JP5015539B2 - 抄紙機の汚染防止方法 - Google Patents
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かかるウエブ搾水機構においては、ボトムロールに設けられボトムロールとトップロールとのニップ部近傍からボトムロールとトランスファロールとのニップ部近傍までの範囲でボトムロールの周面に吸引力を作用させるサクションボックスを備えている。
この場合、シュープレスやフェルトに異物が付着したまま湿紙が押圧されるため、湿紙に凹部が生じ、極端には穴が空く等の不具合が生じる。
また、フェルトに付着した異物は、フェルト表面やフェルトを案内するフェルトロールに蓄積される。
この場合、後進する湿紙に汚れが付着することになる。
ところが、この汚染防止剤ではプレスロールの汚染を抑制できるものの、未だ改善の余地がある。
また、プレスパート後のドライヤパート等におけるペーパーロールやカンバス等の汚染は十分に抑制できない。
そして、本発明者らは更に鋭意研究を重ねた結果、以下の発明により上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成するに至った。
〔化1〕
[式(1)中、Rは置換基を有していてもよい有機基又は水素原子を示し、p,rはそれぞれ独立に0〜228の整数を示し、qは0〜69の整数を示す。但し、前記p,q,rは同時に0とはならない。]
また、このとき湿紙から汚染防止剤がフェルト、フェルトロール、プレスロールに転移されるため、フェルト、フェルトロール、プレスロールは汚染が一層抑制される。
これにより、例えば、プレスロールへの異物の付着により湿紙が押圧されて穴が空く等の不具合の発生が抑制される。
さらに、湿紙に汚染防止剤が付与されているため、プレスパート後においても、湿紙が接触するペーパーロールやカンバスに湿紙から汚染防止剤が転移される。
このため、ペーパーロールやカンバスの汚染も抑制される。
この場合、直接汚染防止剤を湿紙に付与することにより、湿紙が破れるという事態が生じるのを抑制できる。
また、フェルト又はプレスロールを介することにより、湿紙に汚染防止剤を均一に付与できる。
この場合、汚染防止剤の付与量を最小限に止めることができると共に、設備も簡素化できる。
この場合、湿紙を押圧する面が大きくなるため、湿紙を効率よく脱水できる。
これにより、湿紙に付与された汚染防止剤の濃度をより高くすることができる。
この場合、プレスロール表面に異物が付着することをより確実に抑制できる。
また、汚染防止剤をプレスロール表面に均一に付着させることができ、汚染防止剤の過剰塗布による湿紙の破れも抑制できる。
これにより、湿紙表面に高濃度の汚染防止剤を付与することができ、更には湿紙表面からプレスロール等に確実に汚染防止剤を転移させることができる。
また、上記一般式(1)中のRが置換基を有していてもよい炭素数10〜16の炭化水素基であり、pとrとの和が6〜20の整数であり、qが0〜2の整数であることが好ましい。
これらの場合、汚染防止効果がより向上する。
この場合、汚染防止剤を確実かつ均一に湿紙に付着させることができる。
かかる汚染防止剤によれば、プレスロール、フェルト及びフェルトロールの汚染を十分に抑制されると共に、プレスパート後におけるペーパーロールやカンバスの汚染も十分に抑制される。
[式(1)中、Rは置換基を有していてもよい有機基又は水素原子を示し、p,rはそれぞれ独立に0〜228の整数を示し、qは0〜69の整数を示す。但し、前記p,q,rは同時に0とはならない。]
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。
また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。
更に、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
図1に示すように、抄紙機100は、フェルトと、フェルトを案内するフェルトロールと、フェルトを介して湿紙を押圧するための一対のプレスロールと、上記フェルト中の水分を吸引するための複数のサクションボックスと、フェルトに汚染防止剤を付与するための吹付け具と、を備えている。
同様に上記第1ボトム側フェルト16は、複数の第1ボトム側フェルトロールによりループ状に案内されるようになっており、ボトムロール12が内接するように配置される。
同様に上記第2ボトム側フェルト26は、複数の第2ボトム側フェルトロールによりループ状に案内されるようになっており、シュープレス22が内接するように配置される。
また、第2ボトム側フェルト26の表面には、該第2ボトム側フェルト26中の水分を吸引するためのサクションボックス26aと、該サクションボックス26aが第2ボトム側フェルト26中の水分を吸引した後に該第2ボトム側フェルト26に汚染防止剤を付与可能な吹付け具26bと、該サクションボックス26aが第2ボトム側フェルト26中の水分を吸引する前に該第2ボトム側フェルト26に汚染防止剤を付与可能な吹付け具27bと、が設けられている。
また、ドクターブレード30cでトップロール31に付着した異物を除去する前にトップロール31に汚染防止剤を付与可能な吹付け具30bと、ドクターブレード30c及びドクターブレード31cの間にトップロール31に汚染防止剤を付与可能な吹付け具31bとが設けられている。
なお、上記サクションロール40は内部が減圧されており、搬送される湿紙を吸引することが可能となっている。
図2に示すように、第2プレス部Bのプレスロール20は、円筒状のトップロール21と、該トップロール21の下面に合致するような形状を有するゴム製の押上げ部22a、該押上げ部22aを押し上げるための昇降機構22b及び押し上げ部22aを収容する枠体22cを有するシュープレス22とを備える。
すなわち、図3に示すように、押上げ部22aを上昇させると、第2トップ側フェルト25、湿紙50及び第2ボトム側フェルト26がこの順序でトップロール21とシュープレス22との間に挟持され押圧される。
また、上記昇降機構22bは図示しないモータにより昇降される。
そして、この状態からトップロール21が回転することにより、第2トップ側フェルト25、湿紙50及び第2ボトム側フェルト26が搬送される。
なお、第3プレス部Cのプレスロール30については、第2トップ側フェルト25に相当するフェルトがないこと以外は上述のプレスロール20と同様の構成となっている。
図4に示す吹付け具26bは、スプレー式であり、筒状の基体27と、該基体27に取付けられた複数の噴霧ノズル28とを有する。
このため、吹付け具26bは、フェルトの表面全体に比較的多量の汚染防止剤70を同時に吹付けることができる。
なお、吹付け具27b、36b、37bも吹付け具26bと同様の形態であってもよい。
図5は、プレスパート後のドライヤパート及びカレンダーパートを示す概略図である。
図5に示すように、ドライヤパート200は、複数配列されたドライヤ80と、ドライヤ80に湿紙を接触させ効率よく乾燥させるためのカンバス81とを備える。
また、カレンダーパート300は、湿紙50をカレンダー加工するための一対のカレンダーロール82を備える。
本発明の抄紙機の汚染防止方法は上述したような抄紙機の抄紙機100における湿紙の脱水と共に行われる。
そして、その状態で押圧部P1において、プレスロール10により押圧される。
そして、湿紙50が吸着したまま、サクションロール40が回転することにより、湿紙50が第2トップ側フェルト25及び第2ボトム側フェルト26に挟持され、プレスロール20に搬送される。そして、その状態で押圧部P2において、プレスロール20により押圧される。
これらの押圧により湿紙50は脱水される。
一方、第2ボトム側フェルト26は、吹付け具27bにより、汚染防止剤が付与され、次にサクションボックス26aにより、水分が吸引された後、吹付け具26bにより、汚染防止剤が付与される。
その後、吹付け具31bにより、トップロール31に汚染防止剤が付与され、ドクターブレード31cによりドクターブレード30cで除去できなかった異物を除去する。
このとき、吹付け具30bにより付与された汚染防止剤は、ドクターブレード30cによりトップロール31の面に均一に均され、吹付け具31bにより付与された汚染防止剤は、ドクターブレード31cによりトップロール31の面に均一に均される。
なお、トップロール31、第2ボトム側フェルト26及び第3ボトム側フェルト36に含まれる汚染防止剤とはそれぞれ同一種類であっても、異なる種類であってもよい。
そして、カレンダーパート300に搬送された紙は、一対のカレンダーロール82に挟持され、カレンダー加工される。
また、このとき湿紙から汚染防止剤が第2ボトム側フェルト26、第3ボトム側フェルト36、トップロール31に転移されるため、プレスロール、フェルト及び該フェルトが接触するフェルトロールは汚染が一層抑制される。
さらに、湿紙50に汚染防止剤が付与されているため、プレスパート後においても、湿紙が接触するペーパーロール60、ドライヤ80、カンバス81、カレンダーロール82に湿紙50から汚染防止剤が転移される。
このため、ペーパーロール60、ドライヤ80、カンバス81、カレンダーロール82の汚染も抑制される。
また、湿紙50に汚染防止剤を均一に付与できるという利点もある。
これらのことにより、湿紙50表面に高濃度の汚染防止剤を付与することができ、更には湿紙50表面からトップロール31等に確実に汚染防止剤を転移させることができる。
また、ドクターブレード31cで残存する異物を除去できると共に、付与された汚染防止剤をトップロール31の面に均一に均すことができる。
これにより、湿紙50に付与された汚染防止剤の濃度をより高くすることができる。
但し、p,q,rは同時に0とはならない。
このため、シュープレスやペーパーロールを長期間用いた場合であっても異物の付着が十分に抑制される。
なお、上記一般式(1)で表される化合物は、これらの置換基を単独で有していても、単独で複数有していても、2種類以上有していてもよい。
すなわち、pは27〜228の整数であることが好ましく、38〜199の整数であることがより好ましい。
qは25〜69の整数であることが好ましく、34〜60の整数であることがより好ましい。
rは27〜228の整数であることが好ましく、38〜199の整数であることがより好ましい。
また、これに加えてpとrとの値が同じであることが更に好ましい。
なお、本発明の汚染防止剤は、一般式(1)で表される化合物において、p,q,rの値が異なる化合物を2種類以上含んでいてもよい。
なお、上記炭化水素基は置換基を有していないものであることが好ましい。
なお、本発明の汚染防止剤は、一般式(1)で表される化合物において、炭素数が異なる化合物を2種類以上含んでいてもよい。
また、qは0〜2の整数であることが好ましく、0であることがより好ましい。
これらの水溶性ポリマーは単独で用いても、2種類以上混合して用いてもよい。
なお、両性とは、カチオン性単量体とアニオン性単量体とを重合させることにより得られる。
この場合、シュープレスやペーパーロールへの異物の付着がより抑制される。
また、カチオン性水溶性ポリマーは、カチオン性単量体である重合可能な官能基を有するハロゲン化アミン誘導体と、ノニオン性単量体であるエチレン性二重結合を有するモノマーとを重合させることにより得られるポリマーであってもよい。
また、上記エチレン性二重結合を有するモノマーとしては、エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロピレングリコールモノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
これらの単量体は単独で用いても、2種類以上混合して用いてもよい。
なお、上記カチオン性単量体とアニオン性単量体とを重合させる際には、上述したノニオン性単量体を同時に重合させてもよい。
また、上記重合可能な官能基を有するカルボン酸誘導体としては、(メタ)アクリル酸等が挙げられる。
これらの単量体は単独で用いても、2種類以上混合して用いてもよい。
この場合、汚染防止剤をフェルト表面上により均一に付与することができる。
フェルトに対する汚染防止剤の付着量が5×10−6g/m2未満であると、付着量が上記範囲にある場合と比較して、付着量が過少であるため、十分な汚染抑制効果が得えられない傾向にあり、付着量が5×10−3g/m2を超えると、汚染抑制効果の向上が認められなくなる傾向にある。
例えば、第1トップ側フェルト15、第1ボトム側フェルト16、第2トップ側フェルト25に汚染防止剤を付与してもよく、フェルトに接触するそれぞれのフェルトロールに汚染防止剤を付与しフェルトに汚染防止剤を転移させてもよい。
すなわち、湿紙50と接触するフェルトの面、該フェルトの面と接触するフェルトロールの面、又は湿紙と接触するプレスロールの面、に汚染防止剤を付与することが好ましい。
この場合、汚染防止剤の付与量を最小限に止めることができると共に、設備も簡素化できる。
逆に、全てがシュープレスでなくてもよい。
なお、プレスロールの配列数は特に限定されず、シュープレスの位置についても特に限定されない。
すなわち、サクションボックスがフェルト中の水分を吸引した後にフェルトに汚染防止剤を付与することが好ましい。
すなわち、ドクターブレード30cとドクターブレード31cとの間において、汚染防止剤をトップロール31に付与することが好ましい。
換言すると、トップロールが2つのドクターブレードを備えるときは、2つのドクターブレードの間に汚染防止剤を付与することが好ましい。
この場合、均一且つ確実にトップロールに汚染防止剤を付与することができる。
(実施例1)
[汚染防止剤]
水80質量%中に、下記一般式(3)で表されるポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマー(プロピレンオキサイド基の分子量:2000、エチレンオキサイド基の含有割合:40質量%、p=34、q=38、r=38、表面張力38.6mN/m)10質量%と、両性水溶性ポリマー10質量%とを加えることにより、汚染防止剤を得た。
図5に示すドライヤパート200とカレンダーパート300とを備えた図1に示す抄紙機100を稼動させた。
すなわち、得られた汚染防止剤を吹付け具30b,31b,27b,37bに注入し、トップロール31、第2ボトム側フェルト26,第3ボトム側フェルト36それぞれに吹き付けて、湿紙の脱水を行った。
稼動条件は、次の通りである。
抄造品種:板紙
坪量:160〜320g/m2
紙幅:6m
湿紙の移動速度:400〜800m/min
ペーパーロールの材質:鉄心ロール
汚染防止剤の付与量:25cc/min
実施例1において得られた汚染防止剤を、サクションボックス26a,36aの後に設けられている吹付け具26b,36bにも注入し、フェルト26,36それぞれに吹き付けて、湿紙の脱水工程を行ったこと以外は、実施例1と同様にして湿紙の脱水を行った。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーの代わりに、下記一般式(1)で表される化合物(エチレンオキサイド基の含有割合:70質量%、炭素数12(直鎖ドデシル)、p+r=10、q=0、表面張力31.0mN/m)を用い、両性水溶性ポリマーの代わりに、カチオン性水溶性ポリマーを用いたこと以外は実施例1と同様にして湿紙の脱水を行った。
実施例3において得られた汚染防止剤を、サクションボックス26a,36aの後に設けられている吹付け具26b,36bにも注入し、フェルト26,36それぞれに吹き付けて、湿紙の脱水工程を行ったこと以外は、実施例2と同様にして湿紙の脱水を行った。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーを用いず、塩化アルキルジメチルベンザルコニウムを用いたこと以外は実施例1と同様にして湿紙の脱水を行った。
ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンブロックポリマーを用いず、塩化アルキルジメチルベンザルコニウムを用いたこと以外は実施例2と同様にして湿紙の脱水を行った。
実施例1〜4及び比較例1,2において、抄紙機を1週間稼動させた後、フェルトロール38、ペーパーロール60、トップロール31及びドライパート200におけるカンバス81の汚染状態(汚れ量)をそれぞれ測定した。
なお、トップロール31の汚れ量は、ドクターブレード30bの刃先に溜まる汚れの量を採取して測定した。
得られた結果を表1に示す。
また、各実施例の結果は汚染防止剤として水のみを用いた場合のフェルトロール38、ペーパーロール60、トップロール31及びドライパート200におけるカンバス81の汚れの量をそれぞれ10としたときの規格値(ブランクに対する相対値)で示す。
さらに、実施例1及び比較例1における実機試験後のフェルトロール38の写真を図6及び図7に、実施例1及び比較例1における実機試験後のペーパーロール60の写真を図8及び図9に、実施例1及び比較例1における実機試験後のトップロール31の写真を図10及び図11に、実施例1及び比較例1における実機試験後のカンバス81の写真を図12及び図13に、それぞれ示す。
また、実施例2,4の結果は実施例1,3の結果よりも優れていることから、サクションボックスがフェルト中の水分を吸引した後に汚染防止剤をフェルトに付与することにより、フェルトロール38、ペーパーロール60、トップロール31及びカンバス81の汚染を一層抑制できることが確認された。
11,21,31・・・トップロール
12・・・ボトムロール
15・・・第1トップ側フェルト
15a,16a,25a,26a,36a・・・サクションボックス
16・・・第1ボトム側フェルト
22,32・・・シュープレス
22a・・・押上げ部
22b・・・昇降機構
22c・・・枠体
25・・・第2トップ側フェルト
26・・・第2ボトム側フェルト
26b,27b,30b,31b,36b,37b・・・吹付け具
27・・・基体
28・・・噴霧ノズル
30c,31c・・・ドクターブレード
36・・・第3ボトム側フェルト
38・・・フェルトロール
40・・・サクションロール
50・・・湿紙
60・・・ペーパーロール
70・・・汚染防止剤
100・・・抄紙機
A・・・第1プレス部
B・・・第2プレス部
C・・・第3プレス部
P1,P2,P3・・・押圧部
Claims (7)
- フェルトと、前記フェルトを案内するフェルトロールと、前記フェルトを介して湿紙を押圧するための一対のプレスロールと、前記フェルト中の水分を吸引するためのサクションボックスと、を備えた抄紙機の汚染防止方法であって、
前記サクションボックスが前記フェルト中の水分を吸引した後に、前記フェルトに、下記一般式(1)で表される化合物と、水溶性ポリマーとを含む汚染防止剤を付与し、該フェルトを介して、前記湿紙に汚染防止剤を付着させる、抄紙機の汚染防止方法。
〔化1〕
[式(1)中、Rは置換基を有していてもよい有機基又は水素原子を示し、p,rはそれぞれ独立に0〜228の整数を示し、qは0〜69の整数を示す。但し、前記p,q,rは同時に0とはならない。] - 前記湿紙と接触する前記フェルトの面、該フェルトの面と接触する前記フェルトロールの面、又は前記湿紙と接触する前記プレスロールの面、に汚染防止剤を付与する、請求項1記載の抄紙機の汚染防止方法。
- 前記一対のプレスロールのうちの一方がシュープレスである、請求項1記載の抄紙機の汚染防止方法。
- 前記抄紙機が、前記プレスロールに付着する異物を除去するためのドクターブレードを備え、
前記ドクターブレードで前記異物を除去する前に前記汚染防止剤を前記プレスロールに付与する、請求項1記載の汚染防止方法。 - 前記一般式(1)中のRが水素原子であり、p及びrがそれぞれ独立に27〜228の整数であり、qが25〜69の整数である、請求項1記載の抄紙機の汚染防止方法。
- 前記一般式(1)中のRが置換基を有していてもよい炭素数10〜16の炭化水素基であり、pとrとの和が6〜20の整数であり、qが0〜2の整数である、請求項1記載の抄紙機の汚染防止方法。
- 前記フェルトに対する前記汚染防止剤の付着量が5×10−6〜5×10−3g/m2である、請求項1記載の抄紙機の汚染防止方法。
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