JP4747852B2 - 細胞電気生理センサとその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、細胞の電気生理的活動の測定に用いられる細胞電気生理センサとその製造方法に関するものである。
従来、電気生理学におけるパッチクランプ法は、細胞膜に存在するイオンチャンネルを測定する方法として知られており、このパッチクランプ法によってイオンチャンネルの様々な機能が解明されてきた。そして、イオンチャンネルの働きは細胞学において重要な関心ごとであり、これは薬剤の開発にも応用されている。
しかし、一方でパッチクランプ法は測定技術に微細なマイクロピペットを1個の細胞に高い精度で挿入するという極めて高い能力を必要としているため、熟練作業者が必要であり、高いスループットで測定を必要とする場合には適切な方法でない。
このため、微細加工技術を利用した基板型プローブの開発がなされており、これらは個々の細胞についてマイクロピペットの挿入を必要としない自動化システムに適している。例えば、基板の上に設けられた細胞保持手段を備えたウエルと、このウエルの電気信号を検出する測定用電極と、基準電極とを備えた細胞外電位測定用デバイスによって細胞外電位を測定する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。図8はこの従来の細胞電気生理センサのウエル構造を模式断面図で示したものであり、ウエル20の内部に培養液27が入れられ、被験体細胞26は基板23に設けられた細胞保持手段によって捕捉または保持されている。細胞保持手段は基板23に形成された窪み22および開口部を介してこの窪み22に連絡する貫通孔24を備えた構成となっている。
さらに、貫通孔24の内部にはセンサ手段である測定電極25が配置されており、この電極25は配線を経て信号検出部に連結されている。
そして、測定の際には被験体細胞26を貫通孔24から吸引ポンプなどの手段により、この被験体細胞26が窪み22に密着保持される。このようにして被験体細胞26の活動により発生する電気信号はウエル20の内部の培養液27に漏れることなく、貫通孔24に設けた測定電極25と参照電極28によって電位の変化あるいは電流の変化を検出する。
このように、基板23に形成された貫通孔24はガラスピペットにおける先端穴と同様の役割を果たし、高精度な細胞の電気生理現象を記録できるとともに、基板23の裏面側からの吸引によって被験体細胞26が自動的に引きつけられ、被験体細胞26を容易に保持できるという利点を有している。このとき、被験体細胞26が高い密着性を持って保持されることは、低いバックグランドノイズでイオンチャンネル活動によって生じる細胞外電位、或いは細胞内電位を測定するためには重要な要素である。
国際公開第02/055653号パンフレット
しかしながら前記従来の構成においては、細胞を固定するための吸引圧力を安定化させる貫通孔の形状について明示されていなかった。細胞の微小な電位変化を測定するには、細胞が安定して保持されることが非常に重要となる。
本発明は、安定化した流速分布と圧力を供給しながら細胞を安定して保持することができる細胞電気生理センサおよびその製造方法を実現することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明は、第一の開口部と第二の開口部を有する貫通孔を設けたダイアフラムからなる細胞電気生理センサであって、ダイアフラムを少なくとも導電体層と絶縁体層の二層からなる積層体とし、前記貫通孔の中間部に貫通孔の開口径よりも大きな開口径を有する空洞部を設けるとともに、前記第一および第二の開口部の大きさを細胞の大きさよりも十分に小さくした構成とするものである。
本発明の細胞電気生理センサおよびその製造方法は、流体が空洞部に分散するため、流速分布が第一の開口部よりも均一となり安定化することから空洞部において圧力も安定化し、細胞保持が行われる第二の開口部に安定した流速分布かつ圧力を供給することができる。これによって、細胞を安定して確実に保持することができる細胞電気生理センサおよびその製造方法を実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサについて、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの構成を示す上面図であり、図2は図1のA−A部における断面図である。また、図3は細胞の保持状態を説明するための断面図である。
図1〜図3において、1は積層基板からなるダイアフラムであり、このダイアフラム1はシリコン1aと二酸化珪素層1bの積層構造としている。そして、このダイアフラム1の厚み方向に貫通孔2を形成している。そして、ダイアフラム1は第一面6と、第一面6に対向した第二面7を有し、貫通孔2は第一面6から第二面7にかけて貫通している。さらに、この貫通孔2はシリコン層1aに形成した第一の開口部3と空洞部4を形成しており、二酸化珪素層1bの層には第二の開口部5を形成している。このような積層構成とすることによって簡単に貫通孔2を形成することができる。従って、ダイアフラム1には少なくとも一つの貫通孔2を有するとともに、第一面6から第二面7にかけて第一の開口部3、空洞部4、第二の開口部5の順に構成している。この空洞部4の最大開口径は第一の開口部3および第二の開口部5の最大開口径よりも大きくしており、少なくとも第二の開口部5の大きさは細胞の大きさよりも十分小さい形状としている。さらに、空洞部4は第一の開口部3から徐々に大きくなり、シリコン層1aと二酸化珪素層1bの境界に到達するまで大きくなった後、第二の開口部5に連結した構造としている。本実施の形態1ではテーパ状の空洞部4の形状としているが、図2に示したような球状の曲面で構成しても構わない。
ここで、第二の開口部5の開口径は、測定する細胞8の大きさ、形状、性質によって決定されるが、細胞8が5〜50μm程度の大きさの場合、細胞8が第二の開口部5を通り抜けずに確実に保持される開口径として3μm以下が望ましい。
また第二の開口部5の深さは細胞8の保持を行う時に第二の開口部5のエッジ部が破壊しない厚さとして0.5〜5μmが望ましい。
次に、本発明の細胞電気生理センサの動作について図3を用いて説明する。
図3は第二面7から第二の開口部5において細胞8の保持を行った時の断面図である。まず第二面7に細胞8を培養液9bと共に満たした後、第一面6側の領域を減圧するか、第二面7側の領域を加圧すると、細胞8と第二面7側の培養液9bは貫通孔2に引き込まれ、細胞8は第二の開口部5を塞ぐように保持される。
一方、第一面6側の領域は第二面7側とは異なる、あるいは同じ培養液9aによって満たしておく。
その後、細胞8への刺激となりうる行為を第二面7側から施す。この刺激の種類としては、例えば化学薬品、毒物、などの化学的な刺激に加え、機械的変位、光、熱、電気、電磁波などの物理的な刺激などがある。そして、この細胞8がこれらの刺激に対して活発に反応する場合、例えば細胞8は細胞膜が保持するチャネルを通じて各種イオンを放出あるいは吸収する。この結果として細胞外の電位が変化し、その変化を電圧あるいは電流の変化として検出することができる。
ここで、図3に示したように第一面6側の領域を矢印の方向に減圧した場合には、第一の開口部3付近の内部での流速は壁面が遅くなり、中心が速くなるという不均一な流速分布の状態となっている(図3のように流速をベクトルで図示し、ベクトルの長さは長いほいど流速が速く、短いほど流速が遅いことを表現している)。
その後、空洞部4の付近では、流体は空洞部4に分散するため、流速分布が第一の開口部3よりも均一となり安定化する。そして圧力も空洞部4において安定化し、細胞8の保持を行う第二の開口部5に安定化した流速分布と圧力を供給することができる。これにより、細胞8を安定して確実に保持することができる細胞電気生理センサを実現することができる。
なお、細胞8の保持は第二面7側の領域を加圧することでも行うことができる。
また、第一面6に対して平行方向に流体を流すことによっても第一の開口部3を減圧させることができるが、この場合は第一の開口部3付近の内部での流速分布はより大きく乱れた状態になっている。このような状態に対しても、空洞部4を設けることによって流速分布を安定化させ、細胞8の保持を行う第二の開口部5に安定した流速分布と圧力を供給することができ、同様の効果を得ることができる。
また、図1に示したように第二の開口部5の孔形状を円形状とすることによって、エッジ部を有しないことから流体の流れのロスをより少なくすることができる。さらにまた、円の中心に対して同心円状の均一な流速分布となることから、細胞8の保持を行う第二の開口部5に安定化した流速分布と圧力を供給することができ、同様の効果を得ることができる。
また、細胞8を保持する面を絶縁体層である二酸化珪素層1bとすることによって第二面7の表面を親水性にすることが容易となり、且つ親水性を長時間維持することができることから好ましい。しかしながら、細胞8の種類によっては疎水性を有するものであり、このような性質を有する細胞8に対しては第一の開口部3を有した第一面6側に保持しても良い。これらは細胞8の性質によって適宜選択して用いることができる。
以上のように構成した細胞電気生理センサについて、以下にその製造方法を図面を用いて説明する。
図4〜図7は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの製造法を説明するための断面図である。
まず始めに、図4に示すように、シリコン1aと二酸化珪素1bとが積層されたダイアフラム1となる積層基板を準備する。このような積層基板はSOI基板として一般的に市販されているものであり、ここでの詳細な説明は省略する。
このとき、二酸化珪素1bの厚みは5μmであり、シリコン1aの厚みは15μmのSOI基板を用いた。二酸化珪素1bの厚みとしては0.5〜10μm、二酸化珪素1bの厚みは100μm以下のSOI基板が好ましい。
次に、前記SOI基板に第一の開口部3を形成するためのレジストマスク13を形成する。このとき、レジストマスク13のエッチングホールの形状は必要とする第一の開口部3または第二の開口部5の形状とほぼ同じになるように設計しておく。即ち、本発明の細胞電気生理センサにおいては、例えば第二の開口部5の最小開口径が3μmの場合、エッチングホールの開口径も3μmとする。
その後、図5に示すように第一面6側からドライエッチングを行い第一の開口部3を形成する。このときエッチングの方法としては、ドライエッチングが望ましく、なおかつエッチングガスとしてエッチングを促進するガスとエッチングを抑制するガスを用いることが好ましい。例えば、CF4、SF6またはXeF2のようなエッチングを促進するガスと、CHF3またはC48のようなエッチングを抑制するガスを混合して使用する。その後、第一面6側から第一の開口部3のエッチングを所定の深さになるまで行う。このエッチングを促進するガスにはSF6、CF4などを用いるが、これらはシリコンのエッチングを深さ方向だけではなく、横方向へも促進する作用がある。そこで、CHF3,C48等のエッチングを抑制するガスを混合させておくことで、エッチングの壁面にCF2のポリマーである保持膜を作製することから、エッチングをレジストマスク13の下方のみに直進して進行させることが可能となる。
また、別の方法として、エッチング形状をさらに垂直なものにしたい場合には、エッチングを促進するガスによってエッチングを少しだけ行った後、エッチングを抑制するガスによって保護膜を少しだけ形成する工程を繰り返すことで、ほぼ垂直なエッチング形状とすることができる。実験では、大きさ20μmの第一の開口部3を形成するのに、SF6を130sccm流して13秒間プラズマ発生させることで約1μmのエッチングを行い、その後C48を85sccm流して7秒間プラズマ発生させて約0.01μmの保護膜を形成し、またエッチングを行うということを約15回繰り返した結果、15μmの深さのほぼ垂直なエッチング形状とすることができた。
なお、エッチングを抑制するガスによって保護膜は第一の開口部3の壁面だけでなく、底面にも形成されるが、底面に形成された保護膜は壁面に形成された保護膜に比べてエッチングを促進するガスによって容易に除去されるので、エッチングは下方のみに進めることができる。
さらに、このときのエッチング工程においては、エッチングを終了する直前はエッチングを抑制するガスによって保護膜を形成することで終了しておけば、第一の開口部3の壁面には確実に保護膜が形成されるので、後のエッチング工程において、第一の開口部3の壁面が侵されることがない。
以上説明してきたように、エッチングを促進するガスとしてCF4や、SF6、XeF2のうちいずれか一つまたは混合ガス、エッチングを抑制するガスとしてCHF3やC48のうちいずれか一つまたは混合ガスを使用することで、効率の良いエッチングと確実な保護膜形成を行うことができ、第一の開口部3を効率良く形成することが容易にできるようになる。
その後、エッチングの深さ方向への進行は二酸化珪素層1bの表出面でストップする。さらに続けてエッチングを行うと、表出した二酸化珪素層1bの表面にエッチングイオンが蓄積されていくことになり、さらに続けて過剰にエッチングを行うと、エッチングイオンと二酸化珪素1bの表面に蓄積したエッチングイオンとが反発し、エッチングイオンが横方向へと進行し始める。そのため第一の開口部3側から二酸化珪素層1bの表面に向かって徐々にテーパ状に大きくなった空洞部4を形成することができる。
このように、エッチングを促進するガスとエッチングを抑制するガスの2種類を用いたエッチングを、二酸化珪素層1bの表面に到達した後も過剰に行うことによって、第一の開口部3からテーパ状に広がった形状の空洞部13を確実に形成することができる。これはダイアフラム1の積層構造を二種類の導電体であるシリコン層1aと絶縁体である二酸化珪素層1bとした構造とすることによって、エッチングイオンは二酸化珪素層1bの絶縁層の表面に蓄積されやすくなり、また蓄積したエッチングイオンと進入してきたエッチングイオンが反発しやすくなり、その結果としてエッチングが横方向へと進行しやすい状態となり、そのため空洞部4を効率よく形成することができるものである。
次に、図6に示すように第一面6側から二酸化珪素層1bをドライエッチングすることによって第二の開口部5を形成する。このときのドライエッチングに用いるエッチングガスとしては、例えばCF4とArの混合ガスを用いてエッチングを行う。このCF4とArの混合ガスはプラズマ励起されたArガスが直進性の高いエッチングガスとなり、Arイオンのようなスパッタを行うエッチング成分を多く使用することによって第一の開口部3より直進して進入して絶縁体である二酸化珪素層1bのみをエッチングすることができることから、第一の開口部3の最小開口径の大きさと同等の孔形状を有する第二の開口部5を形成することができる。
このとき、導電体であるシリコン層1aは若干エッチングされるが、保護膜が形成されていることから開口形状はほぼそのままとすることができる。
以上説明してきたように、ダイアフラム1の積層体の二種類の材料が同一のガスに対してそれぞれ異なったエッチングレートを持つことによって、導電体であるシリコン層1aをエッチングする際には絶縁体である二酸化珪素層1bがエッチングされず、絶縁体である二酸化珪素層1bをエッチングする際には導電体であるシリコン層1aがエッチングされないという性質を利用してエッチングすることによって、図6に示したような所望の形状を容易に形成することができる。
なお、二酸化珪素層1bが二酸化珪素もしくは二酸化珪素を含むガラス材料であることによって、製造上効率よくそれぞれの材料をエッチングすることができ、また第一の開口部3から広がった空洞部4の形状を形成することができる。
最後に、図7に示すようにレジストマスク13を除去して完成となる。
なお、本実施の形態1では第一の開口部3、空洞部4、第二の開口部5の順番でエッチングを行ったが、この順番は、第二の開口部5、第一の開口部3、空洞部4の順番でも可能である。
本発明の細胞電気生理センサおよびその製造方法は、細胞を固定する際、貫通孔の内部の形状を変えることによって流速分布と圧力を均一化することによって安定した細胞測定を実現できることから、細胞の電気生理反応を測定するシステムに有用である。
本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの上面図 同断面図 同動作を説明するための断面図 同製造方法を示すための断面図 同断面図 同断面図 同断面図 従来の細胞電気生理センサの断面図
符号の説明
1 ダイアフラム
1a シリコン層
1b 二酸化珪素層
2 貫通孔
3 第一の開口部
4 空洞部
5 第二の開口部
6 第一面
7 第二面
8 細胞
9a,9b 培養液
13 レジストマスク

Claims (12)

  1. 第一の開口部と第二の開口部を有する貫通孔を設けたダイアフラムからなる細胞電気生理センサであって、ダイアフラムを少なくとも導電体層と絶縁体層の二層からなる積層体とし、前記貫通孔の中間部に貫通孔の開口径よりも大きな開口径を有する空洞部を設けるとともに、前記第一の開口部および第二の開口部の開口径を細胞の大きさの0.6倍以下とした細胞電気生理センサ。
  2. 細胞を保持する層を絶縁体層とし、空洞部を形成する層を導電体層とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  3. 導電体層をシリコンとし、絶縁体層を二酸化珪素もしくは二酸化珪素を含むガラスとした請求項2に記載の細胞電気生理センサ。
  4. 二層からなる積層体を同一のガスに対してそれぞれ異なるエッチングレートを有する材料とした請求項2に記載の細胞電気生理センサ。
  5. 空洞部を導電体層に設けた第一の開口部から絶縁体層の境界面に到達するまでテーパ状に大きくした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  6. 第一の開口部および第二の開口部の開口径を3μm以下とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  7. 第二の開口部からの貫通孔の深さを0.5〜5.0μmとした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  8. 第二の開口部の孔形状を円形状とした請求項1に記載の細胞電気生理センサ。
  9. 第一の開口部と第二の開口部を有する貫通孔を設けたダイアフラムからなる細胞電気生理センサであって、ダイアフラムを少なくとも導電体層と絶縁体層の二層からなる積層体とし、前記貫通孔の中間部に貫通孔の開口径よりも大きな開口径を有する空洞部を設けるとともに、前記第一および第二の開口部の大きさを細胞の大きさよりも十分に小さくした細胞電気生理センサの製造方法であって、
    前記ダイアフラムの導電体層の一面にレジストマスクを形成する工程と、
    前記レジストマスクの上から導電体層のエッチングを抑制するガスとエッチングを促進するガスの二種類を用いてドライエッチングによって導電体層に第一の開口部と空洞部を形成する工程と、
    その後、前記絶縁体層のエッチングを促進するガスのみを用いて前記レジストマスクの上からドライエッチングによって前記第二の開口部を形成する工程からなる細胞電気生理センサの製造方法。
  10. 導電層のエッチングを促進するガスはSF6、CF4、XeF2のうちいずれか一つまたは混合ガスであり、エッチングを抑制するガスはCHF3、C48のうちいずれか一つまたは混合ガスとした請求項9に記載の細胞電気生理センサの製造方法。
  11. エッチングを抑制するガスとエッチングを促進するガスの二種類を用いたドライエッチングを絶縁体層の表面に到達した後も過剰に行うことによって空洞部を形成する請求項9に記載の細胞電気生理センサの製造方法。
  12. 絶縁層のエッチングを促進するガスはArとCF4の混合ガスとした請求項9に記載の細胞電気生理センサの製造方法。
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