JP6147026B2 - 磁気共鳴イメージング装置、及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置に係り、特に、そのSARモニタが動作するかを事前にチェックする技術に関する。
近年発生する静磁場強度の高い、例えば3テスラ(T:Tesla)の磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置が普及されるようになっている。ここで、静磁場強度が高いと、印加される高周波磁場の周波数も高くなるため、その被検体への悪影響が懸念される。そのため、被検体へ照射する電磁波を制限するために被検体への吸収を比吸収率(SAR:Specific Absorption Rate)として定義し、このSARが所定以下になるよう、装置で実施するシーケンスを制限している。
このSARの測定法として特許文献1記載の技術がある。ガントリ内に敷設された小さなコイルにより、RF照射コイルから照射されたエネルギーを測り、SARを見積もる方法である。
特開平5―317287号公報
しかしながら、SARモニタの計器が故障したり、初期不良があったりする場合がある。上述の文献ではそのような故障、或いは初期不良への対応ついては特に触れられていないが、SARは被検体へ照射する電磁波を制限するために用いられる指標であるので、初期不良や故障の状態のままSARを撮影することは、安全性の面から絶対避けなければならない。
本発明の目的は、上記の課題に対応し、SARモニタが正常に動作するか否かを事前に的確にチェックすることが可能なMRI装置、及びその動作確認方法を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明においては、磁気共鳴イメージング装置であって、静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場を印加する送信系と、被検体に傾斜磁場を印加する傾斜磁場発生系と、被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する受信系と、送信系、傾斜磁場発生系、受信系を制御し、画像再構成に必要なデータの計測を繰り返し実行するよう制御する制御操作部と、被検体のSAR(Specific Absorption Rate)を監視するSARモニタと、SARモニタが故障しているか否かを検知する故障検知部と、を備えた構成の磁気共鳴イメージング装置を提供する。
又、上記の目的を達成するため、本発明においては、磁気共鳴イメージング装置におけるSARモニタの動作確認方法であって、磁気共鳴イメージング装置の所定位置にファントムを設置し、規定のスキャンを実行してSAR実測値を取得し、SAR制限値と比較することにより、SARモニタが故障していないことを確認する動作確認方法を提供する。
本発明によれば、SARモニタが動作するかを事前に好適にチェックすることが可能なMRI装置、及び方法が提供される。
各実施例に係る、MRI装置の全体構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施例に係る、SARモニタ部分の構成例のブロック図である。 第1の実施例に係る、SARモニタの動作フローチャートの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、SARモニタの動作に関する警告メッセージの一例を示す図である。 第1の実施例に係る、SARモニタの動作に関する結果表示の一例を示す図である。 第1の実施例に係る、SARモニタの動作フローチャートの他の例を示す図である。 第2の実施例に係る、SARモニタの動作に関する警告メッセージの一例を示す図である。 第2の実施例に係る、SARモニタの動作確認時のパルスシーケンスの一例を示す概略図である。 第3の実施例に係る、SARモニタの動作に関する結果表示の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面に従い詳細に説明する。まず、図1を用いて、各実施例に共通するMRI装置の全体構成の一例を示す。
MRI装置は、磁気共鳴現象を利用して被検体の断層像を得るもので、同図に示すように静磁場発生磁気回路1と、傾斜磁場発生系2と、送信系3と、受信系4と、信号処理系5と、シーケンサ6と、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)7と、操作部8とを備えて成る。
シーケンサ6は、被検体9の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)を起こさせる高周波磁場パルスをある所定のパルスシーケンスで繰り返し印加する制御手段となるもので、CPU7の制御で動作し、被検体9の断層像のデータ収集に必要な種々の命令を送信系3及び傾斜磁場発生系2並びに受信系4に送るようになっている。また、操作部8は、信号処理系5で行う処理の制御情報を入力するもので、トラックボール25及び、キーボード26から成る。信号処理系5と、シーケンサ6と、CPU7と、操作部8は、例えばパーソナルコンピュータなど、処理部、記憶部、入出力部等を備える計算機システムで構成することができるが、シーケンサ6については、専用のシステムLSI等のハードウェア構成を用いることができる。そこで、以下の説明において、信号処理系5、CPU7、操作部8を纏めて制御操作部と呼ぶ場合がある。
静磁場発生磁気回路1は、被検体9の周りにその体軸方向または体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させるもので、被検体9の周りのある広がりをもった空間に、永久磁石方式又は常電導方式あるいは超電導方式の磁場発生手段である傾斜磁場コイル10が配置されている。
傾斜磁場発生系2は、MRI装置の座標系(静止座標系)であるX、Y、Zの三軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル10と、それぞれのコイルを駆動する傾斜磁場電源11とから成り、シーケンサ6から命令に従って、それぞれのコイルの傾斜磁場電源11を駆動することにより、X、Y、Zの三軸方向の傾斜磁場Gs、Gp、Gfを被検体9に印加するようになっている。撮影時には、スライス面(撮影断面)に直交する方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して、被検体9に対するスライス面を設定し、そのスライス面に直交し、且つ残りの2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と、周波数エンコード方向傾斜磁場パルス(Gf)を印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。また、傾斜磁場電源11による傾斜磁場の印加に起因する渦電流の空間的かつ時間的な情報から、静磁場発生磁気回路1の一部を形成しているシムコイル、あるいは傾斜磁場発生系2に対して補償電流を印加することが出来る。
送信系3は、シーケンサ6から送出される高周波磁場パルスにより、被検体9の生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために高周波信号を印加するものである。送信系3は、高周波発振器12と、変調器13と、高周波増幅器14と、送信側の高周波コイル15とから成り、高周波発振器12から出力された高周波パルスを高周波増幅器14で増幅した後に被検体9に近接して配置された送信側の高周波コイル15に供給することにより、高周波信号である電磁波高周波信号が被検体9に照射されるようになっている。
受信系4は、被検体9の生体組織の原子核の核磁気共鳴により放出されるエコー信号であるNMR信号を検出するもので、受信側の高周波コイル16と、増幅器17と、直交位相検波器18と、アナログディジタル(A/D)変換器19とから成り、送信側の高周波コイル15から照射された電磁波による被検体9の応答の電磁波であるNMR信号は、被検体9に近接して配置された受信側の高周波コイル16で検出され、増幅器17及び直交位相検波器18に送られる。直交位相検波器18は、増幅器17からの信号をシーケンサ6からの指令によるタイミングで直交する二系統の信号に分割し、それぞれをA/D変換器19に入力する。A/D変換器19の出力ディジタル信号は、信号処理系5に送られる。
信号処理系5は、受信系4で検出したエコー信号であるNMR信号を用いて画像再構成演算を行うと共に画像表示を行うものである。信号処理系5は、エコー信号についてフーリエ変換、補正係数計算、画像再構成等の処理、及びシーケンサ6の制御を行うCPU7と、経時的な画像解析処理及び計測を行うプログラムやその実行において用いる不変のパラメータなどを記憶するROM(読み出し専用メモリ)20と、前計測で得た計測パラメータや受信系4で検出したエコー信号、及び関心領域設定に用いる画像を一時保管すると共にその関心領域を設定するためのパラメータなどを記憶するRAM(随時書き込み読み出しメモリ)21と、CPU7で再構成された画像データを記録するデータ格納部となる光磁気ディスク22又は磁気ディスク23と、これらの光磁気ディスク22又は磁気ディスク24から読み出した画像データを映像化して断層像として表示する表示部となるディスプレイ23とから成る。
操作部8は、MRI装置の各種制御情報は信号処理系7で行う制御情報を入力するもので、トラックボール又はマウス25、及びキーボード26からなる。この操作部8は、ディスプレイ23に近接して配置され、操作者がディスプレイ23を見ながら操作部8を通して、インタラクティブにMRI装置の各種処理を制御する。
次に、第1の実施例として、SARモニタが動作するかを事前にチェックするMRI装置の実施例を図2−図6を用いて説明する。
図2は先に説明したMRI装置のSARモニタに係る部分のブロック図である。本実施例のMRI装置は、比吸収率(SAR)を監視するSARモニタ27を備える。本実施例の構成おいては、先に説明した制御操作部32、高周波増幅器14、シーケンサ6と、SARモニタ27の間に、制御操作部32内のキーボード26などから被検者の体重等の情報から求まる制限値を設定するライン28、高周波増幅器14のパワー検出器31で測定した高周波照射コイル15の進行波・反射波パワーを取得するライン29、SAR制限超過時にシーケンサ6を自動停止するライン30を接続する。
本実施例におけるSARモニタ27は、専用のハードウェア構成で実現できるが、上述した制御操作部32を構成するCPU7におけるプログラム処理として実現することも可能である。この場合、制御操作部32内のキーボード26等から入力される被検者の体重等の情報がCPU7に入力され、CPU7がプログラム処理により制限値を算出する。また、高周波増幅器14のパワー検出器31で測定した進行波・反射波パワーは、直接、あるいはA/D変換器を介して、ライン29経由で制御操作部32のCPU7に入力される。更に、制御操作部32のCPU7は、プログラム処理によりSAR制限超過を検出した場合、シーケンサ6を自動停止するよう制御信号をシーケンサ6に送出する。
図3は本実施例のMRI装置において、SAR実測値の妥当性を確認するフローチャートの一例を示す図である。また、SARモニタ27が故障しているかを検知する故障検知部の一例を説明するための図である。
まず、ステップS31において、MRI装置の電源を入れると、S32において、装置は、自動的に高周波増幅器通信チェックを実行する。この高周波増幅器通信チェックS32において、シーケンサ6を動かさずに、高周波増幅器14中のパワー検出器31からSAR実測値を取得することにより、ゼロ付近のノイズデータを測定できれば、図2のライン28、及びライン29が断線していないことを確認できる。すなわち、SAR実測値の範囲は、ゼロ近傍の範囲であって、故障検知部は、スキャンを実行させない状態でSARモニタ27による実測を行うことにより、SARモニタ27に接続されているケーブルが断線していないかを検知することができる。
その後、S33において、ファントムを配置する。故障検知部により、ファントムを規定の位置に配置した状態で、スキャンを実行し、SARモニタによる実測を行うことにより、SARモニタが故障していないかを検知するためである。そして、S34において、配置したファントムの種類をSARモニタ27に入力する。なお、以上説明した故障検知部は、上述したCPUで実行されるプログラムや、その様な機能を備えたハードウェアで構成できる。図2のMRI装置の構成にあっては、SARモニタ27、或いは制御操作部32等の一部として構成できることは言うまでもない。
次に、S35において、SARモニタ27は、入力されたファントムの種類に応じたSAR基準を読み出す。このSAR基準は、事前にファントム毎の正常値を磁気ディスク24などのメモリに記憶させておくか、配置されたファントムの材質やサイズにより自動でシミュレーションすることにより決定する。この状態で、S36における規定の試験用のスキャンを実施し、S37において、高周波増幅器14のパワー検出器31で進行波・反射波のパワーを測定する。最後に、S38において、SARが期待される基準内であるかどうかを閾値との比較により判定して、結果をディスプレイ23に表示することにより、MRI装置内の進行波・反射波のパワーを測定する計器が故障していないことを確認できる。すなわち、ステップS38において、SARモニタ27による実測値が所望の範囲内にあるか否かに基づいて、SARモニタ27が故障しているかを検知し、その結果を表示部に表示する。これにより、上述した故障検知部を実現できる。
図4は、本実施例のMRI装置における、SARモニタのSAR実測値が基準外のときに、ディスプレイ23の画面41上に表示するダイアログメッセージの一例を示す図である。基準外の原因としては、ファントムの種類を間違ったり、設置場所が磁場中心でなかったりした可能性がある。また、システム起動処理の不良である可能性が考えられる。そこで、本例では、図4に示す通り、「SARモニタに異常があります。ファントムの設置を確認、もしくは再起動した後に再実施してください。」と表示している。すなわち、本実施例においては、故障検知部が故障を検知した場合には、表示部であるディスプレイ23の画面41に警告メッセージを表示する。
図5は、同様に本実施例のMRI装置において、過去のSAR測定結果を記録しておき、ディスプレイ23の画面51上にグラフ表示した例を示す図である。横軸にサンプルを並べて、縦軸に測定したSARを表示した。縦軸のSAR MAXとSAR MINに挟まれた範囲が正常範囲を示している。SAR測定結果が、この正常範囲に含まれておりえば、SARモニタは正常に動作していると判断される。なお、同図中のSAR設定値については、次に説明する。
図6は本実施例のMRI装置のSARモニタ27において、SAR制限値を超過した場合の自動停止の動作を確認するためのフローチャートである。S61において、MRI装置の電源を入れると、S62において、自動的にシーケンサ6を動かさずに、高周波増幅器14からデータを取得することにより、ゼロ付近のノイズデータだけを取得できるかどうかを確認する。その後、S63においてファントムを所定箇所に配置し、S64において、制御操作部32の図示を省略した調整部が意図的にSAR制限値を、図3のS35で設定されるSAR基準より小さい値に設定する。ここでSAR基準より小さい値とは、例えば、SAR基準値の約1%程度の値を用いる。図5に示すSAR設定値はその一例を模式的に示す値である。
この状態で、S65において、規定のスキャンを実施して、S66において、高周波増幅器で進行波・反射波のパワーを測定する。S67において、期待通りに制限超過が発生して自動停止できれば、S68において、MRI装置のSARモニタ27が正常であることをディスプレイ23の表示画面に表示し、自動停止せずに終了してしまった場合は、S69において、ディスプレイ23の表示画面に、MRI装置のSARモニタ27が異常であることを表示する。
図7は、本実施例において、制限超過が発生しなかったときに、ディスプレイ23の表示画面71に表示するダイアログメッセージの一例である。この原因としては、システム起動処理の不良である可能性が考えられるので、例えば、「SARモニタに異常があります。再起動した後に再実施してください。」などの様に表示することにより、SARモニタの異常状態のまま、SARを撮影することを防止することができる。通常、この再実施の回数は、2、3回に設定する。
すなわち、本実施例によれば、所望の範囲を調整する調整部を備え、故障検知部は、この調整部により所望の範囲を低く調整し、SARモニタ27による実測値が、当該所望の範囲を超過しないことに基づいて、SARモニタ27が故障していることを検知することが可能となる。
以上、説明した本実施例のMRI装置によれば、その撮像前に、SARモニタのSAR実測値が所望の範囲内であることを確実にチェックすることが可能となり、装置が初期不良や故障の状態のままSARを撮影することは絶対起きることがないので、極めて安全なMRI装置を提供することができる。
次に、第2の実施例のSARモニタ付きのMRI装置を、図面に従い説明する。なお、本実施例のSARモニタ付きのMRI装置の構成は、実施例1の装置構成と基本的に同じであるので、実施例1との差異部分のみを説明する。本実施例は、図2のSARモニタ27の動作時における、図3のS36、及び図6のS65における規定のスキャンを実施する際の繰り返し時間TR、即ち印加間隔を変更する実施例である。
図8は、SARモニタ27における、上記の規定のスキャンの繰り返し時間TRだけを変更した例として、ケース1、ケース2、ケース3における高周波照射を模式的に示している図である。ケース1−ケース3に示すように、繰り返し時間TR、印加間隔を変更制御することにより、単位時間あたりの高周波照射81の回数が変化するため、実施例1において説明した制限超過が発生するまでの時間を変化させ、短縮させることができるので、SARモニタの事前の動作チェックに要する時間を短縮することができる。
すなわち、制御操作部は、高周波磁場の印加間隔を調整することにより、実測値が制限超過するまでに期待される時間を変化させることができ、更に制御操作部は、印加間隔を変えることにより、実測値がどのように変化するかを表示部であるディスプレイ23に表示することができる。
次に、第3の実施例のSARモニタ付きのMRI装置を、図面に従い説明する。なお、本実施例のSARモニタ付きのMRI装置の構成は、実施例1や実施例2の装置構成と基本的に同じであるので、実施例1との差異部分のみを説明する。本実施例は、図2のSARモニタ27の動作時において高周波照射の照射パワーを変化させる実施例である。
すなわち、本実施例のSARモニタ27おいては、SARモニタを実行するに先立ち、図9に示すように、高周波照射の照射パワーを変更し、その時のSAR値の変化をグラフ化してディスプレイ23の表示画面91に表示する。これにより、本実施例のMRI装置のSARモニタ27の操作者は、高周波照射の際に照射パワーを変更したときにSAR測定値が期待通りに変化していることを確認することができ、期待値通りに変化していない場合に、SARモニタ27に異常があると判断することができる。
言い換えるなら制御操作部32は、高周波磁場の照射パワーを調整することにより、実測値が制限超過するまでに期待される時間を変化させ、制御操作部は、照射パワーを変えることにより、実測値がどのように変化するかを表示部に表示する。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明のより良い理解のために詳細に説明したのであり、必ずしも説明の全ての構成を備えるものに限定されものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることが可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
更に、上述した各構成、機能、処理部等は、それらの一部又は全部を実現するCPU実行プログラムを作成する例を説明したが、それらの一部又は全部を例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現しても良いことは言うまでもない。
1 静磁場発生回路
2 傾斜磁場発生系
3 送信系
4 受信系
5 信号処理系
6 シーケンサ
7 CPU
8 操作部
9 被検体
10 傾斜磁場コイル
11 傾斜磁場電源
12 高周波発振器
13 変調器
14 高周波増幅器
15 高周波照射コイル
16 高周波受信コイル
17 高周波増幅器
18 直交位相検波器
19 A/D
20 ROM
21 RAM
22 光磁気ディスク
23 ディスプレイ
24 磁気ディスク
25 トラックボール又はマウス
26 キーボード
27 SARモニタ
28、29、30 ライン
31 パワー検出器
32 制御操作部
41、51、71、91 表示画面
81 高周波照射

Claims (7)

  1. 磁気共鳴イメージング装置であって、
    静磁場中に置かれた被検体に高周波磁場を印加する送信系と、
    前記被検体に傾斜磁場を印加する傾斜磁場発生系と、
    前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する受信系と、
    前記送信系、前記傾斜磁場発生系、前記受信系を制御し、画像再構成に必要なデータの計測を繰り返し実行するよう制御する制御操作部と、
    前記被検体のSAR(Specific Absorption Rate)を監視するSARモニタと、
    前記SARモニタが故障しているか否かを検知する故障検知部と、
    過去の前記SARモニタによる実測値を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記故障検知部は、記憶された前記過去の実測値と、実際に実測した値を比較して、前記SARモニタが故障していないかを検知し、
    前記制御操作部は、
    前記高周波磁場の印加間隔又は照射パワーを調整することにより、前記実測値が制限超過するまでに期待される時間を変化させる、
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    表示部を備え、
    前記故障検知部が故障を検知した場合には、前記表示部に警告メッセージを表示する、
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  3. 請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    ファントムを規定の位置に配置した状態で、規定のスキャンを実行し、前記SARモニタによる実測値が所望の範囲内にあるか否かに基づいて、前記故障検知部は、前記SARモニタが故障していないかを検知する、
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 請求項に記載の磁気共鳴イメージング装置であって、
    前記制御操作部は、前記印加間隔又は照射パワーを変えることにより、前記実測値がどのように変化するかを表示する表示部を備える、
    ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 磁気共鳴イメージング装置におけるSARモニタの動作確認方法であって、
    前記磁気共鳴イメージング装置の所定位置にファントムを設置し、シーケンサによる規定のスキャンを実行してSAR実測値を取得し、SAR制限値と比較することにより、前記SARモニタが故障していないことを確認する、
    ことを特徴とする動作確認方法。
  6. 請求項に記載のSARモニタの動作確認方法であって、
    前記シーケンサを動かさずに前記SAR実測値を取得することにより、前記SARモニタに接続されるケーブル断線を確認する、
    ことを特徴とする動作確認方法。
  7. 請求項に記載のARモニタの動作確認方法であって、
    ファントムを設置し、前記SAR制限値を小さくした状態で、前記規定のスキャンのSAR実測値を取得することにより、制限超過による前記シーケンサの自動停止が動作することを確認する、
    ことを特徴とする動作確認方法。
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