JP5000790B2 - イヤーウォーマー - Google Patents

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Description

本発明はイヤーウォーマーに関し、特に耳カップに特徴を有するイヤーウォーマーに関する。
イヤーウォーマーはさまざまな構造のものが公知である。たとえば、特許第3798708号では、頭部を巡るバンド片の長さを調節可能とする発明を開示している。この従来技術では、2つのバンド片からなり、それぞれのバンド片は、一端に突出部、他端に通路を有するイヤーウォーマーのバンド長さ調節具を開示している。各通路は、他方のバンド片を摺動させるスロット部を有している。
特許文献1では、各バンド片のスロット部に他方のバンド片を通過させる必要がある。この組み立て作業はかなり面倒であり、そのため、製造コストを上昇させていた。
本発明は、組立がきわめて容易なバンドの長さ調節機構を有するイヤーウォーマーを提供することを目的とする。
本発明のイヤーウォーマーのバンド長さ調節具は、請求項1では、耳カップとバンドからなる骨格を有するイヤーウォーマーにおいて、前記バンドが、一端に設けた短孔と、前記短孔よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第1バンド片と、一端に設けた短孔と、前記短孔よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第2バンド片と、前記第1バンド片の短孔と前記第2バンド片の長孔を挿通してつなぐ第1ピンと、前記第2バンド片の短孔と前記第1バンド片の長孔を挿通してつなぐ第2ピンと、からなることを特徴とする。
本発明のイヤーウォーマーのバンド長さ調節具は、請求項3では、耳カップとバンドとからなる骨格を有するイヤーウォーマーにおいて、前記バンドが、一端に設けた短孔と、前記短孔よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第1バンド片と、一端に設けたT字型突起と、前記T字型突起よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第2バンド片と、前記第1バンド片の短孔と前記第2バンド片の長孔を挿通してつなぐ第1ピンとを有し、前記第2バンド片の前記T字型突起が前記第1バンド片の長孔と係合しながらスライド可能であることを特徴とする。
本発明のイヤーウォーマーのバンド長さ調節具は、請求項10では、耳カップとバンドからなるイヤーウォーマーにおいて、前記バンドが、一端に設けた短孔と、前記短孔よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第1バンド片と、一端に設けた短孔と、前記短孔よりも耳カップ側に設けられた長孔を有する第2バンド片と、前記第1,第2バンド片の中間に位置するとともに、両端に短孔を有し、これら短孔の間に少なくとも1つの長孔を有する中間バンド片と、前記第1バンド片の短孔と前記中間バンド片の長孔を挿通してつなぐ第1ピンと、前記第2バンド片の短孔と前記中間バンド片の長孔を挿通してつなぐ第2ピンと、前記第1バンド片の長孔と前記中間バンド片の短孔を挿通してつなぐ第3ピンと、前記第2バンド片の長孔と前記中間バンド片の短孔を挿通してつなぐ第4ピンと、からなることを特徴とする。
本発明のイヤーウォーマーは、請求項11では、耳カップとバンドとからなる骨格を有するイヤーウォーマーにおいて、前記耳カップは、前記バンドと係合するための孔を有し、前記バンドは、第1バンド片と第2バンド片とからなり、それぞれ、耳カップと係合するための孔を有し、前記耳カップの孔と前記バンド片の孔とを挿通してつなぐ第3ピンを有するものにおいて、前記耳カップの孔と前記バンド片の孔の何れか一方の周囲に放射状の畝又は溝を設け、前記耳カップの孔と前記バンド片の孔の他方に前記畝又は溝に係合する少なくとも1本の畝又は溝を設けたことを特徴とする。
本発明のイヤーウォーマーは、耳カップとバンドとからなる骨格と、この骨格を覆う生地からなるイヤーウォーマーであって、前記バンド長さ調節具を有することを特徴とする。
本発明請求項1では、第1,第2バンド片は、第1ピンが第1バンド片の長孔の距離だけスライド可能であり、第2ピンが第2バンド片の長孔の距離だけスライド可能である。したがって、第1,第2バンド片を一体化させたとき、このバンドは、各バンド片の長孔が一致したときが最も短く、長孔を完全にずらしたときが最も長くなる。すなわち長孔1つ分だけ長さ調節が可能である。しかも、各バンド片は2カ所のピンで係合支持されているため上下方向にぶれることもない。しかも、各バンド片を結合するのはピンであるので、簡単に組み立てることができる。
本発明請求項3では、第1,第2バンド片の何れかにT字型突起を1個使用するので、第1,第2ピンのうち1個のピンを省略することが可能となり、経済的である。
本発明請求項10では、さらに中間バンドを設けて、バンド片を3本としたので、長さ調節距離を伸ばすことができる。
本発明請求項11では、バンド末端に対して耳カップを段階的に回転させることができるので、耳カップの位置の微調整が可能となった。さらに、耳カップを適当な位置に調整した後でも、畝と溝の係合が維持されるので、その適所を保持し続けることができる。
本発明で使用する第1,第2ピンとしては、取付け前は2分割されているが、組み合わせるといわゆる地獄嵌めとなり、容易に分離はできないものが好ましい。このピンを使用すればバンド片の組立や修理が容易になる。
本発明で使用する第1,第2バンド片の上下辺には凹凸を設けて、バンドの長さ調節をするとき指をかけやすくして、滑りにくくすることが好ましい。この凹凸は、窪みに指が嵌る程度の波形であることが好ましい。
第1,第2バンド片の長孔の上下幅は均一としてもよいし、波形を付けて幅に大小を設けてもよい。幅に大小を設けたとき、狭幅のところでピンが抵抗を受けるため、各バンドのスライド移動距離が段階的に調節できるという効果が生まれる。
第1,第2バンド片の長孔の長さは3〜10cm程度が普通であるが、短孔付近から耳カップ中央付近まで20cm近く伸ばすこともできる。そのように長く伸ばすことにより、各バンドをスライドさせて極限まで短縮したとき、コンパクトに畳まれるという効果が生まれる。
また、一方のバンド片の長孔に隣接した位置に幅方向に畝状の突起を少なくとも1本設けると共に、他方のバンド片の長孔に隣接した位置に幅方向に複数の溝を設け、前記突起と前記溝を係合可能とすることもできる。このようにすることにより、前記突起と前記溝を係合したときに位置が安定化するので、各バンドのスライド移動距離が段階的に調節できるという効果が生まれる。
同じ目的で、前記第1バンド片の長孔に隣接した位置に幅方向に複数の畝状突起を設け、この畝状突起が前記第2バンド片の末端の前記T字型突起により形成される空間と係合可能とすることもできる。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施態様を説明する。
本発明の実施例1に係るイヤーウォーマー1を装着した状態を示す人物の側面図である。 イヤーウォーマーの骨格状態を示す斜視図である。 バンドの分解斜視図である バンドと耳カップの係合方法を示す斜視図である。 (2)は実施例2、(b)は実施例3を示す。バンドを平坦化して示した正面図である。 本発明の実施例4を示す分解斜視図である。 本発明の実施例5を示す分解斜視図である。 本発明の実施例6を示す分解正面図である。 本発明の実施例6を示す。(a)は片側のバンド片の側面図、(b)は、各バンドを組み合わせた状態の側面図である。 本発明の実施例7を示す斜視図である。 本発明の実施例8に係る全体骨格の斜視図である。 本発明の実施例8を示す分解斜視図である。 (a)(b)は、本発明の実施例8において、バンド調節によりバンドの長さを変えた2状態の断面図である。 本発明の実施例8において、片方のバンドの、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)縦断面図である。 本発明の実施例8において、他方のバンドの、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)縦断面図である。図16は、耳カップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、(d)左側面図である。 耳カップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、(d)左側面図である。 本発明の実施例9のイヤーウォーマーの横断面図である。
以下、添付の図面に基づき本発明の実施例を説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るイヤーウォーマー1を装着した状態を示す人物の側面図である。
図2は、イヤーウォーマー1の骨格状態を示す斜視図である。耳カップ2は、バンド3の両端に取り付けられるが、ここでは見やすくするために、片方のみを示している。イヤーウォーマー1は、この骨格を柔らかい生地で覆ってなる。
図3はバンド3の分解斜視図である。この図に示すように、バンド3は2本のバンド片4,5からなり、図2に示すように、組立状態で一体となる。2本のバンド片4,5は相互にスライド可能であって、それにより長さ調節が可能である。
2本のバンド片4,5は同一形状であるが、組み立てるときには、左右対称になるように、片方を反転させて用いる。以後、「第1バンド片4」と「第2バンド片5」と呼ぶ。各バンド片4,5は上下辺に凹凸41,51が設けられている。
第1バンド片4は一端に耳カップ2取付け用の短孔42(第1短孔)を有する。多端には係合ピン挿入用の短孔43(第2短孔)を有する。第2短孔43の近くには、バンド側に長孔44が設けられている。
第2バンド片5は一端に耳カップ2取付け用の短孔52(第1短孔)を有する。多端には係合ピン挿入用の短孔53(第2短孔)を有する。第2短孔53の近くには、バンド側に長孔54が設けられている。
係合ピン6,7は2組使用する。以後、「第1ピン6」、「第2ピン7」と呼ぶ。各ピンは、取付け前は2分割61,62;71,72されているが、組み合わせるといわゆる地獄嵌めとなり、容易に分離はできないもので、それ自体公知である。
組立状態では、第1バンド片4の長孔44と第2バンド片5の第2短孔52に第1ピン6を挿通させ、第2バンド片5の長孔54と第1バンド片4の第2短孔42に第2ピン7を挿通させる。
第1,第2バンド片4,5は、第1ピン6が第1バンド片4の長孔44の距離だけスライド可能であり、第2ピン7が第2バンド片5の長孔54の距離だけスライド可能である。したがって、第1,第2バンド片4,5を一体化させたとき、このバンド3は、各バンド片の長孔44,54が一致したときが最も短く、長孔を完全にずらしたときが最も長くなる。すなわち長孔1つ分だけ長さ調節が可能である。しかも、各バンド片4,5は2カ所のピンで係合支持されているため上下方向にぶれることもない。
前記したバンド片上下辺の凹凸41,51は、バンドの長さ調節をするとき指をかけやすくして、滑りにくくする効果がある。
図4はバンド3と耳カップ2の係合方法を示す斜視図である。耳カップ2は、バンド3の両端に取り付けられるが、ここでは見やすくするために、片方のみを示している。
各バンド側に耳カップ取付け用の短孔42,52があることは前記した。耳カップ2側にもバンド取付用に短孔21が設けられている。これらの短孔同士もピン11で結合される。
耳カップ2の短孔21の周囲の外側表面には放射状に8本の窪み22が設けられている。一方、バンド3側には、短孔42の周囲の内側表面に1本の畝状突起45が設けられている。耳カップ2はバンド3に対して360°回転可能であり、バンドの畝状突起45が耳カップの窪み22に係合したとき、それぞれの位置が安定する。このように耳カップ2がバンド3に対して360°回転可能であることは、不使用時に耳カップをたたんで小さくすることに役立つ。
なお、後に実施例8(図12)で示すように、耳カップの短孔の周囲の外側表面には畝状突起を設け、バンド側の短孔の周囲の内側表面に複数本の窪みを設けることも可能である。
図5(a)は、本発明の実施例2である。分かりやすくするために、実際は湾曲しているバンドを平面化して示している。
この実施例2では、バンド3Aは3本のバンド片4A,5A,8からなる。左右バンド片4A,5Aは実施例1と同様である。中間バンド片8は、左右端部に係合用短孔81,82を有し、これらの短孔に挟まれて2つの長孔83,84がある。3本のバンドを結合させるためにピンを4本使用する。
3本のバンド片4A,5A,8は次のように結合される。
(a)ピン6Aが左バンド片4Aの短孔43Aと中間バンド片8の長孔83をつなぐ。
(b)ピン9が左バンド片4Aの長孔44Aと中間バンド片8の短孔81をつなぐ。
(c)ピン7Aが右バンド片5Aの短孔53Aと中間バンド片8の長孔84をつなぐ。
(d)ピン10が右バンド片5Aの長孔54Aと中間バンド片8の短孔82をつなぐ。
図5(b)は、本発明の実施例3である。分かりやすくするために、実際は湾曲しているバンドを平面化して示している。
実施例2では中間バンド片8Bの長孔は2本設けていたが、実施例3では、それをつないで1本の長孔83Bにしていることだけが相違する。
3本のバンド片4B,5B,8Bは次のように結合される。
(a)ピン6Bが左バンド片4Bの短孔43Bと中間バンド片8Bの長孔83Bをつなぐ。
(b)ピン9Bが左バンド片4Bの長孔44Bと中間バンド片8Bの短孔81Bをつなぐ。
(c)ピン7Bが右バンド片5Bの短孔53Bと中間バンド片8Bの長孔83Bをつなぐ。
(d)ピン10Bが右バンド片5Bの長孔54Bと中間バンド片8Bの短孔82Bをつなぐ。
左右バンド片4B,5Bが衝突しないように、左右バンド片は中間バンド片8Bの表側と裏側に配置する。
図6は、本発明の実施例4を示す分解斜視図である。実施例1(図3)とよく似ているので、同じ機能を有する部品には、符号に「C」を付して同じ番号を使用し、その説明を省略する。
実施例4が実施例1と異なるのは、バンド片4Cの長孔44Cの上下辺が波形になっていて、そのため幅に大小があることである。ピン7Cが長孔44Cを通過するとき、狭幅の部分では抵抗を受けるので、スライド移動距離を段階的に調節することができる。
図示しないが、もう一方のバンド片5Cの長孔54Cの上下辺にも波形を設けることができる。
図7は、本発明の実施例5を示す分解斜視図である。実施例1(図3)とよく似ているので、同じ機能を有する部品には、符号に「D」を付して同じ番号を使用し、その説明を省略する。
実施例5が実施例1と異なるのは、一方のバンド片5Dの長孔54Dに隣接した位置に幅方向に畝状の突起55Dを1本設けると共に、他方のバンド片4Dの長孔44Dに隣接した位置に幅方向に複数の溝46Dを設けていることである。
2本のバンド片4D,5Dを互いにスライドさせると、畝状の突起55Dが溝46Dに嵌ったときに位置が安定するが、それ以外の位置では不安定である。したがって、スライド移動距離を段階的に調節することができる。
図8及び図9は、本発明の実施例6を示す。図8は分解正面図、図9(a)は片側のバンド片の側面図、図9(b)は、各バンドを組み合わせた状態の側面図である。図8では、分かりやすくするため、バンド部分4E,5Eを平坦化して描いている。実施例1と同じ機能を有する部品には、符号には「E」を付して同じ番号を使用し、その説明を省略する。
この実施例では、耳カップ2Eはバンド片4E,5Eと一体化しており、回転はできない。しかも、バンド片4E,5Eの各長孔44E,54Eが耳カップ中央付近まで伸びている。片側のバンド片5Eについて側面図を示せば、図9(a)の通りである。2本のバンド片4E,5Eを各長孔44E,54Eに沿ってスライドさせて極限まで短縮化すると、図9(b)に示すように、コンパクトに畳まれる。
図10は、本発明の実施例7を示す斜視図である。実施例1(図4)とよく似ているので、同じ機能を有する部品の符号に「F」を付して同じ番号を使用し、その説明を省略する。
実施例7が実施例1と異なるのは、各バンド片4F,5Fの上下辺の凹凸が大きな波形となっていることである。このようにすることにより、指が波形のくぼみに嵌るので、各バンド片4F,5Fのスライド移動が容易になる。
図11〜16は実施例8である。図11は全体骨格の斜視図である。図12は 分解斜視図である。図13(a)(b)はバンド調節によりバンドの長さを変えた2状態の断面図である。図14は片方のバンドの、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)縦断面図である。図15は他方のバンドの、(a)平面図、(b)左側面図、(c)正面図、(d)右側面図、(e)縦断面図である。図16は、耳カップの(a)平面図、(b)正面図、(c)右側面図、(d)左側面図である。
実施例8が実施例1〜7と異なるのは、次の点である。
(1)例えば、実施例1では、図3に示すように、内外2本のバンド片4,5にはそれぞれ短孔43,53と長孔44,45があった。実施例8では、内外2本のバンド片4G,5Gのうち、内側に位置するバンド片5Gにおいて短孔とそれに嵌合するピンの組合せをT字型突起56に置き換えている。図14(a)(b)に最も明瞭に現れているように、このT字型起56は、バンド片5の末端に外方に向けて設けられ、短径の首部と楕円形に広がった頂部を有する。首部が、他方のバンド片4Gの長孔44Gに沿ってスライド可能である。頂部の直径は長孔の幅よりも大きいので、T字型起56は外れることはない。
この実施例8では、製造上の都合により、外側のバンド片4Gの短孔とそれに嵌合するピン6Gの組合せはT字型突起に置き換えていない。T字型突起は、頂部をひねって他方のバンド片の長孔に差し込む必要があるので、内外バンド片ともにそのような構成を取るのが困難であるからである。しかし、使用材料によっては、そのような置き換えは不可能ではない。
この実施例8では実施例1〜7と比べて、少なくともピンの使用を1個所減らすことができ、経済的である。
(2)バンド長さの段階的調節は、実施例5(図7)では、内側のバンド片5Dの長孔54Dに隣接した位置に設けられた1本の幅方向に畝状の突起55Dと、他方のバンド片4Dの長孔44Dに隣接した位置に設けられた幅方向に複数の溝46Dの係脱によるものであった。実施例8では、図11〜13に最もよく示されるように、内側バンドのT字型突起56の首部の両側に位置する空間58と、外側バンドの外表面に、長孔に隣接して設けられた幅方向に畝状の複数突起47の係脱による。
(3)バンド末端に対する耳カップの段階的回転は、第1実施例(図4)では、耳カップ2の外側表面に設けられた放射状の8本の窪み22と、バンド3側の、1本の畝状突起45の係脱によるものであった。実施例8では、図12及び図16に最もよく示されるように、耳カップ2G基端23に設けられた放射状の8本の窪み24と、バンド3G側の、2本の突起57(図14(e))の係脱による。
(4)実施例8においては、耳カップ2Gの形状(図16参照)及びピンの形状11G,6G(図12及び図13参照)が実施例1〜7と大きく異なる。
図17は、実施例9のイヤーウォーマーの横断面図である。
実施例9は実施例8とよく似ている。異なるのは、実施例8の第1バンド片と第2バンド片が逆転していることである。すなわち、T字型起48は、バンド片4Hの末端に内方に向けて設けられ、短径の首部と楕円形に広がった頂部を有する。首部が、他方のバンド片5Hの長孔に沿ってスライド可能である。頂部の直径は長孔の幅よりも大きいので、T字型起48は外れることはない。この実施例9でも実施例1〜7と比べて、少なくともピンの使用を1個所減らすことができ、経済的である。
バンド長さの段階的調節は、外側バンド4HのT字型突起48の首部の両側に位置する空間と、内側バンド5Hの外表面に、長孔に隣接して設けられた幅方向に畝状の複数突起59の係脱による。
特許第3798708号
1 イヤーウォーマー
2 耳カップ
21 短孔
3,3A,3B,3C,3D,3F バンド
41,41C,41D,41F 凹凸部分
42,52 短孔
4,4C,4D,4E,4F,4G 第1バンド片
43,43C,43D,43E 短孔
44,44C,44D,44E 長孔
45 畝状突起
46D 溝
48 T字型突起
5,5C,5D,5E,5F,5G 第2バンド片
51,51C,51D,51F 凹凸部分
53,53C,53D,53E 短孔
54,54C,54D,54E,54G 長孔
55D 畝状突起
56 T字型突起
59 畝状突起
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F ピン
8 中間バンド片
8B 中間バンド片
9,9B ピン
10,10B ピン
63A,63B 短孔
81,82 係合用短孔
83,84,83B 短孔

Claims (3)

  1. 左右の耳カップ(2G)と、この左右耳カップをつなぐバンド(3G)と、前記耳カップと前記バンドを接合するピン(11G)とからなる骨格を有するイヤーウォーマーにおいて、
    前記耳カップを形成する骨格が、外側リング(25)及び内側リング(26)からなる二重リングを構成しており、この二重リングが前記接合ピン(11G)近傍で一体化しており、
    前記二重リングの前記一体化部分において、前記外側リング(25)及び前記内側リング(26)の間の第1空間末端(27)よりも前記内側リング内の第2空間末端(28)の方が前記バンド(3G)に近接していることを特徴とするイヤーウォーマー。
  2. 前記二重リングの輪郭が、流滴型であって、流滴の尖っている側が前記接合部と接合している請求項1記載のイヤーウォーマー。
  3. 前記二重リングが、側面から見ると湾曲している請求項1又は2記載のイヤーウォーマー。
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