JP5012446B2 - 載置台ネスティングレイアウト表示生成装置および載置台ネスティング装置 - Google Patents
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Description
このような場合、従来は、例えば、板材加工機上で、加工された個々の板材部品に、バーコード付きラベル等の目印を貼り付け、搬送装置に搬出・積載を行っている。
しかし、パレット等に積載された大量の加工済み製品の中から、作業者がバーコード情報を読み取り、再度、工程毎に仕分けし、配膳している。そのため、作業者の手間がかかり、非能率であった。
この発明の他の目的は、載置台の各載置部に載置された板材部品と、載置台ネスティングレイアウト表示の内容との関連が一目で分かるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、載置台の持つ複数種類の載置部に応じて板材部品を振り分ける載置台ネスティングの情報が作成でき、かつ上記載置台ネスティングレイアウト表示の自動生成が行える載置台ネスティング装置を提供することである。
すなわち、前記載置台の形状を示す載置台形状情報(F1)を記憶した載置台情報記憶手段(31)と、
前記板材部品(w)を生産する板材加工機(1)から板材部品(w)を前記載置台(3)へ搬送する板材搬送装置(2)の搬送制御装置(52)に対して送る情報として、前記板材加工機(1)で加工したどの板材部品(w)を前記載置台(3)のどの載置部(17〜19)に搬送するかの情報である搬送先情報(F3)を、載置台1台分毎にまとめて記憶した搬送先情報記憶手段(32)と、
前記板材加工機(1)で生産する板材部品(w)についての前記識別情報を含む情報である板材部品元情報(F2)を記憶した板材部品元情報記憶手段(33)と、
前記載置台情報記憶手段(31)に記憶された載置台形状情報(F1)、前記搬送先情報記憶手段(32)に記憶された搬送先情報(F3)、および前記板材部品元情報記憶手段(33)に記憶された板材部品元情報(F2)から前記積載レイアウト表示(20)を生成して出力する積載レイアウト表示生成手段(34)と、
を含む。
この装置で生成された積載レイアウト表示(20)を用いると、その表示中の姿図(22)、板材部品情報表示(23)、および関連付け表示(24)を見ることで、載置台(3)の各載置部(17〜19)に載置された板材部品(w)の識別が容易に行える。また、載置台(3)の1台につき、一つの積載レイアウト表示(20)で済むため、個々の板材部品(w)に識別用の目印を貼り付ける必要がなく、作業者の手間が簡単になる。
積載レイアウト表示(20)が、1枚の用紙または1頁の画面に表示されていると、頁をめくる必要がなく、姿図(22)と板材部品情報表示(23)およびその関連付け表示(24)がよりわかり易い。また、上記関連付け表示(24)を、板材部品絵図表示部分(22a)とこれに対応する前記板材部品情報表示(23)との間に引いた線としたため、関連が一目で分かる。
すなわち、前記載置台(3)の1台分毎に定められた各板材部品(w)の生産数量の情報である単位生産計画情報を複数記憶した生産計画記憶手段(36)を有し、
前記板材部品元情報記憶手段(33)は、記憶する前記板材部品元情報(F2)として、板材部品(w)の形状の情報を含み、
前記生産計画記憶手段(36)に記憶された前記生産数量および前記板材部品元情報記憶手段(33)に記憶された板材部品(w)の形状の情報から、載置台(3)の1台分の各板材部品(w)を、前記載置台(3)のどの載置部(17〜19)に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報(F3)を、設定規則(R1)に従って生成する載置台ネスティング手段(37)を設ける。
図6に示すように、上記載置台3の各載置部17〜19には、板材部品wが、種類に応じて振り分けて載置される。なお、板材搬送装置2(図4)は、立掛け載置部17に板材部品wを立掛け可能なように、板材保持部11が角度変更可能なものとしてある。
この積載レイアウト表示20は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものである。前記関連付け表示24は、前記姿図22中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分22aと、この板材部品絵図表示部分22aに対応する前記板材部品情報表示23との間に引いた線としている。
板材部品情報表示23は、対応する板材部品wに関する情報であって、少なくともその板材部品wの部品名等の識別情報が含まれる。この実施形態では、板材部品情報表示23として、自然文字で記述した「部品名」の表題および部品番号(例えば、「ccc001」等の表示)と、識別情報となるバーコードとを併記している。また、積載レイアウト表示20において、板材部品情報表示23は、載置台3の載置部17〜19(図5)の種類毎に区分して、その種類の表題(例えば「立掛け」)と共に表示している。載置台3の各載置部17〜19(図5)に対して、同じ形状の板材部品wは同じ場所に重ねて載置されるが、上記板材部品wの識別情報は、同じ形状の板材部品wについて共通に付された識別情報であっても、また板材部品wの1枚ずつ別々に付された識別情報であっても良い。
積載レイアウト表示20には、上記各表示22〜24の他に、載置台3を区別する情報の表示(例えば「手押台車1」)や、その載置台3に何時載置したかを区別する表示(例えば「○○年○月○日(月)第1クール」等のような年月日,その日の何番目の載置であるか等の表示)、次工程の表示(例えば、「次工程:ボール盤A」)、および工程完了登録の表示等が付されている。
すなわち、この載置台ネスティング装置30は、次の台車形状記憶手段31、搬送先情報記憶手段32、板材部品元情報記憶手段33、積載レイアウト表示生成手段34、表示出力装置35、生産計画記憶手段36、台車ネスティング手段37、素材情報記憶手段38、およびネスティングオーダー記憶手段39を有する。なお、上記各手段31〜39は、1台のコンピュータに構成されたものに限らず、ネットワークで接続された複数台のコンピュータや周辺機器に構成されたものであっても良く、また自動プログラミング装置40を構成するコンピュータに構成されたものであっても良い。
設定規則R1は、例えば板材部品wの外径寸法の区分が各載置部17〜19と対応して設定されていて、どの区分に該当するかで載置部17〜19を定める規則とされる。台車ネスティング手段37は、さらに、載置部17〜19に中におけるどの位置に板材部品wを載置するかの情報も、上記設定規則R1に従って生成するものとしてある。この場合に、上記設定規則R1は、例えば、載置部18,19の所定の角部から所定の方向へ並べるように載置し、また同じ形状の板材部品wは同じ位置に積み重ねることを定めたものとされる。
板取り手段41は、素材板材Wに対して、ネスティングオーダー記憶手段39に記憶されたネスティングオーダー情報F4分の板取りを、設定規則R2に従って行う手段である。設定規則R2は、例えば、素材板材Wに対して、所定の角部から所定の方向に板材部品wを並べて配置する規則や、歩留りが最小となるように板材部品wを配置する規則などである。板取り手段41の板取り結果は、板取り結果記憶手段43に記憶させる。
この場合に、積載レイアウト表示20は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されているため、頁をめくる必要がなく、姿図22と板材部品情報表示23およびその関連付け表示24がよりわかり易い。また、上記関連付け表示24を、板材部品絵図表示部分22aとこれに対応する前記板材部品情報表示23との間に引いた線としたため、関連が一目で分かる。
2…板材搬送装置
3…載置台
17…立掛け載置部
18…上段載置部
19…下段載置部
20…積載レイアウト表示
21…積載レイアウト表示体
22…姿図
22a…板材部品絵図表示部分
23…板材部品情報表示
24…関連付け表示
30…載置台ネスティング装置
31…台車形状記憶手段
32…搬送先情報記憶手段
33…板材部品元情報記憶手段
34…積載レイアウト表示生成手段
36…生産計画記憶手段
37…台車ネスティング手段
40…自動プログラミング装置
41…板取り手段
50…NCデータ
51…搬送制御装置
F1…載置台形状情報
F2…板材部品元情報
F2a…板材部品毎の情報
F3…搬送先情報
R1,R2…設定規則
w…板材部品
W…素材板材
Claims (3)
- それぞれ板材部品を載せる複数種類の載置部を有する載置台に、各種の板材部品を分類して載置した姿図と、この姿図の中の各板材部品についての識別情報を含む情報の表示である板材部品情報表示と、前記姿図と前記板材部品情報表示との関連を示す関連付け表示とを表示した画像である積載レイアウト表示を生成する装置であって、
前記載置台の形状を示す載置台形状情報を記憶した載置台情報記憶手段と、
前記板材部品を生産する板材加工機から板材部品を前記載置台へ搬送する板材搬送装置の搬送制御装置に対して送る情報として、前記板材加工機で加工したどの板材部品を前記載置台のどの載置部に搬送するかの情報である搬送先情報を、載置台1台分毎にまとめて記憶した搬送先情報記憶手段と、
前記板材加工機で生産する板材部品についての前記識別情報を含む情報である板材部品元情報を記憶した板材部品元情報記憶手段と、
前記載置台情報記憶手段に記憶された載置台形状情報、前記搬送先情報記憶手段に記憶された搬送先情報、および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品元情報から前記積載レイアウト表示を生成して出力する積載レイアウト表示生成手段と、
を含む載置台ネスティングレイアウト表示生成装置。 - 前記積載レイアウト表示は、1枚の用紙または1頁の画面に表示されるものであり、前記関連付け表示は、前記姿図中の各板材部品の表示である板材部品絵図表示部分と、この板材部品絵図表示部分に対応する前記板材部品情報表示との間に引いた線である請求項1記載の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置。
- 請求項1または請求項2に記載の載置台ネスティングレイアウト表示生成装置を含む載置台ネスティング装置であって、
前記載置台1台分毎に定められた各板材部品の生産数量の情報である単位生産計画情報を複数記憶した生産計画記憶手段を有し、
前記板材部品元情報記憶手段は、記憶する前記板材部品元情報として、板材部品の形状の情報を含み、
前記生産計画記憶手段に記憶された前記生産数量および前記板材部品元情報記憶手段に記憶された板材部品の形状の情報から、載置台1台分の各板材部品を、前記載置台のどの載置部に載置するかを振り分けた情報である搬送先情報を、設定規則に従って生成する載置台ネスティング手段を設けた載置台ネスティング装置。
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