JP2007225483A - 細胞電気生理センサとその使用方法およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】気泡を除去し、センサの信頼性を向上させることを目的とする。
【解決手段】上記課題を解決するため本発明は、細胞保持基板1と、この細胞保持基板1の上方に配置したウエル2と、このウエル2の内部に配置した第1電極4と、前記細胞保持基板1の下方に配置した流路5と、この流路5の内部に配置した第2電極7とを備え、細胞保持基板1には、この細胞保持基板1の上面から下面までを連結する貫通孔9を有し、流路5の内部であって貫通孔9の下方に相当する部分には突起10を設けたものである。これにより貫通孔9の下方に付着した気泡を除去し、センサの信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】上記課題を解決するため本発明は、細胞保持基板1と、この細胞保持基板1の上方に配置したウエル2と、このウエル2の内部に配置した第1電極4と、前記細胞保持基板1の下方に配置した流路5と、この流路5の内部に配置した第2電極7とを備え、細胞保持基板1には、この細胞保持基板1の上面から下面までを連結する貫通孔9を有し、流路5の内部であって貫通孔9の下方に相当する部分には突起10を設けたものである。これにより貫通孔9の下方に付着した気泡を除去し、センサの信頼性を向上させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、細胞の細胞外電位あるいは細胞の活動に発生する物理化学的変化を測定するために用いられる細胞電気生理センサに関するものである。
従来の、細胞の電気的活動を指標にして細胞膜に存在するイオンチャネルの機能を解明したり、薬品をスクリーニング(検査)したりする方法として、パッチクランプ法が挙げられる。
このパッチクランプ法は、マイクロピペットの先端部分で細胞膜の微小部分(パッチという)を軽く吸引し、マイクロピペットに設けた微小電極プローブを用いて、パッチを横切る電流を、固定(クランプ)した膜電位のもとで測定するものである。そしてこれにより、パッチに存在する1個または少数個のイオンチャネルの開閉の様子を電気的に記録することができるものである。そしてこれは、細胞の生理機能をリアルタイムで調べることのできる数少ない方法の一つである。
しかし、パッチクランプ法はマイクロピペットの作成および操作に特殊な技術・技能を必要とし、一つの試料の測定に多くの時間を要することから、大量の薬品候補化合物を高速でスクリーニングする用途には適していない。
このため、近年微細加工技術を利用した平板型の微小電極プローブの開発がなされており、これは個々の細胞についてマイクロピペットの挿入を必要としない自動化システムに適している。
下記特許文献1では、細胞保持基板に複数の貫通孔を設け、この貫通孔の開口部に被験体細胞を接着させ、貫通孔の下方に配置した第2電極で、被験体細胞の電位依存性のイオンチャネル活性を測定する技術を開示している。
下記非特許文献1では、シリコン酸化物製の細胞保持基板(membrane)の内部に2.5μmの貫通孔(hole)を形成し、この貫通孔にヒト培養細胞株の一種であるHEK293細胞を保持させて高い密着性を確保して高精度に細胞外電位を測定する技術を開示している。
さらに、下記特許文献2で開示された細胞電気生理センサ31は、図19に示すように、細胞保持基板32と、この細胞保持基板32上面に形成された凹部33と、この凹部33の下部から細胞保持基板32の下面まで連結する貫通孔34と、細胞保持基板32の上方に配置された参照電極35と、前記貫通孔34の内部に配置された測定電極36とを備えている。
またこの測定電極36は、配線37を経て信号検出部に連結されている。そして上記細胞保持基板32は、ウエル38内部に配置されている。
上記細胞電気生理センサ31の動作方法について以下に説明する。
まず、ウエル38内に細胞および電解液40が注入され、細胞が凹部33によってトラップ(捕捉)され、保持される。この凹部33に保持された細胞を以下被験体細胞39という。
そして、測定の際には被験体細胞39は貫通孔34の下方から吸引ポンプなどで吸引され、貫通孔34の開口部に密着した状態で保持される。すなわち、この貫通孔34がガラスピペットにおける先端穴と同様の役割を果たしている。そして被験体細胞39のイオンチャネルの機能性や薬理反応などは、参照電極35と測定電極36との間における反応前後の電圧、あるいは電流を測定し、細胞内外の電位差を求めることによって分析している。
特表2002−518678号公報
国際公開第02/055653号パンフレット
T.Sordel et al, Micro Total Analysis Systems 2004,P521〜522(2004)
従来の細胞電気生理センサは、第1電極と第2電極との間における電位差の測定値に誤差が生じ、センサの信頼性が低下するという問題があった。
それは、流路上方の親水性が低い部分や、流路上方の貫通孔周辺などの凹凸を有する部分には気泡が付着しやすく、この気泡の抵抗値は非常に大きいため、この気泡の有無によって測定値が変動するからであった。特に、貫通孔の下方に付着した気泡は、第2電極で検知する電流、あるいは電圧の測定値を大きく変動させる要因となっていた。
そこで本発明は、貫通孔の下方に付着した気泡を除去し、センサの信頼性を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備えている。そして前述の細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、流路の内部であって貫通孔の下方に相当する部分には突起を設けたものである。
これにより本発明では、貫通孔の下方に付着した気泡を、流路に注入した電解液で押し流し、除去することができる。
それは、流路の内部であって貫通孔の下方に相当する部分には突起を設けていることから、この突起によって貫通孔の下方に相当する部分の流路断面積が小さくなり、流路に流れる電解液の水圧が上がることに起因する。
すなわち、この電解液の水圧で気泡を押し流すことができるのである。そしてその結果、貫通孔の下方に付着した気泡を除去し、センサの信頼性を向上させることができる。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図である。
図1は本発明の実施の形態1における細胞電気生理センサの断面図である。
この細胞電気生理センサは、細胞保持基板1と、この細胞保持基板1の上方に配置したウエル2と、このウエル2を備えたウエル基板3と、ウエル2の内部であって細胞保持基板1の上面に配置した第1電極4と、細胞保持基板1の下方に配置した流路5と、この流路5を形成した流路基板6と、流路5の内部であって細胞保持基板1の下面に配置した第2電極7とを備えている。
そして、細胞保持基板1の内部には凹部を有する細胞電気生理センサチップ8を配置し、この凹部の底面からチップの下面までを連結する貫通孔9を形成している。
そして、流路5の内部であって貫通孔9の下方に相当する部分には突起10を設けている。
本実施の形態では、突起10を角のある突起形状としたが、このような突起は複数の基板を張り合わせる、切削、射出成型などにより容易に得ることができる。
なお、第1電極4はウエルの内部に注入する電解液(図5の第2電解液14)に、また第2電極7は流路5の内部に注入する電解液(図5の第1電解液12)にそれぞれ浸漬させ、その電位差を測定できればよいため、第1電極4および第2電極7は針状の微小電極プローブを用いてもよい。
また、本実施の形態において、ウエル基板3と細胞保持基板1および流路基板6はプラスチックで形成した。そして第1電極4および第2電極7は、クロム、チタン、銅、金、白金、銀および塩化銀からなる材料から選択した。また、細胞電気生理チップ8はシリコンで形成し、細胞保持基板1とは樹脂製接着剤11で接着した。
さらに、貫通孔9の開口部の直径は3μmとした。細胞が5〜50μm程度の大きさの場合、細胞と貫通孔9とを高い密着性を持って保持するには、貫通孔9の開口部の直径を3μm以下とすることが望ましいからである。その他、この貫通孔9の開口部の最適な大きさは、測定する細胞の形状、性質によって決定する。
次に、本発明の細胞電気生理センサを用いて細胞の電気生理活動を測定する方法について簡単に述べる。図2〜10は本発明の細胞電気生理センサを使用する際の断面図である。
まず、図2に示すように、流路5に第1電解液12を充填する。ここで、第1電解液12とは、たとえば、哺乳類筋細胞の場合、代表的にはK+イオンが155mM、Na+イオンが12mM程度、Cl-イオンが4.2mM程度添加された電解液である。
この際、流路5上方の親水性が低い部分や、流路5上方の貫通孔9周辺などの凹凸を有する部分には気泡13が付着、残留しやすい。
次に、図3に示すように、流路5の例えばA方向から加圧もしくは減圧することで、流路5内に第1電解液12の流れを発生させ、付着した気泡13を取り除く。
次に、図4に示すように、例えば流路5のB方向を封止し、A方向から加圧することで、貫通孔9を第1電解液12で満たすことで、後で説明する工程をスムーズに進行することができる。
次に、図5に示すように、ウエル2に第2電解液14を充填する。ここで第2電解液14とは、たとえば、哺乳類筋細胞の場合、代表的にはK+イオンが4mM程度、Na+イオンが145mM程度、Cl-イオンが123mM程度添加された電解液である。なお、第1電解液12と第2電解液14とは、本実施の形態1のように異なる組成のものを用いてもよく、同じものを用いてもよい。
その後、例えば流路5のB方向を封止し、A方向から加圧・減圧、もしくはウエル2方向から加圧・減圧することで、貫通孔9に残留した気泡13を除去する。
ここで、図6に示すように、気泡13が貫通孔周辺に付着、残留してしまうことがある。
そこで、図7に示すように、例えば流路6のA方向から加圧することで、気泡を除去する。
この状態で、ウエル2内に設置された第1電極4と流路5内に設置された第2電極7間で、100kΩ〜10MΩ程度の抵抗値を観察することができる。これは細胞電気生理センサチップ8に設けられた貫通孔9に電解液が浸透し、電極間で電気回路が形成されるからである。
次に、図8および図9に示すように、細胞15を投入し、例えば流路5のB方向を封止し、A方向から減圧することで、細胞15は貫通孔9へ引き付けられ、ついにはこの貫通孔9をふさぎ、ウエル2と流路5の電気抵抗は十分に高くなる。
さらに、図10に示すように、減圧を続ける、もしくはナイスタチンのように細胞外壁を溶解する作用のある薬液を流路5内に導入することで、細胞15に微細小孔を形成する。
その後、この細胞15に化学的刺激、あるいは物理的刺激を付与する。この化学的刺激としては、化学薬品、毒物、物理的刺激としては機械的変異、光、熱、電気、電磁波などが挙げられる。
そして、細胞15がこれらの刺激に対して活発に反応する場合、細胞15はその細胞膜にあるイオンチャネルを通じて各種イオンを放出あるいは吸収する。
そうすると、細胞15を通るイオン電流が発生し、この細胞15内外の電位勾配が変化するため、この変化を反応前後の第1電極と第2電極との間の電圧、あるいは電流を測定することによって検出する。
次に、本実施の形態1における効果を以下に説明する。
本実施の形態1では、センサの信頼性を向上させることができる。
それは流路5の内部であって貫通孔9の下方に相当する部分には突起10を設けていることから、この突起10によって貫通孔9の下方に相当する部分の流路断面積が狭くなり、流路5に流れる第1電解液12の水圧が上がることに起因する。
すなわち、この第1電極液12の水圧で気泡13を速やかに押し流すことができるのである。そしてその結果、図3および図7に示すように、貫通孔9の下方に付着した気泡13を除去し、センサの信頼性を向上させることができるのである。
また、本実施の形態1では、細胞15を貫通孔9に的確に密着させることによってセンサの信頼性の向上に寄与する。
すなわち、貫通孔9に細胞15を密着させるために流路5内部を減圧する場合、流路5の内壁に付着した気泡13が膨張してしまい、流路5内部の減圧が阻害されることがあった。そして細胞15を貫通孔9に的確に吸引することができず、センサの信頼性を悪化させる要因となっていた。
しかし、本実施の形態1では、流路5内壁に付着する気泡13を低減することができ、その結果流路5内部の減圧が適切に行われ、センサの信頼性を向上させることができるのである。
なお、貫通孔9の近傍に気泡が存在すれば、抵抗値の増大により第2電極14で検知する電流・電圧の測定値が変動することから、突起10は貫通孔9の下方に相当する部分に形成し、この部分の水圧を上げることが好ましい。
また、本実施の形態1のように細胞保持基板1の下面に第2電極7を形成する場合、図11のように、貫通孔9の下方から第2電極7の下方の間まで突起部10を延長してもよい。この部分の気泡を除去することが、センサの信頼性に寄与するからである。
また、本実施の形態1では、突起10を角のある突起形状としたが、図12のように、貫通孔の下方に相当する部分には流路内方に突出した湾曲部16を設けても同様の効果を有する。
さらに、湾曲部16とすることで、電解液の流れをスムーズにすることができるので、速やかに測定可能な状態にすることが可能である。
また、図13に示すように、細胞保持基板1の下面に第2電極7を形成する場合、貫通孔9の下方から第2電極7の下方の間まで湾曲部16を延長してもよい。この部分の気泡を除去することが、センサの信頼性に寄与するからである。
さらに、図14に示すように、貫通孔9の下方に相当する部分に流路5の一方の電解液の流入方向に傾斜を形成した突起17を設けてもよい。この場合、気泡の除去を促す効果だけでなく、電解液の流入の際の抵抗を減らすことができる。
また、図15に示すように、細胞保持基板1の下面に第2電極7を形成する場合、貫通孔9の下方から第2電極7の下方の間まで、流路5の一方の電解液の流入方向に傾斜を形成した突起17を延長してもよい。この部分の気泡を除去することが、センサの信頼性に寄与するからである。
さらに、図14および図15に示した一方に傾斜を形成した突起とすることで、図16に示すように、流路5内を減圧した場合、膨張した気泡18が、第2電極7もしくは貫通孔9に再付着するのを抑制するストッパの効果も有する。
(実施の形態2)
次に、図17を用いて本発明の実施の形態2について説明する。なお、図面において実施の形態1と同じ機能を持つ構成部材については同番号を付与する。本発明の実施の形態2が実施の形態1と異なる部分は、流路の側壁に突起19を設けた部分である。
次に、図17を用いて本発明の実施の形態2について説明する。なお、図面において実施の形態1と同じ機能を持つ構成部材については同番号を付与する。本発明の実施の形態2が実施の形態1と異なる部分は、流路の側壁に突起19を設けた部分である。
このような構成とすることで、流路5に流れる第1電解液12の水圧が上がるだけでなく、水流を確実に貫通孔方向へ導くことができるので、気泡を速やかに押し流すことができ、センサの信頼性向上に寄与することができる。
(実施の形態3)
次に、図18を用いて本発明の実施の形態3について説明する。なお、図面において実施の形態2と同じ機能を持つ構成部材については同番号を付与する。本発明の実施の形態3が実施の形態2と異なる部分は、細胞電気生理センサチップ8が複数構成されており、それにともない貫通孔9の下方まで電解液を導く流路も複数形成されている部分である。
次に、図18を用いて本発明の実施の形態3について説明する。なお、図面において実施の形態2と同じ機能を持つ構成部材については同番号を付与する。本発明の実施の形態3が実施の形態2と異なる部分は、細胞電気生理センサチップ8が複数構成されており、それにともない貫通孔9の下方まで電解液を導く流路も複数形成されている部分である。
このような構成とすることで、複数の細胞電気生理センサチップを同時に測定することが可能になるだけでなく、貫通孔付近から除去した気泡が、再び別の貫通孔付近に付着するのを防ぐことができるため、気泡除去にかかる時間を低減することができるという効果を有する。
本発明の細胞電気生理センサ、センサの信頼性を向上させることができる。
よって、高精度な測定が要求される医療分野等における細胞電気生理センサとして、大いに利用可能性を有するものである。
1 細胞保持基板
2 ウエル
3 ウエル基板
4 第1電極
5 流路
6 流路基板
7 第2電極
8 細胞電気生理センサチップ
9 貫通孔
10 突起
11 樹脂製接着剤
12 第1電解液
13 気泡
14 第2電解液
15 細胞
16 湾曲部
17 電解液の流入方向に傾斜を設けた突起
18 減圧により膨張した気泡
19 流路壁の突起
2 ウエル
3 ウエル基板
4 第1電極
5 流路
6 流路基板
7 第2電極
8 細胞電気生理センサチップ
9 貫通孔
10 突起
11 樹脂製接着剤
12 第1電解液
13 気泡
14 第2電解液
15 細胞
16 湾曲部
17 電解液の流入方向に傾斜を設けた突起
18 減圧により膨張した気泡
19 流路壁の突起
Claims (9)
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方に相当する部分には突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方から前記第2電極までの間の部分には突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方に相当する部分には流路内方に突出した湾曲部を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方から前記第2電極までの間の部分には流路内方に突出した湾曲部を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方に相当した部分には、一方向に傾斜をつけた突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記流路の内部であって前記貫通孔の下方から前記第2電極までの間の部分には、一方向に傾斜をつけた突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記貫通孔の下方に相当する前記流路の壁面に、一方向に傾斜をつけた突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する貫通孔を有し、前記貫通孔の下方から前記第2電極までの間の前記流路の壁面に、一方向に傾斜をつけた突起を設けた細胞電気生理センサ。
- 細胞保持基板と、この細胞保持基板の上方に配置したウエルと、このウエルの内部に配置した第1電極と、前記細胞保持基板の下方に配置した流路と、この流路の内部に配置した第2電極とを備え、前記細胞保持基板には、この細胞保持基板の上面から下面までを連結する複数の貫通孔を有し、前記複数の貫通孔の下方に、一方向に傾斜をつけた突起を壁面に形成した流路を複数設けた細胞電気生理センサ。
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JP2007333571A (ja) * | 2006-06-15 | 2007-12-27 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 細胞電気生理センサおよびそれを用いた細胞電気生理現象の測定方法 |
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