JP5010643B2 - 一定のビット誤り率を有する高速リンクのための可調送信機電力 - Google Patents

一定のビット誤り率を有する高速リンクのための可調送信機電力 Download PDF

Info

Publication number
JP5010643B2
JP5010643B2 JP2009160232A JP2009160232A JP5010643B2 JP 5010643 B2 JP5010643 B2 JP 5010643B2 JP 2009160232 A JP2009160232 A JP 2009160232A JP 2009160232 A JP2009160232 A JP 2009160232A JP 5010643 B2 JP5010643 B2 JP 5010643B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
amplitude
transmitter
error
pattern
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009160232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010050955A (ja
Inventor
マートウィック、アンディー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Intel Corp
Original Assignee
Intel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Intel Corp filed Critical Intel Corp
Publication of JP2010050955A publication Critical patent/JP2010050955A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5010643B2 publication Critical patent/JP5010643B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • H04L1/0033Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff arrangements specific to the transmitter
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/76Pilot transmitters or receivers for control of transmission or for equalising
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/325Power saving in peripheral device
    • G06F1/3253Power saving in bus
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B3/00Line transmission systems
    • H04B3/02Details
    • H04B3/04Control of transmission; Equalising
    • H04B3/10Control of transmission; Equalising by pilot signal
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/0001Systems modifying transmission characteristics according to link quality, e.g. power backoff
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L1/00Arrangements for detecting or preventing errors in the information received
    • H04L1/20Arrangements for detecting or preventing errors in the information received using signal quality detector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Detection And Prevention Of Errors In Transmission (AREA)
  • Power Sources (AREA)
  • Dc Digital Transmission (AREA)
  • Information Transfer Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

本発明は、高速リンクに関し、より詳しくは、高速リンクに関連する節電に関する。
コンピュータは、その進化に伴い、単純な演算の領域から多数の媒体および非媒体関連アプリケーションのためのメディアセンターへと活動の場を移している。その結果、多くの場合、コンピュータシステムは、多数の周辺および/または入力/出力デバイスを有している。さらに、半導体処理およびコンピュータ設計の進歩により、コンピュータシステムは、単一の物理的なプロセッサにおいてより多くのトランジスタおよび処理電力を有することができるようになった一方で、単一のシステムの中に多数の物理的プロセッサが存在することも可能になった。
集積回路およびその処理電力の進歩の結果として、デバイス間のインターコネクトも進化し、高性能なコンポーネントに十分な帯域幅を提供できるようになった。特定の例としては、アーキテクチャにおけるコンポーネントは、ポイントツーポイントリンクを利用して結合されてよい。
しかしながら、これらのリンクの送信機は、多くの場合、仕様ガイドラインにおける最高値に適合する電力レベルで動作するよう設計されている。例えば、物理リンク、すなわち、送信機と受信機との間の伝送ラインのための仕様が存在してよく、それは、長さおよび他の属性のどちらも定義する。その結果、送信機は、大抵の場合、たとえ実際のリンク/伝送ラインが指定された最大値より短くても、最大長の伝送ラインに亘り正しいデータ伝送を保証する高電力レベルで動作する。それにより、同じ精度のデータ伝送で用いられる電力に比べ、正確なデータ伝送を確実にするために余分な電力が消費される可能性がある。
添付の図面により本発明を例示するが、限定するつもりはない。
ポイントツーポイントインターコネクトを利用したチップセットに結合された複数のプロセッサ、および、チップセットに結合された他の可能性のあるインターコネクトを含むシステムの一実施形態を示す。
層状インターコネクトスタックを利用した双方向インターコネクトアーキテクチャのブロック図の一実施形態を示す。
誤り率に基づく最適な送信機振幅を決定する方法のフローチャートの一実施形態を示す。
送信機の動作振幅を決定する一例のトレーニング段階の一実施形態を示す。
以下の説明では、本発明の完全なる理解をもたらすべく、例えば、特定のインターコネクト、特定のシグマ値、特定の信号振幅、およびそのスケーリングファクタ、特定のタイプ、数、および、テストパターンのサイズなどが記載される。しかしながら、本発明を実行するのにこれら特定の詳細が必ずしも必要でないことが当業者であれば理解できよう。他の例では、例えば、特定の送信機および受信機ロジック、チェックサム、および、ビット誤り率検出アルゴリズム、インターコネクトの他の動作の詳細、および、関連するロジックなどのよく知られたコンポーネントまたは方法は、本発明を不要にあいまいにすることを避けるべく、詳しく説明しない。
本願明細書中に記載される方法および装置は、送信機の振幅を調整して消費電力を最適化することを目的とする。特に、送信機の電力を調整することは、ポイントツーポイントコヒーレントインターコネクトアーキテクチャのようなリンクを例に挙げて主に説明する。しかしながら、送信機の電力を調整する方法および装置は、図1に記載されるようなインターコネクトのいずれかのような既知のインターコネクトにより実装されることに限らず、送信機と受信機とを接続するのに利用される他のいかなる既知のインターコネクトによっても実装されてよい。
図1は、複数の異なるインターコネクトを有するシステムの一実施形態を示す。図1のシステムは、いくつかのプロセッサも有し、説明を明確にすべく、そのうちの2つのプロセッサ105、110のみを示している。図に示すように、プロセッサ105、110は、それぞれ2つの処理部106および107、111および112を有するが、プロセッサ105、110はいかなる数の処理部を有してもよい。
処理部とは、スレッドユニット、処理ユニット、コンテキスト、論理プロセッサ、ハードウェアスレッド、コア、および/または、他のいかなる部材のことを指し、実行状態または構造的状態のような、プロセッサの状態を保持できる部材である。換言すると、一実施形態における処理部は、ソフトウェアスレッド、オペレーティングシステム、アプリケーション、または、他のコードのようなコードに個別に関連することができるいかなるハードウェアのことを指す。例としては、物理的プロセッサは、一般的に、コアまたはハードウェアスレッドのようないかなる数の他の処理部を有しうる集積回路のことを指す。
コアは、多くの場合、独立した構造的状態を維持することができる、集積回路に配置されたロジックのことを指し、それぞれ個別に維持される構造的状態は、少なくともいくつかの専用実行資源に関連付けられる。コアとは対照的に、物理スレッドとも呼ばれることもあるハードウェアスレッドは、一般的に、個別の構造的状態を維持することができる、集積回路に配置されたいかなるロジックのことをも指し、個別に維持される構造的状態は、実行資源へのアクセスを共有する。したがって、上述のごとくに、一実施形態における単一スレッドアプリケーションのマルチレプリカのようなマルチソフトウェアスレッドは、コアまたはハードウェアスレッドのような上記処理部のいかなる組合せも含む、上記複数の処理部と並行して実行されることができる。
図に示すように、プロセッサ105、110は、一般的に、コードを実行するかまたは他のデバイスとインターフェースするレジスタ、ユニット、ロジック、ファームウェア、メモリおよび他の資源を含む資源108、113を有する。上述のごとく、資源108、113のいくつかは、処理部に対し一部または完全に専用であってよく、他の資源は、処理部間で共有されてよい。例えば、命令ポインタおよび名称変更ロジックのような小さな資源は、物理スレッドに対し複製されてよい。リオーダー/リタイヤメント装置におけるバッファ、ILTB(instruction lookaside translation buffer)、ロード/格納バッファ、および、キューのようないくつかの資源は、パーティショニングによって共有されてよい。汎用内部レジスタ、ページテーブルベースレジスタ、低レベルデータキャッシュ、データTLB、実行ユニット、および、障害ユニットのような他の資源は、スレッド間で完全に共有される場合もある。対照的に、コアは専用の実行資源を有してよく、その一方で第2のレベルキャッシュ(L2)のような高レベルのキャッシュの少なくとも一部を共有してよい。
一実施形態では、資源108、113は、いかなる数のパイプラインステージを含みうるプロセッサパイプラインを有する。パイプラインステージの一般的な例は、命令ポインタステージ、フェッチステージ、デコードステージ、ドライブステージ、割り当てステージ、名称変更ステージ、キューステージ、リオーダーステージ、スケジュールステージ、ディスパッチステージ、実行ステージ、メモリアクセスステージ、および、レジスタアクセスステージを含む。ここに列挙したステージは、プロセッサパイプラインステージの典型的なステージであって、網羅的ではなく、いかなる既知のパイプラインステージもプロセッサ100に含まれてよい。
プロセッサ105、110は、メモリ109、114としかるべくインターフェースするメモリコントローラまたはローカルメモリコントローラハブ(MCH)も有してよい。メモリ109、114は、RAM(ランダムアクセスメモリ)、キャッシュメモリ、フラッシュメモリ、または、他のメモリデバイスのようないかなるメモリデバイスを含む。一実施形態では、メモリ114は、より高レベルなキャッシュメモリを含み、資源113は、低レベルのキャッシュメモリを含む。他の実施形態では、メモリ109は、プロセッサ105に対応付けられたDRAM(ダイナミックランダムアクセスメモリ)を含み、プロセッサ105は、DRAM109からのデータをキャッシュするキャッシュメモリを有する。これは例示的実施形態であって、メモリ109、114はいかなるスタイルのメモリデバイスを含みうることに留意されたい。
一実施形態では、メモリ109、114がプロセッサ105、110のいずれかに含まれるか、または、図のようにプロセッサ105、110の外側にあるキャッシュメモリを有する場合、プロセッサ105、110は、ピアキャッシュノードと同様のホームノードであることができる。例えば、トランザクションがメモリ109内のメモリ位置を参照する場合、メモリ109担当エージェント、すなわちプロセッサ105は、トランザクションおよびメモリ位置に関してホームエージェントであると決定されてよい。同様に、トランザクションがメモリ114における位置のような他のメモリ位置を参照する場合、プロセッサ105は、ピアキャッシュエージェントであると決定されてよい。
以上のように、ポイントツーポイントリンク120から124は、コンポーネント同士をポイントツーポイント方式で連結する。一実施形態では、物理リンク120から124は、それぞれ、図2を参照して以下に説明する物理層に対応付けられた物理リンクのような双方向差動シグナリングインターコネクトを有する。その結果、プロセッサ105、110、および、チップセット130は、互いと直接通信することができる。一実施形態における送信機は、以下に説明するような誤り率に基づき、電力を調整することができる。さらに、一実施形態における受信機は、パターンを受信し、パターン内にエラーが生じているかどうかを決定することができる。ここで、受信機は、送信機にフィードバックすることにより、送信機の最適な電力設定を効率よく決定することができる。
チップセット130は、多くの場合、入力/出力(I/O)ハブに結合されたメモリコントローラハブのような複数の集積回路のことを概して指す。しかしながら、一実施形態では、エージェントがメモリとインターフェースするためのメモリコントローラハブのバージョンをそれぞれ含む場合、チップセット130は、I/Oハブまたは他のコントローラハブのことを指す。一実施形態では、上述のごとく、チップセット130は、トランザクションに参加するかまたは関わる非キャッシュエージェントである。しかしながら、チップセット130は、これに限らず、他の実施形態では、チップセット130は、キャッシュメモリを含むキャシュエージェント、および/または、データの初期メモリ位置リポジトリを有するメモリを含むホームエージェントである。
図に示すように、チップセット130は、PCI(Peripheral Component Interconnect)またはPCI−E(PCI Express)デバイス161、IDE(Integrated Device Electronics)またはATA(Advanced Transfer Attachment)デバイス162、USB(Universal Serial Bus)デバイス163、LAN(Local Area Network)またはWLAN(無線LAN)デバイス164、オーディオデバイス165、および、他のI/Oデバイス166のような、本願明細書中で説明されるようなI/Oデバイスを結合するための他のインターコネクトアーキテクチャを含みうる複数のインターコネクトおよびI/Oデバイスとインターフェースする。上述のごとく、上記インターコネクトのいずれも、以下に説明する誤り率に基づき最適な電力を決定することができる送信機および受信機を有してよい。
図2を参照すると、層状インターコネクトスタックを利用した双方向インターコネクトアーキテクチャのブロック図の一実施形態が示されている。図2の層を参照すると、このような物理層202は、物理層202aおよび物理層202bのような異なるエージェント内に実装されうる一般層のディスカッションを含む。図に示すように、インターコネクトスタックは、5つの層に分割され、それらの1つ以上は、設計の実施態様に基づきオプションであてもよい。例えば、一実施形態では、ルーティング層204は、リンク層203の機能に組み込まれ、したがって、一実施形態では、ルーティング層は、独立した個別の層ではない。
一実施形態では、物理層202は、物理媒体の情報を電気転送する役割を果たす。例えば、リンク層のエンティティ203aと203bとの間では、物理的ポイントツーポイントリンクが利用される。例としては、物理リンクは、双方向差動シグナリングペア251および252を含む差動シグナリング方式をとる。ここで、物理層は、情報の電気転送からスタックの残りを隔離し、リンク層203と通信するよう、電気サブブロックと論路サブブロックとに論理的に分割されてよい。一実施形態における送信機250a、250bは、送信された信号の振幅を調整することが可能であり、それによって、以下に説明するような誤り率に基づきその電力が消費されることに留意されたい。
一実施形態では、リンク層203は、スタックの上層から物理層202を抽象化し、接続されたエージェント/エンティティ間の信頼できるデータ転送およびフロー制御と、物理チャネル/インターフェースを複数の仮想チャネルおよびメッセージクラスに仮想化するといったリンク関連サービスを提供する。ここでは、仮想チャネルは、スタックの上層で用いられる複数の仮想ネットワークとして見られてよい。例えば、プロトコル層206は、リンク層203によって行われる抽出に依存してプロトコルメッセージをメッセージクラスにマップしてよく、その結果、1つ以上の仮想チャネルとなる。
一実施形態において、ルーティング層204は、送信元から送信先までパケットをルーティングするフレキシブルな方法を提供する。上述のごとく、極めて単純なトポロジでは、ルーティング層204は、明確に区分されていなくてよく、むしろ、リンク層203の機能に一体化されていてよい。例えば、ルーティング層204は、リンク層203の抽出に依存して一対の<スポット、仮想ネットワーク>を指定することにより、パケットをルーティングしてよい。
一実施形態では、ルーティング層204、または、当該ルーティング層204とその機能によって関連付けられるロジックは、ルーティングテーブルのようなルーティング情報を保持する。特定の例では、ルーティングテーブルは、インターコネクトアーキテクチャにおけるそれぞれの目標のためのエントリを含んでよい。この場合、エントリは、1つのまたは複数のポートが目標エージェントに関連付けられたパケットをルーティングするといったいかなるタイプの情報を保持してよい。ルーティングテーブルおよび関連する情報については、以下にさらに詳しく説明する。
一実施形態では、トランスポート層205は、エンドツーエンドの信頼できる送信サービスを提供する。ルーティング層204と同様に、トランスポート層205も、設計の実施態様に基づきオプションである。例えば、トランスポート層205は、ルーティング層204サービスに依存してプロトコル層206に信頼できるサポートを提供する。インターコネクトアーキテクチャにおける一実施形態では、コンポーネントのサブセットは、トランスポート層205を含む。その結果、このコンポーネントのサブセットは、トランスポート層205に関するパケットのサブフィールドを定義し、一方、他のコンポーネントは、それらのサブフィールドを定義しなくてもよい。
一実施形態において、プロトコル層206は、キャッシュコヒーレンス、オーダリング、ピアツーピア通信、割り込みデリバリなどのノード/エージェント間のより高水準な通信プロトコルを実装する。換言すると、プロトコル層206は、ホームノード、ピアノード、キャッシュノード、および、非キャッシュノードのようなノードまたはエージェントに対して許容できるメッセージ、リクエスト、レスポンス、フェーズ、コヒーレンス状態などをしかるべく規定する。ホームノードメッセージ、スヌープメッセージ、レスポンスメッセージのようなメッセージの例は、以下で説明する。
層のディスカッションおよびそれに関連付けられたロジックは、いかなる方法で結合されてよいことに留意されたい。例えば、プロトコルロジックは、物理層、すなわち、送信または受信ロジックと結合されると言ってよい。ここで、図2にからわかるように、一実施形態では、プロトコルロジックは、物理層ロジックと直接結合されるのではなく、他層のロジックを介し結合されてよい。さらに、一実施形態では、インターコネクトスタックは、キャッシュ制御またはキャッシュメモリロジックのような内部コンポーネントロジックと結合することにより、適切なキャッシュコヒーレンス動作を開始する。また、インターコネクトスタックおよび双方向シリアルリンクの説明は、単なる例示にすぎず、以下に説明する送信機は既知のインターコネクトに実装されてもよいことに留意されたい。
図3を参照すると、振幅を調整することにより、誤り率に基づき送信機の電力を調整する方法のブロック図の一実施形態が示されている。ブロック305において、送信機は、リンクにおいて一の振幅でパターンを送信する。一実施形態では、送信機は、ビット、シンボル、および/または、パターンを送信する集積回路に関連付けられたいかなる送信ロジックを有してよい。これらのビット、シンボル、および、パターンは、いくつかの実施形態で互いに代替可能に用いられてよい。多くの場合、シンボルは、ビット数の何らかの表現のことを指すが、単純な実施形態では、シンボルは、信号論理値を指す場合もある。
送信機は、受信エージェントのような他のデバイスとのインターコネクトを介して結合されるインターコネクトエージェント/ノード内のようないかなるデバイスまたはエージェント内に配置されてよい。トランザクション次第で送信エージェントおよび受信エージェントのいずれでもありうる対のインターコネクトエージェントの一般的な例は、プロセッサとメモリコントローラハブ、2つともプロセッサ、ルートインターコネクトハブとインターコネクトデバイス、I/OコントローラハブとI/Oデバイス、2つともI/Oデバイス、あるいは、リンクまたはインターコネクトを介して互いに結合されることが知られている他のいかなる対のエージェント/デバイスを含む。
リンクは、集積回路を結合するいかなる既知のインターコネクトを含む。例えば、リンクは、物理的に1つの伝送ラインまたは複数の伝送ラインの組合せのようであってよい。FR4のような材料における以前のリンクの実施態様は、銅または他の導電材料を含んでいた。全体として、リンクは、パラレルマルチドロップバス、シリアルリンク/インターコネクト、ポイントツーポイントリンク、キャッシュコヒーレントリンク、他の既知のインターコネクト、または、それらの組合せを含んでよい。上述のごとく、リンクまたはインターコネクトは、他のデバイスの複数のI/O回路に結合された1つのデバイスの複数のI/O回路のような、複数の対の送信機から形成されてよいことに留意されたい。一実施形態では、個々の送信機は、電力/電圧を別々に調整してよい。他の実施形態では、送信機を含む複数のI/O回路は、単一のマッチング電圧に調整可能である。
一実施形態では、ビット、パターン、または、値が送信される振幅は、波の振動の大きさを指す。例えば、ビット、すなわち、論理0および1は、論理値を表す異なる電圧レベルを用いて送信される。例示の目的で、閾値を上回る高電圧レベルは、論理1を含み、閾値を下回る低電圧レベルは、論理0を含む。
結果として、一実施形態では、振幅は、差動電圧、すなわち、最大ターゲット電圧と最小ターゲット電圧との差のことを指す。例えば、最大電圧が800mv、すなわち、論理1のターゲット電圧である場合、最小電圧は200mv、すなわち、論理0のターゲット電圧であり、差動電圧は600mvである。換言すると、波は、600mvの振幅を有する。クロスカップリング、インピーダンス不整合、および、他の要因のような伝送路効果によってターゲット電圧からわずかに逸脱し、それは、しばしば、アンダーシュート、オーバーシュート、リンギングなどの用語で呼ばれる。したがって、以上のように、電力は電圧の関数なので、波のパターンを送信するのに電圧が多く利用されるほど、消費電力も多くなる。さらに、差動電圧または振幅の修正は、集積回路の動作電圧を上昇させる/低下させるなどして間接的に行われてよく、生成された波は、修正された振幅を有する。
一実施形態では、送信機により送信されるパターンは、送信機またはI/O回路の正常動作の間に送信される正常なインターコネクト値を含む。あるいは、他の実施形態では、パターンは、初期化、テスト、および/または、システムのトレーニング段階の間、初期化、テスト、および/または、送信機を含む集積回路/エージェントのトレーニング段階の間、または、特に、初期化、テスト、および/または、送信機自体のトレーニング段階の間のテストパターンを含む。ここで、テストパターンは、送信機に圧力を加えるかまたは送信機を初期化する予め決められたパターン、ランダムなパターン、あるいは、ビット、シンボル、または、パターンの他の既知の組合せのようないかなるパターンを含んでよい。例えば、USB(Universal Serial Bus)インターコネクトでは、テストパターンまたはメッセージは、ゼロプラス単独のビットパターンの入力データによる完全なスクランブラ出力を含んでよい。
一実施形態では、以下にさらに詳しく説明するが、パターンの長さが最適化されることにより、正しい振幅/差動電圧レベルを決定する信頼水準と、トレーニング、テスト、または、初期化時間を縮小することとの間のバランスを提供する。例えば、送信機の差動電圧レベルにおいて非常に高い信頼性を獲得するということは、この例では、受信機が1/10−12ビットの倍数を受信してビット誤り率(BER)を正確に識別することを含む。この場合、8(1/10−12)のトレーニングシーケンスは、正規またはガウス分布のような数学的分布における8シグマ信頼水準を提供してよい。しかしながら、例えば、8×10−12ビットのような1/10−12ビットの倍数は、非常に長いパターンを有し、多くのシステムにおいてデバイスを初期化または訓練するのには長すぎる場合がある。
それとは対照的に、8(1/10−5)のような小さいビットパターンが用いられることにより、トレーニング、テスト、および/または、初期化の長さを短縮してよい。しかしながら、この例のようなパターンの長さは、8シグマ信頼水準ではなく、4シグマ信頼水準を提供する。したがって、一実施形態では、パターンの長さ、すなわち、パターンにおけるビット数は、高いまたは予め決められた信頼水準とは異なる信頼水準に対応付けられるよう選択される。トレーニングは、低い信頼水準に対応付けられたパターンを用いて実行され、電圧/振幅のスケーリングは、以下に説明するような、近似したより高い信頼水準を得るために実行される。
一実施形態では、送信機は、パターンに対応付けられた誤り率に基づき信号を送信する振幅を動的に調整する。このような動的調整の一実施形態がブロック310から325までに示されている。決定ブロック310では、パターンを受信する受信機がエラーを検出したかどうかが決定される。いかなる既知のエラー検出方法/アルゴリズムが用いられてよい。例えば、エラーを検出すべく巡回冗長検査(CRC)が用いられてよい。CRCは、多くの場合、入力データストリームまたはビットパターンを取り込み、特定サイズの値を出力する。この出力値は、受信機に送信され、受信機によって生成されたCRCと比較される。このチェックサムにより、受信機は、送信エラーが発生したかどうかを決定できる。
例えば、振幅または差動電圧が送信された論理1にとって低すぎる場合、受信機は、低い値を正しい論理1の代わりに論理0として解釈してよい。受信機で新しいCRC値が計算された場合、それはオリジナルのCRC値とは異なり、送信の間にエラーが生じたことを示す。しかしながら、送信機で生成され、受信機で受信されたパターンにおけるエラーを検出すべく、いかなる既知のチェックサム、エラー検出コード、検証、エラー検出機構、または、それらの組合せが用いられてよい。また、ブロック310における「いかなる」エラー検出も、予め決められた数のエラーより少ないエラー数を検出してよい。
エラーが検出された場合、ブロック315において、送信機の振幅は、段階的に昇降するか、または、動的に調整され、フローは、ブロック305へと戻る。送信機における信号の昇降/調整には、振幅/電圧のいかなるインターバルが用いられてよいのと同様に、いかなる初期振幅が用いられてよいことに留意されたい。一実施形態では、初期振幅は、送信機によって送信されることが可能な最小電圧差動であってよい。他の実施形態では、初期振幅は、計算された最小振幅であってよい。
実例を提供すべく、インターコネクトのための仕様は、リンクの最小伝送路長を提供し、一方で、受信エージェントは、信号が受信機で正確に解釈されるべく、信号の大きさがそれを上回るノイズまたは閾値スペックを規定する。ここで、最小振幅は、電圧プラスチャネル/伝送ラインの最小長で計算された減衰で表されるノイズレベルを含んでよい。換言すると、送信機における最短の特定の伝送ラインの減衰を介した最小電圧レベルは、受信機で解読可能である。数値例を提供すべく、受信機は、波を解釈するために20mvの差動電圧を必要とし、計算による最短チャネル長は、ほぼ80mvの減衰となると仮定する。その結果、この例では、最小振幅レベルは、100mvに設定されてよい。
しかしながら、最短チャネル長および受信機スペックの使用は、単なる例であって、I/O回路の設計者は、それが任意であるかまたは多数のインターコネクト関連変数に基づき計算されたものかに関わらず、トレーニングシーケンスを実行するためのいかなる初期電圧を選んでよい。同様に、振幅の昇降または調整も任意であっても、または、計算されてもよい。例えば、設計者は、最小100mvの差動電圧を10mv、20mv、50mv、100mv、200mv等に段階的に昇降させ、同様にパーセンテージに基づき段階的に昇降させることを選んでよい。20%のパーセンテージが用いられる場合、第1のステップは、100mvから120mvに上昇し、第2のステップは、120mvから144mvに上昇する。
したがって、初期電圧差動としてのその段階的昇降は、設計に依存してよく、さらに一般的に言えば、ブロック305、310、および、315間のフローは、エラーが検出されなくなるまで、または、他の実施形態では、ブロック310において予め決められたエラー数より少なくなるまで続けられることが観察されている。一実施形態では、パターン長が高信頼水準のような予め決められた信頼水準より低い信頼水準に対応付けられている場合、決定ブロック310でエラーが検出されなければ、ブロック320において決定された振幅がスケーリングされて、より高い信頼水準が得られる。換言すると、送信機の最小電圧は、短縮されたトレーニング、すなわち、短縮されたパターン長の間に決定され、その場合、エラーは受信されない。しかしながら、上記短縮されたパターン長に対応付けられた信頼水準をバッファリングすべく差動電圧が高められることにより、当該信頼水準でのバッファを提供する。
一実施形態では、ブロック320におけるスケーリングは、パターン長に対応付けられた信頼水準に基づく。ここでは、例えば、短縮されたパターン長に対応付けられた、選択された/低い信頼水準に対する高いまたは予め決められた信頼水準の比または比率がスケーリングのために用いられる。引き続き、単純化した数値例を示すべく、ブロック305において初期電圧差動100mVで開始すると仮定する。しかしながら、ブロック305、310、および、315を通じてフローは継続し、200mVの振幅でエラーが検出されなくなるまで毎回50mV昇降する。短縮されたパターン長がガウス分布における4シグマの信頼水準に対応付けられ、予め決定された高信頼水準が7シグマの信頼水準に対応付けられていると仮定すると、振幅は、7/4でスケーリングされる、すなわち、振幅は約350mVである。ここで、送信機で新たにスケーリングされた350mVの振幅が7シグマのより高い信頼水準の近似値を提供し、その一方で、より短いトレーニングパターンを利用することによりトレーニング段階の時間を節約する。
図4を参照すると、送信機の電力を最適レベルに調整するトレーニングシーケンスの一実施形態が示されている。図示されるトレーニングパターンは、単なる例であって、非常に単純化されていることに留意されたい。しかしながら、ここで、送信機は、100mVなどの初期振幅でトレーニングパターンのようなパターンを送信する。受信機は、パターンを受信するとすぐにエラーを検出し、その結果、エラーが検出されたというメッセージを送信機に発する。エラーが検出されたことに応じて、送信機は、生成された信号の振幅を例えば150mVなどの第2の振幅にスケーリング/昇降する。
ここで、同じかまたは異なるパターンが第2のスケーリングされた振幅で送信されてよい。同様に、エラーが検出され、送信機は、トレーニングシーケンスの間にエラーが検出されたことを示す他のエラーメッセージを受信機から受け取る。しかしながら、次の昇降、すなわち、200mVの第3の振幅では、エラーは検出されない。パターン長がガウス分布における4シグマ信頼水準を提供し、目標/予め決められた信頼水準を7シグマと仮定すると、第3の振幅は、信頼水準の比率、すなわち7/4でスケーリングされることにより、350mVの振幅を得る。
その結果、図3のブロック325、および、図4の例のいずれにおいてもこのスケーリングされた振幅が正常動作の間に用いられる。上述のごとく、同様の送信機振幅、電圧、および/または、電力調整は、トレーニングシーケンスまたはランダムなパターンではなく、正常なトラフィックを用いた正常動作の間に行われてよい。結果として、一実施形態における動作中の送信機は、誤り率に基づきその電力消費を動的に調整する。ここで、受信機があまりにも多くのエラーを検出し始めた場合、受信機により送信機にエラー信号が送られ、送信機は、電圧をしかるべくスケーリングする。
したがって、上述のごとく、送信機は、高電力における動作に代わり、実際の物理的インターコネクト構成に基づき最適な電力設定を決定してよく、それによって、最大インターコネクトスペックの適合が保証される。さらに、短いトレーニングパターン長時間を用いて初期化の時間を節約するが、信頼水準に基づく振幅のスケーリングは、誤り率スペックが適合する適切な高信頼水準を提供する。結果として、初期化時間および電力は、送信精度およびその信頼性を犠牲にすることなく節減される。
本願明細書中で用いられるモジュールは、いかなるハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または、それらの組合せを指す。切り離されて示されているモジュールの境界は、多くの場合、変化し、重なり合ってよい。例えば、第1および第2のモジュールは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの組合せを共有してよいが、いくつかの独立したハードウェア、ソフトウェア、または、ファームウェアを保持してもよい。一実施形態では、ロジックという用語の使用は、トランジスタ、レジスタなどのハードウェア、または、プログラマブルロジックデバイスのような他のハードウェアを含む。しかしながら、他の実施形態では、ロジックは、ファームウェアまたはマイクロコードのようなハードウェアに一体化されるソフトウェアまたはコードも含む。
本願明細書中で用いられる値は、数、状態、論理状態、または、2値論理状態の既知の表現を含む。論理レベル、論理値の使用は、しばしば"1"および"0"として示され、これらは、単なる2値論理状態を表す。例えば、1は、高論理レベルを示し、0は、低論理レベルを示す。一実施形態では、トランジスタまたはフラッシュセルのような記憶セルは、単一の論理値または複数の論理値を保持することができる。しかしながら、コンピュータシステムにおける他の値の表現も用いられている。例えば、10進数10は、1010の2進値、および、16進数文字のAとして表されてよい。したがって、一の値は、コンピュータシステムで保持されうる情報のいかなる表現も含む。
さらに、状態は、値または値の一部によって表現されてよい。例えば、論理1のような第1の値は、デフォルトまたは初期状態を表してよく、論理0のような第2の値は、非デフォルト状態を表してよい。さらに、一実施形態におけるリセットおよびセットという用語は、デフォルトおよびアップデート状態または値のことをそれぞれ指す。例えば、デフォルト値は、高論理値、すなわち、リセットを含み、アップデート値は、低論理値、すなわちセットを含んでよい。いかなる状態の数を示すためにいかなる値の組合せを用いてよいことに留意されたい。
上記方法、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェアまたはコードの実施形態は、処理部によって実行可能な機械アクセス可能なまたは機械読み取り可能な媒体に格納された命令またはコードによって実装されてよい。機械アクセス可能/読み取り可能媒体は、コンピュータまたは電子システムのような機械によって読み取り可能な形態で情報を提供する(すなわち、格納および/または送信する)いかなる機構をも含む。例えば、機械アクセス可能媒体は、SRAM(スタティックRAM)またはDRAM(ダイナミックRAM)のようなRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM、磁気または光記憶媒体、フラッシュメモリデバイス、電気記憶装置、光記憶装置、音響記憶装置、または、他の伝播信号の形態(搬送波、赤外線信号、デジタル信号など)の記憶装置などを含む。例えば、機械は、伝播信号を受信することにより、送信されるべき情報を伝播信号で保持することが可能な媒体から記憶装置にアクセスしてよい。
本願明細書を通じて見られる「1つの実施形態」または「一実施形態」とは、実施形態に関連して記載される特定の特徴、構造、または、特性が本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味する。したがって、本願明細書を通じて随所に見られる「1つの実施形態における」または「一実施形態における」というフレーズは、必ずしもすべて同じ実施形態を指すわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または、特性は、1つ以上の実施形態においていかなる適切な方法で組み合わされてよい。
上記明細書では、特定の例示的実施形態に関連して詳細を説明してきた。しかしながら、添付の請求項に記載されるような本発明の趣旨および範囲に逸脱せずに、さまざまな修正および変更が成されうることは明らかであろう。したがって、明細書および図面は例示に過ぎず、限定の意味合いはない。さらに、上記実施形態および他の例で使用した言い回しは、必ずしも同じ実施形態および同じ例について言及するものではなく、同じ実施形態の場合もあるが、異なる別個の実施形態について言及してもよい。

Claims (11)

  1. リンクにおいて一の振幅でパターンを送信する送信機を有するインターコネクトエージェント
    を備え、
    前記パターンは、トレーニング段階中に送信されるトレーニングパターンを含み、
    前記送信機は、受信機において前記パターン内にエラーが検出されたことを示すメッセージを受信エージェントから受信したことに応じて、前記送信機が次のトレーニングパターンの振幅を段階的振幅に段階的に上昇させ、前記受信機において前記次のトレーニングパターンではエラーメッセージが検出されないことを示すノーエラーメッセージを前記受信機から受信したことに応じて、以降のサイクルが前記段階的振幅の比例倍数で送信されるよう、前記送信機が前記送信機の動作電圧をスケーリングし、
    前記振幅の前記比例倍数は、目標信頼水準と、前記パターンの長さで定まる測定信頼水準との比を含む、
    装置。
  2. 前記インターコネクトエージェントは、プロセッサ、コントローラハブ、PCI(Peripheral Component Interconnect)デバイス、PCI Expressデバイス、記憶装置、ネットワークデバイス、オーディオデバイス、および、シリアルバスデバイスからなるグループから選ばれる、請求項に記載の装置。
  3. トレーニング段階中に送信されるトレーニングパターンを第1の差動電圧の振幅で送信する送信機ロジックを含む第1のエージェントと、
    前記第1のエージェントにリンクを介して結合される第2のエージェントと、
    を備え、
    前記第2のエージェントは、前記トレーニングパターンを受信する受信ロジック、前記トレーニングパターンにおいてエラーが検出されたかどうかを決定するエラーロジック、および、前記トレーニングパターンでエラーが検出されなかったと前記エラーロジックが決定したことに応じて、トレーニングパターン中にエラーが検出されなかったことを示すノーエラーメッセージを前記第1のエージェントに送信する送信ロジックを有し、
    前記第1のエージェントに含まれる前記送信機ロジックは、前記第2のエージェントにおいて前記トレーニングパターン中にエラーが検出されたことを示すメッセージを前記第2のエージェントから前記第1のエージェントが受信したことに応じて、前記送信機ロジックが次のトレーニングパターンの振幅を段階的振幅に段階的に上昇させ、前記次のトレーニングパターン中にエラーが検出されなかったことを示す前記ノーエラーメッセージを前記第2のエージェントから前記第1のエージェントが受信したことに応じて、以降のサイクルが前記段階的振幅の比例倍数で送信されるよう、前記送信機ロジックが前記送信機ロジックの動作電圧をスケーリングし、
    前記振幅の前記比例倍数は、目標信頼水準と、前記トレーニングパターンの長さで定まる測定信頼水準との比を含む、
    システム。
  4. 前記トレーニングパターンの長さ正規曲線分布の第1のシグマ値が定まり
    前記振幅の前記比例倍数は、前記正規曲線分布の目標シグマ値と、前記トレーニングパターンの長さで定まる前記第1のシグマ値との比を含む、請求項3に記載のシステム。
  5. 前記送信機ロジックは、正常動作中、前記スケーリングされた振幅でデータを送信する、請求項3または4に記載のシステム。
  6. 前記第1のエージェントおよび前記第2のエージェントは、第1のプロセッサと第2のプロセッサとの対、プロセッサとメモリデバイスとの対、プロセッサとコントローラハブとの対、コントローラハブとメモリデバイスとの対、ハブとI/Oデバイスとの対、PCI(Peripheral Component Interconnect)ハブとPCIデバイスとの対、PCI ExpressハブとPCI Expressデバイスとの対、コントローラと記憶装置との対、ハブとネットワークデバイスとの対、ハブとオーディオデバイスとの対、シリアルバスハブとシリアルバスデバイスとの対、からなる対のエージェントのグループから選ばれる、請求項3から5のいずれか一項に記載のシステム。
  7. リンクにおいて、トレーニング段階中に送信されるトレーニングパターンを含む第1のビット数のパターンを送信エージェントの送信機から受信エージェントまで一の振幅レベルで送信する段階と、
    前記送信機が、前記受信エージェントにおいて前記パターン内にエラーが検出されたことを示すメッセージを前記受信エージェントから受信したことに応じて、次のトレーニングパターンの振幅レベルを段階的振幅レベルに段階的に上昇させる段階と、
    前記受信エージェントにおいて前記次のトレーニングパターンではエラーメッセージが検出されないことを示すノーエラーメッセージを前記受信エージェントから受信したことに応じて、以降のサイクルが前記段階的振幅レベルの比例倍数で送信されるよう、前記送信機が前記送信機の動作電圧をスケーリングする段階と、
    を備え、
    前記振幅レベルの前記比例倍数は、目標信頼水準と、前記第1のビット数で定まる測定信頼水準との比を含む、
    を備える方法。
  8. 前記送信機の動作電圧をスケーリングする段階は、
    前記ノーエラーメッセージを前記受信エージェントから受信したことに応じて、
    前記目標信頼水準を決定する段階と、
    前記第1のビット数で定まる前記測定信頼水準を決定する段階と、
    前記目標信頼水準を前記測定信頼水準で除することによりスケーリング値を得る段階と、
    以降のサイクルが前記段階的振幅レベルを前記スケーリング値でスケーリングすることにより得られる振幅レベルで送信されるよう、前記送信機が前記送信機の動作電圧をスケーリングする段階と、
    を含む、請求項に記載の方法。
  9. 前記目標信頼水準は、ガウス分布における第1のシグマ値を有し、前記測定信頼水準は、前記ガウス分布における第2のシグマ値を有し、前記第1のシグマ値は、前記第2のシグマ値より大きい、請求項に記載の方法。
  10. 前記第1のビット数のトレーニングパターンでエラーが検出されないことを前記受信エージェントで決定する段階と、
    前記第1のビット数のトレーニングパターンでエラーが検出されないことを前記受信エージェントで決定したことに応じて、前記受信エージェントから前記送信エージェントに前記ノーエラーメッセージを送信する段階と、
    をさらに備える、請求項7から9のいずれか一項に記載の方法。
  11. 前記第1のビット数のトレーニングパターンでエラーが検出されたことを前記受信エージェントで決定する段階
    をさらに備える、請求項7から10のいずれか一項に記載の方法。
JP2009160232A 2008-07-07 2009-07-06 一定のビット誤り率を有する高速リンクのための可調送信機電力 Expired - Fee Related JP5010643B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US12/168,621 US8233551B2 (en) 2008-07-07 2008-07-07 Adjustable transmitter power for high speed links with constant bit error rate
US12/168,621 2008-07-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010050955A JP2010050955A (ja) 2010-03-04
JP5010643B2 true JP5010643B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=41008691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009160232A Expired - Fee Related JP5010643B2 (ja) 2008-07-07 2009-07-06 一定のビット誤り率を有する高速リンクのための可調送信機電力

Country Status (6)

Country Link
US (3) US8233551B2 (ja)
JP (1) JP5010643B2 (ja)
CN (1) CN101626352B (ja)
DE (1) DE102009032072A1 (ja)
GB (1) GB2461630B (ja)
TW (1) TWI423610B (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8233551B2 (en) 2008-07-07 2012-07-31 Intel Corporation Adjustable transmitter power for high speed links with constant bit error rate
US8693353B2 (en) * 2009-12-28 2014-04-08 Schneider Electric USA, Inc. Intelligent ethernet gateway system and method for optimizing serial communication networks
TWI413907B (zh) * 2010-06-02 2013-11-01 Realtek Semiconductor Corp 一種用於訊號傳輸之省電方法及裝置
WO2013048943A1 (en) 2011-09-30 2013-04-04 Intel Corporation Active state power management (aspm) to reduce power consumption by pci express components
JP5912500B2 (ja) * 2011-12-19 2016-04-27 パナソニック デバイスSunx株式会社 データ伝送システム、およびデータ伝送方法
US20140006826A1 (en) * 2012-06-30 2014-01-02 Mahesh Wagh Low power low frequency squelch break protocol
US9231796B2 (en) 2013-11-25 2016-01-05 Globalfoundries Inc. Power aware equalization in a serial communications link
US9264187B1 (en) * 2014-10-09 2016-02-16 Intel Corporation Measuring bit error rate during runtime of a receiver circuit
US10103837B2 (en) * 2016-06-23 2018-10-16 Advanced Micro Devices, Inc. Asynchronous feedback training
US11112982B2 (en) 2019-08-27 2021-09-07 Micron Technology, Inc. Power optimization for memory subsystems
JP2021129161A (ja) * 2020-02-12 2021-09-02 株式会社デンソー 車両用電子制御装置

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2710548C2 (de) * 1977-03-10 1982-02-11 Rudolf 8019 Moosach Hinterwaldner Lagerstabile härtbare Masse und Verfahren zu deren Härtung
CA1095023A (en) * 1977-07-20 1981-02-03 John Roddy Rock drill bit loading device
JPS58172256U (ja) 1982-05-12 1983-11-17 ソニー株式会社 デ−タ伝送装置
JPH01251834A (ja) * 1988-03-31 1989-10-06 Toshiba Corp ファクシミリ装置の通信方式
US6334219B1 (en) * 1994-09-26 2001-12-25 Adc Telecommunications Inc. Channel selection for a hybrid fiber coax network
CN1102308C (zh) * 1996-06-27 2003-02-26 Ntt移动通信网株式会社 发送功率控制器
US6067458A (en) * 1997-07-01 2000-05-23 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for pre-transmission power control using lower rate for high rate communication
US6152227A (en) * 1997-10-24 2000-11-28 Baroid Technology, Inc. Drilling and cementing through shallow waterflows
JP3287405B2 (ja) * 1999-05-06 2002-06-04 日本電気株式会社 クローズドループ送信電力制御方法
KR100605978B1 (ko) * 1999-05-29 2006-07-28 삼성전자주식회사 부호분할다중접속 이동통신시스템의 불연속 전송모드에서 연속적인 외부순환 전력제어를 위한 송수신 장치 및 방법
JP4013440B2 (ja) 2000-03-07 2007-11-28 株式会社デンソー 電磁駆動装置及びそれを用いた電磁弁
JP3509757B2 (ja) * 2001-01-26 2004-03-22 日本電気株式会社 高速シリアル伝送方法および方式
US6542581B2 (en) 2001-02-09 2003-04-01 Vdsl Systems Method for controlling the transmission power in a digital subscriber line
US7526205B2 (en) 2002-04-12 2009-04-28 Azea Networks Limited Transmission system
US6980824B2 (en) * 2003-04-17 2005-12-27 International Business Machines Corporation Method and system for optimizing transmission and reception power levels in a communication system
GB2408420B (en) 2003-11-21 2006-05-10 Motorola Inc Method of power control and corresponding power controller
CN1625137A (zh) * 2003-12-05 2005-06-08 国际商业机器公司 发送节点中发送参数适配信道当前链路质量的方法和装置
US7233164B2 (en) * 2003-12-17 2007-06-19 Rambus Inc. Offset cancellation in a multi-level signaling system
JP4543897B2 (ja) 2004-11-18 2010-09-15 ソニー株式会社 信号伝送システム
US20060200710A1 (en) * 2005-03-04 2006-09-07 Azea Networks, Ltd. Bit error rate performance estimation and control
US20060233279A1 (en) * 2005-04-13 2006-10-19 Ryder Brian D System and method of adjusting output voltage of a transmitter based on error rate
US7506222B1 (en) * 2006-03-06 2009-03-17 Advanced Micro Devices, Inc. System for phase tracking and equalization across a byte group for asymmetric control of high-speed bidirectional signaling
US8233551B2 (en) 2008-07-07 2012-07-31 Intel Corporation Adjustable transmitter power for high speed links with constant bit error rate
US8693353B2 (en) 2009-12-28 2014-04-08 Schneider Electric USA, Inc. Intelligent ethernet gateway system and method for optimizing serial communication networks

Also Published As

Publication number Publication date
GB0911565D0 (en) 2009-08-12
US20140233622A1 (en) 2014-08-21
CN101626352A (zh) 2010-01-13
GB2461630B (en) 2011-05-11
US9106373B2 (en) 2015-08-11
US8233551B2 (en) 2012-07-31
TW201015904A (en) 2010-04-16
TWI423610B (zh) 2014-01-11
US8638866B2 (en) 2014-01-28
CN101626352B (zh) 2014-03-12
US20100002758A1 (en) 2010-01-07
DE102009032072A1 (de) 2010-02-11
US20120294379A1 (en) 2012-11-22
GB2461630A (en) 2010-01-13
JP2010050955A (ja) 2010-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5010643B2 (ja) 一定のビット誤り率を有する高速リンクのための可調送信機電力
US10365965B2 (en) High performance interconnect link layer
US10963415B2 (en) Bimodal PHY for low latency in high speed interconnects
US10204064B2 (en) Multislot link layer flit wherein flit includes three or more slots whereby each slot comprises respective control field and respective payload field
US10198379B2 (en) Early identification in transactional buffered memory
US10360096B2 (en) Error handling in transactional buffered memory
US20180181502A1 (en) Low latency retimer
CN105740195B (zh) Or链式总线的增强数据总线反转编码的方法和装置
GB2478204A (en) Transmitter power adjustment

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110907

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110913

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20111212

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20111215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120112

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120508

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120601

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150608

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees