JP3356967B2 - 耳カバー装置 - Google Patents
耳カバー装置Info
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Description
てこれを保護するカバーに関する。このカバーは、装着
に際して、個人の頭部又は頸部の背面に延在するように
構成されている。本発明は、オーディオ用イヤホーンや
その類似品を組み込んだ耳保護装置にも関連している。
れた係属中の米国特許出願第08/460,587の一部継続出願
である。個人の耳を保温等のために被覆する多くの装置
が知られている。一般に「イヤーマフ(ear muffs) 」と
して知られているこれらの装置の一部は、Rosenberg 他
の米国特許第3,249,949 号及びRubinstein他の米国特許
第3,509,580 号に開示されている。これらの先行技術の
イヤーマフは、頭上から巻きつけるバンドを具え、その
拡大した端部が耳を覆ってこれの保温と保護を行うよう
になっている。
senberg の米国特許第2,070,216 号に開示され、これは
ヘッドバンドの形状をしている。Edwards の米国特許第
5,201,856 号は、個人の側頭部に巻かれ、前端で眼鏡の
アームに装着される装置を示している。Brinkleyの米国
特許第5,339,467 号は、耳の縁に装着されて固定用スト
ラップ等なしにその位置を維持する耳保護型装置を示し
ている。
の後頭部に巻かれてカラーの下の位置で首を被覆する耳
及び頸部保護用装置を示している。Triplettの米国特許
第2,671,221 号は、個人の後頭部に巻かれ、その中心に
ヒンジを具えた耳保護用装置を示している。オーディオ
用のスピーカをイヤーマフ又はヘッドバンド型装置に組
み込むことは以前から行われている。Krawangna の米国
特許第3,787,899 号は、オーディオスピーカを具えたイ
ヤーマフを示している。Spatesの米国特許第4,864,619
号はヘッドバンド内のステレオヘッドセットを示してい
る。Byrne, Jr.の米国特許第5,257,420 号には、標準型
ヘッドホーン用のカバーが示されている。
ッドバンドが存在しているが、本発明は従来耳保護装置
を更に改良することを課題とする。
の本発明による耳保護装置はカバー装置として提供さ
れ、このカバー装置は、個人の耳を被覆して頭部と頸部
の背面に延在するように構成され、約21/4 インチ(約
13.3cm)の曲率半径を有する一つの湾曲した中心部
分と二つの直線状端部とを有するバンド、およびそれぞ
れが前記バンドの各端部に取付けられた二つの耳カップ
から成り、その取付けは取付けフランジによってなさ
れ、前記取付けフランジは中心開口を有する円錐台状カ
ップ部分に対して一定の傾斜角で一体的に形成され、前
記バンドの中心部分の曲率と、前記取付けフランジと前
記円錐台状カップ部分とのなす傾斜角とによって、前記
耳カップは前記バンドの両側から相互に内側を向いて位
置し、かつ布手段が前記バンドと前記耳カップの両側面
を被覆し、前記耳カップの円錐台状部分にポケットを形
成していることを特徴とする。好適形態において、本発
明によるカバー装置は、更に、前記耳カップに内蔵され
たイヤホーン手段を具え、前記イヤホーン手段は前記円
錐台状カップ部分の中心開口内に位置し、前記布手段に
よって被覆されている。好適形態において、本発明によ
るカバー装置は、更に、それぞれが前記耳カップの円錐
台状部分の中心開口内に位置している一対のスピーカ
と、前記両スピーカに接続されると共に一端で標準雄型
ジャックに接続されるスピーカワイヤとを含む。好適形
態において、前記スピーカワイヤの一部が、前記バンド
の中心湾曲部分を被覆する布手段の中に保持される。好
適形態において、前記円錐台状カップ部分と前記取付け
フランジの装着が、前記取付けフランジを中心とする円
錐台状カップ部分の少なくとも部分的な回転を可能にす
るヒンジによって行われる。好適形態において、前記ヒ
ンジが一体ヒンジである。好適形態において、前記取付
けフランジと前記円錐台状カップ部分とのヒンジ接続
が、取付けフランジを中心とする円錐台状カップ部分の
回転を制限する手段を含む。好適形態において、前記バ
ンドの両端部分への前記耳カップの取付けが取付けヘッ
ドによって行われ、前記取付けヘッドは、前記耳カップ
が前記バンドの端部に対して前記取付けヘッドの軸を中
心に回転するように回転ピボットを形成している。
て、前記カバー装置は個人の耳を被覆して頭部と頸部の
背面に延在するように構成され、第1湾曲部分及び第2
湾曲部分を有し、各前記湾曲部分の一端は相互に重合し
かつ摺動自在に取付けられて相対的全長が調節可能なバ
ンド、前記重合する部に対して反対側の前記第1及び第
2湾曲部分の端部に取付けられ、中心開口を有する円錐
台状部分を具え、前記円錐台状部分が取付け部を中心と
して回転可能となるように前記バンドに装着された二つ
の耳カップ、および前記バンドと前記耳カップの両側面
を被覆し、前記耳カップの円錐台状部分にポケットを形
成している布手段を含む。好適形態において、前記バン
ドの両端部への耳カップの装着は、耳カップが装着部の
軸を中心に回転すると共に、両方の耳カップが相互に実
質的に平行に回動するように回転ピボットにより形成さ
れている。好適形態において、前記バンドの両端部への
耳カップの装着が取付けヘッドによって行われ、前記取
付けヘッドは、耳カップが取付けヘッドの軸を中心とし
てバンドの端部に対して回転するように回転ピボットを
形成している。本発明による他の形態のカバー装置にお
いて、前記カバー目装置は、個人の耳を被覆して頭部と
頸部の背面に延在するように構成され、第1湾曲部分及
び第2湾曲部分を有し、各湾曲部分の一端部が相互に重
合しかつ摺動自在に取付けられた相対的全長が調節可能
なバンド、前記第1及び第2湾曲部分の自由端部に各々
が取付けられた二つの耳カップ、および前記バンドと前
記耳カップの両側を被覆しかつ前記耳カップの空洞部内
にポケットを形成している布手段から成り、前記耳カッ
プはV字形の二つの支持フランジにより形成された空洞
部、および前記支持フランジのV字の両突起間に延在す
る半円状フレーム部分を形成し、前記半円状フレーム部
分と前記支持フランジは中心開口を形成し、前記支持フ
ランジの頂点から前記半円状フレーム部分と反対方向へ
取付けフランジが突出し、前記取付けフランジは前記耳
カップを第1及び第2湾曲部分の自由端に回転可能に取
付けるための手段を含む。好適形態において、前記耳カ
ップは、更に、前記V字形支持フランジの突出端から前
記半円状フレーム部分と反対方向に突出した二つのカッ
プ延長部を有する。好適形態において、前記耳カップ用
取付け手段は、更に、前記取付けフランジの外面から突
出した取付けヘッドを具え、前記取付けヘッドは前記バ
ンドの自由端に対する耳カップの回転ピボットを形成
し、前記耳カップの取付けヘッドの軸を中心とする回転
を可能にしている。好適形態において、前記取付けヘッ
ドが、前記バンドの端部の開口内にスナップ嵌合され
る。好適形態において、前記バンドの第1湾曲部分がそ
の内面に一連の隆起部を有し、前記隆起部はバンドの第
2湾曲部分によって形成される重合部と係合して、バン
ドの全長の調節を行う際に両湾曲部分の相対的摺動運動
に対して抵抗するように構成される。
カップの間に位置する可撓性バンドを具えている。この
バンドは中心湾曲部分と両端部分とを具えている。耳カ
ップはバンドの両端部分に取付けられ、そこから突出し
ている。耳カップの少なくとも一つの部分は、中心開口
を有する円錐台状のフレーム部材を具えている。少なく
とも耳カップの前記円錐台状部分と中心開口とを被覆す
るために布が使用され、耳用カバーを形成している。耳
カバー装置を被覆する布は、耳カップとバンドの両者を
被覆している。この布は、イヤホーン等が円錐台状フレ
ーム部分と布製カバーで形成されたポケット内に挿入さ
れるように、耳カップを被覆する部分に開口を具えてい
る。耳カップはバンドの端部にヒンジ接続されてよい。
更に、本発明は、耳カップとバンド間に特定寸法関係を
使用し、カバー装置の製造に特定材料を使用して、耳の
保護のためにすべての個人に装着される快適な且つ機能
的な耳カバー装置を形成することも意図している。
ころ好ましいと思われる形態を図面に示すが、本発明は
この構成や装置そのものに限定されるものではないこと
を銘記すべきである。添付図面は本発明に係る耳カバー
装置の種々の形態を示し、同じ符号は同じ部品を指して
いる。図1に示すように、この耳カバー装置は全体とし
て符号10で示されている。この耳カバー装置10は、
個人12の耳を覆って装着するように構成されている。
装着されると、この装置10は装着者の頭部と頸部の背
面に沿って延在する。
14と二つの耳カバー部16を具えている。この耳カバ
ー装置10の片側が図1に示されている。図1に示すよ
うに、バンド部14は耳カバー部16に比較して狭い巾
を有している。本発明の要旨から逸脱することなく、こ
の寸法関係を種々に変更することが可能である。図2
は、図1の耳カバー装置10の平面図を示す。図2の位
置Aにおいて、耳カバー装置10は耳カバー部16同士
が互いに隣接した通常の休止位置で示されている。耳カ
バー部の休止位置は、バンド部14の湾曲と耳カバー部
16のフレームの形状(詳細は他の図に示されている)
により創られる。図2に示すように、位置「B」は、主
としてバンド14の屈撓によって外側に変位した耳カバ
ー部16を示している。両方の耳カバー部16間の距離
の拡大によって、図1に示すように、耳カバー装置10
を個人12の頭部に装着することが可能になる。耳カバ
ー装置10の可撓性バンド部14によって生じたばね力
によって、耳カバー部16を個人12の側頭部に係合す
ることが可能になる。バンドのばね力は、耳カバー装置
10が脱落しないように頭部12に係合するのに十分な
ものとなっている。しかし、このばね力は、耳カバー装
置の装着が不快にならないように制限されることが望ま
しい。
構造を示している。このフレームは、一つの可撓性バン
ド18と二つの耳カップフレーム部材20とを具えてい
る。この耳カップフレーム部材20は、取付け部分即ち
フランジ22と円錐台状フレーム部分24を具えてい
る。図3〜5に示す実施例の取付け部分22は、円錐台
状部分24と一体化されている。取付け部分22は、円
錐台状部分24の面に対して一定の角度をなして形成さ
れている。この角度は、図2に示すように、耳カバー部
16を内向きの位置「A」に位置決めするのに役立つ。
フランジ22と円錐台状部分24との間の角度は、約9
0〜160°の範囲、好ましくは約145°となるよう
に構成されている。可撓性バンド18は、耳カップフレ
ーム部材20の取付け部分22に係合した端部26を有
する。図3に示すように、前記端部26は取付け部分2
2のスロット28に係合し、リブ30によってそこに固
定されている。前記端部26において、二つのリブ30
の間から耳カップフレーム部材20が外れないように、
可撓性バンド18の端部26に爪(図示しない)を設け
てもよい。
の湾曲部分32と二つの端部26を具えている。この湾
曲部分32は約21/4 インチ(約13.3cm)の曲率半
径を有することが好ましい。前記端部は、湾曲部分32
の端を曲げることによって形成され、図4に示すように
距離Xだけ離れている。この距離Xは、約3.5〜4.
5インチ(約8.9〜11.4cm)、特には約3.9イ
ンチ(約9.9cm)であることが望ましい。端部26は
真っ直ぐであり、湾曲部分32と一体化されている。バ
ンド18はステンレス鋼タイプの材料で作られることが
好ましいが、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエチレン
等を含むその他の材料も使用可能である。耳カバー装置
10を頭部12に装着するに先立って、両端部26間の
相対距離Xを拡大したり耳カップフレーム部材20同士
を分離できるように(図1参照)、バンド18は充分な
可撓性を有することが必要である。
のプラスチック材料で作られることが望ましい。フレー
ムの各端の円錐台状部分24は、中心開口34を有す
る。円錐台状部分のベースにおける直径は、約2.7〜
4インチ(約6.9〜10.2cm)の範囲好ましくは約
3インチ(約7.6cm)となるように構成されている。
円錐台状部分の高さは、約0.2〜0.5インチ(約
0.5〜1.3cm)の範囲が好ましい。この高さが約
0.25インチ(約0.6cm)の場合、側壁の角度は約
45°であることが好ましい。円錐台状部分24は、耳
カバー装置10が装着された場合に耳の周囲に適合する
ように構成されている。
6と内部に組み込まれたスピーカワイヤ38とを有する
耳カバー装置10を示す。このイヤホーン36とスピー
カワイヤ38とは、耳カバー装置10とは別に図7
(B)にも示されている。スピーカワイヤ38は、その
端に個人用ラジオ、テーププレーヤ等(図示しない)と
の接続用の標準雄型ジャック39を有する。
0は、図3〜5に示したようなバンド18と耳カップフ
レーム部材20とを具えている。このバンド18と耳カ
ップフレーム部材20とは、布材料によるカバー40で
被覆されている。図示のように、バンド部14と耳カバ
ー部16とは、それぞれ布製カバー40で被覆されてい
る。この布製カバー40は、スピーカワイヤ38に係合
してこれを耳カバー装置10内に保持する一組のバンド
42を具えている。更に、耳カップフレーム部材20の
中にはイヤホーン36を保持するためのポケットが形成
されている。イヤホーン36は、布製カバー40のスロ
ット44を通じて該ポケットに挿入可能である。図示の
ように、このスロット44は、それぞれの耳カバー部1
6に隣接して位置している。
バー40は複数の層からなっている。図8(A)には、
展開位置にある耳カバー装置10の平面図が示されてい
る。布製カバー40は、バンドと耳カップフレーム部材
20の外側表面を完全に被覆している。図8(B)に示
すように、布製カバー40はバンド18と耳カップ20
フレーム部材の内側表面も被覆している。
成するのに、複数層の布が使用される。これらの層は図
8(C)〜(F)に全体として示されている。図8
(C)には、中心テーパー部分48を具えた外側シェル
46が示されている。図8(D)には、組み立てられた
際にバンド42同士の間に図6に示すように露出する内
側布カバー52が示されている。この内側布カバー52
は、バンド18の内側表面をほぼ被覆している。内側布
カバー52は、図8(E)に示されている中心部分56
と重なっている。この中心部分56は、その中心部に一
組のバンド42と開口60とを有し、各端部に円形部分
58を有する。該円形部分58の内部には中心開口62
が設けられている。前記中心部分56は、耳カバー装置
10の内側に位置し、内側布カバー52を少なくとも部
分的に被覆するように構成されている。内側耳部材64
がバンド用布帛56の円形部分58を被覆している。図
8(F)に示すように、この内側耳部材64は、ほぼ円
形の形状を有する。内側耳部材64は、前記円形部分5
8とこれに対応する中心部分56の中心開口62の上方
に位置する。湾曲した境界部66が内側耳部材64の一
端に隣接して設けられ、図6と7に示すように、最終的
な構造体においてイヤホーン36を挿入するためのスロ
ット44を形成する。
って結合される。この布製カバーは、外側パイプ68を
具えることができる。このパイプ68は、布製カバー4
0の層の一つの一部として形成され、又は別個のエレメ
ントとしてこれに付加されてもよい。布製カバー40を
構成するのに任意の数の材料が使用可能である。図8
(A)と(B)に示すように、パイプ68は耐摩耗性の
綿混紡品でもよく、又は全部が合成材料であってもよ
い。露出した外側シェル46はナイロンで被覆された密
閉セル型のネオプレンその他の耐湿性布である。内側中
心テーパー布カバー52と内側耳部材64は、暖かさと
快適性を提供するように合成フリース性のライニング材
料で作られることが望ましい。この内側耳部材64は、
個人12に直接に接触する。露出外側シェル46をフリ
ース材料で作ることも可能である。このフリース材料は
各部品を充分に保護すると共に、音を通過させることが
判明した。
0の取付け部分22と円錐台状部分24との間の接続部
を構成するのに使用されるヒンジの例が示されている。
各例について以下にそれぞれ説明する。これらの例は、
一体ヒンジ型構造を有する。本発明に使用される一体ヒ
ンジは、ベースフランジと取付けフランジとの間に断面
の小さい部分を有し、両フランジ間での屈撓を可能にす
る連続的なプラスチック構造を具えている。各ヒンジの
形状について、更に詳述する。
の取付け部分22’の一例が示されている。図9に示さ
れている円錐台状部分24は、前述したものとほぼ同じ
ように構成されている。しかし、円錐台状部分24と取
付け部分との間の連結は剛性を持つようには構成されて
いない。取付けフランジ72とベースフランジ74との
間に一体ヒンジ70が設けられている。この一体ヒンジ
70は、耳カップフレーム部材20の回動を可能にし、
不使用時には耳カバー部16がバンド部14内に折り畳
まれて、耳カバー装置10のサイズを縮小することがで
きる。取付けフランジ72にはリベット孔76が設けら
れている。取付け部分22’と可撓性バンド18(図9
には示されていない)との間の係合は、リベット(図示
しない)によって行ってもよい。リベット孔又は開口7
6を中心とする耳カップフレーム部材20’の回転によ
って、耳カバー部16をバンド14部分内に折り畳むこ
とができるように構成されている。
改良型一体ヒンジ70’を具えた耳カップフレーム部材
20”の別の例が示されている。取付け部分22”は、
逆T字型取付けフランジ72’とL字型ベースフランジ
74’を具えている。この逆T字型取付けフランジ7
2’とL字型ベースフランジ74’との間の連結部は一
体ヒンジ70’を形成し、取付け部分22”に対する円
錐台状部分24の外側回転の量を制限している。このヒ
ンジ70’は、耳カバー装置10を折り畳む際に、円錐
台状部分24が取付け部分22”の方に内側へ回転する
ことを可能にする。取付け部分22”を可撓性バンド1
8(上述)の端部へ固定するために、この例でも取付け
フランジ72’にはリベット孔76が設けられている。
の更に別の例が示されている。この例では、取付けフラ
ンジ72”はベースフランジ74”とほぼ同一平面とな
り、両者の間にヒンジ70”が設けられている。この一
体ヒンジ70”の一部としてスロット又は溝が設けら
れ、円錐台状部分24が取付けフランジ72”に対して
限られた量だけ内側に回転することができるようにして
いる。この例でも取付けフランジ72”はリベット孔7
6又はリベット(図示しない)によってバンド18(上
述)に固定される。
て形成されたヒンジ70"'を具えた耳カップフレーム部
材20""の更に他の例が示されている。この例のベース
フランジ74"'は、Lの一方の脚が取付けフランジ7
2"'とほぼ同一平面となっているL字型部材を具えてい
る。このL字型フランジ74"'と取付けフランジ72"'
との間には一体ヒンジ70"'が設けられ、L字型フラン
ジ74"'の突起は取付けフランジ72"'に対して円錐台
状部分24が完全に回転するのを防止する働らきをす
る。
用のヒンジの別の例が示されている。これらのヒンジ
は、隣接エレメント同士を固定する圧入関係で構成され
るか、かつ/またはピンを含む。図13においては、円
錐台状部分24は突出したタブ78を具えている。この
タブ78は円形断面の端部を有し、ヒンジ82の軸を形
成している。タブ78は円錐台状部分24と一体的に形
成されている。ヒンジ82の固定部分80は平坦なベー
ス81と湾曲した突起84とを具えている。湾曲突起8
4は、ヒンジを形成すべく突出タブ78の端部を包み込
んでいる。固定部分80の平坦なベース81が、円錐台
状部分24の外側回転を限定する。
ットを有する突出タブ78’を具えている。固定部分8
8上のタブ86が、タブ78のスロット内に係合してい
る。ピン90がヒンジ用の軸を形成し、タブ78と86
の端部を貫通している。図15には、耳カップフレーム
用のヒンジ構造の他の例が示されている。円錐台状部分
24は、内面に形成された二つの突起92を具えてい
る。突起92は、固定部分88の一部として形成された
突出タブ86’の両側と係合している。ピン(図示しな
い)がヒンジ用の軸を形成し、突起92と固定部分88
のタブ86’を貫通している。
一体ヒンジが示されている。ヒンジ94は、平坦部分9
6に形成されたV字型切欠部95を有する。平坦部分9
6の左側エレメントから取付けヘッド98が突出し、バ
ンド18の端部26の開口(図示しない)内に挿入され
る。端部26の開口内への取付けヘッド98の圧入によ
って、図9〜15の例で使用されているリベット式取付
け構造と類似した回動点が形成される。この一体ヒンジ
94の変位が点線で示されている。
されている。このヒンジ100は第1ベース部材102
と第2ベース部材104との間に形成されている。第2
ベース部材104は、図16の構成と類似の取付けヘッ
ド98を具えている。しかし、この例では、第1ベース
部材は第2ベース部材と同一平面にはない。ヒンジ10
0の変位が点線で示されている。
形状の一体ヒンジが示されている。第1ベース部材10
6は逆T字型部材を形成し、L字型ベース部材108と
共に設けられている。このヒンジ110は第1、第2ベ
ース部材106、108の間に形成されている。第1ベ
ース部材106の右側の突出部分(図18に示されてい
る)によって、第2ベース部材108の下方回転が制限
される。第2ベース部材108の動きが点線で示されて
いる。
型取付け構造の更に別の例が示されている。このヒンジ
112は、第1ベース部材114と第2ベース部材11
6との間に形成されている。第1及び第2ベース部材1
14,116はそれぞれの端部に湾曲部を有し、ヒンジ
112の形成を可能にしている。この湾曲端部は相互に
係合し合って、(図示のように)第2ベース部材116
が下方に回動するのを制限する。この部材116の上方
への回動が点線で示されている。
例が示されている。この例においては、ヒンジ118は
二つのL字型部材120と122との間に形成されてい
る。これらのL字型部材は、長手方向の突出部同士が一
平面をなさないように相互に対向位置にある。この構成
においても、右側のL字型部材122の下方への回動が
制限される。この部材122の上方への回動が図20に
点線で示されている。
ンジ構成が図示されている。このヒンジ124は円形端
部128を有するタブ126によって形成され、該端部
は平坦部材132上に形成された湾曲突起130内に係
合している。前記タブ126は平坦部材132の上面と
係合し、ヒンジ124を中心とする該タブの下方への回
動を制限する。更に、ヒンジ124を中心とするタブ1
26の上方への回動は、点線で示されるように制限され
る。タブ126の上面は湾曲部分130の端部に係合し
ている。ヒンジ124は、タブの円形端部128を湾曲
突起130の内面に圧入することによって形成されてい
る。
の更に別の例が示されている。ヒンジ134は第1部材
136と第2部材138との間に形成されている。これ
ら第1及び第2部材は、中心ピン140を中心として形
成された係合突起を具えている。ヒンジ134を中心と
する第2部材138の上方への回動が点線で示されてい
る。
ている。このヒンジ142は、第1平坦部材144とL
字型第2部材146との間に形成されている。このL字
型第2部材146は、ヒンジ142が折り畳まれると、
第2部材146の上面を第1平坦部材144の下面に係
合させる。ヒンジ142の開いた状態は点線で示されて
いる。
る。このヒンジ148は、第1平坦部材150とT字型
第2部材152との間に形成されている。ヒンジはT字
の中心部分に、図22の例のヒンジ134及び図23の
例のヒンジ142の構造と類似した方法で形成されてい
る。逆転位置において、T字型部材152の上面は平坦
部材150の下面と係合して、ヒンジ148を中心とす
る回動を制限する。ヒンジ150の回動は点線で示され
ている。
26)と折り畳み位置(図25と27)にある折り畳み
可能な耳カバー装置10’が示されている。説明の目的
で、図25と26にはこの耳カバー装置10’のフレー
ム部分のみが示されている。しかし、図27に示されて
いるように、前述の各図に示した例に類似の布製カバー
を具えるように構成されている。
第1部材154と半円状第2部材156を具え、両者は
互いに係合して連続する円弧を形成している。この係合
は、各部材156と154の一部で他方部材の周囲を被
包することによって行われる。第1半円状部材154の
被包部分は符号158で示されている。一方、第2半円
状部材156の被包部分は符号160で示されている。
この両部材の相互被包の代わりに、別のリング又はバン
ドで(例えば)第1部材154の一端の周囲を被包し、
これに取付けてもよい。これらのリングは第2第2部材
156の中心部分の周囲にも巻かれる。図26に示すよ
うに、最終的な組立体において、バンド18’の端部1
60は単一層のみで構成され、一方、バンド18’の中
心部分162は重なり合った二層で構成されている。こ
の二層部分は、被包部分158と159が相互に接近す
るように二つの部材154と156を互いにスライドさ
せることによって伸縮させることができる。バンド1
8’の全長を短縮するには、両被包部分158と159
を互いに遠ざけるように移動させる(両部分の重なり1
62は長くなるが、バンド18’の全長は短くなる)。
4’が耳カップ164の全体を形成している。バンド1
8’の端部160間の接続部は、図16の例(取付けヘ
ッド98、図19−22に同様に示されている)と類似
の取付けヘッド166とバンド18’の端部のソケット
又は開口とで形成することが望ましい。図示のように、
この取付けヘッドは開口内へ圧入によって挿入される。
選択的に、端部160に上部に丸い開口を有する逆V字
型切欠き部を設けてもよい。この例における取付けヘッ
ドのシャフトは、切欠き部内へ滑り込ませて圧入するこ
とによって丸い開口内に保持される。更に他の手段は、
一方側が他方側より大きい図8に示した型の開口を用い
ることである。この例では、ヘッド部分の拡大直径部分
を大きい方の開口に挿入し、次いでシャフト部分が開口
の小さい方の部分に(圧入によって)滑り込ませる。そ
の他の取り外し可能な及び取り外し不可能な固定(リベ
ット等による)も可能である。このタイプの取付け構造
により、円錐台状部分24’を取付けヘッド166とバ
ンド18’の端部を中心に回動させることができる。
16’の内部に形成された一つの円錐台状部分24’は
反対側の耳カバー部16’(これも回動する)に対して
偏平になるように回動し、中心部分14(バンド18’
を被覆している)は平行な耳カバー部分の間の円形(又
は少なくとも半円形)の側壁を形成する。このように、
折り畳まれた耳カバー装置10’はスピーカワイヤ38
と雄型ジャック39(それぞれ点線で示されている)を
保持することができる。スピーカ36(これも点線で示
されている)は耳カバー装置内の、中心の布製部分(図
8E)、各外側シェル46(図8C)及び内側耳部材6
4(図8F)の中心開口62で形成されたポケットに保
持される。
ムの実施例が示されている。この例のフレームは符号2
10で示されている。図28と29には、耳カップフレ
ーム部材212が示されている。この耳カップフレーム
部材212は、一端に半円状フレーム部材214と、中
心V字形部分として形成された二つの支持フランジ21
6,218と、取付け部分又はフランジ220と、二つ
のカップ延長部222,224とを有する改良された耳
空洞部を具えている。この改良された耳空洞部は図28
に示されている。半円状フレーム部分214は、支持フ
ランジ216,218と共に中心開口226を形成して
いる。取付けフランジ220は支持フランジ216,2
18のV字の頂点から外側に延在している。
に、耳カップフレーム部材212の空洞の外側ライン
は、半円状フレーム部分214と共にカップ延長部22
2,224によって形成されている。これらの支持フラ
ンジ216,218は耳カップの上方に突出して、耳を
受け入れる空洞を形成している。こうして、耳カップフ
レーム部材212は、半円状フレーム部分214とカッ
プ延長部222,224の高さと、その上方の支持フラ
ンジ216,218の突起とによって形成された開放領
域を形成している。
第1湾曲部分232と第2湾曲部分234からなるバン
ド230を具えている。これら二つのバンド部分232
と234は、通路236と238を介して相互に重なり
合い且つ係合している。通路236は、バンドの端部2
28の反対側のバンド部分234の一端に位置してい
る。バンド部分232の一部を形成する通路238は、
取付け端226と反対側のバンドの端部に位置してい
る。バンド部分232はその内面に刻み目即ちラチェッ
ト歯を具え、バンド230の全長を延ばしたい場合にバ
ンド部分234の通路236のスライド運動に対する抵
抗となるように構成されている。これらの通路236と
238は対向するバンドがスライドする下方部分を有す
る。図から判るように、バンド端部226と228の厚
さは開口246の領域で増加している。前記通路の上部
は、バンド部分232のバンド端部226の通路236
への通過を可能とすると共に、バンド部分234のバン
ド端部228の通路238への通過を可能にする。各バ
ンド端部226と228は、それぞれ、開口246と2
48から越えて延在する突出タブ242と244を具
え、該開口は両方の耳カップフレーム部材212の取付
けヘッド250を受け入れている。
234の開口246,248は、取付けヘッド250の
軸を中心とする耳カップの回転を可能にする。バンド端
部226,228が取付けフランジ220と一線上に整
列すると、タブ242と244はバンド230の湾曲に
よって生じたばね力を耳カップフレーム部材に伝達する
モーメントアームを形成する。これによって、耳カップ
フレーム部材を屈撓させて装着者の耳の周囲に係合させ
ることができる。半円状部分214は、耳カップフレー
ム212の両側のリリーフ領域252によって生じる
「ねじれ」に起因して、支持フランジ216,218の
更に頑丈な構造に対して変形する。更に、取付けフラン
ジ220はその外面に隆起した複数の隆起部254を具
えている。その隆起部間にはスロットが形成され、これ
にバンド部分232のバンド端部のタブ242内面の隆
起部256又はバンド部分234の端部228の隆起部
258が係合する。取付けフランジ220の隆起部25
4によって形成されたスロット内への隆起部256,2
58の係合によって、耳カップフレーム部材212をバ
ンド230と一線上に固定することができる。耳カップ
フレーム部材212をバンド230に対して僅かに回動
させれば、この係合を外すことができる。
路236とバンド部分232との係合関係が断面で示さ
れている。前述のように、通路236は第1スロット部
分260を有し、そこにバンド部分232の主体が係合
している。通路236には第2スロット部分262も設
けられ、そこをバンド部分232の端部のタブ242の
厚くなった部分が通過するようになっている。
33〜35に更に詳しく示されている。突出タブ242
がバンド部分232の端部226から外側に延在してい
る。タブ242を延設することによって、開口246内
での取付けヘッド250(図20と30)の係合を中心
とする付加的なモーメントが発生する。図33に示すよ
うに、タブ242はバンド部分232の主体よりも狭い
巾を有している。図34と35に示すように、タブ24
2はバンド端部226と一体的に形成され、その下面又
は内面から突出している。従って、開口246に隣接す
るバンド部分232の厚みは、残りのバンド部分よりも
大きい。しかし、タブ242によるバンド部分232の
端部226の厚みの増加は限定された巾の中で行われ
る。この巾の限定は、組立の際にバンド部分232の端
部226が相手方のバンド部分234の通路236を通
って挿入可能なように行われる。タブ242は第2スロ
ット部分262を通過し、一方、バンド部分232の主
体は第1スロット部分(図31)を通過してバンド部分
234と重なる。巾の差によって、通路236内でのバ
ンド部分232を過剰に動かさなくてもこの重なりが確
実なものとなる。その上、通路236内での第1スロッ
ト部分260の縁が、バンド部分232の内面とリブ2
40との係合を補助する。
8とバンド部分234との係合が断面で示されている。
通路238は、バンド部分234の一端の通路236と
同様に形成されている。バンド234の主体は第1スロ
ット部分266内に位置している。第2スロット部分2
68が前記第1スロット部分266に隣接して形成さ
れ、端部244の厚くなった部分(詳しくは後述する)
を通過させる。
212に取付けられるバンド部分234の端部244の
構造が示されている。バンド部分234の端部244に
は、取付けヘッド250(図28〜30)を受け入れる
開口248に隣接して隆起領域が設けられている。図3
7と38に際に詳細に示されているように、この隆起領
域は開口248を取り囲み、バンド部分234の主体の
巾よりも狭い巾を有している。バンド部分の厚さのこの
段差によって、組立の際にバンド部分234の端部24
4が通路238(図32)を通過することができる。特
に、バンド端部244の隆起領域はこの通路238の第
2スロット部分268を通過する。
6と248は、そこから半径方向に外向きに延在する三
つの突出スロット268を有する円形中心孔によって形
成されている。図34と35及び37と38に断面で示
されているように、各開口246と248は、上部チャ
ンバ270と下部チャンバ272とを具えている。上部
チャンバ270は下部チャンバ272より大きい直径を
有する。半径方向に延在するスロット268は下部チャ
ンバ272から外向きに形成されている。更に、下部チ
ャンバ272を形成する開口の周囲を取り囲んで、リブ
274が形成されている。このリブ274は開口246
と248の上部チャンバ272内に突出している。この
リブ274は不連続であり、スロット268はリブ27
4を貫通して下部チャンバ274の側壁まで延在してい
る。
ド250は、一端で耳カップフレーム部材212の取付
けフランジ部分220に接続されシャフトを具えてい
る。このシャフトは、取り付けヘッド250の突出端に
おいて拡大している。別体の耳カップフレーム部材21
2の取付けヘッド250が、二つのヘッド部分232,
234の端部242,244の開口246,248内に
それぞれ挿入される。下部チャンバ272の開口は、取
付けヘッド250のシャフトの直径より僅かに大きい直
径を有し、耳カップフレーム部材212を前記シャフト
の軸を中心として回転可能にする。取付けヘッド250
の拡大端は下部チャンバ272によって形成された開口
よりも大きい直径を有する。この拡大端は下部チャンバ
272の開口を通過して上部チャンバ270内に圧入さ
れる。半径方向のスロット268は、取付けヘッド25
0が開口246,248に挿入される際に下部チャンバ
272の側壁を変形させる。取付けヘッド250と開口
246,248との間の圧入関係によって、耳カップフ
レーム部材212はバンド230の端部に固定される。
スロット268は開口246の下部チャンバ272の側
壁に可撓性を与え、圧入を容易にする。リブ274は取
付けヘッド250の拡大端の下方部分に係合する。この
リブ274は、開口246,248内の取付けヘッド2
50の軸方向の運動を制限する。両スロット266,2
68の間に延びるリブ274の180°円弧部分は、突
出した端部242,244と反対側の開口246,24
8側に位置している。この配置によって、開口246,
248と取付けヘッド250との係合が安定化し、バン
ド230と耳カップフレーム部材212との間の遊びが
少なくなる。
は、それ以前の実施例における構造よりも一般的に大き
い。更に、耳カップフレーム部材212の空洞部は、支
持フランジ216,218を具備していることと取付け
フランジ220との関係とによって、より半円状に近い
内部形状となるように構成されている。図28〜38に
示されたフレーム210の例は、以前に述べたのと同様
な布製カバーを具えている。その上、図6,7b,27
に示されているようなスピーカを耳カバー装置210の
内部に具えることも可能である。
は、デュポン社で製造されたCrastin (登録商標)材料
で作ることができる。このCrastin (登録商標)材料は
典型的なナイロン材料に比して湿気の変化の影響を受け
にくいものと信じられており、温度の変化にも余り影響
されない。この材料のこれらの特性とその高い弾性率と
によって、ナイロン材料を使用した場合よりもフレーム
を薄くすることができると共に、本発明の好ましい特性
を得ることができる。
く、その他の種々の例を具体化することが可能であり、
従って、本発明は本明細書の記載に限定されるものでは
なく、本発明の範囲を示すものとしての特許請求の範囲
を参照する必要がある。
装置の一実施例を示す。
る。
る。
る。
を示す。
成部品とヘッドホーンスピーカを示す。
する一組のカバーパネルを示す。
手段の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
の手段の他の実施例を示す。
ンジ」の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
ンジ」の他の実施例の側面図を示す。
示す。
を示す。
示す。
平面図である。
である。
図を示す。
た断面図である。
た断面図である。
る。
る。
る。
る。
124,142…ヒンジ 74…ベースフランジ 256,258…隆起部
Claims (16)
- 【請求項1】 個人の耳を被覆して頭部と頸部の背面に
延在するように構成されたカバー装置であって、 約21/4 インチ(約13.3cm)の曲率半径を有する一
つの湾曲した中心部分と二つの直線状端部とを有するバ
ンド、およびそれぞれが前記バンドの各端部に取付けら
れた二つの耳カップから成り、その取付けは取付けフラ
ンジによってなされ、前記取付けフランジは中心開口を
有する円錐台状カップ部分に対して一定の傾斜角で一体
的に形成され、 前記バンドの中心部分の曲率と、前記取付けフランジと
前記円錐台状カップ部分とのなす傾斜角とによって、前
記耳カップは前記バンドの両側から相互に内側を向いて
位置し、かつ布手段が前記バンドと前記耳カップの両側
面を被覆し、前記耳カップの円錐台状部分にポケットを
形成している、カバー装置。 - 【請求項2】 更に、前記耳カップに内蔵されたイヤホ
ーン手段を具え、前記イヤホーン手段は前記円錐台状カ
ップ部分の中心開口内に位置し、前記布手段によって被
覆されている請求項1に記載のカバー装置。 - 【請求項3】 更に、それぞれが前記耳カップの円錐台
状部分の中心開口内に位置している一対のスピーカと、
前記両スピーカに接続されると共に一端で標準雄型ジャ
ックに接続されるスピーカワイヤとを含む請求項1に記
載のカバー装置。 - 【請求項4】 前記スピーカワイヤの一部が、前記バン
ドの中心湾曲部分を被覆する布手段の中に保持されてい
る請求項3に記載のカバー装置。 - 【請求項5】 前記円錐台状カップ部分と前記取付けフ
ランジの装着が、前記取付けフランジを中心とする円錐
台状カップ部分の少なくとも部分的な回転を可能にする
ヒンジによって行われる請求項1に記載のカバー装置。 - 【請求項6】 前記ヒンジが一体ヒンジである請求項5
に記載のカバー装置。 - 【請求項7】 前記取付けフランジと前記円錐台状カッ
プ部分とのヒンジ接続が、取付けフランジを中心とする
円錐台状カップ部分の回転を制限する手段を含む請求項
6に記載のカバー装置。 - 【請求項8】 前記バンドの両端部分への前記耳カップ
の取付けが取付けヘッドによって行われ、前記取付けヘ
ッドは、前記耳カップが前記バンドの端部に対して前記
取付けヘッドの軸を中心に回転するように回転ピボット
を形成している請求項1に記載のカバー装置。 - 【請求項9】 個人の耳を被覆して頭部と頸部の背面に
延在するように構成されたカバー装置であって、 第1湾曲部分及び第2湾曲部分を有し、各前記湾曲部分
の一端部が相互に重合しかつ摺動自在に取付けられた相
対的全長が調節可能なバンド、 前記重合した端部と反対側の前記第1及び第2湾曲部分
の端部に取付けられ、中心開口を有する円錐台状部分を
具え、かつ前記円錐台状部分が取付け部を中心として回
転可能となるように前記バンドに装着された二つの耳カ
ップ、および前記バンドと前記耳カップの両側面を被覆
し、前記耳カップの円錐台状部分にポケットを形成して
いる布手段から成る、カバー装置。 - 【請求項10】 前記バンドの両端部への耳カップの装
着は、耳カップが装着部の軸を中心に回転すると共に、
両方の耳カップが相互に実質的に平行に回動するように
回転ピボットにより形成されている請求項9に記載のカ
バー装置。 - 【請求項11】 前記バンドの両端部への耳カップの装
着が取付けヘッドによって行われ、前記取付けヘッド
は、耳カップが取付けヘッドの軸を中心としてバンドの
端部に対して回転するように回転ピボットを形成してい
る請求項9に記載のカバー装置。 - 【請求項12】 個人の耳を被覆して頭部と頸部の背面
に延在するように構成されたカバー装置であって、 第1湾曲部分及び第2湾曲部分を有し、各湾曲部分の一
端部が相互に重合しかつ摺動自在に取付けられた相対的
全長が調節可能なバンド、 前記第1及び第2湾曲部分の自由端部に各々が取付けら
れた二つの耳カップ、および前記バンドと前記耳カップ
の両側を被覆し、前記耳カップの空洞部内にポケットを
形成している布手段から成る、 前記耳カップはV字形の二つの支持フランジにより形成
された空洞部、および前記支持フランジのV字の両突起
間に延在する半円状フレーム部分を形成し、前記半円状
フレーム部分と前記支持フランジは中心開口を形成し、
前記支持フランジの頂点から前記半円状フレーム部分と
反対方向へ取付けフランジが突出し、前記取付けフラン
ジは前記耳カップを第1及び第2湾曲部分の自由端に回
転可能に取付けるための手段を含む、カバー装置。 - 【請求項13】 前記耳カップは、更に、前記V字形支
持フランジの突出端から前記半円状フレーム部分と反対
方向に突出した二つのカップ延長部を有する請求項12
に記載のカバー装置。 - 【請求項14】 前記耳カップ用取付け手段は、更に、
前記取付けフランジの外面から突出した取付けヘッドを
具え、前記取付けヘッドは前記バンドの自由端に対する
耳カップの回転ピボットを形成し、前記耳カップの取付
けヘッドの軸を中心とする回転を可能にしている請求項
12に記載のカバー装置。 - 【請求項15】 前記取付けヘッドが、前記バンドの端
部の開口内にスナップ嵌合される請求項14に記載のカ
バー装置。 - 【請求項16】 前記バンドの第1湾曲部分がその内面
に一連の隆起部を有し、前記隆起部はバンドの第2湾曲
部分によって形成される重合部と係合して、バンドの全
長の調節を行う際に両湾曲部分の相対的摺動運動に対し
て抵抗するように構成された請求項12に記載のカバー
装置。
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2004
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