JP5009047B2 - インパクトクラッシャのセット調整装置 - Google Patents

インパクトクラッシャのセット調整装置 Download PDF

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本発明は、インパクトクラッシャにおいて、破砕物のサイズを決定する打撃板と反発板との間の間隙を調整するセット調整装置に関するものである。
従来、砕石場や建物の解体現場などから出される自然岩石やコンクリート塊などを破砕する装置として所謂インパクトクラッシャが知られている。このインパクトクラッシャは、ロータに取り付けられた複数の打撃板と、該打撃板に対向配置された反発板とを具備し、投入された被破砕物(原料)は、上記ロータが回転することで上記打撃部によって繰り返し衝撃を与えられて砕かれ、その破片は上記反発板に衝突してまた砕かれ、自重で落下する。自重で落下した被破砕物は、再び打撃部によって砕かれ、その衝撃で反発板に向かって飛ばされる。このように被破砕物は打撃板と反発板とによって砕かれながら打撃板と反発板の最小間隙から破砕物(製品)として排出される。
ここで、上記打撃板と反発板との最小間隙のことをセットという。従って、インパクトクラッシャによって生成される破砕物のサイズは、上記反発板と打撃板との最小間隙(セット)によって決定される。このため、当該セットを常時一定間隔に調整維持することは製品品質の維持にとって極めて重要である。
従来のインパクトクラッシャでは上記セット調整を、反発板が固設されたアームを調整ボルトで本体ケーシングに吊下支持し、上記調整ボルトを本体側において雌螺子部に螺合し、当該調整ボルトを回転させることにより上記アームを昇降するものがあった。この際、上記調整ボルトを駆動モータ等の駆動手段により回転させる間隔調整装置が提案されている(特許文献1)。
また、反発板を吊下する調整ロッドの上端に油圧シリンダーを接続し、当該油圧シリンダーのロッドを伸縮駆動して上記調整ロッドを昇降することによりセット調整を行うものも提案されている。
特開2003−38968号公報
ところで、上記従来の調整機構では、調整ボルトを回転させるために駆動モータや油圧シリンダー等の駆動手段が必要であるため、これらの駆動手段を本体ケーシング上部に常時固設しておくか、或はセット調整の度に上記駆動手段を上記調整ボルトに装着、離脱する作業を行うことが必要となる。しかしながら、セット調整にこれらの駆動手段を使用すると、装置自体が大型化するし、セット調整作業が複雑化するため、上記駆動手段等の動力を使用せずにより簡便にセット調整を可能とする機構が望まれている。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、油圧シリンダー等の駆動手段を用いることなく簡単にセット調整を行い得るインパクトクラッシャのセット調整装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、
第1に、本体ケーシング内に複数の打撃板を装着したロータを回転可能に軸支し、上記本体ケーシング内にスイングアームの一端を軸支し該アームのロータへの対向部に反発板を固設し、上記スイングアームを上記本体ケーシング上部から調整用ロッドにて吊下する構成のインパクトクラッシャのセット調整装置であって、上記本体ケーシング上部側の上記調整用ロッドに抜け止め部材を装着し、上記調整用ロッドより大径で上記抜け止め部材より小径の小穴部と、該小穴部に連通し上記抜け止め部材より大径の大穴部が形成された調整板を設け、上記調整板をその小穴部に上記調整用ロッドが位置する状態で、上記ケーシング上部と上記抜け止め部材との間に複数積み重ねて配置すると共に、それら調整板を固定手段にて固定し、かつ上記固定手段による固定を解除した状態において、上部の上記調整板を横方向にスライドすることにより、上記抜け止め部材の位置に上記大穴部を位置させ、それによって上記調整用ロッドをスライドさせた上記調整板の厚さ分下降させるものであり、上記固定手段は、上記本体ケーシング上部側にボルトを立設すると共に、上記調整板に上記スライド方向の長穴を形成し、上記ボルトに各長穴を挿通した状態で上記調整板を積み重ね、上記ボルトの上部にナットを締結することにより上記調整板を固定するものであることを特徴とするインパクトクラッシャのセット調整装置により構成される。
上記抜け止め部材は、例えば調整用ロッドに螺合し得るロックナット(27)、皿バネ(23)等により構成することができる。上記小穴部は例えばU状穴(18b)、上記大穴部は例えば円形穴(18a)により構成することができる。このように構成すると、調整板の積層枚数によりセットの設定が可能であり、また調整板をスライドさせて調整用ロッドの位置を移動した調整板の厚さ分下降させることによりセットの調整を行うことができる。
このように構成すると、ボルトを緩めることにより調整板をスライド可能状態とすることができ、ボルトを締結することにより調整板を固定できるため、セット調整に係る調整板の固定解除並びに固定を簡単な操作により行うことができる。
本発明に係るセット調整装置によると、インパクトクラッシャにおけるセット調整を動力機器を使用せずに簡単に行うことができる。また、ボルトを緩めることにより調整板をスライド可能状態とすることができ、ボルトを締結することにより調整板を固定できるため、セット調整に係る調整板の固定解除並びに固定を簡単な操作により行うことができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。まずインパクトクラッシャ1及びセット調整機構2、2’の構成について説明する。
図1は本発明のセット調整機構2,2’を備えたインパクトクラッシャ1の全体構成を示す断面図である。同図において、インパクトクラッシャ1は、クラッシャ本体を形成する上部開口の本体ケーシング1a、該本体ケーシング1aの上部開口を開閉するケーシング蓋3、上記ケーシング1a内下部に回転軸5を以って矢印a方向に回転可能に軸支されたロータ6、そのロータ6の外周に固定された複数枚の打撃板4と、上記ケーシング1a内において上記ロータ6の外周面に対向するように上記ケーシング蓋3上面から吊下された反発装置7と、その反発装置7に固定された複数の反発板7a,7a’,7b,7b’と、上記ケーシング蓋3の上部に設けられ上記反発板7a’,7b’と打撃板4等との間隔(セット)を調整するセット調整機構2,2’を具備している。尚、1bは原料投入口、1cは製品排出口であり、以下の説明では原料投入口1b側を前方、製品排出口1c側を後方、図1における本体ケーシング1aの幅方向を左右方向という。
図1のように、上記反発装置7において、8は上記ケーシング蓋3の下面側に設けられた軸受9aに軸支された支持軸9を以って矢印b,c方向に回動可能に軸支された第1スイングアーム、10は同じく上記支持軸9を以って矢印b,c方向に回動可能に軸支された第2スイングアームであり、上記第1スイングアーム8の下面の反発板取付面8aに2枚の同一形状の第1反発板7a,7a’が前後方向に並列的に固定されている。即ち、上記スイングアーム8、10の上記取付面8a,10aのロータ6への対向部に反発板7a,7a’,7b,7b’が固設されている。
この第1スイングアーム8の上記取付面8aとは反対側の面には、上記セット調整機構2’から垂下された調整用ロッド13の下端連結部25を位置させ、該連結部25に左右方向ピン11を挿通し、当該ピン11の両端部を各々上記第1スイングアーム8のリブ8bに固定する。これによって、当該第1スイングアーム8は一端を上記支持軸9で軸支された状態で上記調整用ロッド13によって吊下支持された状態となっており、上記調整用ロッド13を矢印j、k方向に調整することにより、上記スイングアーム8を上記支持軸9を中心として矢印b,c方向に回動可能となっている。
上記第2スイングアーム10は、その先端部にロータ6の方向を向いた反発板取付面10aを有しており、当該反発板取付面10aに2枚の同一形状の第2反発板7b,7b’が略上下方向に並列的に固定されている。この第2スイングアーム10の上記取付面10aとは反対側の面のリブ10bに、上記セット調整機構2から垂下された調整用ロッド13の下端連結部26を位置させ、該連結部26の左右方向貫通孔に左右方向ピン12を相通し、当該ピン12の両端部を各々上記リブ10bに固定する。これによって、当該第2スイングアーム10は一端を上記支持軸9で軸支された状態で上記調整用ロッド13によって吊下支持された状態となっており、上記調整用ロッド13をその矢印j、k方向に調整することにより、上記スイングアーム10を上記支持軸9を中心として上記第1スイングアーム8とは独立して矢印b,c方向に回動可能となっている。
ここで、上記ロータ6と上記第1反発板7a,7a’によって囲まれた空間を第1破砕室K1といい、上記ロータ6と上記第2反発板7b,7b’によって囲まれた空間を第2破砕室K2という。また、上記ロータ6に固定された打撃板と上記反発板との最小間隙を「セット」という。従って、上記第1破砕室K1のセットは、第1スイングアーム8の反発板7a’と上記打撃板4との間隙S1をいい(図2参照)、第2破砕室K2のセットは、第2スイングアーム10の反発板7b’と上記打撃板4と間隙S2をいう。
そして、上記各セット(間隙S1,S2)を調整するには、上記セット調整機構2,2’において、上記各調整ロッド13,13をその昇降方向(矢印j、k方向)に調整することにより行う。
上記ロータ6は、上記水平回転軸5をケーシング2の外部に設けられた電動モータ(図示せず)で回転することにより矢印a方向に回転駆動される。上記打撃板4は、上記ロータ6の回転中心を通る直径面Dに平行にかつ同一開き角度(90度毎)に設けた挿入溝4aに各々挿入固定され、各打撃面4bを上記ロータ6の外周面から突出している。尚、打撃板4の設置枚数はこれに限定されない。
上記ケーシング蓋3は、本体ケーシング1aの後部下端の支軸3’を以って、上記セット調整機構2,2’及び反発装置7共々矢印d方向に開成可能となっており、図1は当該ケーシング蓋3を矢印e方向に回動して閉鎖した状態を示している。尚、ケーシング蓋3を開いた状態を図7に示す。また、図1中二点鎖線wはケーシング蓋3と本体ケーシング1aとの分離ラインである。よって、上記ケーシング蓋3は、打撃板・反発板の交換や異常発生時などに、ロータ6の回転駆動を停止させてから開状態に開いてメンテナンス姿勢をとることができる。上記ケーシング蓋3の開閉は、その背部に設けられた油圧シリンダー29によって行う。尚、図1中7cは上記支持軸9とは異なる支持軸9’に軸支された保護ライナであり、上記スイングアームの支持部を保護するものである。
図2〜図5に本発明に係るセット調整機構2,2’の構成を示す。次にこれらの図を参照して上記セット調整機構2,2’の具体的構成を説明する。
同図において、上記蓋3の中央部には、上記調整用ロッド13,13を挿通するための貫通穴14,14が前後方向に隣接して設けられている。また、上記蓋3には、板面の左寄りの偏心位置に貫通穴15a,15aが形成された長方形状のベース板15,15が、その貫通穴15a,15aを各々上記貫通穴14,14に同心的に位置あわせした状態で、各長手方向が左右方向となるように、上記蓋3の上面に各々固定されている(図2、図3参照)。上記貫通穴15a,15aの直径は、上記貫通穴14,14より若干小径であり(図2参照)、上記貫通穴15a,15a内には、各々上記調整用ロッド13,13の矢印j、k方向の移動を円滑に行うためのスリーブ状の案内ガイド16,16がボルトBにより取り付けられている(図4参照)。
尚、上記セット調整機構2,2’の構成は同一であるため、以下一方のセット調整機構2’について説明し、他方のセット調整機構2には同一符号を付して便宜上その説明を省略する。
上記ベース板15の上記貫通穴15a近傍の前方寄りの位置には、左右方向に沿って2本のスタッドボルト21,21が該ベース板15に対して直角に立設支持されている。
上記ベース板15の上面には、所定厚さ(本実施形態では12mm)で長方形状の複数の調整板17(本実施形態では10枚)が、その長穴20に上記スタッドボルト21を挿通した状態で積み重ねられている。
この調整板17は、その形状は上記ベース板15と略同じ長方形状であるが、ベース板15より若干小さく形成しても良い。この調整板17は、その板面に円形穴部18aと該円形穴部18aに連続するU状穴部18bとから構成される調整穴18が貫通形成されている。この調整穴18の上記U状穴部18bの対向直線部19,19の間隔T1は(図4(c)参照)、上記円形穴部18aの直径T2より若干短く形成されており、当該調整穴18は全体として当該長方形状の長手方向に沿う鍵穴形状に形成されている。また、上記調整板17の板面には、その前方側の側縁に沿う長穴20が設けられており、該長穴20に上記2本のスタットボルト21が挿通された状態となっている。
そして、この調整板17は、その長穴20に上記2本のスタッドボルト21を挿通した状態で、上記調整穴18のU状穴部18bの位置が上記ベース板15の貫通穴15aに適合するように上記ベース板15の上に載置され、同様に10枚の調整板17が積層状態で互いにずれないように積み重ねられている(図4(b)参照)。そして、2つのロックナット22,22を一番上の調整板17上に突出している上記スタッドボルト21,21の先端にねじ込むことにより、上記10枚の調整板17が積層状態で一体的に固定されている(図4(a)(b)の状態)。
この状態では、上記調整用ロッド13は、上記貫通穴15a及び上記調整穴18のU状穴18bを挿通した状態で、上記最上部の調整板17の上面側に突出しており、その先端部の雌螺子部に皿バネ23及びガイドスリーブ27a付のロックナット27を螺子込み、上記皿バネ23を上記最上部の調整板17のU状穴部18bの周縁に載置する。これにより、上記調整用ロッド13は、該調整用ロッド13の下方への落下を阻止された状態で抜け止めされている。尚、上記調整用ロッド13の上端部にはネジキャップ28が螺子込まれている。
上述のように、上記皿バネ23の直径は上記U状穴18bの幅(T1)より大なので、上記U状穴18bの位置では上記調整用ロッド13は抜け止めされた状態となるが、上記調整穴18の円形穴部18aの直径T2は上記皿バネ23の直径より大きく形成されているので、上記ロックナット22,22を緩めて、最上部の調整板17を図4(a)の状態から図4(c)の状態に左方向(矢印s方向)に移動させ、上記皿バネ23の位置に円形穴部18aを位置させると、調整用ロッド13は上記調整板17の一枚分の厚み(12mm)だけ下降してその皿バネ23が2枚目の調整板17のU状穴18bの周縁に当接した状態で停止させることができる(図4(c)(d)参照)。これにより、調整用ロッド全体が12mm下降するため、上記セットS1を狭くする方向に調整し得るように構成されている。
本発明は上述のように構成されているので、次に本発明のセット調整法を説明する。尚、本発明に係るセット調整機構2,2’は図1に示すように、複数枚の調整板17が積層された状態で、反発板7a’,7b’を吊り下げ保持しており、第1破砕室K1のセットはS1、第2破砕室K2のセットはS2に保持されているものとする。この状態で、所定期間使用すると、打撃板4或は反発板7a,’,7b’が磨耗して上記セットS1,S2が拡大するので、製品品質を維持するために、上記セットを当初の大きさに戻すことが必要となる。尚、この実施例では、反発板7a’のセットS1を調整するセット調整機構2’の操作を説明するが、反発板7b’のセットS2を調整する場合の上記調整機構2の操作も同様である。
まず、駆動シリンダー29を以ってケーシング蓋3を矢印d方向に回動させて図7の状態まで開口する。すると、上記調整用ロッド13は、同図に示すように水平位置より調整用ロッド13の先端部が下側を向く傾斜位置まで傾いた状態となる。上記調整ロッド13は通常では上記調整板17のU状穴18bの周縁に皿バネ23を以って載置されているだけの状態であるため、上記の傾斜位置まで傾斜させると、上記調整用ロッド13は矢印p方向(下向き傾斜方向)に自重により多少スライドして、その皿バネ23と上記最上位の調整板17との接触が無くなる。
この状態において、上記調整機構2’のロックナット22,22を緩めて、最上位の1枚の調整板を矢印s方向にスライドさせる。このとき、その円形穴部18aが上記調整ロッド13のシャフトと同心的となる位置(図4(c)の位置)まで移動させる(図4(a)の位置から図4(c)への位置)。このとき、上記調整用ロッド13の皿バネ23と、最上部の調整板17とは接触していないので、調整板17の移動は操作者の手、或はハンマー等で叩くことにより、容易に行うことができる。尚、本実施形態では、上記調整板17の移動はその長穴20の右端が右側のスタッドボルト21に当接する位置まで移動させれば、上記円形穴18aが上記調整用ロッド13と同心に位置するように構成している。
上記調整板17の移動の終了後、再び上記ロックナット22,22を締め付ける。その後、駆動シリンダー29を駆動してケーシング蓋3を矢印e方向に回動させ、図1の閉鎖状態とする。すると、上記調整用ロッド13は上記蓋3が閉鎖されるに従って自重によって矢印j方向に下降していくが、最上位の移動された調整板17は、上記皿バネ23に対応する位置に該皿バネ23の直径より大径の円形穴18aが位置しているので、調整ロッド13の皿バネ23は最上位の調整板17の円形穴18aを通過して2番目の調整板17のU状穴18bの周縁に当接した状態、即ち上記最上位の調整板17に係合していた位置より、調整板1枚分(12mm)分、低い位置に低下した状態となる(図4(d))。
そうすると、上記調整用ロッド13の下端に支持されている反発板7a’の上記セットS1は12mm分狭くなり、磨耗等により拡大していたセットをもとに戻すことができる。
さらにその後のインパクトクラッシャの所定期間の動作により再び磨耗が生じた場合は、今度は同様の手法により上から2枚目の調整板17を上記と同様にスライドさせ、上記調整用ロッド13を3枚目の調整板17上に載置した常態とすればよい。
尚、調整板の厚みは例えば4.5mm〜25mmの間の任意の厚さとすることができ、厚さを小さくするとそれだけ細かい調整を行うことができる。また、一度にスライドさせる調整板17の数は1枚に限らず、調整幅に応じて複数枚を同じにスライドさせても良い。
また、本発明の場合、調整板17によらず調整用ロッド13のスリーブ27a付のロックナット27を回転させることによってセットS1,S2の微調整が可能である。
以上のように本発明によると、調整板17を積層することでセットの設定を行うことができ、さらに調整板17をスライドさせるだけで、調整用ロッド13の位置(高さ)を、移動した調整板17の厚さ分だけ下降させ、これによりセットの調整を行うことができるので、動力を使用せずに手動にて容易にセット調整を行うことができる。
また、ロックボルト22を緩めることにより調整板17をスライド可能状態とすることができ、ロックボルト22を締結することにより調整板17を固定できるため、セット調整に係る調整板17の固定解除並びに固定を簡単な操作により行うことができる。
このように、本発明に係るセット調整装置によると、インパクトクラッシャにおけるセット調整を動力機器を使用せずに簡単に行うことができる。
本発明に係るインパクトクラッシャのセット調整装置は、面倒な作業であったセット調整を動力機器を使用せずに簡単に行えるので、砕石業又は土木業・リサイクル業などの事業所において用いるの好適である。
本発明に係るインパクトクラッシャのセット調整装置を使用したインパクトクラッシャの側面断面図である。 同上装置の側面断面図である。 (a)は同上装置におけるケーシング蓋近傍の平面図、(b)は同上装置におけるケーシング蓋近傍の側面図である。 (a)は同上装置のセット調整機構のセット調整前の平面図、(b)は同上装置のセット調整機構のセット調整前の側面断面図、(c)は同上装置のセット調整機構のセット調整後の平面図、(d)は同上装置のセット調整機構のセット調整後の側面断面図である。 同上装置のセット調整機構の斜視図である。 同上装置の側面図である。 同上装置のケーシング蓋を開いた状態の側面図である。
符号の説明
1 インパクトクラッシャ
1a 本体ケーシング
2、2’ セット調整機構
3 ケーシング蓋
4 打撃板
6 ロータ
7a,7a’ 反発板
7b,7b’ 反発板
8 第1スイングアーム
10 第2スイングアーム
13 調整用ロッド
17 調整板
18 調整穴
18a 円形穴
18b U状穴
20 長穴
21 スタッドボルト
22 ロックナット
23 皿バネ
27a スリーブ
27 ロックボルト

Claims (1)

  1. 本体ケーシング内に複数の打撃板を装着したロータを回転可能に軸支し、上記本体ケーシング内にスイングアームの一端を軸支し該アームのロータへの対向部に反発板を固設し、上記スイングアームを上記本体ケーシング上部から調整用ロッドにて吊下する構成のインパクトクラッシャのセット調整装置であって、
    上記本体ケーシング上部側の上記調整用ロッドに抜け止め部材を装着し、
    上記調整用ロッドより大径で上記抜け止め部材より小径の小穴部と、該小穴部に連通し上記抜け止め部材より大径の大穴部が形成された調整板を設け、
    上記調整板をその小穴部に上記調整用ロッドが位置する状態で、上記ケーシング上部と上記抜け止め部材との間に複数積み重ねて配置すると共に、それら調整板を固定手段にて固定し、
    かつ上記固定手段による固定を解除した状態において、上部の上記調整板を横方向にスライドすることにより、上記抜け止め部材の位置に上記大穴部を位置させ、それによって上記調整用ロッドをスライドさせた上記調整板の厚さ分下降させるものであり、
    上記固定手段は、上記本体ケーシング上部側にボルトを立設すると共に、上記調整板に上記スライド方向の長穴を形成し、
    上記ボルトに各長穴を挿通した状態で上記調整板を積み重ね、上記ボルトの上部にナットを締結することにより上記調整板を固定するものであることを特徴とするインパクトクラッシャのセット調整装置。
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