JP5002394B2 - 粉末薬剤投与器 - Google Patents

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Description

本発明は、粉末状の薬剤を投与する粉末薬剤投与器に関する。
従来、種々の粉末薬剤投与器が提案されている。特許文献1は、その一例としての粉末薬剤投与器を開示する。
特許文献1に開示される粉末薬剤投与器は、本体部と可動部とが相対スライド可能に結合されたもので、本体部と可動部とをスライドさせてそれらの相対位置を変化させることで、内部に収容された薬剤を噴出可能な投薬可能状態と、薬剤を噴出不能な投薬不能状態とを切り替えることができるようになっている。
特開2007−14744号公報
しかしながら、上記従来の粉末薬剤投与器では、本体部に形成されたスリットに円盤状の可動部が摺動可能に狭装された構成となっている。かかる構成では、可動部が収容されるスリットの高さと、可動部の高さとに寸法ばらつきが生じた場合に、これを吸収することができず、組み付け難くなる場合や、隙間が大きくなってしまう虞があった。このため、製造された個体毎に寸法を測定して寸法が近いもの同士を組み合わせるなど、寸法管理に手間がかかるという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、より容易に組み付けることができるとともに、寸法ばらつきを吸収することが可能な粉末薬剤投与器を得ることにある。
請求項1の発明は、本体部および当該本体部にスライド可能に取り付けられる可動部のうちいずれか一方には、他方側の摺接面によって塞がれる第一の開口を有して略密閉状態で粉末薬剤を収容する薬剤貯留室と、他方側の摺接面によって塞がれる第二の開口を有する薬剤噴出通路と、が形成され、上記他方には、本体部と可動部とを相対スライドさせることで上記第一の開口および第二の開口のうちいずれか一方のみに連通される薬剤搬送室が形成される粉末薬剤投与器において、上記本体部を二分割した一方に他方と係合する係合突起部を設けるとともに、他方に当該係合突起部を挿通させる挿通口を形成し、前記係合突起部は、軸部と該軸部の先端に設けられた拡径部とからなり、該拡径部は、前記軸部先端から径方向外側に広がる第1傾斜面と、該第1傾斜面から軸方向に延在し、前記軸部よりも径が大きい円筒面と、該円筒面の先端から先細り状に延在する第2傾斜面とを有し、前記係合突起部の第1傾斜面と前記挿通口の開口縁とが相互に係合するように構成し、当該係合する部分同士で弾性的に押圧力を生じさせ、上記本体部を二分割した一方と他方とで上記可動部を挟持するようにしたことを特徴とする。
請求項2の発明は、上記係合突起部を先割れ状に分割したことを特徴とする。
請求項3の発明は、上記係合突起部として、上記本体部と可動部とを相対スライドさせる際のガイドとして用いられるものを備えることを特徴とする。
請求項4の発明は、上記係合突起部として、上記本体部と可動部とを相対的にスライドかつ回動させる際の回動中心シャフトとして用いられるものを備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、上記係合突起部として、筒状に形成され、その筒内が薬剤噴出通路として利用されるものを備えることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、傾斜面における相手との係合位置を、各部の寸法公差(ばらつき)に応じて、傾斜面に沿って可変設定することができる。また、相互に係合する部分同士で弾性押圧力を作用させることで、当該公差の上下限の範囲内で所要の係合力を確保して、係合状態をより確実に維持することができる。
請求項2の発明によれば、上記係合突起部を先割れ状に分割することで、分割された部分の曲げ反力として、所要の係合力を比較的容易に得ることができる。
請求項3の発明によれば、上記ガイドと係合突起部とをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
請求項4の発明によれば、上記回動中心シャフトと係合突起部とをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
請求項5の発明によれば、上記薬剤噴出通路を構成する部分と係合突起部とをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
以下、本発明を具現化した実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下では、粉末薬剤を鼻腔内に投薬する携帯用の粉末薬剤投与器について例示する。
図1および図2は、本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の側面図、図3および図4は、粉末薬剤投与器の縦断面図、図5および図6は、粉末薬剤投与器の本体部の第一分割体と可動部との接続部を示す分解斜視図である。これらのうち、図1,図3,図5は投薬可能状態を示し、図2,図4,図6は投薬不能状態を示している。また、図7は、第一本体部の縦断面図である。
粉末薬剤投与器1は、細長い略円柱状の外観を有しており、長手方向を垂直にした姿勢で机上等に立てて静置できるようになっている。なお、以下では、便宜上、図1〜図4に示す水平面における静置姿勢を基準として、上下方向を規定するものとする。
この粉末薬剤投与器1には、立てた姿勢で最上部となる部位には上下方向に沿って細長く伸びる略円筒状かつ先細りのノズル部2が設けられる一方、最下部となる部位には手動圧縮式の弾性体からなる略円筒状のポンプ部3が設けられている。使用時には、ノズル部2を鼻腔に差し込んで、手指等でポンプ部3を凹ませることで、ノズル部2に形成される開口2aから、粉末薬剤を含む空気流が噴出される。ノズル部2は、キャップ11で着脱可能に被覆できるようになっている。
この粉末薬剤投与器1は、ノズル部2が設けられるとともに内部に薬剤貯留室4が形成されている第一本体部5と、ポンプ部3を含むとともに静置時には基台部となる第二本体部6と、第一本体部5と第二本体部6との間に挟持される可動部としてのスライダ7と、を備えている。
このうち、第一本体部5および第二本体部6は係合突起部10を介して相互に接続されて固定されており、粉末薬剤投与器1の本体部を成している。
スライダ7は、上下方向に薄い略円盤状に形成されて、粉末薬剤投与器1の中心軸(長手方向軸)と交叉する方向(中心軸と略垂直な方向、静置姿勢では横方向)にスライドできるようになっている。具体的には、上下方向に伸びる回動軸Mを中心として、側面1aから外側に引き出された位置(図2,図4,図6)と、内側に収納された位置(図1,図3,図5)との間で、回動できるようになっている。スライダ7の上面7aおよび下面7bは、それぞれ、適宜な圧接力をもって第一本体部5の下面5aおよび第二本体部6の上面6aと摺接しており、スライダ7の位置や動作に拘わらず、スライダ7の上面7aと第一本体部5の下面5aとの間、ならびに、スライダ7の下面7bと第二本体部6の上面6aとの間では、粉末薬剤および空気のシールが確保されている。すなわち、これら摺接面において、粉末薬剤が粉末薬剤投与器1の外部に漏洩するのが抑制されるとともに、外部から内部に空気が進入して粉末薬剤が劣化するのが抑制されている。
第一本体部5の内部には、外気と略気密状態で隔離された閉空間として略円筒状の薬剤貯留室4が形成されている。この薬剤貯留室4のスライダ7側には、当該スライダ7の上面7aによって塞がれる略円形の開口(第一の開口)4aが形成されている。また、薬剤貯留室4と横方向に離間して、粉末薬剤投与器1の中心軸に沿う位置には、上下方向に伸びる断面略円形の通路5bが形成されている。この通路5bは、ノズル部2の中央で上下に伸びる通路2bに連通されている。
薬剤搬送室8は、スライダ7の上面7aに設けられた有底の凹部として形成されている。このため、スライダ7の移動とともに、薬剤搬送室8は第一本体部5および第二本体部6に対して相対移動することになる。薬剤搬送室8は、スライダ7を外側に引き出した投薬不能状態(図2,図4,図6)においては薬剤貯留室4の底部に形成された開口4aに連接される一方、スライダ7を内側に収納した投薬可能状態(図1,図3,図5)においては通路5bの開口5cに連接されるようになっている。
そして、手指等でつまみ7cが操作されることにより、内側に収納されたスライダ7が薬剤貯留室4の底部に薬剤搬送室8が連接される位置まで外側に引き出されると、この状態で、薬剤貯留室4内に収容された粉末薬剤が主として重力の作用によって薬剤搬送室8内に落下する。この際の粉末薬剤の落下を促進するため、薬剤貯留室4の内壁4bは、開口4aに向けて先細りの形状(すり鉢状)となっている。
次に、薬剤搬送室8に粉末薬剤が充填された後、再びつまみ7cが操作されることにより、薬剤搬送室8が通路5bの開口(第二の開口)5cに連接される位置まで内側に引き込まれると、薬剤搬送室8に充填された粉末薬剤が、通路5bに臨むことになる。このとき、第一本体部5の下面5aが粉末薬剤の擦り切り面として機能し、スライダ7の内、外、内の一回のスライド操作によって、薬剤搬送室8に充填される定量(すなわち薬剤搬送室8の容積分)の粉末薬剤が、薬剤貯留室4から搬出されることになる。
通路5bの下部で薬剤搬送室8と連接される部分は、ノズル部2側を細くした先細り状(逆すり鉢状)に形成されて、薬剤搬送室8に充填された粉末薬剤とポンプ部3から圧送された空気とを攪拌する攪拌室9となっている。
攪拌室9は、第一本体部5に形成された通路5d,5eを介して、ポンプ部3の空気室3aに連通されている。図7は、攪拌室9、通路5d,5eの中心を含む縦断面での断面図である。この図7にも示すように、通路5dは、係合突起部10内から第一本体部5にかけて上下に略直線状に伸びており、その下端が空気室3aに開放される一方、上端が行き止まりとなる、断面略円形の有底孔である。また、通路5eは、通路5dの上端部と攪拌室9とを連通する断面略円形で略直線状の通路であり、第一本体部5内を斜めに伸びて、攪拌室9の内壁9aに開口している。
かかる構成により、空気室3aから圧送された空気が、通路5d,5eを経て攪拌室9内に導入され、当該攪拌室9内で空気と粉末薬剤の攪拌流(例えば旋回流)が形成され、通路5b,2bを経由して、ノズル部2の開口2aから外部に噴出される。すなわち、本実施形態では、投薬可能状態で空気室3aからノズル部2の開口2aに繋がる通路5d,5e,5b,2bが、粉末薬剤と空気との混合流あるいは当該粉末薬剤を搬送する空気が流通する薬剤噴出通路に相当する。なお、この場合、通路5eを攪拌室9の中心軸(本実施形態では、粉末薬剤投与器1の中心軸と同じ)に対して径方向外側にずらした位置に指向させることで、攪拌室9内で空気の旋回が促進されるようにしたり、通路5eを薬剤搬送室8の底面(あるいは側面)に指向させることで、通路5eから導入された空気が粉末薬剤に吹き付けられて攪拌が促進されるようにしたりするのが好適である。また、通路5d,5eを屈曲させた状態で接続して当該接続部で空気の乱れを促進させ、空気と粉末薬剤との攪拌を促進させるのが好適である。
ところで、本実施形態では、図5および図6に示すように、第一本体部5と第二本体部6とを接続するための係合突起部10が三つ設けられている。図8は、各係合突起部が第二本体部およびスライダを貫通する部分における粉末薬剤投与器の縦断面図である。
これらのうち一つの係合突起部10Aは、スライダ7に形成された断面略円形の貫通孔7dを貫通し、第二本体部6の上壁部6bに形成された断面略円形の挿通口6cを貫通する軸部10aと、当該軸部10aの先端部で拡径された拡径部10bとを有している。
この係合突起部10Aでは、拡径部10bが挿通口6cより径外方向に張り出して当該挿通口6cと係合する部分が面取りされて、当該部分に傾斜面10cが形成されている。また、係合突起部10Aは、略円筒状に形成されており、その筒内部が通路5dとなっている。さらに、係合突起部10Aには、その先端部から挿通口6cとの係合部(傾斜面10c)を越えて拡径部10bに至る有限長のスリット10dが切り込まれており、当該係合突起部10Aを先割れ形状としてある。本実施形態ではスリット10dは軸部10aの中心軸を含む位置に一箇所のみ形成されており、このスリット10dによって係合突起部10Aは二分割されている。
ここで、スライダ7の貫通孔7dの内径は、係合突起部10Aの軸部10aの外径と同径より僅かに大きく設定してあり、この係合突起部10Aがスライダ7の回動中心シャフトとして機能するようにしてある。
また、別の係合突起部10Bは、スライダ7に形成された上記貫通孔7dを中心とする円弧状の長穴7eおよび上壁部6bに形成された断面略円形の挿通口6dを貫通する軸部10aと、当該軸部10aの先端部で拡径された拡径部10bとを有している。この係合突起部10Bは、円柱状に形成されているが、係合突起部10Aと同様の傾斜面10cおよびスリット10dが形成されている。
また、もう一つの係合突起部10Cは、スライダ7に形成された上記貫通孔7dを中心とする円弧状かつ長穴状の切欠7fおよび上壁部6bに形成された断面略円形の挿通口6eを貫通する軸部10aと、当該軸部10aの先端部で拡径された拡径部10bとを有している。この係合突起部10Cは、係合突起部10Bと略同じ形状としてある。
ここで、長穴7eおよび切欠7fの幅は、軸部10aの外径と同径より僅かに大きく設定してあり、スライダ7が回動する際に、係合突起部10B,10Cが対応する長穴7eおよび切欠7fにガイドされるようにしてある。
そして、かかる構成の粉末薬剤投与器1を組み立てるに際しては、第一本体部5と第二本体部6との間の所定位置にスライダ7を配置した状態で、各係合突起部10(10A,10B,10C)を、対応する貫通孔7d、長穴7e、切欠7f、および対応する挿通口6c,6d,6eに挿通して、各拡径部10bと対応する挿通口6c,6d,6eの開口縁6fとを係合させる。これにより、第一本体部5と第二本体部6とが相互に接続されるとともに固定され、かつ、スライダ7が適宜な圧接力で第一本体部5と第二本体部6との間に回動可能な状態で挟持される。
かかる組み立ての際に各係合突起部10を差し込むにあたっては、拡径部10bが対応するスライダ7の貫通孔7d,長穴7e,切欠7fの開口縁と干渉することになるが、本実施形態では、各係合突起部10にスリット10dを形成して先割れ状にするとともに、先端部に先細り状とする傾斜面10eを形成することで、先割れ部分を弾性的に曲げ変形させて、差し込みを容易化している。
そして、本実施形態では、係合突起部10の拡径部10bと挿通口6c,6d,6eの開口縁6fとが相互に係合する部分のうち少なくともいずれか一方(本実施形態では拡径部10bのみ)に傾斜面10cを形成するとともに、当該係合する部分同士で弾性的に押圧力を生じさせるようにしてある。具体的には、寸法公差(ばらつき)の範囲内で傾斜面10cが開口縁6fに当接する領域で、傾斜面10cの外径が自由状態で開口縁6fより若干大きくなるようにしておき、組み付けたときに、先割れ部分の曲げ変形(弾性変形)を伴った状態で、傾斜面10cが開口縁6fに当接するようにしてある。そして、このときに、公差上下限の範囲内では、傾斜面10cが所要の弾性力によって開口縁6fに圧接されるよう、スリット10dの深さや幅、係合突起部10Aの厚み、材質等を適宜に調整してある。
したがって、本実施形態によれば、傾斜面10cにおける相手との係合位置を、各部の寸法公差(ばらつき)に応じて、傾斜面10cに沿って可変設定することができる。また、相互に係合する部分同士で弾性押圧力を作用させることで、当該公差の上下限の範囲内で所要の係合力を確保して、係合状態をより確実に維持することができる。
また、本実施形態では、係合突起部10を先割れ状に分割してある。このため、所要の係合力を、係合突起部10が分割された部分の曲げ反力として比較的容易に得ることができる。
また、本実施形態では、係合突起部10として、第一本体部5および第二本体部6とスライダ7とを相対スライドさせる際のガイドとして用いられるもの10B,10Cを備えている。このため、ガイドと係合突起部10B,10Cとをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、係合突起部10として、第一本体部5および第二本体部6とスライダ7とを相対的にスライドかつ回動させる際の回動中心シャフトとして用いられるもの10Aを備えている。このため、回動中心シャフトと係合突起部10Aとをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
また、本実施形態では、係合突起部10として、筒状に形成され、その筒内が通路5eとして利用されるもの10Aを備えている。このため、通路5eを構成する部分と係合突起部10Aとをそれぞれ別個に設ける場合に比べて構成を簡素化することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施形態には限定されず、種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、係合突起部を上側の第一本体部に設けた場合を例示したが、この係合突起部は下側の第二本体部に設けてもよいし、双方に設けてもよい。
また、係合突起部の数も、三本には限定されない。そして、係合突起部と挿通口の開口縁の双方に傾斜面を設けてもよいし、開口縁のみに傾斜面を設けてもよい。
また、本発明は、スライダを平行移動させるタイプの粉末薬剤投与器にも適用可能であるし、ツインノズルタイプの粉末薬剤投与器にも適用可能である。
本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の側面図であって、投薬可能状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の側面図であって、投薬不能状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の縦断面図であって、投薬可能状態を示す図である(図1の縦断面図)。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の縦断面図であって、投薬不能状態を示す図である(図2の縦断面図)。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の本体部の第一分割体と可動部との接続部を示す分解斜視図であって、投薬可能状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の本体部の第一分割体と可動部との接続部を示す分解斜視図であって、投薬不能状態を示す図である。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の第一本体部の縦断面図である。 本発明の一実施形態にかかる粉末薬剤投与器の係合突起部が第二本体部およびスライダを貫通する部分における粉末薬剤投与器の縦断面図であって、(a)は回動中心シャフトをなす係合突起部の縦断面図、(b)はガイドをなす係合突起部の縦断面図である。
符号の説明
1 粉末薬剤投与器
2b 通路(薬剤噴出通路)
4 薬剤貯留室
4a 開口(第一の開口)
5 第一本体部(本体部)
2b,5b,5d,5e 通路(薬剤噴出通路)
5c 開口(第二の開口)
6 第二本体部(本体部)
6a 上面(摺接面)
6c,6d,6e 挿通口
6f 開口縁
7 スライダ(可動部)
7a 上面(摺接面)
8 薬剤搬送室
10,10A,10B,10C 係合突起部
10c 傾斜面

Claims (5)

  1. 本体部および当該本体部にスライド可能に取り付けられる可動部のうちいずれか一方には、他方側の摺接面によって塞がれる第一の開口を有して略密閉状態で粉末薬剤を収容する薬剤貯留室と、他方側の摺接面によって塞がれる第二の開口を有する薬剤噴出通路と、が形成され、
    前記他方には、本体部と可動部とを相対スライドさせることで前記第一の開口および第二の開口のうちいずれか一方のみに連通される薬剤搬送室が形成される粉末薬剤投与器において、
    前記本体部を二分割した一方に他方と係合する係合突起部を設けるとともに、他方に当該係合突起部を挿通させる挿通口を形成し、
    前記係合突起部は、軸部と該軸部の先端に設けられた拡径部とからなり、該拡径部は、前記軸部先端から径方向外側に広がる第1傾斜面と、該第1傾斜面から軸方向に延在し、前記軸部よりも径が大きい円筒面と、該円筒面の先端から先細り状に延在する第2傾斜面とを有し、前記係合突起部の第1傾斜面と前記挿通口の開口縁とが相互に係合するように構成し、当該係合する部分同士で弾性的に押圧力を生じさせ、
    前記本体部を二分割した一方と他方とで前記可動部を挟持するようにしたことを特徴とする粉末薬剤投与器。
  2. 前記係合突起部を先割れ状に分割したことを特徴とする請求項1に記載の粉末薬剤投与器。
  3. 前記係合突起部として、前記本体部と可動部とを相対スライドさせる際のガイドとして用いられるものを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の粉末薬剤投与器。
  4. 前記係合突起部として、前記本体部と可動部とを相対的にスライドかつ回動させる際の回動中心シャフトとして用いられるものを備えることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか一つに記載の粉末薬剤投与器。
  5. 前記係合突起部として、筒状に形成され、その筒内が薬剤噴出通路として利用されるものを備えることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか一つに記載の粉末薬剤投与器。
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