JP2013208032A - 系統連系電源装置の制御装置および系統連系電源装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直流電源10から供給される電圧を昇圧する昇圧部2と、昇圧部2の出力電圧VDを制御する制御装置6と、出力電圧VDを交流に変換するインバータ部3と、インバータ部3の最大変調率を計測する最大変調率計測部91を有する。制御装置6が、出力電圧VDが所定の基準電圧となるように昇圧部2の昇圧比を調整する。基準電圧生成部92は、インバータ部3の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標変調率と、所定の基準電圧と最大変調率とに基づいて、新たな基準電圧を生成する。
【選択図】図2
Description
以下、本発明の第一の実施形態について図1乃至3を用いて詳細に説明する。
(構成)
(1.全体構成)
図1に示すように、本実施形態の系統連系電源装置1は、直流電源10と商用電力系統100とに接続される。直流電源10は、直流電力を供給するものであり、例えば、太陽電池、風力発電装置、バッテリーなどである。商用電力系統100は、電力需要者の受電設備に電力を供給するための電力系統である。
図2は、制御装置6の詳細構成を示す図である。本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、基準電圧生成部92、設定部93、リミット制御部94を有している。
以上のような構成を有する本実施形態の作用について説明する。
(1.最大変調率の計測)
最大変調率計測部91における、最大変調率Mmaxの計測方法について、図3を用いて説明する。(a)は交流出力電圧VACの波形を示している。P点は、交流出力電圧VACの振幅最大値を示している。(b)、(c)は、いずれも(a)と同じタイミングにおける、三角波信号ecおよび信号G1および直流電圧VDの関係を示している。
本実施形態における、基準電圧生成部92は、現在の直流基準電圧VD*、最大変調率Mmaxおよび目標変調率Mkについて、以下の計算式(1)を実行することで、新たな基準電圧VD* Nを逐次算出する。
VD* N=VD*×(Mmax/Mk)・・・(1)
VD×Mmax=VAC・・・(2)
次に、VD=VD*となるようにPI制御をすると、目標変調率をMkとして以下の関係が成り立つ。
VD*×Mk=VAC・・・(3)
VD*=VD×(Mmax/Mk)・・・(4)
ここで、新たな基準電圧をVD* Nとすることにより以下の式を得ることができる。
VD* N≒VD*×(Mmax/Mk)・・・(5)
昇圧制御部7は、昇圧部2が昇圧して出力する直流電圧VDが、直流基準電圧VD*よりも少し高め(+α)となるように、信号G5を生成してスイッチング素子22を駆動する。昇圧制御部7には、基準電圧生成部92によって生成された新たな直流基準電圧VD* Nが、リミット制御部94を介して入力される。
インバータ制御部8は、直流電圧VDが直流基準電圧VD*となるように減算器81で差分信号を生成し、この差分信号に基づいてインバータブリッジ回路を制御する信号G1〜4を生成しスイッチング素子31〜34を駆動する。インバータ制御部8には、基準電圧生成部92によって生成された新たな直流基準電圧VD* Nが、リミット制御部94を介して入力される。
(効果)
以下、本発明の第二の実施形態について説明する。第二の実施形態は、第一の実施形態から新たな直流基準電圧VD* Nの生成方法を変更したものである。図4は、第二の実施形態の制御装置6の構成を示す図である。第一の実施形態と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、設定部93、減算器95、増幅器96、リミット制御部94を有している。
以上のような構成を有する本実施形態では、増幅器96は、常に最大変調率Mmaxを目標変調率Mkに一致させるように、新たな直流基準電圧VD* Nを出力する。この新たな直流基準電圧VD* Nに基づいて、昇圧制御部7およびインバータ制御部8に入力する直流基準電圧VD*は逐次変更される。
以下、本発明の第三の実施形態について説明する。第三の実施形態は、第一の実施形態または第二の実施形態から、新たな直流基準電圧VD* Nの生成方法を変更したものである。以下の説明は、第一の実施形態に第三の実施形態の構成を追加した図5を用いておこなう。第一の実施形態と同一の構成については同一符号を付して詳細な説明を省略する。
(構成)
本実施形態の制御装置6は、昇圧制御部7、インバータ制御部8、最大変調率計測部91、判断部97、カウント部98、仮想変調率設定部99、基準電圧生成部92、設定部93、リミット制御部94を有している。
図6は、仮想変調率の説明図である。最大変調率計測部91が、信号G1のデューティを用いて最大変調率Mmaxの計測を行う場合、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えてしまうと、信号G1のデューティが100%となってしまう。そのため、この方法においては、交流出力電圧VACが直流電圧VDを超えると、最大変調率Mmaxは全て1となる。
Mmax=1+(C−1)×0.01・・・(6)
式(6)を使用すると、最大変調率Mmaxが1を連続して超えた回数が2回の場合Mmax=1.01、連続して3回の場合Mmax=1.02、という形で仮想的に最大変調率Mmaxを算出することができる。
本発明の実施形態は、上記実施形態に限定されるものではなく、下記の様な他の実施形態も包含する。
2 昇圧部
21、35、36 リアクトル
22、31、32、33、34 スイッチング素子
23 ダイオード
24、37 コンデンサ
3 インバータ部
4、5 電流検出器
6 制御装置
7 昇圧制御部
70 加算器
71、73、81、86、95 減算器
72、74、82、87、96 増幅器
75、88 三角波発生器
76 比較器
8 インバータ制御部
83 力率調整回路
84 正弦波発生回路
85 掛算器
89 PWM回路
91 最大変調率計測部
92 基準電圧生成部
93 設定部
94 リミット制御部
10 直流電源
100 商用電力系統
α 付加電圧
VD 直流電圧
VAC 交流出力電圧
VD* 直流基準電圧
VD* N 新たな直流基準電圧
Mmax 最大変調率
Mk 目標変調率
es 変調信号
ec キャリア信号
C カウント値
Claims (11)
- 直流電源の出力電圧を昇圧する昇圧部と、前記昇圧部の出力電圧を交流に変換するインバータ部とを有する系統連系電源装置の制御装置であって、
前記昇圧部の出力電圧が所定の基準電圧となるように制御する昇圧制御部と、
前記昇圧部の出力電圧と前記所定の基準電圧に基づいて、前記インバータ部が出力する交流を制御するインバータ制御部と、
前記インバータ部の最大変調率を計測する最大変調率計測部と、
前記インバータ部の変調率を一定レベル以下に抑えるための目標変調率を設定する設定部と、
前記所定の基準電圧と前記最大変調率と前記目標変調率とに基づいて、新たな基準電圧を生成する基準電圧生成部と、
を有することを特徴とする系統連系電源装置の制御装置。 - 前記最大変調率計測部は、
前記交流の半周期毎に前記最大変調率を計測すること、
を特徴とする請求項1に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記基準電圧生成部が、
前記最大変調率の前記目標変調率に対する比を算出し、現在の基準電圧に前記比を乗じて前記新たな基準電圧を生成すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記最大変調率は移動平均に基づいて算出されたものであること、
を特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記基準電圧生成部が、
前記最大変調率と前記目標変調率との差に基づいて新たな基準電圧を生成すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記新たな基準電圧を一定範囲に規制する基準電圧規制部をさらに有すること、
を特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記基準電圧生成部は、
前記最大変調率が1を超えたか否かを判断する判断部と、
前記最大変調率が1を超えた回数をカウントするカウント部と、
前記判断部が1を超えたと判断した場合に、その超えた回数に応じた仮想変調率を設定する仮想変調率設定部と、
を有し、
前記基準電圧生成部は、
前記判断部が1を超えたと判断した場合に、前記最大変調率として前記仮想変調率を使用すること、
を特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記交流の電圧波形における最大値および最小値の少なくとも1つのタイミングを検知する交流ピーク検知部または位相検知部を有し、
前記最大変調率計測部は、前記タイミングを含む当該タイミング付近のみで最大変調率を計測すること、
を特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記昇圧制御部は、
前記出力電圧が上昇または下降する変化率を制限する変化率制限部を有すること、
を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 前記目標変調率が0.9〜0.98であること、
を特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の系統連系電源装置の制御装置。 - 直流電源を商用電力系統に連系する系統連系電源装置であって、
前記直流電源の出力電圧を昇圧する昇圧部と、
前記昇圧部の出力電圧を交流に変換するインバータ部と、
請求項1乃至10のいずれか1項に記載の制御装置と、
を有することを特徴とする系統連系電源装置。
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