する。この場合、出力制御部115は、通常の受信メール表
示画面によって、受信した返信メールの内容を表示部140に表示する(ステップS108)。
この場合において、一斉送信メールは複数の相手に送信しているので、現在表示している返信メールの送信者以外の者からも、特定返信メールが送信されることがある。この場合、上述したステップS102〜ステップS106と同様の処理により、新たに受信した特定返信メールを示す受信IDが、設定情報格納領域163の送信関連テーブルに追加される。この場合の送信関連テーブルの例を図11(b)に示す。
図示するように、対象となる一斉送信メールを示す送信メッセージID(図中における「S111」)のレコードに、既に関連メッセージIDとして記録されている受信ID(図中における「R111」)と、今回受信した返信メールの受信ID(ここでは「R222」とする)が記録される。
このように、1つの送信IDに対し、2以上の受信IDを関連メッセージIDとして記録した場合、すなわち、一斉送信メールに対する2通目以降の返信メールを受信すると(ステップS107:No)、処理モード制御部114は、関連メールモードでの画面表示に切り替えるため、新たに記録した受信IDとともに、2以上の返信メールを受信した旨を出力制御部115に通知する。
この場合、出力制御部115は、ステップS108で表示した通常の受信メール閲覧画面の表示態様を変更し(ステップS109)、関連する複数の電子メールに対する操作を次々におこなうことができる「関連メール表示画面(1)」を生成して表示部140に表示する。この関連メール表示画面(1)の表示例を図7(a)に示す。
図示するように、関連メール表示画面(1)は、受信状況を表示する受信状況表示領域、送信した一斉送信メールのメッセージ本文や送信日時などを表示する送信メッセージ表示領域、受信した返信メールの送信者や受信日時、メッセージ本文などを表示する受信メッセージ表示領域、などから構成されている。すなわち、出力制御部115は、送信した一斉送信メールに関連する複数のメールを同一画面上で関連づけて表示する。
ここで、受信状況表示領域には、対象となっている特定返信メールの受信状況が表示される。例えば、図7(a)に示すように、ライン状の画像によって一斉送信メールとの関連性を表現し、このライン上のオブジェクト画像(図の例ではボールを模したオブジェクト画像)によって、受信した特定返信メールの数や表示状態を表現する。ここでは、特定返信メールを2通受信した状態なので、図7(a)に示す関連メール表示画面(1)の受信状況表示領域には、1本のライン画像上に2つのオブジェクト画像が表示されている。また、受信メールを示すオブジェクト画像の近傍には、送信者名を表すオブジェクト画像を表示し、ライン画像の近傍には、送信した一斉送信メールの件名を示すオブジェクト画像を表示している。
この場合において、オブジェクト画像の表示位置は、特定返信メールの受信タイミングに基づいて決定されるものとする。ここでは、一例として、受信した時系列順に、左側からオブジェクト画像を表示することとする。この場合においては、最も左側に表示されたオブジェクト画像が1通目の特定返信メールを示し、左から2番目のオブジェクト画像が2通目の特定返信メールを示すことになる。
また、オブジェクト画像の表示態様によって、特定返信メールの表示状態を示すものとする。この場合、メッセージ本文を表示している特定返信メールを示すオブジェクト画像と、その他の特定返信メールを示すオブジェクト画像との表示態様を異ならせることで、特定返信メールの表示状態を表すものとする。例えば、図7(a)に示すように、メッセージ本文を表示している特定返信メールを示すオブジェクト画像の大きさを、他の特定返信メールを示すオブジェクト画像より大きい画像とすることで、何通目に受信した特定返信メールの本文を現在表示しているかを示す。
このような表示制御をおこなう出力制御部115は、受信状況表示領域に表示させる各画像データと、設定情報格納領域163に記録したメッセージIDとを対応づけている。本実施形態の場合、ライン状の画像と送信メッセージIDとを対応づけるとともに、返信メールを示す各オブジェクト画像と受信メッセージIDとをそれぞれ対応づけている。
ここで、出力制御部115は、受信状況表示領域に表示されたオブジェクト画像を、操作部130の操作に応じて選択可能に表示する。この場合、アプリケーション処理部111を介して出力制御部115に入力される操作部130からの入力信号に応じて、出力制御部115は、いずれのオブジェクト画像が選択されたかを認識する。このようにして受信状況表示領域のオブジェクト画像が選択されると(ステップS110:Yes)、出力制御部115は、選択されたオブジェクト画像に応じて、受信メール閲覧画面の表示態様を切り替える(ステップS111)。
この場合、出力制御部115は、受信メール格納領域162にアクセスし、選択されたオブジェクト画像に対応する受信メールのメッセージ本文や受信日時情報を取得し、受信メール閲覧画面の受信メッセージ表示領域の表示を、現在表示しているものから取得した内容に切り替える。このようにして、表示している受信メールの内容を切り替えたので、出力制御部115は、受信状況表示領域のオブジェクト画像の表示態様も変更する。
この場合の画面表示例を図7(b)に示す。図7(b)に例示した関連メール表示画面(2)は、図7(a)に示した関連メール表示画面(1)の受信状況表示領域に表示されている左から2番目のオブジェクト画像を選択した場合に表示される画面である。図示するように、関連メール表示画面(2)の受信メッセージ表示領域には、2番目に受信した返信メールの本文や受信日時が表示される。また、受信状況表示領域においては、1番目に受信した特定返信メールを示す左端のオブジェクト画像が小さく表示され、現在本文を表示している2番目に受信した特定返信メールを示す左から2番目のオブジェクト画像が大きく表示されている。また、この2つのオブジェクト画像のいずれもが、同じライン画像上に表示されることで、同一の送信メールに対する返信メールであることを示している。
このようにして、特定返信メールを受信した場合、図7に示すような関連メール表示画面を表示することで、送信したメールの内容、受信した返信メールの内容、同じ送信メールに対する返信メールの受信状況、などを同一画面上で視認することができる。
一方、この過程において、特定返信メール以外の電子メール(以下、「一般受信メール」とする)を新規に受信する場合もある(ステップS104:No、ステップS105:No)。この場合、処理モード制御部114は、受信した電子メールのメッセージIDとともに、当該電子メールが特定返信メールではない旨を出力制御部115に通知する。
出力制御部115は、すでに受信メール閲覧画面を表示部140に表示している場合(ステップS112:Yes)、表示している受信メール閲覧画面の表示態様を変更し(ステップS109)一般受信メールが受信されたことを表示する。この場合の表示例を図8(a)に示す。図8(a)に例示する関連メール表示画面(3)は、図7(a)に示した関連メール表示画面(1)を表示している状態で一般受信メールを新規に受信した場合の画面である。
図示するように、関連メール表示画面(3)では、関連メール表示画面(1)(図7(a))の受信状況表示領域に、新規に受信した一般受信メールを表すオブジェクト画像(図の例では星を模した画像)が表示される。
この場合も、出力制御部115は、表示した各オブジェクト画像と、対象とする一般受信メールとを対応づけており、ユーザによる操作部130の操作によってオブジェクト画像が選択されると(ステップS110:Yes)、出力制御部115は、選択されたオブジェクト画像に応じて、そのときに表示している受信メール閲覧画面の表示態様を変更する(ステップS111)。
例えば、移動体通信端末100のユーザによる操作部130の操作によって、図8(a)に示した一般受信メールを示すオブジェクト画像が選択された場合、出力制御部115は、図8(b)に示すような関連メール表示画面(4)を表示部140に表示する。
図示するように、関連メール表示画面(4)の受信状況表示領域には、一斉送信メールを表すライン画像とは異なるライン画像(例えば、形状や色彩を異ならせたもの)を表示するとともに、返信メールを表すオブジェクト画像とは異なる態様のオブジェクト画像(例えば、形状や色彩を異ならせたもの)をそのライン画像上に表示する。
この場合、選択されたオブジェクト画像に対応づけられている受信メールのメッセージ本文が表示部140に表示される。なお、一般受信メールは、送信したメールへの返信ではないので、関連メール表示画面(4)には、送信メッセージ表示領域はない。
また、一般受信メールについて、同一の送信者によって追伸の電子メールが送信された場合、図8(b)に示すように、例えば、先に受信した一般受信メールを表すオブジェクト画像に付随するオブジェクト画像を表示する。この場合、例えば、追伸メールを示すオブジェクト画像は、先に受信したメールを示すオブジェクト画像よりもサイズの小さい画像で表示する。そして、このような追伸メールを表すオブジェクト画像がユーザによって選択されると、出力制御部115は、図8(c)に示すような関連メール表示画面(5)を表示部140に表示する。
この場合、処理モード制御部114は、受信した電子メールの送信者が同一であり、かつ、件名が同一である場合などに、追伸メールを受信したものと判別して、その旨を出力制御部115に通知する。この場合、出力制御部115は、図8(c)に示すように、先に受信したメールのメッセージと、追伸メールのメッセージを同一画面上に配置した関連メール表示画面(5)を表示部140に表示する。なお、追伸メールは送信者が同一であるので、追伸メールを表すオブジェクト画像が選択された場合、例えば、図8(c)に示すように、先に受信したメールと追伸メールとを合わせた1つのオブジェクト画像で表されるような画像処理をおこなう。
また、この場合、例えば、図11(c)に示すように、受信メールの受信IDをキーとした受信関連テーブルが処理モード制御部114によって設定情報格納領域163に作成され、追伸メールを示す受信IDがその受信メールについての関連メッセージIDとして記録されるものとする。
以上のような処理を、受信メール閲覧の終了要件が発生するまで繰り返しおこなうことで(ステップS113:No)、一斉送信メールに対する返信や受信したメールの追伸などといった、関連する電子メールを次々に受信した場合、受信状況表示領域のオブジェクト画像が順次追加され、受信した複数の電子メールの関連性を容易に視認することができる。そして、それらのオブジェクト画像を選択する動作をおこなうだけで、次々とその内容を表示して確認することができる。
ここで、受信メール閲覧の終了要件が発生した場合(ステップS113:Yes)、関連メール表示処理を終了する。
上記関連メール表示処理では、一斉送信メールに対する複数の返信メールを受信したことを契機に、関連メール表示画面を表示するものとしたが、上述したような追伸メールを受信したことを契機に関連メール表示画面を表示するようにしてもよい。例えば、関連メール表示処理のステップS112において、関連メール表示画面を表示中ではないと判別した場合、そのことを受信メールの閲覧終了条件として関連メール表示処理を終了させ(ステップS113:Yes)、一般受信メールでの追伸メールについての関連メール表示画面を表示させる処理をおこなってもよい。
また、受信メールに対する返信作成指示を、関連メール表示処理のステップS113で判別される受信メール閲覧の終了要件とすることもできる。この条件によって関連メール表示処理を終了させた場合に実行する「関連メール返信処理」を、図9に示すフローチャートを参照して説明する。
ここで、図7〜図8に示したように、上記関連メール表示処理で表示部140に表示される関連メール表示画面には、表示している受信メールに対する返信の作成を指示するための「返信」ボタンが表示されている。この「返信」ボタンは、操作部130による操作に応じて選択可能に表示されており、移動体通信端末100のユーザが、そのとき表示している受信メールに対する返信を作成したい場合に、操作部130を操作して「返信」ボタンを選択する。この動作による入力信号に基づいて、関連メール返信処理が開始される。ここでは、図7(a)に示した関連メール表示画面(1)で「返信」ボタンが操作された場合を例に説明する。
処理が開始されると、処理モード制御部114は、設定情報格納領域163の送信関連テーブルにアクセスし、現在表示している受信メール(この場合、図7(a)に示す関連メール表示画面(1)で表示している特定返信メール)を示す受信IDが、関連メッセージIDとして記録されているレコードを特定する。すなわち、返信対象に関する設定情報を特定する(ステップS201)。ここで、図7(a)に示す関連メール表示画面(1)で表示している特定返信メールを示す受信IDは「R111」であるものとする。
対象となるメッセージについての設定情報を特定すると、処理モード制御部114は、図11(d)に示すように、設定情報格納領域163の送信関連テーブルに新規レコードを作成し、移動体通信端末100から返信するメール(以下、「新規返信メール」とする)についての送信IDを割り当てて記録するとともに、ステップS201で特定したレコードのキーとなっている送信IDと、当該レコードの関連メッセージIDに記録されているメッセージIDとを、新たに作成したレコードの関連メッセージID欄に記録する。これにより、新規返信メールについての設定情報を設定情報格納領域163に記録する(ステップS202)。
新規返信メールについての設定情報を記録すると、処理モード制御部114は、記録した送信IDを出力制御部115に通知する。出力制御部115は、処理モード制御部114からの通知に応じて、設定情報格納領域163の送信関連テーブルにアクセスし、通知された送信IDをキーとするレコードから、関連メッセージIDを取得し、送信メール格納領域161および受信メール格納領域162のそれぞれから、取得した関連メッセージIDに対応するメッセージIDの本文メッセージなどを取得し、図10(a)に示すような、新規返信メールを作成するための新規返信メール画面(1)を作成して表示部140に表示する(ステップS203)。
図示するように、新規返信メール画面(1)においては、関連メール表示画面と同様の受信状況表示領域が表示されるとともに、一連の関連メッセージのうち、直前のメッセージを表示する関連メッセージ表示領域と、新規返信メールの本文を入力するための入力領域が表示される。移動体通信端末100のユーザは、操作部130を操作して、新規返信メールに入力するメッセージ本文を入力領域に入力する。また、この新規返信メール画面(1)には、図10(a)に示すように、新規返信メールの作成にかかる各種ソフトウェアボタンが画面下部に表示されている。本文メッセージの入力が完了すると、移動体通信端末100のユーザは操作部130を操作し、ソフトウェアボタンのうちの「確定」ボタンを選択する。
この動作に応じた入力信号が操作部130から制御部110に入力されると、出力制御部115は入力完了と判別し(ステップS204:Yes)、図10(b)に示すような、作成した新規返信メールをユーザに確認させるための新規返信メール画面(2)を作成して表示部140に表示する。図示するように、新規返信メール画面(2)には、返信対象とした受信メールに関連した一連のメッセージが、例えば、時系列順に同一画面上に表示される(ステップS205)。すなわち、受信状況を示す受信状況表示領域、関連する送受信メールの内容を示す関連メッセージ表示領域、作成した新規返信メールの内容を示す作成メッセージ表示領域、などで新規返信メール画面(2)が構成される。
また、この新規返信メール画面(2)のソフトウェアボタンには、作成した新規返信メールの送信を指示するための「送信」ボタンが配置されており、移動体通信端末100のユーザが操作部130を操作して「送信」ボタンを選択すると、これに応じた入力信号が制御部110に入力される。
操作部130からの入力信号に基づいて「送信」が指示されたと判別すると(ステップS206:Yes)、出力制御部115は、入力された新規返信メールの本文メッセージや送信先アドレスなどを送信処理部112に通知する。送信処理部112は、通信制御部120を制御して、新規返信メールを送信する(ステップS207)。
送信処理部112は、当該新規返信メールを送信すると、通常のメール送信時と同様、送信した新規返信メールについての情報を送信メール格納領域161に格納するとともに、送信開始〜送信中〜送信完了を示すステータス情報を随時出力制御部115に通知する。出力制御部115は、送信処理部112からのステータス情報、つまり送信状況に応じて、新規返信メール画面の表示態様を変更する(ステップS208)。
ここで、本例は、図7(a)に示す関連メール表示画面(1)の状態、すなわち、一斉送信メールに対する1通目の返信メールを表示している状態から新規返信メールの送信を指示しているので、このときの新規返信メール画面の受信状況表示領域には、図10(a)および図10(b)に示すように、一斉送信メールを表すライン画像上に、1通目の特定返信メールを表す大きいオブジェクト画像と2通目の特定返信メールを表す小さいオブジェクト画像が表示されている。
この場合において、作成された新規返信メールの送信状況が送信開始〜送信中のとき、出力制御部115は、例えば、新規返信メールの返信元となっている1通目の特定返信メールを表すオブジェクト画像が、一斉送信メールを表しているライン画像から離れていくアニメーション画像となるよう、受信状況表示領域の表示態様を変更する。すなわち、特定返信メールに対する返信をおこなうと、当該特定返信メールを示していたオブジェクト画像を受信状況表示領域から消去する。これにより、移動体通信端末100から返信メールが送信されたことを表すものとする。
そして、送信処理部112からのステータス情報に基づいて、新規返信メールの送信が完了したと判別すると(ステップS209:Yes)、関連メール返信処理を終了する。
このようにして関連メール返信処理を終了した場合、上述した関連メール表示処理と同様の処理を実行することで、例えば、次の特定返信メールについての関連メール表示画面を表示し、そこで「返信」ボタンが選択されれば、上記関連メール返信処理を実行する。このような処理により、一斉送信メールに対する複数の返信を効率よく閲覧できるとともに、さらなる返信を次々とおこなっていくことができる。
以上のような処理をおこなう関連メール処理モードは、例えば、所定の時間経過などに基づいて終了する。例えば、一斉送信メールの送信を契機に関連メール処理モードを起動した場合では、一斉送信メールの送信時刻から一定時間経過したことを条件に関連メール処理モードを終了させる。関連メール処理モードを終了させる場合、条件の発生とともに自動的に終了させることができる他、ユーザに終了してもよいか問い合わせる画面表示をおこない、ユーザの選択に応じて、関連メール処理モードを終了あるいは継続させるように動作してもよい。
上記実施形態によれば、関連するメールを次々と複数受信する条件が発生した場合に、送受信した複数のメールを関連づけて表示する画面に自動的に切り替わるので、煩雑な操作をおこなうことなく、複数のメール送受信を効率的におこなうことができる。
この場合において、送受信した複数のメールの関連性を視覚的に表示するので、複数の関連性が同時に発生した場合でも、関連性を容易に識別しながら送受信をおこなうことができる。
上記実施形態は一例であり、本発明の適用範囲はこれに限られない。すなわち、種々の応用が可能であり、あらゆる実施の形態が本発明の範囲に含まれる。
例えば、上記実施形態では、関連する電子メールとして、一斉送信メールに対する返信や追伸メールを例示したが、何らかの関連性のある電子メール群であれば、これらに限られず、任意の電子メールについて本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、本発明にかかる移動体通信端末として携帯電話機を例示したが、電子メールの送受信をおこなえる携帯型端末装置(例えば、PDA(Personal Digital Assistants:携帯情報端末)など)であれば、本発明にかかる移動体通信端末として本発明を適用することができる。
なお、本発明を適用できる移動体通信端末は、上記実施形態に示したような、本発明にかかる機能や構成を予め備えた装置として提供できることはもとより、上述したプログラムと同様のプログラムを適用することで、既存の移動体通信端末を本発明にかかる移動体通信端末として機能させることもできる。
この場合、上記実施形態の移動体通信端末100で実行されたようなプログラムを、電子メール送受信機能を有する既存の移動体通信端末に適用(インストール)し、当該移動体通信端末を制御するコンピュータ(CPUなど)がこれを実行することで、上述した移動体通信端末100と同様の機能を有する移動体通信端末を実現することができる。
このようなプログラムの配布方法は任意であり、CD−ROMやメモリカードなどの記録媒体に格納して配布可能な他、インターネットなどのネットワークを介して配布してもよい。
本発明の実施形態にかかる移動体通信端末の構成を示すブロック図である。 図1に示す記憶部に記録される情報の例を示す図であり、(a)は送信メール格納領域に記録される情報の例を示し、(b)は受信メール格納領域に記録される情報の例を示す。 図1に示す制御部によって実現される機能構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態にかかる「メール送信処理」を説明するためのフローチャートである。 図4に示すメール送信処理において出力される「新規メール画面」の表示例を示す図である。 本発明の実施形態にかかる「関連メール表示処理」を説明するためのフローチャートである。 図6に示す関連メール表示処理において出力される画面の表示例を示す図であり、(a)は、複数の特定返信メールを受信した場合に表示される「関連メール表示画面(1)」の表示例を示し、(b)は、特定返信メールを示すオブジェクト画像が選択された場合に表示される「関連メール表示画面(2)」の表示例を示す。 図6に示す関連メール表示処理において出力される画面の表示例を示す図であり、(a)は、一般受信メールを受信した場合に表示される「関連メール表示画面(3)」の表示例を示し、(b)は、一般受信メールを示すオブジェクト画像が選択された場合に表示される「関連メール表示画面(4)」の表示例を示し、(c)は、追伸メールを示すオブジェクト画像が選択された場合に表示される「関連メール表示画面(5)」の表示例を示す。 本発明の実施形態にかかる「関連メール返信処理」を説明するためのフローチャートである。 図9に示す関連メール返信処理において出力される画面の表示例を示す図であり、(a)は、新規返信メールの作成を指示された場合に表示される「新規返信メール画面(1)」の表示例を示し、(b)は、新規返信メール画面(1)での入力内容の確定が指示された場合に表示される「新規返信メール画面(2)」の表示例を示す。 図1に示す設定情報格納領域に記録される情報の例を示す図であり、(a)は、特定返信メールを受信した場合に作成される送信関連テーブルに記録される情報の例を示し、(b)は、複数の特定返信メールを受信したときの送信関連テーブルに記録される情報の例を示し、(c)は、一般受信メールについての追伸メールを受信した場合に作成される受信関連テーブルに記録される情報の例を示し、(d)は、特定返信メールに対する新規返信メールを送信したときの送信関連テーブルに記録される情報の例を示す。
符号の説明
100…移動体通信端末、110…制御部、111…アプリケーション処理部、112…送信処理部、113…受信処理部、114…処理モード制御部、115…出力制御部、120…通信制御部、121…アンテナ、130…操作部、140…表示部、150…音声処理部、151…スピーカ、152…マイクロフォン、160…記憶部、161…送信メール格納領域、162…受信メール格納領域、163…設定情報格納領域、164…プログラム格納領域

Claims (5)

  1. 電子メール機能を有する移動体通信端末において、
    前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記録する送受信メール記憶手段と、
    前記送受信メール記憶手段に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する条件判別手段と、
    前記条件判別手段によって、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記送受信メール記憶手段から取得し、設定情報として記録する設定情報記憶手段と、
    前記設定情報記憶手段に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える表示制御手段と、
    を備え
    前記条件判別手段は、前記送受信メール記憶手段に、送信メールに対する複数の返信メールが受信メールとして記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
    前記表示制御手段は、前記送信メールの内容と、該送信メールに対する複数の返信メールの内容とを同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
    ことを特徴とする移動体通信端末。
  2. 電子メール機能を有する移動体通信端末において、
    前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記録する送受信メール記憶手段と、
    前記送受信メール記憶手段に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する条件判別手段と、
    前記条件判別手段によって、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記送受信メール記憶手段から取得し、設定情報として記録する設定情報記憶手段と、
    前記設定情報記憶手段に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える表示制御手段と、
    を備え、
    前記条件判別手段は、前記送受信メール記憶手段に、同一送信者からの関連する複数の受信メールが記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
    前記表示制御手段は、当該複数の受信メールの内容を同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
    ことを特徴とする移動体通信端末。
  3. 前記表示制御手段は、前記関連する複数の送受信メールについて、関連性を表す画像と、各送受信メールを表す画像によって前記送受信状況を表示する、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の移動体通信端末。
  4. 電子メール機能を有する移動体通信端末を制御するコンピュータに、
    前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記憶装置に記録する機能と、
    前記記憶装置に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する機能と、
    関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記記憶装置から取得し、設定情報として前記記憶装置に記録する機能と、
    前記記憶装置に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える機能と、
    を実現させるプログラムであって、
    前記判別する機能は、前記記憶装置に、送信メールに対する複数の返信メールが受信メールとして記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
    前記切り替える機能は、前記送信メールの内容と、該送信メールに対する複数の返信メールの内容とを同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
    ことを特徴とするプログラム。
  5. 電子メール機能を有する移動体通信端末を制御するコンピュータに、
    前記電子メール機能によって送受信した電子メールのヘッダ情報とメッセージとを対応づけて記憶装置に記録する機能と、
    前記記憶装置に記録された情報に基づいて、関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したか否かを判別する機能と、
    関連する複数の電子メールを送受信する条件が発生したと判別された場合、該条件に該当する送受信メールの情報を前記記憶装置から取得し、設定情報として前記記憶装置に記録する機能と、
    前記記憶装置に記録された設定情報に基づいて、関連する複数の電子メールの送受信状況と、送受信した該関連する複数の電子メールの内容とを同一画面上に表示する表示画面に切り替える機能と、
    を実現させるプログラムであって、
    前記判別する機能は、前記記憶装置に、同一送信者からの関連する複数の受信メールが記録されている場合、前記条件が発生したと判別し、
    前記切り替える機能は、当該複数の受信メールの内容を同一画面上に表示する前記表示画面に切り替える、
    ことを特徴とするプログラム。
JP2007215191A 2007-08-21 2007-08-21 移動体通信端末およびプログラム Expired - Fee Related JP5019321B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007215191A JP5019321B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 移動体通信端末およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007215191A JP5019321B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 移動体通信端末およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009048496A JP2009048496A (ja) 2009-03-05
JP5019321B2 true JP5019321B2 (ja) 2012-09-05

Family

ID=40500636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007215191A Expired - Fee Related JP5019321B2 (ja) 2007-08-21 2007-08-21 移動体通信端末およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5019321B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5849683B2 (ja) * 2011-12-19 2016-02-03 富士通株式会社 情報管理装置、情報管理方法および情報管理プログラム

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3681277B2 (ja) * 1998-04-24 2005-08-10 富士通株式会社 メッセージ処理装置、メッセージ管理方法及びメッセージ管理プログラムを記録した記録媒体
JP2000305867A (ja) * 1999-04-19 2000-11-02 Hitachi Ltd 電子文書回覧システム
JP2005050114A (ja) * 2003-07-28 2005-02-24 Sony Corp 情報配信システム,送信側端末装置,受信側端末装置,プログラムおよび情報配信方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009048496A (ja) 2009-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4886029B2 (ja) 連絡先リスト
WO2014129655A1 (ja) 携帯端末装置、および携帯端末装置の制御方法
JP5139807B2 (ja) プレゼンス表示端末装置およびプレゼンス管理システム
JP2005086624A (ja) 携帯電話機を使用した連絡システム及び携帯電話機、インターネットプロトコルサーバ並びにプログラム。
EP1655932A2 (en) Portable cellular phone, portable cellular phone system, message format controlling method and message format controlling program
JP4502777B2 (ja) 携帯端末装置
JP4548854B2 (ja) 通信端末装置及び通信プログラム
US20050049007A1 (en) Mobile communication terminal and method for one-touch message transmission
WO2003003781A1 (fr) Appareil et systeme fournissant des images
JP5019321B2 (ja) 移動体通信端末およびプログラム
JP5267981B2 (ja) 通信端末装置及びそのプログラム
JP2009135855A (ja) メール送受信機能を有する通信端末、メール返信催促方法およびシステム
JP4493617B2 (ja) 電話機
JP2005018423A (ja) 携帯通信端末
JP2003018660A (ja) 携帯電話メッセージ処理システム、方法及びこれに用いる装置
JP2007114825A (ja) 携帯型情報処理端末及び電子メールアドレス表示方法並びにプログラム
JP4293839B2 (ja) 携帯通信端末
JP2003323380A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラム
JP2008242827A (ja) 着信対応システム
JP7199047B2 (ja) メッセージ送受信アプリケーションソフトウェア
JP4467536B2 (ja) 電話機
WO2006088103A1 (ja) 電子メールシステム
JP2003052071A (ja) 携帯電話装置および通信方法
JP2008210236A (ja) 通信端末装置およびその制御方法
JP4278852B2 (ja) ファクシミリ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100614

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20111226

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120104

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120605

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5019321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150622

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees