JP5010238B2 - 電極基板 - Google Patents

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Description

本発明は電極基板に関し、特に詳しくは透明導電膜によって形成された電極を有する電極基板に関する。
近年、液晶表示パネルを積層した液晶表示装置が開発されている(特許文献1)。このような、液晶表示装置に用いられる液晶表示パネルでは、1対の基板間に液晶が封入されている。そして、2枚の液晶表示パネルを貼り合わせて、液晶表示装置を作成している。
この液晶表示装置の構成について、図9を用いて説明する。図9は液晶表示装置の構成を示す断面図である。ここで、視認側に配置される液晶表示パネルを視認側パネル60とし、反視認側に配置される液晶表示パネルを反視認側パネル70として説明する。ここで、視認側パネル60と反視認側パネル70とは、基本的に同じ構成を有している。
視認側パネル60は、視認側基板61と反視認側基板62との間に挟持された液晶63を有している。視認側基板61と反視認側基板62とは、シール材64によって貼り合わせられている。そして、反視認側基板62には、電極と、該電極に信号を入力するための接続端子が設けられている。反視認側基板62の接続端子には、FPC66が接続されている。このFPC66から信号が供給される。視認側パネル70は、視認側基板71と反視認側基板72との間に挟持された液晶73を有している。視認側基板71と反視認側基板72とは、シール材74によって貼り合わせられている。そして、反視認側基板72には、電極と、該電極に信号を入力するための接続端子とが設けられている。反視認側基板72の接続端子には、FPC76が接続されている。このFPC76から信号が供給される。なお、視認側パネル60の視認側基板61には、視認側偏光板65が貼着され、反視認側パネル70の反視認側基板72には、反視認側偏光板75が貼着されている。
しかしながら、図9に示す液晶表示装置では、以下に示す問題点がある。視認側パネル60と反視認側パネル70との間に空気層が入ってしまうと、その部分のみ屈折率が変化することになる。よって、視認性が低下してしまう。また、視認側パネル60と反視認側パネル70とのアライメントがずれてしまい、視認性が低下してしまうという問題点がある。さらに、液晶表示装置全体の重量が増加してしまうという問題点がある。また、視差によるずれが問題となる場合もある。
特開2003−195344号公報
そこで、視認側パネル60の反視認側基板62と反視認側パネル70の視認側基板71とを共通化する技術が開発されている。この構成では、中央の基板が共通化され、液晶表示装置が3枚の基板を有する構成となる。ここで、共通化した中央の基板は、電極を有する電極基板となる。このような液晶表示装置において、外部から視認される視認エリアでは、通常、電極として透明導電膜が用いられる。さらに、低抵抗化のため、視認エリアの外側に配置される部分に金属膜を用いることがある。すなわち、FPCと接続される接続端子に金属膜を用いている。
しかしながら、従来の液晶表示装置では、接続端子に金属膜を用いているため、FPCとの接続状態を確認することができないという問題点があった。
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、接続状態を確認することができる電極基板を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様にかかる電極基板は、矩形状の透明基板と、前記透明基板の一方の面上に設けられた一方側透明導電膜と、外部から視認される視認エリア内に設けられた前記一方側透明導電膜によって形成された一方側透明電極と、前記視認エリアの外側に設けられ、前記一方側透明電極と接続される一方側接続配線と、前記透明基板の一方の面に対する対向面に設けられた対向面側透明導電膜と、前記視認エリア内に設けられた前記対向面側透明導電膜によって形成された対向面側透明電極と、前記視認エリアの外側に形成され、前記対向面側透明電極と接続される対向面側接続配線と、前記透明基板の一辺に沿って配置されるとともに前記対向面側接続配線に設けられ、外部と接続される対向面側外部端子とを備え、前記一方側接続配線が前記一方側透明導電膜、及び前記一方側透明導電膜と積層された金属膜を有し、前記一方側透明導電膜が前記金属膜からはみ出して形成され、前記一方側透明導電膜がはみ出した部分に外部と接続される一方側外部端子が、前記対向面側外部端子が配置される透明基板の一辺と同じ一辺に沿って設けられており、前記一方側外部端子が設けられた一方側端子部と、前記対向面側外部端子が設けられた対向面側端子部とが、少なくとも一部でずれて配置されているものである。これにより、接続状態を確認することができる。
本発明の第2の態様にかかる電極基板は、上記の電極基板において、前記対向面側外部端子が透明導電膜のみによって形成されているものである。
本発明の第3の態様にかかる電極基板は、上記の電極基板において、前記一方側端子部と前記対向面端子部とが重複しない位置に配置されているものである。

本発明によれば、接続状態を確認することができる電極基板を提供することができる。
以下に、本発明を適用可能な実施の形態が説明される。以下の説明は、本発明の実施形態を説明するものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。図1は、実施の形態にかかる表示装置10の構成の一例を示す断面図である。本実施の形態にかかる表示装置10は、視認側から順に、視認側偏光板26と、視認側基板11と、視認側液晶17と、電極基板13と、反視認側液晶18と、反視認側基板12と、反視認側偏光板25と、バックライトユニット22と、を備えている。なお、図1では上側が視認側であり、下側が反視認側である。
表示装置10は2つの液晶表示パネルを有している。図1に示すように、視認側に配置された液晶表示パネルを視認側パネル23とし、反視認側に配置された液晶表示パネルを反視認側パネル24として説明する。視認側パネル23と反視認側パネル24は同じ大きさの液晶表示パネルであり、重ね合わされている。そして、視認側パネル23の反視認側の基板と、反視認側パネル24の視認側の基板が電極基板13で共通化されている。すなわち、電極基板13は、視認側パネル23と反視認側パネル24とに共通して用いられる。従って、表示装置10は視認側基板11と、電極基板13と、反視認側基板12との3枚の基板を有する構成となっている。
視認側パネル23は、電極基板13と視認側基板11との間に挟持された視認側液晶17を有している。電極基板13と視認側基板11とは、シール材19を介して貼り合わせられている。シール材19は、視認側液晶17を囲むように枠状に配置されている。そして、電極基板13と視認側基板11とシール材19とで囲まれた空間に視認側液晶17が封入される。視認側基板11の視認側の面には、視認側偏光板26が貼り付けられている。
また、反視認側パネル24は、電極基板13と反視認側基板12との間に挟持された反視認側液晶18を有している。電極基板13と反視認側基板12とは、シール材19を介して貼り合わせられている。シール材19は、反視認側液晶18を囲むように枠状に配置されている。そして、電極基板13と反視認側基板12とシール材19とで囲まれた空間に反視認側液晶18が封入される。反視認側基板12の反視認側の面には、反視認側偏光板25が貼り付けられている。視認側偏光板26と反視認側偏光板25とは所定の吸収軸を有している。従って、視認側偏光板26、又は反視認側偏光板25を通過した光は直線偏光となる。
バックライトユニット22からの光は、視認側液晶17と反視認側液晶18とを通過することによって、偏光状態が変化する。なお、バックライトユニット22としては、例えば、光源、導光板、プリズムシートなどを備えた一般的な構成のものを用いることができる。視認側基板11と、反視認側基板12には、例えば、ガラス基板などの透明基板を用いることができる。
このように、それぞれの液晶表示パネルは、1対の基板間に液晶が封入された構成を有している。ここで、視認側パネル23と反視認側パネル24とは、パッシブマトリクス側の液晶表示パネルである。パッシブマトリクス型の液晶表示パネルでは、通常、液晶表示パネルを構成する一方の透明基板に走査電極が形成され、他方の透明基板に信号電極が形成される。一方の透明基板には、複数の走査電極が一定の間隔で配置されている。また、他方の基板には、複数の信号電極が一定の間隔で配置されている。走査電極と信号電極とは、直交するように配置されている。走査電極と信号電極とが交差する箇所が画素となる。そして、走査電極と信号電極との間の電圧が変化することにより、その画素における液晶の配向が変化する。
ここで、視認側基板11に視認側パネル23の走査電極が形成され、反視認側基板12に反視認側パネル24の信号電極が形成されているとして説明する。すなわち、視認側基板11の電極基板13側の面に走査電極が形成され、反視認側基板12の電極基板13側の面に信号電極が形成される。この場合、電極基板13の視認側基板11側の面には、信号電極が形成され、反視認側基板12の面には、走査電極が形成される。すなわち、視認側液晶17は、視認側基板11に形成された走査電極と、電極基板13に形成された信号電極との間の電圧によって駆動する。また、反視認側液晶18は、反視認側基板12に形成された信号電極と、電極基板13に形成された走査電極との間の電圧によって駆動する。そして、バックライトユニット22からの光が、視認側液晶17、及び反視認側液晶18を通過して、視認側偏光板26に入射する。視認側偏光板26は、偏光状態に応じて、バックライトユニット22からの光を遮光する。画素毎に駆動電圧が異なっているため、偏光状態が制御される。これにより、画素毎に視認側偏光板26による光の遮光量が変化するため、所望の表示を行なうことができる。
電極基板13の一端には、第1FPC(Flexible Printed Circuit)15と第2FPC16とが接続されている。第1FPC15は、電極基板13の視認側の面に取り付けられ、第2FPC16は電極基板13の反視認側の面に取り付けられている。第1FPC15、及び第2FPC16は、外部の駆動回路等が接続されている。この第1FPC15、及び第2FPC16によって電極基板13に対する信号の入出力が行なわれる。第1FPC15は、視認側パネル23に対しての信号の入出力を行なう。例えば、第1FPC15は、電極基板13の信号電極にデータ信号を入力する。また、第2FPC16は、反視認側パネル24に対しての信号の入出力を行なう。例えば、第2FPC16は、電極基板13の走査電極に走査信号を入力する。なお、視認側基板11、及び反視認側基板12への信号は、第1FPC15、及び第2FPC16から供給されてもよく、視認側基板11、及び反視認側基板12にそれぞれ接続された他のFPCから供給されてもよい。
次に、電極基板13の構成について図2〜図4を用いて説明する。図2は、電極基板13の構成を示す図である。図3は、電極基板13の一方の面に形成された電極のパターンを示す平面図である。図4は、電極基板13の他方の面に形成された電極パターンを示す平面図である。
図2〜4に示すように、電極基板13は、ガラスなどからなる透明基板38を有している。図3に示すように、透明基板38の一方の面上には、垂直方向に互いに平行に延設された複数の第1電極31が形成されている。また、図4に示すように透明基板38の他方の面上には、水平方向に互いに平行に延設された複数の第2電極32が形成されている。従って、図2に示すように、透明基板38には、第1電極31と第2電極32とが互いに交差するように形成されている。すなわち、第1電極31と第2電極32とは、透明基板38を介して直交するように配置されている。
第1電極31と第2電極32とが形成されている領域が外部から視認される視認エリア33となる。この視認エリア33は、表示装置10の表示領域に対応している。従って、視認エリア33は、視認側パネル23、及び反視認側パネル24の表示領域と同じ矩形状に形成される。ここで、視認側パネル23、及び反視認側パネル24は同じ表示領域を有している。この視認エリア33の外側の枠状の領域が非視認エリア34となる。従って、シール材19は、非視認エリア34に配置される。そして、非視認エリア34は、外部から視認されないよう、フレームなどで覆われる。
ここで、電極基板13の第1電極31が形成されている面を視認側の面、すなわち、視認側基板11側の面とし、第2電極32が形成されている面を反視認側の面、すなわち、反視認側基板12側の面とする。上記の構成の場合、第1電極31は、視認側パネル23の走査電極であり、第2電極32は反視認側パネル24の信号電極である。もちろん、第1電極31及び第2電極32が形成されている面は、それぞれ反対であってもよい。
視認エリア33に形成された第1電極31及び第2電極32は、例えば、ITOによって形成されている。また、導電膜はITOのみならず、IZO、ITZOなど他の透明導電膜でもよい。従って、表示装置10の視認エリア33は透明であり、視認側から視認側パネル23、及び反視認側パネル24に表示されている内容を視認することができる。
図3に示すように、電極基板13の視認側の面には、複数の第1電極31が一定の間隔で配置されている。そして、非視認エリア34には、第1電極31と接続される第1接続配線35が形成されている。第1接続配線35は第1電極31とそれぞれ接続されている。図3では、6つの第1電極31に接続されるため、6本の第1接続配線35が形成されている。なお、第1電極31及び第1接続配線35の数はこれに限られるものではない。
第1接続配線35は、視認エリア33の下端において第1電極31と接続されている。そして、第1接続配線35は視認エリア33の下端から透明基板38の下端まで延設されている。この第1接続配線35は、例えば、第1電極31と同じ透明導電膜によって構成される。すなわち、第1接続配線35は第1電極31から延在されている。透明基板38の下端には、第1接続配線35と接続される第1FPC15が設けられている。第1接続配線35の端部には、第1FPC15と接続される第1外部端子が形成されている。この第1外部端子の構成については後述する。
一方、図4に示すように電極基板13の反視認側の面には、複数の第2電極32が一定の間隔で配置されている。そして、非視認エリア34には、第2電極32と接続される第2接続配線36が設けられている。第2接続配線36は第2電極32とそれぞれ接続されている。図4では、6つの第2電極32に接続されるため、6本の第2接続配線36が形成されている。なお、第2電極32、及び第2接続配線36の数はこれに限られるものではない。
第2接続配線36は、視認エリア33の右端又は左端において第2電極32と接続されている。そして、第2接続配線36は視認エリア33の右端又は左端から透明基板38の下端まで延設されている。この第2接続配線36は、透明導電膜と金属膜との積層構造を有している。例えば、第2電極32と同じ透明導電膜と、その上に形成された金属膜とによって、第2接続配線36を形成することができる。もちろん、第2接続配線36の構成はこれに限られるものではない。透明基板38の下端には、第2接続配線36と接続される第2FPC16が設けられている。第2接続配線36の端部には、第2FPC16と接続される第2外部端子が形成されている。この第2外部端子の構成については後述する。
第1FPC15、及び第2FPC16は、透明基板38の下端において、透明基板38に取り付けられている。すなわち、第1FPC15と第2FPC16とは、透明基板38の同じ側の端部に取り付けられている。このような構成とすることによって、第1FPC15と第2FPC16とが、重複するよう同じ側に配置される。従って、2つのFPCを同じ側から取り出すことができ、簡易な装置構成にすることができる。さらに、トータルFPC面積が減り、コストダウンを図ることができる。
次に、透明基板38に第1FPC15、及び第2FPC16を接続するため、透明基板38上に設けられた第1外部端子及び第2外部端子の構成について図5、及び図6を用いて説明する。図5は、第1外部端子、及び第2外部端子の構成を示す断面図である。図6は、第2外部端子の構成を示す平面図である。図5に示すように、第1外部端子41が第1FPC15と接続され、第2外部端子42が第2FPC16と接続される。ここで、透明基板38の一方の面上には、複数の第1電極31に対応して複数の第1外部端子41が設けられている。同様に、透明基板38の他方の面上には、複数の第2電極32に対応して複数の第2外部端子42が設けられている。
第1外部端子41は、第1接続配線35の端部に配置され、第2外部端子42は第2接続配線36の端部に配置される。上述のように、第1接続配線35は透明基板38の一方の面に設けられた第1透明導電膜45のみによって形成される。また、この第1透明導電膜45が第1電極31となる。第1透明導電膜45が形成された面の裏面には、第2透明導電膜46が形成されている。すなわち、第1透明導電膜45と第2透明導電膜46はそれぞれ透明基板38の対向する面に形成されている。さらに、第2接続配線36は他方の面に形成された第2透明導電膜46、及び金属膜47の積層構造を有している。金属膜47は、第2透明導電膜46の上に形成される。また、視認エリア33では、この第2透明導電膜46が第2電極32となる。第1透明導電膜45、及び第2透明導電膜46は、例えば、厚さ100nmのITOによって形成される。金属膜47は、例えば、厚さ1〜2μmのAl、又はAgによって形成される。もちろん、金属膜47を異なる金属の積層構造としてもよい。金属膜47は、第2透明導電膜46よりも抵抗が低いため、配線抵抗を低減することができる。
なお、図5に示したように第1外部端子41、及び第2外部端子42は、透明基板38の一端に配置される。複数の第1外部端子41が透明基板38の一辺に沿って配列される。また、複数の第2外部端子42が透明基板38の一辺に沿って配列される。第1FPC15は第1ACF43を介して第1外部端子41に接続される。これにより、第1FPC15と第1電極31とが電気的に接続される。第2FPC16は第2ACF44を介して第2外部端子42に接続される。これにより、第2FPC16と第2電極32とが電気的に接続される。第1ACF43、及び第2ACF44は、樹脂フィルムと、樹脂フィルム中に含有される導電粒子50とから構成されている。第1ACF43、及び第2ACF44に含まれる導電粒子50が押し潰されて変形することによって、電気的に接続される。
ここで、第2外部端子42では、第2透明導電膜46が金属膜47からはみ出すよう形成されて、第2透明導電膜46が金属膜47から露出している。すなわち、第2接続配線36の端部では金属膜47が除去され、第2透明導電膜46のみからなる第2外部端子42が形成されている。これにより、第2外部端子42において、光が電極基板13を通過する。従って、第2FPC16を取り付けた状態で、第2ACF44に含有される導電粒子50の状態を確認することができる。すなわち、第2FPC16を取り付けた後、第1FPC15を取り付ける前の状態では、第1透明導電膜45を形成した面から、第2FPC16や第2ACF44内の導電粒子50が視認される。これにより、第2外部端子42と第2FPC16との接続状態を確認することができる。例えば、導電粒子50が第2外部端子42上で確実に押し潰されて変形しているかなどを確認することができる。第2外部端子42と第2FPC16の接続端子が確実に接続されていない場合は、その電極基板13を不良品と判定する。この場合、再度接続を行ってもよい。これにより、接続不良の発生を防ぐことができ、歩留まりを向上することができる。もちろん、第1FPC15を第2FPC16の前に取り付ける場合は、第1ACF43内の導電粒子50の状態を確認することができる。
さらに、第1FPC15と第2FPC16との位置をずらすことにより、両FPCの接続状態を確認することができる。例えば、図7に示すように、第1FPC15を第2FPC16より左側にずらして配置する。例えば、複数の第1外部端子41が形成されている第1端子部48と、複数の第2外部端子42が形成されている第2端子部49の位置をずらす。これによって、第1FPC15と第2FPC16の位置をずらすことができる。このように、第1端子部48と第2端子部49とが、一部で重複し、一部でずれている。換言すると、第1端子部48と第2端子部49とが少なくとも一部でずれて配置される。これにより、第1FPC15の一部には、第2FPC16が配置されなくなる。また、第2FPC16の一部には、第1FPC15が配置されなくなる。従って、第1FPC15、及び第2FPC16を透明基板38に取り付けた後でも、第1ACF43、及び第2ACF44に含まれる導電粒子50の状態をそれぞれ確認することができる。よって、接続不良の発生を防ぐことができ、歩留まりを向上することができる。なお、上記の説明では、第1外部端子41と第2外部端子42を一部のみずらして配置したが、第1FPC15を第2FPC16とが全く重複されないように配置してもよい。この場合、第1外部端子41が形成されていない領域のみに、第2外部端子42を形成する。
第2外部端子42は第2接続配線36よりも幅広に形成される。ここで、第2外部端子42のサイズを、0.25mm以上とすることが好ましい。例えば、第2外部端子42を0.5mm×0.5mmとすることができる。これにより、接続抵抗を低減することができる。ここで、第2接続配線36のパターン幅は、例えば、40μmとする。また、第2接続配線36の第2外部端子42を除いた略全体に金属膜47を形成することによって、第2接続配線36の低抵抗化を図ることができる。すなわち、第2接続配線36のほとんどが積層構造となるため、配線抵抗を低減することができる。
図8を参照して、本実施の形態に係る電極基板13の製造方法について説明する。図8は、本実施の形態に係る電極基板13の製造方法を説明するためのフロー図である。また、本実施の形態においては、マザー基板の上に複数の電極基板13を形成した後に、個々の電極基板13に分断する。
まず、透明基板38上に透明導電膜を成膜し(ステップS101)、透明導電膜をパターニングして(ステップS102)、第1電極31、第2電極32等を形成する。ここで、第1の電極31は、透明基板38の一方の面に形成される。第2電極32は、透明基板38の他方の面に形成される。すなわち、第2電極32と第1電極31とは、透明基板38の互いに対向する面に形成される。
まず、第1電極31を形成するため、透明基板38の一方の面に第1透明導電膜45を形成する。そして、透明基板38の他方の面に第2透明導電膜46を形成する。透明導電膜の形成方法としては、DCスパッタ法を用いることができる。なお、透明導電膜の下層には保護膜を形成してもよい。例えば、透明基板38の全面にわたってSiOなどの絶縁層を形成することができる。絶縁層の形成方法としては、RFスパッタ法を用いることができる。
そして、一方の面に第1透明導電膜45が形成され、他方の面に第2透明導電膜46が形成された透明基板38の両面の透明導電膜を所定の形状にパターニングする。パターニングとしては、従来のフォトエッチング法を用いることができる。なお、第1電極31及び第2電極32の形成と同時に、第1接続配線35及び第2接続配線36となる透明導電膜のパターンも形成される。なお、第1電極31、及び第2電極32を形成する工程は、上記の順番に限られるものではない。例えば、透明導電膜の成膜とエッチングとを交互に行なって第1電極31、及び第2電極32を形成してもよい。
その後、電極基板13上において、配線抵抗を低減させるため、第2接続配線36上に金属膜を形成する。具体的には、第2電極32が形成された面に金属膜47を成膜し(ステップS103)、金属膜47をパターニングして(ステップS104)、第2の接続配線36上に金属膜47を成膜する。従って、第2接続配線36は、第2透明導電膜46と金属膜47との積層構造となる。ここで、第2外部端子42では、金属膜47が除去され、第2透明導電膜46が露出する。
そして、マザー基板を切断し(ステップS105)、個々の電極基板13を得る。その後、個々の電極基板13において、第1接続配線35上には第1FPC15を、第2接続配線36上には第2FPC16をそれぞれ接続する(ステップS106)。すなわち、第2外部端子42の上に第2ACF44を配置して熱圧着する。さらに、第1外部端子41の上に第1ACFを配置して熱圧着する。これにより、第2ACF44、及び第1ACF43内の導電粒子50が押し潰されて変形する。従って、電極基板13が第1FPC15及び第2FPC16と接続される。
ここで、第2外部端子42は、第2透明導電膜46のみから形成されている。すなわち、第2外部端子42では、第2透明導電膜46の上側、及び下側に金属膜が形成されていない。これにより、第2FPC16が確実に接続されているかを確認することができる。すなわち、第1FPC15を圧着する前に、透明基板38の第1電極31が形成されている面から、第2ACF44内の導電粒子50の状態を観察する。これにより、第2ACF44内の導電粒子50が、第2外部端子42上に十分変形しているか否かを容易に確認することができる。あるいは、第2FPC16を圧着する前に、透明基板38の第2電極32が形成されている面から、第1FPC15の内の導電粒子50の状態を確認してもよい。もちろん、図7に示すよう、第1端子部48と第2端子部49との位置をずらして、両ACF内の導電粒子50の状態を確認してもよい。このように、第1外部端子41、及び第2外部端子42を透明導電膜のみによって形成したため、接続不良を低減することができる。よって、確実に入出力を行なうことができ、さらには生産性を向上することが可能である。
そして、外観の検査を行い(ステップS107)、電極基板13が完成する。このようにして完成した電極基板13には、シール材19が塗布されて、視認側基板11と反視認側基板12とが貼り合わせられる。そして、それぞれのセルギャップに液晶が注入される。これらの工程については、従来から用いられている方法を使用することができる。なお、シール材の塗布工程、基板の貼り合わせ工程、液晶の注入口工程は、第1FPC15、及び第2FPC16を接続する前に実施してもよい。すなわち、ステップS105とステップS106との間に、これらの工程を実施してもよい。
また、透明基板38としては、ソーダガラスや、ホウケイ酸ガラスなどのアルカリガラスでもよく、無アルカリガラスを使用してもよい。さらに、ガラス基板だけでなく、プラスチック基板を用いてもよい。また、透明基板38を400℃以上の硝酸カリウム(KNO)溶液中に約10時間浸漬して、透明基板38の表面層に存在するNaイオンをKイオンに置換させた、化学強化ガラスを用いることも可能である。
なお、上記の説明では、第1外部端子41、及び第2外部端子42には、第1FPC15、及び第2FPC16がそれぞれ接続されたが、これに限られるものではない。すなわち、第1外部端子41、及び第2外部端子42には、FPC以外の配線基板が接続されてもよく、さらには配線基板以外の電子部品が接続されてもよい。また、第1接続配線35の低抵抗化のため、第1接続配線35を第1透明導電膜45と金属膜の積層構造としてもよい。この場合、第1外部端子41を第1透明導電膜45のみから形成することが好ましい。これにより、容易に導電粒子50の状態を確認することができる。
なお、上記の説明では、電極基板13の視認側の面に、信号電極が形成され、反視認側の面に走査電極が形成されている構成について説明したが、これに限るものではない。例えば、電極基板13の視認側の面に、走査電極が形成され、反視認側の面に信号電極が形成されている構成でもよい。さらには、電極基板13の視認側の面、及び反視認側の面に信号電極が形成されている構成でもよい。また、電極基板13の視認側の面、及び反視認側の面に走査電極が形成されている構成でもよい。すなわち、電極基板13の面に、同じ電極が形成されている構成であってもよい。なお、駆動回路が電極基板13上に配置されているCOG型の液晶表示パネルに用いてもよい。
もちろん、上記の電極基板13は、表示装置以外の電子機器に利用してもよい。このような電極基板13を用いることにより、簡便な装置構成を得ることができる。すなわち、電極基板の両面に電極を設けているため、薄型化、及び軽量化を図ることができる。さらに、貼り合わせ工程が省略できるため、生産性を向上することができる。
実施の形態に係る液晶表示装置の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る電極基板の構成を示す平面図である。 実施の形態に係る電極基板の一方の面の電極の構成を示す図である。 実施の形態に係る電極基板の他方の面の電極の構成を示す図である。 実施の形態に係る電極基板の外部端子の構成を示す断面図である。 実施の形態に係る電極基板の外部端子の構成を示す平面図である。 実施の形態に係る電極基板の端子部の構成を示す平面図である。 実施の形態に係る電極基板の製造方法を説明するフロー図である。 従来の液晶表示装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
10 液晶表示装置
11 視認側基板
12 反視認側基板
13 電極基板
15 第1FPC
16 第2FPC
17 視認側液晶
18 反視認側液晶
19 シール材
22 バックライトユニット
23 視認側パネル
24 反視認側パネル
25 反視認側偏光板
26 視認側偏光板
31 第1電極
32 第2電極
33 視認エリア
34 非視認エリア
35 第1接続配線
36 第2接続配線
38 ガラス基板
41 第1外部端子
42 第2外部端子
43 第1ACF
44 第2ACF
45 第1透明導電膜
46 第2透明導電膜
47 金属膜
48 第1端子部
49 第2端子部
50 導電粒子
60 視認側パネル
61 視認側基板
62 反視認側基板
63 液晶
64 シール材
65 視認側偏光板
66 FPC
70 反視認側パネル
71 視認側基板
72 反視認側基板
73 液晶
74 シール材
75 反視認側偏光板
76 FPC

Claims (3)

  1. 矩形状の透明基板と、
    前記透明基板の一方の面上に設けられた一方側透明導電膜と、
    外部から視認される視認エリア内に設けられた前記一方側透明導電膜によって形成された一方側透明電極と、
    前記視認エリアの外側に設けられ、前記一方側透明電極と接続される一方側接続配線と、
    前記透明基板の一方の面に対する対向面に設けられた対向面側透明導電膜と、
    前記視認エリア内に設けられた前記対向面側透明導電膜によって形成された対向面側透明電極と、
    前記視認エリアの外側に形成され、前記対向面側透明電極と接続される対向面側接続配線と、
    前記透明基板の一辺に沿って配置されるとともに前記対向面側接続配線に設けられ、外部と接続される対向面側外部端子とを備え、
    前記一方側接続配線が前記一方側透明導電膜、及び前記一方側透明導電膜と積層された金属膜を有し、
    前記一方側透明導電膜が前記金属膜からはみ出して形成され、前記一方側透明導電膜がはみ出した部分に外部と接続される一方側外部端子が、前記対向面側外部端子が配置される透明基板の一辺と同じ一辺に沿って設けられており、
    前記一方側外部端子が設けられた一方側端子部と、前記対向面側外部端子が設けられた対向面側端子部とが、少なくとも一部でずれて配置されている電極基板。
  2. 前記対向面側外部端子が透明導電膜のみによって形成されている請求項1に記載の電極基板。
  3. 前記一方側端子部と前記対向面端子部とが重複しない位置に配置されている請求項1又は2に記載の電極基板。
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