JP5012715B2 - Dc−dcコンバータ - Google Patents

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本発明は、トランス対を備えたDC−DCコンバータに関する。
従来、トランス対を備えたDC−DCコンバータとして、例えば特許文献1に開示されているDC−DCコンバータがある。図6に示すように、このDC−DCコンバータ1は、昇圧チョッパ回路2Aと、第1交直変換回路21と、2つのトランスT1、T2と、第2交直変換回路22とから構成されている。
昇圧チョッパ回路2Aは、高電圧電源4の直流電圧を昇圧する回路である。昇圧チョッパ回路2Aは、直列接続された2のトランジスタQ5、Q6を備えている。昇圧チョッパ回路2Aは、2つのトランジスタQ5、Q6からなるトランジスタ対を相補的にオン、オフさせるとともに、そのオン期間を制御することで、出力電圧を調整する。
第1交直変換回路21は、昇圧チョッパ回路2Aによって昇圧された直流電力を交流電力に変換する回路である。第1交直変換回路21は、直列接続された2つのトランジスタQ1、Q2を備えている。第1交直変換回路21は、2つのトランジスタQ1、Q2からなるトランジスタ対を相補的にオン、オフすることで、入力される直流電力を交流電力に変換する。変換された交流電力は、2のトランスT1、T2からなるトランス対によって絶縁されるとともに、形態の異なる交流電力に変換される。
第2交直変換回路22は、トランス対によって変換された交流電力を直流電力に変換し、低電圧電源5に供給する回路である。第2交直変換回路22は、直列接続された2つのトランジスタQ3、Q4を備えている。第2交直変換回路22は、2つのトランジスタQ3、Q4からなるトランジスタ対を、第1交直変換回路21のトランジスタ対に同期して相補的にオン、オフすることで、入力される交流電力を直流電力に変換し、低電圧電源に供給する。
これにより、高電圧電源4の直流電力を変換して低電圧電源5に供給することできる。また、逆に、低電圧電源5の直流電力を変換して高電圧電源4に供給することもできる。
特開2008−113548号公報
ところで、前述したDC−DCコンバータでは、トランス対の高電圧電源側において、2組のトランジスタ対、つまり4つのトランジスタQ1、Q2,Q5、Q6が必要となる。そのため、DC−DCコンバータのコストを抑えることが難しかった。また、DC−DCコンバータを小型化することも困難であった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、スイッチを削減し、コストを抑えるとともに小型化することができるDC−DCコンバータを提供することを目的とする。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決する、請求項1に記載のDC−DCコンバータは、1次側に第1コイルと第2コイルを、2次側に第3コイルを有する第1トランスと、1次側に第4コイルと第5コイルを、2次側に第6コイルを有する第2トランスとからなり、第1コイル、第4コイル、第5コイル及び第2コイルが順次直列接続されるトランス対と、一端側が第1直流端子に接続されるとともに、他端側が第1コイルの独立端、第2コイルの独立端、及び、第4コイルと第5コイルの接続点に接続され、一端側と他端側との間で交直電力変換を行う第1交直電力変換回路と、一端側が第3コイルの両端、及び、第6コイルの両端に接続されるとともに、他端側が第2直流端子に接続され、一端側と他端側との間で交直電力変換を行う第2交直電力変換回路と、を備えたDC−DCコンバータにおいて、第1交直電力変換回路は、周期的にオン、オフする第1スイッチと、第1スイッチに対して相補的にオン、オフする第2スイッチとからなり、第1スイッチ及び第2スイッチが直列接続され、第1スイッチの独立端が低電位側の第1直流端子に接続されるとともに、第1スイッチと第2スイッチの接続点が第4コイルと第5コイルの接続点に接続されるスイッチ対と、高電位側の第1直流端子と、第1スイッチと第2スイッチの接続点との間に接続される第7コイルと、第1スイッチの独立端と第2コイルの独立端との間に接続される第1コンデンサと、第2スイッチの独立端と第1コイルの独立端との間に接続される第2コンデンサと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、トランス対の1次側には、1組のスイッチ対のみが設けられている。ところで、図6に示すように、前述したDC−DCコンバータでは、2組のトランジスタ対が並列接続された構成となっている。しかも、各トランジスタ対は、ともに、相補的にオン、オフすることで機能している。そのため、1組のスイッチ対を共用することで、同様の機能を実現することできる。これにより、従来、トランス対の1次側に4つ必要であったスイッチを削減することができる。従って、DC−DCコンバータのコストを抑えることができる。また、DC−DCコンバータを小型化することもできる。
請求項2に記載のDC−DCコンバータは、請求項1に記載のDC−DCコンバータにおいて、第1交直電力変換回路は、スイッチ対に並列接続される第3コンデンサを有することを特徴とする。この構成によれば、スイッチ対の電圧を安定化することができる。
請求項3に記載のDC−DCコンバータは、請求項1に記載のDC−DCコンバータにおいて、第1交直電力変換回路は、高電位側の第1直流端子と第2スイッチの独立端との間に接続される第4コンデンサを有することを特徴とする。この構成によれば、請求項2に記載のDC−DCコンバータに比べ、コンデンサの耐圧を抑え、スイッチ対の電圧を安定させることができる。
請求項4に記載のDC−DCコンバータは、請求項1〜3のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータにおいて、第1交直電力変換回路は、第1スイッチと第2スイッチの接続点と、第4コイルと第5コイルの接続点の間に介挿され、第7コイルと磁気的に結合する第8コイルを有することを特徴とする。この構成によれば、従来非線形であったスイッチ対のスイッチングと出力電圧の関係を、より線形に近づけることができる。そのため、DC−DCコンバータの制御性を向上させることができる。
請求項5に記載のDC−DCコンバータは、請求項1〜4のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータにおいて、第2交直電力変換回路は、第2スイッチと同期してオン、オフし、第6コイルの両端を第2直流端子に接続、切断する第3スイッチと、第1スイッチと同期してオン、オフし、第3コイルの両端を第2直流端子に接続、遮断する第4スイッチと、を有することを特徴とする。この構成によれば、交直電力変換を確実に行うことができる。
請求項6に記載のDC−DCコンバータは、請求項1〜5のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータにおいて、第1交直電力変換回路は、第1直流端子に供給される直流電力を交流電力に変換してトランス対に出力し、第2交直電力変換回路は、トランス対から出力される交流電力を直流電力に変換して第2直流端子から出力することを特徴とする。この構成によれば、第1直流端子に供給される直流電力を変換して第2直流端子から出力することができる。
請求項7に記載のDC−DCコンバータは、請求項1〜5に記載のDC−DCコンバータにおいて、第2交直電力変換回路は、第2直流端子に供給される直流電力を交流電力に変換してトランス対に出力し、第1交直電力変換回路は、トランス対から出力される交流電力を直流電力に変換して第1直流端子から出力することを特徴とする。この構成によれば、第2直流端子に供給される直流電力を変換して第1直流端子から出力することができる。
なお、前述した第1〜第8コイル、第1及び第2トランス、第1及び第2交直電力変換回路、第1及び第4スイッチ及び第1〜第4コンデンサは、コイル、トランス、交直電力変換回路、スイッチ及びコンデンサを区別するために便宜的に導入したものである。
次に実施形態を挙げ、本発明をより詳しく説明する。
(第1実施形態)
まず、図1を参照してDC−DCコンバータの構成について説明する。ここで、図1は、第1実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。
図1に示すDC−DCコンバータ1は、高電圧バッテリB10の直流高電圧を直流低電圧に変換して低電圧バッテリB11に供給する装置である。また、逆に、低電圧バッテリB11の直流低電圧を直流高電圧に変換して高電圧バッテリB10に供給する装置でもある。つまり、高電圧バッテリB10と低電圧バッテリB11の間で、双方向に直流電圧を変換して供給する装置である。DC−DCコンバータ1は、第1交直電力変換回路10と、トランス対11と、第2交直電力変換回路12と、制御回路13とから構成されている。
第1交直電力変換回路10は、高電圧バッテリB10の直流高電圧を昇圧し、交流電力に変換してトランス対11に供給する回路である。また、逆に、トランス対11から供給される交流電力を直流電力に変換し、降圧して高電圧バッテリB10に供給する回路でもある。第1交直電力変換回路10は、トランジスタ対100(スイッチ対)と、コイル101(第7コイル)と、コンデンサ102(第3コンデンサ)と、コンデンサ103(第1コンデンサ)と、コンデンサ104(第2コンデンサ)とから構成されている。
トランジスタ対100は、トランジスタ100a(第1スイッチ)と、トランジスタ100b(第2スイッチ)とによって構成されている。トランジスタ100a、100bは直列接続されている。具体的には、トランジスタ100aのドレインがトランジスタ100bのソースに接続されている。直列接続されたトランジスタ100a、100bのうち、トランジスタ100aの独立端であるソースは、高電圧バッテリB10の負極端が接続される端子TB1(第1直流端子)に接続されている。トランジスタ100a、100bの接続点は、トランス対11が接続される端子TB4に接続されている。高電圧バッテリB10の正極端が接続される端子TB2(第1直流端子)と、トランジスタ100a、100bの接続点との間には、コイル101が接続されている。直列接続されたトランジスタ100a、100bには、コンデンサ102が並列接続されている。トランジスタ100aのソースと、トランス対11が接続される端子TB3との間には、コンデンサ103が接続されている。直列接続されたトランジスタ100a、100bのうち、トランジスタ100bの独立端であるドレインと、トランス対11が接続される端子TB5の間には、コンデンサ104が接続されている。
トランス対11は、第1交直電力変換回路10から供給される交流電力を、絶縁した状態で形態の異なる交流電力に変換して第2交直電力変換回路12に供給する素子である。また、逆に、第2交直電力変換回路12から供給される交流電力を、絶縁した状態で形態の異なる交流電力に変換して第1交直電力変換回路10に供給する素子でもある。トランス対11は、トランス110(第1トランス)と、トランス111(第2トランス)とから構成されている。
トランス110は、1次側にコイル110a、110bを、2次側にコイル110cを備えている。トランス111は、1次側にコイル111a、111bを、2次側にコイル111cを備えている。1次側のコイル110a、111a、111b、110bは、この順番で直列接続されている。直列接続されたコイル110a、111a、111b、110bのうち、コイル110bの独立端である一端は、コンデンサ103が接続される端子TB3に接続されている。コイル111aとコイル111bの接続点は、トランジスタ100aとトランジスタ100bの接続点が接続される端子TB4に接続されている。直列接続されたコイル110a、111a、111b、110bのうち、コイル110aの独立端である一端は、コンデンサ105が接続される端子TB5に接続されている。2次側のコイル111cの両端は、第2交直電力変換回路12が接続される端子TB6、TB7に接続されている。2次側のコイル110cの両端は、第2交直電力変換回路12が接続される端子TB8、TB9に接続されている。
第2交直電力変換回路12は、トランス対11から供給される交流電力を直流電力に変換し、直流低電圧を低電圧バッテリB11に供給する回路である。また、逆に、低電圧バッテリB11から供給される直流電力を交流電力に変換してトランス対11に供給する回路でもある。第2交直電力変換回路12は、トランジスタ120(第3スイッチ)と、トランジスタ121(第4スイッチ)と、コンデンサ122とから構成されている。トランジスタ120のドレインは、コイル111cの一端が接続される端子TB7に接続されている。また、ソースは、低電圧バッテリB11の負極端が接続される端子TB10(第2直流端子)に接続されている。トランジスタ121のドレインは、コイル110cの一端が接続される端子TB8に接続されている。また、ソースは、トランジスタ120と同様に、端子TB10に接続されている。コイル111c、110cの他端が接続される端子TB6、TB9は、低電圧バッテリB11の正極端が接続される端子TB11(第2直流端子)に接続されている。低電圧バッテリB11が接続される端子TB10、TB11間には、コンデンサ121が接続されている。
制御回路13は、予め設定された目標電圧、高電圧バッテリB10の直流高電圧及び低電圧バッテリB11の直流低電圧に基づいてトランジスタ100a、100b、120、121を制御する回路である。高電圧バッテリB10から低電圧バッテリB11に直流電圧を供給する場合、制御回路13は、トランジスタ100a、100bを所定周期で相補的にオン、オフさせるとともに、これに同期してトランジスタ120、121をオン、オフさせる。さらに、低電圧バッテリB11の直流電圧が目標電圧となるように、トランジスタ100aのオン期間を調整する。一方、逆に、低電圧バッテリB11から高電圧バッテリB10に直流電圧を供給する場合、制御回路13は、トランジスタ120、121を所定周期で相補的にオン、オフさせるとともに、これに同期してトランジスタ100a、100bをオン、オフさせる。さらに、高電圧バッテリB10の直流電圧が所定電圧となるように、トランジスタ120のオン期間を調整する。制御回路13は、高電圧バッテリB10の正極端が接続される端子TB2、及び、低電圧バッテリB11の正極端が接続される端子TB11に接続されている。また、トランジスタ100a、100b、120、121のゲートに接続されている。
次に、図1及び図2を参照してDC−DCコンバータの動作について説明する。ここで、図2は、デューティ比に対する出力電圧の関係を示すグラフである。なお、デューティ比は、トランジスタ100aがオン、オフする1周期中におけるオン期間の比率である。また、出力電圧は、第2交直電圧変換回路12の出力電圧VB11である。なお、基本的な動作については、前述した特許文献1に開示されているDC−DCコンバータと同一であるため、説明を省略する。ここでは、トランジスタ100a、100b、120、121の動作と、出力電圧の関係を中心に説明する。
図1において、高電圧バッテリB10から低電圧バッテリB11に直流電圧を供給する場合、制御回路13は、トランジスタ100a、100bを所定周期で相補的にオン、オフさせる。また、トランジスタ100aに同期してトランジスタ121を、トランジスタ100bに同期してトランジスタ120をオン、オフさせる。これにより、第1交直電力変換回路10によって、高電圧バッテリB10の直流高電圧が昇圧され交流電力に変換されるとともに、第2交直電力変換回路12によって、トランス対11から供給される交流電力が直流電力に変換される。さらに、制御回路13は、低電圧バッテリB11の直流電圧が目標電圧となるように、トランジスタ100aのオン期間を調整する。図2に示すように、第2交直電力変換回路12の出力電圧VB11は、デューティ比の増加に伴って曲線的に増加する。そのため、トランジスタ100aのデューティ比を調整することで、第2交直電力変換回路12の出力電圧VB11を調整することができる。従って、低電圧バッテリB11の直流低電圧を目標電圧にすることができる。
一方、低電圧バッテリB11から高電圧バッテリB10に直流電圧を供給する場合、制御回路13は、トランジスタ120、121を所定周期で相補的にオン、オフさせる。また、トランジスタ120に同期してトランジスタ100bを、トランジスタ121に同期してトランジスタ12aをオン、オフさせる。これにより、第2交直電力変換回路12によって、低電圧バッテリB11から供給される直流電力が交流電力に変換されるともに、第1交直電力変換回路10によって、トランス対11から供給される交流電力が直流電力に変換され降圧される。さらに、制御回路13は、高電圧バッテリB10の直流電圧が目標電圧となるように、トランジスタ120のオン期間を調整する。これにより、第1交直電力変換回路10の出力電圧VB10を調整することができる。従って、高電圧バッテリB10の直流高電圧を目標電圧にすることができる。
次に、具体的効果について説明する。第1実施形態によれば、トランス対11の1次側には、1組のスイッチ対100のみが設けられている。ところで、図6に示すように、従来のDC−DCコンバータでは、2組のトランジスタ対が並列接続された構成となっている。しかも、各トランジスタ対は、ともに相補的にオン、オフすることで機能している。そのため、1組のトランジスタ対を共用することで、同様の機能を実現することできる。これにより、トランジスタを削減することができる。従って、DC−DCコンバータのコストを抑えることができる。また、DC−DCコンバータを小型化することもできる。
また、第1実施形態では、トランジスタ対100とトランス対11との間にコンデンサ103、104を備えている。そのため、従来のDC−DCコンバータと同様に、トランジスタ100a、100bをソフトスイッチングすることができる。従って、スイッチング損失を抑えることができる。
また、第1実施形態によれば、トランジスタ対100に並列接続されるコンデンサ102を備えている。そのため、トランジスタ対100の電圧を安定化することができる。
さらに、第1実施形態によれば、トランジスタ120は、トランジスタ100bと同期してオン、オフし、コイル111cを低電圧バッテリB11に接続、切断する。また、トランジスタ121は、トランジスタ100aと同期してオン、オフし、コイル110cを低電圧バッテリB11に接続、接続する。そのため、トランス対11から供給される交流電力を直流電力に、低電圧バッテリから供給される直流電力を交流電力に確実に変換することができる。
加えて、第1実施形態によれば、第1交直電力変換回路10及び第2交直電力変換回路12は、双方向に電力を変換することができる。そのため、高電圧バッテリB10から低電圧バッテリB11に、また、低電圧バッテリB11から高電圧バッテリB10に、双方向に直流電圧を供給することもできる。
なお、第1実施形態では、トランジスタ対100に並列接続されるコンデンサ102を有する例を挙げているが、これに限られるものではない。コンデンサ102がなくても、同様の動作を実現することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のDC−DCコンバータについて説明する。第2実施形態のDC−DCコンバータは、第1実施形態のDC−DCコンバータに対して、トランジスタ対に並列接続されていたコンデンサの接続位置を変更したものである。
まず、図3を参照してDC−DCコンバータの構成について説明する。ここで、図3は、第2実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。ここでは、第1実施形態のDC−DCコンバータとの相違部分であるコンデンサについて説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図3に示すように、DC−DCコンバータ2は、第1交直電力変換回路20と、トランス対21と、第2交直電力変換回路22と、制御回路23とから構成されている。トランス対21、第2交直電力変換回路22及び制御回路23は、第1実施形態におけるトランス対11、第2交直電力変換回路12及び制御回路13と同一構成である。
第1交直電力変換回路20は、トランジスタ対200(スイッチ対)と、コイル201(第7コイル)と、コンデンサ205(第4コンデンサ)と、コンデンサ203(第1コンデンサ)と、コンデンサ204(第2コンデンサ)とから構成されている。トランジスタ対200、コイル201、コンデンサ203及びコンデンサ204は、第1実施形態におけるトランジスタ対100、コイル101、コンデンサ103及びコンデンサ104と同一構成である。高電圧バッテリB20の正極端が接続される端子TB2(第1直流端子)と、トランジスタ200bの独立端であるドレインとの間に、コンデンサ205が接続されている。
動作については、第1実施形態におけるDC−DCコンバータと同一であるため、説明を省略する。
次に、具体的効果について説明する。第2実施形態によれば、コンデンサ205によってトランジスタ対200の電圧を安定化させることできる。しかも、加わる電圧が下がることから、第1実施形態におけるDC−DCコンバータのコンデンサ102に比べ、コンデンサ205の耐圧を抑えることができる。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のDC−DCコンバータについて説明する。第3実施形態のDC−DCコンバータは、第2実施形態のDC−DCコンバータに対して、トランジスタ対とトランス対の間にコイルを追加したものである。
まず、図4を参照してDC−DCコンバータの構成について説明する。ここで、図4は、第3実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。ここでは、第2実施形態のDC−DCコンバータとの相違部分であるコイルについて説明し、共通する部分については必要とされる箇所以外説明を省略する。
図4に示すように、DC−DCコンバータ3は、第1交直電力変換回路30と、トランス対31と、第2交直電力変換回路32と、制御回路33とから構成されている。トランス対31、第2交直電力変換回路32及び制御回路33は、第2実施形態における
トランス対21、第2交直電力変換回路22及び制御回路23と同一構成である。
第1交直電力変換回路30は、トランジスタ対300(スイッチ対)と、コイル301(第7コイル)とコンデンサ305(第4コンデンサ)と、コンデンサ303(第1コンデンサ)と、コンデンサ304(第2コンデンサ)と、コイル306(第8コイル)とから構成されている。トランジスタ対300、コイル301、コンデンサ305、コンデンサ303及びコンデンサ304は、第2実施形態におけるコイル201、トランジスタ対200、コンデンサ203及びコンデンサ204と同一構成である。トランジスタ300aとトランジスタ300bの接続点と、コイル311aとコイル311bの接続点の間に、コイル301と磁気的に結合されたコイル307が接続されている。
次に、図5を参照して動作及び効果について説明する。ここで、図5は、デューティ比に対する出力電圧の関係を示すグラフである。なお、デューティ比は、トランジスタ300aがオン、オフする1周期中におけるオン期間の比率である。また、出力電圧は、第2交直電圧変換回路32の出力電圧VB31である。
動作については、第1実施形態におけるDC−DCコンバータと同一であるが、デューティ比に対する出力電圧の関係が異なる。コイル301に磁気的に結合されたコイル307を設けることで、図5に示すように、第1実施形態のDC−DCコンバータ1において非線形であったデューティ比に対する出力電圧の関係を、より線形に近づけることができる。そのため、DC−DCコンバータの出力電圧の制御が容易になる。従って、制御性を向上させることができる。
なお、第3実施形態では、高電圧バッテリB30の正極端が接続される端子TB2と、トランジスタ300bのドレインとの間に、コンデンサ305が接続されている例を挙げているが、これに限られるものではない。第1実施形態におけるDC−DCコンバータと同様に、トランジスタ対300に並列接続されるコンデンサを設けてもよい。また、コンデンサ305がなくてもよい。いずれの場合も同様の動作を実現することができる。
第1実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。 デューティ比に対する出力電圧の関係を示すグラフである。 第2実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。 第3実施形態におけるDC−DCコンバータの回路図である。 デューティ比に対する出力電圧の関係を示すグラフである。 従来のDC−DCコンバータの回路図である。
符号の説明
1、2、3・・・DC−DCコンバータ、10、20、30・・・第1交直電力変換回路、100、200、300・・・トランジスタ対(スイッチ対)、100a、200a、300a・・・トランジスタ(第1スイッチ)、100b、200b、300b・・・トランジスタ(第2スイッチ)、101、201、301・・・コイル(第7コイル)、102・・・コンデンサ(第3コンデンサ)、103、203、303・・・コンデンサ(第1コンデンサ)、104、204、304・・・コンデンサ(第2コンデンサ)、11、21、31・・・トランス対、110、310・・・トランス(第1トランス)、110a、310a・・・コイル(第1コイル)、110b、310b・・・コイル(第2コイル)、111c、310c・・・コイル(第3コイル)、111、311・・・トランス(第2トランス)、111a、311a・・・コイル(第4コイル)、111b、311b・・・コイル(第5コイル)、111c、311c・・・コイル(第6コイル)、12、22、32・・・第2交直電力変換回路、120、121・・・トランジスタ、122・・・コンデンサ、13、23・・・制御回路、B10、B20、B30・・・高電圧バッテリ、B11、B21、B31・・・低電圧バッテリ、TB1、TB2・・・端子(第1直流端子)、TB3〜TB9・・・端子、TB10、TB11・・・端子(第2直流端子)、VB10、VB11、V31・・・出力電圧、205、305・・・コンデンサ(第4コンデンサ)、307・・・コイル(第8コイル)

Claims (7)

  1. 1次側に第1コイルと第2コイルを、2次側に第3コイルを有する第1トランスと、1次側に第4コイルと第5コイルを、2次側に第6コイルを有する第2トランスとからなり、前記第1コイル、前記第4コイル、前記第5コイル及び前記第2コイルが順次直列接続されるトランス対と、
    一端側が第1直流端子に接続されるとともに、他端側が前記第1コイルの独立端、前記第2コイルの独立端、及び、前記第4コイルと前記第5コイルの接続点に接続され、一端側と他端側との間で交直電力変換を行う第1交直電力変換回路と、
    一端側が前記第3コイルの両端、及び、前記第6コイルの両端に接続されるとともに、他端側が第2直流端子に接続され、一端側と他端側との間で交直電力変換を行う第2交直電力変換回路と、
    を備えたDC−DCコンバータにおいて、
    前記第1交直電力変換回路は、周期的にオン、オフする第1スイッチと、前記第1スイッチに対して相補的にオン、オフする第2スイッチとからなり、前記第1スイッチ及び前記第2スイッチが直列接続され、前記第1スイッチの独立端が低電位側の前記第1直流端子に接続されるとともに、前記第1スイッチと前記第2スイッチの接続点が前記第4コイルと前記第5コイルの接続点に接続されるスイッチ対と、
    高電位側の前記第1直流端子と、前記第1スイッチと前記第2スイッチの接続点との間に接続される第7コイルと、
    前記第1スイッチの独立端と前記第2コイルの独立端との間に接続される第1コンデンサと、
    前記第2スイッチの独立端と前記第1コイルの独立端との間に接続される第2コンデンサと、
    を有することを特徴とするDC−DCコンバータ。
  2. 前記第1交直電力変換回路は、前記スイッチ対に並列接続される第3コンデンサを有することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  3. 前記第1交直電力変換回路は、高電位側の前記第1直流端子と前記第2スイッチの独立端との間に接続される第4コンデンサを有することを特徴とする請求項1に記載のDC−DCコンバータ。
  4. 前記第1交直電力変換回路は、前記第1スイッチと前記第2スイッチの接続点と、前記第4コイルと前記第5コイルの接続点の間に介挿され、前記第7コイルと磁気的に結合する第8コイルを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
  5. 前記第2交直電力変換回路は、前記第2スイッチと同期してオン、オフし、前記第6コイルの両端を前記第2直流端子に接続、切断する第3スイッチと、
    前記第1スイッチと同期してオン、オフし、前記第3コイルの両端を前記第2直流端子に接続、遮断する第4スイッチと、
    を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
  6. 前記第1交直電力変換回路は、前記第1直流端子に供給される直流電力を交流電力に変換して前記トランス対に出力し、
    前記第2交直電力変換回路は、前記トランス対から出力される交流電力を直流電力に変換して前記第2直流端子から出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
  7. 前記第2交直電力変換回路は、前記第2直流端子に供給される直流電力を交流電力に変換して前記トランス対に出力し、
    前記第1交直電力変換回路は、前記トランス対から出力される前記交流電力を直流電力に変換して前記第1直流端子から出力することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のDC−DCコンバータ。
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