JP5002056B2 - スピーカ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、スピーカ装置に関する。
細長形状の振動板を備えたスピーカ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
上記特許文献1に記載されたスピーカ装置は、振動板にボイスコイルボビンが設けられ、ボイスコイルボビンにボイスコイルが設けられ、そのボイスコイルボビンが断面形状波形のダンパによりフレームに接続されている。上記ボイスコイルおよびボイスコイルボビンは、平面形状が矩形状に形成され、長手方向に沿って直線部が形成されている。また、ボイスコイルボビンは、その長手方向端部および短手方向端部が、ダンパによりフレームに接続されている。上記スピーカ装置は、磁気回路が直線状の磁気ギャップを有し、その磁気ギャップにボイスコイルの直線部が配置されている。
国際公開第2005/117489号パンフレット
上記スピーカ装置は、ボイスコイルボビンの短手方向端部とフレーム間にボイスコイルが設けられた構造を有し、この領域にダンパの設置スペースを要する。このため、上記構成のスピーカ装置では、小型化が比較的困難である。
また、上記スピーカ装置の小型化のために、例えばボイスコイルボビンの長手方向端部とフレーム間にダンパを設けずに、ボイスコイルボビンの長手方向端部とフレーム間にのみ単純な形状のダンパを設けると、スピーカ駆動時、ボイスコイルボビン(ボイスコイル)が短手方向へ変位する場合がある。このため、上記構成のスピーカ装置では、スピーカ駆動時、ボイスコイルが振動方向に沿って振動する以外に短手方向にも振動して、ボイスコイルの動作が不安定になり、音響特性が低下する場合がある。
また、上記スピーカ装置では、ボイスコイルボビン(ボイスコイル)が短手方向へ比較的大きく変位した場合、ボイスコイルボビン(ボイスコイル)が磁気回路のヨークやプレート(ポールピース)などに接触して、異音が発生する、音響特性が低下する、などの不具合が生じる虞がある。
ところで、例えば平面形状がトラック形状の細長のボイスコイルは、ボイスコイルの長手方向端部が半円形状に形成されている。上記形状のボイスコイルの長手方向端部とフレームとの間に、単純な断面形状波形のダンパを設けたとしても、スピーカ駆動時、ボイスコイルが短手方向にも変位して、ボイスコイルの動作が不安定になる場合がある。
また、上記細長のスピーカ装置では、ボイスコイルボイス(ボイスコイルボビン)の直線部分が比較的小さい強度を有し、スピーカ駆動時、この直線部分が変形して、ボイスコイルの動作が更に不安定になる虞がある。
また、上記構成のスピーカ装置では、スピーカ駆動時、ボイスコイルボビン(ボイスコイル)が、ヨークやプレート(ポールピース)などに接触する不具合を防止するために、磁気回路が比較的幅広の磁気ギャップを備えることを要する。
また、磁気回路が比較的幅広の磁気ギャップを備える場合、スピーカ駆動時、ボイスコイルの感度が比較的低い。
また、磁磁気回路が比較的幅広の磁気ギャップを備える場合、磁気ギャップに大きな磁束を形成させるために、磁気回路が比較的大型の磁石を備えることを要する。上記構成のスピーカ装置では製造コストが比較的高い。
本発明は、このような問題に対処することを課題の一例とするものである。すなわち、細長形状の振動板と磁気回路とボイスコイルを備え、簡単な構成で高音質の小型のスピーカ装置を提供すること、比較的幅狭の磁気ギャップが形成された磁気回路を備えるスピーカ装置を提供すること、比較的低い製造コストのスピーカ装置を提供すること、などが本発明の目的である。
このような目的を達成するために、本発明は、以下の独立請求項に係る構成を少なくとも具備するものである。
本発明に係るスピーカ装置は、細長形状の底面部と、該底面部の短手方向の端部と長手方向の端部のうち該短手方向のみ磁気ギャップを有する側面部とを備えたヨークと、前記ヨークの底面部上に配置された磁石と、前記磁石上に配置されたプレートとを有し、前記プレートと前記ヨークとの間に長手方向に沿って直線状の磁気ギャップが形成された磁気回路と、振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向とを有する振動板と、前記振動板に直接又はボイスコイルボビンを介して接合されるとともに、前記振動伝達方向に直交する平面形状がトラック形状に形成され、前記磁気回路の磁気ギャップに配置される直線部と、前記ヨークの底面部の長手方向端部より長手方向外側に延在する長手方向端部に形成された略半円形状の曲線部とを備えるボイスコイルと、前記磁気回路を保持するとともに前記振動板を振動可能に支持するフレームと、前記フレームに接合するフレーム接合部、前記ボイスコイルの曲線部に接合するボイスコイル接合部、および前記フレーム接合部とボイスコイル接合部との間に形成された断面形状波形のコルゲーション部を備えるダンパとを有し、前記ボイスコイル接合部は、前記ボイスコイルの曲線部の下端部が接合する溝部を備え、前記コルゲーション部は、断面形状波形の成型が、平面形状同心円弧状に形成されていることを特徴とする。
図1(A)は、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置1の平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示されたスピーカ装置1のB−B線に沿った断面図であり、図1(C)は図1(A)に示されたスピーカ装置1のC−C線に沿った断面図である。 図2(A)は、図1(B),図1(C)に示されたスピーカ装置1の磁気回路2の上面側からの斜視図である。図2(B)は、図2(A),図2(B)に示されたスピーカ装置1の磁気回路2の裏面側からの斜視図である。図2(C)は、振動板33,ボイスコイルボビン32,フレーム4の裏面側からの斜視図である。 図3(A)は、図1(A)に示されたスピーカ装置1の要部を拡大した裏面側の底面図であり、図3(B)は、図3(A)に示されたボイスコイル31,ボイスコイルボビン32,およびダンパ35の断面図である。 図4(A)は円形状のダンパ部材350の平面図であり、図4(B)は図4(A)に示された円形状のダンパ部材350を切り出して作製されたダンパ35の平面図であり、図4(C)は図4(B)に示されたダンパ35の断面図である。 図5(A)は本発明の一実施形態に係るスピーカ装置の製造方法を説明するためのダンパ35の断面図であり、図5(B)はダンパ35とフレーム4とボイスコイル31の接合を説明するための断面図である。 図6(A)は本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の外磁型磁気回路の斜視図であり、図6(A)に示された磁気回路の断面図である。 図7は本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の内磁型磁気回路2Hの底面図である。 図8(A)は本発明の第1具体例に係るスピーカ装置のヨーク21Kの断面図であり、図8(B)は第2具体例に係るヨーク21Mの断面図であり、図8(C)は第3具体例に係るヨーク21Nの断面図であり、図8(D)は本発明の第4具体例に係るヨーク21Pの断面図である。
符号の説明
1 スピーカ装置
2 磁気回路
3 振動体
4 フレーム
21 ヨーク
22 磁石
23 プレート(ポールピース)
31 ボイスコイル
32 ボイスコイルボビン
33 振動板
34 エッジ(振動板支持部)
35 ダンパ
352 ボイスコイル接合部
353 コルゲーション部
3521 溝部
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、細長形状の底面部と、該底面部の短手方向の端部と長手方向の端部のうち該短手方向のみ磁気ギャップを有する側面部とを備えたヨークと、ヨークの底面部上に配置された磁石と、磁石上に配置されたプレートとを有し、プレートとヨークとの間に長手方向に沿って直線状の磁気ギャップが形成された磁気回路と、振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向とを有する振動板と、振動板に直接又はボイスコイルボビンを介して接合されるとともに、振動伝達方向に直交する平面形状がトラック形状に形成され、磁気回路の磁気ギャップに配置される直線部と、ヨークの底面部の長手方向端部より長手方向外側に延在する長手方向端部に形成された略半円形状の曲線部とを備えるボイスコイルと、磁気回路を保持するとともに振動板を振動可能に支持するフレームと、フレームに接合するフレーム接合部、ボイスコイルの曲線部に接合するボイスコイル接合部、およびフレーム接合部とボイスコイル接合部との間に形成された断面形状波形のコルゲーション部を備えるダンパとを有し、ボイスコイル接合部は、ボイスコイルの曲線部の下端部が接合する溝部を備え、コルゲーション部は、断面形状波形の成型(形状)が、平面形状同心円弧状に形成されていることを特徴とする。
上記スピーカ装置は、ダンパの溝部がボイスコイルの曲線部の下端部に接合し、断面形状波形のコルゲーション部が、振動発生源(振動板やボイスコイル)の振動伝達方向に直交する平面形状が同心円弧状に形成されているので、ボイスコイルの長手方向端部とフレーム間にのみ上記ダンパが形成されている場合でも、ボイスコイルの短手方向への振動を抑止することができる。このため、スピーカ装置は、駆動時、ボイスコイルが振動方向に沿って比較的安定して振動するので、高音質の音波を出力することができる。
また、ボイスコイルの長手方向端部とフレーム間にのみ上記ダンパを形成することで、比較的小型のスピーカ装置を提供することができる。
また、上記スピーカ装置は、ボイスコイルが振動方向に沿って比較的安定して振動するので、高音質の音波を出力することができる。
また、上記スピーカ装置は、上記ダンパを備えるので、ボイスコイルが比較的安定して振動方向に振動することができ、磁気回路の磁気ギャップを比較的幅狭に規定することができる。つまり、比較的幅狭の磁気ギャップが形成された磁気回路を備える小型のスピーカ装置を提供することができる。また、上記スピーカ装置は、スピーカ駆動時、ボイスコイルの感度が比較的高い。
また、本発明に係るスピーカ装置は、比較的小さな磁石を備えた磁気回路を有する場合であっても、幅狭の磁気ギャップが形成されているので、比較的高音圧の音波を出力することができる。また、本発明に係るスピーカ装置は、比較的小さな磁石を備えた磁気回路を有する場合、例えば、比較的大きな磁石を備え幅広の磁気ギャップが形成された磁気回路を有する一般的なスピーカ装置と比べて、製造コストが比較的低い。
本発明の一実施形態に係るスピーカ装置は、例えば、テレビジョン放送受像機用スピーカ、モニタ用スピーカ、車載用スピーカ、携帯電話機用スピーカ、ヘッドホン、パーソナルコンピュータ用スピーカ、オーディオ装置、などの音響装置に採用することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置を説明する。
図1(A)は、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置1の平面図であり、図1(B)は、図1(A)に示されたスピーカ装置1のB−B線に沿った断面図であり、図1(C)は図1(A)に示されたスピーカ装置1のC−C線に沿った断面図である。
図2(A)は、図1(B),図1(C)に示されたスピーカ装置1の磁気回路2の上面側からの斜視図である。図2(B)は、図2(A),図2(B)に示されたスピーカ装置1の磁気回路2の裏面側からの斜視図である。図2(C)は、振動板33,ボイスコイルボビン32,フレーム4の裏面側からの斜視図である。
図3(A)は、図1(A)に示されたスピーカ装置1の要部を拡大した裏面側の底面図であり、図3(B)は、図3(A)に示されたボイスコイル31,ボイスコイルボビン32,およびダンパ35の断面図である。
本実施形態に係るスピーカ装置1は、図1(A)〜図1(C)に示されるように、磁気回路2、振動体3、およびフレーム4を有する。
スピーカ装置1は、図1(A)に示されるように、振動方向(音響放射方向SD)から視認した場合、振動板33が長手方向および短手方向を有する。詳細には、振動板33は、振動発生源(振動板やボイスコイル)の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向および短手方向を有し、例えばトラック形状、楕円形状、長円形状、矩形状などに形成されており、本実施形態ではトラック形状に形成されている。このトラック形状の振動板33は、直線部と、規定曲率の半円形状の曲線部とにより形成されている。
音響放射方向SDは、本発明に係る振動発生源(振動板またはボイスコイル)の振動伝達方向の一実施形態に相当する。
[磁気回路2]
図1(B),図1(C),図2(A)〜図2(C)に示されるように、本実施形態に係る磁気回路2は、振動発生源(振動板やボイスコイル)の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向を有する。また、磁気回路2は、長手方向に沿って直線状の磁気ギャップMG1が形成されている。磁気ギャップMG1には磁束が形成されている。磁気回路2は、磁気ギャップMG1にボイスコイル31が配置されており、そのボイスコイル31を駆動する。本実施形態に係る磁気回路2は、振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が細長形状(矩形状)に形成されている。
磁気回路2は、詳細には、ヨーク21、磁石22、およびプレート(ポールピース)23を有する。
ヨーク21は、例えば、鉄などの金属材料で形成されている。ヨーク21は、長手方向および短手方向を有する。本実施形態に係るヨーク21は、長手方向に細長形状(矩形状)に形成されている。
ヨーク21は、詳細には、底面部211、および側面部212を有する。本実施形態では、底面部211、および側面部212は一体形成されている。
ヨーク21は、短手方向断面形状が、底面部211と底面部211に略直交する両側面部212と備え、三方が外周をなし、内部に空間が形成されている。
詳細には、底面部211は、長手方向および短手方向を有する形状に形成されており、例えば略矩形状に形成されており、長手方向が振動板33の長手方向と同じ方向となるように形成されている。
側面部212は、底面部211の短手方向の端部に、音響放射方向SDに向かって延在した形状に形成されている。詳細には、側面部212は、底面部211の短手方向の端部と長手方向の端部のうち、短手方向の端部にのみ磁気ギャップが形成されている。本実施形態では、側面部212は、短手方向の両端部に形成されている。つまり、ヨーク21は、短手方向断面形状が略U字形状に形成されている。
また、ヨーク21は、底面部211が平坦でなくともよく、側面部212が底面部211に対して傾斜したり、曲げ加工されていてもよい。ヨーク21は、底面部211とそれに略直交する両側面部212を備え、内部に空間が形成されていればよい。
本実施形態に係るヨーク21は、例えば、鉄製の平板にプレス加工を施して、断面形状U字形状に形成されている。
磁石22は、ヨーク21の底面部211上に配置されている。磁石22は、振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向を有する。本実施形態に係る磁石22は、平面形状が矩形状に形成され、長手方向がヨーク21の長手方向に沿って配置されている。磁石22は、振動板33の振動方向に沿って着磁されている。磁石22は、例えばネオジウム系、サマリウム・コバルト系、アルニコ系、希土類系、フェライト系、などの永久磁石を採用することができる。
図1(B)に示されるように、本実施形態に係る磁石22は、その長手方向の長さLY22が、ヨーク21の長手方向の長さLY21と略同じである。また、磁石22は、その短手方向の長さが、ヨーク21の内寸より小さい。
プレート23は、磁石22上に配置されている。プレート23は、振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向を有する。本実施形態に係るプレート23は、矩形状に形成されている。
プレート23は、その上端部の高さが、ヨーク21の上端部の高さと略同じ高さに規定されている。プレート23は、例えば、その厚みがヨークの厚みと略同じである。
本実施形態に係るプレート23は、その長手方向の長さLY23が、磁石22の長手方向の長さLY22およびヨーク21の長手方向の長さLY21と略同じである。長さLY21,LY22,LY23は、同じであってもよいし、異なっていてもよい。
磁気回路2は、ヨーク21の側面部212の内周部と、プレート23との間に、長手方向に沿って直線状の磁気ギャップMG1が形成されている。
また、磁気回路2は、ヨーク21の側面部212が、ヨーク21の底面部211の長手方向の端部に形成されているが、長手方向の端部には側面部が形成されておらず、手方向に端部に開口部が形成されている。
[振動体3]
振動体3は、フレーム4に振動可能に支持されている。詳細には、振動体3は、ボイスコイル31、ボイスコイルボビン(ボイスコイル支持部)32、振動板33、エッジ(振動板支持部)34、ダンパ35を有する。ボイスコイル31は、本発明に係るボイスコイルの一実施形態に相当し、振動板33は本発明に係る振動の一実施形態に相当する。
ボイスコイル31は、振動板33に直接又はボイスコイルボビン32を介して接合される。ボイスコイル31は、筒形状に形成され、振動方向から視認した平面形状、詳細には振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向および短手方向を有する。
また、本実施形態に係るボイスコイル31は、図1(B),図1(C),図2(C),図3(A)に示されるように、振動方向から見た平面形状が、トラック形状に形成されている。
詳細には、ボイスコイル31は、直線部310、および曲線部313を有する。
直線部310は、長手方向に沿って形成されている。また、ボイスコイル31の直線部310は、振動板33の長手方向に沿って平行に形成されている。また、直線部310は、第1の直線部311、第2の直線部(位置決め基準部)312を有する。
第1の直線部311は、磁気回路2の直線状の磁気ギャップMG1に配置されている。
第2の直線部312は、図1(B),図4(A),図4(B)に示されるように、第1の直線部311に接続されており、ヨーク21の底面部211の長手方向端部より外側に延在している。また、第2の直線部312は、ボイスコイル31の突出部231の側面部に対向するように、長手方向に沿って配置されている。
曲線部313は、ヨーク21の長手方向端部から外側に配置され、ボイスコイル31の端部付近に形成されている。本実施形態に係る曲線部313は、半円形状に形成されている。
ボイスコイルボビン(ボイスコイル支持部)32は、筒形状に形成され、振動方向から視認される平面形状、詳細には振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が、長手方向と短手方向を有する。本実施形態に係るボイスコイルボビン32は、図2(C)に示されるように、トラック形状に形成されている。トラック形状は、平行な2つの直線部と、直線部の端部に形成された略半円形状の曲線部で構成されている。ボイスコイルボビン32は、例えば、鉄などの金属材料、樹脂などにより形成されている。
ボイスコイルボビン32は、その上端部が振動板33に接合されており、下端部付近にボイスコイル31が巻回されている。
本実施形態に係るスピーカ装置1は、ボイスコイル31が、ボイスコイルボビン32を介して振動板33に接合されていたが、この形態に限られるものではない。例えば、ボイスコイル31は、振動板33に直接接合されていてもよい。
振動板33は、フレーム4により振動可能に支持され、スピーカ駆動時に振動して、音響放射方向SDに音波を放射する。
振動板33は、詳細には、第1の振動板(中央部)331、および第2の振動板(コーン状振動板)332を有する。
エッジ(振動板支持部)34は、図1(A)〜図1(C)に示されるように、環状に形成され、径方向断面形状が半円形状、波形状などに形成されており、その外周部がフレーム4に接着剤などにより接着固定され、その内周部が振動板33の外周部に接合されている。エッジ34と振動板33は、例えば同じ材料により一体形成されていてもよい。
[ダンパ35]
図1(B),図3(A),図3(B)に示されるように、ダンパ35は、一方の端部がボイスコイル31又はボイスコイルボビン32に接合され、他方の端部がフレーム4に接合されており、ボイスコイル31を振動方向に沿って振動可能に支持するとともに、それ以外の方向の移動について規制する。ダンパ35は、振動発生源(振動板またはボイスコイル)の振動伝達方向に直交する平面形状が略矩形状に形成されている。
本実施形態に係るダンパ35は、ボイスコイル31の長手方向端部とフレーム4の間と、ボイスコイル31の短手方向端部とフレーム4の間のうち、ボイスコイル31の長手方向端部とフレーム4の間のみに形成されている。
このため本発明に係るスピーカ装置1は、例えばボイスコイル31の短手方向端部とフレーム4との間にダンパを設けた一般的なスピーカ装置と比べて、比較的小型に作製することができる。
詳細には、ダンパ35は、フレーム接合部351、ボイスコイル接合部352、およびコルゲーション部353を有する。
フレーム接合部351は、ダンパ35の一方の端部に形成されフレーム4に接着剤などにより接合されている。
ボイスコイル接合部352は、ボイスコイル31の曲線部313に接合する。詳細には、ボイスコイル接合部352は、ボイスコイル31の曲線部313の下端部に接合する断面形状凹形状の溝部3521を有する。
コルゲーション部353は、フレーム接合部351とボイスコイル接合部352との間に形成された断面形状波形の成型(凹凸部3531)を有する。この断面形状波形の凹凸部3531は、平面形状が同心円弧状に形成されている。詳細には、凹凸部3531は、ボイスコイル31の半円形状に対応した平面形状同心円弧状に形成されている。
また、上記ダンパ35は、溝部3521、凹凸部3531が、ボイスコイルの曲線部の曲率半径の中心(曲率中心CP1)と等しい平面形状同心円弧状に形成されている。
また、ダンパ35は、フレーム接合部351とボイスコイル接合部352とが略同一平面上に位置する形状に形成されている。
図4(A)は、円形状のダンパ部材350の平面図である。図4(B)は、図4(A)に示された円形状のダンパ部材350を切り出して作製されたダンパ35の平面図である。図4(C)は、図4(B)に示されたダンパ35の断面図である。
ダンパ35は、例えば図4(A)〜図4(C)に示されるように、円形状のダンパ部材350を略矩形状に切り出して作製される。詳細には、本実施形態では、例えば図4(A)に示されるように、円形状のダンパ部材350を、外周部から内周部にかけて規定幅で平行に切断し、円形状のダンパ部材350の中心(CP1)を基準として角度θ35が略120°となるように切断し、両端部を切断して、図4(B),図4(C)に示されるダンパ35が作製される。
図5(A)は、本発明の一実施形態に係るスピーカ装置の製造方法を説明するためのダンパ35の断面図である。図5(B)は、ダンパ35とフレーム4とボイスコイル31の接合を説明するための断面図である。
例えば図5(A)に示されるように、接着剤塗布装置901により接着剤902が、ダンパ35の溝部3521およびフレーム接合部351に塗布される。接着剤902は、例えば、2液混合型接着剤であってもよいし、ゴム系接着剤であってもよい。2液混合型接着剤は、例えば主剤と硬化剤とを混合して比較的高い硬度を短時間で得ることができる。
次に、図5(B)に示されるように、ボイスコイル31,ボイスコイル31などを表裏逆にした状態で、ダンパ35をボイスコイル31にダンパ35を接合する。
詳細には、ボイスコイル31は、その曲線部の下端部がボイスコイル接合部352の溝部3521に接合するとともに、その溝部3521により、そのボイスコイル31の下端部の内側部および外側部が狭持された状態で、接着剤902により固定される。
[フレーム4]
フレーム4は、磁気回路2を保持するとともに、振動板33を振動可能に支持する。例えば、フレーム4は、図1(A)〜図1(C)に示されるように、略中央部裏面側に開口部44が形成され、音響放射方向に向かって拡開した形状に形成されている。詳細には、フレーム4は、被嵌合部40、ヨーク上端接合部41、ヨーク側面接合部42、振動板端部接合平坦部43、ヨーク長手方向端部接合部425、およびダンパ接合部45を有する。上記ヨーク上端接合部41、ヨーク側面接合部42、振動板端部接合平坦部43、ヨーク長手方向端部接合部425、およびダンパ接合部45は、例えば樹脂、金属などの材料により一体形成されている。
被嵌合部40は、フレーム4の裏面側に形成され、磁気回路2が嵌合される。詳細には、被嵌合部40には、磁気回路2のヨーク21が嵌合する。被嵌合部40は、ヨーク上端接合部41、ヨーク側面接合部42、およびヨーク長手方向端部接合部425を有する。
ヨーク上端接合部41は、フレーム4の裏面側の開口部付近に形成され、ヨーク上端接合部41に接着剤などにより接合されている。
ヨーク21の上端部のうち全部又は一部が、フレーム4のヨーク上端接合部41に接合されていてもよい。
ヨーク側面接合部42は、フレーム4の裏面側の開口部付近に形成されるとともに、音響放射方向SDの反対側に向かって突出するとともに長手方向に沿って細長形状に形成されている。このヨーク側面接合部42は、ヨーク21の側面部212の外周部の嵌合面2125に接着剤などにより接合されている。
ヨーク長手方向端部接合部425は、図4(A)に示されるように、ヨーク側面接合部42の長手方向端部から短手方向内側に屈曲した形状に形成されている。このヨーク長手方向端部接合部425の内周部に、ヨークの長手方向端部が接合する。
振動板端部接合平坦部43は、フレーム4の上端部付近に形成されており、振動板33が直接又はエッジ34を介して振動可能に接合されている。
開口部44は、フレーム4の裏面側略中央部に形成されている。この開口部44付近に磁気回路2が配置される。
フレーム4の開口部44は、その長手方向の長さが、ヨークの長手方向の長さより長い。また、開口部44は、その長手方向の長さが、プレート23の長手方向の長さより長い。また、開口部44は、その長手方向の長さが、ボイスコイル31の長手方向の長さより長い。また、フレーム4の開口部44は、その短手方向の長さが、ボイスコイル31の短手方向の長さより長い。つまり、フレーム4の開口部44は、少なくともボイスコイル31の平面形状より大きい。
ダンパ接合部45は、図1(B),図3(A),図5(B)に示されるように、ダンパ35のフレーム接合部351が接合されるとともに、開口部44近傍に形成されている。
ボイスコイル31は、開口部44に配置された錦糸線701により、ダンパ接合部45の近傍に配置された端子部7と電気的に接合されている。
また、錦糸線701は、ボイスコイル31の長手方向の両端部から径方向外側に向かって、スピーカの中心軸を中心として対称となるような形状に形成されている。この形状の錦糸線701を設けることにより、ボイスコイル31は、長手方向の両端部で重量バランスが略均等となり、スピーカ駆動時、振動方向に沿って安定して振動することができる。
端子部7は、例えば音響機器の音声信号処理回路やアンプなどに電気的に接続されている。
[スピーカ装置の動作]
上記スピーカ装置1の動作を説明する。
例えば、音響機器から信号電流が端子部7に入力される。その信号電流が、端子部7から錦糸線701を介してボイスコイル31に入力される。ボイスコイル31に信号電流に応じたローレンツ力(駆動力)が生じ、ボイスコイル31が駆動力により振動方向に沿って振動する。また駆動力がボイスコイルボビン32を介して振動板33に伝動する。振動板33は、その駆動力により振動方向に沿って振動し、音響放射方向(SD)に向かって音波を出力する。
スピーカ装置1は、上記ダンパ35が、ボイスコイル31の長手方向の端部とフレーム4とに接合されているので、スピーカ駆動時、ボイスコイル31が振動方向に沿って安定して振動することができる。
以上、説明したように、本発明に係るスピーカ装置1は、細長形状の底面部211と、該底面部211の短手方向の端部と長手方向の端部のうち該短手方向の端部にのみ磁気ギャップを有する側面部212とを備えたヨーク21と、ヨーク21の底面部211に配置された磁石22と、磁石22上に配置されたプレート23とを有し、プレート23とヨーク21との間に長手方向に沿って直線状の磁気ギャップMG1が形成された磁気回路2と、振動発生源(振動板またはボイスイコイル)の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向とを有する振動板33と、振動板33に直接又はボイスコイルボビン32を介して接合されるとともに、振動伝達方向に直交する平面形状がトラック形状に形成され、磁気回路2の磁気ギャップMG1に配置される直線部311と、ヨーク21の底面部211の長手方向端部より長手方向外側に延在する長手方向端部に形成された略半円形状の曲線部313とを備えるボイスコイル31と、磁気回路2を保持するとともに振動板33を振動可能に支持するフレーム4と、フレーム4に接合するフレーム接合部351、ボイスコイル31の曲線部313に接合するボイスコイル接合部352、およびフレーム接合部351とボイスコイル接合部352との間に形成された断面形状波形のコルゲーション部353を備えるダンパ35とを有し、ボイスコイル接合部352は、ボイスコイル31の曲線部の下端部が接合する溝部3521を備え、コルゲーション部353は、断面形状波形の成型(凹凸部3531)が、平面形状同心円弧状に形成されているので、スピーカ駆動時、ボイスコイル31が振動方向に沿って比較的安定して振動することができる。また、簡単な構成で高音質の小型のスピーカ装置1を提供することができる。
また、上記スピーカ装置1は、ダンパ35の溝部3521がボイスコイル31の曲線部の下端部に接合し、コルゲーション部353の断面形状波形の成型(形状)が、ボイスコイルの曲線部の略半円形状の曲率中心と等しい平面形状同心円弧状に形成されているので、ボイスコイル31の長手方向端部とフレーム4間にのみ上記ダンパ35が形成されている場合でも、ボイスコイル31の短手方向への振動を抑止することができる。このため、スピーカ装置は、駆動時、ボイスコイルが振動方向に沿って比較的安定して振動するので、高音質の音波を出力することができる。
また、ボイスコイル31の長手方向端部とフレーム4間にのみ上記ダンパ35を形成することで、比較的小型のスピーカ装置1を提供することができる。
また、上記スピーカ装置は、上記ダンパ35を備えるので、ボイスコイル31が比較的安定して振動方向に振動することができ、磁気回路2の磁気ギャップを比較的幅狭に規定することができる。つまり、比較的幅狭の磁気ギャップが形成された磁気回路2を備える小型のスピーカ装置1を提供することができる。また、上記スピーカ装置は、スピーカ駆動時、ボイスコイル31の感度が比較的高い。
また、本発明に係るスピーカ装置1は、比較的小さな磁石を備えた磁気回路を有する場合であっても、幅狭の磁気ギャップが形成されているので、比較的高音圧の音波を出力することができる。
また、例えば、比較的大きな磁石を備え幅広の磁気ギャップが形成された磁気回路を有する一般的なスピーカ装置と比べて、本発明に係るスピーカ装置は、小型の磁石を採用した場合、製造コストが比較的低い。
本発明は、上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態に係るスピーカ装置は、振動板33が、振動方向から見た平面形状がトラック形状に形成されていたが、この形態に限られるものではなく、例えば、楕円形状、長円形状、矩形状などに形成されていてもよい。
上記スピーカ装置は、内磁型磁気回路を有したが、この形態に限られるものではない。
例えば、本発明に係るスピーカ装置は、図6(A),図6(B)に示されるように、外磁型磁気回路を有していてもよい。詳細には、図6(A),図6(B)に示されるように、外磁型磁気回路2Eは、ヨーク21E、ヨーク21E上に配置された磁石22E、および磁石22E上に配置されたプレート23Eを有する。
図7、本発明の他の実施形態に係るスピーカ装置の内磁型磁気回路2Hの底面図である。本発明に係るスピーカ装置の磁気回路は、上記実施形態に限られるものではなく、例えば図7に示されるように、ヨーク21Hの底面部211Hの長手方向端部219の中央部に、ヨーク内側に向かって、凹部が形成されていてもよい。つまり、磁気回路は、長手方向と短手方向を有し、プレート23がヨーク底面部の長手方向端部から突出していてもよい。
また、本発明に係るスピーカ装置の磁気回路は、上記実施形態に限られるものではなく、例えばヨークが図8(A)〜図8(D)に示されるような形状に形成されていてもよい。詳細には、図8(A)に示されるように、ヨーク21Kは、断面形状が略U字形状に形成されていてもよいし、図8(B)に示されるように、ヨーク21Mは、側面部上端部が内側に向かって屈曲した形状に形成されていてもよいし、図8(C)に示されるように、略V字形状に形成されていてもよいし、図8(D)に示されるように、ヨーク21Pは、底面部が中央突起部を備えていてもよい。つまり、本発明に係るスピーカ装置のヨークは、断面形状が、底面部とそれに略直交する両側面部を備え、内部に空間が形成されていればよい。

Claims (7)

  1. 細長形状の底面部と、該底面部の短手方向の端部と長手方向の端部のうち該短手方向のみ磁気ギャップを有する側面部とを備えたヨークと、前記ヨークの底面部上に配置された磁石と、前記磁石上に配置されたプレートとを有し、前記プレートと前記ヨークとの間に長手方向に沿って直線状の磁気ギャップが形成された磁気回路と、
    振動発生源の振動伝達方向に直交する平面形状が長手方向と短手方向とを有する振動板と、
    前記振動板に直接又はボイスコイルボビンを介して接合されるとともに、前記振動伝達方向に直交する平面形状がトラック形状に形成され、前記磁気回路の磁気ギャップに配置される直線部と、前記ヨークの底面部の長手方向端部より長手方向外側に延在する長手方向端部に形成された略半円形状の曲線部とを備えるボイスコイルと、
    前記磁気回路を保持するとともに前記振動板を振動可能に支持するフレームと、
    前記フレームに接合するフレーム接合部、前記ボイスコイルの曲線部に接合するボイスコイル接合部、および前記フレーム接合部とボイスコイル接合部との間に形成された断面形状波形のコルゲーション部を備えるダンパとを有し、
    前記ボイスコイル接合部は、前記ボイスコイルの曲線部の下端部が接合する溝部を備え、
    前記コルゲーション部は、断面形状波形の成型が、平面形状同心円弧状に形成されていることを特徴とする
    スピーカ装置。
  2. 前記コルゲーション部は、前記断面形状波形の成型が、前記ボイスコイルの曲線部の略半円形状の曲率中心と等しい平面形状同心円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載されるスピーカ装置。
  3. 前記ボイスコイルは、その曲線部の下端部が前記ボイスコイル接合部の溝部に接合するとともに、該溝部により該ボイスコイルの下端部の内側部および外側部が狭持された状態で、接着剤により固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載されるスピーカ装置。
  4. 前記ダンパは、前記フレーム接合部と前記ボイスコイル接合部とが略同一平面上に位置する形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載されるスピーカ装置。
  5. 前記ダンパは、振動方向からの平面形状が略矩形状に形成されていることを特徴とする請求項4に記載されるスピーカ装置。
  6. 前記ボイスコイルの長手方向端部と前記フレームの間と、前記ボイスコイルの短手方向端部と前記フレームの間のうち、前記ボイスコイルの長手方向端部と前記フレームの間のみに、前記ダンパが形成されていることを特徴とする請求項5に記載されるスピーカ装置。
  7. 前記フレームは、前記ボイスコイルの裏面側に形成された開口部と、前記ダンパのフレーム接合部が接合されるとともに該開口部近傍に形成されるダンパ接合部とを有し、
    前記ボイスコイルは、前記開口部に配置された錦糸線により、前記ダンパ接合部の近傍に配置された端子部と電気的に接合されていることを特徴とする請求項6に記載されるスピーカ装置。
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