JP5015578B2 - 壁面下地処理用シート及び塗り壁材の施工方法 - Google Patents

壁面下地処理用シート及び塗り壁材の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、壁面下地処理用シート及び塗り壁材の施工方法に関する。
従来の建築物の壁面(本発明では天井等を含むものとする)となる石膏ボードや合板の表面に仕上げ塗り塗工をする際には、シーラー処理や下塗り等の下塗り施工を行い、乾燥させるか、或いは時間が経ってから、仕上げ塗り塗工を行っていた。そのため、施工時間がかかり、また下塗りの乾燥状態が均一でないと上塗り塗工を行ってもムラが残ってしまうなどの問題があった。
これを解決するために、不織布等の透水性がある壁面下地処理用シートを下地処理後の壁面に貼り合わせ、その上から仕上げ塗り塗工をする方法が考えられた(特許文献1参照。)。
特開2004−197327号公報
しかしながら、上記従来の壁面下地処理用シートでは、合板等の木質下地に施工する場合、仕上げ塗り材の水分等の影響で、壁面から何らかの着色成分や接着剤が壁面下地処理用シート表面に染み出してしまい、施工が困難になる可能性がある。
また、下地処理用のボードの継ぎ目や、ボードを躯体に固定するためにビスを用いた部分等の隙間や段差は、石膏系のパテなどを用いて埋められ、突出した部分は研磨紙等で研磨することで平滑な下地を作っている。この壁面に不織布等の透水性があるシート状物を貼り合わせ、その上から仕上げ塗り塗工をしようとすると、パテのある場所と無い場所とで下地の吸水性が大きく異なるため、色ムラが発生する可能性がある。
さらに、仕上げ塗り材が塗工されると、水分が下地に吸収されるのに伴い、塗り材中の着色成分も同時に下地に移行する。
このため、特に濃色に着色された仕上げ材を用いた場合に顕著であるが、下地の吸水性の違いにより、塗り材中の着色成分に濃度差が生じ、色ムラが生じる。
本発明は上記事情に鑑みて成されたものであり、仕上げ塗り塗工までの施工時間の短縮と省力化とを可能とする壁面下地処理用シート及びこれを用いた塗り壁材の施工方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明に係る壁面下地処理用シートは、壁面に貼り合わされ、その表面から仕上げ塗り材が塗工される壁面下地処理用シートであって、壁側繊維質層と、該壁側繊維質層に積層された防湿層と、該防湿層に積層された表側繊維質層とを備え、前記防湿層は金属酸化物を蒸着したフィルムで形成され、前記表側繊維質層および前記壁側繊維質層がそれぞれ紙からなることを特徴とする。
この発明によれば、繊維質層が防湿層に挟まれた構成なので、壁面から着色成分の染み出しがあっても防湿層に吸収されて、表面への染み出しを抑えることができる。同様に、接着剤の壁面側から表面側への染み出しも抑えることが可能となる。従って、下塗り施工の必要がなくなり、施工時間の短縮と省力化とが可能となる。
また、着色された仕上げ材を用いた場合に、防湿層により水分の吸収性が一定となるので、下地の吸水性の違いによって発生する色ムラを抑えることができる。
仕上げ塗り塗工時に繊維に仕上げ塗り材を食い込ませることができ、いわゆる投錨効果を発揮させて接着強度を高め、塗り材が壁から剥落するのを避けることができる。
有機溶剤等の室内汚染物質を含有しない水性の接着剤を壁側繊維質層に含有させることができ、壁面への接着剤として水性の接着剤を利用することができる。従って、作業環境への有機溶剤の飛散や、施工後の壁面からの有機溶剤の放散による健康被害を好適に抑えることができる。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記壁面に貼り合わされてから前記仕上げ塗り材が塗工されるまでの養生時間が1時間であることを特徴とする。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記壁側繊維質層の前記壁面と対向する側の面に、接着剤層が設けられ、前記接着剤層が、水分の付与により接着力を回復する再湿型接着剤を乾燥状態で備え、前記再湿型接着剤が、エチレン酢酸ビニル共重合体を含有する水溶性の接着剤であることを特徴とする。
この発明によれば、仕上げ塗り塗工の際、壁面に接着剤を塗工したり、壁側繊維質層に接着剤を塗工したりする必要が無くなり、施工時間の短縮と省力化が可能となる。
仕上げ塗り塗工の直前まで接着剤層が接着性を発現しないので、壁面下地処理用シートの運搬などを容易にすることができ、かつ、直前に水分を付与するといった簡単な作業で接着力を回復でき、仕上げ塗り塗工を容易なものとすることができる。
また、一般に、壁面に下地処理用シートを貼る際、従来の下地処理用シートではシート同士を隙間無く、かつ、下地から浮かないように貼る必要があるため、頻繁に位置調整を行う必要がある。このため、初期接着強度の強い合成樹脂系の接着剤や、いわゆる粘着剤等を利用した場合には、作業性が悪く、施工に時間がかかる。 これに対して、本発明によれば、壁面に接着剤層を接着しても、壁面から一旦剥がして再度位置調整して接着させることができる。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記接着剤層の前記壁面と対向する側の面に、剥離層が設けられ、前記剥離層はポリエチレンテレフタレート樹脂で形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、剥離層を設けることによって、施工直前まで接着剤層が表面に露出されることを抑えることができる。従って、壁面下地処理用シートの運搬などが容易となり、かつ剥離層を剥離する簡単な作業で接着剤層を表面に露出させることができ、施工作業が容易なものとなる。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記表側繊維質層の坪量が、30g/m 以上、かつ200g/m 以下であることを特徴とする。
この発明によれば、上塗り材に含有される水分を表側繊維質層が吸収して、仕上げ塗り塗工後に上塗り材を好適に乾燥、固化しやすくすることができる。また、塗工後に不用意に未乾燥の壁面に触れて傷を付ける等の不具合を避けることが出来る。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記防湿層が、厚さ10μm以上、かつ200μm以下であることを特徴とする。
この発明によれば、防湿層に柔軟性を持たせることができるとともに、吸水しても引っ張り強度を低下させないようにすることができる。
ちなみに、防湿層が金属箔からなるものとした場合には、下地処理用シート全体が固く、折れ皺のつきやすい状態となってしまう。そして、折れた部分に発生するピンホールが、防水性の低下を招く可能性がある。また、水性の仕上げ塗り材、水性の接着剤を利用した場合、金属箔に錆が発生し、着色や防水性の低下等の不具合を招く可能性があるが、合成樹脂を利用することで、これを避けることが出来る。
また、厚さが10μm未満の場合、湿潤時の引っ張り強度が低下するので防湿層の信頼性が十分とはいえなくなる。しかし、厚さが10μm以上なので、十分な引っ張り強度を確保でき、十分な信頼性を得ることができる。
また、本発明に係る壁面下地処理用シートは、前記壁面下地処理用シートであって、前記接着剤層が水分を保持していることを特徴とする。
この発明によれば、施工現場に接着剤塗工設備を持ち込む必要がなく、剥離層を剥離する簡単な作業で施工を開始することができ、小面積の施工を効率よく行うことができる。また、剥離層により接着剤の水分の喪失を抑えることができる。
本発明に係る塗り壁材の施工方法は、本発明に係る壁面下地処理用シートを壁面に貼り合わせ、その表面から仕上げ塗り材を塗工することを特徴とする。
この発明によれば、本発明に係る壁面下地処理用シートを用いるので、下塗り施工の必要がなくなり、施工時間の短縮と省力化が可能となる。この際、壁面からの着色成分の染み出しを防止し、接着剤の表面側への染み出しも防止することができる。また、着色された仕上げ材を用いた場合、下地の吸水性の違いによって発生する色ムラを防止することができる。
本発明によれば、仕上げ塗り塗工までの施工時間を短縮し、かつ省力化することができる。
本発明に係る第1の実施形態について、図1を参照して説明する。
本実施形態に係る壁面下地処理用シート1は、壁面Wに貼り合わされた後、表面から仕上げ塗り材Fが塗工される壁面下地処理用シートであって、壁側繊維質層2と、壁側繊維質層2に積層された防湿層3と、防湿層3に積層された表側繊維質層4とを備えている。
壁側繊維質層2は、不織布又は紙からなる。このため、壁面Wへの接着剤として有機溶剤等の室内汚染物質を含有しない水性の接着剤を利用することができる。ただし、これに限らず、例えば、綿布等であってもよい。
壁側繊維質層2の坪量は、200g/m以下であることが望ましい。これは、200g/m以上になると、下地シート全体の剛性が高くなりすぎ、下地への追従が難しくなるためである。経済性を考慮すると100g/m以下がより好ましい。
表側繊維質層4も、不織布又は紙からなる。このため、施工時に繊維に仕上げ塗り材が食い込み、いわゆる投錨効果を発揮して、接着強度を安定な物とし、塗り材の壁からの剥落を避けることができる。ただし、これに限らず、例えば、綿布等であってもよい。
表側繊維質層4の坪量は、30g/m以上、かつ200g/m以下となっている。このため、上塗り材に含有される水分を吸収し、塗工後の上塗り材を乾燥、固化しやすくなっている。ここで、30g/m未満であれば、水分の吸収が極端に悪化し、200g/mを超えた場合には、シート全体の剛性が高くなりすぎ、下地への追従が難しくなる。
防湿層3は、厚さが10μm以上、かつ200μm以下の合成樹脂からなる。このため、柔軟性を有し、吸水しても引っ張り強度が低下しないものが得られる。ここで、樹脂の種類によっても異なるが、厚さが10μm未満では、吸水した場合の剛性が低下しすぎて破断してしまう。また、200μmを超える場合には、シート全体の剛性が高くなりすぎ、下地への追従が難しくなってしまう。なお、経済性を考慮した場合には、さらに100μm以下であることが望ましい。
合成樹脂としては、塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂等の単独、或いは、適宜複合した樹脂が好ましく、2層以上の積層構造であっても良い。また、酸やアルカリに対して安定な金属酸化物等の無機物を蒸着したフィルムを利用してもよい。
次に、この壁面下地処理用シート1を用いた塗り壁材の施工方法について説明する。
本実施形態に係る塗り壁材の施工方法では、壁面Wに貼り合わす施工時に、壁面下地処理用シート1の壁側繊維質層2に、水溶性の接着剤を塗布する。
そして、壁面Wに壁側繊維質層2を貼り合わせ、表側繊維質層4の表面から仕上げ塗り材Fを塗工する。
この壁面下地処理用シート1及びこれを用いた塗り壁材の施工方法によれば、壁側繊維質層2と表側繊維質層4との間に防湿層が挟まれた構成なので、仕上げ塗り材が水分を含んでいても水分を防湿層3に吸収させることができる。そのため、壁面Wに水分が到達しないので、壁面Wから何らかの着色成分が染み出してくるのを抑えることができる。同様に、接着剤に水分が含まれていても、防湿層3が吸収するので、壁面W側から表側繊維質層4の表面への染み出しを抑えることが可能となる。従って、下塗り施工の必要がなくなり、施工時間の短縮と省力化とが可能となる。
また、着色された仕上げ材を用いた場合に、防湿層3により水分の吸収性が一定となるので、下地の吸水性の違いによって発生する色ムラを抑えることができる。
次に、第2の実施形態について図2を参照しながら説明する。
なお、上述した第1の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第2の実施形態と第1の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る壁面下地処理用シート10の壁側繊維質層2の壁面Wと対向する側の面2aに、接着剤層11がさらに設けられた点である。
接着剤層11は、デンプンや酢酸ビニル樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体、アクリル系樹脂などの、水分の付与により接着力を回復する水溶性の再湿型接着剤を乾燥状態で備えている。
この壁面下地処理用シート10を用いた塗り壁材の施工方法では、壁面Wに貼り合わす施工時に、壁面下地処理用シート10の接着剤層11に、水分を供給する。そして、壁面Wに接着剤層11を貼り合わせ、表側繊維質層4の表面から仕上げ塗り材Fを塗工する。
この壁面下地処理用シート10及びこれを用いた塗り壁材の施工方法によれば、仕上げ塗り塗工の際、壁面Wに接着剤を塗工したり、壁側繊維質層に接着剤を塗工したりする必要が無くなり、施工時間の短縮と省力化が可能となる。また、仕上げ塗り塗工の直前まで接着剤層11が接着性を発現しないので、運搬などを容易にすることができ、かつ、水分を付与するといった簡単な作業で済ませることができる。さらに、壁面Wに接着剤層11を接着しても、壁面Wから一旦剥がして何回も位置調整して接着させることができる。
次に、第3の実施形態について図3を参照しながら説明する。
なお、上述した他の実施形態と同様の構成要素には同一符号を付すとともに説明を省略する。
第3の実施形態と第2の実施形態との異なる点は、本実施形態に係る壁面下地処理用シート20の接着剤層11の壁面Wと対向する側の面11aに、剥離層21がさらに設けられたとした点である。
剥離層21は、一時的に接着剤層11に積層されても容易に剥離可能なものであれば良く、接着剤層11の接着剤の成分により適宜決定される。具体的にはポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリプロピレン樹脂などが使用できる。剥離層21の厚さは、12〜25μmが作業効率上好ましい。なお、接着剤層11は、予め水分を保持しているものであれば、剥離層21を剥がした後、接着剤層に水分を供給しなくてもよいので、作業の効率化が図られる。
この壁面下地処理用シート20を用いた塗り壁材の施工方法では、壁面Wに貼り合わす施工時に、壁面下地処理用シート20の剥離層21を接着剤層11から除去する。そして、壁面Wに接着剤層11を貼り合わせ、表側繊維質層4の表面から仕上げ塗り材Fを塗工する。
この壁面下地処理用シート20及びこれを用いた塗り壁材の施工方法によれば、剥離層21を設けることによって、施工直前まで接着剤層11が表面に露出されることを抑えることができる。従って、壁面下地処理用シート20の運搬などが容易となり、かつ剥離層21を剥離する簡単な作業で接着剤層11を表面に露出させることができ、施工作業が容易なものとなる。
なお、本発明の技術範囲は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
表面側繊維質層としてポリエステル繊維75%、パルプ25%の繊維を湿式抄造した坪量50g/mの不織布を用い、壁面側繊維質層2として坪量30g/mの紙間強化紙を用い、これらを防湿層3となる15μmのポリエチレン樹脂によりエクストルージョン法にて押出ラミネートした。この壁面側繊維質層側に接着剤層を設けた。この接着剤として、デンプンを主体とした壁紙用糊(ヤヨイ化学社製:「ルーアマイルド」)を希釈せずに、塗布量150g/mとなるようにして塗布して、本発明の壁面下地処理用シートを得た。
壁面として石膏ボード(吉野石膏社製:「タイガーボード」)の継ぎ目をパテで埋めた後に研磨紙(メッシュ400)を用いて研磨して平滑にした後、得られた壁面下地処理用シートを貼った。そして、乾燥後の厚さが約3mmとなるように仕上げ塗り剤(富士川工業製:「レーヴ内装用」)を塗り施工した。
仕上げは色ムラもなく平滑な仕上がりとなり、仕上げ塗りを開始するまでの養生時間は1時間で十分あった。
また、壁面としてラワン材を用いて製造された厚み12mmの合板に、得られた壁面下地処理用シートを貼り、乾燥後の厚み約3mmとなるように仕上げ塗り材(富士川工業製:「レーヴ内装用」)を塗り施工した。
仕上げは色ムラもなく平滑な仕上がりとなり、仕上げ塗りを開始するまでの養生時間は1時間で十分あった。
(比較例1)
乾燥後の厚み約3mmとなるように下塗り材として(富士川工業製:「レーヴ内装用下塗り材」)を壁面に直接施工した。そして、実施例1と同様に仕上げ塗りまでを行った。
仕上げは色ムラもなく平滑な仕上がりとなったが、仕上げ塗り開始までの養生時間は6時間必要であった。
(比較例2)
壁面下地処理用シートとして、ポリエステル繊維75%、パルプ25%の繊維を湿式抄造した坪量50g/mの不織布を用いた。そして、実施例1と同様に仕上げ塗りまでを行った。
石膏ボードでは継ぎ目の部分と石膏ボード表面で色むらが発生し、また不織布表面に糊が染み出した為、施工が非常に困難であった。ラワン合板には、木材から染み出した成分に起因すると見られる着色があった。不織布表面に糊が染み出したため、施工が非常に困難であった。
本発明の第1の実施形態に係る壁面処理用下地シートを示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る壁面処理用下地シートを示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る壁面処理用下地シートを示す断面図である。
符号の説明
1,10,20 壁面下地処理用シート
2 壁側繊維質層
3 防湿層
4 表側繊維質層
11 接着剤層
21 剥離層

Claims (8)

  1. 壁面に貼り合わされた後、表面から仕上げ塗り材が塗工される壁面下地処理用シートであって、
    壁側繊維質層と、該壁側繊維質層に積層された防湿層と、該防湿層に積層された表側繊維質層とを備え、
    前記防湿層は金属酸化物を蒸着したフィルムで形成され、
    前記表側繊維質層および前記壁側繊維質層がそれぞれ紙からなることを特徴とする壁面下地処理用シート。
  2. 前記壁面に貼り合わされてから前記仕上げ塗り材が塗工されるまでの養生時間が1時間であることを特徴とする請求項1に記載の壁面下地処理用シート。
  3. 前記壁側繊維質層の前記壁面と対向する側の面に、接着剤層が設けられ、
    前記接着剤層が、水分の付与により接着力を回復する再湿型接着剤を乾燥状態で備え、
    前記再湿型接着剤が、エチレン酢酸ビニル共重合体を含有する水溶性の接着剤であることを特徴とする請求項1または2に記載の壁面下地処理用シート。
  4. 前記接着剤層の前記壁面と対向する側の面に、剥離層が設けられ、
    前記剥離層はポリエチレンテレフタレート樹脂で形成されていることを特徴とする請求項3に記載の壁面下地処理用シート。
  5. 前記表側繊維質層の坪量が、30g/m以上、かつ200g/m以下であることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の壁面下地処理用シート。
  6. 前記防湿層が、厚さ10μm以上、かつ200μm以下であることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の壁面下地処理用シート。
  7. 前記接着剤層が水分を保持していることを特徴とする請求項3または4に記載の壁面下地処理用シート。
  8. 請求項1から7の何れか一つに記載の壁面下地処理用シートを壁面に貼り合わせ、その表面から仕上げ塗り材を塗工することを特徴とする塗り壁材の施工方法。
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