JP5009323B2 - 昇降装置 - Google Patents
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Description
該駆動ネジ軸540には往復動ナット521が螺合され、該往復動ナット521は駆動ネジ軸540を内包する内筒520に固定されて一体となって往復動する。
また、使用開始時に微調整する場合や使用開始後に条件が変更された場合、任意にストロークの規制を変更することができないため、改造や交換が必要となるという問題があった。
また、駆動ネジ軸が基台から上方に延びるように設けられ、内筒が先端部に荷重を昇降させる先端取付具を有することにより、使用される装置に内筒を直接固定することなく取り付けることができるため、使用される装置への取り付け、取り外しが容易となり、さらにメンテナンス負担を低減することができる。
図1は、本発明の一実施例である昇降装置の断面側面図であり、図2は、図1の平面図であり、図3は、図1の昇降装置の直線駆動装置の拡大図であり、図4は、図1の昇降装置の直線駆動装置の内筒の斜視図である。
2基の直線駆動装置の平行度が梁により強固に保たれるため、大きな荷重を2基の直線駆動装置によって正確に昇降させることができる。
回転駆動部101の出力軸に連結された駆動ネジ軸140は、基台110の内部から開口部112を通って上方に延びており、往復動ナット121が駆動ネジ軸140に螺合して往復動する。
図3から明らかなように、往復動ナット121及び内筒120は、外筒130よりも下方で、基台110内まで移動可能である。
環状ガイド131は、内筒120の往復動方向に所定の長さを持つ円筒状ガイド部材134が外筒130の先端部に嵌合されて、内筒120と摺動する。
このことにより、外筒130を基台110に強固に固定することができ、正確に内筒120を案内することができるため、大きな荷重を受けても正確に直線駆動を行うことができる。
梁150は、上下方向の位置で、環状ガイド131および円筒状ガイド部材134と重なる部分を有する。円筒状ガイド部材134と後述する当接部132とは、別個の部材である。
このことにより、使用される装置に内筒120を直接固定することなく取り付けることができるため、使用される装置への取り付け、取り外しが容易となり、メンテナンス負担を低減することができる。
なお、本実施例では先端取付具123は上面が平面形状で内筒120の先端内周に螺合されているが、支持する対象物に応じて、いかなる形状、固定方法でも良い。
一方、外筒130の内周面には、ストッパ122が当接して内筒120の上方へのストロークを規制する当接部132が設けられており、内筒120のストッパ122の位置を任意に変更することで、ストロークの規制を任意に調節することが可能である。
このことにより、使用時の調整や設定変更が容易となりメンテナンス負担も低減することができる。
図3に示すように、雄ネジ溝124は、ストッパ122と当接部132との当接が可能な上下方向範囲に亘って設けられ、上下方向の位置で、往復動ナット121と重なる部分を有する。
往復動ナット121及び内筒120が基台110内に位置するときに、雄ネジ溝124の下部は基台110内に位置し、ストッパ122は外筒130よりも下方の位置に固定可能である。
また、ストッパ122、あるいは当接部132のいずれかに、当接時の衝撃を緩和する緩衝部材等を設けても良い。
このことにより、異なる使用条件でも駆動ネジ軸140を共通化して随時調整により条件に合致させることができ、製造コストを低減することができる。
図3に示すように、回転駆動部101の出力軸に連結された前記部分140aの長さは、雄ネジ溝124の前記上下方向範囲よりも短い。
101、501 ・・・回転駆動部
110、510 ・・・基台
111 ・・・結合フランジ
112 ・・・開口部
120、520 ・・・内筒
121、521 ・・・往復動ナット
122、522 ・・・ストッパ
123、523 ・・・先端取付具
124 ・・・雄ネジ溝
125 ・・・ストッパ本体
126 ・・・ロックナット
130、530 ・・・外筒
131、531 ・・・環状ガイド
132、532 ・・・当接部
133 ・・・結合フランジ
134 ・・・円筒状ガイド部材
140、540 ・・・駆動ネジ軸
141 ・・・継足部
142 ・・・追加駆動ネジ軸
150 ・・・梁
200 ・・・昇降装置
Claims (7)
- 直線駆動装置を用いた昇降装置において、
前記直線駆動装置が、底部フランジを有するとともに回転駆動部を内蔵する基台と、該回転駆動部の出力軸に連結され前記基台から離れる一方向に延びる駆動ネジ軸と、該駆動ネジ軸に螺合して上下方向に往復動する往復動ナットと、前記駆動ネジ軸を内包するとともに前記往復動ナットに固定されて上下方向に往復動する内筒と、前記基台に固定され先端部内周面に前記内筒の往復動を案内する環状ガイドを有する外筒とを有し、
前記駆動ネジ軸及び前記外筒が、前記基台から上方に延びるように設けられ、
前記内筒が、外周面の上下方向の任意の位置に固定可能なストッパと、先端部に荷重を昇降させる先端取付具とを有し、
前記外筒が、内周面に前記ストッパと当接して前記内筒の前記基体から上方へのストロークを規制する当接部を有し、
前記往復動ナット及び前記内筒が、前記外筒よりも下方で、前記基台内まで移動可能であり、
前記ストッパが、前記往復動ナット及び前記内筒が前記基台内に位置するときに、前記外筒よりも下方の位置に固定可能であることを特徴とする昇降装置。 - 前記外筒及び前記基台が、それぞれ補強された結合フランジを有し、
該結合フランジが、対向固定され、
前記各結合フランジが、前記底部フランジの幅とほぼ同じ外径を有することを特徴とする請求項1に記載の昇降装置。 - 前記内筒が、外周面に、前記ストッパと前記当接部との当接が可能な上下方向範囲に亘って、前記ストッパが螺合する雄ネジ溝を有し、
前記ストッパが、前記雄ネジ溝の任意の位置に移動及び固定可能であり、
前記雄ネジ溝が、上下方向の位置で、前記往復動ナットと重なる部分を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の昇降装置。 - 前記駆動ネジ軸が、前記回転駆動部の出力軸に連結された部分とその先端側に結合された追加駆動ネジ軸とに、長手方向に分割可能に構成され、
前記回転駆動部の出力軸に連結された前記部分の長さが、前記雄ネジ溝の前記上下方向範囲よりも短いことを特徴とする請求項3に記載の昇降装置。 - 前記雄ネジ溝の下部が、前記往復動ナット及び前記内筒が前記基台内に位置するときに、前記基台内に位置することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の昇降装置。
- 前記環状ガイドが、前記外筒の先端部に嵌合されて前記内筒と摺動する円筒状ガイド部材からなり、
前記当接部と前記円筒状ガイド部材が別個の部材であることを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の昇降装置。 - 前記直線駆動装置が、平行に前記基台を下にして前記内筒が上下方向に往復動するように2基設置されるとともに、該2基の直線駆動装置のそれぞれの外筒を固定的に接続する梁が設けられ、
前記梁が、上下方向の位置で、前記各直線駆動装置の前記環状ガイドと重なる部分を有することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の昇降装置。
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