JP5012843B2 - 液体吐出ヘッドの製造方法 - Google Patents

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本発明は、液体を吐出する液体吐出ヘッドの製造方法に関する。
印刷用紙等の記録媒体にインク滴を吐出するインクジェットヘッドとしては、インク滴を吐出するノズルに連通した圧力室を含む多数の個別インク流路が形成された流路ユニットと、流路ユニットの表面に固定されており、各圧力室の容積を変化させることにより圧力室にインク滴の吐出エネルギーを付加するアクチュエータユニットとを有するものがある。このアクチュエータユニットは、多数の圧力室に跨り厚み方向に分極された圧電シートと、圧電シートの表面において各圧力室と対向するように配置された多数の個別電極と、圧電シートを介して多数の個別電極と対向するように配置された共通電極とを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。このアクチュエータユニットは、個別電極と共通電極との間に電圧が印加されたとき、圧電シートの当該個別電極と共通電極とに挟持される活性部が変形することによって、圧力室の容積を変化させて圧力室内のインクに吐出エネルギーを付与する。
インクジェットヘッドの製造工程において、アクチュエータユニットを流路ユニットに押圧しながら固定するときに、圧電シートにクラックが発生することがある。圧電シートにクラックが発生すると、活性部の変形特性が変化したり、クラックに沿って個別電極が破断することによって、個別電極と共通電極との間の静電容量が低下したりするため、インク吐出特性が低下する。このため、インクジェットヘッドの組み立てが完了した後に、圧電シートにクラックが発生しているか否を目視で検査することが行われている。
特開2008−143126号公報(図1)
圧電シートに発生したクラックが微細な場合は、クラックが密着しているため、当該クラックによって個別電極が破断することがなく、目視で当該クラックを発見することが難しい。
本発明の目的は、圧電層に発生したクラックを確実に検知することができる液体吐出ヘッドの製造方法を提供することにある。
本発明の液体吐出ヘッドの製造方法は、圧力室を経てノズルに至る個別液体流路が形成された流路ユニットと、厚み方向に分極された圧電層、前記圧力室と対向するように前記圧電層の表面に配置され且つ外部から駆動電圧が供給されるランド部を含み所定の形状及び面積を有した個別電極、前記圧電層の前記表面に係る前記個別電極の周囲の少なくとも一部に前記個別電極から離隔するように配置された検査電極、及び、前記個別電極及び前記検査電極との間で前記圧電層を挟持する共通電極を含み、前記流路ユニットの表面に固定されたアクチュエータとを有する液体吐出ヘッドを形成するヘッド形成工程と、前記検査電極と前記共通電極との間に第1電圧が印加された状態で、前記個別電極と前記共通電極との間の静電容量を測定する静電容量測定工程と、前記所定の形状及び面積を有した状態の前記個別電極と前記共通電極との間の静電容量を取得する取得工程と、前記静電容量測定工程において測定された前記静電容量の値が、前記取得工程において取得された前記静電容量の値未満の所定値以下であるときに、前記圧電層にクラックが発生していることを検知する検知工程とを備えている。前記静電容量測定工程において、前記第1電圧の印加により前記検査電極と前記共通電極との間に生じる電界方向、及び、前記圧電層に係る前記検査電極と前記共通電極との間の部分の分極方向が、前記第1電圧の印加により前記圧電層の前記部分を面方向に関して収縮させる方向である。
本発明によると、圧電層を挟持する検査電極と共通電極との間に第1電圧が印加されることによって、圧電層に係る検査電極と共通電極とに挟持された部分である検査活性部が平面方向に収縮しようとする。これにより、圧電層に係る個別電極と共通電極とに挟持された部分である駆動活性部に平面方向に関する引っ張り応力が発生する。駆動活性部にクラックが発生していると、その引っ張り応力によってクラックが拡大されると共にクラックに沿って個別電極が複数の部分に破断する。このため、個別電極と共通電極との間の静電容量が確実に低下し、圧電層に発生したクラックが微細なものであっても、当該クラックを確実に検知することができる。
本発明においては、前記圧電層が厚み方向に分極されており、前記静電容量測定工程において、前記第1電圧の印加により前記検査電極と前記共通電極との間に生じる電界の向きが、前記圧電層の分極方向に沿うと共に実質的に同じ向きであることが好ましい。これによると、検査電極を用いることによって、圧電層に係る検査電極と共通電極との間の部分を、分極することができると共に面方向に収縮させることができる。
本発明においては、前記検査電極が、前記圧電層の前記表面に係る前記個別電極及び前記個別電極の外縁から連続した一定幅を有する環状領域を除いた全域に形成されていることが好ましい。これによると、検査電極と共通電極との間に第1電圧を印加することによって、駆動活性部に全ての平面方向に関する引っ張り応力を発生させることができる。これにより、クラックの延在方向に関わらず当該クラックを確実に拡大することができる。
このとき、前記検査電極の厚みが、前記圧電層の表面から前記ランド部の先端までの距離以上であることがより好ましい。これによると、アクチュエータを流路ユニットの表面に固定するとき、検査電極の表面を押圧することによって、アクチュエータに加えられる圧力が均一化される。これにより、アクチュエータを流路ユニットの表面に固定するとき、アクチュエータが破損するのを抑制することができる。
本発明においては、前記ヘッド形成工程が、前記個別電極と前記共通電極との間に前記第1電圧よりも高い第2電圧を印加する駆動活性部分極工程を含んでいることが好ましい。これによると、圧電層に係る個別電極と共通電極とに挟持される部分である駆動活性部を厚み方向に確実に分極することができる。
また、本発明においては、前記ヘッド形成工程が、前記検査電極と前記共通電極との間に前記第1電圧よりも高い第3電圧を印加する検査活性部分極工程を含んでいることがより好ましい。これによると、圧電層に係る検査電極と共通電極とに挟持される部分である検査活性部を厚み方向に確実に分極することができる。
本発明によると、厚み方向に分極された圧電層を挟持する検査電極と共通電極との間に第1電圧が印加されることによって、圧電層に係る検査電極と共通電極とに挟持された部分である検査活性部が電界方向(分極方向)に伸び、電界方向と直交する平面方向に収縮しようとする。これにより、圧電層に係る個別電極と共通電極とに挟持された部分である駆動活性部に平面方向に関する引っ張り応力が発生する。駆動活性部にクラックが発生していると、その引っ張り応力によってクラックが拡大されると共にクラックに沿って個別電極が破断する。このため、個別電極と共通電極との間の静電容量が確実に低下し、圧電層に発生したクラックが微細なものであっても、当該クラックを確実に検知することができる。
本発明の一実施形態に関するインクジェットプリンタの断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの幅方向に沿った断面図である。 図2に示すIII-III線に関する断面図である。 図3に示す一点鎖線で囲まれた領域の拡大図である。 図4に示すV-V線の断面図である。 図4に示すアクチュエータユニットの部分拡大平面図である。 (a)図6に示すVIIA-VIIA線に係る断面図である。(b)図6に示すVIIB-VIIB線に係る断面図である。 図1に示すインクジェットヘッドの製造方法を示す工程ブロック図である。 図8に示す分極工程におけるアクチュエータユニットの部分断面図である。 図8に示す静電容量測定工程におけるアクチュエータユニットの部分断面図である。 図10に示す静電容量測定器の内部構成を示すブロック図である。
以下、本発明の好適な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
インクジェットプリンタ101は、図1に示すように、直方体形状の筐体1aを有している。また、筐体1aの上部には、排紙部31が設けられている。さらに、筐体1a内は、上から順に3つの空間A、B、Cに区分されている。空間Aには、マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックのインクをそれぞれ吐出する4つのインクジェットヘッド1、及び、搬送ユニット20が配置されている。空間B、Cはそれぞれ、筐体1aに対して着脱可能な給紙ユニット1b及びインクタンクユニット1cが配置される空間である。なお、本実施形態において、副走査方向とは搬送ユニット20で用紙Pを搬送するときの搬送方向と平行な方向であり、主走査方向とは副走査方向に直交する方向であって水平面に沿った方向である。
インクジェットプリンタ101の内部には、給紙ユニット1bから排紙部31に向けて、用紙Pが搬送される用紙搬送経路が形成されている(図1中太矢印)。給紙ユニット1bは、複数枚の用紙Pを収納することが可能な給紙トレイ23と、給紙トレイ23に取り付けられた給紙ローラ25とを有している。給紙ローラ25は、給紙トレイ23に積層して収納された複数の用紙Pのうち、最も上方にある用紙Pを送り出す。給紙ローラ25によって送り出された用紙Pは、ガイド27a、27bによりガイドされ且つ送りローラ対26によって挟持されつつ搬送ユニット20へと送られる。
搬送ユニット20は、2つのベルトローラ6、7と、両ローラ6、7間に架け渡されるように巻回されたエンドレスの搬送ベルト8と、テンションローラ10とを有している。テンションローラ10は、搬送ベルト8の下側ループにおいて、その内周面に接触しつつ下方に付勢されることで搬送ベルト8にテンションを付加している。ベルトローラ7は、駆動ローラであって、搬送モータMから2つのギアを介して駆動力が与えられることで、図1中時計回りに回転する。ベルトローラ6は、従動ローラであって、ベルトローラ7の回転により搬送ベルト8が走行するのに伴って、図1中時計回りに回転する。
搬送ベルト8の外周面8aにはシリコーン処理が施されており、粘着性を有している。用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ6と対向する位置には、ニップローラ4が配置されている。ニップローラ4は、給紙ユニット1bから送り出された用紙Pを搬送ベルト8の外周面8aに押さえ付ける。外周面8aに押さえ付けられた用紙Pは、その粘着力によって外周面8a上に保持されつつ、図1右方へと搬送される。
また、用紙搬送経路上において搬送ベルト8を挟んでベルトローラ7と対向する位置には、剥離プレート5が設けられている。剥離プレート5は、用紙Pを外周面8aから剥離する。剥離された用紙Pは、ガイド29a,29bによりガイドされ且つ二組の送りローラ対28によって挟持されつつ搬送され、筐体1a上部の開口30から排紙部31へと排出される。
4つのインクジェットヘッド1は、フレーム3を介して筐体1aに支持されている。また、4つのインクジェットヘッド1は、それぞれ主走査方向に沿って延在し、副走査方向には互いに平行に配置されている。フレーム3を介して筐体1aに支持されている。すなわち、インクジェットプリンタ101は、主走査方向に延びる吐出領域が形成されたライン式のカラーインクジェットプリンタである。各インクジェットヘッド1の下面は、インク滴が吐出される吐出面2aである。
搬送ベルト8のループ内には、4つのインクジェットヘッド1と対向して、プラテン19が配置されている。プラテン19の上面は、搬送ベルト8の上側ループの内周面と接触しており、搬送ベルト8の内周側からこれを支持している。これにより、搬送ベルト8の上側ループの外周面8aとインクジェットヘッド1の下面、即ち吐出面2aとが対向しつつ平行になり、且つ、画像形成に適した所定間隔の隙間が形成されている。当該隙間は、用紙搬送経路の一部を構成する。搬送ベルト8によって搬送されてきた用紙Pが4つのヘッド1のすぐ下方を通過する際に、各ヘッド1から用紙Pの上面に向けて各色のインクが順に吐出され、用紙P上に所望のカラー画像が形成される。
インクジェットヘッド1はそれぞれ、空間Cのインクタンクユニット1cに装着されたインクタンク49と接続されている。すなわち、4つのインクタンク49には、それぞれ対応するインクジェットヘッド1の吐出するインクが貯留されている。そして、各インクタンク49からチューブ(図示せず)等を介してインクジェットヘッド1にインクが供給される。
次に、図2、図3を参照しつつインクジェットヘッド1について詳細に説明する。なお、図3においては、下筐体82が省略されている。
図2に示すように、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71と、流路ユニット9及びアクチュエータユニット21を含むヘッド本体2と、一端がアクチュエータユニット21に接続されていると共にドライバIC52が実装されたCOF(Chip On Film:平型柔軟基板)50と、COF50の他端が接続された制御基板54とを有している。さらに、インクジェットヘッド1は、リザーバユニット71及び流路ユニット9を包囲する箱体を形成する上筐体81及び下筐体82と、上筐体81の上方において制御基板54を包囲するヘッドカバー55とを有している。
リザーバユニット71は、ヘッド本体2の上面に固定されていると共にヘッド本体2にインクを供給する流路形成部材である。また、リザーバユニット71は、プレート91〜94の4枚のプレートが互いに位置合わせされて積層された積層体であり、その内部に、図示しないインク流入流路、インクリザーバ72、及び、10個のインク流出流路73が互いに連通するように形成されている。なお、図2においては、1つのインク流出流路73のみが表れている。インク流入流路は、インクタンク49からのインクが初めに流入する流路である。インクリザーバ72は、インク流入流路から流入したインクを一時的に貯溜するインク溜である。インク流出流路73は、インクリザーバ72からのインクが流出する流路であって、流路ユニット9の上面に形成されたインク供給口105bに連通している。インクタンク49からのインクは、インク流入流路を介してインクリザーバ72に流入し、インク流出流路73を通過して、インク供給口105bから流路ユニット9に供給される。
また、プレート94の下面には、凹部94aが形成されている。凹部94aは、流路ユニット9の上面との間で空隙90を形成している。空隙90には、流路ユニット9上の4つのアクチュエータユニット21が、流路ユニット9の長手方向に沿って等間隔で配列されている。また、積層体の側面には、リザーバユニット71の長手方向に沿って、空隙90の4つの開口90aが千鳥状に等間隔で形成されている。
また、プレート94の下面は、凸部(凹部94a以外の部分)が流路ユニット9と接着されている。凸部内には、インク流出流路73が形成されている。
COF50は、その一方端部近傍がアクチュエータユニット21の上面に接続されている。さらに、COF50は、アクチュエータユニット21の上面から水平方向に延在して開口90aを通過した後、上方に向かって略直角に湾曲して折り曲げられ、上筐体81及び下筐体82の内壁面に形成された切欠き53を通過してリザーバユニット71の上方に引き出されている。また、COF50は、リザーバユニット71の上方において、図2中左方に延在した後に、上筐体81に形成されたスリット81aから上筐体81の上方に引き出されている。そして、上筐体81の上方において、COF50の他方端部がコネクタ54aを介して制御基板54に接続されている。COF50の途中部には、ドライバIC52が実装されている。ドライバIC52は、リザーバユニット71の上面に貼り付けられており、リザーバユニット71と熱的に結合されている。これにより、ドライバIC52から発生した熱が、リザーバユニット71に伝達してドライバIC52を冷却する一方で、リザーバユニット71内のインクを温めることによってインクの粘度が高くなるのを抑制している。
制御基板54は、上筐体81の上方に配置されており、COF50のドライバIC52を介してアクチュエータユニット21の駆動を制御する。ドライバIC52は、アクチュエータユニット21を駆動する駆動信号を生成するものである。
さらに、図3及び図4を参照しつつ、ヘッド本体2について説明する。なお、図4では説明の都合上、アクチュエータユニット21の下方にあって破線で描くべき圧力室110、アパーチャ112及び吐出口108を実線で描いている。
ヘッド本体2は、図3に示すように、流路ユニット9の上面9aに4つのアクチュエータユニット21が固定された積層体である。図3〜図5に示すように、流路ユニット9は、圧力室110等を含むインク流路が内部に形成されている。アクチュエータユニット21は、各圧力室110に対応した複数のアクチュエータを含んでおり、圧力室110内のインクに選択的に吐出エネルギーを付与する機能を有する。
流路ユニット9は、リザーバユニット71のプレート94とほぼ同じ平面形状を有する直方体形状となっている。流路ユニット9の上面9aには、リザーバユニット71のインク流出流路73(図2参照)に対応して、計10個のインク供給口105bが開口している。流路ユニット9の内部には、図3に示すように、インク供給口105bに連通するマニホールド流路105、マニホールド流路105から分岐した副マニホールド流路105a、さらに副マニホールド流路105aから分岐した多数の個別インク流路132が形成されている。流路ユニット9の下面には、図4に示すように、吐出面2aが形成されており、多数の吐出口108がマトリクス状に配置されている。流路ユニット9の上面9a(アクチュエータユニット21の固定面)にも、圧力室110がマトリクス状に多数配列されている。
本実施形態では、流路ユニット9の長手方向に等間隔に並ぶ圧力室110の列が、幅方向に互いに平行に16列配列されている。各圧力室列に含まれる圧力室110の数は、後述のアクチュエータユニット21の外形形状(台形形状)に対応して、その長辺側(下底側)から短辺側(上底側)に向かって次第に少なくなるように配置されている。吐出口108も、これに対応した配置がされている。
流路ユニット9は、ステンレス鋼からなる金属製のプレート122〜130を互いに位置合わせしつつ積層することによって、流路ユニット9内に、マニホールド流路105から圧力室110を経て吐出口108に至る流路が形成される。
流路ユニット9におけるインクの流れについて説明する。図3〜図5に示すように、リザーバユニット71からインク供給口105bを介して流路ユニット9内に供給されたインクは、マニホールド流路105から副マニホールド流路105aに分配される。副マニホールド流路105a内のインクは、各個別インク流路132に流れ込み、圧力室110を介して吐出口108に至る。
次に、アクチュエータユニット21について説明する。図3に示すように、4つのアクチュエータユニット21は、それぞれ台形の平面形状を有しており、インク供給口105bを避けるよう千鳥状に配置されている。さらに、各アクチュエータユニット21の平行対向辺は流路ユニット9の長手方向に沿っており、隣接するアクチュエータユニット21の斜辺同士は流路ユニット9の幅方向(副走査方向)に関して互いにオーバーラップしている。
図6、図7(a)及び図7(b)に示すように、アクチュエータユニット21は、強誘電性を有するチタン酸ジルコン酸鉛(PZT)系のセラミックス材料からなる3枚の圧電シート141〜143から構成されている。最上層の圧電シート141はその厚み方向に分極されている。また、圧電シート141の上面には、複数の個別電極135及び検査電極137が形成されている。圧電シート141とその下側の圧電シート142との間にはシート全面に形成された共通電極134が介在している。複数の個別電極135及び検査電極137と共通電極134とが圧電シート141を挟持している。
個別電極135は、圧力室110と対向しており、圧力室110と相似な略菱形の平面形状を有する。平面視で、個別電極135の大部分は、圧力室110の領域内にある。略菱形の個別電極135における鋭角部の一方は圧力室110の外に延出され、その先端には個別電極135と電気的に接続された個別ランド136が設けられている。個別電極135を共通電極134と異なる電位にして圧電シート141に分極方向の電界が印加されると、圧電シート141における電界印加部分が圧電効果により歪む駆動活性部として働く。これに対応して、個別電極135と圧力室110とで挟まれた部分が、個別のアクチュエータとして働く。つまり、アクチュエータユニット21は、圧力室110の数に対応した複数のアクチュエータが作り込まれた圧電素子である。
検査電極137は、流路ユニット9の圧力室110を画定する隔壁と対向しており、圧電シート141の上面において個別電極135及び個別電極135の外縁から連続した一定幅の環状領域を除いた全域に形成されている。検査電極137は、個別電極135からこの環状領域の幅だけ離隔している。検査電極137の厚みは、圧電シート141の上面9aから個別ランド136の先端までの距離より大きくなっている。つまり、検査電極137の表面が、個別ランド136よりも高くなっている。
共通電極134は、すべての圧力室110に対応する領域において等しくグランド電位が付与されている。一方、個別電極135は、COF50を介してドライバIC52の各出力端子と電気的に接続されており、ドライバIC52からの駆動信号が選択的に供給されるようになっている。
ここで、アクチュエータユニット21の駆動方法について述べる。例えば、分極方向と電界の印加方向とが同じであれば、駆動活性部は分極方向に直交する方向(平面方向)に縮む。ここで、アクチュエータユニット21は、圧力室110から離れた上側1枚の圧電シート141を駆動活性部が含まれる層とし、且つ圧力室110に近い下側2枚の圧電シート142、143を非活性層とした、いわゆるユニモルフタイプのアクチュエータである。圧電シート141〜143は圧力室110を画定するプレート122の上面に固定されているため、電界印加部分(駆動活性部)が平面方向に縮んでその下方の圧電シート142、143との間で平面方向への歪みに差が生じると、圧電シート141〜143全体が圧力室110側へ凸になるように変形(ユニモルフ変形)する。これにより圧力室110内のインクに圧力(吐出エネルギー)が付与され、ノズル108からインク滴が吐出される。
なお、本実施形態においては、予め個別電極135に所定の電位を付与しておき、吐出要求があるごとに一旦個別電極135をグランド電位にした後、所定のタイミングで再び個別電極135に所定の電位を付与するような駆動信号をドライバIC52から出力させる。この場合、個別電極135がグランド電位となるタイミングで圧電シート141〜143が元の状態に戻り、圧力室110の容積は初期状態(予め電圧が印加された状態)と比較して増加し、副マニホールド流路105aから個別インク流路132へとインクが吸い込まれる。その後、再び個別電極135に所定の電位が付与されたタイミングで圧電シート141〜143において活性領域と対向する部分が圧力室110側に凸となるように変形し、圧力室110の容積低下によりインクの圧力が上昇し、ノズル108からインクが吐出される。
次にインクジェットヘッド1の製造方法について説明する。図8に示すように、インクジェットヘッド1の製造方法は、ヘッド組み立て工程と、分極工程と、静電容量測定工程と、適正値取得工程と、クラック検知工程とを有している。
ヘッド組み立て工程においては、プレート122〜130を互いに位置合わせしつつ積層することによって流路ユニット9を形成する。個別電極135、検査電極137及び共通電極134を配置しつつ圧電シート141〜143となるグリーンシートを積層した積層体を加熱することによってアクチュエータユニット21を形成する。そして、流路ユニット9の上面9aに、4つのアクチュエータユニットを固定する。このとき、加圧部材を、検査電極137の上面に当接させて、アクチュエータユニット21を流路ユニット9の上面9aに押圧する。上述したように、検査電極137の高さが、個別ランド136よりも高くなっているため、加圧部材が個別ランド136に接触することがない。このとき、押圧力は、その作用点が検査電極137上にあり、且つ、その向かう方向前方には、流路ユニット9の隔壁が対向する。これにより、アクチュエータユニット21を均一に押圧することができ、流路ユニット9に対する均一な接着固定が可能となる。
分極工程においては、図9に示すように、複数の個別電極135及び検査電極137と共通電極134との間に電圧V1を印加する(本実施形態では、40V、2分間)ことによって、圧電シート141の厚み方向に電界を発生させ、圧電シート141を厚み方向に分極する。分極の向きは、個別電極135及び検査電極137から共通電極134に向かっている。つまり、圧電シート141に係る、個別電極135と共通電極134とに挟持された部分である駆動活性部と、検査電極137と共通電極134とに挟持された部分である検査活性部とが同時に分極される(駆動活性部分極工程、検査活性部分極工程)。なお、駆動活性部と検査活性部とを互い異なるタイミングで分極してもよい。このとき、駆動活性部を分極するときに個別電極135と共通電極134との間に印加する電圧と、検査活性部を分極するときに検査電極137と共通電極134との間に印加する電圧とが異なっていてもよい。
静電容量測定工程においては、図10に示すように、検査電極137と共通電極134との間に電圧V2(本実施形態においては20V)を印加する。このとき、検査電極137から共通電極134に向かう電界が印加される。そのため、検査電極137と共通電極134とに挟持された部分である検査活性部が、電界方向(分極方向と同じ方向)である厚み方向に伸び、電界方向と直交する平面方向に収縮しようとする(図中矢印参照)。これにより、圧電シート141の駆動活性部に平面方向に関する引っ張り応力が発生する。このとき、駆動活性部に個別電極135を横切るようなクラックXが発生していると、この引っ張り応力によってクラックXが拡大されると共に個別電極135がクラックXを境にして分割される。
さらに、静電容量測定工程においては、検査電極137と共通電極134との間に電圧V2を印加した状態で、各個別電極135と共通電極134との間の静電容量を静電容量測定器60で測定する。図11に示すように、静電容量測定器60は、個別電極135と共通電極134との間に16V、20kHz(=f:駆動周波数)のパルス電圧を印加する発振器61と、消費電流(過渡電流)を計測する電流計62と、個別電極135と共通電極134との間の電圧を計測する電圧計63とを有している。静電容量測定器60は、次式に基づいて、電流計62が計測した電流I及び電圧計63が計測した電圧Vからベクトル演算により個別電極135と共通電極134との間の交流の抵抗値であるインピーダンスZを算出する。そして、算出したインピーダンスZの複素成分から静電容量Cを算出する。
Figure 0005012843
なお、本実施形態においては、アクチュエータユニット21に係る全ての個別電極135である664個の個別電極135と共通電極134との間にパルス電圧を印加したときに計測される消費電流の値から、全ての個別電極135から測定対象となる個別電極135を除く663個の個別電極135と共通電極134との間にパルス電圧を印加したときに計測される消費電流の値を引いた値を電流Iとして計測する。これにより、電流Iに静電容量測定器60によって消費される電流が含まれなくなり、より正確な電流Iを計測することができる。なお、測定対象となる個別電極135と共通電極134との間にパルス電圧を印加したときに計測される消費電流を電流Iとしてもよい。この場合、消費電流から静電容量測定器によって消費される電流を差し引くことが好ましい。
上述したように、圧電シート141の駆動活性部にクラックXが発生している場合、クラックXの拡大に伴って個別電極135の実効面積が変化する。具体的には、個別電極135が、個別ランド136と電気的に接続されている残部分と、個別ランド136と電気的に接続されていない分離部分とに分断される。残部分の表面積は、破断していない正常な個別電極135よりも表面積が小さいので、個別電極135が正常な所定の形状及び表面積を有する場合と比較して、残部分に対応した静電容量Cが確実に低下する。
適正値取得工程においては、破断していない正常な形状及び表面積を有する個別電極135と共通電極134との間の理想的な静電容量C0の値を取得する。この静電容量C0の値は、共通電極134の表面積及び圧電シート141の誘電率から計算上求められたものであってもよいし、サンプルのアクチュエータユニット21から実測によって得られたものであってもよい。なお、この適正値取得工程は、個別電極135の数に係わらず少なくとも1回行われればよい。
クラック検知工程においては、静電容量測定工程において測定された静電容量Cの値が、適正値取得工程において取得された静電容量C0の値未満の所定値(例えば、静電容量C0の90%の値)以下であるときに、圧電シート141にクラックXが発生していることを検知する。全てのアクチュエータユニット21においてクラックXが検知されなかったインクジェットヘッド1のみがインクジェットプリンタ101に組み付けられる。
本実施形態によると、静電容量測定工程において、検査電極137と共通電極134との間に電圧V2を印加することによって、圧電シート141に係る検査電極137と共通電極134とに挟持された部分である検査活性部を、電界方向と直交する平面方向に収縮させるため、圧電シート141に係る個別電極135と共通電極134とに挟持された部分である駆動活性部に平面方向に関する引っ張り応力を発生する。これにより、当該駆動活性部にクラックXが発生している場合には、この引っ張り応力によってクラックXが拡大されると共にクラックXに沿って個別電極135が分割される。クラックXの拡大がなければ正常な測定結果を示す個別電極135であっても、個別電極135と共通電極134との間の静電容量Cが確実に低下する。つまり、駆動活性部に発生したクラックXが微細なものであっても、当該クラックXを確実に検知することができる。
また、検査電極137が、圧電シート141の上面に係る個別電極135及び個別電極135の外縁から連続した一定幅を有する環状領域を除いた全域に形成されているため、検査電極137と共通電極134との間に電圧V2を印加することによって、圧電シート141に係る駆動活性部に全ての平面方向に関する引っ張り応力を発生させることができる。これにより、クラックXの延在方向に関わらず当該クラックXを確実に拡大すると共に検知することができる。
さらに、検査電極137の厚みが、圧電シート141の上面から個別ランド136の先端までの距離以上となっているため。アクチュエータユニット21を流路ユニット9の表面に固定するとき、検査電極137の表面を押圧することによって、アクチュエータユニット21に加えられる圧力が均一化される。これにより、アクチュエータユニット21が破損するのを抑制することができる。
加えて、分極工程において、個別電極135及び検査電極137と共通電極134との間に電圧V2を印加するため、圧電シート141に係る駆動活性部及び検査活性部を確実に分極することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施の形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述の実施形態では、検査電極137が、圧電シート141の上面に係る個別電極135及び個別電極135の外縁から連続した一定幅を有する環状領域を除いた全域に形成される構成であるが、検査電極が、個別電極135の周囲であれば、圧電シート141の上面に係る当該全域の一部のみに形成されていてもよい。
また、上述の実施形態においては、検査電極137の厚みが、圧電シート141の上面から個別ランド136の先端までの距離より大きくなっているが、検査電極が圧電シート141の上面から個別ランド136の先端までの距離以下であってもよい。
また、上述の実施形態では、個別電極135と共通電極134との間の分極の向きが、検査電極137と共通電極134との間の分極の向きと同じ構成とされていたが、電極間に電圧を印加したときに、クラックXが拡大するのであれば、分極の向きに制限はない。例えば、検査電極137と共通電極134との間の分極の向きを個別電極135に向かう平面方向としてもよい。このとき、検査電極137から共通電極134に向かう電界を印加すれば、検査電極137と共通電極134との間の剪断変形によって、クラックXが拡大する。また、検査電極137と共通電極134との間の分極の向きを個別電極135から離れる平面方向としてもよい。このとき、共通電極134から検査電極137に向かう電界を印加すれば、検査電極137と共通電極134との間の剪断変形によって、クラックXが拡大する。さらに、共通電極134を、個別電極135用と検査電極137用とに分離してもよく、これによって、個別電極135と共通電極134との間及び検査電極137と共通電極134との間における分極の向きと電界の向きとの組み合わせに関する自由度が広がる。
また、上述の実施形態では、適正値取得工程で、個別電極135に関する理想的な静電容量C0の値が取得されている。しかし、測定対象のアクチュエータユニット21に係わる全ての個別電極135から求めた静電容量を、取得すべき適正な静電容量としてもよい。これによって、計算モデルやサンプルのアクチュエータユニット21に対する測定対象(アクチュエータユニット21)の特性上の違いの影響が無くなる。
本発明は、ユニモルフ型以外の圧電シートを用いるアクチュエータ、例えば、バイモルフ型のアクチュエータを有する液体吐出ヘッドの製造方法、及び、インク以外の液体を吐出する液体吐出ヘッドの製造方法にも適用可能である。
1 インクジェットヘッド
2 ヘッド本体
9 流路ユニット
60 静電容量測定器
61 発振器
62 電流計
63 電圧計
21 アクチュエータユニット
101 インクジェットプリンタ
110 圧力室
122 プレート
132 個別インク流路
134 共通電極
135 個別電極
136 個別ランド
137 検査電極
141〜143 圧電シート

Claims (6)

  1. 圧力室を経てノズルに至る個別液体流路が形成された流路ユニットと、圧電層、前記圧力室と対向するように前記圧電層の表面に配置され且つ外部から駆動電圧が供給されるランド部を含み所定の形状及び面積を有した個別電極、前記圧電層の前記表面に係る前記個別電極の周囲の少なくとも一部に前記個別電極から離隔するように配置された検査電極、及び、前記個別電極及び前記検査電極との間で前記圧電層を挟持する共通電極を含み、前記流路ユニットの表面に固定されたアクチュエータとを有する液体吐出ヘッドを形成するヘッド形成工程と、
    前記検査電極と前記共通電極との間に第1電圧が印加された状態で、前記個別電極と前記共通電極との間の静電容量を測定する静電容量測定工程と、
    前記所定の形状及び面積を有した状態の前記個別電極と前記共通電極との間の静電容量を取得する取得工程と、
    前記静電容量測定工程において測定された前記静電容量の値が、前記取得工程において取得された前記静電容量の値未満の所定値以下であるときに、前記圧電層にクラックが発生していることを検知する検知工程とを備えており、
    前記静電容量測定工程において、前記第1電圧の印加により前記検査電極と前記共通電極との間に生じる電界方向、及び、前記圧電層に係る前記検査電極と前記共通電極との間の部分の分極方向が、前記第1電圧の印加により前記圧電層の前記部分を面方向に関して収縮させる方向であることを特徴とする液体吐出ヘッドの製造方法。
  2. 前記圧電層が厚み方向に分極されており、
    前記静電容量測定工程において、前記第1電圧の印加により前記検査電極と前記共通電極との間に生じる電界の向きが、前記圧電層の分極方向に沿うと共に実質的に同じ向きであることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  3. 前記検査電極が、前記圧電層の前記表面に係る前記個別電極及び前記個別電極の外縁から連続した一定幅を有する環状領域を除いた全域に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  4. 前記検査電極の厚みが、前記圧電層の表面から前記ランド部の先端までの距離以上であることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  5. 前記ヘッド形成工程が、前記個別電極と前記共通電極との間に前記第1電圧よりも高い第2電圧を印加する駆動活性部分極工程を含んでいることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
  6. 前記ヘッド形成工程が、前記検査電極と前記共通電極との間に前記第1電圧よりも高い第3電圧を印加する検査活性部分極工程を含んでいることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドの製造方法。
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