JP2021129161A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のデバイス間にて高速伝送路を通じて高速通信するときの通信品質を保証できる車両用電子制御装置を提供する。【解決手段】車両用電子制御装置1において、MCU2及びデバイス3は、高速伝送路10を通じてそれぞれの第1通信モジュール対15の間を伝送するデータの通信品質を、通信品質に係る情報により判断する。それぞれの第2通信モジュール対20は、通信品質に係る情報及び判断される通信品質に基づく第1通信モジュール対15の通信特性を低速な通信方式により通信可能に構成される。MCU2又はデバイス3は、第2通信モジュール対20により通信される第1通信モジュール対15の通信品質の特性により、当該第1通信モジュール対15の出力通信特性を変更設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用電子制御装置に関する。
例えば、半導体装置の製造段階において多数の半導体メモリの特性ばらつきを数値などにより測定してメモリに記憶しておき、BIOSが起動されたときに特性ばらつき情報を読込み、読み込まれた特性ばらつき情報に基づいて半導体メモリのバッファの最適値を求める技術が提供されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の技術によれば、ローカルバスを通じて各半導体メモリのバッファ能力を適度に調整するための設定を行っている。
特開2003−23349号公報(特許第3588599号公報)
車両用電子制御装置には多数のデバイスが搭載されており、複数のデバイスが互いに通信している。複数のデバイスが、高速伝送路を通じて高速通信するためには、当該高速伝送路の線路インピーダンス(特性インピーダンス、及び、差動インピーダンス)を考慮した設計が必要となる。しかしながら、特許文献1記載の技術を適用しても、高速伝送路のプロセスに依存したばらつきや、デバイスの車載搭載環境に起因した動作電圧、動作温度の変動の影響により、複数のデバイス間にて品質良く高速通信できない。
本発明の目的は、複数のデバイス間にて高速伝送路を通じて高速通信するときの通信品質を保証できるようにした車両用電子制御装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、複数のデバイス(2、3)にそれぞれ第1通信モジュール(6、12)を対に備え、前記複数のデバイス間を高速伝送路(10;510)を通じて所定の通信方式により高速通信する第1通信モジュール対(15)を備える。
また、複数のデバイスにそれぞれ第2通信モジュール(7、13)を対に備え、第1通信モジュール対の間を通信する通信方式よりも低速な通信方式にて通信する第2通信モジュール対(20;420)を備える。
通信品質判断部(S5;S25)は、高速伝送路を通じて第1通信モジュール対の間を伝送するデータの通信品質を、通信品質に係る情報により判断する。第2通信モジュール対は、通信品質に係る情報、及び、判断される通信品質に基づく第1通信モジュール対の通信特性を通信可能に構成されているため、複数のデバイス間にて低速な通信方式により通信できる。このため、第1通信モジュール対による通信品質に係る情報を確実に通信できる。
変更設定部(S6〜S11;S26〜S31)は、第2通信モジュール対により通信される第1通信モジュール対の通信特性により当該第1通信モジュール対の通信特性を変更設定するため、複数のデバイス間にて高速伝送路を通じて高速通信するときの通信品質を保証できる。
第1実施形態に係る車両用電子制御装置の電気的構成図 第1実施形態に係る処理動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第1実施形態について高速伝送路を通じた理想的な通信状態を示す説明図 第1実施形態について高速伝送路等に生じる容量を考慮した通信状態を示す説明図 第1実施形態に係る高速伝送路の一部を模式的に説明する半導体パッケージの下面図 第1実施形態について部品の実装状態を考慮した高速伝送路の通信経路の説明図 第1実施形態についてバッファの能力調整後の通信状態を示す説明図 第2実施形態に係る処理動作の流れを概略的に説明するフローチャート 第3実施形態に係る車両用電子制御装置の電気的構成図 第3実施形態において温度に対するドライブ能力の設定許容範囲を示す図 第3実施形態において第1通信モジュールの供給電圧に対するドライブ能力の設定許容範囲を示す図 第4実施形態に係る車両用電子制御装置の電気的構成図 第5実施形態に係る高速伝送路の一部を模式的に示す断面図
以下、幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下の説明では、各実施形態で説明した構成と同一又は類似機能を備えた構成について同一符号又は類似符号を付し、第2実施形態以降では必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
図1に例示したように、車両用電子制御装置1は、一のデバイスとしてのMCU2(Micro Control Unit)、及び、他のデバイス3を搭載して構成される。
MCU2は、所定の半導体パッケージ2a(例えばBGA(Ball Grid Array)は後述の図5参照)に内蔵され、プリント配線基板1aの上に搭載されている。MCU2は、その内部の機能的又は電気的構成として、演算部4、記憶部5、第1通信モジュール6、及び第2通信モジュール7を備える。MCU2の演算部4は、通信品質判断部、及び変更設定部としての機能を備える。
記憶部5には、演算部4が実行するプログラムが記憶されており、演算部4は、記憶部5に記憶されたプログラムを実行することで各種の演算処理を実行する。また記憶部5には、第1通信モジュール6によってテスト通信するためのメインデータが保存されている。
MCU2の第1通信モジュール6は、その入力段に入力バッファ8を備え、入力バッファ8を通じてデータ入力する。MCU2の第1通信モジュール6は、その出力段に出力バッファ9を備え、出力バッファ9を通じてデータ出力する。
デバイス3もまた、所定規格に基づく半導体パッケージにパッケージ化されており、プリント配線基板1aに搭載されている。デバイス3は、その電気的又は機能的構成として、第1通信モジュール12、第2通信モジュール13、及び記憶部14を備える。記憶部14には、誤り検出情報(後述参照)の記憶領域や、各種設定情報の記憶領域が確保されている。
デバイス3の第1通信モジュール12は、その入力段に入力バッファ16を備え、入力バッファ16を通じて高速伝送路10からデータを入力する。デバイス3の第1通信モジュール12は、その出力段に出力バッファ17を備え、出力バッファ17を通じて高速伝送路10にデータを出力する。
MCU2の出力バッファ9とデバイス3の入力バッファ16との間には高速伝送路10が構成されている。MCU2の入力バッファ8とデバイス3の出力バッファ17との間にも高速伝送路10が構成されている。
MCU2の第1通信モジュール6及びデバイス3の第1通信モジュール12は、第1通信モジュール対15を構成する。
第1通信モジュール対15は、例えば100メガヘルツ以上の通信レートで相互に高速通信可能に構成されるモジュール対であり、例えば1ギガビットファストイーサネット(登録商標)のEternet GMII(Gigabit Media-Independent Interface)や、DDR(Double Date Rate)、又は、PCIe(Peripheral Component Interconnect Express)の規格に準拠したモジュール対である。なお、本実施形態では、これらの規格に準拠したモジュールとした例を説明するが、その他の高速通信に適合したモジュールを適用しても良い。
第1通信モジュール対15は、MCU2及びデバイス3の間を高速伝送路10を通じて高速通信する。高速伝送路10は、プリント配線基板1aの表層及びその内層を用いた伝送線路を用いて構成される。高速伝送路10は、標準環境(例えば、標準温度)では所定レート以上の通信速度を保証するように設計されている。
他方、MCU2の第2通信モジュール7、及び、デバイス3の第2通信モジュール13は、第2通信モジュール対20を構成する。第2通信モジュール対20は、第1通信モジュール対15の間を通信する速度より遅い通信速度によりデータ通信するように構成される。すなわち、MCU2及びデバイス3の第2通信モジュール対20は、高速伝送路10とは別の伝送路18を通じてデータをローカル伝送する。
伝送路18もまた、MCU2及びデバイス3が搭載されるプリント配線基板1aを用いた伝送線路により構成される。MCU2及びデバイス3の第2通信モジュール対20は、各種の情報、例えば高速伝送路10における通信品質の情報を精度良く通信するために設けられている。
車両用電子制御装置1にバッテリ電源が供給されると、MCU2及びデバイス3は起動する。MCU2が起動すると、演算部4は記憶部5に記憶されたプログラムを実行すると共に各種の初期設定を行う。
MCU2の第1通信モジュール6は、その出力バッファ9の通信信号出力特性のデフォルトの設定値、及び、入力バッファ8の通信信号入力特性のデフォルトの設定値を記憶部5から読み出し、標準温度(例えば、25度)など標準的な車載動作環境にて用いられる所定値に設定する。
またデバイス3の第1通信モジュール12もまた、その出力バッファ17の通信信号出力特性のデフォルトの設定値、及び、入力バッファ16の通信信号入力特性のデフォルトの設定値を記憶部14から読み出し、標準温度(例えば、25度)などの標準的な車載動作環境で用いられる所定値に設定する。
MCU2及びデバイス3における出力バッファ9、17の通信信号出力特性の設定値は、その出力バッファ17の出力電圧振幅、出力電圧のスルーレート、出力電流のドライブ能力、出力インピーダンスZoutなどの何れか少なくとも一つ以上の設定値である。
例えば出力バッファ9、17には、それぞれの通信信号出力特性に合わせた出力回路が構成される。第1通信モジュール6、12は、出力回路を選択したり出力回路の特性を調整することで通信信号出力特性を変更設定できる。
入力バッファ8、16の通信信号入力特性は、入力バッファ8、16の入力インピーダンスの設定値である。
例えば、入力バッファ8、16には、それぞれの通信信号入力特性に合わせた入力回路が構成されている。第1通信モジュール6、12は、入力回路を選択したり入力回路の特性を調整することで通信信号入力特性を変更設定できる。
以下では、上記した基本的構成における本実施形態に係る特徴的な動作について図2〜図7を参照しながら説明する。
本実施形態では、第1通信モジュール対15が実際の実通信データを通信する前にメインデータを通信し、メインデータの誤り検出情報に基づいて出力バッファ9、17の通信信号出力特性、及び、入力バッファ8、16の通信信号入力特性を調整する。
これにより、MCU2及びデバイス3の間において高速伝送路10を通じて高速通信するときの通信品質を保証できるようにしている。まず図2のS1において、MCU2の第1通信モジュール6は、メインデータを記憶部5から読み出し、高速伝送路10を通じてデバイス3に送信する。
デバイス3の第1通信モジュール12は、メインデータを受信したときに、メインデータに付与されている検査データを記憶部14に予め記憶されている検査データと照合して誤り検出情報を演算し、図2のS2において誤り検出情報を記憶部14に保存する。
デバイス3の第2通信モジュール13は、S3においてメインデータの誤り検出情報を記憶部14から読み出し、伝送路18を通じてMCU2に送信する。MCU2の第2通信モジュール7は、デバイス3から伝送路18を通じてメインデータの誤り検出情報を受信する。このとき、第2通信モジュール対20が、比較的低速な通信方式を用いて伝送路18を通じて誤り検出情報を通信しているため、MCU2はデバイス3から誤り検出情報を誤りなく確実に受信できる。MCU2の第2通信モジュール7は、S4においてメインデータの誤り検出情報をMCU2の記憶部5に記憶させる。
この後、MCU2及びデバイス3はS1〜S5の処理内容を繰り返すことで、MCU2の第2通信モジュール7は、複数回分(但し例えば2回)以上のメインデータの誤り検出情報を記憶部5に記憶させる。MCU2の演算部4は、記憶部5を参照し、S5にて誤り検出回数が所定のN回連続したか否かを判定する。
MCU2の演算部4が、当該誤り検出回数が所定の誤り検出回数以下となっていれば、S1に戻って処理を繰り返す。
S5において、MCU2の演算部4が、記憶部5に記憶される誤り検出情報がN回連続して誤り検出したと判定すると、S6にてMCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値を演算し、またデバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を演算する。
またS7において、MCU2の演算部4は、演算したMCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値、及び、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を記憶部5に保存させる。
そしてS8において、MCU2の第1通信モジュール6は、出力バッファ9の通信信号出力特性を変更設定する。さらにS9において、MCU2の第2通信モジュール7は、デバイス3の第1通信モジュール12の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を、伝送路18を通じてデバイス3の第2通信モジュール13に送信する。第2通信モジュール対20が、比較的低速な通信方式を用いて伝送路18を通じて通信信号入力特性の設定値を通信しているため、デバイス3はMCU2から設定値を誤りなく確実に受信できる。
デバイス3の第2通信モジュール13は、S10において入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を記憶部14に保存する。第1通信モジュール12は、S11において記憶部14に記憶された設定値に変更設定する。これにより、MCU2の第1通信モジュール6の出力バッファ9の通信信号出力特性、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性を共に変更設定できる。
ここでは、MCU2の第1通信モジュール6の出力バッファ9の通信信号出力特性、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性を共に変更設定したが、これに限定されるものではなく、MCU2の第1通信モジュール6の入力バッファ8の通信信号入力特性、デバイス3の出力バッファ17の通信信号出力特性を変更設定するようにしても良い。
この場合、前述とは逆に、デバイス3の第1通信モジュール12が、記憶部14に記憶されているメインデータを読み出し、出力バッファ17を通じて高速伝送路10からMCU2の入力バッファ8にメインデータを伝送させると良い。
演算部4は、記憶部5に予め記憶されているメインデータに付与されている検査データを記憶部14に予め記憶されている検査データと照合して誤り検出情報を演算できる。演算部4は、MCU2の第1通信モジュール6の入力バッファ8の通信信号入力特性、デバイス3の第1通信モジュール12の出力バッファ17の通信信号出力特性を演算できる。
MCU2の第1通信モジュール6は、出力バッファ9の通信信号出力特性を変更設定できる。またMCU2は、第2通信モジュール対20を用いて伝送路18を通じてデバイス3に出力バッファ17の通信信号出力特性を送信することで、第1通信モジュール12の出力バッファ17の通信信号出力特性を変更設定できる。
以下、図3〜図7を参照し、本実施形態に係る技術的意義を説明する。高速伝送路10を伝達する電圧が矩形波電圧となる場合のデータ伝送を例示して説明する。図3に理想的な高速伝送路10に係る伝送特性を例示している。高速伝送路10の線路インピーダンスZが、所定の通信基本周波数(例えば、100MHz帯)及びその高調波を含む広域周波数帯域にて理想的な所定値(例えば、50Ω)となる場合を考える。
この場合、MCU2の出力バッファ9の出力インピーダンスZout及びデバイス3の入力インピーダンスZinが、広域周波数帯域にて共に前記の所定値(例えば、50Ω)に設定されていれば、理想的には高速伝送路10を含む伝送系全体のインピーダンス整合を図ることができる。この場合、MCU2とデバイス3の間では伝送路電圧も歪むことはない。デバイス3の入力バッファ16が、所定の理想的な入力インピーダンスZin(例えば、50Ω)に設定されていれば、入力電圧は所定の閾値を超えることになり、データ受信誤りを生じることはない。
しかしながら、実際の車両用電子制御装置1においては、図4に例示したように、MCU2及びデバイス3の入出力端子には端子容量が存在し、MCU2の出力インピーダンスZoutと出力端子容量Co、デバイス3の入力インピーダンスZinと入力端子容量Ciが並列接続されたインピーダンスとなる。図4には浮遊容量Co、Ciと総称して図示している。
例えば、低温環境下、又は、バッテリが標準電圧より低い電圧となる車載環境下では、この影響が顕著に表れる。このため、高速伝送路10には、浮遊容量Co、Ciを要因とした電圧波形の応答遅れを生じやすい。
この場合、高速伝送路10を伝達する伝送路電圧は、その電圧振幅が標準的な温度環境の場合(図3参照)に比較して抑えられる。この影響が大きい場合には、デバイス3の入力バッファ16に入力される入力電圧が、図4に例示したように閾値に達することなく、データ受信誤りを生じる。
また、図5に模式的に例示したように、BGA(ball grid array)などの半導体パッケージ2aは、その端子2bの間のピッチが狭く構成されている。このため、半導体パッケージ2aの端子2bの周辺においては、半導体パッケージ2aの端子2bから配線を引出す引出幅が、高速伝送路10を構成する伝送線路10bの配線幅よりも狭い線路に形成されやすい。このとき伝送線路10aの線路インピーダンスZが比較的高く(例えば、80Ω)なりやすい。
このため、図5及び図6に模式的に示したように、半導体パッケージ2aの端子2bの周辺の伝送線路10aと、半導体パッケージ2aの外部の伝送線路10bとの接続部分では、プリント配線基板1aにパターンを構成する都合上、伝送線路10a、10bの線路幅が急速に変化してしまうことがある。
また図6に模式的に示したように、高速伝送路10の途中にノイズ抑制用のダンピング抵抗19を接続することがある。このため、ダンピング抵抗19を搭載するランド10cと伝送線路10bとの間の接続部分では、プリント配線基板1aの表層を信号を伝送する線路幅が急速に変化する。このため、伝送信号の反射を生じる。
MCU2及びデバイス3の入出力インピーダンスZin、Zout、高速伝送路10の線路インピーダンスZ、車両搭載の環境(例えば、温度、バッテリ電圧)に係る諸条件について、比較的悪化した条件が重なることを考慮した場合、入力バッファ16の入力インピーダンスZin、出力バッファ9の出力インピーダンスZout、及び高速伝送路10の線路インピーダンスZが、標準的な車載搭載環境下でたとえ整合していると考えていたとしても、所望の通信品質の条件を満たさない場合がある。
本実施形態では、第2通信モジュール対20が、通信品質に係る誤り検出情報をMCU2及びデバイス3の間にて低速な通信方式によりMCU2に送信している。そしてMCU2の演算部4がN回連続して誤り検出し、通信品質が悪化したと判断した場合、第2通信モジュール対20が、判断される通信品質に基づく第1通信モジュール対15の通信特性を通信し、MCU2が第1通信モジュール6の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値を変更設定したり、デバイス3が第1通信モジュール12の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を変更設定したりしている。
特に、MCU2が、出力バッファ17の通信信号出力特性の設定値を変更設定するときには、MCU2の第1通信モジュール6は、その出力バッファ9の出力電圧振幅、出力電圧のスルーレート、出力電流のドライブ能力、出力インピーダンスZoutなどの何れか少なくとも一つ以上の設定値を変更設定する。
またデバイス3が、入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を変更設定するときには、入力バッファ16の入力インピーダンスZinの設定値を調整する。
図7には、出力バッファ9の出力インピーダンスZoutをインピーダンスZo2に調整し、入力バッファ16の入力インピーダンスZinをインピーダンスZi2に調整した場合の入出力電圧のイメージを模式的に示している。
この場合、デバイス3においては、入力バッファ16の入力電圧が閾値を超えるようになり、データの入力誤りを極力防ぐことができ、通信品質を向上できる。これにより、MCU2とデバイス3との間に高速伝送路10を通じて実通信データを高速通信するときの通信品質を保証できる。
本実施形態によれば、第2通信モジュール対20が通信品質に係る誤り検出情報をMCU2及びデバイス3の間にて低速な通信方式により通信すると、演算部4が通信品質に係る誤り検出情報により通信品質を判断している(S5でYESorNO)。
特に、第2通信モジュール対20が低速な通信方式を用いて伝送路18を通じて通信することで誤り検出情報を通信しているため、誤り検出情報の通信信頼性を高くでき、MCU2は誤り検出情報を正確に受信できる。この結果、出力バッファ9の通信信号出力特性及び入力バッファ16の通信信号入力特性を的確に設定できる。
またMCU2及びデバイス3は、判断された通信品質に基づいて、第1通信モジュール対15の通信特性を変更設定している(S6〜S11)。これにより、高速伝送路10における通信品質を保証できる。
(第2実施形態)
図8は、第2実施形態の説明図を示す。第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、以下異なる部分を説明する。図8は図2に代わるフローチャートを示している。
図8のS21において、MCU2の第1通信モジュール6は、テストデータを送信データTx1として記憶部5から読み出し、送信データTx1をデバイス3に送信する。
デバイス3の第1通信モジュール12はテストデータを受信すると、S22において、受信したテストデータを受信データRx1として記憶部14に保存する。またデバイス3の第2通信モジュール13は、MCU2から受信した受信データRx1を記憶部14から読み出し、S23において、伝送路18を通じてそのままMCU2に送信データTx2として送り返す。このとき、第2通信モジュール対20が、比較的低速な通信方式を用いて伝送路18を通じて送信データTx2をMCU2の第2通信モジュール7に送信しているため、MCU2は、デバイス3から送信データTx2を誤りなく確実に受信できる。
MCU2の第2通信モジュール7は、S24において、テストデータを受信すると、受信したテストデータを受信データRx2として記憶部5に保存する。MCU2は、送信データTx1と受信データRx2を記憶部5から読み出して照合し、S25において照合情報(通信品質に係る情報相当)より送信データTx1と受信データRx2とが同一か否かを判定し通信品質を判断する。
MCU2の演算部4は、送信データTx1と受信データRx2とが同一であると判定したときにはテストモードを終了するが、同一でなければ、S26〜S28においてMCU2が、MCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値を変更設定する。また、S30〜S31においてデバイス3がデバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値、を変更設定する。このとき、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を通信するときには、S29において第2通信モジュール対20が伝送路18を用いて通信する。
具体的には、以下のように変更設定する。MCU2の演算部4は、S26においてMCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値を演算し、またデバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を演算する。
またS27において、MCU2の演算部4は、演算したMCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値、及び、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を記憶部14に保存させる。
そしてS28において、MCU2の第1通信モジュール6は、出力バッファ9の通信信号出力特性を変更設定する。さらにS29において、MCU2の第2通信モジュール7は、デバイス3の第1通信モジュール12の入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を伝送路18を通じてデバイス3の第2通信モジュール13に送信する。
デバイス3の第2通信モジュール13は、S30において入力バッファ16の通信信号入力特性の設定値を記憶部14に保存する。デバイス3の第1通信モジュール12は、S31において記憶部14に記憶された設定値に変更設定する。
これにより、MCU2の第1通信モジュール6の通信信号出力特性、デバイス3の第1通信モジュール12の通信信号入力特性を共に変更設定できる。
なお、MCU2における第1通信モジュール6の入力バッファ8の通信信号入力特性、デバイス3における第1通信モジュール12の出力バッファ17の通信信号出力特性、も前述とは逆の設定を行うことで同様に設定できるため説明を省略する。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
本実施形態によれば、第2通信モジュール対20が通信品質に係る照合情報をMCU2及びデバイス3の間にて低速な通信方式により通信すると、演算部4が照合情報により通信品質を判断している。また、判断された通信品質に基づく第1通信モジュール対15の通信特性を第2通信モジュール対20が低速な通信方式により通信すると、MCU2及びデバイス3は、第1通信モジュール対15の通信特性を変更設定するようにしている。これにより、第1実施形態と同様の作用効果を奏する。
(第3実施形態)
図9から図11は、第3実施形態に係る説明図を示す。本実施形態の車両用電子制御装置301(車両用電子制御装置相当)は、第1実施形態にて示した車両用電子制御装置1の構成と共に、温度検出部21、及び第1通信モジュール供給電圧検出部22を備えている。またMCU2は検出部22aを備える。第1実施形態と同一部分については同一符号を付して同一部分の説明を省略し、異なる部分を中心に説明する。
温度検出部21は、例えばサーミスタなどの温度検出手段であり、車両用電子制御装置301に搭載されたMCU2の温度を検出する。温度検出部21は、特に第1通信モジュール6の周辺に設置されており、当該第1通信モジュール6に依存した温度の検出信号を測定する。MCU2の検出部22aは、測定された温度の検出信号を温度情報に変換して演算部4に出力する。
第1通信モジュール供給電圧検出部22は、車両用電子制御装置301に搭載されたMCU2に供給される電源電圧を検出し当該検出電圧を測定する。MCU2の検出部22aは、測定された検出電圧を供給電圧情報に変換して演算部4に出力する。
前述実施形態の構成では、例えば、MCU2の第1通信モジュール6が、その出力バッファ9の出力電圧振幅、出力電圧のスルーレート、出力電流のドライブ能力、出力インピーダンスZoutなどの何れか少なくとも一つ以上の設定値を変更設定することで、出力バッファ9の通信信号出力特性の設定値を変更設定できる。例えば、出力電流のドライブ能力を高くし過ぎると反射も大きくなり、デバイス3側の入力バッファ16の入力定格値に近づく懸念がある。このため、動作信頼性を担保するために、前述の変更設定要素に上限値を設けると良い。
以下では、出力電流のドライブ能力を例に挙げて説明する。動作温度が高くなるほどドライブ能力も自然に高くなるため、図10に例示したように、MCU2の演算部4は、検出部22aにより検出された温度情報が高くなるに従ってドライブ能力の設定上限値MAXを低下させることが望ましい。
また、第1通信モジュール6への供給電圧が高くなるほど、出力バッファ9のドライブ能力も自然に高くなるため、図11に例示したように、演算部4は、検出部22aにより検出された第1通信モジュール6への供給電圧情報が高くなるに従ってドライブ能力の設定上限値MAXを低下させると良い。
すなわち、高温環境下、高動作電圧環境下にて、第1通信モジュール6が動作すると想定されるときには、MCU2の演算部4は、ドライブ能力の設定上限値MAXを低下させると良い。
なお発明者らは、高速伝送路10の周辺に当該高速伝送路10の電圧を検出する電圧検出部を設けることも考えたが、電圧検出部を設けると線路インピーダンスZが変化することでインピーダンスの不整合を生じやすいことを突き止めている。
このため本実施形態に示したように、MCU2が、温度検出部21又は第1通信モジュール供給電圧検出部22の検出結果に基づいて、ドライブ能力を調整することが望ましい。これにより、高速伝送路10の線路インピーダンスZoを変化させることなくドライブ能力を調整できる。
変更設定対象として、出力電流のドライブ能力を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、出力バッファ9の出力電圧振幅、出力バッファ9の出力電圧のスルーレートの変更設定に適用しても良い。動作温度や動作電圧が高くなれば、前述同様に、出力バッファ9の出力電圧振幅、出力バッファ9の出力電圧のスルーレートの上限値を低下させることが望ましい。
(第4実施形態)
図12は、第4実施形態の説明図を示す。本実施形態では、第2通信モジュール対420の間を連携するデバイス423を別途設けた車両用電子制御装置401(車両用電子制御装置本体相当)の形態を説明する。
デバイス423は、MCU2の第2通信モジュール7と伝送路418aを通じて通信可能に構成された第3通信モジュール424と、デバイス3の第2通信モジュール13と伝送路418bを通じて通信可能に構成された第4通信モジュール425と、それぞれの第3通信モジュール424及び第4通信モジュール425により通信されたデータを一時的に保存させる記憶部426と、を備える。
デバイス423の第3通信モジュール424は、MCU2の第2通信モジュール7との間で伝送路418aを通じて独立して通信処理を行う。このとき第3通信モジュール424と第2通信モジュール7は、比較的低速な通信方式により通信処理を行う。第3通信モジュール424は、第2通信モジュール7から受信したデータを記憶部426に記憶させる。
デバイス423の第4通信モジュール425は、デバイス3の第2通信モジュール13との間で伝送路418bを通じて独立して通信処理を行う。このとき第4通信モジュール425と第2通信モジュール13は、比較的低速な通信方式により通信処理を行う。第4通信モジュール425は、第2通信モジュール13から受信したデータを記憶部426に記憶させる。
デバイス423の第3通信モジュール424は、デバイス3から受信し記憶部426に記憶されたデータを、伝送路418aを通じてMCU2の第2通信モジュール7に転送する。
逆に、デバイス423の第4通信モジュール425は、MCU2から受信し記憶部426に記憶されたデータを、伝送路418bを通じてデバイス3の第2通信モジュール13に転送する。
これにより、第2通信モジュール対420は、伝送路418a、418bを通じて相互通信できる。デバイス423の第3通信モジュール424は、MCU2の第2通信モジュール7と独立して通信でき、デバイス423の第4通信モジュール425は、デバイス3の第2通信モジュール13との間で独立して通信できるため、各第2通信モジュール7、13は相手方の通信モジュール13、7の通信ビジー状態を把握することなくデータ通信できる。
(第5実施形態)
図13は第5実施形態の説明図を示す。第5実施形態では、高速伝送路510の途中に特徴を備えた形態を説明する。高速伝送路510は、所定の線路インピーダンスZ=50Ωの伝送線路510a、510bを備える。また、伝送線路510a、510bの途中に位置してプリント配線基板501aに貫通ビア27を設ける場合がある。
図13に例示したように、オープンスタブなどのスタブ28は貫通ビア27を用いて構成されている。高速伝送路510が、その途中にスタブ28を備えることで信号反射を生じやすく、デジタル信号を伝送する場合には電圧信号波形が歪みやすい。
このような場合、前述実施形態に示した方法を用いて、入力バッファ16の通信信号入力特性、出力バッファ9の通信信号出力特性を変更設定することで、MCU2の出力バッファ9の通信信号出力特性、及び、デバイス3の入力バッファ16の通信信号入力特性、を高速伝送路510の伝送特性に合わせることができる。前述実施形態と同様に、入力バッファ8の通信信号入力特性、出力バッファ17の通信信号出力特性を変更設定するようにしても良い。
(他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形又は拡張が可能である。
MCU2の演算部4がステップS5又はS25において通信品質を判断する形態を示したが、これに限定されるものではなく、デバイス3の側の要素(第1通信モジュール12、第2通信モジュール13)で通信品質を判断するようにしても良い。この場合、デバイス3が通信品質判断部としての機能を備える。
また、前述の実施形態の構成の少なくとも一部を、同様の機能を有する公知の構成に置き換えてもよい。また、前述の2以上の実施形態の構成の一部又は全部を必要に応じて互いに組み合わせて付加しても置換しても良い。前述した複数の実施形態の構成、機能を組み合わせても良い。前述実施形態の一部を、課題を解決できる限りにおいて省略した態様も実施形態と見做すことが可能である。また、特許請求の範囲に記載した文言によって特定される発明の本質を逸脱しない限度において考え得るあらゆる態様も実施形態と見做すことが可能である。
本発明は、前述した実施形態に準拠して記述したが、当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本発明の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、1、301、401は車両用電子制御装置(車両用電子制御装置本体)、2はMCU(デバイス)、2aは半導体パッケージ、3はデバイス、6はMCUの第1通信モジュール、7はMCUの第2通信モジュール、10、510は高速伝送路、12はデバイスの第1通信モジュール、13はデバイスの第2通信モジュール、15は第1通信モジュール対、20、420は第2通信モジュール対、21は温度検出部、22は第1通信モジュール供給電圧検出部、27は貫通ビア、28はスタブ、を示す。

Claims (8)

  1. 複数のデバイス(2、3)にそれぞれ第1通信モジュール(6、12)を対に備え、前記複数のデバイス間を高速伝送路(10;510)を通じて所定の通信方式により高速通信する第1通信モジュール対(15)と、
    前記複数のデバイスにそれぞれ第2通信モジュール(7、13)を対に備え、前記第1通信モジュール対の間を通信する通信方式よりも低速な通信方式にて通信する第2通信モジュール対(20;420)と、
    前記高速伝送路を通じて前記第1通信モジュール対の間を伝送するデータの通信品質を、通信品質に係る情報により判断する通信品質判断部(S5;S25)と、を備え、
    前記第2通信モジュール対が、前記通信品質に係る情報、及び、前記判断される前記通信品質に基づく前記第1通信モジュール対の通信特性を通信可能に構成され、
    前記第2通信モジュール対により通信される前記第1通信モジュール対の通信特性により当該第1通信モジュール対の通信特性を変更設定する変更設定部(S6〜S11;S26〜S31)、
    を備える車両用電子制御装置。
  2. 前記変更設定部が、
    前記第1通信モジュール対の通信特性を変更設定するときには、前記第1通信モジュールの通信信号出力特性を変更するものであり、
    前記第1通信モジュールの出力電圧振幅、出力電圧のスルーレート、出力電流のドライブ能力、出力インピーダンスの何れか少なくとも一つ以上を変更設定する請求項1記載の車両用電子制御装置。
  3. 前記通信品質判断部は、
    前記通信品質に係る情報として、前記第1通信モジュール対が前記高速伝送路を通じてメインデータを通信したときの誤り検出情報、又は、テストデータを送受信したときの照合情報を用いる請求項1又は2記載の車両用電子制御装置。
  4. 車両用電子制御装置本体(301;401)の温度を検出する温度検出部(21)、又は、前記第1通信モジュール対に供給される電源電圧を検出する第1通信モジュール供給電圧検出部(22)を備え、
    前記変更設定部は、
    前記温度検出部又は前記第1通信モジュール供給電圧検出部の検出結果に基づいて、前記第1通信モジュール対の通信特性を変更設定する請求項1から3の何れか一項に記載の車両用電子制御装置。
  5. 前記第1通信モジュール対の間で通信する通信レートを100メガヘルツ以上としている請求項1から4の何れか一項に記載の車両用電子制御装置。
  6. 前記第1通信モジュール対は、Ethernet GMII、DDR、PCIeの何れかの規格に準拠している請求項1から5の何れか一項に記載の車両用電子制御装置。
  7. 前記第1通信モジュールは、半導体パッケージ(2a)に内蔵して構成され、
    前記半導体パッケージの端子(2b)から配線を引出す引出幅が、前記高速伝送路の配線幅よりも狭い線路に形成されている請求項1から5の何れか一項に記載の車両用電子制御装置。
  8. 前記高速伝送路(510)には、貫通ビア(27)を用いたスタブ(28)が構成されている請求項1から5の何れか一項に記載の車両用電子制御装置。
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