JP2023015959A - スピーカユニット、及びスピーカ湾曲振動板 - Google Patents
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Abstract
Description
一方、FMトランスミッタを用いる場合、FMトランスミッタを準備し、テレビを視聴するたびに設置しなければならないといった煩わしさがある。また、FMトランスミッタをイヤホンジャックに接続することで音声の出力先が切り替り、難聴者と健聴者とが共に不自由なくテレビを視聴することができないという問題がある。
しかも、特許文献1,2に記載された発明に係る湾曲振動板スピーカは、その後の実証実験において、近くは勿論のこと、遠くでも明瞭に聞き取れることが確認できている。すなわち、音量を上げ過ぎたときのような音割れがなく、かつ、近くでもうるさ過ぎることなく聞き取ることがきるものとなっている。
しかしながら、対となる二つの振動板(振動面)の大きさや形状が互いに同じであると、共振帯域が同じ音声が近接した位置で異なる振動面から再生されることになり、互いに発せられる音声が相互に共鳴し、又は歪んでしまい、難聴者・健聴者の聞こえに違和感のある不明瞭な音声となってしまうことが懸念される。
このスピーカユニットにおける切込みは、隣接して配された二つの振動面の間に、仕切り板の挿入を可能とする大きさの幅を有すると望ましい。すなわち、二つの振動面は、その間に仕切り板の挿入を可能とする距離だけ離間して配されたものとなっていることをいう。
具体的には、一方の振動面の長さ方向の寸法を大きく(長く)し、他方の振動面の長さ方向の寸法を小さく(短く)した、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
また、組み合わせる二つの湾曲振動面の長さ方向の寸法が互いに相違するものであっても、たとえば、互いの湾曲振動面の厚みを変えたり、互いの湾曲振動面の幅方向の寸法を変えたりすれば、二つの湾曲振動面の面積や重量、硬さといった要素を同じものとすることができる。
具体的には、一方の湾曲振動面の幅方向の寸法を大きく(広く)し、他方の湾曲振動面の幅方向の寸法を小さく(狭く)した、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
また、組み合わせる二つの湾曲振動面の幅方向の寸法が互いに相違するものであっても、たとえば、互いの湾曲振動面の厚みを変えたり、互いの湾曲振動板の長さ方向の寸法を変えたりすれば、二つの湾曲振動面の面積や重量、硬さといった要素を同じものとすることができる。
具体的には、一方の湾曲振動面の曲率を小さくし、他方の湾曲振動面の曲率を大きくした、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
具体的には、一方の湾曲振動面の面積を大きくし、他方の湾曲振動面の面積を小さくした、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
具体的には、一方の湾曲振動面の厚みを大きく(厚く)し、他方の湾曲振動面の厚みを小さく(薄く)した、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
なお、湾曲振動面の厚みを変える場合、湾曲振動面の表面に他のシート材を貼付したり、塗料を塗布したりすることで達成することができる。
具体的には、一方の湾曲振動面の重量を大きく(重く)し、他方の湾曲振動面の重量を小さく(軽く)した、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
なお、湾曲振動面の重量を変える場合、湾曲振動面の厚みを変える場合と同様に、湾曲振動面の表面に他のシート材を貼付したり、塗料を塗布したりすることで達成することができる。
具体的には、一方の湾曲振動面の柔らかくし、他方の湾曲振動面を硬くした、二つの湾曲振動面を組み合わせるものとする。
なお、湾曲振動面の硬さを変える場合もまた、湾曲振動面の厚みを変える場合と同様に、湾曲振動面の表面に他のシート材を貼付したり、塗料を塗布したりすることで達成することができる。
このブレード片は、たとえば、ボイスコイルボビンの先端に切込みを設けるなどして直接取り付けるものとしても良いし、ボイスコイルボビンの先端にセンターキャップを取り付け、このセンターキャップに対して取り付けられるものとしても良い。
ところが、ブレード片とセンターキャップとを予め一体としておけば、ボイスコイル先端へのセンターキャップの取り付ける一つの作業によって効率良くブレード片を取り付けることができる。しかも、ブレード片とセンターキャップを一体とすることで、ボイスコイルの振動によってブレード片がセンターキャップから剥がれ落ちてしまうといったおそれも回避することができる。
なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の具体例であるため技術的に種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に限定する旨の記載がない限り、これらの形態に限られるものではない。
本実施の形態に係る第一のスピーカユニット10は、図1及び図2に示すように、コーン状をした第一の振動板(以下、「コーン状振動板」という。)1と、湾曲したシート状の第二の振動板(以下、「湾曲振動板」という。)2と、これらコーン状振動板1と湾曲振動板2を共に駆動するドライバユニット4と、湾曲振動板2の一端側に取り付けてドライバユニット4に接続する板状をしたブレード片5とを少なくとも備える。
なお、この切込み25は、後述する筐体50に設けられた仕切り板59の配置が可能な幅寸法を有するものとなっている。
なお、二つの振動面の長さ方向の寸法が互いに相違することで、自ずと湾曲振動面の面積は互いに相違するものとなり、重量も互いに相違するものとなる。これにより、二つの振動面の共振特性が相違するものとなっている。
ここで幅方向とは、一端側2aから湾曲方向に沿って対向する他端側21b,22bへ向かう湾曲した振動面の長さ方向と直交する方向をいい、幅方向の寸法は、湾曲振動板2として長さ方向に沿う両側縁部間の距離(長さ)をいう。
また、湾曲振動板2の材料としては、たとえば、発泡シート材としても良い。具体的には、積水化学工業社の「ソフトロンS」と称される、ポリエチレンに電子線を照射して、5倍から50倍まで加熱発泡させた、厚さ1mm程度のシート状高発泡体とすることができる。
すなわち、第一のスピーカユニット10は、長さ方向の寸法が小さい(短い)第一の湾曲振動面21と、長さ方向の寸法が大きい(長い)第二の湾曲振動面22とを組み合わせた湾曲振動板2を備えるものとなっている。
ここで、湾曲振動板2(第一の湾曲振動面21及び第二の湾曲振動面22)がドライバユニット4によって駆動される方向は、湾曲振動板2の表面上での拡がり方向、すなわち、湾曲振動板2の一端側2aから第一の湾曲振動面において対向する他端側21b及び第二の湾曲振動面22において対向する他端側22bへ向かうにしたがって振動面が拡がる湾曲方向をいう。
なお、ドライバユニット4に入力される電気信号は、たとえば、テレビやラジオ、オーディオプレイヤー、パーソナルコンピュータ、スマートフォンやタブレットなどのスマートデバイス、等より出力した音声信号を挙げることができる。
すなわち、湾曲振動板2の一端側2aは、ブレード片5を介してドライバユニット4に接続されるものとなっている。
しかも、ブレード片5が先端側へ行くに従って湾曲(傾斜)していると、ドライバユニット4による駆動時に、第一の湾曲振動面21及び第二の湾曲振動面22にストレスを与えるおそれがなく円滑に駆動させることができる。
しかも、第一の湾曲振動面21と第二の湾曲振動面22とは、長さ方向の寸法が互いに相違することから、それぞれの湾曲振動板で再生される共振帯域が異なるものとなっている。
また、支持面52と支持面53は、仕切り板59を挟んで隣接する位置にそれぞれ形成されたものとなっている。
すなわち、第二の湾曲振動面22の他端側22を凹溝551内に挿入すると共に、この凹溝551内に固定杆552を配することで第二の湾曲振動面22の他端側22bを押さえるものとなっている。
弾性支持部材を部分的に配する手段として、たとえば、支持面52,53の湾曲方向に沿って延びる細長い弾性支持部材が、各支持面52,53の中央部に一本配されたものや、各支持面52,53に離間して複数本配されたものとすることができる。また、小片状をした弾性支持部材が、各支持面52,53上に点在して配されものとしても良い。
図11において、正面右側の側板は符号58Rで示し、正面左側の側板は符号58Lで示されている。
また、図示しないが、筐体50の裏板部には、オーディオジャック、及びスイッチを装着するための穴が設けられている。
この際、第一の湾曲振動面21と第二の湾曲振動面22は、仕切り板59を介して隣接したものとなっているので、互いに発せられる音声が相互に干渉してしまうおそれが仕切り板59によって解消されるものとなっている。
図9及び図10において、第一の湾曲振動面21の曲率は小さく、二の湾曲振動面22の曲率は大きいものとして示されている。
しかも、軽量で、設置面積も少なく、運搬がし易いものなので、スピーカの万能性が向上した高性能、且つ、高品質なハイブリッド型スピーカシステムとなっている。
次に、第二のスピーカユニット20について説明する。
なお、以下に述べる各実施の形態では、上述した第一のスピーカユニット10とは異なる部分を中心に説明する。したがって、第一のスピーカユニット10と同様の構成部分は同じ符号を付してその説明は省略し、特に説明しない限り同じであるものとする。
この第一の湾曲振動面21と第二の湾曲振動面22は、長さ方向と直交する幅方向の寸法や互いの振動面の厚みなどの要素は同じでも良いが、少なくとも長さ方向の寸法は互いに相違することを要する。
すなわち、ブレード片15は、ドライバユニット4に接続される基端側から先端側まで全体的に一枚の平片で構成されていても良いが、基端側がドライバユニット4に対して略垂直な一枚の平片であり、先端側に切込みが設けられ、湾曲振動板2における第一の湾曲振動面21と第二の湾曲振動面22の曲げ方向に応じて、一方が上方、他方が下方へ湾曲又は傾斜する二つの平片を備えるものとすると望ましい。
しかも、ブレード片15が先端側へ行くに従って湾曲(傾斜)していると、ドライバユニット4による駆動時に、第一の湾曲振動面21及び第二の湾曲振動面22にストレスを与えるおそれがなく円滑に駆動させることができる。
ゆえに、この支持面62と支持面63は、支持枠51を挟んで対向する異なる位置に連設されている。
図17において、正面右側の側板は符号68Rで示し、正面左側の側板は符号68Lで示されている。
ゆえに、二つの振動面の間に仕切り板がなくとも、互いに発せられる音声が相互に共鳴して歪んでしまうおそれの無いものとすることができる。
図16において、第一の湾曲振動面21の曲率は小さく、二の湾曲振動面22の曲率は大きいものとして示されている。
しかも、軽量で、設置面積も少なく、運搬がし易いものなので、スピーカの万能性が向上した高性能、且つ、高品質なハイブリッド型スピーカシステムとなっている。
次に、第三のスピーカユニット30について説明する。
本実施の形態に係る第三のスピーカユニット30は、図18及び図19に示すように、コーン状振動板1と、湾曲振動板12と、これらコーン状振動板1と湾曲振動板12を共に駆動するドライバユニット4と、湾曲振動板12の一端側に取り付けてドライバユニット4に接続する板状をしたブレード片5とを少なくとも備え、湾曲振動板12は、図20に示すように、幅方向の中央から位置ずれして長さ方向沿う切込み25を備える。
この第一の湾曲振動面23と第二の湾曲振動面24は、長さ方向の寸法や互いの振動面の厚みなどの要素は同じでも良いが、少なくとも長さ方向と直交する幅方向の寸法は互いに相違することを要する。
図20において、湾曲振動板12の幅方向の形状は、他端側23b,24bから一端側12aへ向かう途中で徐々に小さく(狭く)なるものとして示され、他端寄りの幅方向の寸法w3より一端側12aの幅方向の寸法w4が小さなものとなっている(w3>w4)。
また、湾曲振動板12の材料としては、たとえば、発泡シート材としても良い。具体的には、積水化学工業社の「ソフトロンS」と称される、ポリエチレンに電子線を照射して、5倍から50倍まで加熱発泡させた、厚さ1mm程度のシート状高発泡体とすることができる。
また、湾曲振動板12は、予め湾曲する振動面を有するように成形された部材であっても良い。
これにより、二つの振動面の共振特性が相違するものとなる。
図22において、正面右側の側板は符号78Rで示し、正面左側の側板は符号78Lで示されている。
この際、第一の湾曲振動面23と第二の湾曲振動面24もまた、仕切り板59を介して隣接したものとなっているので、互いに発せられる音声が相互に共鳴して歪んでしまうおそれが仕切り板59によって解消されるものとなっている。
しかも、軽量で、設置面積も少なく、運搬がし易いものなので、スピーカの万能性が向上した高性能、且つ、高品質なハイブリッド型スピーカシステムとなっている。
次に、第四のスピーカユニット40について説明する。
本実施の形態に係る第四のスピーカユニット40は、図23及び図24に示すように、コーン状振動板1と、湾曲振動板2と、これらコーン状振動板1と湾曲振動板2を共に駆動するドライバユニット4と、湾曲振動板2の一端側に取り付けてドライバユニット4に接続する板状をしたブレード片15とを少なくとも備え、湾曲振動板2は、第三の実施の形態と同様、幅方向の中央から位置ずれして長さ方向沿う切込み25を備える。
この第一の湾曲振動面23と第二の湾曲振動面24は、長さ方向の寸法や互いの振動面の厚みなどの要素は同じでも良いが、少なくとも長さ方向と直交する幅方向の寸法は互いに相違することを要する。
しかも、軽量で、設置面積も少なく、運搬がし易いものなので、スピーカの万能性が向上した高性能、且つ、高品質なハイブリッド型スピーカシステムとなっている。
その結果、一方の湾曲振動面の厚みを大きくすることで、共振帯域を下げた音を再生し、他方の湾曲振動面の厚みを小さくすることで、共振帯域を上げた音を再生させることができる。また、一方の湾曲振動面を柔らかくすることで、共振帯域を下げた音を再生し、他方の湾曲振動面を硬くすることで、共振帯域を上げた音を再生させることができるものとなる。
Claims (10)
- コーン状をした第一の振動板と、
湾曲した振動面を形成するシート状をした第二の振動板と、
前記第一の振動板と前記第二の振動板とを共に駆動するドライバユニットと、
を少なくとも備え、
前記ドライバユニットは、前記第一の振動板の径小側と前記第二の振動板の一端側とに接続され、
前記第二の振動板は、湾曲方向に沿う切込みを備えることにより共振特性が相違する二つの振動面を有するように分けられている、
ことを特徴とするスピーカユニット。 - 前記第二の振動板は、前記切込みを介して一方に有する振動面と他方に有する振動面とが同じ方向に湾曲し、二つの振動面が隣接して配されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
- 前記切込みは、隣接して配された二つの振動面の間に仕切り板の挿入を可能とする大きさの幅を有することを特徴とする請求項2に記載のスピーカユニット。
- 前記第二の振動板は、前記切込みを介して一方に有する振動面と他方に有する振動面とが異なる方向に湾曲し、二つの振動面が斜向かいに配されていることを特徴とする請求項1に記載のスピーカユニット。
- 前記二つの振動面は、一端側から他端側へ向かう長さ方向の寸法が互いに相違することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のスピーカユニット。
- 前記二つの振動面は、一端側から他端側へ向かう長さ方向と直交する幅方向の寸法が互いに相違することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のスピーカユニット。
- 前記二つの振動面は、曲率が互いに相違することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のスピーカユニット。
- 前記二つの振動面は、面積の大きさが互いに相違することを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のスピーカユニット。
- 前記第二の振動板と第三の振動板は、前記ドライバユニットのボイスコイルボビンの先端に取り付けられた板状をしたブレード片を介して前記ドライバユニットに接続されている、
ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載のスピーカユニット。 - 前記請求項1乃至9に記載のスピーカユニットの何れかを筐体に装着してなることを特徴とするスピーカ。
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