JP5002082B1 - 系統連系電源装置の制御装置および系統連系電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】商用電力系統へ流れ込む電流波形の歪を抑えた上で、インバータ回路の変調率を一定に制御することにより、スイッチング素子のスイッチング損失を低減して従来よりも高効率で信頼性の高い系統連系電源装置を提供する。
【解決手段】直流電源10から供給される電圧を昇圧する昇圧部2と、昇圧部2の出力電圧VDを制御する制御装置6と、出力電圧VDを交流に変換するインバータ部3と、インバータ部3の最大変調率を計測する最大変調率計測部91を有する。制御装置6が、出力電圧VDが所定の基準電圧となるように昇圧部2の昇圧比を調整する。基準電圧生成部92は、インバータ部3の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標変調率と、所定の基準電圧と最大変調率とに基づいて、新たな基準電圧を生成する。
【選択図】図2

Description

本発明の実施形態は、太陽電池等の直流電源を商用電力系統へ連系する系統連系電源装置の制御装置に関し、特に直流電圧の制御に関する。
太陽電池等の直流電源から得られた出力電圧を、昇圧してインバータ部で交流に変換して商用電力系統へ供給する系統連系電源装置が知られている。この系統連系電源装置は、直流電源の出力電圧を商用電力系統に対して逆潮流可能な高さまで昇圧する昇圧部と、昇圧された直流電圧を交流に変換するインバータ部を有する。
ところで、昇圧部で昇圧した電力を商用電力系統へ逆潮流するには、昇圧部が出力する直流電圧の電圧値が商用系統電圧のピーク値よりも高い必要がある。もし、直流電圧が低下し、系統電圧のピーク値よりも低くなった場合には、図8に示すように商用電力系統へ流れ込む電流Iは波形歪Wを生じてしまう。例えば、商用系統電圧2VがAC200Vの場合では、直流電圧は、(200×√2)Vよりも高く(例えば300V)しなければならない。
このような波形歪Wを抑えるために、波形歪Wを検出して、その後に歪が生じないように直流電圧を上昇させるように制御する方法が開示されている。この制御方法は、具体的には、インバータ部の出力電流を検出して、検出した電流をバンドパスフィルタに通して高調波成分を検出する。そして、この高調波成分から実効値を検出し、この実効値を利用して直流電圧の昇圧比を制御することで、商用電力系統へ流れ込む電流Iの歪を抑えるように制御している。
特許第3354369号公報
ところが、この制御方法では、波形歪を検出してから直流電圧を上昇させている。このため、直流電圧を上昇させる制御は歪検出に対して遅れることとなり、確実に波形歪を抑制するためには、直流電圧を系統電圧のピーク値に対して充分に高くしなければならない。しかし、このように直流電圧を高くすると、インバータ回路におけるスイッチング素子の損失が増加したり、スイッチング素子の電圧マージンが少なくなり、効率低下や信頼性が低下するといった問題があった。
本発明の実施形態は、上記のような従来技術の問題点を解決するために提案されたものであり、商用電力系統へ流れ込む電流波形の歪を抑えた上で、インバータ回路の変調率を一定に制御することにより、スイッチング素子の損失を低減して従来よりも高効率で信頼性の高い系統連系電源装置を実現する制御装置、および系統連系電源装置を提供することを目的としている。
上記の目的を達成するため、実施形態の系統連系電源装置の制御装置は、直流電源の出力電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部の出力電圧を交流に変換するインバータ部とを有する系統連系電源装置の制御装置であって、前記昇圧部の出力電圧が所定の基準電圧となるように制御する昇圧制御部と、前記昇圧部の出力電圧と前記所定の基準電圧に基づいて、前記インバータ部が出力する交流を制御するインバータ制御部と、前記インバータ部の最大変調率を計測する最大変調率計測部と、前記インバータ部の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標変調率を設定する設定部と、前記所定の基準電圧と前記最大変調率と前記目標変調率とに基づいて、新たな基準電圧を生成する基準電圧生成部と、を有すること、を特徴とする。
前記最大変調率計測部は、前記交流の半周期毎に前記最大変調率を計測するようにしてもよい。また、前記基準電圧生成部が、前記最大変調率の前記目標変調率に対する比を算出し、現在の基準電圧に前記比を乗じて前記新たな基準電圧を生成するようにしてもよい。前記最大変調率は移動平均に基づいて算出されたものであってもよい。
前記基準電圧生成部が、前記最大変調率と前記目標変調率との差に基づいて新たな基準電圧を生成するようにしてもよい。また、前記新たな基準電圧を一定範囲に規制する基準電圧規制部をさらに有しても良い。
前記基準電圧生成部は、前記最大変調率が1を超えたか否かを判断する判断部と、前記最大変調率が1を超えた回数をカウントするカウント部と、前記判断部が1を超えたと判断した場合に、その超えた回数に応じた仮想変調率を設定する仮想変調率設定部と、を有し、前記基準電圧生成部は、前記判断部が1を超えたと判断した場合に、前記最大変調率として前記仮想変調率を使用するようにしてもよい。
前記交流の電圧波形における最大値および最小値の少なくとも1つのタイミングを検知する交流ピーク検知部又は位相検知部を有し、前記最大変調率計測部は、前記タイミングを含む当該タイミング付近のみで最大変調率を計測するようにしてもよい。また、前記昇圧制御部は、前記出力電圧が上昇または下降する変化率を制限する変化率制限部を有してもよい。また、前記目標変調率が0.9〜0.98であってもよい。
なお、上記実施形態の制御装置を有する系統連系電源装置も本発明の実施形態の一態様である。
以上のような実施形態では、インバータ部の変調率が一定となるように制御することにより、商用電力系統に流れ込む電流の歪発生を抑制するとともに、インバータ部におけるスイッチング素子の損失を抑えて、高効率で信頼性の高い系統連系電源装置を実現する制御装置を提供する。
第一の実施形態に係る系統連系電源装置の構成を示す図である。 第一の実施形態の制御装置の構成を示す図である。 最大変調率の計測方法を示す図である。 第二の実施形態の制御装置の構成を示す図である。 第三の実施形態の制御装置の構成を示す図である。 仮想変調率の説明図である。 昇圧部に昇降圧チョッパ回路を用いた構成を示す図である。 出力電圧が低下した場合の系統電流の波形を示す図である。
[第一の実施形態]
以下、本発明の第一の実施形態について図1乃至3を用いて詳細に説明する。
(構成)
(1.全体構成)
図1に示すように、本実施形態の系統連系電源装置1は、直流電源10と商用電力系統100とに接続される。直流電源10は、直流電力を供給するものであり、例えば、太陽電池、風力発電装置、バッテリーなどである。商用電力系統100は、電力需要者の受電設備に電力を供給するための電力系統である。
本実施形態の系統連系電源装置1は、昇圧部2、インバータ部3、制御装置6を有している。昇圧部2は、電流検出器4、リアクトル21、スイッチング素子22、ダイオード23、コンデンサ24を有している。電流検出器4は、直流電源10からリアクトル21へ流れる電流I1を検出する装置である。リアクトル21とスイッチング素子22とダイオード23は、昇圧チョッパ回路を構成している。コンデンサ24は、昇圧チョッパ回路で昇圧された直流電圧VDを充電する。
インバータ部3は、スイッチング素子31〜34、電流検出器5、リアクトル35、36、コンデンサ37を有している。スイッチング素子31〜34は、インバータブリッジ回路を構成するパワー素子であり、例えば、IGBTやパワーMOSFETなどである。電流検出器5は、リアクトル35に流れる電流I2を検出する装置である。リアクトル35、36およびコンデンサ37は、インバータブリッジ回路と商用電力系統100との間に設けられ、スイッチング素子31〜34のスイッチングに伴うリップル電流を吸収するためのフィルタ回路を構成している。
制御装置6には、電流検出器4で検出された電流I1、コンデンサ24に充電された直流電圧VD、電流検出器5で検出された電流I2、商用電力系統100の電力V1がそれぞれ入力される。制御装置6は、昇圧部2の昇圧比を制御するための信号G5を生成する。また、制御装置6は、インバータ部3のインバータブリッジ回路を制御する信号G1〜G4を生成する。
(2.制御装置の詳細構成)
図2は、制御装置6の詳細構成を示す図である。本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、基準電圧生成部92、設定部93、リミット制御部94を有している。
昇圧制御部7は、昇圧部2の昇圧比を調整する処理部である。この昇圧制御部7は、加算器70、減算器71、73、増幅器72、74、三角波発生器75、比較器76を有している。
加算器70には、直流基準電圧VDと付加電圧αが入力され、両電圧が加算された目標値VD+αが減算器71へ出力される。この付加電圧αは、昇圧部2が出力する直流電圧VDの目標値を直流基準電圧VDよりも少し高め(+α)に設定するためのものである。このようにすることで、後述するインバータ制御部8は直流基準電圧VDを目標値として、インバータ部2を制御することができる。付加電圧αとしては、例えば、直流基準電圧VDが300Vの場合において1〜2V程度でよい。
減算器71には、目標値VD+αと直流電圧VDが入力され、差分信号が増幅器72へ出力される。増幅器72は、入力された差分信号を所定のゲインで増幅するように構成されている。増幅器72が増幅した信号は、減算器73へと入り、電流検出器4から入力された電流I1が減算される。減算器73の出力信号は、増幅器74で所定のゲインで増幅されて比較器76へと入力される。
三角波発生器75は、所定周期を有した三角波信号を生成して比較器76へと出力する。比較器76は、昇圧部2のスイッチング素子22を制御するための信号G5を出力する。昇圧制御部7は、このような構成により、電流マイナーループを有したPWM制御を実現している。
インバータ制御部8は、インバータ部3のインバータブリッジ回路を制御する処理部である。このインバータ制御部8は、減算器81、86、増幅器82、87、力率調整回路83、正弦波発生器84、掛算器85、三角波発生器88、PWM回路89を有している。
減算器81には、直流基準電圧VDと直流電圧VDとが入力され、差分信号が増幅器82へ出力される。増幅器82は、入力された差分信号を所定のゲインで増幅するように構成されている。増幅器82が増幅した信号は、掛算器85へと入力される。力率調整回路83には、商用電力系統100の電圧V1が入力される。力率調整回路83は、入力された電圧V1から、力率を1とするような位相調整信号を正弦波発生器84に入力する。正弦波発生器84は、この位相調整信号に合わせて正弦波を生成し、掛算器85へ入力する。
掛算器85は、入力される2つの信号を掛け合わせることにより、インバータブリッジ回路の基準交流電流を生成する。減算器86は、基準交流電流から電流検出器5で検出された電流I2を減算して、差分信号を生成している。増幅器87はこの差分信号を所定のゲインで増幅して変調信号eを生成しPWM回路89へ入力する。三角波発生器88は、所定周期を有した三角波信号eを生成してPWM回路89へ出力する。PWM回路89は三角波信号eと変調信号eとの比較結果に基づいて、方形波上の信号G1〜G4を出力する。
最大変調率計測部91は、インバータ部3におけるインバータブリッジ回路の最大変調率Mmaxを計測する。この最大変調率計測部91には、PWM回路89が出力する信号G1〜G4のいずれかの信号と、三角波発生器88から三角波信号eが入力される。最大変調率計測部91は、この2つの入力信号に基づいて最大変調率Mmaxを計測して基準電圧生成部92へ出力する。
設定部93には、インバータブリッジ回路の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標値として、目標変調率Mが予め設定されている。この目標変調率Mとしては、例えば0.95と設定することができる。ただし、目標変調率Mkは、使用するスイッチング素子の特性等によって異なるため、使用条件に合わせて理想値を選択すべきであり、例えば、目標変調率Mは0.9〜0.98の範囲で設定してもよい。
基準電圧生成部92は、設定部93から目標変調率Mを入力する。この基準電圧生成部92は、図示しない保持部を有している。基準電圧生成部92は、保持部で保持している現在の直流基準電圧VDと最大変調率Mmaxと目標変調率Mとに基づいて、新たな直流基準電圧VD を生成する。この新たな直流基準電圧VD はリミット制御部94を介して昇圧制御部7およびインバータ制御部8へ出力される。すなわち、昇圧制御部7およびインバータ制御部8へ入力される直流基準電圧VDは、新たな直流基準電圧VD に変更されることとなる。
リミット制御部94は、基準電圧生成部92から出力されて昇圧制御部7およびインバータ制御部8へ入力される新たな直流基準電圧VD を、一定範囲に規制する処理部である。具体的には、基準電圧生成部92から出力される新たな直流電圧基準VD が、予め設定されている下限値〜上限値の範囲内の場合には直流電圧基準VD を出力し、下限値または上限値を超える値の場合には、予め設定された下限値または上限値を新たな直流電圧基準VD として出力するといった態様をとることができる。
なお、この制御装置6は、専用の電子回路若しくはソフトウェアによって制御されるマイコン等によって実現できる。ハードウェアで処理する範囲、データを含むソフトウェアで処理する範囲をどのように構成するかは自由である。
(作用)
以上のような構成を有する本実施形態の作用について説明する。
(1.最大変調率の計測)
最大変調率計測部91における、最大変調率Mmaxの計測方法について、図3を用いて説明する。(a)は交流出力電圧VACの波形を示している。P点は、交流出力電圧VACの振幅最大値を示している。(b)、(c)は、いずれも(a)と同じタイミングにおける、三角波信号eおよび信号G1および直流電圧VDの関係を示している。
(b)では、信号G1のON時間は三角波信号eの周期と等しい状態である。この場合、直流電圧VDが三角波信号eのピーク値と等しいことになるため、最大変調率Mmaxは1ということになる。(c)では、信号G1のON時間は三角波信号eの1/2周期となっているため、最大変調率Mmaxは0ということになる。最大変調率Mmaxは、この(b)と(c)の間で変化することがわかる。なお、図のP点は、正の振幅最大値を示しているが、負の振幅最大値についても同様である。
このように、最大変調率Mmaxは、三角波信号eと変調信号eとを用いて演算することなく、交流出力電圧VACの振幅最大値であるP点を含む信号G1のON時間すなわちデューティから算出することができる。
特にマイコンでPWM制御している場合には、信号G1のデューティ値は容易に得ることができる。そのため、このような方法で最大変調率Mmaxは簡単に計測が可能であり、最短で交流出力電圧VACのP点毎、すなわち交流の1/2周期毎に最大変調率Mmax計測することができる。
(2.直流基準電圧の生成)
本実施形態における、基準電圧生成部92は、現在の直流基準電圧VD*、最大変調率Mmaxおよび目標変調率Mについて、以下の計算式(1)を実行することで、新たな基準電圧VD を逐次算出する。
VD =VD×(Mmax/M)・・・(1)
ここで、直流電圧VDに最大変調率Mmaxを掛け合わせた値は、交流出力電圧VACのピーク値を示す。この関係を式で表すと以下の通りである。
VD×Mmax=VAC・・・(2)
次に、VD=VDとなるようにPI制御をすると、目標変調率をMとして以下の関係が成り立つ。
VD×M=VAC・・・(3)
上記2つの式より、以下の関係が導出できる。
VD=VD×(Mmax/M)・・・(4)
ここで、新たな基準電圧をVD とすることにより以下の式を得ることができる。
VD ≒VD×(Mmax/M)・・・(5)
以上の導出過程からわかるように、式(1)を用いて、新たな直流基準電圧VD を逐次算出し更新して直流電圧VDを制御した場合には、最大変調率Mmaxが目標変調率Mとなるようにインバータブリッジ回路が逐次制御されることになる。
すなわち、目標変調率を0.95と設定して、新たな直流基準電圧VD を式(1)で逐次算出し更新することにより直流電圧VDを制御した場合、最大変調率Mmaxが0.95で一定となるようにインバータブリッジ回路が制御されることになる。つまり、インバータブリッジ回路は制御マージン5%で動作することになる。
(3.昇圧比制御)
昇圧制御部7は、昇圧部2が昇圧して出力する直流電圧VDが、直流基準電圧VDよりも少し高め(+α)となるように、信号G5を生成してスイッチング素子22を駆動する。昇圧制御部7には、基準電圧生成部92によって生成された新たな直流基準電圧VD が、リミット制御部94を介して入力される。
昇圧制御部7は、新たな直流基準電圧VD が入力されると、直流基準電圧VD を直流基準電圧VDとして、上述のように、直流電圧VDが直流基準電圧VDよりも少し高め(+α)となるように信号G5を調整する。このように、昇圧制御部7は、基準電圧生成部92によって逐次生成される新たな直流基準電圧VD に直流電圧VDを合わせるように信号G5を調整し、スイッチング素子22を駆動する。
(4.インバータ制御)
インバータ制御部8は、直流電圧VDが直流基準電圧VDとなるように減算器81で差分信号を生成し、この差分信号に基づいてインバータブリッジ回路を制御する信号G1〜4を生成しスイッチング素子31〜34を駆動する。インバータ制御部8には、基準電圧生成部92によって生成された新たな直流基準電圧VD が、リミット制御部94を介して入力される。
インバータ制御部8は、新たな直流基準電圧VD が入力されると、直流電圧VDが新たな直流基準電圧VD となるように減算器81で差分信号を生成する。インバータ制御部8は、この差分信号に基づいて信号G1〜4を調整する。このように、インバータ制御部8は、基準電圧生成部92によって逐次生成される新たな直流基準電圧VD に基づいて信号G1〜4を調整し、スイッチング素子31〜34を駆動する。
(効果)
以上のように、本実施形態では、新たな直流基準電圧VD を上記式(1)に基づいて逐次算出し、この新たな直流基準電圧VD に基づいて、昇圧制御部7およびインバータ制御部8に入力する直流基準電圧VDは逐次変更される。昇圧制御部7とインバータ制御部8は、この逐次変更される直流基準電圧VDに基づいて昇圧部2およびインバータ部3を制御することにより、インバータ部3の最大変調率Mmaxが、目標変調率Mで一定となるように制御することができる。
上記制御により、直流電圧VDは、交流出力電圧VACのピーク値に対して一定のマージンをもって昇圧比が制御されることになる。このため、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えて生成されることは起こりづらい。従って、系統電流に波形歪が発生することを抑制しながら、インバータ部3のスイッチング損失を抑えて高効率、高信頼性な運転を実現できる。
さらに、新たな直流基準電圧VD は、最短で交流出力電圧VACの1/2周期の期間毎に更新することができるため、応答性の良い制御を実現することができる。これにより、目標変調率Mを高く、すなわち制御マージンを低くして運転することができるとともに、直流電圧VDを低くして運転できるため、より高効率で高信頼性な運転が可能となる。
[第二の実施形態]
以下、本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、第一の実施形態から新たな直流基準電圧VD の生成方法を変更したものである。図4は、第二の実施形態の制御装置6の構成を示す図である。第一の実施形態と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(構成)
本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、設定部93、減算器95、増幅器96、リミット制御部94を有している。
減算器95には、最大変調率計測部91から最大変調率Mmaxが入力されるとともに、設定部93から目標変調率Mが入力されている。減算器95は、最大変調率Mmaxと目標変調率Mとの差を常時検出し、その差分信号を増幅器96に出力する。増幅器96は、最大変調率Mmaxと目標変調率Mとの差分がゼロになるように常に差分信号の増幅を行うことで新たな直流基準電圧VD を生成して、リミット制御部94を介して昇圧制御部7とインバータ制御部8に出力する。
(作用効果)
以上のような構成を有する本実施形態では、増幅器96は、常に最大変調率Mmaxを目標変調率Mに一致させるように、新たな直流基準電圧VD を出力する。この新たな直流基準電圧VD に基づいて、昇圧制御部7およびインバータ制御部8に入力する直流基準電圧VDは逐次変更される。
昇圧制御部7とインバータ制御部8は、この逐次変更される直流基準電圧VDに基づいて昇圧部2およびインバータ部3を制御することにより、インバータ部3の最大変調率Mmaxが、目標変調率Mで一定となるように制御することができる。
これにより、第一の実施形態と比べて、制御の応答性は落ちるが、より高精度に最大変調率Mmaxを目標変調率Mにあわせることができる。最大変調率Mmaxは、平均値制御に近い形で制御されることになる。
従って、本実施形態では、より高い(1に近い)目標変調率Mの設定が可能となるため、インバータ部のスイッチング損失を大幅に抑えることができ、高効率、高信頼性な運転が可能となる。
[第三の実施形態]
以下、本発明の第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、第一の実施形態または第二の実施形態から、新たな直流基準電圧VD の生成方法を変更したものである。以下の説明は、第一の実施形態に第三の実施形態の構成を追加した図5を用いておこなう。第一の実施形態と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(構成)
本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、判断部97、カウント部98、仮想変調率設定部99、基準電圧生成部92、設定部93、リミット制御部94を有している。
判断部97は、最大変調率計測部91から入力される最大変調率Mmaxが1を超えているか否かを判断する処理部である。最大変調率Mmaxが1未満の場合には、入力された最大変調率Mmaxは、そのまま基準電圧生成部92に出力される。一方、最大変調率Mmaxが1以上の場合には、入力された最大変調率Mmaxは、仮想変調率設定部99に入力される。
また、判断部97は、1以上の最大変調率Mmaxが入力される毎にカウント部98に通知する。カウント部98は、判断部97からの通知を受けて、判断部97に最大変調率Mmaxが1を超えて入力された回数をカウントする。このカウント値Cは、仮想変調設定部99へと入力される。
仮想変調設定部99は、最大変調率Mmaxが入力されると、そのときに入力されているカウント値Cに基づいて仮想変調率を算出して、この仮想変調率を最大変調率Mmaxとして基準電圧生成部92へと出力する。以下の処理は、第一の実施形態と同様である。
(作用効果)
図6は、仮想変調率の説明図である。最大変調率計測部91が、信号G1のデューティを用いて最大変調率Mmaxの計測を行う場合、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えてしまうと、信号G1のデューティが100%となってしまう。そのため、この方法においては、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えると、最大変調率Mmaxは全て1となる。
そこで、本実施形態では、最大変調率Mmaxが1を超えた場合に、その超えた回数をカウント部98でカウントして、そのカウント値Cを使用して仮想変調率を算出して、その仮想変調率を最大変調率Mmaxとして新たな直流基準電圧VD を算出するようにした。
例えば、以下の式で仮想変調率を算出して最大変調率Mmaxとすることができる。
max=1+(C−1)×0.01・・・(6)
式(6)を使用すると、最大変調率Mmaxが1を連続して超えた回数が2回の場合Mmax=1.01、連続して3回の場合Mmax=1.02、という形で仮想的に最大変調率Mmaxを算出することができる。
以上のように、本実施形態では、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えるような場合であっても、仮想的に最大変調率Mmaxを算出して直流基準電圧VD を算出するため、制御の連続性を保つことができる。従って、特に最大変調率Mmaxが1を超えることが想定されるような場合に有効である。
これにより、最大変調率Mmaxが1を超えた場合であっても、第一の実施形態や第二の実施形態で説明した制御が継続して行われるため、信頼性の高い系統連系電源装置を実現することができる。
[その他の実施形態]
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記の様な他の実施形態も包含する。
(1)上記実施形態では、最大変調率計測部91で計測された最大変調率Mmaxをそのまま基準電圧生成部92や、減算器95に入力しているがこのような態様に限定するものではない。例えば、最大変調率計測部91は、最大変調率Mmaxの移動平均を取るようにしてもよい。この場合、直流電圧VDの変化を緩やかにすることができる。
(2)上記実施形態では、昇圧部2に昇圧チョッパ回路を使用しているが、このような態様に限定するものではない。昇圧制御部7は、例えば、図7(a)、(b)に示すように、スイッチング素子22、25を用いた昇降圧チョッパ回路を制御するようにしてもよい。このような構成は、直流電源10がバッテリーなど蓄電可能な電源である場合に、有効である。
(3)上記実施形態では、リミット制御部94によって新たな直流基準電圧VD を一定範囲に規制しているが、この規制は必須の構成ではない。基準電圧生成部92から出力される新たな直流基準電圧VD を昇圧制御部7およびインバータ制御部8へそのまま入力する構成でもよい。
(4)昇圧制御部7には、出力電圧VDの変化率を制限する変化率制限部を設けるようにしてもよい。例えば、基準電圧生成部92若しくは増幅器96から直接入力される新たな直流基準電圧VD に基づいて、直流電圧VDが上昇または下降する変化率を制限してもよいし、リミット制御部94を介して入力される新たな直流基準電圧VD に基づいて直流電圧VDの変化率を制限するようにしてもよい。これにより、直流電圧VDの変化を緩やかにすることができる。
(5)交流の電圧波形における最大値および最小値の少なくとも1つのタイミングを検知する交流ピーク検知部、又は位相検知部を設けて、変調率計測部91による最大変調率Mmaxの計測を交流出力電圧VACのピーク付近のタイミングのみに行うようにしても良い。最大変調率Mmaxの計測タイミングを限定することにより、最大変調率Mmaxの計測処理の負荷を抑えて制御処理全体を効率的におこなうことができる。
(6)上記実施形態は、単相交流の電力系統に基づいて説明したが、これに限定するものではなく、三相交流の電力系統に適用できることはもちろんである。
(7)本明細書において、本発明に係る複数の実施形態を説明したが、これらの実施形態は例として提示したものであって、発明の範囲を限定することを意図していない。具体的には、各実施の形態を全て又はいずれかを組み合わせたものも包含される。これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の範囲を逸脱しない範囲で、種々の省略や置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1 系統連系電源装置
2 昇圧部
21、35、36 リアクトル
22、31、32、33、34 スイッチング素子
23 ダイオード
24、37 コンデンサ
3 インバータ部
4、5 電流検出器
6 制御装置
7 昇圧制御部
70 加算器
71、73、81、86、95 減算器
72、74、82、87、96 増幅器
75、88 三角波発生器
76 比較器
8 インバータ制御部
83 力率調整回路
84 正弦波発生回路
85 掛算器
89 PWM回路
91 最大変調率計測部
92 基準電圧生成部
93 設定部
94 リミット制御部
10 直流電源
100 商用電力系統
α 付加電圧
VD 直流電圧
VAC 交流出力電圧
VD 直流基準電圧
VD 新たな直流基準電圧
max 最大変調率
目標変調率
変調信号
キャリア信号
C カウント値

Claims (11)

  1. 直流電源の出力電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部の出力電圧を交流に変換するインバータ部とを有する系統連系電源装置の制御装置であって、
    前記昇圧部の出力電圧が所定の基準電圧となるように制御する昇圧制御部と、
    前記昇圧部の出力電圧と前記所定の基準電圧に基づいて、前記インバータ部が出力する交流を制御するインバータ制御部と、
    前記インバータ部の最大変調率を計測する最大変調率計測部と、
    前記インバータ部の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標変調率を設定する設定部と、
    前記所定の基準電圧と前記最大変調率と前記目標変調率とに基づいて、新たな基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
    を有することを特徴とする系統連系電源装置の制御装置。
  2. 前記最大変調率計測部は、
    前記交流の半周期毎に前記最大変調率を計測すること、
    を特徴とする請求項1に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  3. 前記基準電圧生成部が、
    前記最大変調率の前記目標変調率に対する比を算出し、現在の基準電圧に前記比を乗じて前記新たな基準電圧を生成すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  4. 前記最大変調率は移動平均に基づいて算出されたものであること、
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  5. 前記基準電圧生成部が、
    前記最大変調率と前記目標変調率との差に基づいて新たな基準電圧を生成すること、
    を特徴とする請求項1または2に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  6. 前記新たな基準電圧を一定範囲に規制する基準電圧規制部をさらに有すること、
    を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  7. 前記基準電圧生成部は、
    前記最大変調率が1を超えたか否かを判断する判断部と、
    前記最大変調率が1を超えた回数をカウントするカウント部と、
    前記判断部が1を超えたと判断した場合に、その超えた回数に応じた仮想変調率を設定する仮想変調率設定部と、
    を有し、
    前記基準電圧生成部は、
    前記判断部が1を超えたと判断した場合に、前記最大変調率として前記仮想変調率を使用すること、
    を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  8. 前記交流の電圧波形における最大値および最小値の少なくとも1つのタイミングを検知する交流ピーク検知部または位相検知部を有し、
    前記最大変調率計測部は、前記タイミングを含む当該タイミング付近のみで最大変調率を計測すること、
    を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  9. 前記昇圧制御部は、
    前記出力電圧が上昇または下降する変化率を制限する変化率制限部を有すること、
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  10. 前記目標変調率が0.9〜0.98であること、
    を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。
  11. 直流電源を商用電力系統に連系する系統連系電源装置であって、
    前記直流電源の出力電圧を昇圧する昇圧部と、
    前記昇圧部の出力電圧を交流に変換するインバータ部と、
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御装置と、
    を有することを特徴とする系統連系電源装置。
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