JP5003500B2 - ダンパ構造 - Google Patents

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本発明は、板厚が薄い制振対象(機械加工部品)を加工する際に、加工精度の低下や工具欠損の原因となる制振対象(機械加工部品)の自励振動の抑制に有効なダンパ構造に関するものである。
転削加工や旋削加工により機械加工部品の素材厚さが薄い部分を切削加工する場合において、切り込み量や送り速度などを高い加工能率になるよう設定すると、素材厚さが薄いことから素材の動的な剛性が低くなり、加工部品の自励振動が発生してしまう。
この自励振動により切削加工に使用する工具の欠損や、機械加工部品の加工面精度が低下してしまうため、自励振動が発生しないように、一般的に切り込み量や送り量を下げて加工しなければならず、素材厚さが薄い機械加工部品を加工する際は加工能率が低くなってしまうという課題を有していた。
このような課題を引き起こす自励振動を抑制する手段としては、種々の抑制方法が実施、検討されている。
自励振動を抑制する第1の方法としては、素材厚さが薄い部分に、外部から金属棒などを突き当てて部品の振動を拘束し、静剛性を向上させることが考えられる。
また、自励振動を抑制する第2の方法としては、実開平6−71938号公報(特許文献1)に記載された方法が知られている。即ち、特許文献1には、塗装面等の研磨面へ吸着できるように構成した吸着部材の背面に、第1弾性ゴム材を介して中心慣性マスを接着し、その中心慣性マスの外周に第1弾性ゴム材よりばね定数の低い第2弾性ゴム材を接着すると共に、その第2弾性ゴム材の外周に外周慣性マスを接着し、前記慣性マスの外面をゴムや樹脂の層で被覆した研磨面ダンパが記載されている。
また、自励振動を抑制する第3の方法としては、特表2003−521381号公報(特許文献2)に記載された方法が知られている。特許文献2には、動的振動アブソーバを有する調整可能な工具ホルダが記載されている。
実開平6−71938号公報 特表2003−521381号公報
しかしながら、上記第1の方法では、機械加工部品を移動させながら転削加工を行う場合に、拘束するための金属棒の一端が外部に接地されているため、部品の自励振動を起こしやすい部位の移動に追従できず、使用できない場合が生じる。また、比較的大きい部品では、金属棒を部品の自励振動がおきやすい部分に固定し拘束するために、段取りに長い時間を要してしまい生産性が低下する。さらに金属棒の接地された一端から拘束した部分までの間は、切削加工する際にツールパスとの干渉が起きるため、加工方法の制約も生じてしまう。このような点から、金属棒による自励振動の拘束は、様々な形状の制振対象に対して適用範囲が狭いという課題を有していた。
また、引用文献1に記載された第2の方法による研磨面ダンパ構造は、図10に示すように、中心慣性マス200がダンパ軸方向と平行に運動できるよう拘束されていないため、部品の振動方向に対して必ずしも平行に運動できず、中心慣性マス200を支える第1弾性ゴム202が回転方向に曲がってしまう可能性がある。特に図11に示すように、重力と垂直方向にダンパを取り付けた場合、慣性マスの質量により、ダンパが重力方向に撓む。このように、ダンパ軸方向と部品の振動方向が異なると、ダンパが部品の振動方向と異なる方向に振動してしまい、ダンパから部品に伝わる減衰力が小さくなり、効果的な自励振動の抑制ができない課題がある。加えて第2弾性ゴム203と外周慣性マス201から構成される2つ目のダンパは、第1弾性ゴム202と中心慣性マス200からなる1つ目のダンパを介して、制振対象に減衰力を伝える構造となっているため、2つ目のダンパが制振対象に与える減衰力は小さくなってしまうことから、この構造のダンパは効果的な自励振動の抑制が出来ないという課題がある。
また、引用文献2に記載された第3の方法による工具ホルダのダンパ構造は、部品の持つ1つの固有振動数に合わせて最適調整することで振動抑制効果が発生するものであって、機械加工部品のように複数の固有振動数を有する構造体の制振に対しては、原理上対応することができないものである。
本発明の目的は、上記課題を解決すべく、複数の固有振動数を有する制振対象に対して広い周波数帯域で効果的に自励振動が抑制可能な、小型で高性能なダンパ構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、ランチェスタダンパ方式を用いた制振対象の自励振動を抑制するためのダンパ構造であって、前記制振対象に取り付けるための固定具と、該固定具に固定され、ダンパ支持板を有するダンパ連結部とを備え、錘と該錘を取り付けた外枠と該外枠を前記ダンパ支持板に支持させる粘弾性体とによって構成される互いに振動特性が異なる複数のダンパを、前記制振対象に対して並列に接続するように前記制振対象の振動方向である前記ダンパ支持板の軸心方向に並設し、前記各ダンパが前記ダンパ支持板の軸心方向に前記制振対象と並進運動可能に構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記ダンパ支持板において、軸心に直角な断面形状が矩形で形成されていることを特徴とする。また、本発明は、前記各ダンパを構成する外枠は、前記ダンパ支持板の上面に対向する上面板と、前記ダンパ支持板の下面に対向する下面板と、前記ダンパ支持板の右側面に対向する右側面板と、前記ダンパ支持板の左側面に対向する左側面板とによって構成することを特徴とする。
また、本発明は、前記ダンパ支持板の上面と前記各外枠の上面板との間、前記ダンパ支持板の下面と前記各外枠の下面板との間、前記ダンパ支持板の右側面と前記各外枠の右側面板との間及び前記ダンパ支持板の左側面と前記各外枠の左側面板との間に前記粘弾性体を挟んで前記各外枠を前記ダンパ支持板に支持させて構成したことを特徴とする。
また、本発明は、前記粘弾性体は、前記ダンパ支持板の軸心方向に長くした直方体若しくは該直方体に近似した形状を有することを特徴とする。また、本発明は、前記錘を少なくとも前記各外枠の右側面板及び左側面板に取り付けたことを特徴とする。また、本発明は、前記粘弾性体が低弾性ゴムから形成されていることを特徴とする。また、本発明は、各外枠を構成する上面板と下面板と両側面板の中央に、錘固定用のねじ穴が設けられており、錘の中央に空けられた貫通穴にボルトを通して、一つのダンパに付加質量が固定できる構造を持つことを特徴とする。また、本発明は、前記固定具は、機械式又は電磁石式で構成することを特徴とする。
本発明によれば、複数の固有振動数を有する制振対象に対して広い周波数帯域で効果的に加工面精度の低下や工具欠損の原因となる制振対象の自励振動を抑制して加工能率の向上を可能とした。
本発明に係る例えば大型ポンプ用インペラベーン等の板厚が薄い機械加工部品を加工する際に、加工精度の低下や工具欠損の原因となる機械加工部品の自励振動の抑制に有効な機械加工部品用ダンパの実施の形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明に係るランチェスタダンパ方式を採用した機械加工部品用ダンパの振動モデルについて図1を用いて説明する。図1は、本発明に係るランチェスタダンパ方式を採用した機械加工部品用ダンパを質点系振動モデルで表したものである。このダンパは特性の異なる2つのダンパ10A、ダンパ10Bが制振対象1に並列に接続するよう構成されており、図1に示す如くダンパ10A、10Bのバネ定数kd1、kd2を制振対象(機械加工部品)1の持つ複数の固有振動数を決めるバネ定数k、k、・・・に比べて比較的小さくとすることで、質量Md1、Md2をそれぞれ減衰比ζd1、ζd2のみで支えている振動モデルとなる。この並列接続のモデルにより、ダンパ10Aとダンパ10Bの減衰力が制振対象1に作用することになる。
このダンパ方式において、制振対象1の持つ複数の固有振動数における質量m、m、・・・とバネ定数k、k、・・・を打撃試験や有限要素法(FEM(Finite Element Method))解析などを用いて求めておき、ダンパ10A、ダンパ10Bの質量Md1、Md2、バネ定数kd1、kd2、減衰比ζd1、ζd2をパラメータとして、制振対象1の変位x、x、・・・の大きさがそれぞれ小さくなるような値を調整しながら設定することで、図9に示すように、広い周波数帯帯域(例えば30〜3000Hz)に亘り、大きな振動抑制効果を得ることができる。なお、fは制振対象1を加工する際、制振対象に加わる力を示す。
次に、本発明に係るランチェスタダンパ方式を採用した機械加工部品用ダンパの具体的な構造の実施の形態について図2を用いて説明する。本発明に係る機械加工部品用ダンパは、制振対象(機械加工部品)1に固定するための固定具50を備え、該固定具50の上面にダンパ10A及びダンパ10Bを並列に連結させるダンパ連結部51を取り付けて構成される。該ダンパ連結部51は、前記固定具50の上面に固定された固定金具52に、縦長の矩形断面を有するダンパ支持板53をダンパの長手方向(制振対象1の振動方向)に伸びて片持ちで取り付けて構成される。即ち、本発明に係る機械加工部品用ダンパの本体100は、制振対象1に固定するための固定具50と、該固定具50の上面に取り付けられ、ダンパ10A及びダンパ10Bを並列に連結させるダンパ支持板53を有するダンパ連結部51とで構成される。
さらに、並列に連結される各ダンパ10A,10Bは、縦長の矩形断面を有するダンパ支持板53の上面、右側面、下面及び左側面を取り囲むように、各上面板5A,5Bと、各右側面板6A,6Bと、各下面板7A,7Bと、各左側面板8A,8Bとで構成される各外枠110A,110Bと、該各外枠110A,110Bに取り付けられた各錘(Md1,Md2)9A,9Bとで構成される。そして、前記各錘(Md1,Md2)9A,9Bが取り付けられた前記各外枠110A,110Bを有する前記各ダンパ10A,10Bは、図3及び図4に示すように、各低弾性ゴム4A,4Bのような各粘弾性体(各減衰比ζd1,ζd2を有する)を介して、前記ダンパ支持板53に対して該ダンパ支持板53の側面に沿った長手方向(軸心方向)と平行に取り付けられる。その結果、前記各低弾性ゴム(各減衰比ζd1,ζd2を有する)4A,4Bが前記各ダンパ10A,10Bを内部(ダンパ支持板53)からダンパ支持板53の軸心を中心にして捩れることなく重力方向及び側面方向に支えていることで、前記各ダンパ10A,10Bは制振対象(機械加工部品)1に固定されたダンパ支持板53に対して広周波数帯域(例えば30〜3000Hz)に亘り振動方向に対して効果的な自励振動の抑制が出来るように並進運動可能な構造となっている。即ち、図3及び図4に示すように、前記ダンパ支持板53の上面と前記各外枠110A,110Bの各上面板5A,5Bとの間に、前記ダンパ支持板53の右側面と前記各外枠110A,110Bの各右側面板6A,6Bとの間に、前記ダンパ支持板53の下面と前記各外枠110A,110Bの各下面板7A,7Bとの間に、並びに前記ダンパ支持板53の左側面と前記各外枠110A,110Bの各左側面板8A,8Bとの間に、振動方向(ダンパ支持板53の長手方向(軸心方向))に長くした直方体若しくは該直方体に近似した形状を有する各低弾性ゴム(各減衰比ζd1,ζd2を有する)4A,4Bを挟むように接着して固定することにより、前記各ダンパ10A,10Bをダンパ支持板53の軸心を中心にして捩れることなく重力方向及び側面方向に支え、前記各ダンパ10A,10Bは制振対象(機械加工部品)1に固定されたダンパ支持板53に対して広周波数帯域(例えば30〜3000Hz)に亘り振動方向に対して効果的な自励振動の抑制が出来るように並進運動可能に構成される。
なお、各低弾性ゴム4A,4Bは、ダンパ支持板53並びに各外枠110A,110Bに対して接着して固定されるため、剥がれる可能性がある。そのため、並進運動時に各低弾性ゴム4A,4Bが剥がれることによってダンパ10A及び10Bが前記ダンパ支持板53より脱落しないために、図4に示すように、受け板54がダンパ支持板53の端部に取り付けられている。固定具50側については、固定金具51がダンパ10A及び10Bを脱落させない役目を果すことになる。
ダンパ10A及び10Bを制振対象(機械加工部品)1に固定する固定具50は、図4及び図7に示すように、制振対象(機械加工部品)1をねじ等の締着手段50Aを用いて挟み込むような機械的な構造(機械式)でなくても、図5及び図8に示すような例えば電磁石手段50Bを用いて電磁石式で固定するように構成しても良い。要するに固定具50は、ダンパ10A及び10Bを制振対象(機械加工部品)1に固定できるように構成されれば良い。
また、図6に示すように側面板6A,8A;6B,8Bと上面板5A,5Bには、ねじ穴30を設けておき、付加質量90の穴31にボルトねじを通すことで、ダンパの錘を増やすことができる構造となっている。即ち、付加質量90を側面板6A,8A;6B,8Bや上面板5A,5Bに取り付けることによってダンパの錘を増やしたりすることが可能に構成される。
次に、本発明に係るダンパ構造(機械加工部品用ダンパ)に用いる素材について説明する。本実施の形態の振動方向に各減衰比ζd1,ζd2を有する動吸振器に用いる低弾性ゴム4A,4Bは、硬さがJISK6253に準じた試験で30〜60(タイプA)、伸びが500〜900%、静的せん断弾性率が0.3〜0.8MPa、反発弾性が2〜13%のものが適しており、さらに好ましい低弾性ゴムとしては、内外ゴム株式会社製「ハネナイト」GP−35L、GP−60L、CP−40S、CP−55S、AP−30、AP−50、GP−40HB、GP−50Vが適している。この中で本実施の形態では、GP−35Lを用いた。
また、錘(Md1,Md2)9A,9Bには、超硬材料、タングステン、銅−タングステン合金などの密度13000〜19000kg/m3の高比重合金が適している。この中で本実施の形態では、銅−タングステン合金(密度14000kg/m3)を用いている。なお、錘9Aの体積としては、図2、図5及び図6に示すように、例えば30mm×50mm×50mm程度が考えられる。この体積で高比重合金を用いた場合、錘9Aの重量は1〜1.4kg程度となる。当然、複数の固有振動数を有する制振対象に適するように振動特性の異なる複数のダンパ10A,10B、即ち複数の錘(Md1,Md2)9A,9Bが設定されることになる。
以上の構造、素材を用いた本発明に係るダンパ構造を実際の制振対象(薄肉の機械加工部品)に取り付ける方法の実施例について図7及び図8を用いて説明する。本実施例のダンパは、図7に示すように制振対象1の自励振動を起こしやすい部分近傍に図2に示す締着手段50Aにより、制振対象1を挟み込んで取り付ける。また、制振対象1の端部ではなく、面内に取り付けたい場合は、図8に示すように図5に示す電磁石手段50Bを用いて取り付ける。
次に、本発明に係るダンパ構造の自励振動制効果を図9に示す。ダンパを取り付けない場合の制振対象(部品)1の波形30は、本発明に係るダンパ構造を取り付けることで波形31に変化し、広い周波数帯域に亘り自励振動を同時に抑制できていることが分かる。
以上説明したように、本発明に係るダンパ構造によれば、制振対象(機械加工部品)1の振動方向に対して、ダンパ10A及びダンパ10Bが並進運動することで、制振対象(機械加工部品)1の持つ複数の固有振動数における自励振動を、効果的に抑制可能である。また、従来の金属棒による拘束のように端部に接地面を必要とせず、かつ小型であることから切削加工におけるツールパスへの干渉が少なく、加工方法の制約を改善でき、また段取り時間を削減することが可能となる。
本発明に係る機械加工部品用ダンパを用いることで、例えば大型ポンプ用インペラベーンの切削加工で用いられていた金属棒の固定治具類の使用を行う必要がなくなったため、治具段取り時間を75%、治具費用を31%削減が可能である。
本発明に係るダンパ構造を質点系振動モデルで表した図である。 本発明に係るランチェスタダンパを複数個搭載したダンパ構造の一実施の形態を示す図である。 図2に示すダンパ10Aにおいてダンパ支持板の軸心(長手方向:制振対象の振動方向)に直角な断面形状を示す図である。 図3に示すA−A矢視断面図である。 本発明に係るダンパ構造において、固定具が電磁石式の場合を示す図である。 本発明に係るダンパ構造において、付加質量を取り付けたときを示す図である。 本発明に係るダンパ構造を制振対象に機械式固定具を用いて取り付ける方法を示した図である。 本発明に係るダンパ構造を制振対象に電磁石式固定具を用いて取り付ける方法を示した図である。 本発明に係るダンパ構造による自励振動抑制効果を周波数応答で表した図である。 従来の研磨面ダンパにおける重力方向の振動による変形を表した図である。 従来の研磨面ダンパにおける重力と垂直方向の振動による変形を表した図である。
符号の説明
1…制振対象(機械加工部品)、 4A、4B…粘弾性体(低弾性ゴム)、 5A、5B…上面板、 6A、6B…右側面板、 7A、7B…下面板、 8A、8B…左側面板、 9A、9B…錘、 10A、10B…ダンパ、 50…固定具、 50A…機械式固定具、 50B…電磁石式固定具、 51…ダンパ連結部、 52…固定金具、 53…ダンパ支持板、 54…受け板、 100…本体、 110A、110B…外枠。

Claims (7)

  1. ランチェスタダンパ方式を用いた制振対象の自励振動を抑制するためのダンパ構造であって、
    前記制振対象に取り付けるための固定具と、
    該固定具に固定され、ダンパ支持板を有するダンパ連結部とを備え、
    錘と該錘を取り付けた外枠と該外枠を前記ダンパ支持板に支持させる粘弾性体とによって構成される互いに振動特性が異なる複数のダンパを、前記制振対象に対して並列に接続するように前記制振対象の振動方向である前記ダンパ支持板の軸心方向に並設し、
    前記各ダンパが前記ダンパ支持板の軸心方向に前記制振対象と並進運動可能に構成したことを特徴とするダンパ構造。
  2. 前記ダンパ支持板において、軸心に直角な断面形状が矩形で形成されていることを特徴とする請求項に記載のダンパ構造。
  3. 前記各ダンパを構成する外枠は、前記ダンパ支持板の上面に対向する上面板と、前記ダンパ支持板の下面に対向する下面板と、前記ダンパ支持板の右側面に対向する右側面板と、前記ダンパ支持板の左側面に対向する左側面板とによって構成することを特徴とする請求項又はに記載のダンパ構造。
  4. 前記ダンパ支持板の上面と前記各外枠の上面板との間、前記ダンパ支持板の下面と前記各外枠の下面板との間、前記ダンパ支持板の右側面と前記各外枠の右側面板との間及び前記ダンパ支持板の左側面と前記各外枠の左側面板との間に前記粘弾性体を挟んで前記各外枠を前記ダンパ支持板に支持させて構成したことを特徴とする請求項乃至の何れか一つに記載のダンパ構造。
  5. 前記粘弾性体は、前記ダンパ支持板の軸心方向に長くした直方体若しくは該直方体に近似した形状を有することを特徴とする請求項に記載のダンパ構造。
  6. 前記錘を少なくとも前記各外枠の右側面板及び左側面板に取り付けたことを特徴とする請求項又はに記載のダンパ構造。
  7. 前記粘弾性体が低弾性ゴムから形成されていることを特徴とする請求項乃至の何れか一つに記載のダンパ構造。
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