JP5001978B2 - 多方向入力装置 - Google Patents

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Description

本発明は多方向入力装置に関する。
この種の多方向入力装置は、原点位置から周囲の任意方向へ傾倒操作可能な操作レバーと、この操作レバーに組み合わされ且つ該操作レバーの傾倒に伴って揺動する第1、第2の揺動部材と、前記操作レバーを原点位置に復帰させる原点復帰機構とを備えている。
前記原点復帰機構は、第1、第2の揺動部材の軸部にフラット面を形成し、該フラット面をコイルスプリングで付勢して略水平状態で維持することにより、前記操作レバーを略直立状態である原点位置に保持するようになっている(特許文献1参照)。従って、前記操作レバーが傾倒操作されると、前記フラット面が傾斜してコイルスプリングを圧縮し、その後、前記操作レバーが操作から解放されると、前記コイルスプリングの付勢力により前記フラット面が略水平状態に押し戻されることにより、前記操作レバーが原点位置に復帰するようになっている。
特開2007−72734号公報
ところが、前記原点復帰機構は、直交配置された第1、第2の揺動部材の双方の軸部にコイルスプリングに付勢されるフラット面を設けなければならないことから、該装置の小型化を図ることが困難であった。
本発明は、上記事情に鑑みて創案されたものであって、その目的とするところは、小型化を図ることができる多方向入力装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の多方向入力装置は、ケースと、前記ケースにY、−Y方向に揺動自在に支持された第1の揺動部材と、前記ケースにX、−X方向に揺動自在に支持された第2の揺動部材と、ケースの開口から突出する長さ方向の一端部を有し且つ原点位置から周囲の任意方向へ傾倒操作可能な操作レバーと、傾倒した前記操作レバーを原点位置に復帰させる弾性体とを備えている。前記第1の揺動部材は、前記ケースにX、−X方向に軸支された一対の第1の回転軸と、この第1の回転軸の内側に設けられた平板状の部位であって、一対の貫通孔が各々設けられた一対の第1の板状部と、この第1の板状部の間に設けられた部位であって、X、−X方向に延びた第1の長孔を有する第1の本体部とを有する。前記第2の揺動部材は、前記ケースにY、−Y方向に軸支された一対の第2の回転軸と、この第2の回転軸の間に設けられ且つ第1の本体部に対して直交配置される部位であって、Y、−Y方向に延びた第2の長孔を有する第2の本体部とを有する。前記ケースは、前記第1の板状部に対してX、−X及びY、−Y方向に直交するZ又は−Z方向側に間隔を空けて配置される押さえ部を有する。前記操作レバーは、前記第1、第2の本体部の第1、第2の長孔に挿入されるレバー本体と、このレバー本体にX、−X方向に突設され且つ−Z又はZ方向側から前記貫通孔に挿入される一対の押圧アームとを有する。前記弾性体が前記第1の板状部及び押圧アームと前記押さえ部との間に介在している。
このような多方向入力装置による場合、前記操作レバーがY、−Y方向に傾倒すると、前記第1の揺動部材がY、−Y方向に揺動すると共に前記第1の板状部がY、−Y方向に傾斜し、これにより前記弾性体が前記第1の板状部と前記押さえ部との間で圧縮される。その後、前記操作レバーが前記操作から解放されると、前記弾性体により前記第1の板状部が付勢され、操作レバーが原点位置に復帰する。一方、前記操作レバーがX、−X方向に傾倒すると、前記押圧アームが傾斜して該押圧アームの先端部が前記弾性体を押圧し、これにより前記弾性体が前記押圧アームの先端部と前記押さえ部との間で圧縮される。その後、前記操作レバーが前記操作から解放されると、前記押圧アームの先端部と前記押さえ部との間で圧縮された前記弾性体により前記押圧アームが付勢され、操作レバーが原点位置に復帰する。このように前記弾性体は、第1の揺動部材の一対の板状部及び操作レバーの一対の押圧レバーを付勢することにより、傾倒操作された操作レバーを原点位置に復帰させるようになっている。このため、前記第2の揺動部材に前記弾性体に付勢される部位を設ける必要がないので、該第2の揺動部材の長さ寸法を短くすることができる。また、前記押圧アームは前記レバー本体にX、−X方向に向けて突設されている。換言すると、前記押圧アームは前記第1の揺動部材の長さ方向に沿って延びているだけであり、該押圧アームが装置幅の増大を招来することがない。よって、装置幅を低減することができ、装置の小型化を図ることができる。
前記第1の本体部に前記第1の長孔及び貫通孔に連通する収容孔を設けることができる。前記レバー本体の前記押圧アームの間の部分が前記収容孔に収容されるようになっている。この場合、前記レバー本体の前記押圧アームの間の部分が前記収容孔に収容され、前記押圧アームが前記貫通孔に挿入されているので、装置の高さ寸法を低減することができ、装置の小型化を図ることができる。
一対の前記弾性体が一対の前記第1の板状部及び押圧アームと一対の前記押さえ部との間に各々介在する構成とすることができる。この場合、前記弾性体を2つにして一対の前記第1の板状部及び押圧アームと一対の前記押さえ部との間に分散配置しているため、例えば、環状の一つの弾性体を一対の前記第1の板状部及び押圧アームと前記押さえ部との間に配置する場合に比べて、前記弾性体の小型化を図ることができる。よって、装置の小型化も図ることができる。
前記第1の揺動部材は、前記第1の板状部の開口の周りに各々設けられ且つ前記弾性体を各々収容する筒状の一対の収容部を更に有する構成とすることができる。この場合、前記弾性体を前記収容部に各々収容することができるので、前記第1の板状部と前記押さえ部との間に前記弾性体を介在させるに当たり、該弾性体が脱落するのを防止することができる。よって、上記装置の組み立てが簡単になる。
前記操作レバーの第2の長孔に挿入される部分のX、−X方向の厚み寸法が、第2の長孔のX、−X方向の内壁間の寸法よりも若干小さくなっていることが好ましい。この場合、上述の如く押圧アームが付勢され、操作レバーが原点位置に復帰すると、前記操作レバーの前記部分が第2の長孔の前記両内壁に当接して、第2の揺動部材のX、−X方向への揺動を規制するので、該第2の揺動部材を確実に初期位置に復帰させることができる。一方、第1の揺動部材は、前記弾性体により直接付勢されるため、該第1の揺動部材を確実に初期位置に復帰させることができる。よって、操作レバーが原点位置に復帰しているにもかかわらず、第1、第2の揺動部材が初期位置に復帰していないことを起因として、該第1、第2の揺動部材に接続される移動検出手段が、操作レバーが原点位置に復帰していないと誤検出するのを防止することができる。
前記操作レバーは、前記レバー本体の長さ方向の他端部に−Z方向に向けて突設された突起を更に有している場合、この突起が前記操作レバーの第2の長孔に挿入される部分とすることができる。このようにレバー本体の長さ方向の他端部に−Z方向に向けて突設されたが第2の揺動部材の第2の長孔に挿入されるだけであるため、レバー本体が第2の長孔から−Z方向側に大きく突出することにより、装置高を招来するのを防止することができる。また、前記レバー本体を第2の長孔に挿入するのではなく、前記突起を第2の長孔に挿入することにより、第2の長孔のX、−X方向の内壁間の距離を小さくすることができる。よって、第2の揺動部材のX、−X方向の寸法を小さくすることができるので、装置幅の低減を図る上でメリットがある。
前記操作レバーは、前記レバー本体に設けられ、前記第1の本体部にY、−Y方向に軸支される一対の軸支部を更に有することが好ましい。
前記押圧アームは、前記貫通孔に挿入されるのではなく、−Z又はZ方向側から前記貫通孔に臨むように配置されるように設計変更することが可能である。この場合、前記弾性体は、前記貫通孔に挿入され且つ前記押圧アームに当接する凸部を有している。
本発明の実施の形態に係る多方向入力装置を示す概略図であって、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)が底面図、(d)が側面図、(e)が斜視図である。 上記装置の図1(d)中における概略的A−A断面図である。 上記装置の概略的分解斜視図である。 上記装置の第1の揺動部材の概略図であって、(a)が正面図、(b)が平面図、(c)が底面図、(d)が側面図、(e)が上方から見た斜視図、(f)が下方から見た斜視図である。 上記装置のケースを取り除き且つ操作レバーがY方向に傾倒操作された状態を示す概略図であって、(a)が斜視図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 上記装置の概略図であって、(a)が図5(c)中のB−B断面図、(b)が図5(b)中のC−C断面図、(c)が拡大図である。 上記装置のケースを取り除き且つ操作レバーがX方向に傾倒操作された状態を示す概略図であって、(a)が斜視図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 上記装置の概略図であって、(a)が図7(c)中のD−D断面図、(b)が図7(b)中のE−E断面図、(c)が拡大図である。 上記装置のケースを取り除き且つ操作レバーが−X及びY方向に傾倒操作された状態を示す概略図であって、(a)が斜視図、(b)が正面図、(c)が側面図である。 上記装置の概略図であって、(a)が図9(c)中のF−F断面図、(b)が図9(b)中のG−G断面図である。 上記装置の概略図であって、(a)が図10中のH部分の拡大図、(b)が図10中のI部分の拡大図である。 上記装置の設計変更例を示す概略図であって、(a)がケースを取り除いた状態を示す斜視図、(b)が操作レバーの斜視図、(c)が第1の揺動部材の斜視図である。 上記装置の別の設計変更例を示す概略的断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る多方向入力装置について上記図1乃至図11を参照しつつ説明する。図1乃至図3に示す多方向入力装置は、ケース100と、操作レバー200と、第1、第2の揺動部材300a、300bと、コイルスプリング400a、400b(弾性体)とを備えている。以下、各構成部材について詳しく説明する。
第1の揺動部材300aは樹脂成型品である。この第1の揺動部材300aは、図2乃至図11に示すように、第1の本体部310aと、第1の板状部321a、322aと、第1の壁部331a、332aと、第1の回転軸341a、342aと、第1の収容部351a、352aとを有している。第1の本体部310aは略半球状の部位である。第1の本体部310aの中央部には第1の長孔311aが設けられている。この第1の長孔311aは、図2に示すように、X、−X方向側の両内壁面を上方に向けて漸次拡大するテーパー面とすることにより、X、−X方向に延びた長孔となっている。また、第1の本体部310aの第1の長孔311aのY、−Y方向側の部分には、図3、図4(e)及び図4(f)に示すように、該Y、−Y方向側の部分をY、−Y方向に貫通し且つ第1の長孔311aに連通する円柱状の一対の軸支孔312aが設けられている。また、第1の本体部310aの下端部には第1の長孔311aに連通する収容孔313aが設けられている。収容孔313aには操作レバー200の後述するレバー本体210の下端部の下側部分(すなわち、レバー本体210の後述する押圧アーム220a、220bの間の部分)が挿入され、第1の長孔311aには操作レバー200の前記下端部の上側部分が挿入される。軸支孔312aには操作レバー200の後述するピン240の両端部が各々挿入される。これにより、ピン240の両端部が第1の本体部310aにY、−Y方向に軸支され、操作レバー200が第1の本体部310aにX、−X方向に揺動自在に軸支される。
第1の本体部310aの下端部のX、−X方向の端部には、平板状の第1の板状部321a、322aがX、−X方向に向けて延設されている。この第1の板状部321a、322aの中央部には、図2及び図4(b)に示すように、Z又は−Z方向に貫通する貫通孔321a1、322a1が開設されている。この第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1の内側部分が、図4(c)に示すように、開放され、貫通孔321a1、322a1が収容孔313aに連通している。また、第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1の周り上には、図4(a)及び図4(c)に示すように、貫通孔321a1、322a1に連通する円筒状の第1の収容部351a、352aが設けられている。この第1の収容部351a、352aの内径はコイルスプリング400a、400bの外径よりも若干大きい。このため、コイルスプリング400a、400bは、図2に示すように、第1の収容部351a、352aに収容され、第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1の縁部321a2、322a2(図4(b)も併せて参照)上に設置される。
第1の板状部321a、322aの外側の端部には略矩形状の第1の壁部331a、332aが立設されている。第1の壁部331a、332aの外面に円柱状の第1の回転軸341a、342aが設けられている。第1の回転軸341a、342aがケース100の一対の第1の上側軸受け部114及び第1の下側軸受け部121にX、−X方向に向けて軸支される。これにより、第1の揺動部材300aがケース100に後述する第1の初期位置からY、−Y方向に揺動自在に支持される。第1の回転軸341a、342aのうちいずれか一方には、操作レバー200のY、−Yの傾倒及び傾倒量を検出する図示しない第1の移動検出手段が接続されている。この第1の移動検出手段としては、第1の回転軸341a又は342aの回転に応じて抵抗値が変化する周知の可変抵抗器や第1の回転軸341a又は342aの回転に応じて出力信号のレベルが変化する周知のフォトインタラプタ等を用いることができる。
操作レバー200は、図2乃至図11に示すように、下向き略T字状の樹脂成型品である。この操作レバー200は、レバー本体210と、押圧アーム220a、220bと、突起230と、ピン240とを有している。レバー本体210は略角柱状の部位である。レバー本体210の上端部(すなわち、長さ方向の一端部)はケース100の開口112から突出し、後述する原点位置から周囲の任意方向へ傾倒操作可能となっている。レバー本体210の下端部(すなわち、長さ方向の他端部)には、Y、−Y方向に貫通する円形の孔部211が開設されている。この孔部211に円柱状のピン240が挿入される。このピン240の孔部211からY、−Y方向に突出する両端部が第1の揺動部材300aの第1の本体部310aの一対の軸支孔312aに挿入され、軸支される軸支部となる。
また、レバー本体210の下端部には、平板状の押圧アーム220a、220bがX、−X方向に向けて突設されている。押圧アーム220a、220bは、レバー本体210の下端部が第1の本体部310aの第1の長孔311a及び収容孔313aに挿入されるのに伴って、第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1に−Z方向側(すなわち、下側)から挿入される。この状態で、押圧アーム220a、220bの上面が第1の板状部321a、322aの縁部321a2、322a2と略同一高さに配置される。また、レバー本体210の下端面(すなわち、長さ方向の他端面)及び押圧アーム220a、220bの下面は連続する平坦面となっている。レバー本体210の下端面の中央部には円柱状の突起230が−Z方向に向けて設けられている。なお、レバー本体210の下端面及び押圧アーム220a、220bの下面が操作レバー200の下面となる。
第2の揺動部材300bも樹脂成型品である。この第2の揺動部材300bは、図2乃至図11に示すように、断面視略U字状の第2の本体部310bと、第2の回転軸321b、322bとを有している。第2の本体部310bは、平板部311bと、壁部312b、313bとを有している。平板部311bの中心部には、厚み方向に貫通し且つY、−Y方向に延びた第2の長孔311b1が設けられている。この第2の長孔311b1のX、−X方向の内壁間の寸法が突起230の直径(すなわち、X、−X方向の厚み寸法)よりも若干大きくなっている。よって、第2の長孔311b1に操作レバー200の突起230がY、−Y方向にのみ移動自在に挿入される。この状態で、平板部311bは、操作レバー200のレバー本体210の下端面及び押圧アーム220a、220bの下面の内側部分に隙間Sを有して平行に対向配置される。
また、平板部311bのY、−Y方向の両端部(すなわち、長さ方向の両端部)上には壁部312b、313bが立設されている。この壁部312b、313bの外面には第2の回転軸321b、322bが設けられている。第2の回転軸321b、322bがケース100の第2の上側軸受け部115及び第2の下側軸受け部122にY、−Y方向に向けて軸支される。これにより、第2の揺動部材300bがケース100に後述する第2の初期位置からX、−X方向に揺動自在に支持され、該第2の揺動部材300bの第2の本体部310aが第1の本体部310aに対して直交配置される。第2の回転軸321b、322bのうちいずれか一方には、操作レバー200のX、−Xの傾倒及び傾倒量を検出する図示しない第2の移動検出手段が接続されている。この第2の移動検出手段としても、第2の回転軸321b又は322bの回転に応じて抵抗値が変化する周知の可変抵抗器や第2の回転軸321b又は322bの回転に応じて出力信号のレベルが変化する周知のフォトインタラプタ等を用いることができる。
ケース100は、図1及び図3に示すように、上ケース110と下ケース120とが組み合わされる略直方体状の箱体である。上ケース110の天板部111には略円形の開口112が開設されている。この天板部111の開口112のX、−X方向の両縁部は、第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aに対してZ方向側(すなわち、上側)に間隔を空けて位置する部分である。すなわち、前記両縁部が、第1の板状部321a、322aとの間でコイルスプリング400a、400bを圧縮状態で保持する押さえ部113a、113bとなっている。
天板111の4辺のうちX、−X方向の辺部上に立設された外壁の下端部には、半円形の凹部である一対の第1の上側軸受け部114が各々設けられている。天板111の4辺のうちY、−Y方向の辺部上に立設された外壁の下端部には、半円形の凹部である一対の第2の上側軸受け部115が各々設けられている。下ケース120の底板の4辺のうちX、−X方向の辺部上に立設された外壁の上端部には、半円形の凹部である一対の第1の下側軸受け部121が各々設けられている。前記底板の4辺のうちY、−Y方向の辺部上に立設された外壁の上端部には、半円形の凹部である一対の第2の下側軸受け部122が各々設けられている。第1の上側軸受け部114及び第1の下側軸受け部121は、上、下ケース110、120が組み合わせられた状態で、円形の孔をなす。この孔が、第1の揺動部材300aの第1の回転軸341a、342aを回転可能に保持する。第2の上側軸受け部115及び第2の下側軸受け部122も、上、下ケース110、120が組み合わせられた状態で、円形の孔をなす。この孔が、第2の揺動部材300bの第2の回転軸321b、322bを回転可能に保持する。
コイルスプリング400a、400bは周知の円柱状のコイルスプリングである。このコイルスプリング400a、400bは、第1の収容部351a、352aに収容され、第1の板状部321a、322a及び押圧アーム220a、220bと押さえ部113a、113bとの間に各々圧縮状態で介在する。このコイルスプリング400a、400bの付勢力により、第1の板状部321a、322a及び押圧アーム220a、220bが押さえ部113a、113bに対して略平行な状態で保持される。このように押圧アーム220a、220bが押さえ部113a、113bに対して略平行に保持された状態で、該操作レバー200の上記下面が押さえ部113a、113bに対して略平行な状態となる。操作レバー200の上記下面が押さえ部113a、113bに対して略平行な状態で、第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1に挿入された操作レバー200の突起230が該第2の揺動部材300bのX、−X方向への揺動を規制することにより、第2の揺動部材300bの平板部311bが押さえ部113a、113bに対して略平行な状態で保持される。なお、図2に示すように、操作レバー200の下面及び押圧アーム220a、220bが押さえ部113a、113bに対して略平行な状態が、操作レバー200が原点位置となる。また、第1の板状部321a、322aが押さえ部113a、113bに対して略平行な状態が第1の揺動部材300aの第1の初期位置となり、平板部311bが押さえ部113a、113bに対して略平行な状態が第2の揺動部材300bの第2の初期位置となる。
以上のような構成の多方向入力装置は次のようにして組み立てられる。まず、第2の揺動部材300bの第2の回転軸321b、322bを下ケース120の一対の第2の下側軸受け部122に挿入する。
その一方で、操作レバー200のレバー本体210を第1の揺動部材300aの収容孔313a及び第1の長孔311aに下方から挿入し、レバー本体210の孔部211と第1の揺動部材300aの一対の軸支孔312aとを連通させる。このとき、操作レバー200の押圧アーム220a、220bが第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1に下側から挿入される。この状態で、ピン240を軸支孔312a及び孔部211に挿入する。これにより、操作レバー200が第1の揺動部材300aの第1の本体部310aにX、−X方向に傾倒自在に組み合わされる。
その後、第1の揺動部材300aの第1の回転軸341a、342aを下ケース120の一対の第1の下側軸受け部121に挿入する。これと共に、操作レバー200の突起230を第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1に挿入する。
その後、コイルスプリング400a、400bを第1の揺動部材300aの第1の収容部351a、352aに挿入し、第1の板状部321a、322aの縁部321a2、322a2上にセットする。
その後、操作レバー200のレバー本体210の上端部を上ケース110の開口112に挿入しつつ、上ケース110を下ケース120に組み合わせる。このとき、上ケース110の押さえ部113a、113bがコイルスプリング400a、400bを下方に押圧する。これにより、コイルスプリング400a、400bが第1の板状部321a、322a及び押圧アーム220a、220bと押さえ部113a、113bとの間で各々圧縮状態で保持される。これと共に、上ケース110の一対の第1の上側軸受け部114が第1の揺動部材300aの第1の回転軸341a、342aに、一対の第2の上側軸受け部115が第2の揺動部材300bの第2の回転軸321b、322bに各々被さる。
以下、上述した多方向入力装置の使用方法を説明すると共に、各構成部材の動作について説明する。
操作レバー200を原点位置からY方向に傾倒操作させると、図5(a)、図5(c)及び図6(b)に示すように、第1の揺動部材300aが第1の回転軸341a、342aを支点として第1の初期位置からY方向に揺動し、該第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aがY方向に傾斜する。このとき、コイルスプリング400a、400bが第1の板状部321a、322aと上ケース110の押さえ部113a、113bとの間で更に圧縮される。これと共に、図6(b)及び図6(c)に示すように、操作レバー200の上記下面が−Y方向に傾斜し、操作レバー200の突起230が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1内を−Y方向に移動する。
その後、操作レバー200が前記傾倒操作から解放されると、コイルスプリング400a、400bにより第1の板状部321a、322aが付勢され、第1の揺動部材300aが第1の初期位置に復帰する。これと共に、操作レバー200が原点位置に復帰する。
操作レバー200を原点位置から−Y方向に傾倒操作させると、第1の揺動部材300aが第1の回転軸341a、342aを支点として第1の初期位置から−Y方向に揺動し、該第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aが−Y方向に傾斜する。このとき、コイルスプリング400a、400bが第1の板状部321a、322aと上ケース110の押さえ部113a、113bとの間で更に圧縮される。これと共に、操作レバー200の上記下面がY方向に傾斜し、操作レバー200の突起230が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1内をY方向に移動する。
その後、操作レバー200が前記傾倒操作から解放されると、コイルスプリング400a、400bにより第1の板状部321a、322aが付勢され、第1の揺動部材300aが第1の初期位置に復帰する。これと共に、操作レバー200が原点位置に復帰する。
操作レバー200を原点位置からX方向に傾倒操作させると、図7(b)、図8(a)、図8(c)に示すように、操作レバー200の押圧アーム220bが傾斜し、該押圧アーム220bの先端部がコイルスプリング400bを押圧する。これにより、コイルスプリング400bが押圧アーム220bの先端部と押さえ部113bとの間で更に圧縮される。このとき、図7(a)、図7(b)、図8(a)、図8(c)に示すように、操作レバー200の突起230が−X方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1の−X方向側の内壁を押圧する。これにより、平板部311bがX方向に傾斜し、第2の揺動部材300bが第2の回転軸321b、322bを支点として第2の初期位置からX方向に揺動する。なお、図8(a)及び図8(b)に示すように、操作レバー200の下面は第2の揺動部材300bの平板部311bと平行な状態が維持される。
その後、操作レバー200が前記傾倒操作から解放されると、コイルスプリング400bにより押圧アーム220bが付勢され、操作レバー200が原点位置に復帰する。このとき、操作レバー200の突起230がX方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1のX方向側の内壁を押圧する。これにより、第2の揺動部材300bが第2の初期位置に復帰する。
操作レバー200を原点位置から−X方向に傾倒操作させると、操作レバー200の押圧アーム220aが傾斜し、該押圧アーム220aの先端部がコイルスプリング400aを押圧する。これにより、コイルスプリング400aが押圧アーム220aの先端部と押さえ部113aとの間で更に圧縮される。このとき、操作レバー200の突起230がX方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1のX方向側の内壁を押圧する。これにより、平板部311bが−X方向に傾斜し、第2の揺動部材300bが第2の回転軸321b、322bを支点として第2の初期位置から−X方向に揺動する。なお、操作レバー200の下面は第2の揺動部材300bの平板部311bと平行な状態が維持される。
その後、操作レバー200が前記傾倒操作から解放されると、コイルスプリング400aにより押圧アーム220aが付勢され、操作レバー200が原点位置に復帰する。このとき、操作レバー200の突起230が−X方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1の−X方向側の内壁を押圧する。これにより、第2の揺動部材300bが第2の初期位置に復帰する。
操作レバー200が原点位置からX方向とY方向との間に傾倒操作されたときには、上述したX方向及びY方向の傾倒操作時の如く、各部が動作する。操作レバー200が原点位置からX方向と−Y方向との間に傾倒操作されたときには、上述したX方向及び−Y方向の傾倒操作時の如く、各部が動作する。操作レバー200が原点位置から−X方向とY方向との間に傾倒操作されたときには、上述したX方向及び−Y方向の傾倒操作時の如く、各部が動作する。操作レバー200が原点位置から−X方向と−Y方向との間に傾倒操作されたときには、上述したX方向及び−Y方向の傾倒操作時の如く、各部が動作する。以下、操作レバー200が原点位置から−X方向とY方向との間に傾倒操作された場合を例に挙げて説明する。
操作レバー200が原点位置から−X方向とY方向との間に傾倒操作されると、図9(b)及び図10(a)に示すように、操作レバー200の押圧アーム220aが傾斜し、該押圧アーム220aの先端部がコイルスプリング400aを押圧する。これにより、コイルスプリング400aが押圧アーム220aの先端部と押さえ部113aとの間で更に圧縮される。このとき、図11(a)に示すように、操作レバー200の突起230がX方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1のX方向側の内壁を押圧する。これにより、平板部311bが−X方向に傾斜し、第2の揺動部材300bが第2の回転軸321b、322bを支点として第2の初期位置から−X方向に揺動する。
また、操作レバー200の傾倒に伴って、図9(a)、図9(c)及び図10(b)に示すように、第1の揺動部材300aが第1の回転軸341a、342aを支点として第1の初期位置からY方向に揺動し、該第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aがY方向に傾斜する。このとき、コイルスプリング400a、400bが第1の板状部321a、322aと上ケース110の押さえ部113a、113bとの間で更に圧縮される。これと共に、図10(b)及び図11(b)に示すように、操作レバー200の下面が−Y方向に傾斜し、該操作レバー200の突起230が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1内を−Y方向に移動する。
その後、操作レバー200が前記傾倒操作から解放されると、コイルスプリング400a、400bにより第1の板状部321a、322aが付勢され、第1の揺動部材300aが第1の初期位置に復帰する。これと共に、コイルスプリング400aにより押圧アーム220aが付勢される。これにより、操作レバー200が原点位置に復帰する。このとき、操作レバー200の突起230が−X方向に移動し、第2の揺動部材300bの平板部311bの第2の長孔311b1の−X方向側の内壁を押圧する。これにより、第2の揺動部材300bが第2の初期位置に復帰する。
このような多方向入力装置による場合、コイルスプリング400a、400bが、第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322a及び操作レバー200の押圧レバー220a、220bを付勢することにより、傾倒操作された操作レバー200を原点位置に復帰させるようになっている。このため、第2の揺動部材300bにコイルスプリング400a、400bに付勢される部位を設ける必要がないので、該第2の揺動部材300bの長さ寸法を短くすることができる。また、押圧アーム220a、220bは第1の揺動部材300aの長さ方向に沿って延びているだけであり、該押圧アーム220a、220bが装置幅の増大を招来することはない。よって、装置幅を低減することができ、装置の小型化を図ることができる。しかも、操作レバー200のレバー本体210の下端部の下側部分が第1の揺動部材300aの収容孔313aに収容されると共に、押圧アーム220a、220bが第1の揺動部材300aの貫通孔321a1、322a1に挿入されている。また、操作レバー200の突起230が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1に挿入されており、突起230が第2の長孔311b1から−Z方向に方向に大きく突出しないため、装置の高さ寸法を低減することができ、この点でも装置の小型化を図ることができる。更に、コイルスプリング400a、400bが、第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322a上に分散配置されているので、第1の板状部321a、322aの双方の上に配置される径の大きいコイルスプリングを用いた場合に比べて、装置の小型化を図ることができる。
また、第1の揺動部材300aは、コイルスプリング400a、400bにより直接付勢されるため、Y、−Y方向に揺動した該第1の揺動部材300aを確実に初期位置に復帰させることができる。一方、操作レバー200の突起230の直径が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1のX、−X方向の内壁間の寸法よりも若干小さくなっている。よって、操作レバー200がX、−X方向の成分を含む傾倒から原点位置へ復帰すると、操作レバー200の突起230が第2の揺動部材300bの第2の長孔311b1のX、−X方向の内壁に当接し、第2の揺動部材300bのX、−X方向への揺動を規制する。これにより、第2の揺動部材300bを確実に初期位置に復帰させることができる。このため、操作レバー200が原点位置に復帰しているにもかかわらず、第1、第2の揺動部材300a、300bが初期位置に復帰していないことを起因として、該第1、第2の揺動部材300a、300bに接続される第1、第2の移動検出手段が、操作レバー200が原点位置に復帰していないと誤検出するのを防止することができる。
なお、上述した多方向入力装置は、上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲の範囲において任意に設計変更することが可能である。以下、詳しく述べる。図12は上記装置の設計変更例を示す概略図であって、(a)がケースを取り除いた状態を示す斜視図、(b)が操作レバーの斜視図、(c)が第1の揺動部材の斜視図、図13は上記装置の別の設計変更例を示す概略的断面図である。
上記実施の形態では、操作レバー200は下向き略逆T字状であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、操作レバー200を略十字状とすることも可能である。また、操作レバー200はピン240により第1の揺動部材300aの第1の本体部310aに軸支されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図12(b)に示すように、操作レバー200’の下端部のY、−Y方向側の端面に円柱状の一対の軸支部240’を設けることができる。この場合、図12(a)及び図12(c)に示すように、軸支部240’が第1の揺動部材300a’の第1の本体部310a’に設けられた下向き略U字状の凹部312a’にY、−Y方向に軸支される。また、操作レバーは第1の本体部に軸支されるのではなく、該第1の本体部の第1の長孔に単に挿入されるだけでも良い。この場合には、操作レバーの下端部がケースの底面又はケースの底面に設けられた台座に支持される。ケースの底面又は台座には、操作レバーの下端部を支持する球面状の凹部等を設けると良い。
上記実施の形態では、押圧アーム220a、220bは平板状であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、押圧アームを棒状体とすることも可能である。また、
押圧アームの先端部に凸部を設け、該凸部を第1の板状部の貫通孔に挿入するようにしても良い。勿論、押圧アームの先端部及び後述する弾性体にそれぞれ凸部を設け、該凸部を貫通孔に挿入するようにしても良い。また、押圧アーム220a、220bは、第1の板状部321a、322aの貫通孔321a1、322a1に挿入されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、図13に示すように、押圧アーム220a’、220b’が貫通孔321a1’、322a1’に挿入されるのではなく、−Z方向側から貫通孔321a1’、322a1’に臨むように配置されていても良い。押圧アーム220a’、220b’を付勢する一対の弾性体400’は貫通孔321a1’、322a1’に挿入され、押圧アーム220a’、220b’に当接する凸部410’を各々有している。この場合であっても、操作レバー200’のX、−X方向の傾倒に応じて押圧アーム220a’、220b’が突起部410’を各々押圧するので、操作レバー200’が開放されると、上記実施の形態同様に弾性体400’により押圧アーム220a’、220b’が付勢され、操作レバー200が原点位置に復帰する。なお、弾性体400’としてはゴム等の弾性樹脂を用いると良い。
また、上記実施の形態では、押圧アーム220a、220bの下面とレバー本体210の下端面とが連続する平坦面であるとしたが、これに限定されるものではない。また、レバー本体210の下端面上の突起230は省略することが可能である。この場合、操作レバーのレバー本体を第2の長孔に挿入すれば良い。操作レバーの第2の長孔に挿入される部分のX、−X方向の厚み寸法は、第2の長孔のX、−X方向の内壁間の寸法よりも若干小さくなっていることが好ましいが、操作レバーがX、−X方向に傾倒する際に第2の長孔のX、−X方向の内壁を押圧することができる程度の厚みであれば良い。
また、上記実施の形態では、2つのコイルスプリング400a、400bを用いるとしたが、前述のような弾性樹脂等の弾性体である限りどのようなものを用いても構わない。また、一つのリング状の弾性体を第1の板状部321a、322a上に載置するようにしても良い。この場合、ケース100の開口112の周りの部位が押さえ部をなす。すなわち、押さえ部も一つあれば良い。
また、押さえ部113a、113bは、ケース100の天板111の第1の揺動部材300aの第1の板状部321a、322aに対してZ方向側(すなわち、上側)に間隔を空けて位置する部分であるとしたが、ケース100の底板の第1の板状部の−Z方向側(すなわち、下側)に間隔を空けて位置する部分であっても良い。この場合、押圧アームは、貫通孔にZ方向側から挿入される又は貫通孔にZ方向側から臨む。コイルスプリング400a、400b等の弾性体は、第1の板状部321a、322a及び前記押圧アームと底板の押さえ部との間に介在する。なお、押さえ部はケースの天板や底板の一部であるだけでなく、ケースに設けられた凸部等とすることも可能である。
上記実施の形態では、第1の壁部331a、332aの外面に第1の回転軸341a、342aが設けられているとしたが、第1の板状部321a、322aの外面に第1の回転軸341a、342aを設けることが可能である。すなわち、第1の壁部331a、332aは省略可能である。上記実施の形態では、第1の本体部310aの下端部に第1の長孔311a及び貫通孔321a1、322a1に連通する収容孔313aが設けられているとしたが、収容孔313aを設けるか否かは任意である。上記実施の形態では、収容部351a、352aは円筒状であるとしたが、筒状であれば良い。また、収容部は省略することが可能であり、前記弾性体を単に第1の板状部321a、322a上に載置するだけでも良い。
上記実施の形態では、第2の本体部310bは断面視略U字状であるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、第2の本体部を断面視略半円弧状とし、第1の本体部310aの上側に直交配置することも可能である。勿論、上記実施の形態と同様に、断面視略半円弧状の第2の本体部を第1の本体部310aの下側に直交配置することも可能である。この場合、第2の本体部の第2の長孔には操作レバーのレバー本体が挿入される。すなわち、第2の本体部は平板部311bと、壁部312b、313bを有するものに限定されるわけではない。第2の本体部が平板部311bを有していない場合、傾倒した操作レバーが原点位置へ復帰する際に、レバー本体に第2の長孔の縁部が押圧されることにより、第2の揺動部材が初期位置に復帰する。
上記実施の形態では、第1、第2の移動検出手段は、第1、第2の揺動部材の第1、第2の回転軸に接続されているとしたが、これに限定されるものではない。例えば、操作レバー200に磁石を取り付け、該磁石の磁界の変化を磁気センサで検出するようにことも可能である。
なお、上記実施の形態では、多方向入力装置の各部を構成する素材、形状、個数や寸法等はその一例を説明したものであって、同様の機能を実現し得る限り任意に設計変更することが可能である。X、−X、Y、−Y、Z、−Z方向については、上記実施の形態で規定した方向に限定されるわけではなく、適宜設定することが可能である。
100・・ケース
110・・上ケース
113a、113b・・押さえ部
120・下ケース
200・・操作レバー
210・・レバー本体
220a、220b・・押圧レバー
230・・突起
300a・・第1の揺動部材
310a・・第1の本体部
311a・・第1の長孔
321a、322a・・第1の板状部
321a1、322a1・・貫通孔
341a、342a・・第1の回転軸
351a、352a・・第1の収容部
300b・・第2の揺動部材
310b・・第2の本体部
311b・・平板部
311b1・・第2の長孔
312b・・壁部
321a、322a・・第1の回転軸
400a、400b・・コイルスプリング

Claims (8)

  1. ケースと、
    前記ケースにY、−Y方向に揺動自在に支持された第1の揺動部材と、
    前記ケースにX、−X方向に揺動自在に支持された第2の揺動部材と、
    ケースの開口から突出する長さ方向の一端部を有し且つ原点位置から周囲の任意方向へ傾倒操作可能な操作レバーと、
    傾倒した前記操作レバーを原点位置に復帰させる弾性体とを備えており、
    前記第1の揺動部材は、前記ケースにX、−X方向に軸支された一対の第1の回転軸と、
    この第1の回転軸の内側に設けられた平板状の部位であって、一対の貫通孔が各々設けられた一対の第1の板状部と、
    この第1の板状部の間に設けられた部位であって、X、−X方向に延びた第1の長孔を有する第1の本体部とを有し、
    前記第2の揺動部材は、前記ケースにY、−Y方向に軸支された一対の第2の回転軸と、
    この第2の回転軸の間に設けられ且つ第1の本体部に対して直交配置される部位であって、Y、−Y方向に延びた第2の長孔を有する第2の本体部とを有し、
    前記ケースは、前記第1の板状部に対してX、−X及びY、−Y方向に直交するZ又は−Z方向側に間隔を空けて配置される押さえ部を有し、
    前記操作レバーは、前記第1、第2の本体部の第1、第2の長孔に挿入されるレバー本体と、
    このレバー本体にX、−X方向に突設され且つ−Z又はZ方向側から前記貫通孔に挿入される一対の押圧アームとを有しており、
    前記弾性体が、前記第1の板状部及び押圧アームと前記押さえ部との間に介在していることを特徴とする多方向入力装置。
  2. 請求項1記載の多方向入力装置において、
    前記第1の本体部には、前記第1の長孔及び貫通孔に連通する収容孔が設けられており、
    前記レバー本体の前記押圧アームの間の部分が前記収容孔に収容されるようになっていることを特徴とする多方向入力装置。
  3. 請求項1又は2記載の多方向入力装置において、
    一対の前記弾性体が前記第1の板状部及び押圧アームと一対の前記押さえ部との間に各々介在していることを特徴とする多方向入力装置。
  4. 請求項3記載の多方向入力装置において、
    前記第1の揺動部材は、前記第1の板状部の開口の周りに各々設けられ且つ前記弾性体を各々収容する筒状の一対の第1の収容部を更に有することを特徴とする多方向入力装置。
  5. 請求項1、2、3又は4記載の多方向入力装置において、
    前記操作レバーの第2の長孔に挿入される部分のX、−X方向の厚み寸法が、第2の長孔のX、−X方向の内壁間の寸法よりも若干小さくなっていることを特徴とする多方向入力装置。
  6. 請求項5記載の多方向入力装置において、
    前記操作レバーは、前記レバー本体の長さ方向の他端部に−Z方向に向けて突設された突起を更に有しており、この突起が前記操作レバーの第2の長孔に挿入される部分であることを特徴とする多方向入力装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5又は6記載の多方向入力装置において、
    前記操作レバーは、前記レバー本体に設けられ、前記第1の本体部にY、−Y方向に軸支される一対の軸支部を更に有することを特徴とする多方向入力装置。
  8. 請求項1、2、3、4、5、6又は7記載の多方向入力装置において、
    前記押圧アームは前記貫通孔に挿入されるのではなく、−Z又はZ方向側から前記貫通孔に臨むように配置されており、
    前記弾性体は、前記貫通孔に挿入され且つ前記押圧アームに当接する凸部を有していることを特徴とする多方向入力装置。
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