JP4984922B2 - 固体電解質電池およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、帯状の正極及び負極を固体電解質を介して積層した状態で、その長さ方向に沿って巻回して構成される電極巻回体を備える固体電解質電池およびその製造方法に関する。
近年、カメラ一体型テープレコーダ、携帯電話、携帯用コンピュータ等のポータブル電子機器が多く登場し、その小型軽量化が図られている。そして、これらの電子機器のポータブル電源となる電池も小型軽量化が要求され、これに対応する電池としてリチウムイオン電池が開発され、工業化されている。この電池は、正極と負極との間のイオン伝導体に多孔質高分子セパレータに電解質溶液を含浸させたものが用いられており、電解液の漏出を防ぐために電池構造全体が重厚な金属容器でパッケージされている。
一方、固体電解質を正極と負極との間のイオン伝導体とした固体電解質電池は、漏液が無いためにパッケージの簡略化による電池の小型軽量化が期待されている。特に、ポリマにリチウム塩を固溶させた高分子固体電解質や、マトリックスポリマに電解質を含んだゲル状の固体電解質(以下、ゲル電解質と称する。)が注目を浴びている。
ゲル電解質を用いたゲル電解質電池10は、例えば図6に示すように、電極巻回体が外装フィルム11中に密閉されてなる。この電極巻回体は、帯状の正極12と、正極13と対向して配された帯状の負極13と、正極12と負極13との間に配されたゲル電解質層14とを備える。そして、正極12と負極13とはゲル電解質層14を介して積層され、さらに長手方向に多数回巻回されて電極巻回体とされる。また、正極12には図示しない正極リードが、負極13には負極リード15がそれぞれ接続されている。
そして、このようなゲル電解質電池10は次のようにして作製できる。
まず、正極12としては、正極活物質と導電剤と結着剤とを含有する正極合剤を、正極集電体の両面に均一に塗布し、乾燥させることにより正極活物質層を形成する。乾燥後にロールプレス機でプレスして正極シートを得る。
つぎに、負極13としては、負極活物質と結着剤とを含有する負極合剤を、負極集電体の両面に均一に塗布して乾燥させることにより負極活物質層を形成する。乾燥後にロールプレス機でプレスして負極シートを得る。
また、ゲル電解質層14としては、非水溶媒と電解質とマトリクスポリマとを含有するゾル状の電解質溶液を、正極シート及び負極シートの両面に均一に塗布して乾燥させ、溶媒を除去する。こうして、正極活物質層上及び負極活物質層上にゲル電解質層14が形成される。
そして、ゲル電解質層14が形成された正極シートを例えば帯状に切り出す。さらに正極リード溶接部分のゲル電解質層14及び正極活物質層を削り取り、ここに正極リードを溶接し、ゲル電解質層が形成された帯状の正極12が得られる。
また、ゲル電解質層が形成された負極シートを例えば帯状に切り出す。さらに負極リード溶接部分のゲル電解質層及び負極活物質層を削り取り、ここに負極リード15を溶接し、ゲル電解質層が形成された帯状の負極13が得られる。
最後に、ゲル電解質層14が形成された正極12及び負極13を積層し、この積層体をその長手方向に多数回巻回することによって電極巻回体を得ることができる。この電極巻回体を、外装フィルム11で挟み、外装フィルム11の最外周縁部を減圧下で熱融着することによって封口し、電極巻回体を外装フィルム11中に密閉してゲル電解質電池10が完成する。
しかしながら、上述のようにして作製される電極巻回体を用いたゲル電解質電池10では、電極巻回体を外装フィルム11中に密閉する際に、封口不良を起こしやすいという問題を有している。
帯状の正極12及び負極13の幅方向に沿ってこの電極と重なり合って設けられる電極リードは、電池内部抵抗を低減させ、重負荷特性を向上させるために、電極幅いっぱいに溶接されている。
一方、外装フィルム11の封口は、体積エネルギー密度を向上させるために、電極巻回体と外装フィルム11との間にできるだけ空間をもたせないようにして行う。このとき、図6中の円Bに示すように、電極リードの一端部が外装フィルム11の封口部にかみ込まれることがある。なお、図6では、負極リード15の一端部が外装フィルム11の封口部にかみ込まれた状態を示している。
電極リードの一端部が外装フィルム11の封口部にかみ込まれてしまうと、この部分では封口不良となってしまう。そして、この封口不良部分や、電極リードのかみ込み時に外装フィルムが受けた破損部分から、外装フィルム11の内部に湿気が入り込み、ゲル電解質電池10の電池性能に悪影響を与えてしまう。
本発明は、上述したような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、重負荷特性を低下させること無く、封口時の、外装フィルムへの電極リードのかみ込みを防止し、封口不良を低減させた非水電解質電池およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明の固体電解質電池は、
帯状の正極と、
正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が正極の幅方向と平行となるように配置され、正極と重なり合った一端部側を正極に接続し、他端側を正極の他方の側縁から突出するように延長して配設された正極リードと、
帯状の負極と、
負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が負極の幅方向と平行となるように配置され、負極と重なり合った一端部側を負極に接続し、他端側を負極の他方の側縁から突出するように延長して配設された負極リードと、
正極及び負極の少なくとも一方の面に形成された固体電解質層を備え、
正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺及び負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺をそれぞれ正極及び負極の側縁よりも内側に位置させ配設さ正極リード及び負極リードにおいて、正極リード及び負極リードそれぞれが正極及び負極と重なり合っている部分の長さは、80%以とされ、
正極と負極とは、固体電解質層を形成した面側を対向させ、それぞれ長手方向の一方の側縁を対向させるとともに、それぞれの長手方向の他方の側縁から正極リード及び負極リードの他端側を突出させて積層され、且つ長手方向に巻回されてなる電極巻回体を有し、
電極巻回体は、この電極巻回体を覆って密封する電池外装体内に収納されるとともに、電池外装体の封口部から正極リード及び負極リードの他端側を電池外装体の外部に突出させたことを特徴とする。
本発明の固体電解質電池の製造方法は、
正極及び負極の少なくとも一方の面に形成された固体電解質層を備え、セパレータを介して巻回された電極積層体を外装フィルムに収納してなる固体電解質電池の製造方法であって、
正極活物質を含有する正極活物質層が集電体の両面に形成され、該正極活物質層上に固体電解質層が電解質溶液を塗布、冷却して形成される帯状の正極の塗布工程と、
正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が正極の幅方向と平行となるように配置され、正極と重なり合った一端部側を正極に接続し、他端側を正極の他方の側縁から突出するように延長して配設された正極リードを溶接する溶接工程と、
負極活物質を含有する負極活物質層が集電体の両面に形成され、該負極活物質層上に固体電解質層が電解質溶液を塗布、冷却して形成される帯状の負極の塗布工程と、
負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が負極の幅方向と平行となるように配置され、負極と重なり合った一端部側を負極に接続し、他端側を負極の他方の側縁から突出するように延長して配設された負極リードを溶接する溶接工程と、
正極と負極とは、固体電解質層を形成した面側を対向させ、それぞれ長手方向の一方の側縁を対向させプレスするとともに、それぞれの長手方向の他方の側縁から正極リード及び負極リードの他端側を突出させて積層され、且つ長手方向に巻回されてなる電極巻回体を形成する巻回工程と、
電極巻回体は、この電極巻回体を覆って密封する電池外装体内に収納されるとともに、電池外装体の封口部から正極リード及び負極リードの他端側を電池外装体の外部に突出させて封口する封口工程とを有し、
正極及び負極の側縁よりも内側に位置させ配設さ正極リード及び負極リードにおいて、正極リード及び負極リードそれぞれが正極及び負極と重なり合っている部分の長さは、80%以であることを特徴とする。
上述したような本発明に係る固体電解質電池では、正極リードと負極リードの少なくとも一方が、正極又は負極と接続される側で、当該正極又は負極の長いほうの端部と対向して配される短辺が当該正極又は負極の長いほうの端部よりも内側にずらして設けられているので、巻回された正極及び負極を電池外装材中に収容する際に、正極リード又は負極リードが電池外装材の封口部にかみ込まれない。
以上説明したように、本発明では、電極リードを、その一端部が電極の長いほうの端部から内側にずれるように溶接することで、電極巻回体を外装材中に密閉する際に、電極リードの、外装材の封口部へのかみ込みを防止することができる。
その結果、本発明では、固体電解質電池の重負荷特性を損なうことなく、外装材の封口不良を低減して、歩留まりを向上することができる。また、本発明では電極リードの外装材へのかみ込みが無い分、外装材を電極巻回体とより密着させることができるため、電池をより小型化することができ、体積エネルギー密度の高い固体電解質電池を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本実施の形態に係るゲル電解質電池の一構成例を図1〜図3に示す。このゲル電解質電池1は、図2及び図3に示す電極積層体5が、絶縁材料からなる外装フィルム6により覆われて密閉されている。この電極積層体5は、図2及び図3に示すように、正極2と、正極2と対向して配された負極3と、正極2と負極3との間に配されたゲル電解質層4とを備える。そして、この電極積層体5は、正極2と負極3とがゲル電解質層4を介して積層されてなる。そして、正極2には正極リード7が、負極3には負極リード8がそれぞれ接続されており、これらの正極リード7と負極リード8とは、図1及び図2に示すように外装フィルム6の周縁部である封口部に挟み込まれている。また、正極リード7及び負極リード8が外装フィルム6と接する部分には、樹脂フィルム9が配されている。
正極2は、図4に示すように、正極活物質を含有する正極活物質層2aが、正極集電体2bの両面上に形成されている。この正極集電体2bとしては、例えばアルミニウム箔等の金属箔が用いられる。なお、図4では、正極活物質層2a上にゲル電解質層4が形成された状態を示している。
正極活物質には、コバルト酸リチウム、ニッケル酸リチウム、マンガン酸リチウム、これら複合酸化物の一部を他の遷移金属で置換したもの、二酸化マンガン、五酸化バナジウムなどのような遷移金属化合物、硫化鉄などの遷移金属カルコゲン化合物を用いることができる。
正極リード7は、略長方形状をしており、正極集電体2bの長手方向の一端部であって、ゲル電解質層4及び正極活物質層2aの非形成部分に、当該正極リード7の長辺が正極集電体2bの幅方向と略平行になるように溶接されている。この正極リード7は、例えばアルミニウム箔からなる。
そして、このゲル電解質電池1では、図4に示すように、正極リード7の一方の短辺が、正極集電体2bの一方の長いほうの端部から内側に所定の距離l1だけ内側にずれるように溶接されている。
正極リード7を正極集電体2bの長いほうの端部から内側にずらすことで、電極巻回体5を外装フイルム6中に密閉する際に、外装フイルム6の封口部分への正極リード7のかみ込みが無くなる。そして、封口部分への正極リード7のかみ込みに基づく封口不良を大幅に低減することができる。
正極リード7を正極集電体2bの端部からずらす量l1としては、生産性を考えると、少なくとも0.5mm以上はあることが好ましい。しかし、l1があまり大きすぎると、その分、正極リード7が正極集電体2bと重なり合っている部分の長さ(溶接長さ)l2が小さくなり、正極リード7と正極集電体2bとの接触面積が小さくなる。正極リード7と正極集電体2bとの接触面積が小さくなると、正極リード7と正極集電体2bとの間の接触抵抗が大きくなり、ゲル電解質電池1の重負荷特性を損なってしまう。
そのため、正極リード7を正極集電体2bの端部からずらす結果の2は、正極集電体2bの幅の80%程度と考えられる
また、負極3は、図5に示すように、負極活物質を含有する負極活物質層3aが、負極集電体3bの両面上に形成されている。この負極集電体3bとしては、例えば銅箔等の金属箔が用いられる。なお、図5では、負極活物質層3a上にゲル電解質層4が形成された状態を示している。
負極活物質にはリチウムをドープ、脱ドープできる材料を用いることができる。このようなリチウムをドープ、脱ドープできる材料としては、熱分解炭素類、コークス類又はアセチレンブラックなどのカーボンブラック類、黒鉛、ガラス状炭素、活性炭、炭素繊維、有機高分子焼成体、コーヒー豆焼成体、セルロース焼成体又は竹焼成体といった炭素材料や、リチウム金属、リチウム合金、あるいはポリアセチレンなどのような導電性ポリマを挙げることができる。
負極リード8は、略長方形状をしており、負極集電体3bの長手方向の一端部であって、ゲル電解質層4及び負極活物質層3aの非形成部分に、当該負極リード8の長辺が負極集電体3bの幅方向と略平行になるように溶接されている。この負極リード8は、例えばニッケル箔からなる。
そして、このゲル電解質電池1では、図5に示すように、負極リード8の一方の短辺が、負極集電体3bの一方の長いほうの端部から内側に所定の距離l3だけ内側にずれるように溶接されている。
負極リード8を負極集電体3bの一方の長いほうの端部から内側にずらすことで、電極巻回体5を外装フイルム6中に密閉する際に、図2中の円Aに示すように、外装フイルム6の封口部分への負極リード8のかみ込みが無くなる。そして、封口部分への負極リード8のかみ込みに基づく封口不良を大幅に低減することができる。
負極リード8を負極集電体3bの端部からずらす量l3としては、生産性を考えると、少なくとも0.5mm以上はあることが好ましい。しかし、l3があまり大きすぎると、その分、負極リード8の溶接長さl4が小さくなり、負極リード8と負極集電体3bとの接触面積が小さくなる。負極リード8と負極集電体3bとの接触面積が小さくなると、負極リード8と負極集電体3bとの間の接触抵抗が大きくなり、ゲル電解質電池1の重負荷特性を損なってしまう。
そのため、負極リード8を負極集電体3bの端部からずらす結果の 4 は、負極集電体3bの幅の80%程度と考えられる
ゲル電解質層4は、電解質と、マトリクスポリマとと、可塑剤としての膨潤溶媒とを含有する。
電解質は、LiPF6、LiAsF6、LiBF4、LiClO4、LiCF3SO3、Li(CF3SO22N、LiC49SO3等を単独又は混合して使用することができる。
マトリクスポリマは、室温で1mS/cm以上のイオン伝導度を示すものであれば、特に化学的な構造は限定されない。このマトリクスポリマとしては、例えばポリアクリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレン、ポリヘキサフルオロプロピレン、ポリエチレンオキサイド、ポリプロピレンオキサイド、ポリフォスファゼン、ポリシロキサン、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、ポリメタクリル酸メチル、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、スチレン−ブタジエンゴム、ニトリル−ブタジエンゴム、ポリスチレン、ポリカーボネート等が挙げられる。
膨潤溶媒としては、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、ジエトキシエタン、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン、1,3−ジオキサン、酢酸メチル、プロピオン酸メチル、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の非水溶媒を単独又は混合して用いることができる。
つぎに、このようなゲル電解質電池1の製造方法について説明する。
まず、正極2としては、正極活物質と結着剤とを含有する正極合剤を、正極集電体2bとなる例えばアルミニウム箔等の金属箔上に均一に塗布、乾燥することにより正極活物質層2aが形成されて正極シートが作製される。上記正極合剤の結着剤としては、公知の結着剤を用いることができるほか、上記正極合剤に公知の添加剤等を添加することができる。
次に、正極シートの正極活物質層2a上にゲル電解質層4を形成する。ゲル電解質層4を形成するには、まず、非水溶媒に電解質塩を溶解させて非水電解液を作製する。そして、この非水電解液にマトリクスポリマを添加し、よく撹拌してマトリクスポリマを溶解させてゾル状の電解質溶液を得る。
次に、この電解質溶液を正極活物質層2a上に所定量塗布する。続いて、室温にて冷却することによりマトリクスポリマがゲル化して、正極活物質2a上にゲル電解質層4が形成される。
次に、ゲル電解質層4が形成された正極シートを帯状に切り出す。そして、正極リード7が溶接される部分のゲル電解質層4及び正極活物質2a層を削り取り、ここに例えばアルミニウムからなる略長方形状の正極リード7を溶接する。このとき、正極リード7の一方の短辺が、切り出された正極シートの一方の長いほうの端部からl1だけ内側にずれるように溶接する。このようにしてゲル電解質層4が形成された帯状の正極2が得られる。なお、正極リード7の正極集電体2bへの取り付けには、超音波溶接、スポット溶接又はレーザ溶接等、公知の溶接方法を使用することができる。
また、負極3は、負極活物質と結着剤とを含有する負極合剤を、負極集電体3bとなる例えば銅箔等の金属箔上に均一に塗布、乾燥することにより負極活物質層3aが形成されて負極シートが作製される。上記負極合剤の結着剤としては、公知の結着剤を用いることができるほか、上記負極合剤に公知の添加剤等を添加することができる。
次に、負極シートの負極活物質層3b上にゲル電解質層4を形成する。ゲル電解質層4を形成するには、まず上記と同様にして調製された電解質溶液を負極活物質層上に所定量塗布する。続いて、室温にて冷却することによりマトリクスポリマがゲル化して、負極活物質3a上にゲル電解質層4が形成される。
次に、ゲル電解質層4が形成された負極シートを帯状に切り出す。そして、正極リード7が溶接される部分のゲル電解質層4及び負極活物質層3aを削り取り、ここに例えばニッケルからなる略長方形状の負極リード8を溶接する。このとき、負極リード8の一方の短辺が、切り出された負極シートの一方の長いほうの端部からl3だけ内側にずれるように溶接する。このようにしてゲル電解質層4が形成された帯状の負極3が得られる。なお、負極リード8の負極集電体3bへの取り付けには、超音波溶接、スポット溶接又はレーザ溶接等、公知の溶接方法を使用することができる。
そして、以上のようにして作製された帯状の正極2と負極3とを、ゲル電解質層4が形成された側を対向させて張り合わせてプレスし、電極積層体とする。さらに、この電極積層体を長手方向に巻回して電極巻回体5とする。
最後に、この電極巻回体5を、絶縁材料からなる外装フィルム6で挟み、正極リード7及び負極リード8と外装フィルム6とが重なる部分に樹脂フィルムを配する。そして、外装フィルム6の外周縁部を封口し、正極リード7と負極リード8とを外装フィルム6の封口部に挟み込むとともに電極巻回体5を外装フィルム6中に密閉することによりゲル電解質電池1が完成する。
以上のようにして作製されるゲル電解質電池1では、電極巻回体5を外装フイルム6中に密閉する際に、封口部分への正極リード7又は負極リード8のかみ込みが無くなり、封口不良を大幅に低減することができる。そして、このゲル電解質電池1では、封口不良部分や外装フィルム6の破損部分から外装フィルム6の内部に湿気が入り込むことが無いため、電池内部に入り込んだ湿気により電池性能を損なうことがない。
上述したような本実施の形態に係るゲル電解質電池1は、円筒型、角型等、その形状については特に限定されることはなく、また、薄型、大型等の種々の大きさにすることができる。
なお、上述した実施の形態では、固体電解質電池として、膨潤溶媒を含有し、ゲル状の固体電解質を用いたゲル電解質電池1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、膨潤溶媒を含有しない固体電解質を用いた固体電解質電池についても適用可能である。また、本発明は、一次電池についても二次電池についても適用可能である。
本発明の効果を確認すべく、ゲル電解質電池を作製し、その特性を評価した。
〈実施例1〉
まず、正極を次のようにして作製した。
正極を作製するには、まず、炭酸リチウムを0.5モルと、炭酸コバルトを1モルとを混合し、900℃の空気中で5時間焼成することにより正極活物質となるLiCoO2を得た。このLiCoO2を91重量部と、導電剤としてグラファイトを6重量部と、結着剤としてポリフッ化ビニリデンを3重量部とを混合し、N−メチルピロリドンに分散させてスラリー状とした。このスラリーを、厚さ20μmのアルミニウム箔からなる正極集電体の両面に均一に塗布して乾燥させて正極活物質層を形成した。乾燥後にロールプレス機でプレスして正極シートを得た。このときの正極活物質の密度は3.6g/cm3であった。
次に、正極上にゲル電解質層を形成した。ゲル電解質層を形成するには、まず、炭酸エチレンを42.5重量部と、炭酸プロピレンを42.5重量部と、LiPF6を15重量部とを混合して可塑剤とした。この可塑剤を30重量部と、マトリクスポリマーとして、ビニリデンフルオライドとヘキサフルオロプロピレンが重合比で97対3で共重合されたものを10重量部と、テトラヒドロフランを60重量部とを混合して溶解させることにより、ゾル状の電解質溶液を得た。
次に、この電解質溶液を正極シートの両面に均一に塗布した後、乾燥させ、テトラヒドロフランを除去した。このようにして、正極活物質層上に厚さ100μmのゲル電解質層を形成した。
そして、ゲル電解質層が形成された正極シートを、50mm×260mmの部分に50mm×5mmのリード溶接部分がついている形に切り出した。リード溶接部分のゲル電解質層及び正極活物質層は削り取り、ここにアルミニウムからなる略長方形状の正極リードを、その一方の短辺が、切り出された正極シートの一方の長いほうの端部から1mm内側になるように溶接した。このようにして、両面に100μmの厚さのゲル電解質層が形成された帯状の正極を得た。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は、49mmである。
次に、負極を次のようにして作製した。
負極を作製するには、まず、黒鉛を90重量部と、ポリフッ化ビニリデンを10重量部とを混合し、N−メチルピロリドンに分散させてスラリー状とした。このスラリーを、厚さ10μmの銅箔からなる負極集電体の両面に均一に塗布して乾燥させて負極活物質層を形成した。乾燥後にロールプレス機でプレスして負極シートを得た。このときの負極活物質の密度は1.6g/cm3であった。
次に、負極上にゲル電解質層を形成した。ゲル電解質層を形成するには、上述と同様にして調製された電解質溶液を、負極シートの両面に均一に塗布して乾燥させ、テトラヒドロフランを除去した。このようにして、負極活物質層上に厚さ100μmのゲル電解質層を形成した。
そして、ゲル電解質層が形成された負極シートを、52mm×300mmの部分に52mm×5mmのリード溶接部分がついている形に切り出した。リード溶接部分のゲル電解質層及び負極活物質層は削り取り、ここにニッケルからなる略長方形状の負極リードを、その一方の短辺が、切り出された負極シートの一方の長いほうの端部から1mm内側になるように溶接した。このようにして、両面に100μmの厚さのゲル電解質層が形成された帯状の負極を得た。なお、このときの負極リードの溶接長さl4は、51mmである。
次に、上述のようにして作製された、両面にゲル電解質層が形成された帯状の正極と、両面にゲル電解質層が形成された帯状の負極とを積層して積層体とし、さらにこの積層体をその長手方向に巻回することにより電極巻回体を得た。
次に、この電極巻回体を、最外層から順に25μm厚のナイロンと40μm厚のアルミニウムと30μm厚のポリプロピレンとが積層されてなる外装フィルムで挟んだ。なお、このとき、正極リード及び負極リードと外装フィルムとが重なる部分にポリエチレンフィルムを配した。そして、外装フィルムの外周縁部を減圧下で熱融着することによって封口し、正極リードと負極リードとを外装フィルムの封口部に挟み込むとともに電極巻回体を外装フィルム中に密閉した。このようにしてゲル電解質電池を完成した。
〈実施例2〉
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部から5mm内側になるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部から5mm内側になるように溶接したこと以外は、実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は45mmであり、負極リードの溶接長さl4は47mmである。
〈実施例3〉
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部から10mm内側になるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部から10mm内側になるように溶接したこと以外は、実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は40mmであり、負極リードの溶接長さl4は42mmである。
比較例1
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部から20mm内側になるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部から20mm内側になるように溶接したこと以外は、実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は30mmであり、負極リードの溶接長さl4は32mmである。
比較例2
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部から30mm内側になるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部から30mm内側になるように溶接したこと以外は、実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は20mmであり、負極リードの溶接長さl4は22mmである。
〈比較例
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部から1mm外側になるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部から1mm外側になるように溶接したこと以外は、実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は50mmであり、負極リードの溶接長さl4は52mmである。
〈比較例
正極リードを、その一方の短辺が正極シートの一方の長いほうの端部と重なるように溶接し、かつ、負極リードを、その一方の短辺が負極シートの一方の長いほうの端部と重なるように溶接したこと以外は実施例1と同様にしてゲル電解質電池を作製した。なお、このときの正極リードの溶接長さl2は50mmであり、負極リードの溶接長さl4は52mmである。
以上のようにして作製された実施例1〜実施例、比較例1比較例のゲル電解質電池について、封口不良発生率及び放電容量を調べた。なお、測定はそれぞれの電池50個ずつについて行った。
充放電試験としては、まず、ポテンシオガルバノスタットを用い、90mAで定電流充電を開始し、閉回路電圧が4.2Vに到達した時点で定電圧充電に切り替えた。充電開始から8時間経った時点で充電を終了した。続いて、90mAで定電流放電を行い、閉回路電圧が3.0Vに達した時点で放電を終了した。なお、このとき、実施例1〜実施例、比較例1比較例の電池で封口不良の無いものについては、いずれも放電容量が450mAhであることが確認された。
また、上記の充放電試験と同条件で再び充電を行った後、1350mAで定電流放電を行い、閉回路電圧が3.0Vに達した時点で放電を終了した。そして、各電池について1350mA放電の放電容量を測定した。
以上のようにして、実施例1〜実施例、比較例1比較例の電池について測定された封口不良発生率及び放電容量を表1にまとめて示す。なお、表1に示されている放電容量の値は、実施例1〜実施例3、比較例1及び比較例2の場合は50個の電池について測定された値の平均値であり、比較例及び比較例の場合は、封口不良の見られなかった電池について測定された値の平均値である。
Figure 0004984922
表1から明らかなように、電極リードの一方の短辺を電極の長いほうの端部から内側にずらした実施例1〜実施例3、比較例1及び比較例2の電池では、封口不良が全く見られていない。一方、電極リードの一方の短辺を電極の長いほうの端部から外側にずらした比較例の電池や、電極リードの一方の短辺を電極の幅方向の端部と重ねた比較例の電池では、封口不良が発生している。
従って、電極リードの一方の短辺を電極の長いほうの端部から内側にずらすことで、電極巻回体を外装フイルム中に密閉する際に、封口部分への電極リードのかみ込みを無くして封口不良を大幅に低減することができることがわかった。
また、電極リードの一方の短辺を電極の長いほうの端部から内側にずらしても、電極リードを電極の全幅に亘って溶接した場合に比べても、良好な重負荷特性が維持されていることがわかる。しかし、電極リードをずらす量があまり大きすぎると、電極リードの溶接面積が小さくなるため、抵抗が増し、重負荷特性を損なってしまう
本発明の固体電解質電池の一構成例を示す斜視図である。 図1中、X−Y線における断面図である。 正極及び負極が電極巻回体とされた状態を示す斜視図である。 正極の一構成例を示す斜視図である。 負極の一構成例を示す斜視図である。 従来の固体電解質電池の一構成例を示す断面図である。
符号の説明
1 ゲル電解質電池、 2 正極、 3 負極、 4 ゲル電解質層、 5 電極巻回体、 6 外装フィルム、 7 正極リード、 8 負極リード

Claims (9)

  1. 帯状の正極と、
    上記正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、上記側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が上記正極の幅方向と平行となるように配置され、上記正極と重なり合った一端部側を上記正極に接続し、他端側を上記正極の他方の側縁から突出するように延長して配設された正極リードと、
    帯状の負極と、
    上記負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、上記側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が上記負極の幅方向と平行となるように配置され、上記負極と重なり合った一端部側を上記負極に接続し、他端側を上記負極の他方の側縁から突出するように延長して配設された負極リードと、
    上記正極及び上記負極の少なくとも一方の面に形成された固体電解質層を備え、
    上記正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺及び上記負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺をそれぞれ、上記正極及び上記負極の側縁よりも内側に位置させ配設さ上記正極リード及び上記負極リードにおいて、上記正極リード及び上記負極リードそれぞれが上記正極及び上記負極と重なり合っている部分の長さは、80%以とされ、
    上記正極と上記負極とは、上記固体電解質層を形成した面側を対向させ、それぞれ長手方向の一方の側縁を対向させるとともに、それぞれの長手方向の他方の側縁から上記正極リード及び上記負極リードの他端側を突出させて積層され、且つ上記長手方向に巻回されてなる電極巻回体を有し、
    上記電極巻回体は、この電極巻回体を覆って密封する電池外装体内に収納されるとともに、上記電池外装体の封口部から上記正極リード及び上記負極リードの他端側を上記電池外装体の外部に突出させたことを特徴とする固体電解質電池。
  2. 上記電池外装体の封口部において、上記電池外装体と上記正極リード及び上記負極リードとの間に樹脂フィルムが介在されていることを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
  3. 上記固体電解質層は、膨潤溶媒を含有し、ゲル状であることを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
  4. 上記固体電解質層は、上記正極及び上記負極の活物質層の少なくとも一方の面に該活物質層全面に分布するように電解質溶液を塗布・冷却して形成されてなることを特徴とする請求項1記載の固体電解質電池。
  5. 正極及び負極の少なくとも一方の面に形成された固体電解質層を備え、セパレータを介して巻回された電極積層体を外装フィルムに収納してなる固体電解質電池の製造方法であって、
    正極活物質を含有する正極活物質層が集電体の両面に形成され、該正極活物質層上に固体電解質層が電解質溶液を塗布、冷却して形成される帯状の正極の塗布工程と、
    上記正極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、上記側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が上記正極の幅方向と平行となるように配置され、上記正極と重なり合った一端部側を上記正極に接続し、他端側を上記正極の他方の側縁から突出するように延長して配設された正極リードを溶接する溶接工程と、
    負極活物質を含有する負極活物質層が集電体の両面に形成され、該負極活物質層上に固体電解質層が電解質溶液を塗布、冷却して形成される帯状の負極の塗布工程と、
    上記負極の長手方向の一方の側縁に対向する短辺を、上記側縁よりも内側に位置させるとともに、長辺が上記負極の幅方向と平行となるように配置され、上記負極と重なり合った一端部側を上記負極に接続し、他端側を上記負極の他方の側縁から突出するように延長して配設された負極リードを溶接する溶接工程と、
    上記正極と上記負極とは、上記固体電解質層を形成した面側を対向させ、それぞれ長手方向の一方の側縁を対向させプレスするとともに、それぞれの長手方向の他方の側縁から上記正極リード及び上記負極リードの他端側を突出させて積層され、且つ上記長手方向に巻回されてなる電極巻回体を形成する巻回工程と、
    上記電極巻回体は、この電極巻回体を覆って密封する電池外装体内に収納されるとともに、上記電池外装体の封口部から上記正極リード及び上記負極リードの他端側を上記電池外装体の外部に突出させて封口する封口工程とを有し、
    上記正極及び上記負極の側縁よりも内側に位置させ配設さ上記正極リード及び上記負極リードにおいて、上記正極リード及び上記負極リードそれぞれが上記正極及び上記負極と重なり合っている部分の長さは、80%以であることを特徴とする固体電解質電池の製造方法。
  6. 上記封口工程において、上記電池外装体と、上記正極リード及び上記負極リードとの間に樹脂フィルムを介在させることを特徴とする請求項5記載の固体電解質電池の製造方法。
  7. 上記固体電解質層は、膨潤溶媒を含有し、ゲル状であることを特徴とする請求項5記載の固体電解質電池の製造方法。
  8. 上記帯状の正極の塗布工程では、上記正極活物質層全面に分布するように上記電解質溶液を塗布、冷却することにより、上記固体電解質層を形成し、
    上記帯状の負極の塗布工程では、上記負極活物質層全面に分布するように上記電解質溶液を塗布、冷却することにより、上記固体電解質層を形成する
    ことを特徴とする請求項5記載の固体電解質電池の製造方法。
  9. 上記封口工程では、第1の電池外装体と第2の電池外装体とにより上記電極巻回体を挟み、上記第1の電池外装体と上記第2の電池外装体の外周縁部を融着することにより、上記巻回電極体を上記電池外装体により密封することを特徴とする請求項5記載の固体電解質電池の製造方法。
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