JP5017165B2 - 画像形成システム及び画像形成装置 - Google Patents

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複数の給紙収容部(給紙カセットや手差し給紙トレイ)を有する画像形成装置において、給紙収容部をグループ化してひとつの大容量の給紙収容部として利用する際に、単独の画像形成装置内の給紙収容部だけでなく、ネットワークで接続した他の画像形成装置の給紙収容部との間でもグループ化を可能とする技術に関するものである。
複数の給紙収容部(給紙カセットや手差し給紙トレイ等)を有する画像形成装置では、これら複数の給紙収容部を用紙サイズや用紙の種類等毎にグループ分けをして用いる方法があった。
例えば、複数の給紙トレイをグループとして扱って、個々の給紙トレイ(給紙収容部)のステータスを前記したグループ化した給紙トレイのステータスとして表す方法がある(特許文献1参照)。
グループ化することにより、ひとつの給紙収容部(給紙トレイ)の用紙が消費された場合には、同じグループ内の他の給紙収容部からの給紙に切り替えて、連続で印刷することが可能であるが、これまでグループ化が行われるのは単独の画像形装置内の給紙収容部においてだけであって、複数台の画像形成装置にまたがる給紙収容部のグループを形成することはできなかった。
特開2006−76868号公報
解決しようとする問題点は、給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う画像形成装置において、給紙収容部をグループ化する際には、単独の画像形成装置内の給紙収容部についてのグループ化しかできなかった点である。
請求項1の本発明の画像形成システムは、給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う複数台の画像形成装置を有し、該画像形成装置間を電気通信回線により接続した画像形成システムであって、前記画像形成装置は、電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、を有し、前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信することを最も主要な特徴とする。
請求項2の本発明の画像形成システムは、請求項1記載の画像形成システムであって、前記給紙収容部のグループ化情報を設定管理するグループ管理部を有する管理サーバを有する、ことを主要な特徴とする。
請求項3の本発明の画像形成装置は、給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う画像形成装置であって、電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、を有し、前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信することを最も主要な特徴とする。
請求項4記載の本発明の画像形成装置は、請求項3記載の画像形成装置であって、複数の前記給紙収容部と、前記複数の給紙収容部からの連続的な前記印刷部への給紙を可能とする給紙駆動部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部のいずれかの用紙切れを検知すると、同じグループ内の他の給紙収容部からの給紙に切り替えるよう前記給紙駆動部を制御する給紙切替制御部と、を有することを主要な特徴とする。
請求項5記載の本発明の画像形成装置は、請求項3又は4記載の画像形成装置であって、前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能であるかどうかを問い合わせる給紙トレイ状態問合せ部と、前記給紙トレイ状態問合せ部からの問合せに対して前記給紙収容部の状態を回答する給紙トレイ状態回答部と、を有し、前記ジョブ送信部は、前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能である旨の回答を受けた場合に前記残りの印刷ジョブを送信することを特徴とする。
請求項1記載の画像形成システムは、給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う複数台の画像形成装置を有し、該画像形成装置間を電気通信回線により接続した画像形成システムであって、前記画像形成装置は、電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、を有し、前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信することを最も主要な特徴とするため、単独の画像形成装置で用紙切れが発生しても他の画像形成装置に用紙切れで中途で停止してしまった印刷ジョブの残りのジョブを転送し印刷出力させることによりジョブを完了させることが可能となった。
請求項2の本発明の画像形成システムは、請求項1記載の画像形成システムであって、前記給紙収容部のグループ化情報を設定管理するグループ管理部を有する管理サーバを有する、ことを主要な特徴とするため、画像形成装置におけるグループ管理の負担が大きく減少され、画像形成装置のCPU時間やメモリへの負担が減って印刷出力能力が増大した。また、画像形成装置間でのグループ表管理のための通信の負担が減少した。
請求項3記載の本発明の画像形成装置は、給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う画像形成装置であって、電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、を有し、前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信することを最も主要な特徴とするため、単独の画像形成装置で用紙切れが発生しても当該残りのジョブを生成して通信インタフェースから出力し、サーバやホストコンピュータや他の画像形成装置に一時的に保持して、後で該印刷ジョブを受信して印刷可能なため、問題のジョブに係るリソースを解放して、画像形成装置が他の動作に必要なリソースを保持することが可能となった。また、用紙切れで中途で停止してしまったジョブを他の画像形成装置に転送してジョブを完了させることが可能となった。
請求項4記載の本発明の画像形成装置は、請求項3記載の画像形成装置であって、複数の前記給紙収容部と、前記複数の給紙収容部からの連続的な前記印刷部への給紙を可能とする給紙駆動部と、前記用紙残量検知部が前記給紙収容部のいずれかの用紙切れを検知すると、同じグループ内の他の給紙収容部からの給紙に切り替えるよう前記給紙駆動部を制御する給紙切替制御部と、を有することを主要な特徴とするため、画像形成装置中のグループ化された複数台の給紙収容部からの給紙により印刷を行うことにより連続印刷の用紙容量が増大した。さらに、その用紙容量でもジョブを完了できない場合には他の画像形成装置にジョブを転送して完了させることが可能となった。
請求項5記載の本発明の画像形成装置は、請求項3又は4記載の画像形成装置であって、前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能であるかどうかを問い合わせる給紙トレイ状態問合せ部と、前記給紙トレイ状態問合せ部からの問合せに対して前記給紙収容部の状態を回答する給紙トレイ状態回答部と、を有し、前記ジョブ送信部は、前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能である旨の回答を受けた場合に前記残りのジョブを送信することを特徴とするため、あらかじめ、他の画像形成装置での印刷出力が可能かどうか問合せの確認をしてからジョブの転送を行うために、転送したジョブが出力されないですぐにグループ化されている他の画像形成装置に転送されてしまうという無駄がなくなった。
複数の給紙収容部を有する画像形成装置において、複数台の画像形成装置にまたがる給紙収容部のグループを形成することはできないという問題を複数台の画像形成装置をネットワーク接続可能とさせる通信インタフェースと、これら接続した画像形成装置の給紙収容部のグループ情報を管理するグループ管理部と、他の画像形成装置用にジョブを生成する中途ジョブ生成部と、を有することによって課題を解決した。
[装置構成]
図1は、本発明の実施例に係わる画像形成装置の機械的構成を主に示す側面断面図である。
説明中での給紙収容部とは、後述する手差しトレイ220のような平型の給紙トレイと、給紙カセット201a,b,c,dのような箱型の給紙トレイの両方のことを示す。
画像形成装置1は、本体部200と、図1における本体部200の左側に配設された用紙後処理部300と、ユーザが種々の操作指令等を入力するための操作部400と、本体部200の上部に配設された原稿読み取り部500と、原稿読み取り部500の上方に配設された原稿給送部600とから構成される。
操作部400は、タッチパネル401(表示部)、スタートキー402及びテンキー403等を備える。タッチパネル401(表示部)は、種々の操作画面を表示するとともに、ユーザが種々の操作指令を入力するための種々の操作ボタン等を表示する。スタートキー402は、ユーザが印刷実行指令等を入力するために用いられ、テンキー403は、印刷枚数等を入力するために用いられる。
原稿給送部600は、原稿収納部601、原稿排出部602、給紙ローラ603及び原稿搬送部604等を備え、原稿読み取り部500は、スキャナ501等を備える。給紙ローラ603は、原稿収納部601にセットされた原稿を繰り出し、原稿搬送部604は、繰り出される原稿を1枚ずつ順にスキャナ501上に搬送する。スキャナ501は搬送される原稿を順次読み取り、読み取られた原稿は原稿排出部602に排出される。
本体部200は、複数の給紙カセット201a,b,c,d(給紙収容部)、手差し給紙トレイ220(給紙収容部)、複数の給紙ローラ202a,b,c,d,221(給紙駆動部)、転写ローラ203(印刷部)、感光体ドラム204(印刷部)、露光装置206(印刷部)、現像装置207(印刷部)、定着ローラ208(印刷部)、排出口209、及び排出トレイ210等を備える。
上記の給紙カセット201a,b,c,dと手差し給紙トレイ220により給紙収容部を構成している。
上記の転写ローラ203、感光体ドラム204、露光装置206、現像装置207)、定着ローラ208により印刷部240を形成している。
上記の複数の給紙ローラ202a,b,c,d,221及び、給紙収容部から印刷部240への給紙パス及びその駆動系により給紙駆動部230を構成している。
感光体ドラム204は、矢印方向に回転しながら帯電装置(図示省略)によって一様に帯電される。露光装置206は、原稿読み取り部500において読み取られた原稿の画像データに基づいて生成された変調信号をレーザ光に変換して出力し、感光体ドラム204に静電潜像を形成する。現像装置207は、黒色の現像剤を感光体ドラム204に供給してトナー画像を形成する。
一方、給紙収容部201の給紙カセット201a,b,c,dにおいては、給紙ローラ202a,b,c,dが印刷用紙が収納された給紙カセット201a,b,c,dの最上面の用紙に当接して回転することにより給紙駆動部230の給紙パスに印刷用紙を引き出す。また、手差し給紙トレイ220においては、給紙ローラ221が手差し給紙トレイ220の最上面の用紙に当接して回転することにより給紙駆動部230の給紙パスに印刷用紙を引き出して、転写ローラ203まで給送する。転写ローラ203は、搬送された印刷用紙に感光体ドラム204上のトナー像を転写させ、定着ローラ208は、転写されたトナー像を加熱して印刷用紙に定着させる。その後、印刷用紙は本体部200の排出口209から用紙後処理部300に搬入される。また、印刷用紙は、必要に応じて排出トレイ210へも排出される。
前記給紙カセット201a,b,c,dには、その用紙残量を検出する残量センサ205a,b,c,dが、各給紙カセット毎に取り付けられている。残量センサ205a,b,c,dは、図に示すようにJ字状をしており、用紙の残量の低下とともに上部の軸を中心に回転することにより用紙残量を検出すると共に、用紙がなくなると残量センサの紙に接する部分が給紙カセット(給紙トレイ)の底面に開けられた穴部(不図示)に落ち込むため用紙が無くなった事を検出可能である。
なお、手差し給紙トレイ220(給紙収容部)においては、給紙ローラ221が残量センサの役割を果たしている。
本画像形成装置1の給紙カセット201a,b,c,dは、用紙補充のために画像形成装置本体200から取り出すときには、図1の右側方向(図1の矢印P)にスライドして取り出されるために給紙ローラ202a,b,c,dから、転写ローラ203及び感光体ドラム204へつながる給紙駆動部230の給紙パスを遮ることがない。そのため、印刷動作中であっても印刷部240への給紙に係っていない給紙カセットの交換は可能であり、その際には印刷動作を停止させることが無い。
また、手差し給紙トレイ220においても同様に印刷動作を遮ることなく用紙の補充が可能である。
用紙後処理部300は、搬入口301、印刷用紙搬送部302、搬出口303及びスタックトレイ304等を備える。印刷用紙搬送部302は、排出口209から搬入口301に搬入された印刷用紙を順次搬送し、最終的に搬出口303からスタックトレイ304へ印刷用紙を排出する。スタックトレイ304は、搬出口303から搬出された印刷用紙の集積枚数に応じて矢印方向に上下動可能に構成されている。
[機能ブロック]
図2は、本発明実施例の画像形成装置の機能ブロック図である。
本機能ブロック図では、本発明の本質に関係する部分のみをブロック図化して説明してある。通常の画像形成装置に備わっており、図1の構成図において説明した印刷部240や後処理装置300などのブロック図化については省略した。
図2には、図1の側面断面図ですでに説明した給紙収容部(給紙カセット201a,b,c,d及び手差し給紙トレイ220)、給紙駆動部230、操作部400、操作部400中のタッチパネル401(表示部)などと共に、図1では説明されていない機能ブロック部であるソフトウェア機能部700、通信インタフェース部751を有している。
このソフトウェア機能部700は、用紙残量検知部701、用紙サイズ種類検知部703、内部Webサーバ707、給紙切替制御部709、用紙切れ通知部711、画像処理部713、グループ機能部715を有している。
また、画像形成装置1は、その通信インタフェース部751を通してネットワーク801(電気通信回線)に接続しており、同じくネットワーク801(電気通信回線)に接続されたPC1(Personal Computer)901、PC2(Personal Computer)903と接続している。又、画像形成装置1は、他の画像形成装置の給紙収容部とのグループ化を可能とするためにネットワークを介して画像形成装置やグループ管理機能を有する管理サーバ101と接続している。この接続に関しては、図4、図5を用いて詳細を後述する。
以下に各機能部について説明する。本機能ブロックの説明においては、FAX送受信部など通常の画像形成装置には備わっているが、本発明の本質には関係のない機能部についての説明は省略した。
通信インタフェース部751は、画像形成装置1をネットワーク801と接続するインタフェース部である。通信インタフェース部751を通してPC(Personal Computer)等の外部装置と接続する。又、給紙収容部のネットワークグループ接続を行う他の画像形成装置やその管理を行う管理サーバとも接続している(詳細は、図4,5にて後述)。
ソフトウェア機能部700は、画像形成装置1のコンピュータにソフトウェアにより各種機能を実現させる機能部である。
用紙残量検知部701は、給紙収容部201が有する各給紙カセット201a,b,c,dの用紙残量を検出する残量センサ205a,b,c,dからの信号を受信して、各給紙カセット201a,b,c,dの用紙の残量がどれくらいかと、用紙がなくなってしまったことを検知する。
用紙サイズ種類検知部703は、給紙収容部201の各給紙カセット201a,b,c,dの用紙サイズを定める枠部によって測定された用紙サイズの信号や、給紙経路中に設置されたセンサからの信号により、各給紙カセットに供給された用紙サイズや用紙の種類などを検知する。
これらのセンサなどでは検知できないような用紙の種類についての属性、例えば厚紙や色紙、又は片面使用済み用紙などについては、ユーザの入力を受け付けて後述のグループ機能部715がその属性を記録・保持する。
内部Webサーバ707は、画像形成装置1の装置の状態を外部装置であるPC2;903のブラウザ913からアクセスできるように、設けられたものである。内部Webサーバ707のページにアクセスすることにより、画像形成装置1の設定状態を確認できると共に設定の変更を行うことも可能である。前記したように、給紙収容部のグループ化の設定も内部Webサーバ707にアクセスすることにより、設定の確認と変更が可能である。
給紙切替制御部709は、印刷中にグループ化された給紙収容部(給紙カセットと手差し給紙トレイ)のひとつから用紙がなくなった場合には、そこで印刷動作を停止せずに自動的にグループ化された他の給紙収容部から給紙を行うように給紙駆動部230を制御する機能部である。
用紙切れ通知部711は、印刷が行われて用紙が消費されてグループ化された給紙収容部の用紙のいずれかがなくなった場合に用紙切れの通知を行う機能部である。
画像処理部713は、印刷ジョブのデータを印刷部240で実行可能なデータ形式に変換する。プリンタドライバ921から送信された印刷ジョブデータは一般的にページ記述言語で記載されており、画像処理部713は、当該ページ記述言語のデータを印刷部240が実行可能なビットマップ形式のデータに変換する。
グループ機能部715は、画像形成装置1の給紙収容部のグループ機能を司る機能部である。グループ機能部715については、図3を用いてさらにその詳細な機能について説明する。
図3に示すようにグループ機能部715は、グループ管理部715m、給紙トレイ状態問合せ部715q、給紙トレイ状態回答部715a、ジョブ分割生成部715d、中途ジョブ生成部715h、ジョブ送受信部(ジョブ送信部、ジョブ受信部)715s、ジョブ実行部715xから構成されている。以下に個々の機能部について説明する。
グループ管理部715mは、給紙収容部のグループ化設定の入力を受け付けて記録を保持する。複数ある給紙カセットをグループ毎に分けて設定(グループ化機能)を行うための機能部である。一般的には用紙のサイズ及び種類が同じもの毎にグループ化することが行われる。(ただし、異なるものをグループ化して設定することも可能である。設定時には用紙が補充されていない状態で、保守係によってデフォルトのグループ設定がされる場合等があるため。)
本画像形成装置1では、複数の給紙収容部(複数の給紙カセット201a,b,c,d及び手差し給紙トレイ220)をグループ分けして、それらグループ化されたものをひとつの大容量給紙収容部として扱う(以降、グループ化機能と呼ぶ)ことが可能である。このグループ化機能により、一つの給紙カセットの最大用紙容量を超える大量の印刷を連続して行うことが可能となる。すなわち、グループ化された給紙カセットの一つの用紙が使い果たされて空になっても、自動的にグループ化されている異なる給紙カセットからの給紙に切り替えることにより、「紙無しエラー、印刷エンジンの休止」状態を発生させずに、グループ化されたすべての給紙収容部の用紙がなくなるまでの連続印刷を行えることが可能となり、そのことがこのグループ化機能の最大の利点である。
この設定は、操作部400からの入力によって行っても良いし、通信インタフェース部751を通して外部装置であるPC1;901のプリンタ監視ユーティリティ911により行っても良いし、また外部装置であるPC2;903のブラウザ913を用いて画像形成装置1の内部Webサーバ707にアクセスして内部Webサーバ707の有する設定機能を用いて行っても良い。
グループ管理部715mは、この給紙収容部のグループ化を自身の画像形成装置内の給紙収容部についてだけではなく、ネットワーク接続されている他の画像形成装置との間でのグループ化を可能とする(以降、ネットグループと呼ぶ)。そのため、自身の給紙収容部での印刷で用紙がなくなった場合に、グループ化してある他の画像形成装置からの印刷が可能となる。この給紙収容部のグループ化の設定(単独の設定及びネットグループの設定の両方)は、グループ管理部715mが保持するグループ表715tに記録される。グループ表の記録内容については、図4と図5を用いて後述する。
又、グループ化の設定方法及び設定に必要な情報の授受については図6を用いて詳細を後述する。
グループ管理部715mは、このグループ表を他の画像形成装置のグループ管理部715mとの間で授受を行って、ネットワークで接続された各画像形成装置が同じグループ表715tを共有するようにする。
本発明実施例の画像形成装置ネットグループ機能により、複数の画像形成装置間での同時出力機能が備わった。この機能は、ネットグループ化された給紙収容部のそれぞれに対して印刷ジョブを分配して印刷指示を行うことにより、それぞれの画像形成装置の印刷部を用いての同時の印刷出力を可能とする機能である。これにより印刷時間の大幅な短縮が可能となった。
給紙トレイ状態問合せ部715qは、他の画像形成装置のグループ化されている給紙トレイの状態、給紙トレイに印刷を予定している用紙が正しい用紙であるか(用紙サイズ、用紙種類等が正しいか)、また、用紙残量が印刷を予定している分あるかどうかを問い合わせる機能部である。
給紙トレイ状態回答部715aは、他の画像形成装置の給紙トレイ状態問合せ部715qからの問合せに対して回答する機能部である。給紙トレイ状態回答部715aは、用紙残量検知部701と用紙サイズ種類検知部703とから画像形成装置1の給紙収容部の情報を得て問合せに対して回答する。
ジョブ分割生成部715dは、複数台での同時出力を行う際にジョブを同時出力を行う画像形成装置の台数分に分割してジョブを生成する。
中途ジョブ生成部715hは、PC1;901のプリンタドライバ921で生成された印刷ジョブを受信して、該ジョブを自身の給紙収容部からの給紙により印刷を行っていた場合において、途中で給紙収容部の用紙が無くなってしまった場合に、ジョブの残りをグループ化してある他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により、他の画像形成装置において印刷するために、中途までの終了した印刷ジョブの残りのジョブを生成するための機能部である。生成されたジョブは、前記した他の画像形成装置に送信されて、印刷が実行される。
ジョブ送受信部(ジョブ送信部、ジョブ受信部)715sは、前記したジョブ分割生成部715d及び中途ジョブ生成部715hで生成されたジョブを他の画像形成装置に送信する機能と、他の画像形成装置のジョブ分割生成部715d及び中途ジョブ生成部715hで生成されたジョブを受信する機能とを受け持つ。ジョブ送受信部715sは、通信インタフェース部751を通してジョブを他の画像形成装置との間で送受信する。
ジョブ実行部715xは、前記ジョブ送受信部715sで受信した印刷ジョブを画像形成装置1の印刷部で印刷させるための機能部である。
[ネットワーク構成]
図4は、本発明実施例の画像形成装置のネットワーク構成図である。図1及び図2、3でその装置構成及び機能ブロックを示した同じ画像形成装置が3台(画像形成装置1、画像形成装置2、画像形成装置3)ネットワーク801(電気通信回線)によって接続されている。
本図内では、画像形成装置1の手差し給紙トレイ220を手差しトレイ1、給紙カセットa201aをトレイ1a、給紙カセットb201bをトレイ1b、給紙カセットc201cをトレイ1c、給紙カセットd201dをトレイ1dと表記してある。
又、画像形成装置2及び画像形成装置3でも図示するように呼応する給紙トレイについて同様に命名してある。
ここで、画像形成装置間での給紙トレイのグループ化が設定されている。
以下の給紙トレイグループ(G1からG4)が形成されている。
(1)画像形成装置1のトレイ1aと画像形成装置2のトレイ2aとトレイ2bの3つのトレイで装置間の給紙トレイグループG1を形成している。
(2)画像形成装置1のトレイ1bとトレイ1cと画像形成装置2のトレイ2cの3つのトレイで装置間の給紙トレイグループG2を形成している。
(3)画像形成装置1のトレイ1dと画像形成装置2のトレイ2dと画像形成装置3のトレイ3dの3つのトレイで装置間の給紙トレイグループG3を形成している。
(4)画像形成装置3のトレイ3aとトレイ3bとトレイ3cの3つのトレイで装置内の給紙トレイグループG4を形成している。
以上の給紙トレイグループの設定は、グループ管理部715mが管理するグループ表715tに記録され、同じグループ管理表(715t−1、715t−2、715t−3)が各画像形成装置のグループ管理部715によって所有されて管理される。
図5は、図4のネットワーク構成にさらに管理サーバ101を配したネットワーク構成図を示す。管理サーバ101は、グループ管理部115を有し、グループ設定情報である管理グループ表115tを保持する。同管理グループ表115tが作成又は変更されると管理サーバ101より各画像形成装置1,2,3に送信されて各画像形成装置のグループ管理部715mがグループ表715tを保持する。
この場合に画像形成装置と管理サーバ101のグループ管理部115との間でグループ表作成に必要な情報(画像形成装置の給紙収容部構成等)の授受を行って、グループ管理部115が管理グループ表115tを作成するという方法をtってもよい。実際の授受される情報については、以下の給紙収容部のグループ化の設定において説明する。
[給紙収容部のグループ化の設定]
給紙トレイのグループ化の設定動作は、図6で示したユーザインタフェース画面を画像形成装置1のタッチパネル401上に、又はプリンタ監視ユーティリティ911の画面上に、又は内部Webサーバ707にアクセスしたブラウザ913画面上に表示して行う。
図6に示すように、グループ化したい給紙トレイ(図6では、画像形成装置1のトレイ1a(1)と画像形成装置2のトレイ2a(2)とトレイ2b(3)の3つの給紙トレイ)を選択して、さらにグループ化ボタン(4)を選択することにより、装置間の給紙トレイグループG1を決定する。
この方法で決定された画像形成装置の給紙グループの情報はグループ表715tとして生成され、設定が行われた画像形成装置(1又は2又は3)か、又は管理サーバ101から各画像形成装置に送信されて保持される。グループ表に変更があった場合は、変更された表を再度各画像形成装置に送信することによって、グループ情報の更新が行われる。
上記したグループ表715tのやり取りに関する機能は各画像形成装置のグループ管理部715mが行う。又管理サーバ101を有する画像形成システムにおいては、前記した各画像形成装置のグループ管理部715mと管理サーバのグループ管理部115との間での情報の授受を行う。
ここでやり取りされる情報の授受は、各画像形成装置の有する給紙収容部の構成についてである。図4、図5に示す場合は全ての画像形成装置が同じ給紙収容部の構成をとっていたが、画像形成装置によっては給紙収容部の数が異なる場合もあるので、グループ管理表715tを生成するために必要なそれら画像形成装置毎の給紙収容部の構成情報をやり取りする。このやり取りは、前記したグループ化設定を行う前に、各画像形成装置間(さらに、管理サーバがある場合は管理サーバ間も含む)で行って、前記したグループ化設定のインタフェース画面にその給紙収容部の構成の表示を可能とする。又図4、図5で示した画像形成装置3でのグループG4のようにひとつの画像形成装置3内で閉じているグループが当該画像形成装置3ですでに設定されているような場合であれば、それらの予約されたグループ情報についてのやりとりをも各画像形成装置のグループ管理部715m間で、さらに管理サーバを有する場合は管理サーバのグループ管理部115との間で当該情報の授受を行う。
授受される情報は、給紙収容部の構成情報の他に給紙収容部の用紙サイズ、用紙種類、用紙方向等の用紙情報を含んでも良い。
[フローチャート]
図7、図8のフローチャートを用いて、本発明実施例の画像形成装置において、ネットグループ設定を利用しての印刷ジョブの実行動作の流れについて説明する。
印刷ジョブの開始により図7のフローチャートが動作を開始する。
S11:グループ管理部715mは、印刷ジョブについての設定について入力を受け付ける。
(1):ネットワークで接続された画像形成装置間でのどの装置のどの給紙トレイをグループとするかの設定の入力を受け付ける。すでに設定されているものをそのまま用いるという方法であってもよい。
(2):同時に複数台の画像形成装置に印刷ジョブを分配して出力するかどうかの指定の入力を受け付ける。
(3):ジョブの開始の入力を受け付ける。ジョブは、画像形成装置1の操作部400での入力によって開始されても良いし、ネットワークで接続されたPC1;901のプリンタドライバ921によって入力されて開始する方法であっても良い。
S13:グループ管理部715mは、S11での(2)の同時に複数台の画像形成装置に印刷ジョブを分配して出力する指定であったかどうかを判断する。同時に複数台の装置間に出力する場合は動作を[P]で示される図8のS31に移行する。同時の複数台装置間出力を行わない場合は動作をS15に移行する。
S15:グループ管理部715mは、当該印刷ジョブに指定されたグループ内に当該画像形成装置(印刷ジョブを開始した画像形成装置;以降、自装置と呼ぶ)の給紙トレイが含まれており、かつその給紙トレイが当該ジョブに関して未だ選択されていないものがあるかどうかを判断する。あれば、自装置での印刷ジョブを開始するとして動作をS17に移行する。なければ動作をS23に移行する。
S17:グループ管理部715mは、S15において特定した自装置の給紙トレイを選択する。選択の記録はグループ管理部715mの保持するグループ表715tに記録され、一旦選択された給紙トレイが再度選択されないようにする。
S19:グループ管理部715mは、S17で選択された給紙トレイに用紙があるかどうかを当該給紙トレイの残量センサ(例えば選択された給紙トレイが給紙カセットa201aの場合の残量センサ205a)の信号より判断する。選択給紙トレイに用紙がある場合は、動作をS21に移行する。用紙が無い場合は、動作をS15に移行する。
S21:自装置でジョブを実行し動作を終了する。
S23:グループ管理部715mは、S11で指定されたグループ内に、他の画像形成装置(ジョブの実行の指示があった原画像形成装置とネットワークによって接続されて、給紙トレイのネットグループを形成可能な画像形成装置)の未選択の給紙トレイがあるかどうかを判断する。あれば、動作をS25に移行する。なければ、動作をS30に移行する。
S25:グループ管理部715mは、S23で特定した他の画像形成装置を選択する。選択の記録はグループ管理部715mの保持するグループ表715tに記録され、一旦選択された給紙トレイが再度選択されないようにする。選択の情報はグループを形成している他の画像形成装置にも伝達される。
S27:グループ管理部715mは、自装置での印刷が不可能なため他装置での印刷出力を行う旨、タッチパネル401(表示部)等でユーザに通知する。
S29:中途ジョブ生成部715hは、他装置に転送するジョブを生成する。ジョブ送受信部715sは、そのジョブを該当する他の画像形成装置に転送する。転送されたジョブは、当該他画像形成装置において実行され印刷出力が行われて動作を終了する。
S30:グループ管理部715mは、S17での自装置の給紙トレイの選択が一度でもあった場合でS30にたどりついた場合は、自装置が用紙切れであるためジョブを完了していない旨、タッチパネル401(表示部)等でユーザに通知する。ここでフローチャートの動作はジョブ未完了で終了する。
用紙の補充が行われると、その給紙トレイは未選択と設定されてS15からの動作を再度繰り返す。
次に、図8を用いて、図7のS13において同時装置間出力を行うと選択された場合の動作について説明する。
同時装置間出力とは、例えば、図4に示すネット給紙トレイグループ3;G3のように複数台の画像形成装置において、給紙トレイが指定されているときに、印刷ジョブをそれらの複数台の画像形成装置(図4のG3での画像形成装置1と画像形成装置2と画像形成装置3)に分配することにより、印刷出力を早期に完了させることが可能な出力方法である。
例えば、3ページの文書を6部印刷出力しようとしたときに、図4の給紙トレイグループ3;G3を用いて画像形成装置1から出力指示を行うとする。その場合に、画像形成装置1のトレイ1dからの給紙により3ページの文書を2部、画像形成装置2のトレイ2dからの給紙により3ページの文書を2部、画像形成装置3のトレイ3dからの給紙により3ページの文書を2部のように3つに分配して同時に印刷出力することにより、印刷時間が3分の1になるというメリットがある。
分配方法は、上記した部数毎に分配する方法であってもよいし、その他に、画像形成装置1では第1ページを6部、画像形成装置2では第2ページを6部、画像形成装置3では第3ページを6部というようにページ毎にジョブを分配する方法であってもよい。以下にS31からの動作について説明する。
S31:給紙トレイ状態問合せ部715qは、同時装置間出力するグループ指定されている給紙トレイを保有する各画像形成装置に対して(自装置の給紙トレイがグループに入っている場合は、自装置も含む)給紙トレイに用紙が入っており、印刷可能であるかどうかを問い合わせる。
S33:S31の問合せを受けた他の画像形成装置は、その給紙トレイ状態回答部715aがその回答を行う。同回答を、給紙トレイ状態問合せ部715qが受信する、回答がなかった画像形成装置については、印刷不可と判断する。
S35:ジョブ分割生成部715dは、S33での受信の結果印刷可と判断された画像形成装置に対して(前記したように自装置が含まれる場合もある)印刷ジョブを分配するために複数の印刷ジョブを生成する。
S37:S35で生成した印刷ジョブに自装置向けの印刷ジョブがある場合は、動作をS39に移行する。自装置向けの印刷ジョブが無い場合には、動作をS43に移行する。
S39:自装置に対して、S35で生成した自装置向けのジョブを発行してジョブを実行する。
S41:ジョブ送受信部715sは、S35で生成した他装置向けの印刷ジョブを該他装置に転送して、当該ジョブは当該他装置においてそれぞれ実行され印刷出力が行われて動作を終了する。
S43:S41と同様にジョブ送受信部715sは、S35で生成した他装置向けの印刷ジョブを転送して、当該ジョブは、当該他装置においてそれぞれ実行され印刷出力が行われて動作を終了する。
次に、ジョブ実行中の自装置及び他装置で用紙切れが発生した場合の動作について、図9のフローチャートを用いて説明する。
この図9の場合には、印刷用紙切れが発生した装置が自装置であって、その印刷ジョブを発行した画像形成装置を元にして、自装置(印刷ジョブ指示装置)、他装置(印刷ジョブ受取装置)と表記してあるのではない。
図9のS55からS70までの流れは、基本的には図7のS15からS30にそれぞれ呼応しているが、詳細な点については違いがあるので、以下にその相違点に注意して説明する。
S55:用紙切れが発生すると、用紙切れが発生した装置(印刷ジョブを指示した装置であるか、印刷ジョブを受取った装置であるかに関わらず)の、グループ管理部715mは、当該印刷ジョブに指定されたグループ内に当該画像形成装置(用紙切れが発生した画像形成装置;以降、自装置と呼ぶ)に未選択の給紙トレイがあるかどうかを判断する。あれば、自装置での印刷ジョブを開始するとして動作をS17に移行する。なければ動作をS23に移行する。
S57:グループ管理部715mは、S55において特定した自装置の給紙トレイを選択する。選択の記録はグループ管理部715mの保持するグループ表715tに記録され、一旦選択された給紙トレイが再度選択されないようにする。
S59:グループ管理部715mは、S57で選択された給紙トレイに用紙があるかどうかを当該給紙トレイの残量センサ(例えば選択された給紙トレイが給紙カセットa201aの場合の残量センサ205a)の信号より判断する。選択給紙トレイに用紙がある場合は、動作をS61に移行する。用紙が無い場合は、動作をS55に移行する。
S61:自装置でジョブを実行し動作を終了する。
S63:グループ管理部715mは、当該印刷ジョブの指定グループ内に、他の画像形成装置(ジョブの実行の指示があった原画像形成装置を除き、ネットワークによって接続されて、給紙トレイのネットグループを形成可能な画像形成装置)の未選択の給紙トレイがあるかどうかを判断する。あれば、動作をS65に移行する。なければ、動作をS70に移行する。
S65:グループ管理部715mは、S63で特定した他の画像形成装置を選択する。選択の記録はグループ管理部715mの保持するグループ表715tに記録され、一旦選択された給紙トレイが再度選択されないようにする。選択の情報はグループを形成している他の画像形成装置にも伝達される。
S67:グループ管理部715mは、自装置での印刷が不可能なため他装置での印刷出力を行う旨、ジョブの転送を行う旨、最初に印刷ジョブの指示を行った原画像形成装置に通知する。
S69:中途ジョブ生成部715hは、他装置に転送するジョブを生成する。ジョブ送受信部715sは、生成されたジョブを他の画像形成装置に転送する。転送されたジョブは、当該他画像形成装置において実行され印刷出力が行われて動作を終了する。
S70:グループ管理部715mは、S57での自装置の給紙トレイの選択が一度でもあった場合であってS70にたどりついた場合は、自装置が用紙切れであるためジョブを完了していない旨、タッチパネル401(表示部)等でユーザに通知する。ここでフローチャートの動作はジョブ未完了で終了する。
用紙の補充が行われると、その給紙トレイは未選択と設定されてS55からの動作を再度繰り返す。
[実施例の効果]
本発明実施例の画像形成装置1により、以下のことが可能となった。
画像形成装置をネットワークで接続して、印刷ジョブを分配して、複数の画像形成装置間での同時出力を可能としたため、印刷時間を同時印刷装置台数分で割った時間に短縮することが可能となった。
同時複数台の出力を行わない場合では、1台の画像形成装置で用紙切れが発生しても、自動でグループ化してある他の画像形成装置の給紙トレイから印刷出力を行うため、用紙の補充等をせずとも印刷出力させることが可能となった。
需要の非常に少ない特殊な種類の用紙、例えばOHPや厚紙などについては、グループ化されている画像形成装置のうちの1台の給紙トレイ中に補充しておけば、いつでもその特殊紙の印刷を他の画像形成装置からの印刷指示であっても可能となり、これまで特殊紙等の印刷では、その度に用紙の入れ替え等の手間がかかっていたが、本方式により不要となった。
[その他]
本発明実施例の画像形成装置1は、原稿給送部600や、原稿読取部500や、後処理装置300などの機能部を備えた比較的高機能な画像形成装置を例に説明を行ったが、本発明はこの実施例に限らず例えば上記の機能部が備わっていない画像形成装置であっても応用可能であり、画像形成装置の装置構成は本発明の要旨あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能である。また、それら変更を行った画像形成装置も本発明の技術的範囲の射程内である。
本実施例においては、画像形成装置及び管理サーバは電気通信回線としてのネットワーク801に接続されており、相互に情報の授受が可能な構成であるが、電気通信回線はネットワーク801に限らず他の電気通信回線、例えばUSB接続やIEEE1394等の接続であってもよい。
本発明実施例の画像形成装置の側面断面図である。 本発明実施例の画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明実施例の画像形成装置のグループ機能部内の機能ブロック図である。 本発明実施例の画像形成装置の管理サーバを有さないネットワーク構成の構成図である。 本発明実施例の画像形成装置の管理サーバを有するネットワーク構成の構成図である。 本発明実施例の画像形成装置のグループ設定を行う際のユーザインタフェース画面の図である。 本発明実施例の画像形成装置の印刷ジョブ実行の際のフローチャートである。 本発明実施例の画像形成装置での同時装置間出力の際のフローチャートである。 本発明実施例の画像形成装置において用紙切れが発生した際のフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置1
2 画像形成装置2
3 画像形成装置3
101 管理サーバ
115 グループ管理部
115t 管理グループ表
201a,b,c,d 給紙カセット(給紙収容部)
202a,b,c,d 給紙ローラ(給紙駆動部)
203 転写ローラ(印刷部)
204 印刷ドラム(印刷部)
205a,b,c,d 残量センサ
206 露光装置(印刷部)
207 現像装置(印刷部)
208 転写ローラ(印刷部)
220 手差し給紙トレイ(給紙収容部)
221 給紙ローラ(給紙駆動部)
230 給紙駆動部
240 印刷部
400 操作部
401 タッチパネル(表示部)
701 用紙残量検知部
703 用紙サイズ検知部
707 内部Webサーバ(内部ウェブサーバ)
709 給紙切替制御部
711 用紙切れ通知部
713 画像処理部
715 グループ機能部
715a 給紙トレイ状態回答部
715d ジョブ分割生成部
715h 中途ジョブ生成部
715m グループ管理部
715q 給紙トレイ状態問合せ部
715s ジョブ送受信部(ジョブ送信部、ジョブ受信部)
715t グループ表
715x ジョブ実行部
801 ネットワーク(電気通信回線)
901 PC1(Personal Computer)(外部装置)
903 PC2(Personal Computer)(外部装置)
911 プリンタ監視ユーティリティ
921、923 プリンタドライバ
P 給紙カセット引出方向

Claims (5)

  1. 給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う複数台の画像形成装置を有し、該画像形成装置間を電気通信回線により接続した画像形成システムであって、
    前記画像形成装置は、
    電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、
    前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、
    前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、
    前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、
    前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、
    前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、
    前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、
    を有し、
    前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、
    前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信する
    ことを特徴とする画像形成システム。
  2. 請求項1記載の画像形成システムであって、
    前記給紙収容部のグループ化情報を設定管理するグループ管理部を有する管理サーバを有する、
    ことを特徴とする画像形成システム。
  3. 給紙収容部からの給紙を受けて印刷部で印刷出力を行う画像形成装置であって、
    電気通信回線との接続を可能とする通信インタフェース部と、
    前記給紙収容部の用紙切れを検知する用紙残量検知部と、
    前記用紙残量検知部が前記給紙収容部の用紙切れを検知すると、残りの印刷を行うための印刷ジョブを生成する中途ジョブ生成部と、
    前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを送信するジョブ送信部と、
    前記通信インタフェース部を介して前記印刷ジョブを受信するジョブ受信部と、
    前記受信された印刷ジョブを実行するジョブ実行部と、
    前記給紙収容部と前記電気通信回線を介して接続された他の画像形成装置の給紙収容部とをグループ化して設定管理するグループ管理部と、
    を有し、
    前記中途ジョブ生成部は、前記残りの印刷を前記他の画像形成装置の前記グループ化された給紙収容部からの給紙により印刷するための残りの印刷ジョブを生成し、
    前記ジョブ送信部は、前記グループ化された他の画像形成装置の給紙収容部からの給紙により印刷するための前記残りの印刷ジョブを前記他の画像形成装置に送信する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3記載の画像形成装置であって、
    複数の前記給紙収容部と、
    前記複数の給紙収容部からの連続的な前記印刷部への給紙を可能とする給紙駆動部と、
    前記用紙残量検知部が前記給紙収容部のいずれかの用紙切れを検知すると、同じグループ内の他の給紙収容部からの給紙に切り替えるよう前記給紙駆動部を制御する給紙切替制御部と、を有する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項3又は4記載の画像形成装置であって、
    前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能であるかどうかを問い合わせる給紙トレイ状態問合せ部と、
    前記給紙トレイ状態問合せ部からの問合せに対して前記給紙収容部の状態を回答する給紙トレイ状態回答部と、を有し、
    前記ジョブ送信部は、前記他の画像形成装置の前記給紙収容部での印刷が可能である旨の回答を受けた場合に前記残りの印刷ジョブを送信する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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