JP5012446B2 - 載置台ネスティングレイアウト表示生成装置および載置台ネスティング装置 - Google Patents

載置台ネスティングレイアウト表示生成装置および載置台ネスティング装置 Download PDF

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Description

この発明は、複数種類の載置部を有する載置台上の板材につき、その載置された各板材部品がどのようなものであるかを明示したレイアウト表示を生成する載置台ネスティングレイアウト表示生成装置およびこれを備えた載置台ネスティング装置に関する。
パンチプレスやレーザ加工機等の板材加工機により、素材板材から複数の部品板材を切り取る加工を行うことがある。従来は、このような板材部品は、板材加工機から搬送装置により搬出してパレット上に載せている。パレット上で、次工程や製品グループ等に分けて載置することも提案されている(例えば、特許文献1)。搬送した板材を立置きすることも提案されている(例えば、特許文献2)。
また、事務用家具や機器の筐体等の板金組立製品では、複数の部品板材を組み立てて構成される。このような板材部品につき、1つの板金組立製品を構成する1組の板材部品毎に、1台の台車型の載置台に載置すること、および上記台車型の載置台に複数種類の載置部を設け、各板材部品の種類毎に各載置部に振り分けて載置することを先に提案した(特願2007−115160号)。
特許2830823号公報 特開昭60−87123号公報
上記のようにパレットや他の載置台に載置された板材部品を、ボール盤加工や曲げ加工等の後工程へ送るときに、各板材部品を作業者が識別して後工程で処理することが必要な場合がある。
このような場合、従来は、例えば、板材加工機上で、加工された個々の板材部品に、バーコード付きラベル等の目印を貼り付け、搬送装置に搬出・積載を行っている。
しかし、パレット等に積載された大量の加工済み製品の中から、作業者がバーコード情報を読み取り、再度、工程毎に仕分けし、配膳している。そのため、作業者の手間がかかり、非能率であった。
この発明の目的は、載置台の各載置部に載置された板材部品の識別が容易に行えるようにした積載レイアウト表示を自動生成する載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を提供することである。
この発明の他の目的は、載置台の各載置部に載置された板材部品と、載置台ネスティングレイアウト表示の内容との関連が一目で分かるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、載置台の持つ複数種類の載置部に応じて板材部品を振り分ける載置台ネスティングの情報が作成でき、かつ上記載置台ネスティングレイアウト表示の自動生成が行える載置台ネスティング装置を提供することである。
この発明の一実施形態を図面と共に説明する。この載置台ネスティングレイアウト表示生成装置は、それぞれ板材部品(w)を載せる複数種類の載置部(17〜19)を有する載置台(3)に、各種の板材部品(w)を分類して載置した姿図(22)と、この姿図(22)の中の各板材部品(w)についての識別情報を含む情報の表示である板材部品情報表示(23)と、前記姿図(22)と前記板材部品情報表示(23)との関連を示す関連付け表示(24)とを表示した画像である積載レイアウト表示(20)を生成する装置であって、次の各手段を含む。
すなわち、前記載置台の形状を示す載置台形状情報(F1)を記憶した載置台情報記憶手段(31)と、
前記板材部品(w)を生産する板材加工機(1)から板材部品(w)を前記載置台(3)へ搬送する板材搬送装置(2)の搬送制御装置(52)に対して送る情報として、前記板材加工機(1)で加工したどの板材部品(w)を前記載置台(3)のどの載置部(17〜19)に搬送するかの情報である搬送先情報(F3)を、載置台1台分毎にまとめて記憶した搬送先情報記憶手段(32)と、
前記板材加工機(1)で生産する板材部品(w)についての前記識別情報を含む情報である板材部品元情報(F2)を記憶した板材部品元情報記憶手段(33)と、
前記載置台情報記憶手段(31)に記憶された載置台形状情報(F1)、前記搬送先情報記憶手段(32)に記憶された搬送先情報(F3)、および前記板材部品元情報記憶手段(33)に記憶された板材部品元情報(F2)から前記積載レイアウト表示(20)を生成して出力する積載レイアウト表示生成手段(34)と、
を含む。
この構成の積載レイアウト表示生成装置によると、上記構成の載置台情報記憶手段(31)、搬送先情報記憶手段(32)、板材部品元情報記憶手段(33)、および積載レイアウト表示生成手段(34)を有するため、上記の積載レイアウト表示(20)を容易に自動生成することができる。
この装置で生成された積載レイアウト表示(20)を用いると、その表示中の姿図(22)、板材部品情報表示(23)、および関連付け表示(24)を見ることで、載置台(3)の各載置部(17〜19)に載置された板材部品(w)の識別が容易に行える。また、載置台(3)の1台につき、一つの積載レイアウト表示(20)で済むため、個々の板材部品(w)に識別用の目印を貼り付ける必要がなく、作業者の手間が簡単になる。
この発明において、前記積載レイアウト表示(20)は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものとすることが好ましい。この場合に、前記関連付け表示(24)は、前記姿図(22)中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分(22a)と、この板材部品絵図表示部分(22a)に対応する前記板材部品情報表示(3)との間に引いた線としても良い。
積載レイアウト表示(20)が、1枚の用紙または1頁の画面に表示されていると、頁をめくる必要がなく、姿図(22)と板材部品情報表示(23)およびその関連付け表示(24)がよりわかり易い。また、上記関連付け表示(24)を、板材部品絵図表示部分(22a)とこれに対応する前記板材部品情報表示(23)との間に引いた線としたため、関連が一目で分かる。
この発明の載置台ネスティング装置(30)は、この発明の上記いずれかの構成の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を含み、次の構成としたものである。
すなわち、前記載置台(3)の1台分毎に定められた各板材部品(w)の生産数量の情報である単位生産計画情報を複数記憶した生産計画記憶手段(36)を有し、
前記板材部品元情報記憶手段(33)は、記憶する前記板材部品元情報(F2)として、板材部品(w)の形状の情報を含み、
前記生産計画記憶手段(36)に記憶された前記生産数量および前記板材部品元情報記憶手段(33)に記憶された板材部品(w)の形状の情報から、載置台(3)の1台分の各板材部品(w)を、前記載置台(3)のどの載置部(17〜19)に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報(F3)を、設定規則(R1)に従って生成する載置台ネスティング手段(37)を設ける。
この構成の載置台ネスティング装置(30)によると、載置台(3)の持つ複数種類の載置部(17〜19)に応じて板材部品(w)を振り分ける載置台ネスティングの情報である搬送先情報(F3)が作成でき、かつ上記載置台ネスティングレイアウト表示(20)の自動生成が行える。この場合に、搬送先情報(F3)が作成に用いる板材部品元情報記憶手段等(33)を利用して、積載レイアウト表示(20)の生成を行うことができる。
この発明の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置は、それぞれ板材部品を載せる複数種類の載置部を有する載置台に、各種の板材部品を分類して載置した姿図と、この姿図の中の各板材部品についての識別情報を含む情報の表示である板材部品情報表示と、前記姿図と前記板材部品情報表示との関連を示す関連付け表示とを表示した画像である積載レイアウト表示を生成する装置であって、前記載置台の形状を示す載置台形状情報を記憶した載置台情報記憶手段と、前記板材部品を生産する板材加工機から板材部品を前記載置台へ搬送する板材搬送装置の搬送制御装置に対して送る情報として、前記板材加工機で加工したどの板材部品を前記載置台のどの載置部に搬送するかの情報である搬送先情報を、載置台1台分毎にまとめて記憶した搬送先情報記憶手段と、前記板材加工機で生産する板材部品についての前記識別情報を含む情報である板材部品元情報を記憶した板材部品元情報記憶手段と、前記載置台情報記憶手段に記憶された載置台形状情報、前記搬送先情報記憶手段に記憶された搬送先情報、および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品元情報から前記積載レイアウト表示を生成して出力する積載レイアウト表示生成手段とを含むため、作成された積載レイアウト表示により、載置台の各載置部に載置された板材部品の識別が容易に行え、またその積載レイアウト表示を自動生成することができる。
前記積載レイアウト表示が、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものであり、前記関連付け表示が、前記姿図中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分と、この板材部品絵図表示部分に対応する前記板材部品情報表示との間に引いた線である場合は、載置台の各載置部に載置された板材部品と、載置台ネスティングレイアウト表示の内容との関連が一目で分かる。
載置台ネスティング装置は、載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を含む装置であって、前記載置台1台分毎に定められた各板材部品の生産数量の情報である単位生産計画情報を複数記憶した生産計画記憶手段を有し、前記板材部品元情報記憶手段は、記憶する前記板材部品元情報として、板材部品の形状の情報を含み、前記生産計画記憶手段に前記生産数量および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品の形状の情報から、載置台1台分の各板材部品を、前記載置台のどの載置部に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報を、設定規則に従って生成する載置台ネスティング手段を設けたため、載置台の持つ複数種類の載置部に応じて板材部品を振り分ける載置台ネスティングの情報である搬送先情報が作成でき、かつ上記載置台ネスティングレイアウト表示の自動生成を容易に行うことができる。
この発明の一実施形態を図1ないし図6と共に説明する。図4は、載置台ネスティングの対象となる板材加工機1、板材搬送装置2、および台車状の載置台3を備えた加工設備の一例を示す。
板材加工機1は、素材板材Wから複数の板材部品wを切り取る加工が可能な加工機であり、パンチプレスまたはレーザ加工機等からなる。板材加工機1は、加工を施す加工ヘッド4、およびテーブル5上の素材板材Wを加工ヘッド部4に前後(Y方向),左右(X方向)に送る板材送り機構6を備える。板材加工機1は、コンピュータ式の数値制御装置51により、数値制御プログラムであるNCデータに従って制御される。
板材搬送装置2は、板材加工機1のテーブル5上に対して、各板材部品wの搬出、および素材板材Wの搬入を行う装置である。板材搬送装置2は、レール7上を前後移動する前後移動台8に、左右方向に延びる架設レール9を設け、この架設レール9に走行体10を走行自在に設置したものである。走行体10は、素材板材Wや板材部品wを吸着して把持する板材保持部11を有している。板材保持部11は、複数の真空吸着パッド等により構成される。板材搬送装置2は、2本のレール7間の載置エリアEに設置されて複数のパレットを有する板材ストッカ(図示せず)と、載置エリアEの側方に置かれた上記載置台3とに、板材部品wを振り分けて搬出する。この実施形態は、台車上の載置材3に搬出する場合に適用される。板材搬送装置2は、コンピュータ式の搬送制御装置52により、搬送制御プログラムに従って制御される。
図5に示すように、載置台3は、台車本体15にキャスタ16を設けた台車であり、立掛け載置部17と、上段載置部18と、下段載置部19との3種類の載置部を有している。立掛け載置部17は、底板部17aと持たせ用の立板部17bとを有する。上段載置部18は、台車本体15の上面である。下段載置部19は、台車本体15に対して引出しおよび収納自在な可動棚として設けられている。下段載置部19は、引出しとなるボックス状としても良い。
図6に示すように、上記載置台3の各載置部17〜19には、板材部品wが、種類に応じて振り分けて載置される。なお、板材搬送装置2(図4)は、立掛け載置部17に板材部品wを立掛け可能なように、板材保持部11が角度変更可能なものとしてある。
図3は、積載レイアウト表示20を用紙上に施した積載レイアウト表示体21の一例を示す。この積載レイアウト表示20は、例えば、各板材部品wを載置した載置台3の上等において、作業者に見せるものである。なお、図3に図示した1点鎖線は、この明細書での説明の便宜上付した線であり、積載レイアウト表示20に含まれる線ではない。
この積載レイアウト表示20は、載置台に各種の板材部品を分類して載置した姿図22と、この姿図22中の各板材部品についての情報の表示である板材部品情報表示23と、前記姿図22と前記板材部品情報表示23との関連を示す関連付け表示24とを表示した画像である。
この積載レイアウト表示20は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものである。前記関連付け表示24は、前記姿図22中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分22aと、この板材部品絵図表示部分22aに対応する前記板材部品情報表示23との間に引いた線としている。
前記姿図22は、写真であっても、3次元CAD図やその他のコンピュータグラフィックによる図であっても、また模式図であっても良い。
板材部品情報表示23は、対応する板材部品wに関する情報であって、少なくともその板材部品wの部品名等の識別情報が含まれる。この実施形態では、板材部品情報表示23として、自然文字で記述した「部品名」の表題および部品番号(例えば、「ccc001」等の表示)と、識別情報となるバーコードとを併記している。また、積載レイアウト表示20において、板材部品情報表示23は、載置台3の載置部17〜19(図5)の種類毎に区分して、その種類の表題(例えば「立掛け」)と共に表示している。載置台3の各載置部17〜19(図5)に対して、同じ形状の板材部品wは同じ場所に重ねて載置されるが、上記板材部品wの識別情報は、同じ形状の板材部品wについて共通に付された識別情報であっても、また板材部品wの1枚ずつ別々に付された識別情報であっても良い。
積載レイアウト表示20には、上記各表示22〜24の他に、載置台3を区別する情報の表示(例えば「手押台車1」)や、その載置台3に何時載置したかを区別する表示(例えば「○○年○月○日(月)第1クール」等のような年月日,その日の何番目の載置であるか等の表示)、次工程の表示(例えば、「次工程:ボール盤A」)、および工程完了登録の表示等が付されている。
図1は、上記積載レイアウト表示20を生成する載置台ネスティングレイアウト表示生成装置、およびこの生成装置を含む載置台ネスティング装置の概念構成を示すブロック図であり、図2はその処理の概念の説明図である。図1には、板材加工機1(図4)を制御する数値制御装置51の制御用のNCデータ50を生成する自動プログラミング装置40が、さらにブロック図で示してある。
この載置台ネスティング装置30は、コンピュータおよびこれに実行させるプログラム並びにデータからなり、これらによって次の各手段31〜39を構成したものである。
すなわち、この載置台ネスティング装置30は、次の台車形状記憶手段31、搬送先情報記憶手段32、板材部品元情報記憶手段33、積載レイアウト表示生成手段34、表示出力装置35、生産計画記憶手段36、台車ネスティング手段37、素材情報記憶手段38、およびネスティングオーダー記憶手段39を有する。なお、上記各手段31〜39は、1台のコンピュータに構成されたものに限らず、ネットワークで接続された複数台のコンピュータや周辺機器に構成されたものであっても良く、また自動プログラミング装置40を構成するコンピュータに構成されたものであっても良い。
台車形状記憶手段31は、載置台3(図6)の形状を示す載置台形状情報F1を記憶した手段である。載置台形状情報F1は、具体的には、載置台3の各載置部17〜19の形状,大きさ,および位置の情報を記憶した手段である。載置台形状情報F1には、積載レイアウト表示20の姿図22を作成する画像情報を含むものとしても良い。
搬送先情報記憶手段32は、板材搬送装置2の搬送制御装置(図示せず)に対し、板材加工機1で加工したどの板材部品wを載置台3のどの載置部17〜19に搬送するかの情報である搬送先情報F3を、載置台3の1台分毎にまとめて記憶した手段である。搬送先情報F3は、この例では、板材部品wを各載置部17〜19におけるどの位置に載置するかを示す位置の情報を含むものとされる。
板材部品元情報記憶手段33は、板材加工機1で切り取り生産する板材部品wについての情報である板材部品元情報F2を記憶した手段である。板材部品元情報F2には、各板材部品w毎の情報F2aとして、その板材部品wの識別情報と形状の情報とが含まれる。形状情報は、寸法の情報を含む。各板材部品w毎の情報F2aには、板材の板厚および材質を含むものとしても良い。なお、板材部品元情報F2には、複数の板材部品wを1組としてまとめて扱う情報(例えば一つの板金製品を構成する板材部品wであることを示す情報)を含むものとしても良い。
積載レイアウト表示生成手段34は、前記載置台情報記憶手段31に記憶された載置台形状情報F1、前記搬送先情報記憶手段32に記憶された搬送先情報F3、および前記板材部品元情報記憶手段33に記憶された板材部品元情報F2から、図3と共に前述した積載レイアウト表示20を生成して出力する手段である。積載レイアウト表示20の出力は表示出力装置35によって表示される。表示出力装置35は、プリンタまたは液晶画面等で画面を表示する画面表示装置である。表示出力装置35がプリンタである場合、図3に示した積載レイアウト表示20の画像を用紙に印刷する。表示出力装置35が画面表示装置である場合、その画面に図3と同様な積載レイアウト表示20の画像を出力する。画面表示装置とされる表示出力装置35は、例えば、板材搬送装置2で搬送するときの載置台30の近傍、または次工程の作業者による作業場所付近等に配置され、あるいは可搬型の画面表示装置とされて、載置台30に保持される。
生産計画記憶手段36は、載置台3の1台分の各板材部品wの生産数量を記憶した情報である単位生産計画情報を複数記憶した手段である。上記単位生産計画情報は、生産予定順に並べて記憶され、または生産予定順を示す情報と共に記憶される。なお、板材部品元情報F2が、複数の板材部品wを1組としてまとめて扱う情報である場合、生産計画記憶手段36は、その板材部品wの組を示す情報を記憶することで、間接的に、載置台3の1台分の各板材部品wの生産数量を記憶するものであっても良い。
台車ネスティング手段37は、生産計画記憶手段36に記憶された前記生産数量、および板材部品元情報記憶手段33に記憶された板材部品の形状の情報から、載置台3の1台分の各板材部品wを、前記載置台3のどの載置部17〜19に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報F3を、設定規則R1に従って生成する手段である。生成した搬送先情報F3は、搬送先情報記憶手段32に記憶させる。
設定規則R1は、例えば板材部品wの外径寸法の区分が各載置部17〜19と対応して設定されていて、どの区分に該当するかで載置部17〜19を定める規則とされる。台車ネスティング手段37は、さらに、載置部17〜19に中におけるどの位置に板材部品wを載置するかの情報も、上記設定規則R1に従って生成するものとしてある。この場合に、上記設定規則R1は、例えば、載置部18,19の所定の角部から所定の方向へ並べるように載置し、また同じ形状の板材部品wは同じ位置に積み重ねることを定めたものとされる。
ネスティングオーダー記憶手段39は、自動プログラミング装置40における板取り手段41に、1回の板取りの単位となるネスティングオーダーの情報F4を記憶する手段である。ここでは、載置台ネスティング手段37で生成した載置台3の1台分の板材部品wの情報が、一つのネスティングオーダーとしてネスティングオーダー情報記憶手段39に記憶させられる。
素材情報記憶手段38は、素材板材W(図4)の形状,寸法、板厚、材質等を記憶した手段である。
自動プログラミング装置40は、前記NCデータ50を生成する手段であり、板取り手段41および実行NCデータ化手段44を有している。
板取り手段41は、素材板材Wに対して、ネスティングオーダー記憶手段39に記憶されたネスティングオーダー情報F4分の板取りを、設定規則R2に従って行う手段である。設定規則R2は、例えば、素材板材Wに対して、所定の角部から所定の方向に板材部品wを並べて配置する規則や、歩留りが最小となるように板材部品wを配置する規則などである。板取り手段41の板取り結果は、板取り結果記憶手段43に記憶させる。
実行NCデータ化手段44は、板取り結果記憶手段43の記憶した板取り結果を、数値制御装置51で実行可能な形式のNCデータ50に変換する手段である。板材加工機1がパンチプレスである場合、実行NCデータ化手段44は、板取り結果に対して工具配置を行い、その工具配置結果を、実行可能な形式のNCデータ50に変換する。このNCデータ50は、NCデータ記憶手段45に記憶される。
この積載レイアウト表示生成手段によると、上記構成の載置台情報記憶手段31、搬送先情報記憶手段32、板材部品元情報記憶手段33、および積載レイアウト表示生成手段34を有するため、図3に示す上記積載レイアウト表示20を容易に自動生成することができる。
この積載レイアウト表示20は、用紙に印刷したものである場合、その印刷された用紙を、例えば載置台30に載せるなどして配置する。載置材30上の板材部品wを扱う作業者は、その積載レイアウト表示20を見て板材部品wを認識し、作業を行う。積載レイアウト表示20が画面表示されるものである場合は、作業者は、その画面表示装置の画面を見て作業を行う。
この積載レイアウト表示20の中の姿図22、板材部品情報表示23、および関連付け表示24を見ることで、作業者は載置台30の各載置部17〜19に載置された板材部品wの識別が容易に行える。また、載置台3の1台につき、一つの積載レイアウト表示20で済むため、個々の板材部品wに識別用の目印を貼り付ける必要がなく、作業者の手間が簡単になる。
この場合に、積載レイアウト表示20は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されているため、頁をめくる必要がなく、姿図22と板材部品情報表示23およびその関連付け表示24がよりわかり易い。また、上記関連付け表示24を、板材部品絵図表示部分22aとこれに対応する前記板材部品情報表示23との間に引いた線としたため、関連が一目で分かる。
また、上記構成の載置台ネスティング装置30によると、載置台3の持つ複数種類の載置部17〜19に応じて板材部品wを振り分ける搬送先情報F3が作成でき、かつ上記載置台ネスティングレイアウト表示20の自動生成が行える。この場合に、搬送先情報F3の作成に用いる板材部品元情報記憶手段33等を利用して、積載レイアウト表示20の生成を行うことができる。
この発明の一実施形態に係る載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を含む載置台ネスティング装置の概念構成を示すブロック図である。 同載置台ネスティング装置の処理の概略説明図である。 積載レイアウト表示の一例の説明図である。 同載置台ネスティング装置の対象となる板材加工設備の一例を示す斜視図である。 その載置台の斜視図である。 同載置台の板材部品載置状態の斜視図である。
符号の説明
1…板材加工機
2…板材搬送装置
3…載置台
17…立掛け載置部
18…上段載置部
19…下段載置部
20…積載レイアウト表示
21…積載レイアウト表示体
22…姿図
22a…板材部品絵図表示部分
23…板材部品情報表示
24…関連付け表示
30…載置台ネスティング装置
31…台車形状記憶手段
32…搬送先情報記憶手段
33…板材部品元情報記憶手段
34…積載レイアウト表示生成手段
36…生産計画記憶手段
37…台車ネスティング手段
40…自動プログラミング装置
41…板取り手段
50…NCデータ
51…搬送制御装置
F1…載置台形状情報
F2…板材部品元情報
F2a…板材部品毎の情報
F3…搬送先情報
R1,R2…設定規則
w…板材部品
W…素材板材

Claims (3)

  1. それぞれ板材部品を載せる複数種類の載置部を有する載置台に、各種の板材部品を分類して載置した姿図と、この姿図の中の各板材部品についての識別情報を含む情報の表示である板材部品情報表示と、前記姿図と前記板材部品情報表示との関連を示す関連付け表示とを表示した画像である積載レイアウト表示を生成する装置であって、
    前記載置台の形状を示す載置台形状情報を記憶した載置台情報記憶手段と、
    前記板材部品を生産する板材加工機から板材部品を前記載置台へ搬送する板材搬送装置の搬送制御装置に対して送る情報として、前記板材加工機で加工したどの板材部品を前記載置台のどの載置部に搬送するかの情報である搬送先情報を、載置台1台分毎にまとめて記憶した搬送先情報記憶手段と、
    前記板材加工機で生産する板材部品についての前記識別情報を含む情報である板材部品元情報を記憶した板材部品元情報記憶手段と、
    前記載置台情報記憶手段に記憶された載置台形状情報、前記搬送先情報記憶手段に記憶された搬送先情報、および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品元情報から前記積載レイアウト表示を生成して出力する積載レイアウト表示生成手段と、
    を含む載置台ネスティングレイアウト表示生成装置。
  2. 前記積載レイアウト表示は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものであり、前記関連付け表示は、前記姿図中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分と、この板材部品絵図表示部分に対応する前記板材部品情報表示との間に引いた線である請求項1記載の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を含む載置台ネスティング装置であって、
    前記載置台1台分毎に定められた各板材部品の生産数量の情報である単位生産計画情報を複数記憶した生産計画記憶手段を有し、
    前記板材部品元情報記憶手段は、記憶する前記板材部品元情報として、板材部品の形状の情報を含み、
    前記生産計画記憶手段に記憶された前記生産数量および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品の形状の情報から、載置台1台分の各板材部品を、前記載置台のどの載置部に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報を、設定規則に従って生成する載置台ネスティング手段を設けた載置台ネスティング装置。
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