JP5011984B2 - 細胞電気生理センサ - Google Patents

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本発明は、細胞の電気生理的活動の測定に用いられる細胞電気生理センサに関するものである。
従来、電気生理学におけるパッチクランプ法は、細胞膜に存在するイオンチャンネルを測定する方法として知られており、このパッチクランプ法によってイオンチャンネルの様々な機能が解明されてきた。そして、イオンチャンネルの働きは細胞学において重要な関心ごとであり、これは薬剤の開発にも応用されている。
しかし、一方でパッチクランプ法は測定技術に微細なマイクロピペットを1個の細胞に高い精度で挿入するという極めて熟達した操作を必要としているため、熟練作業者でさえ多くの測定をこなせないことがある。従って高いスループットで測定を必要とする場合には適切な方法でない。
このため、微細加工技術を利用した基板型プローブの開発がなされており、これらは個々の細胞についてマイクロピペットの挿入を必要としない自動化システムに適している。例えば、基板の上に設けられた細胞保持手段を備えたウエルと、このウエルの電気信号を検出する測定用電極と、基準電極とを備えた細胞外電位測定用デバイスによって細胞外電位を測定する技術を開示している(例えば特許文献1参照)。図20はこの従来の細胞電気生理センサのウエル構造を模式断面図で示したものであり、ウエル106内に培養液107が入れられ、検体細胞105は基板101に設けられた細胞保持手段によって保持されている。細胞保持手段は基板101に形成された窪み102とこの窪み102に連絡する貫通孔103を備えた構成となっている。
この貫通孔103の内部にはセンサ手段である測定電極104が配置されており、この測定電極104は信号検出部に接続されている。
測定の際は検体細胞105を貫通孔103からポンプなどにより吸引することにより、この検体細胞105が窪み102に密着し保持される。このようにして検体細胞105の活動により発生する電気信号は貫通孔103に設けた測定電極104と参照電極108によって、電位の変化あるいは電流の変化として検出される。
このように、基板101に形成された貫通孔103はガラスピペットにおける先端穴と同様の役割を果たし、細胞の電気生理現象を記録できるとともに、基板101の裏面側からの吸引によって細胞が引きつけられ、検体細胞105を容易に保持できる。
国際公開第02/055653号パンフレット
前記従来の構成において、微細加工技術を利用した基板型プローブは、シリコンまたはシリコン酸化物のドライエッチング技術を用いて作製されるために極めて微小であり、測定のためにこれら微小な多数のプローブを1枚の枠体基板の決まった場所にきちんと固定する必要がある。しかしながらプローブが極めて微小で、その上下を区別しながら固定せねばならず、また1枚の枠体基板に数十個以上のプローブを固定するので多大な作業を必要とし、製造上のボトルネックとなっている。
上記課題を解決するために本発明は、貫通孔を有するダイアフラム部および、このダイアフラム部の下面に形成された中空の支持部からなるプローブと、このプローブが挿入される孔を有する枠体基板とからなり、前記ダイアフラム部の上面に検体細胞を保持させてこの検体細胞の電気生理現象を測定する細胞電気生理センサであって、前記ダイアフラム部の上面の外径は前記支持部の外径より大きく、かつ前記孔の内径は前記支持部の外径よりも大きくなるように構成したものである。
本発明の細胞電気生理センサによれば多数の微小なプローブを枠体基板に固定する際、プローブの上下を識別することなく容易に位置決めを行い、固定することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明はこれら実施の形態に限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1において、ダイアフラム部1aには貫通孔2が形成されており、このダイアフラム部1aの厚みは約20μmである。さらにダイアフラム部1aの直径は約700μmでその下面には、中空円筒状の支持部1bが設けられている。
貫通孔2の開口径は、測定する細胞の大きさ、形状、性質によって決定され、検体細胞の大きさが5〜50μm程度の場合、細胞が貫通孔2に密着して保持されるには貫通孔2の開口径は3μm以下であることが望ましく、本実施の形態1では3μmである。
このようにダイアフラム部1a、貫通孔2、支持部1bから構成されるプローブ1は枠体基板3に形成された孔3aに固定される。枠体基板3は例えばポリエチレンのような容易に成型可能なポリマー材料から成り、厚みは約400μmである。
プローブ1におけるダイアフラム部1aの外形は中空の支持部1bの外形より大きく設計されている。また、枠体基板3の孔3aの内径は、ダイアフラム部1aの外形より小さく、且つ中空の支持部1bの外形より大きく設計されている。このような構成により、プローブ1を枠体基板3の孔3aへ固定する際に、プローブ1が図の下方向に抜け落ちることなく、孔3aへ収めることが可能となる。なお、このときプローブ1は支持部1bが孔3aに収まり、ダイアフラム部1aが枠体基板3の上面側になって、枠体基板3にきちんと収まるという効果が得られる。
また、支持部1bの厚みをダイアフラム部1aに比較して厚く形成しているので、支持部1bの重さはダイアフラム部1aより重くなっている。すなわちプローブ1は外形の大きくて薄いダイアフラム部1aよりも外形の小さな支持部1bの方に重心がくるようになっている。またダイアフラム部1aの直径に比較して支持部1bの高さが低くなっているので、支持部1bが孔3aに斜めに入るというようなことはほとんど起こらない。したがって多数のプローブ1を枠体基板3の上に無作為に置き、枠体基板3を左右に揺動させたり上下に振動を加えたりすると、支持部1aが重力により下向きになる確率が高くなり、孔3aへ収まる。このようにして枠体基板3の孔3aへプローブ1を収めた後に、枠体基板3の横方向からエアーを吹き付けることにより不要なプローブ1を除去し、再度枠体基板3の上に多数のプローブ1を置いて左右に揺動し、エアーを吹き付けることを繰り返すことにより、図2に示すように枠体基板3の孔3aすべてにプローブ1が収まる。最後に接着剤等を用いて多くのプローブ1が1枚の枠体基板3へ容易に固定される。
図1において、プローブ1の貫通孔2の開口径は3μmなので、本細胞電気生理センサでは3μm程度の埃の混入を抑制する必要がある。本発明の構成によれば、プローブ1を枠体基板3の孔3aへ収める際に直接触れることはないので、プローブ1の貫通孔2付近への埃やゴミの付着を低減できる。
次に、本発明の細胞電気生理センサの動作について説明する。
図3に示すようにダイアフラム部1aの上面に検体細胞6を含んだ細胞外液7aを満たした後、ダイアフラム部1aの上面から加圧するか、ダイアフラム部1aの下面を減圧することによって、検体細胞6とダイアフラム部1aの上面の細胞外液7aは、貫通孔2に引き込まれ、検体細胞6は貫通孔2を塞ぐように保持される。このとき、ダイアフラム部1aの下面側は細胞内液7bによって満たしておく。
通常、細胞内液7bは、例えば哺乳類筋細胞の場合、代表的にはカリウムイオン濃度が155mM程度、ナトリウムイオン濃度が12mM程度、塩素イオン濃度が4.2mM程度添加された電解液であり、細胞外液7aは、カリウムイオン濃度が4mM程度、ナトリウムイオン濃度が145mM程度、塩素イオン濃度が123mM程度添加された電解液である。
次に、ダイアフラム部1aの下面側から吸引、もしくは薬剤、例えばナイスタチンなどを投入することにより、検体細胞6に微細小孔(図示せず)を形成する。
その後、検体細胞6への刺激となりうる行為を細胞外液7aの方から施す。この刺激の種類としては、例えば化学薬品、毒物などの化学的な刺激に加え、機械的変位、光、熱、電気、電磁波などの物理的な刺激なども含む。
そして検体細胞6がこれらの刺激に対して活発に反応する場合、検体細胞6は細胞膜が保有するチャンネルを通じて各種イオンを放出あるいは吸収する。この結果として、細胞内外の電位勾配が変化し、その変化を電極4、電極5によって電流値として測定する。
次に、本発明の細胞電気生理センサの製造方法について説明する。
この細胞電気生理センサにおけるプローブの製造方法は図4に示すように基板8として中間にシリコン酸化物層10を有するSOI(Silicon On Insulator)基板を用意し、基板8の上面9aにレジストマスク11を形成する。
次に基板8の上面9aを下方向にドライエッチングすることにより、図5に示すように中空円筒状の支持体1bと中空の支持体1b外形より大きいダイアフラム部1aが得られ結果的にプローブ1が形成される。このときエッチング法は、ドライエッチングによる方法が最適であり、ドライエッチングの際にはエッチングを促進するガスと、エッチングを抑制するガスを用いる。このエッチングを促進するガスとしては、二フッ化キセノン、六フッ化硫黄などがある。また、エッチングを抑制するガスとしてはトリフルオロメタン、八フッ化シクロブタンなどがある。これらのガスを混合してエッチングすることにより、エッチングされた壁面にフルオロカーボンのポリマーである保護膜を作製できるので、ドライエッチングによる中空の支持体1bの形成をレジストマスクの下方のみに進行させることが可能となる。なお、このときエッチングストップ層としてシリコン酸化物層10を用いる。このことにより、中空の支持体の深さを高精度に制御することが可能となる。その後、レジストマスク11を除去すると図6に示すようなプローブ1が形成される。
次に、図7に示すように、プローブ1の上下を逆転して、ダイアフラム部1aの上面に所定のパターンでレジストマスク12を形成する。このとき、レジストマスク12のエッチングホール12aの形状は、必要とする貫通孔の形状とほぼ同じになるように設計する。
その後、ドライエッチングすることによって図8のように貫通孔2が形成される。続いてエッチングストップ層であるシリコン酸化物層10をドライエッチングするのに適したガス、例えば四フッ化炭素などを用いてこのシリコン酸化物層10をエッチングし、図9のように貫通孔2を完成させる。
ここで得られるプローブ1は、エッチングストップ層としてシリコン酸化物層10を用いたために、高精度に加工することが可能である。最後にレジストマスク12を除去すると図10に示すようなプローブ1が得られる。
このようにして得られたプローブ1は図1に示すように、枠体基板3の孔3aに抜け落ちることなく容易に収めることが可能となり、最後に接着剤等を用いることで、プローブ1を枠体基板3へ固定する。
(実施の形態2)
次に実施の形態2を用いて本発明について説明する。
本実施の形態2は実施の形態1の枠体基板の厚みを変えた以外は実施の形態1と同一であるのでこの枠体基板についてのみ説明する。
図11に示したように、枠体基板21はプローブ1よりも厚くなっている。これによりダイアフラム部1aが枠体基板21から浮き出ることなく枠体基板21の表面に着実に接することが可能となる。
(実施の形態3)
実施の形態3を用いて本発明について説明する。本実施の形態3は、実施の形態2の枠体基板の形状を変更した以外は実施の形態2と同一であるのでこの枠体基板について説明する。
図12に示したように、枠体基板22の孔22aの上側の開口部周辺にはプローブ1のダイアフラム部1aの外形より大きい凹部22bが形成されている。
枠体基板22をこのような構造にすることにより、接着剤等を用いてプローブ1を固定する際、接着剤を塗布するスペースを設けることが可能となる。また枠体基板22の横方向からの風圧により不要なプローブを除去する場合には、枠体基板22の孔22aに収まったプローブ1への影響を軽減することが可能となる。
また、図13に示したように枠体基板23に形成された凹部23bの深さを、ダイアフラム部1aの厚さとほぼ同じにしてもよい。
このような構造にすることにより枠体基板23とダイアフラム部1aとの段差がなくなり、検体細胞を貫通孔2の位置に引き込む際、検体細胞に傷をつけることなく滑らかに引き込むという効果が得られる。
また、図14に示したように、枠体基板23に設けられた凹部23bの深さを含めた形状が、プローブ1と相似形状としてもよい。これにより、細胞外液7aを貫通孔2へ引き込む際に気泡が発生する原因となり得る微小スペースが低減され、気泡の発生を抑制できるといった効果も得られる。
(実施の形態4)
次に本実施の形態4を用いて本発明を説明する。本実施の形態4は、実施の形態1のダイアフラム部の形状を変えた以外は実施の形態1と同一であるのでこのダイアフラム部についてのみ説明する。
図15において、プローブ13のダイアフラム部13aの厚みは外周部から中心の貫通孔14に向かって薄くなっている。すなわちダイアフラム部13aの貫通孔14の付近にくぼみを設けることにより検体細胞6が貫通孔14へ引き込まれやすくなり、安定して保持されるという効果が得られる。
(実施の形態5)
実施の形態5を用いて本発明について説明する。本実施の形態5は、実施の形態1のプローブのみを変えている。図16に示したように、プローブ15のダイアフラム部15aには検体細胞を引き込み保持する3つの貫通孔16a、16b、16cが直線状に設けられている。支持部15bは実施の形態4と同じく中空の円形であり、枠体基板(図示せず)にはダイアフラム部15aが収まる窪みが設けられている。
本プローブ15の貫通孔16a、16b、16cに検体細胞が一つずつ保持されて合計3つの検体細胞の電流値の合計を測定することになるためS/N比がよくなり、測定精度が向上するという効果を有する。
(実施の形態6)
実施の形態6を用いて本発明について説明する。本実施の形態6は実施の形態5のプローブ形状を変えている。
図17に示すようにプローブ17のダイアフラム部17aは長方形であり、その中央部に貫通孔18a、18b、18cが直線状に形成されている。支持部17bはこれまでの実施の形態と同じく中空の円形である。この長方形のプローブ17の配置は図18に示すように多数のプローブ17が枠体基板24に固定されており、この枠体基板24には長方形のダイアフラム部が収まるように長方形の窪み(図示せず)が形成されているので多数のプローブ17と枠体基板24とはほぼ同一平面上になっている。
以上のような構成により、多数のプローブ17を枠体基板24に固定するためにダイアフラム部周辺に接着剤を塗布する際、直線的な動きで接着剤の塗布ができるので、正確にかつ短時間で接着剤の塗布を行い固定することが可能になる。
さらに各プローブ17の貫通孔18a、18b、18cが直線状に配列され、枠体基板24全体で直線状に整然と配列されるので、各プローブにマイクロピペットを用いて細胞外液を滴下し供給していく際、直線的な動きで多数の貫通孔の近傍に滴下することができ、効率のよい測定が可能となる。
なお本実施の形態においてプローブ17のダイアフラム部17aは必ずしも長方形でなくとも多角形の形状でもよい。たとえば図19に示すプローブ19のダイアフラム部19aの形状は五角形でありその中央部に貫通孔20a、20b、20cが直線状に形成されているので、枠体基板25全体で各プローブに形成された貫通孔が直線状に整然と配列される。
本発明による細胞電気生理センサは、複数個の微小なプローブを枠体基板の決められた位置に容易に配置し、固定できるので細胞の電気生理的活動の測定に用いられる細胞電気生理センサとして有用である。
本発明の実施の形態1による細胞電気生理センサの断面図 同センサのプローブを複数個固定した枠体基板の斜視図 同センサの要部拡大断面図 同センサを製造する基板の断面図 同センサ用の基板のエッチングを示す断面図 同センサの基板のエッチングを示す断面図 同センサの基板のエッチングを示す断面図 同センサの基板のエッチングを示す断面図 同センサの基板のエッチングを示す断面図 同センサの基板のエッチングを示す断面図 本発明の実施の形態2による細胞電気生理センサの断面図 本発明の実施の形態3による細胞電気生理センサの断面図 本発明の実施の形態3による別の細胞電気生理センサの断面図 本発明の実施の形態3による別の細胞電気生理センサの断面図 本発明の実施の形態4による細胞電気生理センサの断面図 本発明の実施の形態5による細胞電気生理センサのプローブの斜視図 本発明の実施の形態6による細胞電気生理センサのプローブの斜視図 同センサのプローブを複数個固定した枠体基板の斜視図 本発明の実施の形態6による細胞電気生理センサの別形状のプローブを複数個固定した基板の斜視図 従来の細胞電気生理センサの断面図
符号の説明
1 プローブ
1a ダイアフラム部
1b 支持体
2 貫通孔
3 枠体基板
3a 孔
4 電極
5 電極
6 検体細胞
7a 細胞外液
7b 細胞内液
8 基板
10 シリコン酸化物層
13 プローブ
13a ダイアフラム部
13b 支持体
14 貫通孔
17 プローブ
17a ダイアフラム部
17b 支持体
18a 貫通孔
18b 貫通孔
18c 貫通孔
19a ダイアフラム部
20a 貫通孔
20b 貫通孔
20c 貫通孔
21 枠体基板
22 枠体基板
22a 孔
22b 凹部
23 枠体基板
23a 孔
23b 凹部
101 基板
102 細胞を保持する窪み
103 貫通孔
104 測定電極
105 検体細胞
106 ウエル
107 培養液
108 参照電極

Claims (13)

  1. 貫通孔を有するダイアフラム部および、このダイアフラム部の下面に形成された中空の支持部からなるプローブと、このプローブが挿入される孔を有する枠体基板とからなり、前記ダイアフラム部の上面に検体細胞を保持させてこの検体細胞の電気生理現象を測定する細胞電気生理センサであって、前記ダイアフラム部の上面の外径は前記支持部の外径より大きく、かつ前記孔の内径は前記支持部の外径よりも大きくなるように構成された細胞電気生理センサ。
  2. 前記支持部の質量が前記ダイアフラム部の質量より大きい請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  3. 前記ダイアフラム部の厚みは前記支持部の高さより薄く形成されている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  4. 前記ダイアフラム部の外形が前記支持部の高さよりも大きく形成された請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  5. 前記支持部の肉厚は前記ダイアフラム部から遠ざかるにつれて厚くなっている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  6. 前記枠体基板が、前記プローブの全高よりも厚くなっている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  7. 前記枠体基板に設けられた前記プローブ挿入用の孔外縁には凹部が形成され、前記凹部の内径は前記ダイアフラム部の下面の外径より大きい請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  8. 前記凹部の深さが、前記ダイアフラム部の厚みと等しい請求項4に記載の細胞電気生理センサ。
  9. 前記凹部の形状が、前記ダイアフラム部の外形と相似形状である請求項4に記載の細胞電気生理センサ。
  10. 前記ダイアフラム部の厚みは、外周部から中心にむけて薄くなっている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  11. 前記ダイアフラム部の外形が、3本以上の直線により形成される請求項6に記載の細胞電気生理センサ。
  12. 前記ダイアフラム部の上面形状が、矩形であることを特徴とする請求項6に記載の細胞電気生理センサ。
  13. 前記プローブがSOI基板を用いて形成されている請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
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