JP5000332B2 - 導電性インク - Google Patents

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Description

本発明は、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れた導電性インクに関するものである。
導電性被膜の製造方法としては従来から、例えば、金属の真空蒸着、化学蒸着、イオンスパッタリング等が行われてきた。しかしながら、これらの方法は真空系又は密閉系での作業を必要とするため、操作が煩雑で、装置が大掛かりであるため大きなスペースを必要とし、費用がかさむ上、量産性に乏しい等の問題があった。
メッキによって導電性被膜を形成する方法もあるが、この場合、多量の廃液を処理する必要があり、材料ロスが大きく余分な費用が掛かる上、環境に対する負荷が大きいという問題があった。
導電性被膜で配線のパターンを形成するときには、フォトリソグラフィー法が広く用いられているが、この場合、基材上に形成された導電性被膜の必要部分をマスクする工程が余分に必要である。また、用いられる感光性樹脂や除去された金属被膜、及び、それらを溶解させた廃液が多量に排出されるため、処理費用がかさみ、環境負荷が大きい。
これらの方法に対して、導電性被膜を形成する材料をコーティング剤として用い、基材上に描画する方法では、特別な装置を設ける必要もなく簡単な設備で生産できるため、広いスペースを必要とせず、費用も少なくてすむ。また、材料ロスや廃液もほとんど出ないことから、コスト面でも有利であり、環境負荷も小さくできる。
上記コーティング剤としては、従来、銀や他の金属粒子を樹脂成分や有機溶媒で練り込んだ金属ペーストや、導電性インクと称されるものが用いられ、これらをディスペンサーやスクリーン印刷で塗布して導電性被膜を形成することが多い。
また、最近では粘度の低いコロイド状の金属分散液を導電性インクとして用いてインクジェット方式で描画し、配線パターンを形成する方法も試みられている。
導電性インクの溶媒としては、有機溶剤、非有機溶剤のいずれを用いることもできるが、非有機溶剤、特に水を用いることで、人体に対する影響や環境に対する負荷を低減することができる。
このような導電性インクを用いたコーティングによる配線パターンの描画では、印刷前のインクが乾燥によって変質することを抑制する必要がある。特にインクジェット方式の場合、インクが吐出するノズルは非常に微細な構造をしており、乾燥による固形分の凝集が起こると、ノズル詰まりに直結し、描画ができなくなるという問題があった。
また、描画後の配線パターンは、加熱処理することにより金属粒子同士が焼結し、高い導電性が発現するが、この熱処理温度が高いと描画を行う基材が変形や溶融、劣化等の損傷を受けるため、基材の材料選択が制約を受ける。
このため、上記導電性インクには、できるだけ低い温度で加熱処理ができる設計が求められる。しかし、このことは同時に、先に述べた乾燥時の変質という面では、金属粒子同士が凝集体を形成しやすいということに繋がり、これらの特性を両立させることは非常に困難であった。
このような流れの中で、上記問題を解決した導電性インクとして、溶媒にアルコール化合物を含有させた導電性インクが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−143325号公報(2004年5月20日公開)
しかしながら、上記特許文献1に記載の導電性インクでは、描画後に低温で速やかに乾燥し、且つ描画前の乾燥による変質が抑制されるが、配線パターン等を描画した場合にインクが乾燥する過程でインクが基材上で流動し、当初描画していた配線パターンが崩れてしまうという問題が生じる。このため、描画に用いるノズル等の径を小さくしたとしても、描画する配線パターン等の解像度が制約されてしまう。
また、描画した配線パターンを次工程(乾燥、焼成工程等)に送る際、スペースの問題から基板を傾斜してセッティングする等のように、場所に制約を受けずに乾燥、焼成工程を行うことが要望されている。しかしながら、上記特許文献1に記載の導電性インクでは、振動し易い場所で製造する場合や、傾斜して配線パターンを設置した場合には、配線パターンが流動してしまうために、当初描いた配線パターンが維持できないという問題があった。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れ、より微細なパターン形成を可能とする導電性インクを実現することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討を行った。その結果、特定の多価アルコール類化合物を用いることにより、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れた導電性インクを実現することができることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明に係る導電性インクは、上記課題を解決するために、金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなる導電性インクであって、上記溶媒は、水及び、1重量%以上40重量%以下の範囲内の多価アルコール類化合物を含み、上記多価アルコール類化合物は、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び重量平均分子量が600以上、1,000以下の範囲内であるポリエチレンクリコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物であることを特徴としている。
上記構成によれば、特定の構造を有する多価アルコール類化合物が溶媒に所定量含有しているため、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れ、より微細なパターン形成を可能とする導電性インクを提供することができるという効果を奏する。
本発明に係る導電性インクでは、上記金属成分は、イオン化列が水素より貴な金属よりなり、上記有機成分は、金属イオン1価/gに対して0.01g以上6g以下の範囲内で、タンニン酸を含有していることが好ましい。
また、本発明に係る導電性インクでは、上記金属成分は、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム及びオスミウムからなる群より選択される少なくとも1種の金属よりなり、導電度が10mS/cm以下であることが好ましい。
また、本発明に係る導電性インクでは、COOH基とOH基とを合わせて3個以上有し、且つCOOH基の数がOH基の数以上であるヒドロキシ酸又はその塩を更に含有することが好ましい。
上記構成によれば、ヒドロキシ酸又はその塩を含有しているため、金属コロイド粒子の分散安定性が向上し、より高い導電性を有する被膜を形成することができる導電性インクを提供することができる。
また、本発明に係る導電性インクでは、上記固形分は、10℃/分の昇温速度で熱重量分析を行った場合に、100〜500℃の重量減少が0.01重量%以上7重量%以下の範囲内であることが好ましい。
上記構成によれば、金属コロイド粒子の分散安定性が向上し、より高い導電性を有する被膜を形成することができる導電性インクを提供することができる。
本発明に係る導電性インクでは、界面活性剤を更に含有することが好ましい。
上記構成によれば、多成分溶媒系のインクに起こり易い、乾燥時の揮発速度の違いによる被膜表面の荒れや固形分の偏りを抑制し、均一な被膜を形成することができる導電性インクを提供することができる。
本発明に係る導電性インクは、以上のように、金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなる導電性インクであって、上記溶媒は、水及び、1重量%以上40重量%以下の範囲内の多価アルコール類化合物を含み、上記多価アルコール類化合物は、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び重量平均分子量が600以上、1,000以下の範囲内であるポリエチレンクリコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物であることを特徴としている。
このため、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れ、より微細なパターン形成を可能とする導電性インクを提供することができるという効果を奏する。
以下、本発明について詳しく説明する。尚、本明細書では、「重量」は「質量」と同義語として扱い、「重量%」は「質量%」と同義語として扱う。また、範囲を示す「A〜B」は、A以上B以下であることを示し、主成分とは、組成物中で最も多く含まれている成分を意味し、好ましくは50重量%以上含有しているという意味である。
本実施の形態に係る導電性インクは、金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなる導電性インクであって、上記溶媒は、1重量%以上40重量%以下の範囲内の多価アルコール類化合物を含む水溶液であり、上記多価アルコール類化合物は、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び重量平均分子量が600以上、1,000以下の範囲内であるポリエチレンクリコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物である。つまり、本実施の形態に係る導電性インクは、金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなるものである。
上記金属コロイド粒子における金属成分は、イオン化列が水素より貴な金属よりなることが好ましく、このような金属としては、例えば、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、オスミウム等が挙げられる。これらの金属は単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。上記金属の中でも、銀、銅、白金、パラジウムが特に好ましい。
本実施の形態に係る導電性インクは、銀とその他の金属との混合コロイド液であることがより好ましい。銀を用いることにより、その導電性インクを用いて形成される被膜の導電率が良好となるが、電子材料として銀を用いる場合は、マイグレーションの問題を考慮する必要がある。このため、銀とその他の金属とからなる混合コロイド液を用いることにより、マイグレーションを抑制することができる。上記その他の金属としては、例えば、上述した金、銅、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム、オスミウム等が挙げられる。これらの中でも、銅、白金、パラジウムが特に好ましい。
上記のような混合コロイド液を用いる場合、導電性インク中の銀とその他の金属との比率は、銀とその他の金属との合計量に対して銀の比率が30〜99重量%の範囲内であることがより好ましい。銀の比率が99重量%を超えると、マイグレーションを解決することが困難となる。また、銀の比率が30重量%未満であると、得られる導電性インクの導電性が低下することがある。より好ましい下限は40重量%であり、より好ましい上限は95重量%である。更に好ましい下限は60重量%であり、更に好ましい上限は90重量%である。
上記有機成分としては、例えば、分散剤や還元剤として用いられる有機物を挙げることができる。上記還元剤としては、適当な溶媒に溶解し、還元作用を示すものであれは特に限定されないが、中でも、タンニン酸、ヒドロキシ酸が好適に用いられる。タンニン酸や、ヒドロキシ酸は還元剤として機能すると同時に分散剤としての効果を発揮する。これらの分散剤や還元剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記タンニン酸を用いると、金属コロイド粒子の分散安定性が向上し、導電性インクを乾燥及び/又は加熱処理することにより導電性に優れた被膜を得ることができる。上記タンニン酸としては、一般にタンニン酸と称されるもの全てを用いることができ、ガロタンニン酸、五倍子タンニン等と表現されるものも含まれる。
上記タンニン酸の含有量としては、金属イオン1価/gに対して、0.01〜6gの範囲内であることが好ましい。これは、例えば、1価の銀イオンの場合は、銀イオン1g当たりのタンニン酸の含有量は0.01〜6gの範囲内であり、3価の金イオンの場合は、金イオン1g当たりのタンニン酸の含有量は0.03〜18gの範囲内である。タンニン酸の含有量が少なすぎると還元反応が充分に進まず、多すぎると過剰に吸着して被膜中に残存することがある。より好ましい下限は0.1gであり、より好ましい上限は1.5gである。
本実施の形態に係る導電性インクでは、COOH基とOH基とを合わせて3個以上有し、且つCOOH基の数がOH基の数以上であるヒドロキシ酸又はその塩を更に含有することが好ましい。上記ヒドロキシ酸又はその塩を用いると、金属コロイド粒子の分散安定性が向上し、導電性インクを乾燥及び/又は加熱処理することに、より導電性に優れた被膜を得ることができる。上記ヒドロキシ酸としては、例えば、クエン酸三ナトリウム、クエン酸三カリウム、クエン酸三リチウム、りんご酸二ナトリウム、酒石酸二ナトリウム等が挙げられる。
上記ヒドロキシ酸の含有量は少なすぎると効果が現れず、多すぎると不純物となり、被膜の導電性を阻害するので、金属イオン1価/gに対して、0.1〜15gの範囲内であることが好ましい。
本実施の形態に係る導電性インクにおいて、上記金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子の形態としては特に限定されず、例えば、上記金属成分からなる粒子の表面に有機成分が付着しているもの、上記金属成分からなる粒子をコアとして、その表面が有機成分で被覆されているもの、金属成分と有機成分とが均一に混合されてなる粒子等が挙げられる。これらの中でも、上記金属成分からなる粒子をコアとして、その表面が有機成分で被覆されているもの、金属成分と有機成分とが均一に混合されてなる粒子が好ましい。
上記金属コロイド粒子中の有機成分量としては、0.5〜30重量%の範囲内が好ましい。0.5重量%未満であると、得られる導電性インクの貯蔵安定性が悪くなる傾向があり、30重量%を超えると、得られる導電性インクを用いてなる導電性被膜の導電率が悪くなる傾向がある。より好ましい下限は1重量%であり、より好ましい上限は20重量%であり、更に好ましい上限は7重量%である。
尚、本実施の形態に係る導電性インクにおいて、上記金属コロイド粒子の「有機成分」とは、金属成分とともに実質的に粒子を構成する有機物のみならず、金属中に最初から不純物として含まれる微量有機物、後述する製造過程で混入した微量の有機物が金属成分に付着したもの、洗浄過程で除去しきれなかった残留還元剤、残留分散剤等の有機物が微量、金属成分に付着したもの等を含む、導電性インク中の全ての有機物を意味する。また、本実施の形態に係る導電性インクにおいて、上記「微量」とは、具体的には、金属コロイド粒子中1重量%未満をいう。
本実施の形態に係る導電性インクにおいて、上記金属コロイド粒子は有機成分を含むため、溶液中での粒子の分散安定性が高い。このため、導電性インクの金属含量を上げても金属コロイド粒子が凝集し難く、良好な分散性が保たれる。
上記金属コロイド粒子の平均粒径は、1〜400nmの範囲内であることが好ましい。上記金属コロイド粒子の平均粒径が1nm未満であっても、良好な導電性を有する被膜は得られるが、一般的にそのような微金属コロイド粒子の製造はコスト高となりで実用的でない。400nmを超えると、金属コロイド粒子の分散安定性が経時的に変化しやすい。より好ましい上限は70nmである。
本実施の形態に係る導電性インクにおいて、上記固形分の濃度は1〜70重量%の範囲内であることが好ましい。ここで、固形分とは、導電性インクから大部分の溶媒をシリカゲル等により取り除いた後、20℃〜70℃の温度範囲で12時間以上乾燥させたときに残存する固形分をいい、通常、この固形分は、金属コロイド粒子、残留分散剤及び残留還元剤等からなる。
上記固形分の濃度が1重量%未満であると、得られた導電性インクの金属の含有量が少なすぎるので、導電性被膜を形成する際、必要な厚みを出すために何度も重ね塗る必要が生じ工業的に不利である。上記固形分の濃度が70重量%を超えると、粘性が上昇し取り扱いにくくなるので、これも工業的に不利である。より好ましい下限は3重量%であり、より好ましい上限は50重量%である。
本実施の形態に係る導電性インクは、固形分に対して10℃/分の昇温速度で熱重量分析を行ったときの100〜500℃の重量減少が7重量%以下であることが好ましい。上記固形物を500℃まで加熱すると、有機物等が酸化分解され、大部分のものはガス化されて消失する。このため、500℃までの加熱による減量は、ほぼ固形分中の有機物の量に相当すると考えてよい。
上記重量損失が多ければ金属コロイド液の分散安定性は優れるが、多すぎると不純物として金属被膜中に残留する有機物が、被膜の導電性を阻害する。特に100℃程度の低温での加熱で高い導電性を得るためには上記重量損失が7重量%以下であることが好ましい。一方、上記重量損失が少なすぎるとコロイド状態での分散安定性が損なわれるため、0.01重量%以上であることが好ましい。より好ましい下限は0.05重量%であり、より好ましい上限は4.5重量%である。
本実施の形態に係る導電性インクにおける上記溶媒は、水及び、1重量%以上40重量%以下の範囲内の多価アルコール類化合物を含み、上記多価アルコール類化合物は、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び重量平均分子量が600以上、1,000以下の範囲内であるポリエチレンクリコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物である。
上記多価アルコール類化合物としては、例えば、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール等が挙げられる。これらの中でも1,2,6−ヘキサントリオールがより好ましい。
上記多価アルコール類化合物は、20℃における蒸気圧が0.01mmHgと低いため、乾燥性が低く(乾燥し難く)、また粘度が何れも50mPa・s以上と比較的高いため、乾燥過程で水が揮発した際に溶媒の粘度を反映し、インクがペースト化し増粘する。このため、配線パターンを傾斜して静置させてもパターンの垂れが抑制される。中でも、20℃での粘度が2000cps以上である1,2,6−ヘキサントリオールの場合、その効果が顕著である。
上記溶媒における多価アルコール類化合物の含有量は、1〜40重量%の範囲内であり、より好ましくは3〜30重量%の範囲内であり、更に好ましくは4〜25重量%の範囲内であり、特に好ましくは5〜20重量%の範囲内である。
本実施の形態に係る導電性インクは、界面活性剤を含有していてもよい。上記界面活性剤を含有することにより、多成分溶媒系のインクに起こり易い、乾燥時の揮発速度の違いによる被膜表面の荒れや固形分の偏りを抑え、均質な被膜を形成することが可能となる。上記界面活性剤としては特に限定されず、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤を用いることもでき、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、4級アンモニウム塩等を挙げることができるが、フッ素系界面活性剤が少量の添加で効果が得られるため、より好ましい。
上記界面活性剤の含有量は少なすぎると効果が得られず、多すぎると被膜中で残量不純物となって導電性を阻害するので、溶媒100重量部に対して0.01〜0.5重量部の範囲内であることがより好ましい。
本実施の形態に係る導電性インクは、液の特性を更に改質するため、他の添加剤を含有させてもよい。他の添加剤として具体的には、消泡剤、増粘剤等が挙げられる。
本実施の形態に係る導電性インクは、金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなるので、電導度を10mS/cm以下とすることができる。従来の導電性インクは、存在する電解質成分の濃度に敏感に反応して凝集沈降し、貯蔵安定性が損なわれることがあったが、電導度が10mS/cm以下であると、この影響を充分に排除することができ、ガラス容器中での保管によるアルカリ分の流出や、空気中の炭酸ガスの溶解による経時的な電解質濃度の上昇による貯蔵安定性の悪化を防止することができる。更に、導電性インクの電導度が10mS/cm以下であると、導電性インクの分散安定性が高いので、固形分濃度が高い導電性インクの製作が容易となり、容積を減ずることができ、流通や運搬時の取り扱いが容易となる。高濃度の導電性インクは、後で適当な溶媒を用いて、使用に最適な濃度に調整してもよい。
本実施の形態に係る導電性インクを製造する方法としては特に限定されないが、例えば、まず金属コロイド粒子を含む溶液を製造し、ついで、その溶液の洗浄を行う方法等が挙げられる。
上記金属コロイド粒子を含む溶液を製造する方法としては化学還元法による方法であれば特に限定されず、例えば、分散剤を用いて溶液中に分散させた金属塩又は金属イオンを、何らかの方法により還元させればよい。
上記金属塩としては、分散媒中に溶解でき、何らかの手段で還元できるものであれば特に限定されず、例えば、硝酸銀、硫酸銀、塩化銀、酸化銀、酢酸銀、亜硝酸銀、塩素酸銀、硫化銀等の銀塩;塩化金酸、塩化金力リウム、塩化金ナトリウム等の金塩;塩化白金酸、塩化白金、酸化白金、塩化白金酸カリウム等の白金塩;硝酸パラジウム、酢酸パラジウム、塩化パラジウム、酸化パラジウム、硫酸パラジウム等のパラジウム塩等が挙げられる。これらの金属塩は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
上記金属塩を還元させる方法としては特に限定されず、還元剤を用いて還元させてもよく、紫外線等の光、電子線、熱エネルギー等を用いて還元させてもよい。
上記還元剤としては、分散媒に溶解し上記金属塩を還元させることができるものであれば特に限定されず、例えば、ジメチルアミノエタノール、メチルジエタノールアミン、トリエタノールアミン、フェニドン、ヒドラジン等のアミン化合物;水素化ホウ素ナトリウム、ヨウ化水素、水素ガス等の水素化合物;一酸化炭素、亜硫酸等の酸化物;クエン酸三ナトリウム、グリコール酸ナトリウム等のヒドロキシ酸塩;硫酸第一鉄、酸化鉄、フマル酸鉄、乳酸鉄、シュウ酸鉄、硫化鉄、酢酸鉄、塩化錫、二リン酸錫、シュウ酸錫、酸化錫、硫酸錫等の低原子価金属塩;ホルムアルデヒド、ハイドロキノン、ピロガロール、タンニン、タンニン酸、サリチル酸、D−グルコース等の糖等の有機化合物が挙げられる。これらの還元剤は単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。上記の還元剤を使用する際には、更に、光や熱を加えて還元反応を促進させてもよい。
上記金属塩、分散剤及び還元剤を用いて金属コロイド粒子を含む溶液を製造する方法としては、例えば、上記金属塩を純水等に溶かして金属塩溶液を調製し、その金属塩溶液を徐々に分散剤と還元剤とが溶解した水溶液中に滴下する方法等が挙げられる。
上記のようにして得られた金属コロイド粒子を含む溶液中には、金属コロイド粒子の他に、還元剤の残留物や分散剤が存在しており、液全体の電解質濃度が高くなっている。このような状態の液は、電導度が高いので、金属コロイド粒子の凝析が起こり、沈殿しやすい。上記金属コロイド粒子を含む溶液を洗浄して余分な電解質を取り除くことにより、電導度が10mS/cm以下の金属コロイド液を得ることができる。
上記洗浄方法としては、例えば、得られた金属コロイド粒子を含む溶液を一定時間静置し、生じた上澄み液を取り除いた上で、純水を加えて再度攪拌し、更に一定期間静置して生じた上澄み液を取り除く工程を幾度か繰り返す方法、上記の静置の代わりに遠心分離を行う方法、限外濾過装置やイオン交換装置等により脱塩する方法等が挙げられる。中でも、脱塩する方法が好ましい。また、脱塩等した液は、適宜濃縮してもよい。
複数の金属からなる導電性インクを製造する方法としては特に限定されず、例えば、銀とその他の金属とからなる導電性インクを製造する場合には、上記の方法にて、銀コロイド液とその他の金属のコロイド液とを別々に製造し、その後混合してもよく、銀イオン溶液とその他の金属イオン溶液とを混合し、その後に還元してもよい。
本実施の形態に係る導電性インクを基材上に塗布し、乾燥することにより導電性被膜を形成することができる。
上記基材としては特に限定されず、例えば、熱に強い金属、ガラス、セラミック等からなる比較的熱に強い基材;ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、ビニル樹脂等の高温をかけると変形や分解のおそれがある高分子系の基材等を挙げることができる。
本実施の形態に係る導電性インクによれば、100℃程度の低温加熱処理でも高い導電性を発現する被膜を形成することができるので、比較的熱に弱い基材上にも導電性被膜を形成することができる。上記基材の形状としては、例えば、板状、フィルム状等が挙げられる。
上記基材と導電性被膜との密着性を高めるため、上記基材の表面処理を行ってもよい。上記表面処理方法としては、例えば、コロナ処理、プラズマ処理、UV処理、電子線処理等のドライ処理;基材上にあらかじめプライマー層や導電性インク受容層を設ける方法等が挙げられる。
上記基材上に本実施の形態に係る導電性インクを塗布する方法としては特に限定されず、例えば、ディッピング、スクリーン印刷、スプレー方式、バーコート法、スピンコート法、インクジェット法、ディスペンサー法、刷毛による塗布等が挙げられる。
本実施の形態に係る導電性インクより形成される導電性被膜は、ブラウン管の電磁波遮蔽、建材又は自動車の赤外線遮蔽、電子機器や携帯電話の静電気帯電防止材、曇ガラスの熱線、回路基材やICカードの配線、フラットパネルディスプレイの電極、樹脂に導電性を付与するためのコーティング、スルーホール又は回路自体等に好適に用いられる。
本実施の形態に係る導電性インクにより、100℃程度の低温加熱処理でも高い導電性を発現する被膜を形成することができると同時に、描画前の乾燥による導電性インクの変質の防止という相反する要求を両立することが可能となる。このため、基材の種類に制約を受けることなく導電性に優れた導電パターンを形成することができることに加えて、乾燥によるインクの変質が起こりにくいので、幅広い描画装置、印刷機械等に用いることができる。
以下、実施例に基づいて本発明をより詳細に説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
<再溶解性>
導電性インク2μLをガラス基板(商品名:AN100、旭硝子社製)上に滴下し、25℃で24時間乾燥させたものを水に浸漬し、25℃で、超音波をかけながら(使用機器:UT−105S,シャープ社製)1分間放置し、状態変化を観察し再溶解性を評価した。
尚、評価は、完全にコロイド状に戻った場合を「○」とし、変化がない場合を「×」とし、一部コロイド状に戻った状態を「△」とした。
<ノズル詰まり性>
ディスペンサ(武蔵エンジニアリング製、SHOTMASTER300)による描画テスト(ニードル:SNA−30G(内径:0.14mm)、線幅300μmの10cmラインを描画後、5分毎に間欠描画を実施)を行い、インク充填後からノズルにインクが詰まって使用不可能になるまでに要する時間を評価した。
尚、評価は、ノズル詰まり時間が1日以上である場合を「○」とし、0.5日未満である場合を「×」とした。
<液だれ評価>
ガラス基板上に導電インクが、直径約3mmの円状になるように、導電性インク1μLをガラス基板(商品名:AN100、旭硝子社製)上に滴下し、ガラス基板を45度傾斜させて、60℃のギヤオーブン中で2時間乾燥させた。乾燥後、インクの液だれの有無を目視評価した。
尚、評価は、液だれが0.5cm未満である場合を「○」とし、液だれが0.5cm以上生じた場合を「×」とした。
<被膜の導電性>
導電性インクをスライドガラス上に刷毛塗りし、自然乾燥した後、ギヤオーブン中で120℃1時間の条件で加熱処理を行い、被膜を作製した。得られた被膜を、横川電機社製PORTABLE DOUBLE BRIDGE2769を用いてダブルブリッジ法により体積抵抗率を求めた。
<銀コロイド水溶液の作製>
各実施例及び比較例における導電性インクは、以下のようにして製造した。10N−NaOH水溶液を3mL添加してアルカリ性にした水50mLに、クエン酸3ナトリウム2水和物17g、タンニン酸0.36gを溶解した。得られた溶液に対して3.87mol/L硝酸銀水溶液3mLを添加し、2時間攪拌を行い銀コロイド水溶液を得た。得られた銀コロイド水溶液に対し、導電率が30μS/cm以下になるまで透析することで脱塩を行った。透析後、3000rpm(920G)、10分の条件で遠心分離を行うことで、粗大金属コロイド粒子を除去した。この銀コロイド水溶液中の固形分を、乾燥重量法によって求めた。ここで得られた固形分ついて、セイコー電子工業社製TG/DTA300を用いて昇温速度10℃/分で室温から500℃までの大気中における熱重量変化を求め、100℃から500℃までの重量減少を計算した。銀コロイド水溶液中の固形分は55重量%であり、熱重量分析による500℃昇温時の重量減少は1.9重量%であった。
上記銀コロイド水溶液に、表2に示した各種アルコール類化合物を添加した後、イオン交換水を加えて最終固形分が40重量%になるように調製し、各導電性インクを作製した。
Figure 0005000332
尚、実施例3で用いたポリエチレングリコールは、和光純薬工業社製の「ポリエチレングリコール600」を用い、比較例4で用いたポリエチレングリコールは、和光純薬工業社製の「ポリエチレングリコール400」を用いた。また、ポリエチレングリコールの重量平均分子量は、分子量が既知のポリエチレングリコールを基準に、検出感度を校正した、蒸発型光散乱検出器を検出器とする、超臨界流体クロマトグラフィーのクロマトグラムより決定した。
得られた各導電性インクについて、上述した各評価を行い、その結果を表2に示す。
Figure 0005000332
表2に示すように、実施例1〜5の導電性インクは、低い加熱温度によっても高い導電性を有する被膜が得られ、描画前の乾燥による変質が起こり難いことに加え、耐レベリング性に優れる。このため、外部からの振動等に対して描画したパターンが影響を受け難く、製造に制約が少ない。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明の導電性インクは、低温での加熱乾燥が可能であることから基材の種類に制約を受けることなく、導電性に優れた導電パターンを形成することが可能であることに加えて、乾燥によるインクの変質が起こり難く、耐流動性に優れており、幅広い描画装置、印刷機器等に好適に適用することができる。

Claims (6)

  1. 金属成分と有機成分とからなる金属コロイド粒子を主成分とする固形分と、溶媒とからなる導電性インクであって、
    上記溶媒は、水及び、1重量%以上40重量%以下の範囲内の多価アルコール類化合物を含み、
    上記多価アルコール類化合物は、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、テトラエチレングリコール、ジプロピレングリコール、及び重量平均分子量が600以上、1,000以下の範囲内であるポリエチレンクリコールからなる群より選択される少なくとも1種の化合物であることを特徴とする導電性インク。
  2. 上記金属成分は、イオン化列が水素より貴な金属よりなり、
    上記有機成分は、金属イオン1価/gに対して0.01g以上6g以下の範囲内で、タンニン酸を含有していることを特徴とする請求項1に記載の導電性インク。
  3. 上記金属成分は、金、銀、銅、白金、パラジウム、ロジウム、ルテニウム、イリジウム及びオスミウムからなる群より選択される少なくとも1種の金属よりなり、導電度が10mS/cm以下であることを特徴とする請求項2に記載の導電性インク。
  4. COOH基とOH基とを合わせて3個以上有し、且つCOOH基の数がOH基の数以上であるヒドロキシ酸又はその塩を更に含有することを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の導電性インク。
  5. 上記固形分は、10℃/分の昇温速度で熱重量分析を行った場合に、100〜500℃の重量減少が0.01重量%以上7重量%以下の範囲内であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載の導電性インク。
  6. 界面活性剤を更に含有することを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の導電性インク。
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