JP5004451B2 - フィルム状外装体を備えた電池及びその製造方法 - Google Patents

フィルム状外装体を備えた電池及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は電池ケースとしてラミネートフィルム等のフィルム状外装体を用いた電池に関する。
携帯電話やPDAなどのモバイル型電子機器への小型化の要求に伴い、その電源に用いられる電池には、より一層の薄型化および軽量化が要求されている。
この要求に応えるべく、アルミニウム等の金属層と樹脂層とが積層されたラミネートフィルムを用いてなるフィルム状外装体を電池ケースとし、このケース内に扁平形状の電極体を収納した軽量薄型電池が、特許文献1に提案されている。
特開平11-224652号公報
このラミネートフィルムは、図4に示すように、金属層と樹脂層とが積層された構造であり、図7に示すように、電極収容凹部を有するラミネートフィルムと、平板状のラミネートフィルムとが、4方側端(4a・4b・4c・4d)を熱圧着等により封止されている。
上記技術によると、電極体を収容する電極収容凹部を予め形成することにより、電極収容凹部と電極体との間に無駄な空間が存在しないように構成できるため、よりコンパクトな電池を実現できるとされる。
近年では、電池の更なる小型化の要求が高まっており、電池外装体内に収容された扁平電極体と、封止部との距離を小さくしてデッドスペースを減少させることがなされている。しかしながら、扁平電極体を外装体内に挿入する際などに扁平電極体が傾いた場合には、図6に示すように、サイド封止部(4b・4c)において、扁平電極体1をかみこんだ状態でプレスされてしまい、電極体1とラミネートフィルムの金属層100とがショートし(図6中の○で囲んだ部分)、金属層100が極性を帯び、これにより金属層100が腐食して、封止性能が低下してしまうという問題があった。
本発明は上記課題を解決するものであり、良好な封止性能を備え、且つ電極体のかみこみを防止し得たフィルム状外装体を用いた電池を提供することを目的とする。
本発明者らが検討したところ、扁平電極体のかみこみは、扁平電極体の角部(四隅)で顕著に生じることが判った。そして、この部分での電極体のかみこみを防止する手段を採用することによりこの問題が解決できることを知った。本発明はこの知見に基づいて完成された。
上記課題を解決するための電池に係る本発明は、集電タブを備えた正極と集電タブを備えた負極とを有する扁平電極体(1)が、金属層と樹脂層とが積層されたフィルムからなる外装体に収納された電池において、前記外装体は、正負集電タブの先端側が外装体外に突出したタブ突出封止部(4a)と、前記タブ突出封止部と交差する2つのサイド封止部(4b・4c)と、を有し、前記2つのサイド封止部(4b・4c)の少なくとも一方は、前記フィルム同士が溶着された第1領域(41)と、前記扁平電極体(1)の四隅の少なくとも1つの隅の近傍に位置し、前記フィルム同士が溶着されていない第2領域(42)と、からなり、前記第2領域(42)の厚みが、前記第1領域(41)の厚みよりも厚く、前記第2領域(42)の幅L1が0.1mm以上であり、且つサイド封止部の端部から前記第2領域(42)までの距離L2が0.1mm以上であることを特徴とする。
上記構成によると、図1及び図3に示すように、最も電極体のかみこみが起こりやすい部分である扁平電極体1の四隅近傍の少なくとも1つの隅の近傍である第2領域42には、プレス圧が加えられないので、この部分での電極体1のかみこみが生じない。また、第2領域42以外には、プレスされ、溶着された第1領域41が形成されているので、封止性能を低下させることがない。
また、図1に示すように、第2領域42の幅L1が0.1mm未満であると、十分に電極体のかみこみを防止できないおそれがある。他方、サイド封止部4bの端部から第2領域42までの距離L2が0.1mm未満であると、封止に寄与する第1領域41の長さが過小となり、封止性能を低下させる。よって、上記範囲に規制する。
また、好ましくはL1を0.5mm以上とし、L2を1.5mm以上とする。
また、第2領域42の長さL3は、十分に電極体のかみこみを防止するため、扁平電極体の長さL4の5%以上とすることが好ましい。また、第2領域42の長さL3が過大であると、封止に寄与する第1領域41の面積が小さくなり、封止性能を低下させるため、扁平電極体の長さL4の20%以下とすることが好ましい。
上記構成において、前記第2領域(42)は、前記扁平電極体(1)の四隅全ての近傍に形成されている構成とすることができる。
第2領域42が電極体の四隅近傍のいずれか一つに形成されていても、ある程度扁平電極体1のかみこみを防止できるが、図1に示すように第2領域42が電極体の四隅全ての近傍に形成されている構成とすると、より確実に扁平電極体のかみこみを防止できる。
上記課題を解決するための電池の製造方法に係る本発明は、金属層と樹脂層とが積層されたフィルムに、扁平電極体を収容する収容空間を形成する第1工程と、前記収容空間に扁平電極体を挿入する第2工程と、前記集電タブが突出した部分と交差する両サイドを、前記扁平電極体の四隅の近傍に該当する位置に凹部が設けられた金型を用いて加圧溶着して封止して、サイド封止部を形成する第3工程と、を備え、前記サイド封止部は、前記フィルム同士が溶着された第1領域(41)と、前記扁平電極体(1)の四隅の少なくとも1つの隅の近傍に位置し、前記フィルム同士が溶着されていない第2領域(42)と、からなり、前記第2領域(42)の厚みが、前記第1領域(41)の厚みよりも厚く、前記第2領域(42)の幅L1が0.1mm以上であり、且つサイド封止部の端部から前記第2領域(42)までの距離L2が0.1mm以上であることを特徴とする。
本発明の構成によると、効果的に扁平電極体の封止部へのかみこみを防止でき、体積エネルギー密度が高く、十分な封止性能を備えた電池を提供できる。
(実施の形態)
以下に、本発明電池をリチウムイオン二次電池に適用した場合について、図面を用いながら説明する。
図1に示すように、本発明に係るリチウムイオン二次電池は、フィルム状外装体の一例であるアルミニウムラミネート材を用いたアルミニウムラミネート外装体3を有している。このアルミニウムラミネート外装体3は、図1に示すように、フィルムが折り返されてなる底部と、電極タブが突出した状態で開口部を封止するタブ突出封止部4aと、サイド封止部4b・4cとを有する構造である。そして、前記底部と3方の封止部4a・4b・4cで囲まれた本体部分の内側に収納空間2が形成されており(図2参照)、この収納空間2内に、扁平形電極体1と、非水電解液が収納されている。
また、図1に示すように、サイド封止部4b・4cは、扁平電極体1の四隅近傍に位置する第2領域42と、前記第2領域以外の第1領域41とからなり、図3に示すように、第2領域42はフィルム同士が溶着されておらず、第1領域41はフィルム同士が溶着されている。そして、第2領域42の厚みは、第1領域41の厚みよりも厚くなっている。
次に、外装体3の構成材であるアルミニウムラミネート材について説明する。アルミニウムラミネート材は、図4の断面図に示すように、アルミニウムから成る厚さ35μmの金属層100の一方の面に、厚さ15μmのナイロン層101(電池外方に存在する層)が配され、この金属層100の他方の面に厚さ25μmのポリプロピレン層102(電池内方に存在する層)が配された構造をしている。そして、金属層100とナイロン層101とは、厚さ5μmのドライラミネート接着剤層103により接着され、他方、金属層100とポリプロピレン層102とは、ポリプロピレンにカルボキシル基が付加された厚さ5μmのカルボン酸変性ポリプロピレン層104によって接着された構造である。
なお、本発明の適用はこの構造のアルミニウムラミネート材を用いた外装体に限定されるものではない。
上記構造のリチウムイオン二次電池の作製方法について説明する。
<正極の作製>
コバルト酸リチウム(LiCoO2)からなる正極活物質と、アセチレンブラックまたはグラファイト等の炭素系導電剤と、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)からなる結着剤とを、質量比90:5:5の割合で量り採り、これらをN−メチル−2−ピロリドンからなる有機溶剤等に溶解させた後、混合し、正極活物質スラリーを調製した。
次に、ダイコーターまたはドクターブレード等を用いて、幅(芯体の短手方向の長さ)が28.5mm、長さ(芯体の長手方向の長さ)が725mmのアルミニウム箔からなる正極芯体の両面に、この正極活物質スラリーを均一な厚みで塗布した。
この極板を乾燥機内に通して上記有機溶剤を除去し、塗布質量が450g/m2の乾燥極板を作製した。この乾燥極板を、ロールプレス機を用いて、その厚みが0.16mmとなるように圧延した。
本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池で用いる正極活物質としては、上記コバルト酸リチウム以外にも、例えばニッケル酸リチウム(LiNiO2)、マンガン酸リチウム(LiMn24)、鉄酸リチウム(LiFeO2)、またはこれらの酸化物に含まれる遷移金属の一部を他の元素で置換した酸化物等のリチウム含有遷移金属複合酸化物を単独で、あるいは二種以上を混合して用いることができる。
<負極の作製>
体積平均粒径20μmの人造黒鉛からなる負極活物質と、スチレンブタジエンゴムからなる結着剤と、カルボキシメチルセルロースからなる増粘剤とを、質量比98:1:1の割合で量り採り、これらを適量の水と混合し、負極活物質スラリーを調製した。
次に、ダイコーターまたはドクターブレード等を用いて、幅(芯体の短手方向の長さ)が30.0mm、長さ(芯体の長手方向の長さ)が715mmの銅箔からなる負極芯体の両面に、この負極活物質スラリーを均一な厚さで塗布した。
この極板を乾燥機内に通して水分を除去し、塗布質量が200g/m2の乾燥極板を作製した。その後、この乾燥極板を、ロールプレス機によりその厚みが0.14mmとなるように圧延した。
ここで、本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池で用いる負極材料としては、例えば天然黒鉛、カーボンブラック、コークス、ガラス状炭素、炭素繊維、あるいはこれらの焼成体等の炭素質物、または前記炭素質物と、リチウム、リチウム合金、およびリチウムを吸蔵・放出できる金属酸化物からなる群から選ばれる1種以上との混合物を用いることができる。
<電極体の作製>
上記正極をアルミニウムから成る正極集電タブ7に、上記負極をニッケルから成る負極集電タブ8にそれぞれ接続した。また、それぞれの集電タブ7・8とタブ突出封止部4aとが重なる部分には、カルボン酸変性されたポリプロピレン(PP)製のタブフィルム5・6を設けた。このタブフィルムは、集電タブ7・8とアルミラミネート材を溶着させるため、また、集電タブ7・8とラミネート層の金属層100とが、ラミネートフィルムの断面において接触することを防止するためのものである。この正極と負極とオレフィン系樹脂からなる微多孔膜のセパレータとを、巻き取り機により捲回し、巻き止めテープを取り付け、図8に示す扁平電極体1を完成させた。なお、タブフィルムプやセパレータの材質は上記材質に特に限定されるものではないことは勿論である。
<電解液の作製>
エチレンカーボネート(EC)とプロピレンカーボネート(PC)とジエチルカーボネート(DEC)とを体積比1:1:8の割合(1気圧、25℃と換算した場合における)で混合した非水溶媒に、電解質塩としてのLiPF6を1.0M(モル/リットル)の割合で溶解したものを電解液とした。
ここで、本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池で用いる非水溶媒としては、上記の組み合わせに限定されるものではなく、例えばエチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン等のリチウム塩の溶解度が高い高誘電率溶媒と、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート、1,2−ジメトキシエタン、テトラヒドロフラン、アニソール、1,4−ジオキサン、4−メチル−2−ペンタノン、シクロヘキサノン、アセトニトリル、プロピオニトリル、ジメチルホルムアミド、スルホラン、蟻酸メチル、蟻酸エチル、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、プロピオン酸エチル等の低粘性溶媒とを混合させて用いることができる。さらに、前記高誘電率溶媒や低粘性溶媒をそれぞれ二種以上の混合溶媒とすることもできる。また、電解質塩としては、上記LiPF6以外にも、例えばLiN(C25SO22、LiN(CF3SO22、LiClO4またはLiBF4等を単独で、あるいは2種以上混合して用いることができる。
<電池の作製>
予めラミネートフィルムをカップ状(凹形状)に成型して収納空間2を形成し、上記扁平形電極体1を挿入した。この後、フィルムを折り返して底部を形成し、底部と交わる両側辺を、扁平電極体の四隅近傍に相当する部分に切り欠き部を設けたプレス金型を用いて熱溶着し、第1領域41と第2領域42とからなるサイド封止部4b・4cを形成した。この後、タブ7・8が突出した開口部から上記電解液を注入し、開口部を封止してタブ突出封止部4aを形成し、本実施の形態にかかるリチウムイオン二次電池を完成させた。
(実施例1)
本実施例は、上記実施の形態と同様にして作製した。図1に示す第2領域42の幅L1は0.5mm、長さL3は5mmとし、サイド封止部の端部と第2領域42間との距離L2は1.5mmとした。よって、サイド封止部4b・4cの幅は2.0mm(L1+L2)である。また、電極体の長さL4は32.5mmであり、L3/L4は0.15である。
(比較例1)
側辺封止部をプレスする金型に切り欠きを設けなかったこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例1に係る電池を作製した。このため、サイド封止部4b・4c全体にわたってフィルム同士が溶着され、第2領域は存在しない。(図5参照)
〔ショート発生率の測定〕
上記実施例1および比較例1にかかる電池を100個用意し、集電タブと外装体の金属層との導通を、テスターによって検出し、導通が確認されたものをショート発生としてカウントした。
上記実施例では100個のサンプル全てにおいてショートは発生しなかった。他方、上記比較例では100個のサンプル中、5つにおいてショートが発生した。
〔封止性能試験〕
上記実施例1および比較例1にかかる電池を満充電し、60℃・湿度90%の雰囲気に20日放置し、試験前後の電池内部抵抗を調べたところ、実施例1と比較例1との間に内部抵抗上昇の程度の差は見られなかった。
これらの結果から、本発明のフィルム状外装体を備えた電池であると、電極体が封止部にかみこまれてショートすることがないため、体積エネルギー密度が高く、封止性能に優れた電池が得られることがわかる。
なお、上記実施例では、長方形状の第2領域を形成したが、本発明はこの形状に限定されないことは勿論のことである。また、本発明は、3方封止構造の電池ではなく、特許文献1のような4方封止構造の電池にも適用できる。
以上説明したように、本発明によると、フィルム状外装体を備えた電池における電極体の封止部へのかみこみを顕著に防止でき、デッドスペースを減少させても十分な封止性能を備えた電池を提供できる。よって、産業上の意義は大きい。
図1は、本発明のフィルム状外装体を備えた電池の正面透視図である。 図2は、図1に示す電池のA−A断面図である。 図3は、図1に示す電池のB−B断面図である。 図4は、フィルム外装体の構成材であるアルミニウムラミネートフィルムの断面構造を示す図である。 図5は、比較例1に係るフィルム状外装体を備えた電池の正面透視図である。 図6は、封止部への電極体のかみこみを示す部分拡大断面図である。 図7は、特許文献1に係るフィルム状外装体を備えた電池の正面透視図である。 図8は、本発明に用いる扁平電極体の斜視図である。
符号の説明
1 電極体
2 収納空間
3 フィルム状外装体
4a、4b、4c、4d 封止部
5 正極タブフィルム
6 負極タブフィルム
7 正極集電タブ
8 負極集電タブ
41 第1領域
42 第2領域
100 金属層
101 ナイロン層
102 ポリプロピレン層
103 ドライラミネート接着剤層
104 カルボン酸変性ポリプロピレン層

Claims (3)

  1. 集電タブを備えた正極と集電タブを備えた負極とを有する扁平電極体(1)が、金属層と樹脂層とが積層されたフィルムからなる外装体に収納された電池において、
    前記外装体は、正負集電タブの先端側が外装体外に突出したタブ突出封止部(4a)と、前記タブ突出封止部と交差する2つのサイド封止部(4b・4c)と、を有し、
    前記2つのサイド封止部(4b・4c)の少なくとも一方は、前記フィルム同士が溶着された第1領域(41)と、前記扁平電極体(1)の四隅の少なくとも1つの隅の近傍に位置し、前記フィルム同士が溶着されていない第2領域(42)と、からなり、
    前記第2領域(42)の厚みが、前記第1領域(41)の厚みよりも厚く、
    前記第2領域(42)の幅L1が0.1mm以上であり、且つサイド封止部の端部から前記第2領域(42)までの距離L2が0.1mm以上である、
    ことを特徴とするフィルム状外装体を備えた電池。
  2. 前記第2領域(42)は、前記扁平電極体(1)の四隅全ての近傍に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のフィルム状外装体を備えた電池。
  3. 金属層と樹脂層とが積層されたフィルムに、扁平電極体を収容する収容空間を形成する第1工程と、
    前記収容空間に扁平電極体を挿入する第2工程と、
    前記集電タブが突出した部分と交差する両サイドを、前記扁平電極体の四隅の近傍に該当する位置に凹部が設けられた金型を用いて加圧溶着して封止して、サイド封止部を形成する第3工程と、
    を備え、
    前記サイド封止部は、前記フィルム同士が溶着された第1領域(41)と、前記扁平電極体(1)の四隅の少なくとも1つの隅の近傍に位置し、前記フィルム同士が溶着されていない第2領域(42)と、からなり、
    前記第2領域(42)の厚みが、前記第1領域(41)の厚みよりも厚く、
    前記第2領域(42)の幅L1が0.1mm以上であり、且つサイド封止部の端部から前記第2領域(42)までの距離L2が0.1mm以上である、
    ことを特徴とするフィルム状外装体を備えた電池の製造方法。
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