JP5014065B2 - 圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は圧縮機、特に空気調和機などに使用される電動式の冷媒圧縮機の電動機部の構造に関するものである。
一般に圧縮機は電動機の巻線が何らかの原因によりレアーショートに至った場合、その熱影響により、圧縮機内部の巻線用引出線間、更には圧縮機ターミナルの各相の端子間での短絡に発展し、この時に生じる短絡電流により、圧縮機ターミナルの端子溶融や圧縮機電気回路部品の損傷に至る恐れがあった。
そこで、従来の圧縮機では、3本の引出し線は、回転部などへの接触防止のため、離散しないように耐熱性の高い材料から構成された編組スリーブで被覆されて結束されている。また圧縮機内は冷媒、油が封入されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のインターナルサーモを有する圧縮機においても、上記の巻線レアーショートなどの熱影響により、上記の不具合現象の他に、圧縮機内部の巻線引出線とインターナルサーモ用引出線の接触に至り、インターナルサーモ用ターミナルの端子溶融や圧縮機の暴走運転などの不具合を生じる可能性もあった。
そこで、従来のもう1つのインターナルサーモを有する圧縮機では、インターナルサーモ用引出線は回転部などへの接触防止のため、離散しにくいように、可能な限り圧縮機巻線用引出線と一緒に結束されるか、束ねた上に軽く捩って配線されている。
実開昭63−136276号公報(第8〜9頁、第4図)
上記従来の圧縮機は、何らかの理由により巻線のレアーショートや過負荷による過熱損傷に至った場合、その熱影響で巻線との接続部近傍の引出し線の被覆は損傷を受け、引出線間で短絡を生じる可能性がある。短絡が生じた場合、短絡電流の影響で互いに接触させて配線した引出線の被覆が更に過熱損傷し、圧縮機ターミナル側に向かって短絡を断続的に継続していく恐れがある。
更に、この引出線間の短絡による銅(引出線材料)の溶融飛散やラジカルの増加により、最終的にターミナルの各相端子相互間の短絡に至り、端子の一部が溶融することで、圧縮機内の冷媒や潤滑油が圧縮機外に噴出する恐れも生じてくる。
なお、冷媒や油が噴出した際に、噴出した鉱油、アルキルベンゼン、エステル、エーテル、PAG等の油が発火する恐れがある。さらに冷媒がプロパン、イソブタンなどの可燃性の場合は爆発的な燃焼が発生するおそれがある。
また、冷媒がCO2の場合、運転圧力が10MPaと他の冷媒(運転圧力は約2MPa)と比べて高いため、ターミナルのガラス端子が溶融し、その結果、ガラス端子が圧縮機内部の高い内圧によって高いエネルギーで圧縮機外へ飛び出すことによる被害が大きくなる恐れがあるという問題があった。
また、従来のインターナルサーモを有する圧縮機においては、上記従来例の圧縮機における問題点に加えて、巻線用引出線とインターナルサーモ用引出線が短絡する可能性が生じ、特に巻線用引出線の途中にインターナルサーモ用ターミナルが位置している場合は、その間で短絡を生じ、インターナルサーモ用ターミナルが溶融し、内部の冷媒や潤滑油が吹き出す可能性がある。
また、巻線用引出線とインターナルサーモ用引出線が短絡することで、制御回路の電流ヒューズは溶断するが、電磁接触器のコイルには保護装置をバイバスする形で通電され、圧縮機は保護装置が効かない形で連続運転される。
このような場合、電源ブレーカの短絡保護の特性にもよるが、最終的に、圧縮機電動機の巻線レアーショートから圧縮機内部の巻線用引出線間の短絡による短絡電流の発生で、圧縮機端子の溶融による冷媒や潤滑油の噴出し、又は接触器の許容遮断電流を上回ることによる大電流アークの継続での発火、又は熱動過電流継電器ヒータ部の溶融による発火、又は配線類の被覆の熱損傷による線間短絡発火など、回路上の最も弱い部分が損傷し、場合によっては発火する恐れも生じるという問題があった。
なお、圧縮機が保護装置無効で連続運転される場合は、頻繁な圧縮機の発停又は巻線レアーショートによる過電流により、接触器の接点が溶着することでも生じる。これにより、上記同様の被害を受ける恐れが生じる。
そこで、本発明はかかる問題点を解決するためになされたものであり、電動機の巻線レアーショートなどにおける熱影響が生じても、圧縮機内部の巻線用引出線間、更にはターミナル間での短絡を防止できる構造を備えた圧縮機を、またインターナルサーモを有する圧縮機においては、更に巻線用引出線とインターナルサーモ用引出線との短絡を防止できる構造を備えた圧縮機を提供することにある。
本発明に係る圧縮機は、圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆い、前記引出線の1箇所もしくは複数箇所に、それぞれの引出線間を短絡が生じない空間距離で保持する耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する間隔保持材が設けられているものである。
本発明に係る圧縮機においては、圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆っているので、経年劣化により、電動機巻線が劣化し、巻線レアーショートなどの異常時においても、引出線間の短絡を防止し、また、仮に引出線間の短絡を生じても、その継続を防止して圧縮機に設けられている電磁接触器、熱動式過電流継電器、圧縮機への配線、電動機用ターミナルの端子など圧縮機回路部品への短絡電流の影響を少なくすることで、それらの損傷を防止できる安全性の高い圧縮機を得ることができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1の圧縮機の電動機部を示す一部切欠の平面図、図2は同圧縮機の電動機部を示す部分断面図、図3は同圧縮機の電動機部の電気回路図、図4は同圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図である。
図1、2において、圧縮機の金属で形成された外郭1の上面にそれそれ三相の相別に3つの引出線用端子2aを有する電動機用ターミナル2が設けられている。その電動機用ターミナル2の引出線用端子2aは一端が外側に位置して電源線と接続され、他端が内側に位置して合成樹脂で被覆された引出線5と接続されるように構成されている。
外郭1の内部には電動機の巻線3と固定子4と回転子6とが配設されている。
引出線5は各相別に、一方の端末を巻線3のコイルエンド部で巻線端末に接続され、その他方の端末を電動機用ターミナル2の各相の引出線用端子2aに接続されている。外郭1の上面にはさらに吐出管7が設けられている。
図3の電気回路図に示すように、圧縮機用電磁接触器11の接点12の各相の一方は熱動過電流継電器14に接続され、各相の他方は電源端子台20に接続されている。また、圧縮機用電磁接触器11のコイル部13の一方は熱動過電流継電器14の接点部16の一方に接続され、コイル部13の他方は電源端子台20の一相に接続されている。
熱動過電流継電器14の2相のヒータ部14は電動機用ターミナル2のU相とW相の引出線用端子2aに接続されている。圧縮機用電磁接触器11の接点12の各相の一方は電動機用ターミナル2のV相の電源用端子2aに直接接続されている。
熱動過電流継電器14の接点部16の他方は、圧縮機の他の保護装置の接点18及び運転スイッチ19を介して電源端子台20の中間のもう一相に接続されている。その電源端子台20の中間のもう一相は圧縮機用電磁接触器11の接点12を介して電動機用ターミナル2のV相の引出線用端子2aに接続されている。
運転スイッチ19と電源端子台20の中間のもう一相との間にヒューズ17aが設けられ、圧縮機用電磁接触器11のコイル部13と電源端子台20のもう一相との間にヒューズ17bが設けられている。その3相の電源端子台20は電流ブレーカ22を介してRSTの三相電源に接続されている。
ここで、圧縮機は運転スイッチ19の動作にて運転を開始するが、過電流の場合は圧縮機用熱動過電流継電器14のヒータ15が温度上昇することでバイメタルにより熱動過電流継電器14の接点16が開き、圧縮機用電磁接触器11のコイル部13への通電を止めることで接点12が開し、圧縮機の運転を停止する。
図4に示すように、巻線3のコイルエンド部で巻線端末と電動機用ターミナル2の引出線用端子2bとを接続している各相の外径2〜4mm程度の引出線5a、5b、5cの全長の外周をそれぞれ引出線被覆以上の耐熱性を有し、巻線レアショート時の以上温度上昇により周囲温度が例えば400℃まで使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力と不燃性を有する例えばガラス繊維や雲母等の材料で形成された円筒状の絶縁物23a、23b、23cで覆っている。
以上のように、引出線5a、5b、5cの全長の外周をそれぞれ引出線被覆以上の耐熱性を有する絶縁物23a、23b、23cで覆っているので、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
また、引出線5a、5b、5cの全長において、電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2a近傍の引出線相互の間隔が離れている部分を除き、引出線相互が密着している部分の一部の外周をそれぞれ絶縁物23a、23b、23cで覆っていて、経年劣化により、電動機巻線が劣化し、その一部に巻線レアーショート時の異常温度上昇があってもその部分の引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2の圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図、図6は同圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す部分断面図である。
この実施の形態2は、図5に示すように、合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cは、それぞれ電動機用ターミナル2の各相3つの各引出線用端子2a間相互の距離(12mm程度)程の間隔を持って間隔保持部材24で保持されている。
この間隔保持部材24は引出し線被覆以上の耐熱性と絶縁性と難燃グレードV−0以上の不燃性を有する例えばセラミックスの材料で所定の厚さをもった円形に形成されており、外周に略等角度間隔に3つの引出線挿通溝24aを有している。
この間隔保持部材24は電動機用ターミナル2の外周に接着剤で取り付けられた筒状の保持部材支持具25の底部に設けられた内側フランジ25aによって支持されている。
この保持部材支持具25は電動機用ターミナル2の外周に接着剤で取り付けられているが、電動機用ターミナル2と一体に形成してもよい。
以上のように、電動機用ターミナル2の各相3つの各引出線用端子2aに接続された引出線5a、5b、5cは、引出線被覆以上の耐熱性と絶縁性と不燃性を有する間隔保持部材24の3つの引出線挿通溝24aを挿通させられることにより、3つの各引出線用端子2a間相互の距離程の間隔を持って保持され、間隔保持部材24が絶縁性を有するので、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
さらに、引出線5a、5b、5cの被覆が絶縁性を失った状態で、金属で形成された外郭1と引出線5a、5b、5cを間隔を置いて保持した間隔保持部材24の外周が接触しても、引出線5a、5b、5c間は間隔保持部材24によって十分な距離を確保しているため、引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
なお、この間隔保持部材24を引出線経路の1箇所だけでなく、複数箇所に設置されるようにしてもよい。
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図である。
この実施の形態3は、電動機用ターミナル2の各相3つの各引出線用端子2aに接続された合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末の位置を、巻線3のコイルエンド部を分割する形でほぼ同間隔となるよう分けて設けるようにしたものである。
以上のように、引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末の位置を、巻線3のコイルエンド部を分割する形でほぼ同間隔となるよう分けて設けるようにしたので、電動機用ターミナル2の各相3つの各引出線用端子2aから巻線3の巻線端末に至るそれぞれの引出線5a、5b、5cはお互いに接近することなく配線され、互いにに十分離れているため、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
実施の形態4.
図8は本発明の実施の形態4の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図である。
上記実施の形態1〜3の電動機用ターミナル2は各相3つの引出線用端子2aを有していたが、この実施の形態4では、各相毎にそれぞれ引出線用端子を有する3つの単独ターミナル26a、26b、26cとから構成されている。
そして、これら3つの単独ターミナル26a、26b、26cは外郭1の上面に略等角度間隔を置いて設けられている。
また、合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末の位置も、実施の形態3と同様に、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設けるようにしている。
以上のように、外郭1の上面に略等角度間隔を置いて3つの単独ターミナル26a、26b、26cが設けられ、引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末の位置も、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設けるようにしたので、3つの単独ターミナル26a、26b、26cの各引出線用端子から巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末に接続されたそれぞれの引出線5a、5b、5cはお互いに接近することなく配線され、互いに十分離れているため、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間の短絡が防止される。
実施の形態5.
図9は本発明の実施の形態5の圧縮機の電動機部を示す部分断面図、図10同圧縮機の電動機部の横断面図である。
この実施の形態5は、上記実施の形態1〜3の電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2aに、3つの合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cが接続されているプラグ状の接続器27が着脱自在に接続されてなるものである。
このプラグ状の接続器27は、電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2aに接続されたとき、その内部に3つの引出線用端子2aが位置し、3つの引出線用端子間空間を埋めるよう構成されており、絶縁性を有し、耐熱性がよく、且つCTI値600V以上のトラッキング耐力を有する材料である例えば熱硬化性樹脂、又は絶縁性、耐熱性を有し、難燃性グレードがV−0以上の不燃性を有する材料である例えばセラミック等で形成されている。
以上のように、電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2bに、着脱自在で絶縁性を有し、耐熱性がよい材料で形成されたプラグ状の接続器27が3つの引出線用端子2bに接続されたとき、その内部に3つの引出線用端子2bが位置してこれら引出線用端子間空間を埋めるよう構成されているので、3つの引出線5a、5b、5c間で短絡が生じても、3つの引出線用端子間が短絡に至ることを防止できる。
実施の形態6.
図11は本発明の実施の形態6の圧縮機の電動機部を示す一部切欠の平面図、図12は同圧縮機の電動機部を示す部分断面図、図13は同圧縮機の電動機部の電気回路図、図14は同圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図である。
この実施の形態6の圧縮機はインターナルサーモを有するものであり、実施の形態1の圧縮機と同様の構成は同じ符号を付して重複した構成の説明を省略し、実施の形態1の圧縮機と相違する構成について説明する。
図11、12において、この実施の形態6の圧縮機は外郭1の上面にインターナルサーモ用ターミナル8が設けられている。
そのインターナルサーモ用ターミナル8は合成樹脂で被覆されたインターナルサーモ用引出線10が接続される2つの引出線用端子8aを有している。
外郭1の内部には巻線3のコイルエンド部に接してインターナルサーモ9が設けられている。
図13の電気回路図に示すように、インターナルサーモ用ターミナル8の1つの引出線用端子8aは熱動過電流継電器14の接点部16と接続され、もう1つの引出線用端子8aは圧縮機の他の保護装置の接点18と接続されている。
また、インターナルサーモ用ターミナル8の1つの引出線用端子8aはインターナルサーモ9の一方とインターナルサーモ用引出線10を介して接続され、もう1つの引出線用端子8aはインターナルサーモ9の他方とインターナルサーモ用引出線10を介して接続されている。
ここで、圧縮機は運転スイッチ19の動作にて運転を開始するが、過電流の場合は圧縮機用熱動過電流継電器14のヒータ15が温度上昇することでバイメタルにより熱動過電流継電器14の接点16が開き、圧縮機用電磁接触器11のコイル部13への通電を止めることで接点12が開し、圧縮機の運転を停止する。
同様に、圧縮機巻線の異常温度上昇時にはインターナルサーモ9の作動して接点開となり、運転を停止することになる。
この実施の形態6では、これら外径2〜4mm程度の2本のインターナルサーモ用引出線10a、10bの全長の外周を引出し線被覆以上の耐熱性を有し、巻線レアショート時の以上温度上昇により周囲温度が例えば400℃ まで使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力と不燃性を有する例えばガラス繊維や雲母等の材料で形成された絶縁物28で覆っている。
また、巻線3のコイルエンド部で巻線端末と電動機用ターミナル2の引出線用端子2aとを接続している各相の外径2〜4mm程度の引出線5a、5b、5cの全長の外周をそれぞれ引出線被覆以上の耐熱性を有する例えばガラス繊維や雲母等の材料で形成された絶縁物23a、23b、23cで覆っている。
以上のように、2本のインターナルサーモ用引出線10a、10bの全長の外周を引出し線被覆以上の耐熱性を有する材料で形成された絶縁物28で覆っていると共に引出線5a、5b、5cの全長の外周をそれぞれ引出し線被覆以上の耐熱性を有する絶縁物23a、23b、23cで覆っているので、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間の短絡だけでなく、引出線5a、5b、5cとインターナルサーモ用引出線10a、10b間の短絡も防止される。
なお、図14ではインターナルサーモ用引出線10a、10bの2本の外周部を同一の絶縁物28で覆っているが、インターナルサーモ用引出線10a、10bの1本ごとに別個の絶縁物で覆っても同様の効果を期待できる。
実施の形態7.
図15は本発明の実施の形態7の圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図である。
この実施の形態7は、インターナルサーモを有する圧縮機についてのもので、インターナルサーモを有しない圧縮機の実施の形態2と実質的に同様な間隔保持部材29を有する構成のものである。
この間隔保持部材29は引出線被覆以上の耐熱性と絶縁性と難燃グレードV−0以上の不燃性を有する例えばセラミックスの材料で所定の厚さをもった円形に形成されており、外周に略等角度間隔に5つの引出線挿通溝29aを有している。
そして、3つの引出線挿通溝29aには合成樹脂で被覆された3つの引出線5a、5b、5cが挿通させられ、2つの引出線挿通溝29aには合成樹脂で被覆された2つのインターナルサーモ用引出線10a、10bが挿通させられていることにより、3つの各引出線用端子2a間相互の距離程の間隔を持って保持されると共に、2つのインターナルサーモ用引出線10a、10b間相互の距離程の間隔を持って保持され、間隔保持部材24が引出し線被覆以上の耐熱性と絶縁性と不燃性を有するので、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間と、インターナルサーモ用引出線10a、10b間と、引出線5a、5b、5c間及びインターナルサーモ用引出線10a、10b間も短絡が防止される。
なお、この間隔保持部材29は電動機用ターミナル2と一体又は電動機用ターミナル2の外周に接着剤で取り付けられた筒状の保持部材保持具25の底部に設けられた内側フランジ25で保持されている。
さらに、引出線5a、5b、5cやインターナルサーモ用引出線10a、10bの被覆が絶縁性を失った状態で、金属で形成された外郭1と引出線5a、5b、5cとインターナルサーモ用引出線10a、10bとを間隔を置いて保持した間隔保持部材29の外周が接触しても、引出線5a、5b、5c間やインターナルサーモ用引出線10a、10b間や引出線5a、5b、5c間及びインターナルサーモ用引出線10a、10b間も間隔保持部材29によって十分な距離を確保しているため、引出線5a、5b、5cとインターナルサーモ用引出線10a、10bとの間の短絡が防止される。
なお、この間隔保持部材29を引出線経路の1箇所だけでなく、複数箇所に設置されるようにしてもよい。
なお、図15で示された絶縁物は合計5本の引出線を1つの間隔保持部材29で保持したが、上記図5で示される3つの引出線用としての間隔保持部材と、2つのインターナルサーモ用引出線用としての間隔保持部材をそれぞれ設けても同様効果を期待できる。
また、3つの引出線用としての間隔保持部材と、2つのインターナルサーモ用引出線用としての間隔保持部材をそれぞれ図6に示すような保持部材支持具により保持することで、同様の効果が期待できる。
実施の形態8.
図16は本発明の実施の形態8の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図である。
この実施の形態8はインターナルサーモを有する圧縮機についてのもので、電動機用ターミナル2から巻線3に至る合成樹脂で被覆された引出線5及び引出線5が接続される巻線3の巻線端末接続部は、インターナルサーモ用ターミナル8からインターナルサーモ9に至る合成樹脂で被覆されたインターナルサーモ用引出線10及びインターナルサーモ9との間に、それぞれ短絡を防止できるに十分な距離を確保されている。
以上のように、引出線5とインターナルサーモ用引出線10は、これらの絶縁被覆が溶融しても十分な空間距離を得ることで、相互間の短絡を防止できる。
実施の形態9.
図17は本発明の実施の形態9の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図である。
この実施の形態9は、インターナルサーモを有する圧縮機についてのもので、合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cの3本及び合成樹脂で被覆されたインターナルサーモ用引出線10a、10bの2本に繋がる引出線端子を巻線コイルエンドの円周上に十分な間隔をもって1つのターミナル30に収めたものである。
そして、ターミナル30の5つの引出線用端子に接続された3本の引出線5と2本のインターナルサーモ用引出線10がそれぞれ接続される巻線3の巻線端末の位置を、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設けるようにしたものである。
以上のように、3本の引出線5と2本のインターナルサーモ用引出線10がそれぞれ接続される5つの引出線用端子を有する1つのターミナル30を設け、3本の引出線5と2本のインターナルサーモ用引出線10がそれぞれ接続される巻線3の巻線端末の位置を、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設けるようにしたので、1つのターミナル30の各各引出線用端子から巻線3の巻線端末に至るそれぞれの引出し線5とインターナルサーモ用引出線10はお互いに接近することなく配線され、互いにに十分離れているため、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出し線5とインターナルサーモ用引出線10間の短絡が防止される。
実施の形態10.
図18は本発明の実施の形態10の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図である。
この実施の形態10はインターナルサーモを有する圧縮機についてのもので、実施の形態4と実質的に同様な構成である。
この実施の形態10では、3本の合成樹脂で被覆された引出線5a、5b、5cが接続される3つの単独ターミナル26a、26b、26cと2本の合成樹脂で被覆されたインターナルサーモ用引出線10a、10bが接続されるインターナルサーモ用ターミナル8とから構成されている。そして、これら3つの単独ターミナル26a、26b、26cと1つのインターナルサーモ用ターミナル8は外郭1の上面に略等角度間隔を置いて設けられている。
また、引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末が設けられる位置は、実施の形態3と同様に、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設置されると共に、巻線端末とインターナルサーモ9が設けられる位置も分けて離れて設けられるようにしている。
以上のように、外郭1の上面に略等角度間隔を置いて3つの単独ターミナル26a、26b、26cとインターナルサーモ用ターミナル8とが設けられ、引出線5a、5b、5cが接続される巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末の位置は、巻線3のコイルエンド部を分割する形で分けて設置されると共に巻線端末とインターナルサーモ9が設けられる位置も分けて離れて設けられるようにしているので、3つの単独ターミナル26a、26b、26cの各引出線用端子から巻線3のそれぞれの相別に設定された巻線端末に接続されたそれぞれの引出線5a、5b、5cと1つのインターナルサーモ用ターミナル8の引出線用端子に接続されたインターナルサーモ用引出線10a、10bとはお互いに接近することなく配線され、互いに十分離れているため、巻線レアーショート時の異常温度上昇があっても、引出線5a、5b、5c間と引出し線5a、5b、5c及びインターナルサーモ用引出線10a、10b間の短絡が防止される。
実施の形態11.
図19は本発明の実施の形態11の圧縮機の電動機部を示す部分断面図である。
この実施の形態11はインターナルサーモを有する圧縮機についてのもので、実施の形態5と実質的に同様な構成である。
この実施の形態11は、実施の形態5に示す電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2aに、合成樹脂で被覆された3つの引出線5a、5b、5cが接続されているプラグ状の接続器27が着脱自在に接続されていると共に、インターナルサーモ用ターミナル8の2つの引出線用端子8aに、2つの合成樹脂で被覆されたインターナルサーモ用引出線10a、10bが接続されているプラグ状のインターナルサーモ用接続器31が着脱自在に接続されている。
このインターナルサーモ用接続器31は、接続器27と同様に、インターナルサーモ用ターミナル8の2つの引出線用端子8aに接続されたとき、その内部に2つの引出線用端子8aが位置し、2つの引出線用端子間空間を埋めるよう構成されており、絶縁性を有し、耐熱性がよく、且つCTI値600V以上のトラッキング耐力を有する材料である例えば熱硬化性樹脂、又は絶縁性、耐熱性を有し、難燃性グレードがV−0以上の不燃性を有する材料である例えばセラミック等で形成されている。
以上のように、電動機用ターミナル2の3つの引出線用端子2aに着脱自在で絶縁性を有し、耐熱性がよい材料で形成されたプラグ状の接続器27が3つの引出線用端子2aに接続されたとき、その内部に3つの引出線用端子2bが位置してこれら引出線用端子間空間を埋めるよう構成されているので、3つの引出線5a、5b、5c間で短絡が生じても、3つの引出線用端子間が短絡に至ることを防止できると共に、インターナルサーモ用ターミナル8の2つの引出線用端子8aに着脱自在で絶縁性を有し、耐熱性がよい材料で形成されたプラグ状のインターナルサーモ用接続器31が2つの引出線用端子8aに接続されたとき、その内部に2つの引出線用端子8aが位置してこれら引出線用端子間空間を埋めるよう構成されているので、3つの引出線5a、5b、5c間と2つのインターナルサーモ用引出線10a、10bとの間で短絡が生じても、インターナルサーモ用ターミナル8の2つの引出線用端子8a間が短絡に至ることを防止でき、溶融を防止することができる。
上記実施の形態1〜11の圧縮機の使用冷媒は、HCFC、HFCなどいかなる冷媒でも効果があるが、特にプロパン、イソブタンなどの可燃性冷媒のように爆発的な燃焼するものについてより安全性を高めることができる。
また、冷媒がCO2の場合においても、短絡によるガラス端子溶融を防ぐので、このガラス端子の一部が圧縮機内部の高い内圧(通常の冷媒は2MPaに対して、CO2は10MPa)により高いエネルギーで圧縮機外に飛び出すことを防ぎ、より安全性を高めることができる。
また、圧縮機は、高圧タイプ及び低圧タイプ容器、ロータリ、レシプロ、スクロール、スイング圧縮機など何れの場合も同様な効果を奏する。
本発明の実施の形態1の圧縮機の電動機部を示す一部切欠の平面図。 同圧縮機の電動機部を示す部分断面図。 同圧縮機の電動機部の電気回路図。 同圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図。 本発明の実施の形態2の圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図。 同圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す部分断面図。 本発明の実施の形態3の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図。 本発明の実施の形態4の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図。 本発明の実施の形態5の圧縮機の電動機部を示す部分断面図。 同圧縮機の電動機部の横断面図。 本発明の実施の形態6の圧縮機の電動機部を示す一部切欠の平面図。 同圧縮機の電動機部を示す部分断面図。 同圧縮機の電動機部の電気回路図。 同圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図。 本発明の実施の形態7の圧縮機の電動機部の巻線用引出線を示す説明図。 本発明の実施の形態8の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図。 本発明の実施の形態9の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図。 本発明の実施の形態10の圧縮機の電動機部の電動機用ターミナル部分を示す横断面図。 本発明の実施の形態11の圧縮機の電動機部を示す部分断面図。
符号の説明
1 外郭、2 電動機用ターミナル、2a 引出線用端子、3 巻線、4 固定子、5 引出線、5a、5b、5c 引出線、6 回転子、23a、23b、23c 絶縁物。

Claims (24)

  1. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記引出線の1箇所もしくは複数箇所に、それぞれの引出線間を短絡が生じない空間距離で保持する耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する間隔保持材が設けられていることを特徴とする圧縮機。
  2. 前記間隔保持部材は、外周に略等角度間隔で、引出線間を前記電動機用ターミナルの端子間距離以上とするように各相の前記引出線をそれぞれ挿通させる複数の引出線挿通溝を有することを特徴とする請求項に記載の圧縮機。
  3. 前記間隔保持部材は周囲温度400℃まで、使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力を有することを特徴とする請求項又はに記載の圧縮機。
  4. 前記間隔保持部材は難燃性を有することを特徴とする請求項のいずれかに記載の圧縮機。
  5. 前記間隔保持部材は前記電動機用ターミナルに設けられた保持部材保持具により保持されていることを特徴とする請求項のいずれかに記載の圧縮機。
  6. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機巻線のそれぞれの相別の巻線端末を、前記電動機巻線のコイルエンド部を分割するような形で略同間隔となるよう分けて設けていることを特徴とする圧縮機。
  7. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機用ターミナルは、各相毎に設定された単独ターミナルで構成され、
    前記引出線のそれぞれは、対応する相の前記単独ターミナルの内部端子に接続されていることを特徴とする圧縮機。
  8. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部を、引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機用ターミナルの内部端子に着脱自在に接続可能で、前記引出線が接続されている引出線端子の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有するプラグ状の接続器を備えたことを特徴とする圧縮機。
  9. 前記接続器は難燃グレードV−0以上の難燃性を有することを特徴とする請求項に記載の圧縮機。
  10. 前記接続器は熱硬化性樹脂で、且つCTI値が600V以上のトラッキング耐力を有することを特徴とする請求項8に記載の圧縮機。
  11. 前記絶縁物は周囲温度400℃まで、使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力を有することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の圧縮機。
  12. 前記絶縁物は難燃性を有することを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載の圧縮機。
  13. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部と、
    前記外郭内部に設けられたインターナルサーモと該外郭に取り付けられたインターナルサーモ用ターミナルの内部端子との間を接続する2本の被覆されたインターナルサーモ用引出線の全長もしくはその一部を、
    引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記引出線び2本の前記インターナルサーモ用引出線の1箇所もしくは複数箇所に、それぞれの引出線間を短絡が生じない空間距離で保持する耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性を有する間隔保持材が設けられていることを特徴とする圧縮機。
  14. 前記間隔保持部材は、外周に略等角度間隔で、引出線間を圧縮機ターミナルの端子間距離以上とするように各相の前記引出線と2本の前記インターナルサーモ用引出線とをそれぞれ挿通させる複数の引出線挿通溝を有することを特徴とする請求項13に記載の圧縮機。
  15. 前記間隔保持部材は周囲温度400℃まで、使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力を有することを特徴とする請求項13又は14に記載の圧縮機。
  16. 前記間隔保持部材は難燃性を有することを特徴とする請求項1315のいずれかに記載の圧縮機。
  17. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部と、
    前記外郭内部に設けられたインターナルサーモと該外郭に取り付けられたインターナルサーモ用ターミナルの内部端子との間を接続する2本の被覆されたインターナルサーモ用引出線の全長もしくはその一部を、
    引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記引出線と、2本の前記インターナルサーモ用引出線とが、短絡を防止できるに十分な距離を持って離されていることを特徴とする圧縮機。
  18. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部と、
    前記外郭内部に設けられたインターナルサーモと該外郭に取り付けられたインターナルサーモ用ターミナルの内部端子との間を接続する2本の被覆されたインターナルサーモ用引出線の全長もしくはその一部を、
    引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機巻線のそれぞれの相別の巻線端末と、前記インターナルサーモとを、前記電動機巻線のコイルエンド部を分割するような形で略同間隔となるよう分けて設けていることを特徴とする圧縮機。
  19. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部と、
    前記外郭内部に設けられたインターナルサーモと該外郭に取り付けられたインターナルサーモ用ターミナルの内部端子との間を接続する2本の被覆されたインターナルサーモ用引出線の全長もしくはその一部を、
    引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機用ターミナルは、各相毎に設定された単独ターミナルで構成され、
    前記引出線のそれぞれは、対応する相の前記単独ターミナルの内部端子に接続され
    本の前記インターナルサーモ用引出線は前記インターナルサーモ用ターミナルの2つの内部端子にそれぞれ接続されていることを特徴とする圧縮機。
  20. 圧縮機の外郭内部の電動機巻線と該外郭に取り付けられた電動機用ターミナルの内部端子との間を接続する各相のそれぞれの被覆された引出線の全長もしくはその一部と、
    前記外郭内部に設けられたインターナルサーモと該外郭に取り付けられたインターナルサーモ用ターミナルの内部端子との間を接続する2本の被覆されたインターナルサーモ用引出線の全長もしくはその一部を、
    引出線被覆以上の耐熱性と引出線間の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有する絶縁物で覆い、
    前記電動機用ターミナルの内部端子に着脱自在に接続可能で、前記引出線が接続されている引出線端子の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有するプラグ状の接続器と、
    前記インターナルサーモ用ターミナルの内部端子に着脱自在に接続可能で、2本の前記インターナルサーモ用引出線が接続されているインターナルサーモ用引出線端子の短絡防止に十分な絶縁性と不燃性のうち、少なくとも耐熱性と絶縁性を有するプラグ状のインターナルサーモ用接続器と、
    を備えたことを特徴とする圧縮機。
  21. 前記接続器とインターナルサーモ用接続器はそれぞれ難燃グレードV−0以上の難燃性を有することを特徴とする請求項20に記載の圧縮機。
  22. 前記接続器とインターナルサーモ用接続器はそれぞれ熱硬化性樹脂で、且つCTI値が600V以上のトラッキング耐力を有することを特徴とする請求項20に記載の圧縮機。
  23. 前記絶縁物は周囲温度400℃まで、使用電圧において絶縁破壊を生じない絶縁耐力を有することを特徴とする請求項13〜22のいずれかに記載の圧縮機。
  24. 前記絶縁物は難燃性を有することを特徴とする請求項13〜23のいずれかに記載の圧縮機。
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