JP2544613Y2 - Mr装置におけるsar監視装置 - Google Patents

Mr装置におけるsar監視装置

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JP2544613Y2
JP2544613Y2 JP822791U JP822791U JP2544613Y2 JP 2544613 Y2 JP2544613 Y2 JP 2544613Y2 JP 822791 U JP822791 U JP 822791U JP 822791 U JP822791 U JP 822791U JP 2544613 Y2 JP2544613 Y2 JP 2544613Y2
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JP
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coil
wave voltage
sar
voltage
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JP822791U
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史浩 吉澤
良守 中沢
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、MR装置におけるS
AR監視装置に関し、さらに詳しくは、MR装置のRF
コイルより出力される電磁波の被検体による吸収量(SA
R;SpecificAbsorption Rate)を監視する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】MR装置において、過大なSARによる
患者への悪影響を避けるため、SARを監視する装置が
従来から用いられている。従来のMR装置におけるSA
R監視装置では、これから行おうとするシーケンスプロ
グラムの内容からRF電力増幅器の出力値を予測計算す
る。他方、予め入力されている患者の体重情報より許容
最大SARを計算する。そして、前記予測計算したRF
電力増幅器の出力値と前記許容最大SARを比較してい
る。なお、もし、予測計算したRF電力増幅器の出力値
では許容最大SARを越えてしまうなら、そのシーケン
スプログラムは実行しない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のMR装置に
おけるSAR監視装置が実際に監視しているのは、シー
ケンスプログラムを元にした計算上のRF電力増幅器の
出力値であり、患者による電磁波の吸収量そのものでは
ない。従って、計算上は許容最大SAR以下でも、実際
に許容最大SAR以下であるかは確認できない。このた
め、安全係数が過大に見積もられている。
【0004】しかし、安全係数が過大であると、実行で
きるシーケンスプログラムが必要以上に制限される問題
点がある。
【0005】そこで、この考案の目的は、患者による電
磁波の吸収量を直接に監視できるようにしたMR装置に
おけるSAR監視装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この考案のSAR監視装
置は、MR装置のRF電力増幅器からRFコイルへのパ
ワー供給路に、コイル電圧Vcを測定するコイル電圧測
定手段と、進行波電圧Vfを測定する進行波電圧測定手
段と、反射波電圧Vrを測定する反射波電圧測定手段と
を設けると共に、それら測定手段で得たコイル電圧V
c,進行波電圧Vf,反射波電圧Vrに基づいて電磁波
の被検体による吸収量を算出するSAR演算手段を設け
たことを構成上の特徴とするものである。
【0007】
【作用】この考案のSAR監視装置では、コイル電圧測
定手段がコイル電圧Vcを測定する。また、進行波電圧
測定手段が進行波電圧Vfを測定する。また、反射波電
圧測定手段が反射波電圧Vrを測定する。そして、SA
R演算手段が、コイル電圧Vc,進行波電圧Vf,反射
波電圧Vrに基づいて電磁波の被検体による吸収量を算
出する。算出式は、被検体とRFコイルとがRF電力増
幅器に対して並列の負荷であるから、基本的には、 Psar=(Vf・Vf/50)−(Vr・Vr/50)−(Vc・Vc/Rc) である。但し、Psarは吸収量、Rcはコイル抵抗であ
る。
【0008】これにより、患者による電磁波の吸収量を
直接に監視できるため、信頼性を向上させることが出来
ると共に、実行できるシーケンスプログラムの制限が最
小限になる。
【0009】
【実施例】以下、図に示す実施例によりこの考案をさら
に詳しく説明する。なお、これによりこの考案が限定さ
れるものではない。図1は、この考案のSAR監視装置
を含むMR装置のブロック図である。計算機2は、操作
卓13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。シ
ーケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに
基づいて、磁場駆動回路(勾配アンプを含んでいる)4
を作動させ、マグネットアセンブリ5の静磁場コイル,
勾配磁場コイルで静磁場,勾配磁場を発生させる。ま
た、RF発振回路6を制御し、RFキャリアを発生させ
る。また、変調回路7を制御し、RFキャリアを所定の
波形のRF信号に変調して、RF電力増幅器8から方向
性結合器20を介してマグネットアセンブリ5のRFコ
イルに加える。
【0010】マグネットアセンブリ5の受信コイルで得
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメ−ジを再構成し、表
示装置12で表示する。
【0011】方向性結合器20は、コイル電圧Vcと,
進行波電圧Vfと,反射波電圧Vrとを、第2のA/D
変換器21へ出力する。
【0012】第2のA/D変換器21は、コイル電圧V
cと,進行波電圧Vfと,反射波電圧Vrとを、デジタ
ル値に変換して、計算機2へ出力する。
【0013】計算機2は、図2に示すように、SAR監
視の動作を行う。すなわち、ステップS1では、患者に
応じた許容最大SARと,使用するRFコイルに応じた
コイル抵抗値Rcと,実行予定のスキャンシーケンスの
繰り返し時間TRとを入力する。ステップS2では、繰
り返し時間TRを、所定のサンプリング周期ΔTで割っ
て、繰り返し時間TRの間のサンプリング回数Nを算出
する。ステップS3では、第2のA/D変換器21から
コイル電圧Vcと,進行波電圧Vfと,反射波電圧Vr
とを読み込む。この読み込みは、所定のサンプリング周
期ΔTで行う。
【0014】ステップS4では、吸収量Psarを次式に
より算出する。 Psar=(Vf・Vf/50)−(Vr・Vr/50)−(Vc・Vc/Rc) ステップS5では、最新のPsarからN個前のPsarまで
のN個のPsarを加算し、その和をNで割る。これによ
り、繰り返し時間TRの間の平均的な吸収量が求められ
る。ステップS6では、平均的な吸収量が許容最大SA
Rより大きいか否かを判定する。大きくなければ、前記
ステップS3に戻る。大きければ、ステップS7に進
む。ステップS7では、スキャンシーケンスの実行を停
止する。
【0015】以上の動作により、電磁波の患者による吸
収量を、直接かつリアルタイムに監視できるようにな
る。したがって、計算機2と,方向性結合器20と,第
2のAD変換器21とが、SAR監視装置を構成する。
【0016】なお、RF信号が0°系と90°系の2系
統ある場合は、それぞれについて監視を行う必要があ
る。
【0017】他の実施例としては、前記ステップS3,
S4の処理をアナログ回路で行うものが挙げられる。
【0018】
【考案の効果】この考案のMR装置におけるSAR監視
装置によれば、RFコイルから出力される電磁波の患者
による吸収量を、直接かつリアルタイムに監視できるよ
うになる。このため、SAR監視における信頼性を向上
させることが出来る。また、このことから、実行できる
シーケンスプログラムの制限が最小限となり、自由度が
増える効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案のMR装置におけるSAR監視装置の
一実施例の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の装置の動作を説明するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1 MR装置 2 計算機 5 マグネットアセンブリ 8 RF電力増幅器 20 方向性結合器 21 第2のAD変換器

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 MR装置のRF電力増幅器からRFコイ
    ルへのパワー供給路に、コイル電圧Vcを測定するコイ
    ル電圧測定手段と、進行波電圧Vfを測定する進行波電
    圧測定手段と、反射波電圧Vrを測定する反射波電圧測
    定手段とを設けると共に、それら測定手段で得たコイル
    電圧Vc,進行波電圧Vf,反射波電圧Vrに基づいて
    電磁波の被検体による吸収量を算出するSAR演算手段
    を設けたことを特徴とするMR装置におけるSAR監視
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2737661B2 (ja) * 1994-09-21 1998-04-08 日本電気株式会社 Sar測定方法およびsar測定装置
JP2790103B2 (ja) * 1995-12-15 1998-08-27 日本電気株式会社 比吸収率測定装置及び比吸収率測定方法
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