JP5018419B2 - モジュール構造体、その製造方法および半導体装置 - Google Patents

モジュール構造体、その製造方法および半導体装置 Download PDF

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Description

本発明はモジュール構造体、その製造方法および半導体装置に関し、特に、熱伝導または電気伝導の介在物として用いられるモジュール構造体、その製造方法、ならびに、そのモジュール構造体を備えた半導体装置に関する。
半導体チップは年々微細化が進んでいる。このため、LSI(Large Scale Integrated circuit)などの半導体集積回路におけるチップ密度が向上し、半導体集積回路の集積度が増加している。ところが、チップ密度が向上すると、電力密度の増加を引き起こし、半導体チップから発せられる熱量が増加するという問題が生じる。
発熱量の増加に対処するために、電気的特性が優れ、放熱性が高いハンダバンプによって半導体チップと回路基板との電気的接続を実現したフリップチップ実装が適用されてきた。さらに、フリップチップ実装に対して、十分な放熱性を確保するためにヒートスプレッダーが用いられてきた。このヒートスプレッダーと半導体チップとの間には熱的な接触を良好にするためにインジウム(In)シート、ポリマーシートなどが用いられている。
ところが、半導体チップの微細化はさらに進んでおり、この発熱量がより顕著に増加することが予想される。このため、今後、これまで以上に十分な放熱性の確保が必須となる。
そこで、放熱性を向上させる方法の1つの例を以下に挙げる。フリップチップ実装において、半導体チップとヒートスプレッダーとの間の介在材料の熱伝導性を高めるとともに、バンプにハンダ材料の代わりとして熱伝導性が高く、高電流密度においてエレクトロマイグレーションが生じない材料を用いることで、放熱性をさらに向上させることができる。
上記に挙げた例に関して適用させる材料として、例えば、電気伝導性および放熱性が優れ、また、撓み性や弾力性なども備えたカーボンナノチューブ(以下の本文および図面にて「CNT(Carbon NanoTube)」と表記する。)が挙げられる。CNT束が敷き詰められてなるシート状の構成物(例えば、特許文献1参照)を、半導体チップとヒートスプレッダーとの間の介在材料やバンプ用の材料に適用すると、十分な放熱性の確保が可能となる。
特開2006−147801号公報
上記のようにCNTを半導体チップとヒートスプレッダーとの間の介在材料やバンプ用の材料として適用して、十分な放熱性を確保するためには、CNTと、発熱体である半導体チップ、ヒートスプレッダーおよび回路基板とをそれぞれ確実に密着させる必要がある。密着性が低下すると、製造された半導体集積回路の製造歩留まりや信頼性の低下につながる。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、発熱体との密着性を向上させ、熱伝導性および電気伝導性を高めるモジュール構造体を提供することを目的とする。
また、本発明は、発熱体との密着性を向上させ、熱伝導性および電気伝導性を高めるモジュール構造体の製造方法を提供することを目的とする。
また、本発明は、このようなモジュール構造体を備えた半導体装置を提供することを目的とする。
本発明では上記課題を解決するために、図1に示すように、基板11と、基板11上に形成され、複数の開口12bを有する封止部材12と、封止部材12と基板11との間に充填された固定材13と、固定材13により端部が固定され、開口12bから突出するカーボンナノチューブ14(図1ではカーボンナノチューブを「CNT」と表記)と、を有することを特徴とするモジュール構造体10が提供される。
このようなモジュール構造体によれば、基板上の封止部材は基板との間に固定材を保持し、カーボンナノチューブは、端部が固定材で固定され、開口から突出して、基板とカーボンナノチューブとの密着性が向上し、カーボンナノチューブの撓み性が維持されるようになる。
また、本発明では上記課題を解決するために、基板上に、前記基板との間に空洞部を有し、複数の開口を有する封止部材を形成する工程と、前記空洞部に固定材を充填する工程と、カーボンナノチューブを前記開口から前記封止部材に嵌入して、前記カーボンナノチューブの端部を前記固定材で固定する工程と、を有することを特徴とするモジュール構造体の製造方法が提供される。
このようなモジュール構造体の製造方法によれば、基板上に、基板との間の空洞部と、複数の開口を有する封止部材が形成され、空洞部に固定材が充填され、カーボンナノチューブが開口から封止部材に嵌入され、カーボンナノチューブの端部が固定材で固定された、モジュール構造体が得られるようになる。
また、本発明では上記課題を解決するために、基板上に、前記基板との間に空洞部を有し、複数の開口を有する封止部材を形成する工程と、前記空洞部内の前記基板上に触媒物質を形成し、前記触媒物質から前記カーボンナノチューブを、前記開口から突出するまで成長させる工程と、前記空洞部に固定材を充填して、前記カーボンナノチューブの端部を固定する工程と、を有することを特徴とするモジュール構造体の製造方法が提供される。
このようなモジュール構造体の製造方法によれば、基板上に、基板との間に空洞部と、複数の開口を有する封止部材が形成され、空洞部内の基板上に触媒物質を形成し、触媒物質からカーボンナノチューブを、開口から突出するまで成長させて、空洞部に固定材を充填して、カーボンナノチューブの端部が固定されたモジュール構造体が得られるようになる。
また本発明では上記課題を解決するために、半導体チップと、前記半導体チップと接続されたヒートスプレッダーとを有し、前記ヒートスプレッダーは、前記ヒートスプレッダー上に形成され、複数の開口を有する封止部材と、前記封止部材と前記ヒートスプレッダーとの間に充填された固定材と、前記固定材により端部が固定され、前記開口から突出するカーボンナノチューブと、を有し、前記カーボンナノチューブを介して、前記半導体チップと接続されることを特徴とする半導体装置が提供される。
このような半導体装置では、ヒートスプレッダー上の封止部材はヒートスプレッダーとの間に固定材を保持し、カーボンナノチューブは、端部が固定材で固定され、開口から突出して、ヒートスプレッダーとカーボンナノチューブとの密着性が向上し、カーボンナノチューブと半導体チップとの間でカーボンナノチューブの撓み性が維持されるようになる。
本発明では、基板上の封止部材は基板との間に固定材を保持し、カーボンナノチューブは端部が固定材で固定され、開口から突出して、基板とカーボンナノチューブとの密着性が向上し、カーボンナノチューブの撓み性を維持するようになる。これにより、熱を外部へ効率よく放散でき、信頼性が向上する。
以下、本発明の実施の形態として、本発明の概要を、その後に本発明の概要を踏まえた実施の形態について、図面を参照しながら説明する。但し、本発明の技術的範囲はこれらの実施の形態に限定されるものではない。
まず、本発明の概要について説明する。
図1は、本発明のモジュール構造体の概要を示し、(A)は斜視模式図、(B)は断面模式図である。なお、(B)の断面模式図は、基板11のいずれかの辺と平行にモジュール構造体10を切断した断面を模式的に示している。
モジュール構造体10は、図1(A)に示すように、基板11上に、開口12bが形成された封止部材12を備えており、開口12bからCNT14が突出している。さらに、モジュール構造体10において、図1(B)に示すように、基板11上の封止部材12は、開口12bに加えて内部に空洞部12aが形成されており、空洞部12a内に固定材13が充填されている。
すなわち、モジュール構造体10では、封止部材12は内部の空洞部12aに固定材13を保持することができ、CNT14の端部が固定材13で固定されるとともに、CNT14を開口12bから突出させることができる。したがって、基板11とCNT14との密着性を向上させるとともに、CNT14の撓み性を維持することができる。このため、このような構成のモジュール構造体10を、発熱体と、例えば、ヒートスプレッダーや回路基板などの構成物との間に設置すると、発熱体と構成物との間の密着性を高め、熱的および電気的接続を維持したまま、発熱体から発せられる熱を外部へ効率よく放散することができる。また、モジュール構造体10は発熱体と構成物との間に組み込むだけで設置することができるため、ハンダバンプの形成時のような回路基板との熱膨張差による亀裂などが生じることはない。
次に、実施の形態について説明する。
実施の形態では、第1の実施の形態として、本発明の概要を踏まえたモジュール構造体について、第2の実施の形態として、本発明を踏まえたモジュール構造体の別の構成例について、第3の実施の形態では、このようなモジュール構造体を備えた半導体装置についてそれぞれ説明する。
まず、第1の実施の形態について図面を参照して説明する。
図2は、第1の実施の形態におけるモジュール構造体の断面模式図である。なお、この断面模式図は、図1と同様に、CNT24およびカーボンシート21のいずれかの辺と平行にモジュール構造体20を切断した面の断面を模式的に示している。
モジュール構造体20は、カーボンシート21上に、内部の空洞部22aに充填させたBCB(ベンゾシクロブテン:BenzoCycloButen)樹脂23と開口窓22bとを有する封止部材22を備えており、CNT24が開口窓22bから封止部材22の外部に突出しているとともに、CNT24の端部が空洞部22a内でBCB樹脂23にて固定されている。
次に、モジュール構造体20の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図3,4,5は第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の製造工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図、図6は第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の空洞部へのBCB樹脂の充填工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図、図7は第1の実施の形態のカーボンナノチューブの製造工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。なお、図3〜図6の各(B)の断面模式図は、図1と同様に、カーボンシート21のいずれかの辺に対して平行にモジュール構造体20を切断した面の断面を模式的に示している。
まず、図3を参照しながら説明する。基板としてカーボンシート21を用意する。基板は、電気伝導性を有する材料で構成されていればよく、第1の実施の形態では、そのような材料の1例として、炭素(C)元素から構成されるカーボンシート21を用いた。
続いて、モノシラン(SiH4)、アンモニア(NH3)および窒素(N)を反応ガスとして、基板温度を250℃程度、圧力を1Torr程度の条件のもと、プラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)法により、カーボンシート21上に、厚さが1μm程度の窒化シリコン(SiN)膜を成膜する。
続いて、SiN膜上に、レジスト材(図示を省略)を形成する。そして、レジスト材をマスクとして、緩衝フッ酸(HF)水溶液を用いたウェットエッチングにてパターン化したSiN膜22cを形成する。なお、図3(A)の破線は、SiN膜22cが破線に沿って存在していることを意味する。
続いて、SiH4および酸素(O)を反応ガスとして、基板温度を300℃程度、圧力を0.15Torr程度の条件のもと、LP(Low Pressure)−CVD法により、SiN膜22c上に、厚さが500nm程度の二酸化シリコン(SiO2)膜(図示を省略)を成膜する。
続いて、SiO2膜上にレジスト材(図示を省略)を形成する。そして、レジスト材をSiN膜22cを覆うマスクとして、緩衝HF水溶液を用いたウェットエッチングにてパターン化した封止部材22を形成する。以上、図3に示す構成が形成される。
次いで、図4を参照しながら説明する。SiO2膜をパターン化した封止部材22上にレジスト材22dを形成する。レジスト材22dをマスクとして、緩衝HF水溶液を用いたウェットエッチングにて開口窓パターンを格子状に形成する。以上、図4に示す構成が形成される。
次いで、図5を参照しながら説明する。開口窓パターンをマスクとして開口窓22bを形成すると同時に、封止部材22の直下に形成されていたSiN膜22cを、エッチングレート差を利用してすべて除去して、封止部材22内部に空洞部22aを形成する。以上、図5に示す構成が形成される。
次いで、図6を参照しながら説明する。封止部材22内部に形成した空洞部22aに固定材としてBCB樹脂23を流し込む。なお、固定材は、粘性が低いものであればよく、第1の実施の形態では、そのような材料の1例としてBCB樹脂23を用いた。その他、シリコン(Si)系、エポキシ系、アクリル系、ハンダなどの固定材を用いても同様の効果が得られる。また、BCB樹脂23を流し込む方法としては、例えば、封止部材22に別途形成した入口部(図示を省略)、出口部(図示を省略)に筆を宛がって、BCB樹脂23を塗布し毛細管現象を利用して流し込む手段などが考えられる。以上、図6に示す構成が形成される。
次いで、図7を参照しながら説明する。一方、これまでの製造工程とは別に、基板としてSi基板24aを用意する。基板は、後に基板に成膜する触媒膜24bを剥がすことがができればよく、第1の実施の形態では、そのような材料の1例としてSi基板24aを用いた。
続いて、Si基板24a上にそれぞれの厚さが5nm程度のアルミニウム(Al)および2nm程度の鉄(Fe)の合金膜をスパッタ法にて蒸着しリフトオフによりパターン化して、触媒膜24bを形成する。
続いて、プロセスガスとしてアセチレン(C22)ガス、キャリアガスとしてアルゴン(Ar)ガスまたは水素(H)ガスを用いて、例えば、圧力を100Pa程度、成長温度を600℃程度の条件のもと、CVD法により、CNT24を成長させる。なお、CNT24の長さは成長時間によって制御可能であり、第1の実施の形態では、例えば、100μm程度の長さに成長させる。以上、図7に示す構成が形成される。
最後に、図2を参照しながら説明する。図6で得られたカーボンシート21側に対して、図7で得られたCNT24側を対向させる。
続いて、ボンダー装置を用いてそれらを貼り合わせる。圧力を掛けながら貼り合わせる段階で、CNT24の一部は開口窓22bから封止部材22内部へ嵌合される。そして、CNT24がBCB樹脂23を通過し、CNT24の端部がカーボンシート21の底面に接触したところで、BCB樹脂23を硬化して、CNT24を接着させる。また残りのCNT24は、封止部材22の開口窓22b以外の面と接触する。そして、Si基板24aおよび触媒膜24bを剥がす。
以上の製造工程によって、図2に示すような、カーボンシート21上に、内部の空洞部22aに充填させたBCB樹脂23と開口窓22bとを有する封止部材22を備えており、CNT24の端部がBCB樹脂23で固定されて、CNT24が開口窓22bから突出したモジュール構造体20を製造することができる。
したがって、カーボンシート21とCNT24との密着性を向上させるとともに、CNT24の撓み性を維持することができる。このため、このような構成のモジュール構造体20を、発熱体と、例えば、ヒートスプレッダーや回路基板などの構成物との間に設置すると、発熱体と構成物との間の密着性を高め、熱的および電気的接続を維持したまま、発熱体から発せられる熱を外部へ効率よく放散することができる。また、モジュール構造体20は、半導体チップと、ヒートスプレッダーやプリント配線基板などに損傷を与えずに容易に設置することができる。このため、半導体装置に限らずその他の電子部品などに幅広く利用することができる。
次に、第2の実施の形態について図面を参照して説明する。
第1の実施の形態では、基板側とCNT側とを別に製造して、張り合わせて基板側にCNTを転写させてモジュール構造体を製造する場合を例に挙げて説明した。一方、第2の実施の形態では、基板側に直接CNTを作りこむことでモジュール構造体を製造する場合を例に挙げて説明する。
図8は、第2の実施の形態におけるモジュール構造体の断面模式図である。なお、この断面模式図は、上述と同様に、ヒートスプレッダー31のいずれかの辺に対して平行にモジュール構造体30を切断した面の断面を模式的に示している。
モジュール構造体30は、ヒートスプレッダー31上に、内部の空洞部32aに充填させたBCB樹脂33と開口窓32bとを有する封止部材32を備えており、開口窓32bの下に形成した触媒膜34から成長させたCNT35が開口窓32bから排出し、CNT35の端部および触媒膜34がBCB樹脂33にて固定されている。
次に、モジュール構造体30の製造方法について図面を参照しながら説明する。なお、モジュール構造体30の製造方法は、第1の実施の形態の図3から図5までは同様の製造工程である。したがって、図5の次の製造工程から以下に説明することにする。
図9,10は、第2の実施の形態のモジュール構造体の触媒膜の製造工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。なお、この断面模式図は、上述と同様に、ヒートスプレッダー31のいずれかの辺に対して平行にモジュール構造体30を切断した面の断面を模式的に示している。
まず、図9を参照しながら説明する。内部に空洞部32aおよび開口窓32bを備える封止部材32に対して、開口窓パターンが格子状に形成されたレジスト材32dを形成する。
続いて、厚さが5nm程度のAlおよび2nm程度のFeの合金膜をスパッタ法にて蒸着し、レジスト材32d上および開口窓32bの下のヒートスプレッダー31上に触媒膜34を成膜する。以上、図9に示す構成が形成される。
次いで、図10を参照しながら説明する。触媒膜34の成膜後、レジスト材32dおよびレジスト材32d上の触媒膜34を除去する。以上、図10に示す構成が形成される。
最後に、図8を参照しながら説明する。不要なレジスト材32dおよび触媒膜34の除去後、第1の実施の形態と同様に、プロセスガスとしてC22ガス、キャリアガスとしてArガスまたはHガスを用いて、例えば、圧力を100Pa程度、成長温度を600℃程度の条件のもと、CVD法により、触媒膜34からCNT35を成長させる。なお、CNT35の長さは成長時間によって制御可能であり、第1の実施の形態と同様に、例えば、100μm程度の長さに成長させる。
続いて、第1の実施の形態と同様にして、封止部材32内部に形成した空洞部32aにBCB樹脂33を流し込み、BCB樹脂33を硬化して、触媒膜34およびCNT35の根本を接着させる。
以上の製造工程によって、図8に示すような、ヒートスプレッダー31上に、内部の空洞部32aに充填させたBCB樹脂33と開口窓32bとを有する封止部材32を備えており、開口窓32bの下に形成した触媒膜34から成長させたCNT35が開口窓32bから排出し、触媒膜34およびCNT35の根本がBCB樹脂33にて固定されたモジュール構造体30を製造することができる。
したがって、このような構成をなすモジュール構造体30において、封止部材32の開口窓32bからCNT35を排出して、CNT35の根本がBCB樹脂33で固定されるため、CNT35とヒートスプレッダー31との密着性が向上し、CNT35の撓み性が維持される。この結果、モジュール構造体30が形成されたヒートスプレッダー31が半導体チップに設置されると、半導体チップの発熱を効率よく外部へ放散することができる。
次に、第3の実施の形態について図面を参照して説明する。
第3の実施の形態は、第1および第2の実施の形態で説明したモジュール構造体を備えた半導体装置の場合を例に挙げて説明する。
図11は、第3の実施の形態のモジュール構造体を備えた半導体装置の断面模式図である。なお、この断面模式図も、第1および第2の実施の形態のモジュール構造体の断面模式図と同様に、半導体装置40を切断した面の断面を模式的に示している。
半導体装置40は、プリント配線基板45上に、電気的接続を実現するCNT配線44aを介して回路基板44が形成されている。さらに、回路基板44上に、同様に電気的接続を実現するCNT配線43aを介して半導体チップ41が配置している。そして、半導体チップ41を覆うように、回路基板44上にヒートスプレッダー43が形成されている。さらに、半導体装置40では、第1の実施の形態で説明したように、ヒートスプレッダー43の半導体チップ41と対向する面にモジュール構造体42が形成されている。
このような半導体装置40では、半導体チップ41が発熱するとモジュール構造体42を介して半導体チップ41の上面からの熱が伝導し、ヒートスプレッダー43から放散される。なお、図示はしないが、放熱するヒートスプレッダー43の近傍に、空気を送出する送風ファンを設けることで、モジュール構造体42からヒートスプレッダー43の放熱性を向上させることができる。
上記については単に本発明の原理を示すものである。さらに、多数の変形、変更が当業者にとって可能であり、本発明は上記に示し、説明した正確な構成および応用例に限定されるものではなく、対応するすべての変形例および均等物は、添付の請求項およびその均等物による本発明の範囲とみなされる。
本発明のモジュール構造体の概要を示し、(A)は斜視模式図、(B)は断面模式図である。 第1の実施の形態におけるモジュール構造体の断面模式図である。 第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の製造工程(その1)における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の製造工程(その2)における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の製造工程(その3)における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第1の実施の形態のモジュール構造体の封止部材の空洞部へのBCB樹脂の充填工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第1の実施の形態のカーボンナノチューブの製造工程における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第2の実施の形態におけるモジュール構造体の断面模式図である。 第2の実施の形態のモジュール構造体の触媒膜の製造工程(その1)における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第2の実施の形態のモジュール構造体の触媒膜の製造工程(その2)における、(A)は平面模式図、(B)は断面模式図である。 第3の実施の形態のモジュール構造体を備えた半導体装置の断面模式図である。
符号の説明
10 モジュール構造体
11 基板
12 封止部材
12a 空洞部
12b 開口
13 固定材
14 CNT

Claims (7)

  1. 基板と、
    前記基板上に形成され、複数の開口を有する封止部材と、
    前記封止部材と前記基板との間に充填された固定材と、
    前記固定材により端部が固定され、前記開口から突出するカーボンナノチューブと、
    を有することを特徴とするモジュール構造体。
  2. 前記開口に対応する前記基板上に触媒物質をさらに有し、
    前記カーボンナノチューブが前記触媒物質から成長し、前記カーボンナノチューブの端部と前記触媒物質とを前記固定材で固定することを特徴とする請求項1記載のモジュール構造体。
  3. 前記基板はヒートスプレッダーであることを特徴とする請求項2記載のモジュール構造体。
  4. 基板上に、前記基板との間に空洞部を有し、複数の開口を有する封止部材を形成する工程と、
    前記空洞部に固定材を充填する工程と、
    カーボンナノチューブを前記開口から前記封止部材に嵌入して、前記カーボンナノチューブの端部を前記固定材で固定する工程と、
    を有することを特徴とするモジュール構造体の製造方法。
  5. 基板上に、前記基板との間に空洞部を有し、複数の開口を有する封止部材を形成する工程と、
    前記空洞部内の前記基板上に触媒物質を形成し、前記触媒物質から前記カーボンナノチューブを、前記開口から突出するまで成長させる工程と、
    前記空洞部に固定材を充填して、前記カーボンナノチューブの端部を固定する工程と、
    を有することを特徴とするモジュール構造体の製造方法。
  6. 前記封止部材を形成する工程は、
    前記基板上に第1の部材を形成する工程と、
    前記第1の部材を覆う第2の部材を形成する工程と、
    前記第2の部材に前記開口を形成する工程と、
    前記開口を介して、前記第1の部材を除去し、前記空洞部を形成する工程と、
    により実行されることを特徴とする請求項4または5に記載のモジュール構造体の製造方法。
  7. 半導体チップと、
    前記半導体チップと接続されたヒートスプレッダーとを有し、
    前記ヒートスプレッダーは、
    前記ヒートスプレッダー上に形成され、複数の開口を有する封止部材と、
    前記封止部材と前記ヒートスプレッダーとの間に充填された固定材と、
    前記固定材により端部が固定され、前記開口から突出するカーボンナノチューブと、を有し、
    前記カーボンナノチューブを介して、前記半導体チップと接続されることを特徴とする半導体装置。
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