JP5012180B2 - 計量システム - Google Patents

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Description

本発明は、計量システムに関し、特に、複数の材料を所定の割合で配合するための計量を行う計量システムに関する。
計量システムを用いて、複数の材料を計量し所定の割合で配合する配合計量作業が従来行われている(例えば、特許文献1参照)。また、一般的に、配合される材料は袋や箱などの入庫単位であるロットによって管理されている。製品の注文を受けてから計量配合作業を実施するが、材料を計量する際、あるロットを倉庫から取り出して計量を行った時、指示された計量値に当該材料の残量が満たないという状況が生じる場合があり、受けた注文の量を満たしてはいないが納品先が許容する量である場合、納品先より製品の出荷を要求されることがある。この場合、製品の注文を受けた業者は、材料の追加調達を行うが、納品日前に間に合わない場合は、受けた注文を断るか、または納期を伸ばしてもらっていた。また、同様に、指示された計量値に当該ロットの残量が満たないという状況が生じた場合、同一材料の別ロットを倉庫から新たに持ち出して、そのロットにより材料を補充して計量作業をそのまま継続するといった運用が通常行われている。
特許第3157618号公報
しかしながら、従来の計量システムにおいて、保管している材料の鮮度状況により、使用予定の材料が使用できない場合や、同一材料を別の配合装置で使用されてしまい材料が不足する場合や、玉ねぎや長ねぎ等の材料の場合は外皮を取り除いて使用するため使用量が目減りしてしまうなど材料の在庫量が不確かな場合がある。このような在庫状況下で配合計量作業を実施した場合、計量時に使用する材料が不足することがあるが、製品の注文量を満たしてはいないが納品先が許容する量であった場合、納品先より製品の出荷を要求される場合がある。この場合、配合計量作業時に指示された計量値を満たさない限り配合計量作業を完了させることができず、納品先が要求する製品出荷ができないという問題があった。また、複数のロットの材料を混合して計量を行った場合に、それら複数ロットそれぞれの計量履歴が保持されないため、使用したロットを特定することができないという問題がある。したがって、各材料を配合して製造された製品に品質不良などの不具合が生じた時に、関連するロットを追跡して製品を回収することが不可能となっていた。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、複数のロットを使用して計量を行った場合にもロットを特定可能に管理することが可能な計量システムを提供することである。また他の目的の一つは、在庫が存在しない場合にも計量作業を止めることなく継続でき、指示された分量の配合を実施することが可能な計量システムを提供することである。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであり、配合すべき材料とそれら各材料の計量すべき指示計量値とを定めた指示情報に従って計量を行う計量手段と、計量する材料のロット番号を入力する入力手段と、前記計量手段により計量を実施中の材料の計量値が該材料の前記指示計量値よりも少ない場合に、該実施中の計量を第1の計量とするとともに、不足分の計量を他のロットの材料を用いて第2の計量として実施するよう制御する計量制御手段と、前記第1の計量および前記第2の計量それぞれについて、使用したロットのロット番号と計量した計量値とを含む履歴を記録する履歴記録手段と、を備えたことを特徴とする計量システムである。
また、本発明は、配合すべき材料とそれら各材料の計量すべき指示計量値とを定めた指示情報に従って計量を行う計量手段と、前記計量手段により計量を実施中の材料の計量値が該材料の前記指示計量値よりも少ない場合に、該計量実施中の材料の計量値と配合する各材料の構成比とに基づいて該計量値に対応した新たな指示情報を生成する指示情報生成手段と、を備え、前記生成された新たな指示情報に従って各材料を再計量することを特徴とする計量システムである。
また、本発明は、上記計量システムにおいて、前記指示情報生成手段は、前記計量実施中の材料の計量値と、該材料の最初の指示情報に係る指示計量値と、配合する各材料の構成比と、に基づいて該材料の不足分に対応した新たな指示情報をも生成し、前記指示情報生成手段によって生成された前記材料の不足分に対応した新たな指示情報を記憶するとともに、該材料が入庫した後、前記記憶した新たな指示情報を読み出し、該読み出した指示情報に従って前記入庫した材料を含む各材料を計量することを特徴とする。
また、本発明は、上記計量システムにおいて、各材料の在庫量を記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶された各材料の在庫量から前記計量手段により計量され使用された各材料の計量値を減算して、前記記憶手段の前記在庫量を更新する在庫更新手段と、を更に備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記計量システムにおいて、前記履歴記録手段に記録された履歴から所定の履歴を検索する検索手段と、前記検索手段により検索された履歴を印刷する印刷手段と、を更に備えたことを特徴とする。
本発明によれば、指示情報に指示された材料の計量を第1の計量と第2の計量に分割して行うとともに、第1および第2の計量それぞれについてロット番号と計量値を記録するので、計量中のロットの材料が不足した場合に複数のロットを使用して計量を行うことができ、また各ロットを特定可能に管理することが可能である。
また、本発明によれば、計量中のロットの材料が不足した場合、現在計量可能な分量に対応した新たな指示情報が作成されて、この新たな指示情報に従って計量が行われるので、計量作業を止めることなく継続することが可能である。また、不足分に対応した新たな指示情報も作成されるので、(最初の指示情報に)指示された分量の配合を実施することが可能である。
また、本発明によれば、各材料の在庫量から使用した計量値を減算して在庫量を更新するので、正確な在庫量を保持することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳しく説明する。
図1は、本発明の一実施形態による計量システムの構成を示すシステム構成図である。図1において、計量システムは、複数の計量装置1−1,1−2,1−3,…(計量装置1と総称する)と、管理装置2と、指示ファイルを記憶した記憶装置3と、履歴ファイルを記憶する記憶装置4と、を含んで構成される。各計量装置1は、複数の材料を配合することにより製造される製品毎に設けられ、それぞれ所定の複数の材料を計量する。一例として、各計量装置1はハンバーグ用、サラダ用、のように惣菜毎に設けられている。管理装置2は、各計量装置1の計量作業を管理するサーバであり、記憶装置3および4を有している。具体的に、管理装置2は、各計量装置1に指示ファイルを送信することにより計量作業を指示し、また各計量装置1から履歴ファイルを収集することにより計量作業の結果を管理する。管理装置2と各計量装置1とはLANにより接続されている。
図2は、計量装置1の構成を示したブロック図である。計量装置1は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、計量皿14aと、ロードセル14bと、A/D変換回路15と、表示駆動回路16と、表示部17と、キー入力部18と、通信用I/F19と、プリンタ20と、アラーム音発生部21と、不揮発性メモリ22と、を含んで構成される。
CPU11はROM12上のプログラムを実行して計量装置1の動作を制御する中央演算装置であり、ROM12は計量装置1のプログラムを記憶する読み出し専用メモリであり、RAM13はデータの一時記憶用の随時書き込み読み出しメモリである。
ロードセル14bは、金属製の起歪体と該起歪体に貼り付けた歪みゲージからなる荷重センサであり、荷重がかかって起歪体が歪むと歪みゲージが変形し、その変形量に応じて歪みゲージの抵抗値が変化することから荷重量を電圧値として取り出すモジュールである。計量皿14aは、計量する材料を載せる皿であり、ロードセル14bの上部に設置されて皿上に載置された材料からの荷重がロードセル14bに伝わるようになっている。
A/D変換回路15は、ロードセル14bから入力したアナログ信号の電圧値を電圧値に比例したパルス数に変換するアナログ−デジタル変換回路である。変換されたデジタル信号のパルスはCPU11に送られ、CPU11によりパルス数が計測されて荷重量に置き換えられ、計量皿14aに載置された材料の重量として認識される。
表示駆動回路16は、CPU11からの入力信号を表示部17で表示を行うための信号に変換する回路である。
表示部17は、計量装置1を操作するためのメニューや、計量すべき材料の材料名やその指示重量値、作業者に対するメッセージ、計量中の材料の重量値、などの文字・数字・画像データを表示する液晶ディスプレイである。表示するデータは、CPU11から表示駆動回路16を介して入力される。
キー入力部18は、作業者が各種の入力操作を行うためのタッチパネルであり、表示部17の液晶ディスプレイと一体に構成されている。このタッチパネルには、数字0〜9の数字キー、小数点キー、重量の単位を選択するキー、上下左右の十字キー、決定(リターン)キー、メニュー選択キー、などが操作時の操作内容に応じて配設されるようになっている。
通信用I/F(インタフェース)19は、管理装置2と接続して各種データの送受信をするためのインタフェースモジュールである。この通信用I/F19を介して、管理装置2から指示ファイルをダウンロードしたり、管理装置2に計量作業の結果を記録した履歴ファイルを送信したりする。
プリンタ20は、計量結果を管理する場面において履歴ファイル中のデータを印字する熱転写式プリンタである。
アラーム音発生部21は、計量した材料の重量値が所定の許容範囲内であることを報知する場合や、操作キーの押し間違いなどの場合に、電子音を発生する。
不揮発性メモリ22は、管理装置2からダウンロードした指示ファイルや計量作業結果を記録した履歴ファイル、その他計量装置1の設定ファイルなどを記憶するフラッシュメモリである。
図3は、計量作業の内容を指示する指示ファイルの一例を示したものである。指示ファイルは記憶装置3に記憶されており、計量装置1がこの指示ファイルを管理装置2からダウンロードして計量作業のために使用する。
図3を参照し、指示ファイルは、指示番号、秤ID、製品コード、製品名、指示重量、許容誤差、の各項目を含んでいる。指示番号は、計量作業を特定する一意の番号であり、作業者がこの指示番号を選択することにより、どの計量作業を実施するかを指定する。秤IDは、計量装置1を識別する番号である。製品コードおよび製品名は、材料の配合によって製造する製品を表す。指示重量は、製品の配合すべき総重量を指定する。許容誤差は、指示重量に対して許容される計量誤差を指定する。
図4は、各製品を製造するために必要な材料とその構成比を指示する構成ファイルの一例を示したものである。構成ファイルは記憶装置3に記憶されており、計量装置1がこの構成ファイルを管理装置2からダウンロードして計量作業のために使用する。
図4を参照し、構成ファイルは、製品コード、製品名、材料コード、材料名、構成比、許容誤差、ロット、現在重量、の各項目を含んでいる。材料コードおよび材料名は、配合すべき材料を表す。構成比は、各材料を配合する重量の比を指定する。許容誤差は、各材料に対して許容される計量誤差を指定する。ロットは、各材料の在庫しているロットのロット番号を表す。現在重量は、そのロットの残存している現在の重量値を表す。ロットと現在重量は、その材料の在庫している全てのロットにつき、データが記憶される。
図4の具体例で説明する。製品「AAAA」は、材料「aaaaaa」,「bbbbbb」,「cccccc」,「dddddd」の4つの材料を配合して製造する製品であり、各材料の構成比は、それぞれ、25%,22%,28%,25%である。また、材料「aaaaaa」については、ロット番号「070201」のロットが「1000g」と、ロット番号「070299」のロットが「55000g」と、ロット番号「070289」のロットが「65550g」、の在庫がある。
図5は、上記した指示ファイルと構成ファイルとに基づいて作成される、展開された指示データの一例を示したものである。計量装置1は、この展開された指示データに従って計量作業を実施する。なお、ここでは、この展開された指示データは指示ファイルと構成ファイルをダウンロードした計量装置1において作成されるものとするが、管理装置2から直接、この展開された指示データの形で計量作業の指示を受けるようにしてもよい。
図5を参照して、展開された指示データは、製品コード、製品名、材料コード、材料名、指示重量、構成比、許容誤差、現在ロット、の各項目を含んでいる。このうち、指示重量は、指示ファイルの指示重量(製品の総重量)に各材料の構成比を乗じて算出される値である。また、現在ロットは、現在使用途中のロット(封の開いているロット)を表す。
図5の具体例で説明する。製品「AAAA」を「5.5kg」配合する計量作業の指示(図3の指示ファイルの指示番号「1」)に対して、材料「aaaaaa」の指示重量は「1375g」であり、材料「bbbbbb」の指示重量は「1210g」であり、材料「cccccc」の指示重量は「1540g」であり、材料「dddddd」の指示重量は「1375g」である。
図6は、計量作業の履歴を記録した履歴ファイルの一例を示したものである。履歴ファイルは、各製品を配合する計量作業が完了すると計量装置1によってデータが更新される。また履歴ファイルは管理装置2へ送られて記憶装置4に記憶される。
図6を参照して、履歴ファイルは、履歴番号、指示番号、製品コード、製品名、材料コード、材料名、指示重量、計量値、ロット、計量日時、作業者番号、の各項目を含んでいる。履歴番号は、計量の履歴を識別する一連の一意の番号であり、1つの材料の計量毎に1つの履歴番号が付与される。指示番号は、指示ファイルの指示番号であり、その履歴がどの計量作業指示に基づくものであるかを表す。製品コード〜指示重量の項目は、図5の展開された指示データの同じ項目のデータに対応する。計量値は、計量した結果の重量値である。計量日時は、計量を実施した日時を表す。作業者番号は、計量作業を担当した作業者を特定する作業者固有の番号である。
図6の具体例で説明する。履歴番号「1」〜「5」は、製品「AAAA」の配合をするための各材料を計量した履歴に対応する。このうち、履歴番号「1」は、材料「aaaaaa」を指示重量「1375g」だけ計量するとの計量指示(図5の展開された指示データの1行目のデータを参照)に対して、ロット番号「070201」のロットを使用して計量値「1000g」分の計量を行ったことを示す履歴である。また、履歴番号「2」は、同じく材料「aaaaaa」を計量した履歴であり、ロット番号「070299」のロットを使用して計量値「375g」分の計量を行ったことを示す。即ち、履歴番号「2」の計量は履歴番号「1」の計量で不足していた分の材料「aaaaaa」を計量した計量であり、ロット番号「070201」とロット番号「070299」の2つのロットを合わせて指示重量「1375g」分の計量が行われたことになる。なお、履歴番号「3」〜「5」では、それぞれ1つのロットを使用して計量が行われている。
次に、本計量システムの動作を、図7〜図9に示すフローチャート、および図10〜図13に示す画面例を参照して説明する。
図7は、計量装置1の全体的な動作を説明するフローチャートである。
ステップS310において、表示部17に作業を選択するための選択画面が表示される。この時、選択画面には、入庫処理と出庫処理とその他の処理とを選択する選択ボタンが表示される。作業者が選択ボタンにより選択入力を行うと、ステップS311において、選択ボタンに応じた処理が選択される。そして、ステップS312では入庫処理(図8)が行われ、ステップS313では出庫処理(図9)が行われ、ステップS314ではその他の処理(棚卸し処理など)が行われる。これらの処理が終了すると、ステップS315において、計量装置1の動作を終了するか否かが作業者からの入力によって判断される。
図8は、計量装置1の入庫処理を説明するフローチャートである。
ステップS211において、表示部17には入庫する材料のリスト(候補)が表示されており、作業者がキー入力部18を操作することにより入庫する材料が選択入力される。ステップS212において、入庫する材料のロット番号がキー入力部18または図示しないスキャナ部から入力され、入力されたロット番号が表示部17に表示されるとともにRAM13に一時記憶される。ステップS213において、入庫する材料の計量が行われて計量値が表示部17に表示されるとともにRAM13に一時記憶される。ステップS214において、作業者により入庫完了ボタンが押されたか否かが判断される。入庫完了ボタンが押されると、ステップS215において、入庫する材料のロット番号と計量値を含む入庫データが管理装置2へ送信される。ステップS216において、入庫処理を続けるか否かが作業者からの入力によって判断される。
図9は、計量装置1の出庫処理を説明するフローチャートである。
ステップS111において、計量装置1は管理装置2へ指示ファイルおよび構成ファイルを要求する。ステップS112において、計量装置1は管理装置2から送信される指示ファイルと構成ファイルを受信してRAM13または不揮発性メモリ22に記憶する。ステップS113において、計量装置1は受信した指示ファイル内の作業指示データを表示部17に表示する。この画面表示例を図10に示す。図10において、画面上には製品名やその指示重量が表示され、作業者はどのような製品の計量指示があるのかを把握する。
作業者は図10の画面を見て実施する計量作業を選択し、キー入力部18などにより選択した指示番号を入力する。ステップS114において、計量装置1は作業者からの指示番号の入力を受け付ける。ステップS115において、計量装置1は入力された指示番号の製品についての展開された指示データ(図5参照)を作成して、表示部17に計量指示データとして表示する。この画面例を図11に示す。図11において、画面上には計量する製品の製品名や指示重量とともに、各材料の材料名と指示重量、および当該材料に使用するロットのロット番号が表示される。ロット番号は、初期値として展開された指示データにおける現在ロットが適用されるが、作業者がキー入力部18などにより手入力して変更することもできる(ステップS116)。なお、図11の画面例は、材料「aaaaaa」と「bbbbbb」の計量が終わり、材料「cccccc」の計量を行っている途中の状態を示したものである。作業者は、図11の画面により、どの材料をどれだけ計量すべきかを把握し、材料を計量皿14aに載置する。
ステップS117において、計量装置1は、計量皿14aに載置された材料の計量を行う。ステップS118において、計量装置1は作業者により確認ボタンが押されたか否かを判断し、確認ボタンが押されると、ステップS119において、計量装置1は載置された材料の計量値とロット番号をRAM13に一時記憶する。ステップS120において、計量装置1は、上記計量値が指示重量と(許容誤差の範囲内で)一致するか否かを判断する。計量値と指示重量が一致した場合、これは使用中のロットの現在重量(図4参照)が十分にある場合であり、ステップS121において、計量装置1はアラーム音発生部21によりブザーを報知する。ステップS122において、計量装置1は計量実施中の製品について次の計量すべき材料があるか否かを図5の展開された指示データにより判断する。次の材料がある場合、ステップS115からの処理が繰り返される。
ここで、ステップS120において計量値と指示重量が一致しなかった場合、これは使用中のロットの現在重量が当該指示重量より少なく、そのロットの材料が計量すべき分量に足りない場合であり、ステップS126〜ステップS130の処理が行われる。
ステップS126において、計量装置1は作業者からの入力に応じてロットを追加するか否かを判断する。この時、計量装置1は表示部17に作業者がロットの追加を選択するための画面を表示する。この画面例を図12に示す。図12において、現在計量中の材料の材料名、材料コード、および現在使用中のロットのロット番号が表示されるとともに、「ロットを追加する」ボタンと「ロットを追加しない」ボタンが表示される。
「ロットを追加する」ボタンが入力された場合(計量中の材料について別ロットの在庫がある場合にはこちらのボタンを選択する)、ステップS127において、計量装置1は管理装置2へ計量中の材料についての全ロットの使用状況を確認する。計量装置1は管理装置2から全ロットの使用状況を取得し、その結果を表示部17に表示する。この画面例を図13(A)に示す。図13(A)において、各ロットにつき、ロット番号、現在重量値、状況(有、または無)、選択ボタン、が表示される。ここで、すでに残量の無くなったロットは状況が「無」、残量の有るロットは状況が「有」となっており、状況が「有」のロットのみ選択ボタンが表示される。作業者は、残量の有るロットを倉庫などから取り出して用意し、そのロットの選択ボタンを押すことにより追加するロットのロット番号を入力する(ステップS128)。その後、ステップS117以降の処理が繰り返されて、追加されたロットを使用した当該材料の不足分の計量が行われる。
一方、ステップS126で「ロットを追加しない」ボタンが入力された場合(計量中の材料について別ロットの在庫が存在しない場合(即ち完全な品切れ状態)にはこちらのボタンを選択する)、ステップS129において、計量装置1は作業者からの入力に応じて指示重量値を再計算するか否かを判断する。指示重量値を再計算すると判断された場合、ステップS130において、計量装置1は、現時点で計量された計量値(ステップS119で一時記憶した計量値)分の材料で製造可能な分量の製品に必要な各材料の指示重量を計算し、これに基づく新たな計量指示データA(各材料の材料名、材料コード、および計算した指示重量を含むデータ)を生成する。また、計量装置1は、指示ファイルに指示されている当該製品の指示重量と、上記現時点で製造可能な分量との差分に相当する分量(即ち製造を指示されたが現時点では材料不足のため製造できない分)の製品に必要な各材料の指示重量を計算し、これに基づく新たな計量指示データB(各材料の材料名、材料コード、および計算した指示重量を含むデータ)を生成する。
計量指示データA,Bについて具体例で説明する。例として、指示ファイルの指示番号「1」により製品「AAAA」を製造する場合であって材料「aaaaaa」が1000gだけしか存在しない場合をとりあげる(図5の展開された指示データを参照)。この場合、計量すべき材料「aaaaaa」の分量は1375gである。計量指示データAは、図5の各材料「aaaaaa」,「bbbbbb」,「cccccc」,「dddddd」について、それぞれの指示重量に1000/1375を乗じることにより生成することができる。また計量指示データBは、同様にそれぞれの指示重量に375/1375を乗じることにより生成することができる。
計量装置1は、このようにして生成した計量指示データAに従って、再度、ステップS115からの処理を行い、各材料を計量する。また、計量装置1は、計量指示データBをRAM13または不揮発性メモリ22に元の指示番号とペアで記憶するとともに管理装置2へも送信する。管理装置2へ送信された計量指示データBは記憶装置3の指示ファイルとして記憶される。そして、計量装置1は、不足している材料が入庫された時に、この計量指示データBに従った計量を実施し、その履歴データを元の指示番号に関連付けて記憶する。これにより、最初の指示ファイルの指示番号で指示された製品の分量に対応する各材料の計量が完了することになる。
このようにして1つの製品につき全ての材料の計量が終わると、ステップS123において、計量装置1は各材料の計量結果(ステップS119でRAM13に一時記憶されている)を履歴ファイルに記録する。このとき、ロットを追加して複数のロットを使用して計量を行った材料については、ロット毎に履歴が記録される。これにより、上述した図6に例示した履歴ファイルが得られることになる。その後、ステップS124において、計量装置1は計量された分の各材料の計量値を管理装置2へ通知して、それぞれの材料の使用したロットの現在重量(図4の構成ファイルを参照)から当該通知した計量値を減算するように指示する。これにより、各ロットの現在重量が正確に保持されることになる。
以上、図面を参照してこの発明の一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲内において様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、ステップS127,ステップS128において、完全に同一の材料ではないが代替可能な材料がある場合に、当該代替可能な材料のロットを追加してもよい。この場合に表示部17に表示される画面例を図13(B)に示す。
また、履歴ファイルから所定の履歴を検索して、検索した履歴を印刷することにより、計量作業の解析を行うこともできる。
本発明の一実施形態による計量システムの構成を示すシステム構成図である。 計量装置の構成を示したブロック図である。 計量作業の内容を指示する指示ファイルの一例を示した図である。 製品を製造するために必要な材料とその構成比を指示する構成ファイルの一例を示した図である。 展開された指示データの一例を示した図である。 計量作業の履歴を記録した履歴ファイルの一例を示した図である。 計量装置の全体的な動作を説明するフローチャートである。 計量装置の入庫処理を説明するフローチャートである。 計量装置の出庫処理を説明するフローチャートである。 作業指示データを表示する画面の例である。 計量指示データを表示する画面の例である。 ロットの追加を選択するための画面の例である。 ロットの使用状況を確認表示する画面の例である。
符号の説明
1…計量装置 2…管理装置 3,4…記憶装置 11…CPU 12…ROM 13…RAM 14a…計量皿 14b…ロードセル 15…A/D変換回路 16…表示駆動回路 17…表示部 18…キー入力部 19…通信用I/F 20…プリンタ 21…アラーム音発生部 22…不揮発性メモリ

Claims (5)

  1. 配合すべき材料とそれら各材料の計量すべき指示計量値とを定めた指示情報に従って計量を行う計量手段と、
    計量する材料のロット番号を入力する入力手段と、
    前記計量手段により計量を実施中の材料の計量値が該材料の前記指示計量値よりも少ない場合に、該実施中の計量を第1の計量とするとともに、不足分の計量を、代替可能材料を含む他のロットの材料を用いて第2の計量として実施するよう制御する計量制御手段と、
    前記不足分の計量の際に前記代替可能材料を含む他のロットの材料を表示する表示手段と、
    前記第1の計量および前記第2の計量それぞれについて、使用したロットのロット番号と計量した計量値とを含む履歴を記録する履歴記録手段と、
    を備えたことを特徴とする計量システム。
  2. 記計量手段により計量を実施中の材料の計量値が該材料の前記指示計量値よりも少ない場合に、該計量実施中の材料の計量値と配合する各材料の構成比とに基づいて該計量値に対応した新たな指示情報を生成する指示情報生成手段を備え、前記生成された新たな指示情報に従って各材料を再計量する
    ことを特徴とする請求項1に記載の計量システム。
  3. 前記指示情報生成手段は、前記計量実施中の材料の計量値と、該材料の最初の指示情報に係る指示計量値と、配合する各材料の構成比と、に基づいて該材料の不足分に対応した新たな指示情報をも生成し、
    前記指示情報生成手段によって生成された前記材料の不足分に対応した新たな指示情報を記憶するとともに、該材料が入庫した後、前記記憶した新たな指示情報を読み出し、該読み出した指示情報に従って前記入庫した材料を含む各材料を計量する
    ことを特徴とする請求項2に記載の計量システム。
  4. 各材料の在庫量を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶された各材料の在庫量から前記計量手段により計量され使用された各材料の計量値を減算して、前記記憶手段の前記在庫量を更新する在庫更新手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の項に記載の計量システム。
  5. 前記履歴記録手段に記録された履歴から所定の履歴を検索する検索手段と、
    前記検索手段により検索された履歴を印刷する印刷手段と、
    を更に備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の項に記載の計量システム。
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