JP5018085B2 - 動き予測補償方法及び動き予測補償装置 - Google Patents

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Description

本発明は、動き予測補償方法及び動き予測補償装置に関し、例えばMPEG、H.26x等のように、離散コサイン変換若しくはカルーネン・レーベ変換等の直交変換と動き補償によって圧縮された画像情報(ビットストリーム)を、衛星放送、ケーブルTV、インターネット、携帯電話などのネットワークメディアを介して受信する際に、若しくは光、磁気ディスク、フラッシュメモリのような記憶メディア上で処理する際に用いられる画像情報符号化装置に適用して好適なものである。
本出願は、日本国において2004年6月29日に出願された日本特許出願番号2004−191937を基礎として優先権を主張するものであり、この出願は参照することにより、本出願に援用される。
例えば、特開2004−56827号公報等に示されているように、近年、画像情報をデジタルとして取り扱い、その際、効率の高い情報の伝送、蓄積を目的とし、画像情報特有の冗長性を利用して、離散コサイン変換等の直交変換と動き補償により圧縮するMPEGなどの方式に準拠した装置が、放送局などの情報配信、及び一般家庭における情報受信の双方において普及しつつある。
特に、MPEG2(ISO/IEC 13818−2)は、汎用画像符号化方式として定義されており、飛び越し走査画像及び順次走査画像の双方、並びに標準解像度画像及び高精細画像を網羅する標準で、プロフェッショナル用途及びコンシューマー用途の広範なアプリケーションに現在広く用いられている。MPEG2圧縮方式を用いることにより、例えば720×480画素を持つ標準解像度の飛び越し走査画像であれば4〜8Mbps、1920×1088画素を持つ高解像度の飛び越し走査画像であれば18〜22Mbpsの符号量(ビットレート)を割り当てることで、高い圧縮率と良好な画質の実現が可能である。
MPEG2は主として放送用に適合する高画質符号化を対象としていたが、MPEG1より低い符号量(ビットレート)、つまりより高い圧縮率の符号化方式には対応していなかった。携帯端末の普及により、今後そのような符号化方式のニーズは高まると思われ、これに対応してMPEG4符号化方式の標準化が行われた。画像符号化方式に関しては、1998年12月にISO/IEC 14496−2としてその規格が国際標準に承認された。
更に、近年、当初テレビ会議用の画像符号化を目的として、H.26L(ITU−T Q6/16 VCEG)という標準の規格化が進んでいる。H.26LはMPEG2やMPEG4といった従来の符号化方式に比べ、その符号化、復号化により多くの演算量が要求されるものの、より高い符号化効率が実現されることが知られている。また、現在、MPEG4の活動の一環として、このH.26Lをベースに、H.26Lではサポートされない機能をも取り入れ、より高い符号化効率を実現する標準化がJoint Model of Enhanced−Compression Video Codingとして行われている。標準化のスケジュールとしては、2003年3月にはH.264及びMPEG−4 Part10(Advanced Video Coding:以下AVCという)という名の元に国際標準となった。
AVC規格に基づいた画像圧縮情報DPCを出力とする画像情報符号化装置100の構成例を図1のブロック図に示す。
この画像情報符号化装置100は、入力となる画像信号Sinが供給されるA/D変換装置1、このA/D変換装置101によりデジタル化された画像データが供給される画面並べ替えバッファ102、この画面並べ替えバッファ102から読み出された画像データが供給される加算器103、イントラ予測装置112及び動き予測補償装置113、上記加算器103の出力が供給される直交変換装置104、この直交変換装置104の出力が供給される量子化装置105、この量子化装置105の出力が供給される可逆符号化装置106及び逆量子化装置108、上記 可逆符号化装置106の出力が供給される蓄積バッファ107、上記逆量子化装置108の出力が供給される逆直交変換装置109、この逆直交変換装置109の出力が供給されるデブロックフィルタ110、このデブロックフィルタ110の出力が供給されるフレームメモリ111、上記蓄積バッファ107の出力が供給されるレート制御装置114等からなる。
この画像情報符号化装置100において、入力となる画像信号は、まず、A/D変換装置101においてデジタル信号に変換される。次に、出力となる画像圧縮情報DPCのGOP(Group of Pictures)構造に応じ、画面並べ替えバッファ102においてフレームの並べ替えが行われる。イントラ符号化が行われる画像に関しては、入力画像と、イントラ予測装置112により生成される画素値の差分情報が直交変換装置104に入力され、ここで離散コサイン変換、カルーネン・レーベ変換等の直交変換が施される。直交変換装置104の出力として得られる変換係数は、量子化装置105において量子化処理が施される。量子化装置105の出力として得られる量子化された変換係数は、可逆変換装置106に入力され、ここで可変長符号化、算術符号化等の可逆符号化が施された後、蓄積バッファ107に蓄積され、画像圧縮情報DPCとして出力される。量子化装置105の挙動はレート制御装置114によって制御される。同時に、量子化装置105の出力として得られる量子化された変換係数は、逆量子化装置108に入力され、更に逆直交変換装置109において逆直交変換処理が施されて、復号化画像情報となり、デブロックフィルタ110においてブロック歪の除去が施された後、その情報はフレームメモリ111に蓄積される。イントラ予測装置112において、当該ブロック/マクロブロックに対して適用されたイントラ予測モードに関する情報は、可逆符号化装置106に伝送され、画像圧縮情報DPCにおけるヘッダ情報の一部として符号化される。
インター符号化が行われる画像に関しては、まず、画像情報は動き予測補償装置113に入力される。同時に参照となる画像情報がフレームメモリ111より取り出され、動き予測補償処理を施され、参照画像情報が生成される。参照画像情報は加算器103に送られ、ここで当該画像情報との差分信号へ変換される。動き予測補償装置113は、同時に動きベクトル情報を可逆符号化装置106に出力し、その情報は可変長符号化、算術符号化といった可逆符号化処理が施され、画像圧縮情報DPCのヘッダ部に挿入される情報を形成する。その他の処理はイントラ符号化を施される画像圧縮情報DPCと同様である。
図2に、離散コサイン変換若しくはカルーネン・レーベ変換等の直交変換と動き補償により画像圧縮を実現する画像情報復号化装置150の構成例のブロック図を示す。
この画像情報復号化装置150は、画像圧縮情報DPCが供給される蓄積バッファ115、この蓄積バッファ115から読み出された画像圧縮情報DPCが供給される可逆符号化装置116、この可逆符号化装置116の出力が供給される逆量子化装置117、この逆量子化装置117の出力が供給される逆直交変換装置118、この逆直交変換装置118の出力が供給される加算器119、この加算器119の出力がデブロックフィルタ125を介して供給される画面並べ替えバッファ120及びフレームメモリ122、上記画面並べ替えバッファ120の出力がD/A変換装置121、上記フレームメモリ122の出力が供給される動き予測補償装置123及びイントラ予測装置124等からなる。
この画像情報復号化装置150において、入力となる画像圧縮情報DPCは、まず、蓄積バッファ115に格納された後、可逆復号化装置116に転送される。ここで、定められた画像圧縮情報DPCのフォーマットに基づき、可変長復号化、算術復号化等の処理が行われる。同時に、当該フレームがイントラ符号化されたものである場合、可逆復号化装置116においては、画像圧縮情報DPCのヘッダ部に格納されたイントラ予測モード情報をも復号化し、その情報をイントラ予測装置124へ伝送する。当該フレームがインター符号化されたものである場合、可逆復号化装置116においては、画像圧縮情報DPCのヘッダ部に格納された動きベクトル情報をも復号化し、その情報を動き予測補償装置123へ転送する。
可逆復号化装置116の出力として得られる量子化された変換係数は、逆量子化装置117に入力され、ここで変換係数として出力される。変換係数は、逆直交変換装置118において、定められた方式に基づき、4次の逆直交変換が施される。当該フレームがイントラ符号化されたものである場合には、逆直交変換処理が施された画像情報は、イントラ予測装置124において生成された予測画像との合成が加算器119において行われ、更に、デブロックフィルタ125においてブロック歪の除去が施された後、画面並べ替えバッファ120に格納され、D/A変換装置121によりD/A変換処理されて出力信号Soutとされる。
当該フレームがインター符号化されたものである場合には、可逆復号化処理が施された動きベクトル情報、及びフレームメモリ122に格納された画像情報を元に参照画像が生成され、この参照画像と、逆直交変換装置118の出力とが、加算器120において合成される。その他の処理はイントラ符号化されたフレームと同様である。
ところで、図1に示した画像情報符号化装置において、高い圧縮効率を実現するために、動き予測補償装置112が重要な役割を果たす。AVC符号化方式においては、以下に述べる3つの方式を導入することで、従来のMPEG2・4等の画像符号化方式と比較して高い圧縮効率を実現している。すなわち、第一の方式はマルチプルリファレンスフレーム(Multiple Reference Frame)、第二の方式は、可変動き予測補償ブロックサイズ、第三の方式は、FIRフィルタを用いた、1/4画素精度の動き補償である。
まず、AVC符号化方式で規定されているマルチプルリファレンスフレームについて述べる。
AVCにおいては、図3に示すとおり、あるフレームの画像Forgに対し複数フレームの参照画像Frefを持ち、それぞれの動き補償ブロック毎に、複数フレームの参照画像Freのどれを用いるかを指定することが可能である。
これは、例えば、直前のフレームにおいては、オクルージョン(occlusion)により、参照すべきブロックが存在しない場合でも、過去に遡って参照を行うことで、符号化効率の低下を防ぐことが可能となる。すなわち、参照画で本来サーチして欲しい領域が前景によって隠れてしまった場合にも、違う参照画ではその画が隠れていない場合、そちらを参照すれば動き予測補償を行うことができる。
また、参照となる画像にフラッシュが存在した場合、このフレームを参照することにより符号化効率は著しく低下するが、この場合も、過去に遡って参照を行うことで、符号化効率の低下を防ぐことが可能となる。
次に、AVC符号化方式で規定されている、可変ブロックサイズについて述べる。
AVC符号化方式においては、図4A,図4B,図4C,図4Dにマクロブロックパーティションを示すように、一つのマクロブロックMBは16×16,16×8,8×16もしくは8×8のいずれかの動き補償ブロックに分割し、それぞれの動き補償ブロックで独立に動きベクトル及び参照フレームを持つことが可能であり、更に、図5A,図5B,図5C,図5Dにサブマクロブロックパーティションを示すように、8×8動き補償ブロックに関しては、それぞれのパーティションを8×8,8×4,4×8もしくは4×4のいずれかのサブパーティションに分割することが可能である。各マクロブロックMBにおいて、それぞれの動き補償ブロックは、別個の動きベクトル情報を持つことが可能である。
次に、AVC符号化方式で規定されている1/4画素精度の動き補償処理について述べる。
以下では、図6を用いて、1/4画素精度の動き補償処理について説明する。
AVC符号化方式では、1/2画素精度の画素値を生成するため、次の式1に示すようなフィルタ係数を有する6タップのFIR(Finite Impulse Response)フィルタが定義されている。

{1,−5,20,20,−5,1} (式1)

図6に示す画素値b,hに対する動き補償(補間)に関しては、式1のフィルタ係数を用いて、まず式2に示すように積和演算を行う。

b=(E−5F+20G+20H−5H+J)
h=(A−5C+20G+20M−5R+T) (式2)

その後式3に示す処理を行う。

b=Clip1((b+16)>>5) (式3)

ここでClip1は(0,255)間でのクリップ処理を示す。また。>>5は、5ビットシフトすなわち2の除算を示す。
また、画素値jに関しては、b,hと同様の手法で画素値aa,bb,cc,dd,ee,ff,gg,hhを生成した後、式4に示すように積和演算が施され、式5に示すようなクリップ処理によって算出される。
る。

j=cc−5dd+20h+20m−5ee+ff

若しくは (式4)

j=aa−5bb+20b+20s−5gg+hh

j=Clip1((j+512)>>10) (式5)


画素値a,c,d,n,f,i,k,qに関しては、次の式6に示すように、整数画素精度の画素値と、1/2画素精度の画素値の線形内挿により求められる。

a=(G+b+1)>>1
c=(H+b+1)>>1
d=(G+h+1)>>1
n=(M+h+1)>>1
f=(b+j+1)>>1
i=(h+j+1)>>1 (式6)
k=(j+m+1)>>1
q=(j+s+1)>>1


また、画素値e,g,pに関しては、次の式7に示すように、1/2画素精度の画素値を用いた線形内挿により求められる。

e=(b+h+1)>>1
g=(b+m+1)>>1 (式7)
p=(h+s+1)>>1

ところで、図1に示した画像情報符号化装置100では、動きベクトルの探索に多くの演算量を要する。実時間動作する装置を構築するためには、画質劣化を最小限に抑えながら、動きベクトル探索に要する演算量を如何に削減するかが鍵となる。
しかしながら、AVC符号化方式では、先に述べたように、マルチプルリファレンスフレーム、可変動き予測補償ブロックサイズ、及び、1/4画素精度の動き補償が許されているため、候補参照フレームの数が増えてくると、動き予測補償におけるリファインメント(Refinement)処理でも重くなってしまう。リファインメント(Refinement)処理では、階層サーチで荒くサーチした後、本来のスケールに戻して、階層サーチの結果得られたベクトルの周辺をサーチする。
さらに、画像符号化装置(H/W化)を考えた場合には、マクロブロック内の全てのブロックサイズに対して参照フレーム毎に、動き探索処理を行うため、メモリーへのアクセスが頻繁になるため、場合によってはメモリー帯域をあげる必要が出てくる。
そこで、本発明の目的は、上述の如き従来の問題点に鑑み、AVC等の画像符号化方式に基づく画像圧縮情報を出力する画像情報符号化装置において、動きベクトル探索の高速化や、メモリアクセスの低減を実現することにある。
本発明は、上述した課題を解決するために、複数フレームの参照画像を持ち、連続するフレーム画像のうち処理対象の対象フレーム画像を分割してなるそれぞれの動き補償ブロック毎に、複数フレームの参照画像のどれを用いるかを指定して、階層探索に基づく動きベクトルの探索を行う動き予測補償方法であって、上記動き補償ブロックの画素サイズのうち、最上位層とすべき最も大きい上記画素サイズでなる上記動き補償ブロックの画素を間引くことにより、所定の縮小率でなる下位層の縮小画像を生成する階層化ステップと、任意の重み付けを行った参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさより算出される評価指標と、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値を用いて、上記階層化ステップにおいて生成された縮小画像上で動きベクトルを探索する第1の動き予測補償ステップと、縮小前の画像について、上記第1の動き予測補償ステップで探索された動きベクトルにより指定される所定の検索範囲を用いて、動きベクトルを探索して動き予測補償を行う第2の動き予測補償ステップとを備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数フレームの参照画像を持ち、連続するフレーム画像のうち処理対象の対象フレーム画像を分割してなるそれぞれの動き補償ブロック毎に、複数フレームの参照画像のどれを用いるかを指定して、階層探索に基づく動きベクトルの探索を行う動き予測補償装置であって、上記動き補償ブロックの画素サイズのうち、最上位層とすべき最も大きい上記画素サイズでなる上記動き補償ブロックの画素を間引くことにより、所定の縮小率でなる下位層の縮小画像を生成する階層化手段と、任意の重み付けを行った参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさより算出される評価指標と、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値を用いて、上記階層化手段により生成された縮小画像上で動きベクトを探索する第1の動き予測補償手段と、縮小前の画像について、上記第1の動き予測補償手段により探索された動きベクトルにより指定される所定の検索範囲を用いて、動きベクトルを探索して動き予測補償を行う第2の動き予測補償手段とを備えることを特徴とする。
本発明の更に他の目的、本発明によって得られる具体的な利点は、以下に説明される実施の形態の説明から一層明らかにされる。
図1は、離散コサイン変換若しくはカルーネン・レーベ変換等の直交変換と動き補償により画像圧縮を実現する画像情報符号化装置の構成を示すブロック図である。 図2は、離散コサイン変換若しくはカルーネン・レーベ変換等の直交変換と動き補償により画像圧縮を実現する画像情報復号化装置の構成を示すブロック図である。 図3は、AVC符号化方式で規定されているマルチプルリファレンスフレームの概念を示した図である。 図4A,図4B,図4C及び図4Dは、AVC符号化方式で規定されている、可変ブロックサイズに基づく動き補償処理におけるマクロブロックパーティションを示す図である。 図5A,図5B,図5C及び図5Dは、AVC符号化方式で規定されている、可変ブロックサイズに基づく動き補償処理におけるサブマクロブロックパーティションを示す図である。 図6は、AVC符号化方式で規定されている、1/4画素精度の動き補償処理を説明するための図である。 図7は、本発明を適用した画像情報符号化装置の構成を示すブロック図である。 図8は、上記画像情報符号化装置における間引き装置の動作原理を示した図である。 図9は、動き予測補償装置(1/N解像度)における碁の目サンプリングを説明するための図である。 図10は、上記画像情報符号化装置における縮小画と参照画の関係の一例を示した図である。 図11A及び図11Bは、上記画像情報符号化装置における複数のMB帯の区切り方の一例を示した図である。 図12は、上記画像情報符号化装置における画像処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、メモリアクセスの低減の様子を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、本発明は以下の例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、任意に変更可能であることは言うまでもない。
本発明は、例えば図7に示すような構成の画像情報符号化装置20に適用される。
すなわち、図7に示す画像情報符号化装置20は、入力となる画像信号Sinが供給されるA/D変換装置1、このA/D変換装置1によりデジタル化された画像データが供給される画面並べ替えバッファ2、この画面並べ替えバッファ2から読み出された画像データが供給される加算器3、イントラ予測装置16及び動き予測補償装置17、上記加算器3の出力が供給される直交変換装置4、この直交変換装置4の出力が供給される量子化装置5、この量子化装置5の出力が供給される可逆符号化装置6及び逆量子化装置8、上記可逆符号化装置6の出力が供給される蓄積バッファ7、この蓄積バッファ7の出力が供給されるレート制御装置18、上記逆量子化装置8の出力が供給される逆直交変換装置9、この逆直交変換装置9の出力が供給されるデブロックフィルタ10、このデブロックフィルタ110の出力が供給されるフレームメモリ(フル解像度)11、上記フレームメモリ(フル解像度)11の出力が供給される間引き装置12、この間引き装置12の出力が供給されるフレームメモリ(1/N解像度)13、このフレームメモリ(1/N解像度)13の出力が供給される動き予測補償装置(フル解像度)14、この動き予測補償装置(フル解像度)14に接続された参照フレーム決定装置15等を備えてなる。
この画像情報符号化装置20において、入力となる画像信号Sinは、まず、A/D変換装置101においてデジタル信号に変換される。次に、出力となる画像圧縮情報DPCのGOP(Group of Pictures)構造に応じ、画面並べ替えバッファ2においてフレームの並べ替えが行われる。イントラ符号化が行われる画像に関しては、入力画像と、イントラ予測装置16により生成される画素値の差分情報が直交変換装置4に入力され、ここで離散コサイン変換、カルーネン・レーベ変換等の直交変換が施される。
直交変換装置4の出力として得られる変換係数は、量子化装置5において量子化処理が施される。量子化装置5の出力として得られる量子化された変換係数は、可逆変換装置6に入力され、ここで可変長符号化、算術符号化等の可逆符号化が施された後、蓄積バッファ7に蓄積され、画像圧縮情報DPCとして出力される。量子化装置5の挙動はレート制御装置18によって制御される。同時に、量子化装置5の出力として得られる量子化された変換係数は、逆量子化装置8に入力され、更に逆直交変換装置9において逆直交変換処理が施されて、復号化画像情報となり、デブロックフィルタ10においてブロック歪の除去が施された後、その情報はフレームメモリ11に蓄積される。イントラ予測装置16において、当該ブロック/マクロブロックに対して適用されたイントラ予測モードに関する情報は、可逆符号化装置6に伝送され、画像圧縮情報DPCにおけるヘッダ情報の一部として符号化される。
インター符号化が行われる画像に関しては、まず、画像情報は動き予測補償装置17に入力される。同時に参照となる画像情報がフレームメモリ11より取り出され、動き予測補償処理を施され、参照画像情報が生成される。参照画像情報は加算器3に送られ、ここで当該画像情報との差分信号へ変換される。動き予測補償装置17は、同時に動きベクトル情報を可逆符号化装置6に出力し、その情報は可変長符号化、算術符号化といった可逆符号化処理が施され、画像圧縮情報DPCのヘッダ部に挿入される情報を形成する。その他の処理はイントラ符号化を施される画像圧縮情報DPCと同様である。
そして、この画像情報符号化装置20において、間引き装置12では、図8に示すように、フレームメモリ(フル解像度)11に格納された画像情報を入力とし、これに、水平方向、垂直方向それぞれに対して、1/N間引き処理を行い、これにより生成された画素値を、フレームメモリ(1/N解像度)13に格納する。
また、動き予測補償装置(1/N解像度)14では、フレームメモリ(1/N解像度)13に格納された画素値を用い、8×8ブロック、若しくは16×16ブロックの画素値を用いて、ブロックマッチングにより、当該ブロックに対する最適な動きベクトル情報の探索を行う。その際、全ての画素値を用いて予測エネルギーを計算するのではなく、図9に示すように、マクロブロックMBに対して、碁の目状に指定された画素PXの画素値を用いて、計算を行う。
当該ピクチャをフィールド符号化する際には、図8に示した間引き処理は、第一フィールドと第二フィールドに分けて行う。
このように、縮小画像を用いて探索された動きベクトル情報は、動き予測補償装置(フル解像度)17へ入力される。例えば、N=2のとき、動き予測補償装置(1/4解像度)14において、探索の単位が8×8ブロックであった場合には、一つのマクロブロックMBに対して、1つの16×16ブロックが、探索の単位が16×16ブロックであった場合には、四つのマクロブロックMBに対して1つの16×16ブロックが求まっていることになるが、動き予測補償装置(フル解像度)17においては、これらの16×16動きベクトルを中心としたごく僅かの範囲を、図4及び図5において定義された全ての動きベクトル情報の探索を行う。このように、縮小画像上で求まった動きベクトル情報を元に、ごく僅かの探索範囲に対して動き予測補償を行うことで、画質劣化を最小限に抑えながら、演算量を大幅に削減することが可能である。
それぞれの動き補償ブロックに対する参照フレームの決定は、以下のように行われる。
すなわち、動き予測補償装置(1/N解像度)14においては、候補となる全ての参照フレームに対する動きベクトルの検出を行う。動き予測補償装置(フル解像度)17において、それぞれの参照フレームに対して求められた動きベクトルのリファインメント(Refinement)処理を行った後、残差若しくはなんらかのコスト関数を最小にするような参照フレームを、当該動き補償ブロックに対する参照フレームとして選択する。リファインメント(Refinement)処理では、階層サーチで荒くサーチした後、本来のスケールに戻して、階層サーチの結果得られた動きベクトルの周辺をサーチする。
ところで、AVCでは先に述べたように、マルチプルリファレンスフレーム、可変動き予測補償ブロックサイズ、及び1/4画素精度の動き補償が許されているため、候補参照フレームの数が増えてくると、動き予測補償装置(フル解像度)17におけるリファインメント処理でも重くなってしまう。
さらに、画像符号化装置(H/W化)を考えた場合には、マクロブロックMB内の全てのブロックサイズに対して参照フレーム毎に、動き探索処理を行うため、メモリーへのアクセスが頻繁になるため、場合によってはメモリー帯域をあげる必要が出てくる。
ここで、フィールドコーディングのときの具体的な例を図10に示す。当該フィールドがBピクチャのボトムフィールドで、参照フィールドが前方側(List0)、後方側(List1)が共に2フィールドの時、さらにフレームメモリ(1/N解像度)13の縮小率Nが4のときの例である。List0,List1は参照画像のインデックスのリストであって、前方側を参照するPピクチャではList0と呼ばれるインデックスリストを用いて参照画像の指定が行われ、後方側を参照するBピクチャではList1と呼ばれるインデックスリストを用いて参照画像の指定が行われる。
参照フィールドごとにブロックマッチングにより、最適な動きベクトルを動き予測補償装置(1/N解像度)14で導出し、その動きベクトルを中心に動き予測補償装置(フル解像度)17において、全てのブロックサイズに対するrefinement処理を行い、参照フィールドをList毎に決定したのでは、動き予測補償装置(フル解像度)17におけるRefinement処理が重くなってしまうので、この画像情報符号化装置20では、参照フレーム決定装置15において、図11及び図12に示すように参照フィールドを決定する。
図10に示した縮小率(1/4)では、図11(A)に示すように、動き予測補償装置(1/16解像度)57でのブロックマッチングの単位を16×16にした場合、動き予測補償装置(フル解像度)59では4×4マクロブロック(16個分)への動きベクトルが同一に設定される。
この画像情報符号化装置20では、図11(B)のように16×16ブロックを16×4の帯に分割し、動き予測補償装置(1/16解像度)14での16×16ブロックマッチングの際に、16×4の帯毎に、エネルギー(SAD)を保持する。
つまり、図11(B)のように、帯の上からインデックス番号(BlkIdx)を0,1,2,3とつけると、参照フィールドごとに、次の式8で表すようなエネルギー(SAD)を得ることができる。


ListXに対して(X=0,1)
SAD_ListX[refIdx][BlkIdx] (式8)
(BlkIdx=0〜3)

ここで、SAD_ListX[refIdx][BlkIdx]はListXの参照画像インデックス番号refIdx毎に16×16ブロックマッチングによって求められた最適な動きベクトルに対してBlkIdx毎にSADを格納したものを表す。参照画像インデックス番号refIdxは、規格上の任意に定義することができる参照画像を示すインデックスであって、通常は近い方から小さい番号が割り振られる。同じ参照画像であっても、前方側の参照画像を示すList0と、後方側の参照画像を示すList1では、異なる参照画像インデックス番号が付される。
さらに、各参照フィールドで16×16ブロックマッチングにより、最適な動きベクトルMV_ListX[refIdx](MV_List0[0]、MV_List0[1]、MV_List1[0]、MV_List1[1])を得ている。
ここで、参照フレーム決定装置56では、次の式9で表すように、各Listの対応したインデックス番号BlkIdx毎に残差エネルギーの大小比較を行い、エネルギーの小さい参照フィールドを16×4単位での参照フィールドであると決定する。

ListXに対して(X=0,1)
refIdx[BlkIdx]
=MIN(SAD_ListX[refIdx][BlkIdx]
(BlkIdx=0〜3)
(式9)

また、決められた参照画像インデックス番号refIdx毎に動きベクトルMV_ListX[refIdx]の切り替えも行う。
エネルギーが同値の場合には、参照画像インデックス番号refIdxの小さなフィールドを参照フィールドとする。
上記処理によりBlkIdx毎に参照フィールド(refIdx_ListX[BlkIdx])および、動きベクトル(MV_ListX[BlkIdx])を得る。
ここで、比較に用いる指標値をM×Nのブロックマッチングの結果として得られる差分絶対値和(SAD)としたが、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる直交変換された差分絶対値和(SATD)や差分2乗和(SSD)を用いてもよい。
また、残差エネルギーから求められるSAD,SATDあるはSSDだけを指標値とするのではなく、参照画像インデックス番号refIdxの値も任意の重み付け(λ1)でSAD等に足し込んだ値を評価指標値としてもよい。
評価指標をCostという名前で定義すると式10のように表す。

Cost=SAD+λ×refIdx (式10)

さらに、評価指標には、動きベクトルの情報量を加えてもよい。
具体的には、式11のように重み付け変数λ2を用いて評価指標生成式を定義する。

Cost=SAD+λ×refIdx+λ×MV (式11)

すなわち、この画像情報符号化装置20では、図12のフローチャートに示す手順に従って、画像処理を行う。
すなわち、間引き装置137によりフレームメモリ(フル解像度)136に格納された画像情報を入力とし、これに、水平方向、垂直方向それぞれに対して、1/N間引き処理を行い、これにより生成された画素値を、フレームメモリ(1/N解像度)139に格納する(ステップS1)。
ListX(X=0)とする(ステップS2)。
refIdx=0とする(ステップS3)。
動き予測補償装置(1/N解像度)138により、フレームメモリ(1/N解像度)139に格納された画素値を用いて、ブロックマッチングにより、当該ブロックに対する最適な動きベクトル情報の探索を行う(ステップS4)。
そして、ブロックマッチングの結果として得られるSADが最小値となるポイントでBlkIdx毎にSAD値を格納する(ステップS5)。
次に、ListXの参照画像インデックス番号refIdx毎に16×16ブロックマッチングによって求められた最適な動きベクトルに対してBlkIdx毎にSADを格納したものを表すSAD_ListX[refIdx][BlkIdx]を求める(ステップS6)。
参照画像インデックス番号refIdxをインクリメントする(ステップS7)。
参照画像インデックス番号refIdxが最終値になったか否かを判定して(ステップS8)、その判定結果がNOである場合には上記ステップS4に戻ってステップS4〜ステップS8の処理を繰り返し行う。
上記ステップS8における判定結果がYESになったら、ListXでBlkIdx毎にSADが最小値となる参照画像インデックス番号refIdxを求める(ステップS9)。
ListX(X=1)とする(ステップS10)。
そして、List1であるか否かを判定して(ステップS11)、その判定結果がYESである場合には上記ステップS3に戻ってステップS3〜ステップS11の処理を繰り返し行い、また、上記ステップS1における判定結果がNOである場合には、処理を終了する。
以上のようにして得られたList毎・BlkIdx毎に求められた参照画像インデックス番号refIdx及び動きベクトルの周りだけリファインメント処理を行うことで、リファインメント処理の演算量を削減し、MEの高速化を図ることができる。
また、上記処理では、4×1MBの帯で参照画像インデックス番号refIdxおよび動きベクトルが揃っているため、リファインメント処理において、動きベクトルを探索する領域をメモリアクセスする際に、当該マクロブロックMBの前に探索したメモリーを再利用し、図13に示すように、リファインメントウインドウREW内の新たに必要な領域ARnだけアクセスすることでメモリアクセスの低減も可能となる。
フィールドを例にあげて説明したが、これはフレームにも同様に適用できる。
さらに、4×1MBの帯を例に上げたが、M×NのマクロブロックMBを縮小画でのブロックマッチングの単位とした場合に、M×N’(N’は1以上N以下)や、M’×N(M’は1以上M以下)の単位をBlkIdxとする場合に適用可能である。

Claims (12)

  1. 複数フレームの参照画像を持ち、連続するフレーム画像のうち処理対象の対象フレーム画像を分割してなるそれぞれの動き補償ブロック毎に、複数フレームの参照画像のどれを用いるかを指定して、階層探索に基づく動きベクトルの探索を行う動き予測補償方法であって、
    上記動き補償ブロックの画素サイズのうち、最上位層とすべき最も大きい上記画素サイズでなる上記動き補償ブロックの画素を間引くことにより、所定の縮小率でなる下位層の縮小画像を生成する階層化ステップと、
    任意の重み付けを行った参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさより算出される評価指標と、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値を用いて、上記階層化ステップにおいて生成された縮小画像上で動きベクトルを探索する第1の動き予測補償ステップと、
    縮小前の画像について、上記第1の動き予測補償ステップで探索された動きベクトルにより指定される所定の検索範囲を用いて、動きベクトルを探索して動き予測補償を行う第2の動き予測補償ステップと
    を備える動き予測補償方法。
  2. 上記第1の動き予測補償ステップでは、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である差分絶対値和(SAD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項1記載の動き予測補償方法。
  3. 上記第1の動き予測補償ステップでは、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である直交変換された差分絶対値和(SATD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項1記載の動き予測補償方法。
  4. 上記第1の動き予測補償ステップでは、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である差分2乗和(SSD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項1記載の動き予測補償方法。
  5. 上記第1の動き予測補償ステップでは、上記参照画像インデックス番号(refIdx)ごとにM’×N’の単位で残差エネルギーの大小比較を行い上記残差エネルギーの小さい参照画像に切り替えることを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれか1項記載動き予測補償方法。
  6. 上記第1の動き予測補償ステップでは、ブロックマッチングの結果から算出される評価指標値とともに、上記参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさを任意の重み付けで足し込んだ値を上記縮小画像上で動きベクトルを探索する評価指標とすることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の動き予測補償方法。
  7. 複数フレームの参照画像を持ち、連続するフレーム画像のうち処理対象の対象フレーム画像を分割してなるそれぞれの動き補償ブロック毎に、複数フレームの参照画像のどれを用いるかを指定して、階層探索に基づく動きベクトルの探索を行う動き予測補償装置であって、
    上記動き補償ブロックの画素サイズのうち、最上位層とすべき最も大きい上記画素サイズでなる上記動き補償ブロックの画素を間引くことにより、所定の縮小率でなる下位層の縮小画像を生成する階層化手段と、
    任意の重み付けを行った参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさより算出される評価指標と、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値を用いて、上記階層化手段により生成された縮小画像上で動きベクトルを探索する第1の動き予測補償手段と、
    縮小前の画像について、上記第1の動き予測補償手段により探索された動きベクトルにより指定される所定の検索範囲を用いて、動きベクトルを探索して動き予測補償を行う第2の動き予測補償手段と
    を備える動き予測補償装置。
  8. 上記第1の動き予測補償手段は、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である差分絶対値和(SAD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項記載の動き予測補償装置。
  9. 上記第1の動き予測補償手段は、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である直交変換された差分絶対値和(SATD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項記載の動き予測補償装置。
  10. 上記第1の動き予測補償手段は、階層探索の単位をM×Nのマクロブロックとし、M’×N’(M’は1以上M以下、N’は1以上N以下)のブロックに分割し、M×Nのブロックマッチングの結果として得られる評価指標値である差分2乗和(SSD)をM’×N’単位で保持することにより動きベクトルを探索することを特徴とする請求項記載の動き予測補償装置。
  11. 上記第1の動き予測補償手段は、上記参照画像インデックス番号(refIdx)ごとにM’×N’の単位で残差エネルギーの大小比較を行い上記残差エネルギーの小さい参照画像に切り替えることを特徴とする請求項8乃至請求項10のいずれか1項記載の動き予測補償装置。
  12. 上記第1の動き予測補償手段は、ブロックマッチングの結果から算出される評価指標値とともに、上記参照画像インデックス番号(refIdx)の大きさを任意の重み付けで足し込んだ値を上記縮小画像上で動きベクトルを探索する評価指標とすることを特徴とする請求項7乃至請求項10のいずれか1項に記載の動き予測補償装置。
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