JP5011830B2 - データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置 - Google Patents

データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5011830B2
JP5011830B2 JP2006161456A JP2006161456A JP5011830B2 JP 5011830 B2 JP5011830 B2 JP 5011830B2 JP 2006161456 A JP2006161456 A JP 2006161456A JP 2006161456 A JP2006161456 A JP 2006161456A JP 5011830 B2 JP5011830 B2 JP 5011830B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
variable
data
explanatory
value
relevance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006161456A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007329415A (ja
Inventor
弘昭 関根
英隆 津田
英大 白井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Semiconductor Ltd
Original Assignee
Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Semiconductor Ltd filed Critical Fujitsu Semiconductor Ltd
Priority to JP2006161456A priority Critical patent/JP5011830B2/ja
Priority to US11/602,236 priority patent/US7684965B2/en
Publication of JP2007329415A publication Critical patent/JP2007329415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5011830B2 publication Critical patent/JP5011830B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B17/00Systems involving the use of models or simulators of said systems
    • G05B17/02Systems involving the use of models or simulators of said systems electric
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B15/00Systems controlled by a computer
    • G05B15/02Systems controlled by a computer electric

Description

この発明は、広く産業界で取り扱われるデータ間の関連を把握し、産業上優位な結果をもたらすための有意性のある因子を抽出するデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置に関する。
例えば、半導体製造工程において、歩留りを向上させるため、製造段階でのできあがり値や素子の特性データ等の各種測定データに基づいて、歩留りを低下させている要因項目をできるだけ速やかに見つけ出す作業が行われている。特に、新しい製品の開発や既存の製造工程の見直しなどでは、データ解析の効率化および高信頼性化を図るため、上述した種々の測定データ群から品質を阻害している因子を抽出することが重要である。
従来、スパイスパラメータのバラツキを表すモデルを作成する方法として、回路の特性データを考慮しないで、主成分解析(多重回帰分析)を行い、その主成分を用いて多重回帰式を作成して、モデル化を行う方法がある。この方法では、回路特性への影響に関係なく、スパイスパラメータのバラツキモデルが構築される(例えば、非特許文献1、非特許文献2、非特許文献3参照。)。
ところで、上述した種々の測定データ群から品質を阻害している因子を抽出することを可能とするデータ解析の手法として、特に金融や流通等の分野において活用されているデータマイニングがある。これらの産業分野は大量データを扱うため、データマイニングの適用に適している。データマイニングの統計的な手法によれば、目的変数に関連づけられた多数の説明変数の項目が存在する場合、多数のデータ間の関係を検討して、多くのデータの中から特徴や傾向を発見することによって、目的変数を説明する説明変数を選択することができる。
特に、目的変数が定量データである場合には、データマイニングの統計的な手法として、回帰木分析が用いられる。従来の回帰木分析では、説明変数と目的変数がある閾値を境に変化する場合に、その説明変数の影響を容易に見つけることができる(例えば、特許文献1、特許文献2、特許文献3参照。)。
また、処理室内の被処理体に対してプラズマ処理を行うプラズマ処理装置の異常原因を判定する方法が公知である。このプラズマ処理装置の異常原因判定方法は、前記プラズマ処理装置に配設された検出器から前記被処理体の各処理ごとに得られる検出値に基づいて複数のパラメータからなる解析用データを取得する解析用データ取得工程と、取得された前記解析用データを分析して異常か否かを判定する異常判定工程と、異常と判定された前記解析用データの各パラメータについて、その異常に対する影響度を算出する影響度算出工程と、前記影響度が高いパラメータの順に、異常に対する影響を次々と取除いて異常か否かの判定を行い、正常と判断されるようになった時点で、それまでに異常に対する影響を取除いたパラメータを異常原因のパラメータと判定する異常原因判定工程と、を有することを特徴とする(例えば、特許文献4参照。)。
特開2001−306999号公報 特開2002−324206号公報 特開2003−142361号公報 特開2004−349419号公報 ジェームズ・A.・パワー(James A. Power)、外3名、「リレイティング・スタティスティカル・MOSFET・モデル・パラメータ・バリアビリティズ・トゥ・IC・マニュファクチャリング・プロセス・フラクチュエイションズ・イネーブリング・リアリスティック・ワースト・ケース・デザイン(Relating Statistical MOSFET Model Parameter Variabilities to IC Manufacturing Process Fluctuations Enabling Realistic Worst Case Design)」、アイトリプルイー・トランザクションズ・オン・セミコンダクタ・マニュファクチャリング(IEEE TRANSACTIONS ON SEMICONDUCTOR MAMUFACTURING)、(米国)、1994年8月、第7巻、第3号、p.306−318 安田健志、他5名、「多変量解析を用いたWorst Case MOSFET Model Parameter決定手法の開発」、信学技報、1996年11月、SDM96−122、p.27−33 執行直之、他4名、「TCADを用いたMOSFETの感度・統計解析」、信学技報、1997年9月、SDM97−128、p.63−70
しかしながら、上述した従来のスパイスパラメータのバラツキモデル作成方法では、多重回帰分析を行うため、スパイスパラメータの各項目のデータの中から外れ値を十分に精査して取り除く必要がある。外れ値の除去が適切に行われていないと、適切な結果を導き出すことができない。この外れ値を除去する処理は、すべてのスパイスパラメータに対して行う必要があるため、外れ値の除去処理に膨大な時間がかかるという問題点がある。
また、従来のデータマイニングの回帰木分析では、説明変数が連続値を有する場合、目的変数とある説明変数の関係がなだらかに変化し、かつこの変化が他の説明変数と比較して小さいと、目的変数(定量データ)に関連づけられた説明変数が適切に得られ難い。従って、従来の回帰木分析は、離散値に対しては有効な分析手法であるが、スパイスパラメータや回路特性データのような連続値に対して影響度の大きい因子を見つける場合には、十分でないという問題点がある。
例えば、レコード数が200のデータ群において、目的変数YとA、B、C、DおよびEの5つの説明変数の間に、次の多重回帰式で表される関係があるとする。
Y=1×A+2×B+(−1)×C+5×D+(−0.1)×E
この場合の回帰木分析の結果は、図40に示すようになる。図40より、ルートノードn0を二分割したノードn1およびn2、ノードn1を二分割したノードn3およびn4、並びにノードn2を二分割したノードn5およびn6のいずれにおいても、「Para.D」とあるように、説明変数Dが目的変数に大きな影響を及ぼしていることがわかる。しかし、この回帰木図には、説明変数Dの次に説明変数Bが大きな影響を及ぼしていることは現われていない。
この理由は、以下のとおりである。回帰木分析では、データ群を、説明変数のある閾値以下のグループとその閾値を超えるグループに二分割したときの、両グループの目的変数の平方和の和を見ている。A、B、C、DおよびEの各説明変数について、それぞれ、その平方和の和を図41、図42、図43、図44および図45に示す。図44に示すように、説明変数Dの平方和の和は、大きく変動しているが、説明変数Bおよびその他の説明変数については、変動が少ない。そのため、説明変数Dの変動に他の説明変数の変動が隠れてしまい、説明変数D以外の因子を見つけ出すことができない。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、連続量の目的変数に関連付けられた複数の連続量の説明変数の中から目的変数に影響度の高い説明変数を選び出すことができるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置を提供することを目的とする。また、この発明は、多くのスパイスパラメータの中から回路特性データのバラツキに影響を与えているスパイスパラメータを的確かつ迅速に抽出し、回路特性データのバラツキを説明するスパイスパラメータのバラツキを表現するモデルを、少ないスパイスパラメータで表現することができるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明にかかるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置は、以下の特徴を有する。予め、目的変数に対してクレンジング処理を行って、目的変数の異常値を除去する。続いて、目的変数と複数の説明変数の間の関連度を計算する。その際、処理対象の全データを、説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第1のデータ群と、説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第2のデータ群に二分し、その閾値を計算して求めてもよい。
続いて、得られた関連度に基づいて、目的変数との関連度の高い複数の説明変数を抽出し、それらの間の独立度を計算する。そして、得られた関連度および独立度に基づいて、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数の複数の候補を選択する。関連度とともに説明変数の閾値を求めてある場合には、説明変数の候補を選択する際の基準に、この閾値を含めてもよい。
必要であれば、目的変数、および説明変数の候補の一方または両方に対して関数変換を行う。説明変数の異常値を除去する。関数変換を行った場合については、関数変換後の説明変数について、異常値の除去を行う。
続いて、目的変数に対する説明変数の寄与率の高い順に寄与率を加算した累積寄与率に基づいて、説明変数の候補の中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数を選択する。そして、その選択された説明変数を用いて回帰式を計算する。それによって、目的変数の予測値が得られるので、その予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する。
この目的変数の予測値と実測値との差分を新たな目的変数とし、かつこの差を求める際に用いた説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、関連度の計算処理以降の一連の処理を繰り返し行い、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数を決定する。目的変数が複数ある場合には、各目的変数について同様の処理を行い、各目的変数に大きな影響を与える説明変数を決定する。
上述したクレンジング処理では、目的変数のデータを大きい順に並び替え、そのうちの任意のデータに着目する。そして、その着目データとその中央値側に隣り合うデータとの差をAとする。また、着目データから中央値側のデータに向かってN(Nは、3以上の整数)個のデータを抽出し、そのN個の抽出データのうちの互いに隣接する[N−1]組のデータの差の平均値をBとする。このとき、[A/B]の値が所定値を超えるときの着目データから中央値と反対側のデータを異常値として除去する。
この発明によれば、目的変数の予測値と実測値との差分を新たな目的変数として繰り返し解析を行うことにより、目的変数に大きな影響を与える説明変数の影響を排除して解析を行うことができるので、目的変数に大きな影響を与える説明変数の変動に隠れてしまう程度の小さな変動を与える説明変数の影響を見ることができる。例えば、図40〜図45に例示した回帰木分析と同じデータ群に対して、説明変数Dを用いて表した回帰式(Y=5.0644×D−0.1454)から目的変数の予測値を求め、その予測値と目的変数の実測値との差分ΔY(ΔY=Y−5.0644×D+0.1454)を新たな目的変数として解析を行う。そうすると、説明変数Dの影響を排除できるので、図46、図47、図48および図49にそれぞれA、B、CおよびEの各説明変数の平方和の和を示すように、説明変数Dの次に説明変数Bの影響が大きいことを見ることができる。
また、一般に、説明変数や目的変数に外れ値がある場合に、説明変数と目的変数との回帰分析を行う場合、予め、この外れ値を除去することで、正しい回帰分析の結果を得ることができる。この発明によれば、説明変数をある閾値で2分し、その2分したデータ群について、関連度として、目的変数のデータ群間のt値を計算し、独立度として説明変数間の閾値を境にしたデータ数をもとに計算しているため、直接説明変数の値を使用していないため、説明変数に対して外れ値を精査し、除去しておく必要がないため、目的変数に影響を与える説明変数を効率的に選び出すことができる。
本発明にかかるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置によれば、連続量の目的変数に関連付けられた複数の連続量の説明変数の中から目的変数に影響度の高い説明変数を選び出すことができるという効果を奏する。また、多くのスパイスパラメータの中から回路特性データのバラツキに影響を与えているスパイスパラメータを的確かつ迅速に抽出し、回路特性データのバラツキを説明するスパイスパラメータのバラツキを表現するモデルを、少ないスパイスパラメータで表現することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(データ処理装置のハードウェア構成)
まず、この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置のハードウェア構成について説明する。図1は、この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図1において、データ処理装置は、CPU101と、ROM102と、RAM103と、HDD(ハードディスクドライブ)104と、HD(ハードディスク)105と、FDD(フレキシブルディスクドライブ)106と、着脱可能な記録媒体の一例としてのFD(フレキシブルディスク)107と、ディスプレイ108と、I/F(インターフェース)109と、キーボード110と、マウス111と、スキャナ112と、プリンタ113と、を備えている。また、各構成部は、バス100によってそれぞれ接続されている。
ここで、CPU101は、データ処理装置の全体の制御を司る。ROM102は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。HDD104は、CPU101の制御に従ってHD105に対するデータのリード/ライトを制御する。HD105は、HDD104の制御で書き込まれたデータを記憶する。
FDD106は、CPU101の制御に従ってFD107に対するデータのリード/ライトを制御する。FD107は、FDD106の制御で書き込まれたデータを記憶したり、FD107に記憶されたデータをデータ処理装置に読み取らせたりする。
また、着脱可能な記録媒体として、FD107のほか、CD−ROM(CD−R、CD−RW)、MO、DVD(Digital Versatile Disk)、メモリーカードなどであってもよい。ディスプレイ108は、カーソル、アイコンあるいはツールボックスをはじめ、文書、画像、機能情報などのデータを表示する。このディスプレイ108は、例えば、CRT、TFT液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイなどを採用することができる。
I/F109は、通信回線を通じてインターネットなどのネットワーク114に接続され、このネットワーク114を介して他の装置に接続される。そして、I/F109は、ネットワーク114と内部のインターフェースを司り、外部装置からのデータの入出力を制御する。I/F109には、例えばモデムやLANアダプタなどを採用することができる。
キーボード110は、文字、数字、各種指示などの入力のためのキーを備え、データの入力を行う。また、タッチパネル式の入力パッドやテンキーなどであってもよい。マウス111は、カーソルの移動や範囲選択、あるいはウィンドウの移動やサイズの変更などを行う。ポインティングデバイスとして同様に機能を備えるものであれば、トラックボールやジョイスティックなどであってもよい。
スキャナ112は、画像を光学的に読み取り、データ処理装置内に画像データを取り込む。なお、スキャナ112は、OCR機能を持たせてもよい。また、プリンタ113は、画像データや文書データを印刷する。プリンタ113には、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタを採用することができる。
(データ処理装置の機能的構成)
次に、この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置の機能的構成について説明する。図2は、この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、データ処理装置200は、目的変数クレンジング部201、関連度計算部202、独立度計算部203、説明変数候補選択部204、関数変換部205、説明変数クレンジング部206、説明変数選択部207、回帰式計算部208および残差算出部209を備えている。
オリジナルデータ群251には、データ処理対象として、連続値の特性を有する目的変数のデータと、その目的変数に関連付けられた連続値の特性を有する複数の説明変数のデータからなる複数のレコードが格納されている。なお、複数の説明変数に対して主成分分析を行い、説明変数に代えて、この主成分分析から得られた主成分を用いてもよい。また、説明変数に離散値が含まれる場合、説明変数が同じデータごとに統計量を求め、それぞれのデータとこの統計量に基づいて新たな量を算出し、これを説明変数に加えてもよい。
その際の統計量および新たな量として、データ群ごとの平均値からのそれぞれのデータとの差分、データ群ごとの中央値からのそれぞれのデータとの差分、または正規確率値を用いることができる。また、目的変数と説明変数に関連付けられた付加情報として、データの示す位置情報を含む場合に、統計量として、近傍のデータの平均値または中央値を用いてもよい。その近傍のデータとして、位置情報が格子状のデータを有する場合には、上下左右を含めた5データ、またはその5データに斜め4方向のデータを加えた9データを使用することができる。説明変数に対して上述した種々の処理を行ったものを含めて、以下の説明では、説明変数と称する。
目的変数クレンジング部201は、オリジナルデータ群251に格納された目的変数に対して、以下のようにして異常値を除去し、説明変数の抽出対象とするクレンジング済みのデータ群252を得る。まず、全レコードの中から、目的変数の数値が同じ重複レコードを除く。残ったレコードを、目的変数のデータの昇順に並び替え、大きい順に並ぶ目的変数のデータのうちの任意のデータ点に着目する。その着目データ点と、この着目データ点の中央値側に隣り合うデータ点との距離(Aとする)を求める。
また、着目データ点から中央値側のデータに向かってN(Nは、3以上の整数)個のデータ点を抽出し、そのN個の抽出データ点のうちの互いに隣接する[N−1]組のデータ点の距離の平均値(Bとする)を求める。そして、[A/B]の値が所定値を超えるときの当該着目データ点から中央値と反対側のデータ点を異常値とし、当該着目データ点のレコードと、当該着目データ点よりも中央値と反対側に存在するデータ点のレコードを除去する。
ここで、Nは、好ましくは、3〜8の整数であり、より好ましくは5であるのが適当であり、[A/B]の値は、好ましくは10〜20の値であり、より好ましくは15であるのが適当である。また、互いに隣接するデータ点の距離として、正規累積確率図における距離を用いてもよい。
関連度計算部202は、クレンジング済みのデータ群252に含まれる目的変数と説明変数の間の関連度を計算する。例えば、関連度計算部202は、クレンジング済みのデータ群252に含まれる全データを、説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第1のデータ群と、説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第2のデータ群に二分する。そして、目的変数とすべての説明変数との間で、関連度として、次式で表されるt値を計算する。ただし、説明変数の閾値を、t値が目的変数の最小値と最大値の間で最大になるように決定する。
Figure 0005011830
上記式より得られたt値を用いて、[説明変数−閾値−関連度(t値)−N1−N2]の関係を示すデータを作成する。説明変数を閾値以下と閾値を超えるデータの群にわけ、各グループの目的変数の平均が小さいデータ群大きさをN1とし、大きいデータ群の大きさをN2とする。または、関連度として、目的変数と説明変数の間の順位相関係数を計算してもよい。この場合には、[説明変数−関連度(順位相関係数)]の関係を示すデータを作成する。あるいは、関連度として、第1のデータ群と第2のデータ群の間のまとまり度を計算してもよいし、目的変数と説明変数の間の相関係数を計算してもよい。計算により求められた関連度に基づいて、クレンジング済みのデータ群252の中から関連度の高い複数の説明変数(高関連度説明変数群)253が抽出される。
独立度計算部203は、関連度の高い複数の説明変数253に含まれる複数の説明変数間の独立度を計算する。例えば、独立度計算部203は、関連度の高い複数の説明変数253に含まれる任意の2つの説明変数(T1とT2とする)を選び、一方の説明変数T1の値に着目して、説明変数T1の値が閾値以下である第3のデータ群と、説明変数T1の値が閾値よりも大きい第4のデータ群に二分する。そして、独立度として、第3のデータ群に属する他方の説明変数T2と第4のデータ群に属する他方の説明変数T2の間の一致または不一致の割合を計算する。
または、独立度として、第3のデータ群と第4のデータ群に対して、次式で表されるt値を計算してもよい。
Figure 0005011830
または、独立度として、関連度の高い複数の説明変数253に含まれる任意の2つの説明変数間の相関係数や順位相関係数を計算してもよい。あるいは、次のようにして、独立度を計算してもよい。クレンジング済みのデータ群252に含まれる任意の2つの説明変数(T3とT4とする)を選ぶ。説明変数T3でN1(目的変数の平均が小さいデータグループ)に含まれ、説明変数T4でN1(目的変数の平均が小さいデータグループ)に含まれているデータ数をNLLとする。また、説明変数T3でN2(目的変数の平均が大きいデータグループ)に含まれ、説明変数T4でN2(目的変数の平均が大きいデータグループ)に含まれているデータ数をNHHとする。
この時に、全データ数をNとして、DL及びDHを
DL = 2 × NLL / ( N + NLL − NHH )
DH = 2 × NHH / ( N + NHH − NLL )
とした時に、 独立度を
独立度 = DL + DH − 1
とする。
説明変数候補選択部204は、関連度計算部202で得られた関連度および独立度計算部203で得られた独立度に基づいて、関連度の高い複数の説明変数253に含まれる複数の説明変数の中から、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数を、関連度の高い順に複数、選択し、それらを説明変数の候補254とする。その際、説明変数間で独立度が低い変数を除外する。例えば、独立度として上述したように定めた独立度を用いた場合には、この独立度の絶対値が0.6以上の変数を除外するとよい。
関連度計算部202において関連度とともに説明変数の閾値を求めてある場合には、関連度、独立度およびこの閾値に基づいて、説明変数の候補を選択してもよい。
例えば、関連度計算部202において[説明変数−閾値−関連度(t値)−N1−N2]の関係を示すデータを作成した場合(第1の場合とする)には、N1またはN2がクレンジング済みのデータ群252のレコード数の5%以下であるデータを除外する。そして、関連度を表すt値の最も大きい説明変数を除外する。あるいは、関連度計算部202において[説明変数−関連度(順位相関係数)]の関係を示すデータを作成した場合(第2の場合とする)には、関連度の最も大きい説明変数を除外する。
第1および第2のいずれの場合も、除外した説明変数との独立度が例えば0.6以上である説明変数は、両変数間で交絡しているので、除外する。残った説明変数に対して、同様の処理を繰り返して、関連度の高い複数の説明変数253に含まれる複数の説明変数の中から、例えば5つの説明変数を選び出す。
関数変換部205は、説明変数の候補254に含まれる各説明変数の候補と目的変数との散布図を作成する。そして、散布図から、両変数の関係が、例えば直線関係、y=1/xの関係、y=logxの関係、y=exの関係およびy=√xの関係など、種々の関数で表される関係、またはそれらのうちの2つ以上を組み合わせた関数で表される関係などの近似曲線の形に着目する。
関数変換部205は、直線関係以外の曲線形状であることが確認された説明変数について、その関数形に応じた変換を行い、関数変換済みのデータ255を得る。その際、関数変換された説明変数と目的変数との間の相関係数が一定値よりも小さい場合には、関数変換を行わない。この一定値としては、例えば0.3〜0.5の範囲の任意の値とすることができる。説明変数クレンジング部206により、上述した目的変数クレンジング部201と同様にして、説明変数の異常値を除去する。関数変換を行った場合については、関数変換後の説明変数について、同様に異常値の除去を行う。
説明変数選択部207は、説明変数候補選択部204により選択された説明変数の候補254、またはそれに対して関数変換部205による関数変換が反映された説明変数の候補254に対して、その中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数256を選択する。例えば、説明変数の数が1である場合から、説明変数の候補254に含まれる説明変数の最大個数までのそれぞれについて、多重回帰分析の総あたり法を用いて、重相関係数が最大になる組み合わせを見つける。また、それぞれの組み合わせについて、累積寄与率の計算を行う。そして、説明変数の候補254に含まれる説明変数の中から、説明変数の数と累積寄与率の関係に基づいて、説明変数の数が増えた場合にその変化量が例えば4%以下になる前までの説明変数を選択する。
その際、累積寄与率が一定値までの説明変数を選択してもよいし、累積寄与率の増加量が一定以上である場合の説明変数を選択してもよいし、累積寄与率の変化量が一定以上である場合の説明変数を選択してもよい。または、これら3つのうちの2つ以上を組み合わせてもよい。累積寄与率の一定値として、70−95%の値を用いることができる。また、総あたり法に代えて、変数増加法や変数減少法や変数増減法を用いることができる。
回帰式計算部208は、目的変数に対する寄与率の高い説明変数(高寄与率説明変数)256と目的変数との間で多重回帰分析を行い、回帰式を作成し、その回帰式を用いて各レコードごとに目的変数の予測値を計算する。残差算出部209は、目的変数の予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する。データ処理装置200の上述した各部は、残差算出部209により得られた残差を新たな目的変数とし、かつ説明変数選択部207で選択された説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、それぞれの機能を繰り返し果たす。データ処理装置200は、目的変数の残差を新たな目的変数とする繰り返しの処理を、累積寄与率が所定の値に達するまで行う。それによって、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数、すなわち主成分項目が決定される。
上述した構成のデータ処理装置200を用いて、スパイスパラメータのバラツキモデルを作成する場合には、オリジナルデータ群251には、トランジスタの特性を示すモデルパラメータと、抵抗素子の特性を示すモデルパラメータと、容量の特性を示すモデルパラメータと、回路の特性を示す電源電流、利得および雑音指数の3つの回路特性データが格納される。この場合、目的変数は、3つの回路特性データであり、説明変数は、トランジスタ、抵抗素子および容量の各特性を示すモデルパラメータである。このように、目的変数が複数ある場合には、データ処理装置200の各部は、各目的変数について、上述した処理を行う。なお、複数の目的変数に対して主成分分析を行い、目的変数に代えて、この主成分分析から得られた主成分を用いてもよい。
上述した目的変数クレンジング部201、関連度計算部202、独立度計算部203、説明変数候補選択部204、関数変換部205、説明変数クレンジング部206、説明変数選択部207、回帰式計算部208および残差算出部209は、具体的には、例えば、図1に示したROM102、RAM103、HD105などの記録媒体に記録されたプログラムを、CPU101が実行することによって、またはI/F109によって、その機能を実現する。オリジナルデータ群251、クレンジング済みのデータ群252、関連度の高い複数の説明変数253、説明変数の候補254、関数変換済みのデータ255および目的変数に対する寄与率の高い説明変数256は、例えば、図1に示すHD105やFD107等の記録媒体や、I/F109を介してネットワーク114に接続された他の装置に格納される。
(データ処理手順)
次に、この発明の実施の形態にかかるデータ処理手順について説明する。ここでは、目的変数を回路特性データとし、説明変数を、トランジスタ、抵抗素子および容量の各特性を示すモデルパラメータとして説明する。図3は、この発明の実施の形態にかかるデータ処理手順の主成分項目決定までの概略を示すフローチャートである。
図3に示すように、まず、回路特性項目が複数ある場合には、オペレータは、解析の対象とする回路特性項目を選択する(ステップS1)。次いで、目的変数クレンジング部201により、選択された回路特性項目のデータのクレンジング処理を行う(ステップS2)。なお、説明変数であるモデルパラメータに対して、クレンジング処理を行って、異常値を除去してもよい。
次いで、関連度計算部202、独立度計算部203および説明変数候補選択部204により、主成分項目の候補、すなわち説明変数の候補254を抽出する(ステップS3)。抽出された主成分項目の候補に対して、必要であれば、関数変換部205により関数変換を行い、説明変数クレンジング部206により説明変数のクレンジング処理を行う。次いで、説明変数選択部207により、例えば累積寄与率に基づいて、主成分項目、すなわち目的変数に対する寄与率の高い説明変数256を選択する(ステップS4)。
次いで、回帰式計算部208により、多重回帰分析を行い、残差算出部209により、目的変数の残差を抽出する(ステップS5)。次いで、その残差を新たな目的変数として、主成分項目の候補を抽出する(ステップS6)。必要に応じて、関数変換部205による関数変換と、説明変数クレンジング部206による説明変数のクレンジング処理を行い、説明変数選択部207により、例えば累積寄与率に基づいて、主成分項目を選択する(ステップS7)。ステップS7で選択された主成分項目に対して、ステップS5〜ステップS7を繰り返し行い、最終的に、主成分項目を決定する(ステップS8)。
図4は、この発明の実施の形態にかかるデータ処理手順のモデル式決定までの概略を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、オペレータは、抵抗モデル、容量モデルおよびトランジスタモデルの中から1つを選択する(ステップS11)。次いで、オペレータは、選択されたモデルについて、図3に示す一連の処理により決定された主成分項目の中から1つを選択する(ステップS12)。次いで、上述した目的変数のクレンジング処理と同様にして、主成分項目のクレンジング処理を行う(ステップS13)。
次いで、主成分項目の分布に基づいて主成分項目の関数を決定する(ステップS14)。そして、主成分項目のレンジを算出する(ステップS15)。次いで、多重回帰分析を行い、モデル式を仮に決定する(ステップS16)。この仮のモデル式によるモデルと実測値の分布を比較する(ステップS17)。なお、仮のモデル式を決定する前に、モデルパラメータの関数変換を行ってもよい。比較の結果、モデルと実測値の分布が一致しない場合(ステップS17:一致しない)には、モデルパラメータの関数変換を行い(ステップS18)、再び多重回帰分析により仮のモデル式を決定し(ステップS16)、その仮のモデルと実測値の分布を比較する(ステップS17)。
比較の結果、モデルと実測値の分布が一致すれば(ステップS17:一致)、その仮のモデル式を真のモデル式に決定する(ステップS19)。次いで、真のモデル式を用いて回路シミュレーションを実行し(ステップS20)、回路特性分布を再現できれば(ステップS21:Yes)、図4に示す一連の処理を終了する。回路特性分布を再現できない場合(ステップS21:No)には、ステップS18に戻り、モデルパラメータの関数変換からやリ直す。
(具体例)
次に、図5〜図39を参照しながら具体例について説明する。図5および図6に、解析に使用するデータの具体例を示す。なお、図5および図6は、本来、1つのデータテーブルであるが、見難くなるのを避けるため、2つに分けてある。ここでは、データ数は、552レコードあり、12枚の各チップごとに取得されたデータになっている。そして、各チップには、回路と、抵抗、容量およびトラジスタの各素子がある。
回路から、回路特性として電源電流と利得と雑音指数のデータが測定される。また、それぞれの素子を測定し、それぞれの素子をモデル化して、そのモデルパラメータを取得する。それぞれの素子には 抵抗モデルで11個のモデルパラメータがあり、容量モデルで6個のモデルパラメータがあり、トランジスタモデルで44個のモデルパラメータがある。従って、合計で、各チップから64(=3+11+6+44)種類のデータが得られる。また、付帯情報として、レコード番号とウェーハ番号とチップ座標(X,Y)を有する。
回路特性データとして、電源電流の解析を行う場合について説明する。図7に、測定された全データの電源電流の累積確率図を示す。まず、以下のようにして、回路特性データのクレンジングを行う。電源電流の値から重複データを削除する。そして、電源電流の値で昇順に並べ替え、最も大きいデータを1番目のデータとし、それよりも中央値に向かって6点のデータをそれぞれ2番目、3番目、4番目、5番目および6番目のデータとする。
2番目から6番目のデータ5点の隣り合うデータの差の平均をBとし、1番目のデータと2番目のデータの差をAとするときに、その比率[A/B]をCとする。大きい方から2番目、3番目、・・・についても同様であり、中央値に至るまで、[A/B]の比率Cを求める。また、最も小さいデータからも、同様にして、中央値に至るまでの比率Cを求める。このようして得られた比率Cの値を電源電流の値に対してプロットしたグラフを、図8に示す。
図8において、比率Cの値が15を超える場合のデータよりも外側データを外れ値と判断する。図8のグラフでは、8.0E−04と9.0E−04の間で、比率Cの値が15を超えているので、それよりも左側の2点を外れ値と判断する。なお、本明細書および添付図面において、「aEb」は、a×10bを表す。従って、8.0E−04および9.0E−04は、それぞれ8.0×10-4および9.0×10-4を表す。このようにして電源電流に対してクレンジング処理を行った後の累積確率図を図9に示す。図9では、外れ値が除かれたことにより、正規分布に近い形を確認できる。このクレンジング処理によって、解析対象として残ったデータ数は、550レコードある。
次に、電源電流を目的変数とし、抵抗パラメータ1〜11、容量パラメータ1〜6およびトランジスタパラメータ1〜44のそれぞれについて、以下のようにして、関連度と閾値を計算する。まず、電源電流と1つのパラメータを選ぶ。そして、その電源電流とパラメータの組(以下、データ対と称する)を、選んだパラメータの値で昇順に並び替える。次いで、選んだパラメータの値が小さい方から順にデータ対を選び出し、パラメータの値がある値(X)以下であるデータ対の集合をグループ1とし、パラメータの値がXを超えるデータ対の集合をグループ2とする。グループ1の電源電流の値の平方和とグループ2の電源電流の値の平方和の和を順に計算する。得られた平方和の和が最も小さい値となるときのXの値を閾値とし、そのときの平方和の和を関連度とする。
そして、その閾値で二分したときの各グループの電源電流の平均値を計算し、Xの値が閾値以下であるグループ1の方が、Xの値が閾値を超えるグループ2よりも、電源電流の平均値が小さい場合に、「<=閾値」と表記し、逆の場合に「>閾値」と表記することによって、平均値の低いグループがわかるようにする。また、閾値で二分したときに、グループ1のデータ数をLow−Nと表記し、グループ2のデータ数をHigh−Nと表記する。このような処理を、すべてのパラメータについて行う。そして、すべてのパラメータを平方和の和(関連度)の大きい順に並べ替える。このようにして得られた平方和の和(関連度)の大きい20個のパラメータを、その大きい順に図10に示す。
次に、図10に示す20個のパラメータについて、以下のようにして、相互の独立度を計算する。ここでは、トランジスタパラメータ11とトランジスタパラメータ19を例にして、独立度の計算を説明する。図11に、トランジスタパラメータ11とトランジスタパラメータ19のデータを示す。トランジスタパラメータ11については閾値を275とし、トランジスタパラメータ19については閾値を1.62とする(図10参照)。それぞれのパラメータについて、図11に示すデータを閾値で二分した場合、トランジスタパラメータ11が「=<275」であり、かつトランジスタパラメータ19が「>1.62」であるデータ数は、340であり、トランジスタパラメータ11が「>275」で、かつトランジスタパラメータ19が「=<1.62」であるデータ数は、191であるとする。
この場合の、独立度は、次の3つの式より求められる。なお、次式とその次の式で、550は、全データ数である。
Low=2×340/(550+340−191)=0.97281
High=2×191/(550+191−340)=0.95261
独立度=XLow+XHigh−1=0.92543
トランジスタパラメータ11とトランジスタパラメータ19の組み合わせ以外についても同様に計算して、図10に示す20個のパラメータ間の独立度を求める。パラメータ間の独立度を求めた結果を、図12および図13に示す。なお、図12および図13は、本来、1つのデータテーブルであるが、見難くなるのを避けるため、2つに分けてある。
次に、図10に示す20個のパラメータについて、関連度と閾値と独立度に基づいて、以下のようにして、電源電流に寄与の高いパラメータを選択する。まず、閾値で二分したときのグループ1のデータ数Low−Nまたはグループ2のデータ数High−Nが全データ数550の5%以下である場合、すなわち27.5(=550×5%)以下である場合には、そのパラメータを除外する。図10に示す例では、該当するものがないので、ここで除外されるパラメータはない。
次いで、平方和の和が最も大きいパラメータを選択する。図10に示す例では、トランジスタパラメータ11が該当する。図12と図13を参照し、トランジスタパラメータ11との間の独立度の絶対値が0.6以上であるパラメータを除外する。ここでは、トランジスタパラメータ19、トランジスタパラメータ17、トランジスタパラメータ10、トランジスタパラメータ8、トランジスタパラメータ33、トランジスタパラメータ20、トランジスタパラメータ23、トランジスタパラメータ34が該当するので、これらのパラメータを除外する。また、トランジスタパラメータ11も除外する。
そして、残ったパラメータの中で、平方和の和が最も大きいパラメータを選択する。図10に示す例では、抵抗パラメータ9が該当する。図12と図13を参照し、残ったパラメータの中から、抵抗パラメータ9との間の独立度の絶対値が0.6以上であるパラメータを除外する。ここでは、抵抗パラメータ8が該当するので、このパラメータを除外する。また、抵抗パラメータ9も除外する。同様の処理をあと3回行って、全部で5個のパラメータを選び出す。ここでは、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ9とトランジスタパラメータ21とトランジスタパラメータ13とトランジスタパラメータ22が選び出される。
次に、以下のようにして、関数を用いた変数変換(関数変換)を行う。図14、図15、図16、図17および図18に、それぞれトランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ9、トランジスタパラメータ21、トランジスタパラメータ13およびトランジスタパラメータ22と電源電流との関係を散布図として示す。図16に示すように、トランジスタパラメータ21と電源電流との関係は、直線的関係ではなく、曲線状の関係となっている。そこで、トランジスタパラメータ21を関数を用いて変数変換して、log(トランジスタパラメータ21)とする。図19に、log(トランジスタパラメータ21)と電源電流との関係を散布図として示す。図19より、log(トランジスタパラメータ21)と電源電流との関係が直線的な関係に近くなっているのがわかる。
次に、トランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ9、log(トランジスタパラメータ21)、トランジスタパラメータ13およびトランジスタパラメータ22のクレンジングを行う。図14〜図19(図16を除く)に示した散布図において、集団から大きく外れている外れ値を含むレコードを削除する。すべての外れ値を除去した後のトランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ9、log(トランジスタパラメータ21)、トランジスタパラメータ13およびトランジスタパラメータ22の散布図を、それぞれ図20、図21、図22、図23および図24に示す。
次に、以下のようにして、多重回帰式の推定を行う。電源電流とトランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ9、log(トランジスタパラメータ21)、トランジスタパラメータ13およびトランジスタパラメータ22に対して、回帰分析を適用し、変数の選択方法として変数増加法を適用する。それによって、トランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ9、log(トランジスタパラメータ21)、トランジスタパラメータ13およびトランジスタパラメータ22の変数が順に選択される。それぞれの変数が選択されたときの累積寄与率を図25に示す。
図25に示すように、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ9の2変数で累積寄与率が64%となる。これにlog(トランジスタパラメータ21)を加えても、累積寄与率の変化は0.5%と1%に満たない。従って、ここでは、電源電流に寄与の高い変数として、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ9の2変数を選択する。この2変数を用いて、電電電流との間で回帰式を計算すると、次式のようになる。
電源電流=8.80E−04+7.53E−08×トランジスタパラメータ11+3.32E+10×抵抗パラメータ9
この回帰式を用いて、データの各レコードに対して、電源電流の推定値を求め、電源電流の実測値との残差Δを求める。この残差Δを新たな目的変数とし、トランジタパラメータ11と抵抗パラメータ9を除いた残りの抵抗パラメータと容量パラメータとトランジスタパラメータのそれぞれについて、再び、関連度と閾値を計算する。その結果、得られた平方和の和(関連度)の大きい20個のパラメータを図26に示す。また、図26に示す20個のパラメータ間の独立度を計算した結果を図27および図28に示す。なお、図27および図28は、本来、1つのデータテーブルであるが、見難くなるのを避けるため、2つに分けてある。
次に、図26に示す20個のパラメータについて、再び、関連度と閾値と独立度に基づいて、電源電流に寄与の高い5つのパラメータを選択する。ここでは、抵抗パラメータ2と容量パラメータ5とトランジスタパラメータ14とトランジスタパラメータ5と抵抗パラメータ1が選び出される。図29、図30、図31、図32および図33に、それぞれ抵抗パラメータ2、容量パラメータ5、トランジスタパラメータ14、トランジスタパラメータ5および抵抗パラメータ1と電源電流との関係を散布図として示す。図29〜図33に示すように、いずれのパラメータについても線形以外の強い関係は見られないので、ここでは、関数を用いた変数変換は行わない。
次に、再び、抵抗パラメータ2、容量パラメータ5、トランジスタパラメータ14、トランジスタパラメータ5および抵抗パラメータ1のクレンジングを行う。図29〜図33に示した散布図において、集団から大きく外れている外れ値を含むレコードを削除する。すべての外れ値を除去した後の抵抗パラメータ2、容量パラメータ5、トランジスタパラメータ14、トランジスタパラメータ5および抵抗パラメータ1の散布図を、それぞれ図34、図35、図36、図37および図38に示す。
次に、以下のようにして、再び、多重回帰式の推定を行う。ここでは、電源電流と、1巡目に選び出されたトランジスタパラメータ11および抵抗パラメータ9と、この2巡目で選び出された抵抗パラメータ2、容量パラメータ5、トランジスタパラメータ14、トランジスタパラメータ5および抵抗パラメータ1に対して、回帰分析を適用し、変数の選択方法として変数増加法を適用する。それによって、トランジスタパラメータ11、抵抗パラメータ2、抵抗パラメータ9、容量パラメータ5、抵抗パラメータ1、トランジスタパラメータ5およびトランジスタパラメータ14の変数が順に選択される。それぞれの変数が選択されたときの累積寄与率を図39に示す。
図39に示すように、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ2と抵抗パラメータ9の3変数で累積寄与率が73%となる。これに容量パラメータ5を加えても、累積寄与率の変化は0.3%と1%に満たない。従って、ここでは、電源電流に寄与の高い変数として、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ2と抵抗パラメータ9の3変数を選択する。ここでの累積寄与率が一定値以上になるまで、あるいは累積寄与率の増加率や変化率にあまり変化がなくなるまで、回帰式を計算し、再び、電源電流の残差Δに対して同様の処理を行ってもよい。
電源電流に寄与の高い変数を選び出したら、他の回路特性データ、すなわち利得と雑音指数についても、電源電流の場合と同様にして、影響度の大きいパラメータを選び出す。その結果、利得に寄与の高い変数として、トランジスタパラメータ8とトランジスタパラメータ13と容量パラメータ6と抵抗パラメータ2が選び出されたとする。また、雑音指数に寄与の高い変数として、トランジスタパラメータ11と抵抗パラメータ2とトランジスタパラメータ13と容量パラメータ4が選び出されたとする。
この場合、電源電流、利得および雑音指数に対する結果から、トランジスタモデルでは、トランジスタパラメータ11とトランジスタパラメータ8とトランジスタパラメータ13が得られる。抵抗モデルでは、抵抗パラメータ2と抵抗パラメータ9が得られる。容量モデルでは、容量パラメータ4と容量パラメータ6が得られる。
次に、これら7つのパラメータを正規分布にあてはめると、抵抗パラメータ2、抵抗パラメータ9、容量パラメータ4、容量パラメータ6、トランジスタパラメータ11、トランジスタパラメータ8およびトランジスタパラメータ13の平均は、それぞれ3.65E+03、3.82E−15、1.35E−12、3.25E−15、1.26E+03、2.76E+02および1.86E+01となる。また、分散は、それぞれ4.60E+01、1.57E−16、3.41E−14、3.40E−16、2.47E+02、1.30E+02および3.53E+00となる。ここで説明した各モデル内のパラメータ以外のパラメータについては、モデル内でそれぞれ回帰分析を行うことにより、各パラメータを表すモデルが得られる。
以上説明したように、実施の形態によれば、目的変数の予測値と実測値との差分を新たな目的変数として繰り返し解析を行うことにより、目的変数に大きな影響を与える説明変数の影響を排除して解析を行うことができる。従って、目的変数に大きな影響を与える説明変数の変動に隠れてしまう程度の小さな変動を与える説明変数の影響を見ることができる。また、一般に、説明変数や目的変数に外れ値がある場合に、説明変数と目的変数との回帰分析を行う場合、予め、この外れ値を除去することで、正しい回帰分析の結果を得ることができる。この発明によれば、説明変数をある閾値で2分し、その2分したデータ群について、関連度として、目的変数のデータ群間のt値を計算し、独立度として説明変数間の閾値を境にしたデータ数をもとに計算しているため、直接説明変数の値を使用していないため、説明変数に対して外れ値を精査し、除去しておく必要がないため、目的変数に影響を与える説明変数を効率的に選び出すことができる。
なお、本実施の形態で説明したデータ処理方法は、予め用意されたプログラムをパーソナル・コンピュータやワークステーション等のコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネット等のネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
また、以上の実施の形態では目的変数と説明変数は連続値の特性を有するものについて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
(付記1)目的変数と複数の説明変数の間の関連度を計算する関連度計算工程と、
前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された複数の説明変数間の独立度を計算する独立度計算工程と、
前記関連度計算工程で得られた関連度および前記独立度計算工程で得られた独立度に基づいて、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数の複数の候補を選択する説明変数候補選択工程と、
前記説明変数候補選択工程で選択された複数の候補の中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数を選択する説明変数選択工程と、
前記説明変数選択工程で選択された説明変数を用いて回帰式を計算する回帰式計算工程と、前記回帰式計算工程で回帰式を計算して得られた目的変数の予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する残差算出工程と、
を含み、
前記残差算出工程で得られた目的変数の予測値と実測値の差を新たな目的変数とし、かつ前記説明変数選択工程で選択された説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、前記関連度計算工程から前記残差算出工程までの一連の処理を繰り返し行うことによって、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数を決定することを特徴とするデータ処理方法。
(付記2)前記関連度計算工程では、前記関連度とともに、処理対象の全データを、説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第1のデータ群と、説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第2のデータ群に二分するときの該閾値をさらに計算し、
前記説明変数候補選択工程では、前記関連度計算工程で得られた関連度および前記独立度計算工程で得られた独立度とともに、前記関連度計算工程で得られた閾値によって二分された前記第1のデータ群および前記第2のデータ群にそれぞれ含まれるレコード数に基づいて、説明変数の候補を選択することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記3)前記関連度計算工程では、関連度として、前記第1のデータ群と前記第2のデータ群の間のまとまり度を計算することを特徴とする付記2に記載のデータ処理方法。
(付記4)前記関連度計算工程では、関連度として、次式で表されるt値を計算するとともに、該t値が目的変数の最小値と最大値の間で最大になるように、前記閾値を決定することを特徴とする付記2に記載のデータ処理方法。
Figure 0005011830
(付記5)前記関連度計算工程では、関連度として、目的変数と説明変数の間の相関係数を計算することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記6)前記関連度計算工程では、関連度として、目的変数と説明変数の間の順位相関係数を計算することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記7)前記独立度計算工程では、前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された任意の2つの説明変数のうち、一方の説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第3のデータ群と、該一方の説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第4のデータ群に二分し、独立度として、前記第3のデータ群に属する他方の説明変数と前記第4のデータ群に属する他方の説明変数の間の一致または不一致の割合を計算することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記8)前記独立度計算工程では、前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された任意の2つの説明変数のうち、一方の説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第3のデータ群と、該一方の説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第4のデータ群に二分し、独立度として、次式で表されるt値を計算するとともに、該t値が他方の説明変数の最小値と最大値の間で最大になるように、前記閾値を決定することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
Figure 0005011830
(付記9)前記独立度計算工程では、独立度として、前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された任意の2つの説明変数間の相関係数を計算することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記10)前記独立度計算工程では、独立度として、前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された任意の2つの説明変数間の順位相関係数を計算することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記11)前記説明変数候補選択工程では、目的変数との関連度の高い順に複数の説明変数を選択することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記12)前記説明変数選択工程では、多重回帰分析の総あたり法を用いて、説明変数の数が1である場合から選択された説明変数の数に至るまでのそれぞれについて重相関係数が最大になる組合せを選択し、説明変数の数と、目的変数に対する説明変数の寄与率の高い順に寄与率を加算した累積寄与率との関係に基づいて、説明変数を選択し、前記回帰式計算工程では、前記説明変数選択工程で選択された説明変数を用いて多重回帰式を作成することを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記13)前記回帰式計算工程では、目的変数、および前記説明変数選択工程で選択された説明変数の一方または両方に対して関数変換を行った後に、多重回帰式を作成することを特徴とする付記12に記載のデータ処理方法。
(付記14)前記関連度計算工程から前記残差算出工程までの一連の処理の繰り返しを、目的変数に対する説明変数の寄与率の高い順に寄与率を加算した累積寄与率が所定の値に達するまで行うことを特徴とする付記1に記載のデータ処理方法。
(付記15)予め、目的変数に対して異常値を除去するクレンジング工程、をさらに含むことを特徴とする付記1〜14のいずれか一つに記載のデータ処理方法。
(付記16)前記クレンジング工程では、複数のデータを大きい順に並び替え、大きい順に並ぶ複数のデータのうちの任意のデータ点に着目し、該着目データ点と、該着目データ点の中央値側に隣り合うデータ点との距離をAとし、前記着目データ点から中央値側のデータに向かってN(Nは、3以上の整数)個のデータ点を抽出し、該N個の抽出データ点のうちの互いに隣接する[N−1]組のデータ点の距離の平均値をBとするとき、[A/B]の値が所定値を超えるときの当該着目データ点から中央値と反対側のデータ点を異常値として除去することを特徴とする付記15に記載のデータ処理方法。
(付記17)複数のデータを大きい順に並び替え、大きい順に並ぶ複数のデータのうちの任意のデータ点に着目し、該着目データ点と、該着目データ点の中央値側に隣り合うデータ点との距離をAとし、前記着目データ点から中央値側のデータに向かってN(Nは、3以上の整数)個のデータ点を抽出し、該N個の抽出データ点のうちの互いに隣接する[N−1]組のデータ点の距離の平均値をBとするとき、[A/B]の値が所定値を超えるときの当該着目データ点から中央値と反対側のデータ点を異常値として除去することを特徴とするデータ処理方法。
(付記18)付記1〜17のいずれか一つに記載のデータ処理方法をコンピュータに実行させるデータ処理プログラム。
(付記19)付記18に記載のデータ処理プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
(付記20)目的変数と複数の説明変数の間の関連度を計算する関連度計算手段と、
前記関連度計算手段で得られた関連度に基づいて抽出された複数の説明変数間の独立度を計算する独立度計算手段と、
前記関連度計算手段で得られた関連度および前記独立度計算手段で得られた独立度に基づいて、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数の複数の候補を選択する説明変数候補選択手段と、
前記説明変数候補選択手段で選択された複数の候補の中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数を選択する説明変数選択手段と、
前記説明変数選択手段で選択された説明変数を用いて回帰式を計算する回帰式計算手段と、
前記回帰式計算手段で回帰式を計算して得られた目的変数の予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する残差算出手段と、
を備え、
前記関連度計算手段、前記独立度計算手段、前記説明変数候補選択手段、前記説明変数選択手段、前記回帰式計算手段および前記残差算出手段は、前記残差算出手段で得られた目的変数の予測値と実測値の差を新たな目的変数とし、かつ前記説明変数選択手段で選択された説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、それぞれの機能を繰り返し果たすことによって、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数を決定することを特徴とするデータ処理装置。
以上のように、本発明にかかるデータ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置は、連続量の目的変数に関連付けられた複数の連続量の説明変数の中から目的変数に影響度の高い説明変数を選び出す場合に有用であり、特に、多くのスパイスパラメータの中から回路特性データのバラツキに影響を与えているスパイスパラメータを抽出し、回路特性データのバラツキを説明するスパイスパラメータのバラツキを表現するモデルを表現する場合に適している。
この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるデータ処理装置の機能的構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態にかかるデータ処理手順の主成分項目決定までの概略を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態にかかるデータ処理手順のモデル式決定までの概略を示すフローチャートである。 具体例におけるデータの一部を示す図表である。 具体例におけるデータの一部を示す図表である。 具体例における全データの電源電流の累積確率を示すグラフである。 具体例における電源電流と、着目データとその隣のデータとの差Aと着目データよりも中央値側の5つの隣り合うデータの差の平均Bとの比率Cとの関係を示すグラフである。 具体例におけるクレンジング処理後の電源電流の累積確率を示すグラフである。 具体例における関連度の大きい20個のパラメータを示す図表である。 具体例におけるトランジスタパラメータ11とトランジスタパラメータ19のデータを示す図表である。 具体例におけるパラメータ間の独立度を求めた結果の一部を示す図表である。 具体例におけるパラメータ間の独立度を求めた結果の一部を示す図表である。 具体例におけるトランジスタパラメータ11と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における抵抗パラメータ9と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるトランジスタパラメータ21と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるトランジスタパラメータ13と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるトランジスタパラメータ22と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるlog(トランジスタパラメータ21)と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のトランジスタパラメータ11と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後の抵抗パラメータ9と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のlog(トランジスタパラメータ21)と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のトランジスタパラメータ13と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のトランジスタパラメータ22と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における5つのパラメータが選択されたときの累積寄与率を示すグラフである。 具体例における2巡目の関連度の大きい20個のパラメータを示す図表である。 具体例における2巡目のパラメータ間の独立度を求めた結果の一部を示す図表である。 具体例における2巡目のパラメータ間の独立度を求めた結果の一部を示す図表である。 具体例における抵抗パラメータ2と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における容量パラメータ5と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるトランジスタパラメータ14と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例におけるトランジスタパラメータ5と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における抵抗パラメータ1と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後の抵抗パラメータ2と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後の容量パラメータ5と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のトランジスタパラメータ14と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後のトランジスタパラメータ5と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における外れ値除去後の抵抗パラメータ1と電源電流との関係を示す散布図である。 具体例における7つのパラメータが選択されたときの累積寄与率を示すグラフである。 従来のデータマイニングの回帰木分析結果を示す回帰木図である。 図40に示す回帰木分析における説明変数Aの平方和の和を示すグラフである。 図40に示す回帰木分析における説明変数Bの平方和の和を示すグラフである。 図40に示す回帰木分析における説明変数Cの平方和の和を示すグラフである。 図40に示す回帰木分析における説明変数Dの平方和の和を示すグラフである。 図40に示す回帰木分析における説明変数Eの平方和の和を示すグラフである。 説明変数Dの影響を除いた場合の説明変数Aの平方和の和を示すグラフである。 説明変数Dの影響を除いた場合の説明変数Bの平方和の和を示すグラフである。 説明変数Dの影響を除いた場合の説明変数Cの平方和の和を示すグラフである。 説明変数Dの影響を除いた場合の説明変数Eの平方和の和を示すグラフである。
符号の説明
200 データ処理装置
202 関連度計算部
203 独立度計算部
204 説明変数候補選択部
207 説明変数選択部
208 回帰式計算部
209 残差算出部

Claims (10)

  1. 目的変数と複数の説明変数の間の関連度を計算する関連度計算工程と、
    前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された複数の説明変数間の独立度を計算する独立度計算工程と、
    前記関連度計算工程で得られた関連度および前記独立度計算工程で得られた独立度に基づいて、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数の複数の候補を選択する説明変数候補選択工程と、
    前記説明変数候補選択工程で選択された複数の候補の中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数を選択する説明変数選択工程と、
    前記説明変数選択工程で選択された説明変数を用いて回帰式を計算する回帰式計算工程と、
    前記回帰式計算工程で回帰式を計算して得られた目的変数の予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する残差算出工程と、
    を含み、
    前記残差算出工程で得られた目的変数の予測値と実測値の差を新たな目的変数とし、かつ前記説明変数選択工程で選択された説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、前記関連度計算工程から前記残差算出工程までの一連の処理を繰り返し行うことによって、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数を決定することを特徴とするデータ処理方法。
  2. 前記関連度計算工程では、前記関連度とともに、処理対象の全データを、説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第1のデータ群と、説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第2のデータ群に二分するときの該閾値をさらに計算し、
    前記説明変数候補選択工程では、前記関連度計算工程で得られた関連度および前記独立度計算工程で得られた独立度とともに、前記関連度計算工程で得られた閾値によって二分された前記第1のデータ群および前記第2のデータ群にそれぞれ含まれるレコード数に基づいて、説明変数の候補を選択することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  3. 前記関連度計算工程では、関連度として、次式で表されるt値を計算するとともに、該t値が目的変数の最小値と最大値の間で最大になるように、前記閾値を決定することを特徴とする請求項2に記載のデータ処理方法。
    Figure 0005011830
  4. 前記独立度計算工程では、前記関連度計算工程で得られた関連度に基づいて抽出された任意の2つの説明変数のうち、一方の説明変数の値が閾値以下であるレコードからなる第3のデータ群と、該一方の説明変数の値が閾値よりも大きいレコードからなる第4のデータ群に二分し、独立度として、前記第3のデータ群に属する他方の説明変数と前記第4のデータ群に属する他方の説明変数の間の一致または不一致の割合を計算することを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  5. 前記関連度計算工程から前記残差算出工程までの一連の処理の繰り返しを、目的変数に対する説明変数の寄与率の高い順に寄与率を加算した累積寄与率が所定の値に達するまで行うことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理方法。
  6. 予め、目的変数に対して異常値を除去するクレンジング工程、をさらに含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載のデータ処理方法。
  7. 前記クレンジング工程は、複数のデータを大きい順に並び替え、大きい順に並ぶ複数のデータのうちの任意のデータ点に着目し、該着目データ点と、該着目データ点の中央値側に隣り合うデータ点との距離をAとし、前記着目データ点から中央値側のデータに向かってN(Nは、3以上の整数)個のデータ点を抽出し、該N個の抽出データ点のうちの互いに隣接する[N−1]組のデータ点の距離の平均値をBとするとき、[A/B]の値が所定値を超えるときの当該着目データ点から中央値と反対側のデータ点を異常値として除去することを特徴とする請求項6に記載のデータ処理方法。
  8. 請求項1〜7のいずれか一つに記載のデータ処理方法をコンピュータに実行させるデータ処理プログラム。
  9. 請求項8に記載のデータ処理プログラムを記録したコンピュータに読み取り可能な記録媒体。
  10. 目的変数と複数の説明変数の間の関連度を計算する関連度計算手段と、
    前記関連度計算手段で得られた関連度に基づいて抽出された複数の説明変数間の独立度を計算する独立度計算手段と、
    前記関連度計算手段で得られた関連度および前記独立度計算手段で得られた独立度に基づいて、目的変数に大きな影響を与える可能性の高い説明変数の複数の候補を選択する説明変数候補選択手段と、
    前記説明変数候補選択手段で選択された複数の候補の中から目的変数に対する寄与率の高い説明変数を選択する説明変数選択手段と、
    前記説明変数選択手段で選択された説明変数を用いて回帰式を計算する回帰式計算手段と、
    前記回帰式計算手段で回帰式を計算して得られた目的変数の予測値と既知の目的変数の実測値の差を算出する残差算出手段と、
    を備え、
    前記関連度計算手段、前記独立度計算手段、前記説明変数候補選択手段、前記説明変数選択手段、前記回帰式計算手段および前記残差算出手段は、前記残差算出手段で得られた目的変数の予測値と実測値の差を新たな目的変数とし、かつ前記説明変数選択手段で選択された説明変数を除いた残りの説明変数を新たな説明変数として、それぞれの機能を繰り返し果たすことによって、当初の説明変数の中から目的変数に大きな影響を与える複数の説明変数を決定することを特徴とするデータ処理装置。
JP2006161456A 2006-06-09 2006-06-09 データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置 Expired - Fee Related JP5011830B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161456A JP5011830B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置
US11/602,236 US7684965B2 (en) 2006-06-09 2006-11-21 Method and apparatus for processing data, and computer product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006161456A JP5011830B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007329415A JP2007329415A (ja) 2007-12-20
JP5011830B2 true JP5011830B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=38822909

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006161456A Expired - Fee Related JP5011830B2 (ja) 2006-06-09 2006-06-09 データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7684965B2 (ja)
JP (1) JP5011830B2 (ja)

Families Citing this family (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5017176B2 (ja) * 2008-05-21 2012-09-05 株式会社日立製作所 製造指示評価支援システム、製造指示評価支援方法、および製造指示評価支援プログラム
JP5338492B2 (ja) * 2009-06-08 2013-11-13 富士電機株式会社 入力変数選択支援装置
US20140336788A1 (en) * 2011-12-15 2014-11-13 Metso Automation Oy Method of operating a process or machine
JP5988419B2 (ja) * 2012-01-11 2016-09-07 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ・コーポレーションInternational Business Machines Corporation 予測方法、予測システムおよびプログラム
KR102250062B1 (ko) 2014-07-04 2021-05-11 삼성전자주식회사 반도체 소자의 제조 방법 및 장치
JP6474564B2 (ja) * 2014-08-25 2019-02-27 東日本旅客鉄道株式会社 設備の劣化状態判定システムおよび設備の劣化状態判定方法
JP6474132B2 (ja) * 2015-07-27 2019-02-27 Kddi株式会社 選別装置
WO2017037768A1 (ja) * 2015-08-28 2017-03-09 株式会社日立製作所 評価システム、評価方法およびデータ解析システム
JP6609808B2 (ja) * 2016-01-08 2019-11-27 株式会社Ye Digital 決定木学習アルゴリズムを用いた予測プログラム、装置及び方法
JP6633403B2 (ja) * 2016-02-01 2020-01-22 株式会社神戸製鋼所 解析対象決定装置及び解析対象決定方法
CN107153836A (zh) * 2016-03-03 2017-09-12 腾讯科技(深圳)有限公司 一种业务参数选取方法及相关设备
WO2017164095A1 (ja) 2016-03-23 2017-09-28 日本電気株式会社 要因分析装置、要因分析方法、およびプログラムを記憶した記憶媒体
JP6805632B2 (ja) * 2016-08-24 2020-12-23 富士通株式会社 設計予測装置、設計予測プログラムおよび設計予測方法
JP6727089B2 (ja) * 2016-09-30 2020-07-22 株式会社日立製作所 マーケティング支援システム
JP6529688B2 (ja) * 2016-11-21 2019-06-12 株式会社日立製作所 選択装置、選択方法、および選択プログラム
USD831375S1 (en) 2017-01-20 2018-10-23 The Gillette Company Llc Shaving razor stand
EP3351138B1 (en) 2017-01-20 2020-09-09 The Gillette Company LLC Personal care product docking system
JP6842111B2 (ja) * 2017-04-06 2021-03-17 テンソル・コンサルティング株式会社 モデル変数候補生成装置および方法
JP6972641B2 (ja) * 2017-04-28 2021-11-24 富士フイルムビジネスイノベーション株式会社 情報処理装置及び情報処理プログラム
JP6993559B2 (ja) * 2017-05-16 2022-01-13 富士通株式会社 トラフィック管理装置、トラフィック管理方法およびプログラム
JP7081070B2 (ja) * 2018-06-27 2022-06-07 三菱電機ビルソリューションズ株式会社 消費電力推定装置
JP6625183B1 (ja) * 2018-09-21 2019-12-25 株式会社 日立産業制御ソリューションズ リモデル支援装置、および、リモデル支援方法
JP7056497B2 (ja) * 2018-10-03 2022-04-19 トヨタ自動車株式会社 重回帰分析装置及び重回帰分析方法
KR101976689B1 (ko) * 2018-11-29 2019-05-09 주식회사 솔리드웨어 데이터 모델링을 위한 변수 자동생성방법 및 그 장치
JP7265872B2 (ja) 2019-01-25 2023-04-27 富士通株式会社 解析プログラム、解析装置、及び解析方法
JP6755346B2 (ja) * 2019-02-05 2020-09-16 株式会社日立製作所 分析システム
CN111142501B (zh) * 2019-12-27 2021-10-22 浙江科技学院 基于半监督自回归动态隐变量模型的故障检测方法
JP7214672B2 (ja) * 2020-03-13 2023-01-30 株式会社東芝 情報処理装置、情報処理方法及びコンピュータプログラム
EP4075352A1 (en) * 2021-04-16 2022-10-19 Tata Consultancy Services Limited Method and system for providing intellectual property adoption recommendations to an enterprise
US20230087206A1 (en) * 2021-09-17 2023-03-23 Aon Risk Services, Inc. Of Maryland Intellectual-property analysis platform

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3361756B2 (ja) * 1998-10-21 2003-01-07 日本電信電話株式会社 拡張図形表示属性等分割方法および装置と拡張図形表示属性等分割プログラムを記録した記録媒体
JP2001306999A (ja) 2000-02-18 2001-11-02 Fujitsu Ltd データ解析装置およびデータ解析方法
JP4866520B2 (ja) 2001-11-02 2012-02-01 富士通セミコンダクター株式会社 データ解析方法、データ解析プログラムおよびデータ解析装置
JP2002324206A (ja) * 2001-04-25 2002-11-08 Fujitsu Ltd データ解析方法及び装置
US6905827B2 (en) * 2001-06-08 2005-06-14 Expression Diagnostics, Inc. Methods and compositions for diagnosing or monitoring auto immune and chronic inflammatory diseases
US6616759B2 (en) * 2001-09-06 2003-09-09 Hitachi, Ltd. Method of monitoring and/or controlling a semiconductor manufacturing apparatus and a system therefor
US7747391B2 (en) * 2002-03-01 2010-06-29 Maxygen, Inc. Methods, systems, and software for identifying functional biomolecules
JPWO2003085548A1 (ja) * 2002-04-04 2005-08-11 石原産業株式会社 データ解析装置および方法
JP4275359B2 (ja) * 2002-06-21 2009-06-10 富士通マイクロエレクトロニクス株式会社 データ解析方法
JP2004349419A (ja) * 2003-05-21 2004-12-09 Tokyo Electron Ltd プラズマ処理装置の異常原因判定方法及び異常原因判定装置
EP1636727B1 (en) * 2003-06-10 2012-10-31 Janssen Diagnostics BVBA Computational method for predicting the contribution of mutations to the drug resistance phenotype exhibited by hiv based on a linear regression analysis of the log fold resistance
US8311232B2 (en) * 2004-03-02 2012-11-13 Harman International Industries, Incorporated Method for predicting loudspeaker preference
JP2005258763A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Ntt Data Corp 多変量データクラスタリング装置及びクラスタリングプログラム
US7223234B2 (en) * 2004-07-10 2007-05-29 Monitrix, Inc. Apparatus for determining association variables
CA2580007A1 (en) * 2004-09-10 2006-03-23 Deloitte Development Llc Method and system for estimating insurance loss reserves and confidence intervals using insurance policy and claim level detail predictive modeling
JP4312143B2 (ja) * 2004-10-29 2009-08-12 富士通株式会社 ルール発見プログラム、ルール発見方法およびルール発見装置
US20060200395A1 (en) * 2005-03-07 2006-09-07 Hiroaki Masuyama Stock portfolio selection device, stock portfolio selection method and medium storing stock portfolio selection program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007329415A (ja) 2007-12-20
US20070288105A1 (en) 2007-12-13
US7684965B2 (en) 2010-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5011830B2 (ja) データ処理方法、データ処理プログラム、該プログラムを記録した記録媒体およびデータ処理装置
JP6527976B2 (ja) 外れ値偏りを低減するシステム及び方法
US20150112903A1 (en) Defect prediction method and apparatus
US8954910B1 (en) Device mismatch contribution computation with nonlinear effects
TWI503763B (zh) 半導體處理控制方法和電腦可讀取紀錄媒體
CN108292380B (zh) 要因分析装置、要因分析方法以及记录介质
JP2017146888A (ja) 設計支援装置及び方法及びプログラム
JP5966836B2 (ja) 評価支援方法、情報処理装置、及びプログラム
JP7274434B2 (ja) 流用設計支援システム及び流用設計支援方法
JP5370256B2 (ja) 解析支援プログラム、解析支援装置および解析支援方法
JP4391540B2 (ja) 遅延解析プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、遅延解析装置および遅延解析方法
JP2020129222A (ja) モデル出力プログラム、モデル出力方法及びモデル出力装置
JP2016122332A (ja) プロセス評価装置およびプロセス評価プログラム
JP2008171282A (ja) 最適パラメータ探索プログラム、最適パラメータ探索装置および最適パラメータ探索方法
EP3848827A1 (en) Noise estimation method, noise estimation program, and noise estimation apparatus
Kim et al. NACST/Seq: A sequence design system with multiobjective optimization
JP7092202B2 (ja) データ解析装置、データ解析方法及びプログラム
WO2022015602A2 (en) Machine learning feature recommendation
CN116745759A (zh) 信息处理装置、信息处理方法及信息处理程序
JP2022072149A (ja) 機械学習プログラム、装置、及び方法
JP6999207B1 (ja) データ解析方法、データ解析装置、及び、データ解析プログラム
JP4351245B2 (ja) 遅延解析プログラム、該プログラムを記録した記録媒体、遅延解析装置および遅延解析方法
JP6563549B1 (ja) データ傾向分析方法、データ傾向分析システム及び絞り込み及び復元装置
JP2009157655A (ja) データ解析装置、データ解析方法、およびプログラム
US9147017B2 (en) Verification support method, recording medium having stored verification support program therein, and verification support apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20080730

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120216

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120416

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120521

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5011830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees