JP5004805B2 - 超電導磁石を用いたmri装置とその保守方法 - Google Patents

超電導磁石を用いたmri装置とその保守方法 Download PDF

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Description

本発明は、超電導磁石を用いた磁気共鳴イメージング(MRI)装置に係わり、特に、クライオクーラーを備えたMRI装置に関する。
核磁気共鳴(NMR)信号から医学的診断画像を撮るMRI装置は、形態的な画像のみならず、生体の機能や代謝をも画像化することが可能であり、優れた病巣検出能を有する。
特許文献1に開示されている開放構造の超電導磁石を用いたMRI装置は、磁場強度が均一で強く、しかも被検体の配置される磁石内の空間が明るく開放的な印象を与えるという特長がある。
しかしながら、開放構造の超電導磁石は、円筒形状の超電導磁石と比較すると、クライオスタット内に収められる超電導コイルの支持機構の数が多く、しかもクライオスタットの表面積が大きくなるため、クライオスタット内への熱侵入が多くなる。
そこで、特許文献2には、外部からの幅射熱を遮蔽する熱シールド板をクライオスタット内に多重に組込むとともに、気化したヘリウムガスをその沸点以下に再冷却して液体ヘリウムに戻す冷却能力を有するクライオクーラーをクライオスタットに取り付けることが開示されている。
クライオクーラーは運転時間の経過に伴い、可動部分の磨耗や不純物の蓄積等により冷却能力が低下するが、ヘリウムを沸点(4.2ケルビン温度)以下にする冷却能力を維持していることが必要条件であるため、メンテナンス作業を行って、冷却能力を維持回復する必要がある。
通常は、稼働時間約10、000時間毎にクライオクーラーのメンテナンスを行い、約20、000時間毎にクライオクーラーに接続されたヘリウム圧縮機の濾過ユニットの交換を行っている。クライオクーラーの稼働時間の管理は、ヘリウム圧縮機に備えられている稼働時間積算計の表示する時間をオペレータが確認することによって行っている。
ヘリウム圧縮機の積算時間計は、停電などで装置が停止した時間を除外した正確な稼働時間を把握するのに有効であり、この時間で管理することにより、クライオクーラーを約10、000時間ごと、ヘリウム圧縮機を約20、000時間ごとに同期させてメンテナンスできるという便利さも有している。
また、特許文献3には、クライオスタットが取り付けられたヘリウム槽内に圧カセンサーとヒーターとを配置した超電導マグネットが開示されている。この構成では、圧カセンサーが、ヘリウム槽内の圧力が大気圧に対して負圧になったことを検出した場合、ヘリウム槽内でヒーターを発熱させて液体ヘリウムを蒸発させる。これにより、ヘリウム槽内の圧力が負圧にならないように制御する。
特開2002−336216号公報 特開2005−237417号公報 特開平6−283329号公報
しかし、クライオクーラーの性能は各ユニットによってその冷却能力の持続時間に少なからず偏差を有しているのが実情であり、10、000時間以内でその冷却能力が低下し、メンテナンス実施が必要なクライオクーラーの場合には、メンテナンスの実施が遅れることになる。
クライオクーラーは、その機能がヘリウムガスをその沸点以下に冷却して液体ヘリウムに戻すというものであるため、冷却能力の劣化が連続的な緩やかな変化であっても、冷却能力がヘリウムの沸点4.2ケルビン温度から僅か0.1度でも劣化した時点で液化ができなくなり、クライオスタットが突如としてヘリウムを大量に消費することになる。
上述の特許文献3に記載の発明では、クライオスタット内でヒーターを加熱することにより、内部の圧力が負圧にならないように制御することは可能であるが、クライオクーラーの冷却能力の劣化が予想よりも早く進んだ場合には、それを検知することができず、メンテナンス時期の判断を行うことはできない。
そこで、クライオクーラーのメンテナンス時期を、一律に10、000時間より短い時間とすることが考えられる。しかしながら、上述したように、クライオクーラーの冷却能力にはユニット毎にバラツキがあり、十分な冷却能力を維持しているクライオクーラーについても、メンテナンス作業を実施しなければならなくなってしまい、望ましいものではない。
本発明の目的は、クライオクーラーの冷却能力を適切に判断することができるMRI装置及びその保守方法を提供することである。
本発明の磁気共鳴イメージング装置においては、超電導コイルを冷媒と共に収容する容器内の冷媒が気化した気体を冷却し液化させる冷却部と、容器内の圧力を検出する圧力検出部と、冷却部又は容器内に配置される発熱部と、圧力検出部が検出した圧力に応じて、発熱部の発熱量を制御し、容器内の圧力を制御する制御部と、発熱量を用いて冷却部の保守の要否を判定する判定部とを備える。
また、本発明の磁気共鳴イメージング装置の保守方法においては、記超電導磁石の超電導コイルと冷媒とを収容する容器内の圧力を検出し、冷却部又は容器内に配置した発熱部を、検出した圧力に応じた発熱量で発熱させ、容器内の圧力を制御し、その発熱量を用いて冷却部の保守の要否を判定する。
また、超電導コイルを冷媒と共に収容する容器と、前記容器内の冷媒を冷却する冷却部と、容器内の圧力を検出する圧力検出部と、冷却部又は容器内に配置される発熱部と、圧力検出部が検出した圧力に応じて前記発熱部の発熱量を制御する制御部とを有する磁気共鳴イメージング装置の、前記冷却部が保守を必要とするか否かを判定するコンピュータプログラムにおいて、発熱部の発熱量の経時変化をグラフ化し、このグラフ化したパターンと予め定めた正常パターンとの乖離度を算出し、記冷却部が保守を必要とするか否かを判定する。
本発明によれば、クライオクーラーの冷却能力を適切に判断することができるMRI装置及びその保守方法を実現することができる。
また、保守クライオクーラーの冷却能力を適切に判断することができるMRI装置のコンピュータプログラムを実現することができる。
本発明の第1の実施形態が適用されるオープンMRI装置の全体概略構成図である。 図1のMRI装置を構成する超電導磁石の断面の概略構成図である。 図1のMRI装置のクライオクーラー106とクライオ制御ユニットの構成と接続状態を示す説明図である。 図1のMRI装置のクライオスタット103、104とその圧力を制御するフィードバックループの説明図である。 図3のクライオ制御ユニット127において、電圧コンパレータ回路302の出力する制御信号が積算稼働時間によって変化することを示すグラフである。 図3のクライオ制御ユニット127の信号を取り込んだコンピュータ114の処理動作を示すフローチャートである。 ヒーターへの制御信号値と積算稼動時間との関係を経時的に示すグラフであり、ディスプレーに表示する画面例を示す図である。 本発明の第2の実施形態におけるフィードバック制御ループの説明図である。 本発明における警告表示・警報の表示例を示す図である。
符号の説明
101・・・超電導磁石、102・・・被検体、103・・・上クライオスタット、104・・・下クライオスタット、105・・・連結管、106・・・クライオクーラー、108・・・傾斜磁場コイル、110・・・高周波コイル、118・・・フィルター回路、201、202・・・超電導コイル、203、204・・・ヘリウム容器、207・・・1段目ステージ、208・・・2段目ステージ、209・・・熱シールド板、210・・・蒸気貯めパイプ、211・・・真空容器、311・・・インジューム線
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、発明の実施形態を説明するための全図において、同一機能を有するものは同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
図1は、本発明の第1の実施形態が適用されるオープンMRI装置の全体概略構成図である。図1に示すように、このオープンMRI装置は、被検体102が配置される撮像空間に静磁場を発生するための開放構造の超電導磁石101と、超電導磁石101の冷媒(ヘリウム)を沸点以下に再冷却するためのクライオクーラー106と、撮像空間に傾斜磁場を印加する傾斜磁場コイル108と、撮像空間に高周波磁場を照射する高周波コイル110と、被検体102からのNMR信号を検出する検出コイル112とを備えている。これら超電導磁石101、クライオクーラー106、傾斜磁場コイル108、高周波コイル110、及び検出コイル112は、電磁遮蔽117によって覆われている。
さらに、MRI装置は、クライオクーラー106に圧縮されたヘリウムガスを送る圧縮機ユニット107と、超電導磁石101のクライオスタット103及び104の圧力制御を行うクライオ制御ユニット127と、検出コイル112の検出信号を増幅する高周波増幅ユニット113と、高周波コイル110に高周波電流を供給する高周波パワーアンプ111と、傾斜磁場コイル108に駆動電流を供給する傾斜磁場パワーアンプ109と、これらの動作についてシステム信号ライン115を介して制御するコンピュータ114と、ディスプレー116とを備えている。
これら圧縮機ユニット107、クライオ制御ユニット127、高周波増幅ユニット113と、高周波パワーアンプ111、傾斜磁場パワーアンプ109、コンピュータ114、及びディスプレー116は、電磁遮蔽117の外側に配置され、フィルター回路118を介して電磁遮蔽117内の構成と接続されている。
また、コンピュータ114には、モデムやLANターミナル等の通信制御装置119が接続されており、コンピュータ114を介してMRI装置を遠隔監視ができるように構成されている。
開放構造の超電導磁石101は、撮像空間を挟んで配置された上クライオスタット103と下クライオスタット104とを有する。そのため、撮像空間の前後左右は大きく開放された構造になっている。上クライオスタット103と下クライオスタット104は、それぞれ、図2に示すように、外側から順に真空容器211、熱シールド板209、ヘリウム容器203、204が配置された多層構造である。
真空容器211は、15ミリメートル厚のステンレススチールで形成されている。真空容器211とヘリウム容器203、204との間隙は真空層になっており、その中間に存在する熱シールド板209と共にヘリウム容器203、204への熱侵入を防いでいる。
上クライオスタット103と下クライオスタット104のヘリウム容器203、204の内部には、それぞれ図2に示したように、それぞれ超電導コイル201、202が収容され、撮像空間に静磁場を発生している。この静磁場の磁場強度は、撮像空間の中心で0.7テスラであり、かつその磁場均一度は、直径40センチメートルの球空間で3ppm以下を達成している。
なお、図2には上下のクライオスタット103、104にそれぞれ1つずつの超電導コイル201、202が配置されている例を示したが、通常は磁場強度及び磁場均一度を高め、漏洩磁場強度を下げるために複数の超電導コイルが組み合わせて配置される。
上クライオスタット103と下クライオスタット104との間には、連結管105が配置され、上ヘリウム容器203と下ヘリウム答器204の内部空間を接続している。この連結管105により、通常状態では図2に示すように、下ヘリウム容器204は冷媒(液体ヘリウム)で完全に満たされた状態となり、上ヘリウム容器203は、超電導コイル201が浸漬される深さまで液体ヘリウムで満たされ、冷媒の液面213が上ヘリウム容器203内に位置する状態となる。また、連結管105を介して、上下に配置された超電導コイル201、202は電気的に接続される。
上ヘリウム客器203内には、図2に示すように、液体ヘリウムの液面213を計測する液面センサー214が挿入されている。また、上ヘリウム容器203の内壁面の上部には、液面213上のヘリウムガスが充満した空間の圧力(大気圧と相対値)を計測する圧カセンサー215が固定されている。
液面センサー214及び圧カセンサー215の出力配線は、上クライオスタット103に設けられたサービスポート126を介して外部に引き出され、クライオ制御ユニット127に接続されている。このクライオ制御ユニット127は、液面位置データと圧カデータとを受け取る。
また、上クライオスタット103の上部には、図2及び図3に示すように、L宇型の蒸気貯めパイプ210が配置されている。この蒸気貯めパイプ210は、クライオスタット103と同様の真空容器211、熱シールド板209、ヘリウム容器203を含む多層構造である。蒸気貯めパイプ210内には、クライオクーラー106の先端部(1段目ステージ207、2段目ステージ208)が挿入されている。
クライオクーラー106は、図1に示すように、圧縮機ユニット107と接続されており、圧縮ヘリウムガスが供給される。供給された圧縮ヘリウムガスは、クライオクーラー106内の蓄冷材が詰められた1段目及び2段目ステージ207、208を移動する過程で膨脹して、温度が低下し、徐々に蓄冷材を冷却する。本発明の第1の実施形態では1段目ステージ207には鉛玉の蓄冷材が詰められ、2段目ステージ208にはホロビウム銅化合物(HoCu)の蓄冷材が詰められている。1段目ステージ207のアウターケースは50度ケルビン温度に、2段目ステージ208のアウターケースは3.7度ケルビン温度に冷却される。
1段目ステージ207のアウターケースは、上クライオスタット103の熱シールド板209に熱接触しており、これを50度ケルビンまで冷却して輻射熱の侵入を極力低下させる。1段目ステージ207のアウターケースと熱シールド板209とが接触する面の間には熱伝導の良好な材料、例えばインジューム線311が挟み込まれている。これによって、接触面間の良好な熱伝導を実現している。
2段目ステージ208のアウターケースは、蒸気貯めパイプ210の内部空間に位置しており、クライオスタット103内で気化し、蒸気貯めパイプ210に貯まったヘリウムガスを直接その沸点(4.2度ケルビン温度)以下に冷却して、液体ヘリウムに戻す機能を有している。
また、図2及び図3に示したように、クライオクーラー106の2段目ステージ208の先端には、カートリッジヒーター216が取り付けられている。カートリッジヒーター216は、2段目ステージ208を加熱し、冷却能力を低下させることにより、クライオスタット103の内部空間の圧力を高める動作をする。カートリッジヒーター216は、その電源線がクライオクーラー106の基部に配置されたコネクタ217を介して外部に引き出され、クライオ制御ユニット127に接続されている。
クライオ制御ユニット127は、圧カセンサー215の検出した圧力に応じて、カートリッジヒーター216の動作を制御し、内部空間の圧力を所望値に制御する。クライオ制御ユニット127の動作については、後で詳しく説明する。
一方、傾斜磁場コイル108は、図1に示すように、超電導磁石101の上下クライオスタット103、104の撮像空間側にそれぞれ配置されている。傾斜磁場コイル108は、超電導磁石101の開放的な構造を妨げることがないように平板構造であり、それぞれ、x、y、zコイル(図示せず)を有する。
上下一対の傾斜磁場コイル108のx、y、zコイルによって互いに直交する3軸方向に磁場勾配を生じさせる。例えば、上側のzコイルと下側のzコイルに電流が印加されると、上zコイルは、超電導磁石101の発生する磁束と同じ向きの磁束を発生し、下zコイルはそれとは180度向きの異なる磁束を発生する。
この結果、撮像空間の垂直軸(Z軸)の上から下に向けて磁束密度が徐々に少なくなる勾配が作られることになる。同様に、xコイル及びyコイルも超電導磁石101の発生する磁場の磁束密度について、それぞれx軸、y軸に沿って勾配を付与する。
傾斜磁場パワーアンプ109は、傾斜磁場コイル108のxコイル、yコイル、zコイルにそれぞれ独立して所望の時間だけ電流を供給する。これにより、被検体102の検査部位の核スピンに三次元的な位置情報をラベリングすることができる。
傾斜磁場コイル108の撮像空間側には、高周波コイル110が組込まれている。この高周波コイル110も超電導磁石101の開放的な構造を妨げることがないように平板構造のコイルが採用されている。上下一対の高周波コイル110は、高周波パワーアンプ111より核スピンの共鳴周波数に対応した高周波電流が供給され、撮像空間の被検体102に高周波磁場を照射し、核スピンをほぼ一様に共鳴励起する。
例えば、0.7テスラの磁場強度で水素原子核が核磁気共鳴を起こす29.8メガヘルツの高周波磁場を照射する。傾斜磁場とこの高周波磁場を組み合わせることで、特定位置の水素原子核スピンを選択的に共鳴励起することが可能となる。
検出コイル112は、被検体102の検査部位の近傍に配置されている。検出コイル112は、核スピンの磁気的な運動により放出されるNMR信号を受信し、電気信号に変換する。電気信号に変換されたNMR信号は、高周波増幅ユニット113に入力され、増幅された後、コンピュータ処理に適したディジタル信号に変換される。
コンピュータ114は、傾斜磁場パワーアンプ109、高周波パワーアンプ111、高周波増幅ユニット113の動作を定められたタイミングで制御する。例えば、コンピュータ114に内蔵されるパルスシーケンサー(図示せず)は、システム信号ライン115を介して信号を傾斜磁場パワーアンプ109、高周波パワーアンプ111、高周波増幅ユニット113に出力し、所望の撮像パルスシーケンスを実行させ、被検体102を撮像する。
また、コンピュータ114は、ディジタル信号に変換されたNMR信号を診断に供するためのスペクトルや画像に変換処理してコンピュータ114内のメモリ装置(図示せず)に保存するとともに、ディスプレー116に表示させる。
さらに、コンピュータ114は、MRI装置の動作状態、例えばクライオスタット103、104内の圧力や、液体ヘリウムの液面213の値をクライオ制御ユニット127等を介して、常時あるいは一定の間隔をおいて監視し、その状態を記録するとともに、ディスプレー116に表示する、また、コンピュータ114は、通信制御装置119を介して、これらの値を遠隔監視している外部のコンピュータに対して送信する。電磁遮蔽117及びフィルター回路118は、コンピュータ114などが発生する電磁波ノイズが検出コイル112に達するのを遮蔽している。
次に、クライオ制御ユニット127の構成と動作について図3〜図6を用いて、説明する。
クライオ制御ユニット127は、図3に示すように、圧カセンサーアンプ301と、電圧コンパレータ回路302と、電流アンプ303と、インターフェイス回路304とを備えている。圧カセンサー215の出力信号Aは、圧カセンサーアンプ301に入力される。
圧カセンサーアンプ301は、入力信号を必要なレベルに増幅し、圧力の値を数値表示するためのコード変換を行う。増幅された信号電圧は電圧コンパレータ回路302に入力され、予め設定された基準電圧との差分が計算される。計算された差分電圧は電流アンプ303に入力され増幅されて、電流Bとして、クライオ制御ユニット127の出力端から、コネクタ217を介してカートリッジヒーター216へ供給される。
ここで、圧カセンサー215の出力信号Aの値が高い場合は、電流Bが少なくなるように電圧コンパレータ回路302が働くよう構成されている。即ち、クライオスタット103の上部空間のヘリウムガスの圧力が高い場合は、カートリッジヒーター216の発熱量を少なくして、クライオクーラー106の2段目アウターケース208の表面温度を下げ、ヘリウムガスの冷却液化を増やすことで、上ヘリウム容器203のヘリウムガス圧を低下させる。即ち、クライオ制御ユニット127と圧カセンサー215とヒータカートリッジ216は、ヘリウムガスを介してフィードバック制御ループを構成している。
このフィードバック制御について詳しく説明する。クライオスタット103、104にはその表面からの輻射熱や図2には記載されていない超電導コイル201、202の支持部等からの伝導熱が外部からの侵入熱として入り込む。一例として、この熱侵入が200ミリワットとすると、この熱量は毎時0.25リットルの液体ヘリウムを蒸発させ、175リットルのヘリウムガスに変換する。
一方、クライオクーラー106の冷却能力は、熱侵入量より余裕のあるものが採用されているので、正常運転時で、一例として400ミリワットを有している。この冷却能力は毎時350リットルのヘリウムガスを0.5リットルの液体ヘリウムに凝縮する。このため、上ヘリウム容器203の液体ヘリウム液面213上部の圧力は、200ミリワットの侵入熱により発生する毎時175リットルのヘリウムガスと、クライオクーラー106の400ミリワットの冷却能力により凝縮される毎時350リットルのヘリウムガスの差分(175リットル)ずつ、徐々に低下する。
そこで、クライオ制御ユニット127は、クライオクーラー106の先端に組み込まれたカートリッジヒーター216に電流を流して200ミリワットの熱量を発生させ、クライオクーラー106の冷却能力が実質的に200ミリワットになるようにする。このように制御することにより、上下ヘリウム容器203、204内では200ミリワットの侵入熱による液体ヘリウムの蒸発と、200ミリワットの冷却能力によるヘリウムガスの凝縮が平衡し、一定の圧力例えば1psiを維持することができる。
なお、クライオ制御ユニット127は、インターフェイス回路304を介して、コンピュータ114と接続され、圧カセンサーアンプ301の数値表示信号や電圧コンパレータ回路302の基準電圧の設定が行えるよう構成されている。この構成によって、オペレータは、上ヘリウム客器203の上部空間の内圧のモニターが可能であるとともに、超電導磁石101のクライオスタット103、104やクライオクーラー106の特性に合わせて適宜最適な基準電圧を設定することができる。
次に、図4を用いて、クライオ制御ユニット127のフィードバック制御ループの機能をさらに詳しく説明する。図4において、クライオスタット103、104の上ヘリウム容器203と下ヘリウム容器204には、上述した輻射熱やクライオスタットの構造材を介して伝導熱の合計した侵入熱Cが加えられる。この熱量Cが気化熱となって液体ヘリウムをヘリウムガスに変化させる。
一方、クライオクーラー106の冷却能力Dとカートリッジヒーター216の発熱量Eとの差分の冷却熱(D−E)が、ヘリウムガスに作用して、ヘリウムガスを液体ヘリウムに変化させる。ヘリウムガスから液体ヘリウムに凝縮した場合の体積は700分の1になるので、上ヘリウム容器203の圧力は、液体ヘリウムの増減は無視でき、ヘリウムガスの密度で決まる。
上ヘリウム容器203の圧力は圧カセンサー215で検出され、その出力信号Aがクライオ制御ユニット127に供給される。クライオスタット制御ユニット127は圧力信号に応じてカートリッジヒーター216の電流値Bを制御する。その制御は、侵入熱量Cが、マイナス(D−E)と等しい値になるように、即ち、液体ヘリウムの気化量とヘリウムガスの凝縮量とが同じであり、実質的に上ヘリウム容器203の圧力を一定に保つことができる。
また、クライオ制御ユニット127のインターフェイス回路304の信号はコンピュータ114に供給され、データの記録とオペレータヘの表示が行われる。
このようなフィードバック制御ループにおいて、クライオクーラー106の稼動時間が経過して、その冷却能力が低下してくると、それに応じてクライオ制御ユニット127は、図5に示すように、カートリッジヒーター216の発熱量Eを下げるように電流値を制御する。最終的には、クライオクーラー106の冷却能力Dが外部から侵入する熱量Cと等しくなった場合、クライオ制御ユニット127からカートリッジヒーター216への印加電流はゼロになる。
クライオクーラー106の保守が遅れ、さらに時間が経過すると、クライオクーラー106の冷却能力Dが侵入熱量Cより低下する状態となる。液体ヘリウムが気化したヘリウムガスは全て凝縮することなく上ヘリウム容器203内に滞留を始め、その圧力を上昇させることになる。このような状態では、クライオスタット制御ユニット127はカートリッジヒーター216の電流をマイナスに制御しようとする信号を出力する。
本発明の第1の実施形態では、カートリッジヒーター216の印加電流を制御する電圧コンパレータ回路302の制御信号を、インターフェイス回路304を介してコンピュータ(判定部)114に取り込み、制御信号の記録と表示を行うとともに、予め定められたプログラムに基づいて判定処理を行うことにより、クライオクーラー106の保守実施が必要であることを適切なタイミングでオペレータに知らせる処理を行う。
図6のフローチャートを用いてコンピュータ114が行う判定処理について説明する。コンピュータ114の内蔵メモリに予めプログラムが格納されており、コンピュータ114は、このプログラムを読み込んで実行することにより、図6のフローチャートのように動作する。
図6において、コンピュータ114は、MRI装置が起動されると、クライオ制御ユニット127の電圧コンパレータ回路302が電流アンプ303へ出力する制御信号を取り込み、コンピュータ114内の記憶装置に記録する(ステップ701)。記憶装置に記録された制御信号値は、読み込んだ時刻(月日のみでもよい)を横軸に、信号値を縦軸にしたグラフをプロットする(ステップ702)。この制御信号は、電流アンプ303で増幅されることにより、ヒータカートリッジ216への駆動電流となる信号であり、駆動電流の電流値に相当している。
正常な動作をするクライオクーラーの場合は、ステップ702でプロットしたグラフが図5に示したように、稼働時間が短い期間(501)はほぼ制御信号値(電流値)が一定で、稼働時間の経過に伴い次第に制御信号値が減少するパターンを示す。
しかしながら、クライオクーラー106本体の故障や取り付け不良の場合は、図5に示したパターンとは異なるパターンを示す。例えば、冷却能力が低い場合は、稼働時間が短いにも拘わらず、制御信号値が低い値を示す。あるいは、冷却能力安定性不良の場合は、制御信号値の変化が外気圧の変化以上に変動する。
そこで、現時点までのグラフのパターンと予め定めておいた正常パターンとの乖離度を求め、クライオクーラー106が正常か異常かを判定する(ステップ703)。クライオクーラー106が異常であると判定した場合は、直ちにモデムやLANターミナル等の通信制御装置119を介してサービスコール等の通信を行うとともに、ディスプレー116に警告を表示したり、警報音を発生させる(ステップ704)。
ステップ702でプロットしたグラフのパターンが正常な場合は、制御信号値の判定(ステップ705)に移行する。このステップ705において、制御信号値がゼロ以下の場合は、クライオクーラー106の冷却能力がクライオスタットに侵入する熱量より小さいことを示している。
即ち、図5で示した早急にクライオクーラー106の交換保守が必要とされる期間504に入ったことを示しているので、早急な交換保守を要することを知らせる表示をディスプレー116に表示するとともに、通信制御装置119を介してサービスセンターへの早急な交換保守の要請を送信する(ステップ706)。
一方、ステップ705において、制御信号値が閾値として設定した値以下、例えば50以下の場合は、クライオクーラー106が図5の期間503で示される通常の交換保守の適正期間に入っていることを示している。そこで、ディスプレー116に、現在組み込まれているクライオクーラー106の通常の交換保守の適正期間503であることを知らせる表示をするとともに、通信制御装置119を介してサービスセンターへの通常の交換保守の要請を送信する(ステップ707)。
また、ステップ705において、制御信号値が閾値以上、例えば50以上である場合は、記録された制御信号値の変化率を演算処理で求める(ステップ708)。変化率がマイナスを示した場合、即ち、図5に示すグラフで右下がりの傾向を示した場合は、外部気圧の変動による短期的な変化を排除するため数日前、例えば3日間の変化率の平均値を求める(ステップ709)。
この3日間の変化率の平均がマイナスを示す場合は、現在組み込まれているクライオクーラー106の冷却能力が減衰し始めたことを示す期間502に入っているので、ディスプレー116にクライオクーラーの交換保守を計画する時期であることを知らせる表示するとともに、同じくサービスセンターにその内容を送信する(ステップ710)。
なお、ステップ710において、グラフの変化率から保守の適正期間503に達する時期を予測し、併せてディスプレー116に表示することも可能である。例えば、グラフの変化率を予め定めた標準的なグラフ形状にフィッティングし、今後のグラフの推定曲線を描くことにより、保守適正期間503に達する時期を予測し、予告することや、初めて期間502に入った日に、予め定めたおいた日数を単純に加算した日を、保守適正期間503に達する時期とすることも可能である。
ステップ709において、3日間の平均変化率がゼロを示した場合は、今回のマイナス変化率が外気圧の影響である可能性が高く、現在のところクライオクーラー118の保守は不要な期間501の範囲にあることを示す表示をディスプレー116に表示する。
クライオクーラー106の性能減衰の計測は、日単位で十分であることから、前回の計測から、例えば24時間が経過しているかどうかをタイマーで計測し、24時間以内の場合はクライオ制御信号の読み込み記録処理と判定プログラムが待機状態に入る(ステップ711)。24時間を経過すれば、ステップ701に戻る。
クライオクーラー106の各々のステータス表示やサービスセンターへの通信処理を実施したステップ704、706、707、710の処理後は全てこの待機処理(ステップ711)にジャンプする。これは仮にクライオクーラー108の保守交換が早急に必要な場合であっても、MRI装置の撮像機能(臨床検査機能)は適正に動作させることができるからである。
即ち、オペレータには現在のクライオクーラー106のステータスを表示や警報によって告知し、かつ、通信によるサービスコールが実施されたならば、その後はMRI装置自体を停止等させる必要はなく、臨床検査に使用可能な状態とする。その後、通常の臨床検査のスケジュールとクライオクーラー106の保守・交換とのスケジュールを調整し、両者を競合させることなく、適切な時期にクライオクーラー106の保守・交換を実施する。
図7は、ステップ702にて作成したグラフをディスプレー116に表示する画面例801を示す図である。図7において、クライオクーラー106の冷却能力の記録データを縦軸802とし、月日を横軸803としたX−Yグラフで表示される。
表示時間に最も近い計測値は、常にX−Yグラフの左端に表示され、同時に、判定処理(図6のステップ705、708、709)の結果である現在の状態804も示される(図7に示した例では、正常な状態を示す)。表示されるデータは、クライオ制御信号取り込み・記録(図6のステップ701)の処理毎に更新され、常に最新のデータが左端で、過去9ヶ月間のデータがグラフ表示される。
これにより、MRI装置のオペレータは、MRI装置の現在の運転状況を容易に判断できるばかりでなく、クライオクーラー106の経時的変化をも把握できることになり、将来の状況に対応可能となる。さらに、カーソル線805をグラフ上を移動させることができ、過去の特定の月日、例えば、2005年9月28日のデータ806を読み出し、表示させることも可能となっている。
上述したように、図6のフローチャートに沿って、コンピュータ114が動作することにより、図5に示した積算稼働時間の経過に伴う制御信号値の変化を示すグラフを用いてクライオクーラー108の性能や保守点検の必要性を判定することができる。
本発明の第1の実施形態によれば、カートリッジヒーター216の発熱量の大きさに対応する制御値(実施形態では電流値)の大きさ、変化量を用いて、クライオクーラー106の保守の要否を判断しているので、個々のクライオクーラーの性能バラツキに関係なく、冷却能力を適切な範囲に維持して、安定した静磁場を発生することが可能となる。
また、本発明の第1の実施形態によれば、一時点のクライオ制御信号値でのみクライオクーラー108の性能等の判定を行う場合と比べ、正確に判断ができるとともに保守・交換の必要性の度合いをも判定できる。しかも、保守交換の最適時期や臨床検査スケジュールと調整して保守交換の日時を決定することができる効果もある。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。上述した第1の実施形態では、クライオクーラー106の冷却能力を、その先端に組み込んだカートリッジヒーター216の発熱量で制御する方法を示したが、本発明の第2の実施形態においては、カートリッジヒーター216に代えてヒーター素子716を上ヘリウム容器203内や、下ヘリウム容器204内に組み込む。
この第2の実施形態の場合、ヒーター素子716としては、電熱線やセラミックヒータ等をヘリウム容器203、204内に配置することが可能であるが、液体ヘリウムの液面センサー214をヒーター素子716として兼用させることも可能である。兼用させる場合には、例えば超電導材料からなる線材を液面センサー214として用い、超電導線材に電流を流し、液体ヘリウムに浸漬されている部分の抵抗が0になることを利用して、抵抗値から液面下にある線材長さを計測する構成にする。
このとき、流す電流量によって線材が発熱するため、ヒーター素子として機能を生じさせることができる。液面センサー214をヒーター素子716と兼用させることにより、システム構成を簡略できるというメリットがある。
図8を用いて、本発明の第2の実施形態におけるフィードバック制御ループを説明する。
図8において、クライオスタット103、104の上ヘリウム容器203と下ヘリウム容器204には、上述したように輻射熱や構造材を介しての伝導熱の合計した侵入熱Cが加えられる。更に、ヘリウム容器203または204内に組み込まれたヒーター素子716が発熱する熱量Eが加えられる。よって、熱量C+Eは、液体ヘリウムをヘリウムガスに気化させる。
一方、クライオクーラー106の冷却能力Dがヘリウムガスに作用して、液体ヘリウムに戻す。上ヘリウム容器203の内圧は圧カセンサー215で検出され、その圧力信号Aがクライオ制御ユニット127に供給される。クライオ制御ユニット127は圧力信号Aに対応したヒーター素子716に供給する電流値Bを制御する。
電流値Bの制御は、合計熱C+Eと−Dとを平衡させる、即ち、液体ヘリウムの気化量とヘリウムガスの凝縮量とを一致させる制御であり、これにより、実質的に上ヘリウム容器203の内圧が一定に保たれる。
その他の構成は、第1の実施形態と同様であるので詳細な説明は省略する。
本発明の第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる他、液面センサーをヒーター素子と兼用させることによりシステム構成を簡略できるという効果がある。
上述したように、本発明によれば、熱侵入の多い開放構造の超電導磁石であっても安定したクライオスタットの圧力制御を行うことができるとともに、適切なクライオクーラーのメンテナンス実施時期を把握することができる。本発明の実施例による方法は、冷凍機の冷却能力の低下を直接冷凍機に何らかの回路を配置して測定するような複雑な方法ではないので、簡便な方法であると考えられる。
この結果、クライオクーラーのメンテナンス遅れを回避して、液体ヘリウムの消費を実質的にゼロに維持することができる。更に、クライオクーラーのメンテナンス実施の的確な時期を予め把握することができるので、ユーザーのMRI装置使用計画に合わせてメンテナンスを実施することができる効果がある。
最後に、ディスプレー116に表示されたステップ704における警告表示・警報の表示例を図9に示す。本発明の実施例では、オペレータがクライオクーラー106の状態を常時監視しなくても、コンピュータ114に組み込まれたプログラムにより自動的に判定処理が実施されることは、図6のフローチャートを用いて既に述べた。例えば、オペレータは通常の被検者の検査モードをディスプレー116上で操作している時に、判定処理プログラムが異常と判定した場合に、直ちにモデムやLANターミナル等の通信制御装置119を介してサービスコールの通信を行うとともに、ディスプレー116上に図9の警報ウインドウ(子画面)901が表示されることで、オペレータはクライオクーラーの異常を察知することができる。警報ウインドウ901が表示されても、通常の検査を続行する場合は、右下の「継続」902をマウス等でクリック操作する。あるいは、現在の検査モードを一時中断して、例えば、図8に示すクライオクーラー106の冷却能力の記録データの表示を行う操作に移行する場合は、左下の「中止」903をクリックする。
なお、上述した例において、通信制御装置119から外部のコンピュータに図5に示した制御信号値と時間とを送信し、外部のコンピュータにおいても、送信されたデータ(制御信号値と時間)から、クライオクーラー106の異常や圧力センサー215の異常等を分析することも可能である。

Claims (17)

  1. 超電導コイルと、
    前記超電導コイルを冷媒と共に収容する容器と、
    前記容器内の冷媒が気化した気体を冷却し液化させる冷却部と、
    前記容器内の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記冷却部及び前記容器内の少なくとも一方に配置される発熱部を備えた超電導磁石を用いた磁気共鳴イメージング装置において、
    前記圧力検出部が検出した圧力に応じて、前記発熱部の発熱量を制御し、前記容器内の圧力を制御する制御部と、
    前記発熱量の変化に基づいて前記冷却部の保守の要否を判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、稼働時間の経過に伴う前記発熱量の変化が略一定な期間の経過後の、稼働時間の経過に伴い前記発熱量が次第に減少する期間を、閾値を用いて検出し、その後、前記発熱量の変化に基づいて前記冷却部の保守の要否を判定すること特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記制御部は、前記圧力検出部の検出した圧力と予め定めた圧力との差を求め、該差に応じた発熱量を前記発熱部に発生させる制御を行うことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項1または2に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記判定部は、前記発熱量が予め定めた値以下になった場合には、前記冷却部の保守が必要であると判定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記判定部は、前記発熱量の変化が所定の範囲外であった場合には、前記冷却部の保守が必要となることを予告することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記判定部は、前記発熱量の変化率に基づいて前記冷却部の保守が必要となる時期を予測することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記判定部は、前記発熱量として、前記制御部から前記発熱部に供給される発熱量制御信号を用いることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 超電導コイルと、
    前記超電導コイルを冷媒と共に収容する容器と、
    前記容器内の冷媒が気化した気体を冷却し液化させる冷却部と、
    前記容器内の圧力を検出する圧力検出部と、
    前記冷却部及び前記容器内の少なくとも一方に配置される発熱部を備えた超電導磁石を用いた磁気共鳴イメージング装置において、
    前記圧力検出部が検出した圧力に応じて、前記発熱部の発熱量を制御し、前記容器内の圧力を制御する制御部と、
    前記発熱量の変化に基づいて前記冷却部の保守の要否を判定する判定部と、
    を備え、
    前記判定部は、前記発熱量の変化が所定の範囲外であった場合には、前記冷却部の保守が必要となることを予告し、大気圧による前記発熱量の変化を排除するために、予め定めた期間の前記発熱量の変化を求め、これを用いて再判定を行うことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、前記発熱部は、前記冷媒の液面計測部を兼用していることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置において、表示部を備え、前記判定部は、前記冷却部の保守の要否を前記表示部に表示又は警報させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  10. 請求項9に記載の磁気共鳴イメージング装置において、表示部を備え、前記判定部は、前記発熱量として、前記制御部から前記発熱部に供給される発熱量制御信号を用い、この制御信号の時間的変化を前記表示部に表示させることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  11. 冷媒を液化する冷却部を備えた超電導磁石を用いた磁気共鳴イメージング装置の保守方法であって、
    前記超電導磁石の超電導コイルと冷媒とを収容する容器内の圧力を検出し、
    前記冷却部及び前記容器内の少なくとも一方に配置した発熱部を、前記検出した圧力に応じた発熱量で発熱させ、前記容器内の圧力を制御し、
    稼働時間の経過に伴う前記発熱量の変化が略一定な期間の経過後の、稼働時間の経過に伴い前記発熱量が次第に減少する期間を、閾値を用いて検出し、その後、前記発熱量の変化に基づいて前記冷却部の保守の要否を判定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置の保守方法。
  12. 超電導コイルを冷媒と共に収容する容器と、前記容器内の冷媒が気化した気体を冷却し液化させる冷却部と、前記容器内の圧力を検出する圧力検出部と、前記冷却部及び前記容器内の少なくとも一方に配置される発熱部と、前記圧力検出部が検出した圧力に応じて前記発熱部の発熱量を制御し、前記容器内の圧力を制御する制御部とを有する磁気共鳴イメージング装置の、前記冷却部が保守を必要とするか否かを判定するコンピュータプログラムにおいて、
    前記発熱部の発熱量の経時変化をグラフ化し、このグラフ化したパターンと予め定めた正常パターンとの乖離度を算出し、算出した乖離度に基づいて、前記冷却部が正常か異常かを判定し、正常の場合には、さらに、稼働時間の経過に伴う前記発熱量の変化が略一定な期間の経過後の、稼働時間の経過に伴い前記発熱量が次第に減少する期間を、閾値を用いて検出し、その後、前記発熱量の変化に基づいて前記冷却部の保守の要否を判定することを特徴とするコンピュータプログラム。
  13. 請求項12に記載のコンピュータプログラムにおいて、前記乖離度に基づいて前記冷却部の保守が必要でないと判断した場合には、前記発熱量が所定の値以下か否かを判断し、
    前記所定の値以下のときには、前記冷却部が保守を必要とすることを表示部に表示し、
    前記発熱量が前記所定の値を超えるときには、前記発熱量の変化率を算出し、算出した変化率に基づいて、前記冷却部が保守を必要とするか否かを判定し、保守の要否を前記表示部に表示することを特徴とするコンピュータプログラム。
  14. 冷媒を液化する冷却部を備えた超電導磁石を用いた磁気共鳴イメージング装置の保守方法であって、
    前記超電導磁石の超電導コイルを冷媒と共に収容する容器内の圧力を検出し、
    前記冷却部及び前記容器内の少なくとも一方に配置した発熱部を、前記検出した圧力に応じた発熱量で発熱させ、前記容器内の圧力を制御し、
    前記発熱部の発熱量の経時変化をグラフ化し、このグラフ化したパターンと予め定めた正常パターンとの乖離度を算出し、算出した乖離度に基づいて、前記冷却部が保守を必要とするか否かを判定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置の保守方法。
  15. 請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置の保守方法において、前記乖離度に基づいて前記冷却部の保守が必要でないと判断した場合には、前記発熱量が所定の値以下か否かを判断し、
    前記所定の値以下のときには、前記冷却部が保守を必要とすることを表示部に表示し、
    前記発熱量が前記所定の値を超えるときには、前記発熱量の変化率を算出し、算出した変化率に基づいて、前記冷却部が保守を必要とするか否かを判定し、保守の要否を前記表示部に表示することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置の保守方法。
  16. 請求項1乃至10のいずれか一項に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記制御部が前記圧力に応じて制御する前記発熱部の前記発熱量の値が、ゼロ以下である場合、前記判定部は、前記冷却部の早急な交換保守が必要であると判定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  17. 請求項1乃至10のいずれか一項、または請求項16に記載の磁気共鳴イメージング装置において、
    前記制御部が前記圧力に応じて制御する前記発熱部の前記発熱量の値が、予め閾値として設定した正の値以下である場合、前記冷却部の通常の交換保守の適正期間であると判定することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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