JP4999779B2 - コンデンサ劣化検知装置および家電機器 - Google Patents

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Description

この発明は、コンデンサの劣化を検知するコンデンサ劣化検知装置およびそれを備えた家電機器に関するものである。
従来、回路部品の障害を検知するものとして、例えば「直流安定化電源回路内の発熱部品個々に温度センサーを設けて、何れかの該温度センサーからの異常温度信号を検出したとき、該直流安定化電源回路への入力を遮断する手段、又は該直流安定化電源回路の制御線を切断する手段を備えたことを特徴とする直流安定化電源回路。」が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、例えば「多出力端子を有するDC/DCコンバータ本体と、このコンバータ本体内の発熱部品に設け異常温度に達すると制御信号を出力する温度センサと、前記多出力端子の出力部それぞれに設けられた外部からの駆動信号により出力電圧を断とする出力停止部と、前記温度センサの制御信号を入力し、前記出力停止部にあらかじめ定めた順序で前記駆動信号を順次出力する出力制御回路とを有することを特徴とするDC/DCコンバータ。」が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−330136号公報(請求項1) 特開平6−141535号公報(請求項1)
従来の劣化検知装置は、回路部品に温度センサーを物理的に取り付けて、温度センサーの出力に基づいて劣化状態を判断しているため、熱抵抗のばらつきが出やすく検知精度が低い、という問題点があった。
また、熱抵抗のばらつきを低減するためのバンド等を実装する必要があり、製造の手間やバンドを実装するための部品コスト、これを実装するための基板面積を確保する必要があり、結果として、実装基板コストが高くなる、という問題点があった。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、コンデンサの劣化状態異常の検出を精度良く、安価な構成で実現することができるコンデンサ劣化検知装置および家電機器を得ることを目的とする。
この発明に係るコンデンサ劣化検知装置は、所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサの端子間電圧を、前記周期に同期した所定のサンプリングタイミングで検出する電圧検出手段と、前記電圧検出手段の出力からコンデンサの劣化状態の異常を判断する劣化判断手段とを備え、前記電圧検出手段は、前記コンデンサの放電期間の位相のうち、位相差がそれぞれ異なる任意の2箇所で前記コンデンサの端子間電圧を検出し、前記劣化判断手段は、検出された当該電圧値の差を求め、求めた差の値が所定の劣化判断レベルより大きいとき、劣化状態の異常を判断するものである。
この発明は、コンデンサの端子間電圧を、所定のサンプリングタイミングで検出してコンデンサの劣化状態の異常を判断することにより、コンデンサの劣化状態異常の検出を精度良く、安価な構成で実現することができる。
実施の形態1.
図1は実施の形態1に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図1において、コンデンサ劣化検知装置は、電圧検出手段6と、劣化判断手段7と、報知手段8とにより構成される。このコンデンサ劣化検知装置は、図1に示すように、例えば、電源1の交流電圧を、チョークコイル2を介してダイオード3により整流し、コンデンサ4により平滑して負荷5に直流電力を供給する半波整流回路において、コンデンサ4の劣化を検知するものである。
電圧検出手段6は、コンデンサ4の端子間電圧Vcを検出して所定の電圧レベル(例えば0〜5V)に変換するレベル変換器61と、レベル変換器61の出力をデジタル値として検出するA/D変換器62とにより構成されている。
劣化判断手段7は、後述する動作により、A/D変換器62の検出結果からコンデンサ4の劣化状態の異常を判断して判断結果を報知手段8へ出力する。尚、劣化判断手段7は、例えば、マイコンのような演算装置により実行されるソフトウェアとして構成することもできるし、回路デバイスのようなハードウェアで構成することもできる。ソフトウェアとして実現する場合は、ROM等に当該機能を実現するプログラムを格納しておき、マイコンなどの演算装置がそのプログラムを読み込んで、プログラムの指示に従って各部の機能に相当する処理を実行することにより構成することができる。
報知手段8は、例えばセグメントLEDや液晶表示素子等からなり、劣化判断手段7の出力に基づいてコンデンサ4の劣化状態に関する所定の情報を使用者に報知する。
次に、本実施の形態1の動作を図2、図3を用いて説明する。
図2は実施の形態1に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図、図3は実施の形態1に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。図2及び図3に示すように、半波整流回路においては、電源電圧の+ピーク時においてコンデンサ4への充電が終了(A点)し、負荷5に供給される放電電流により端子間電圧Vcは徐々に低下していき、電源電圧が端子間電圧Vcより上回る充電開始点(B点)からコンデンサ4への充電が開始される。つまり、充電終了点(A点)から充電開始点(B点)までの間が放電期間となる。このような放電期間におけるコンデンサ4の端子間電圧の変化量は、負荷を一定とした場合、コンデンサ4の静電容量に依存することとなる。またコンデンサは、その劣化によって静電容量が低下することが知られている。よって、この放電期間における端子間電圧Vcの低下量により、コンデンサ4の静電容量の低下を検知することができ、結果としてコンデンサ4の劣化状態を判断することができる。
このようなことから本実施の形態においては、コンデンサ4の放電期間の位相のうち、電源電圧の周期に同期し、位相差がそれぞれ異なる任意の2箇所でコンデンサ4の端子間電圧Vcを検出し、その差電圧Vdを監視することにより、コンデンサ4の劣化を判断する。例えば、A/D変換器62は、コンデンサ4の放電期間の位相のうち、放電期間開始時の位相(A点)で端子間電圧Vc_maxを検出し、充電期間の開始直前のゼロクロス3の位相(C点)で端子間電圧Vc_minを検出する。ここで、A点は、電源電圧が最大となるピーク位相であって、ゼロクロス1から電源周期の1/4周期後(電源の周波数が50Hzの場合、T1=5ms)である。C点は、電源電圧位相のゼロクロス3、即ち、充電期間の開始直前のゼロクロス位相である。尚、B点の位相は静電容量の低下に応じて変化するため、これを特定するのは簡便ではない。そこで、測定点としては、確実に放電領域である放電開始点(A点)と、放電終了点B点の直前のゼロクロス3(C点)とする。
次に、劣化判断手段7は、検出された当該電圧値の差を求め、求めた差電圧Vdの値が予め設定された所定の劣化判断レベルVd_refより大きいとき、劣化状態の異常を判断する。即ち、図2に示すようにコンデンサ4の静電容量が正常の場合、Vd_ref>Vdとなり、劣化判断手段7は劣化状態が正常と判断するが、図3に示すようにコンデンサ4の静電容量が低下した場合、Vd_ref<Vdとなり、劣化判断手段7は劣化状態が異常と判断する。
尚、劣化判断レベルVd_refは、負荷5によって異なり、また負荷5の運転状態によっても異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
劣化判断手段7は、コンデンサ4の劣化状態の判断結果を報知手段8に対して出力する。報知手段8は、例えばセグメントLEDや液晶表示素子等に判断された劣化状態に関する情報(例えば、エラーコードなど)を表示させる。尚、この表示の際、所定のメンテナンス内容の情報(例えば、部品交換を促すメッセージなど)を表示させるようにしても良い。また、スピーカー等により、当該劣化状態に関する情報を音により報知するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、コンデンサ4の端子間電圧Vcの差電圧Vdにより、劣化状態の異常を判断するので、コンデンサ4の劣化状態異常の検出を、精度良く実現することができる。また、温度センサー及び温度センサーのためのバンド等を実装する必要が無く、製造コスト、実装面積を低減させることができ、安価な構成とすることができる。
また、コンデンサ4の端子間電圧Vcのサンプリングにおいて、電源電圧の周期に同期する2箇所のみをサンプリングするので、高速のA/D変換やデータ処理を必要とせず、一般的な変換速度のA/D変換器や一般的なデータ処理速度のマイコン等を用いることができ、コンデンサ劣化検知装置を安価な構成で実現できる。
また、コンデンサ4の劣化状態の判断結果を、報知手段8により報知することにより、コンデンサ4の劣化状態に関する情報を使用者に報知することができる。これにより、使用者は負荷5の運転を停止させ、コンデンサ4の劣化故障による発煙・発火を防止することができる。
また、劣化状態の判断に差電圧Vdを用いるので、例えば電源電圧の変動によって、コンデンサ4の端子間電圧Vcが変動した場合であっても、差電圧Vdは電源電圧変動の影響が少なく、簡便で安定した測定が可能となる。
尚、本実施の形態1では、Vc_maxの測定点としてA点、Vc_minの測定点としてC点の場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、電源電圧の同期する任意のタイミングで良く、例えば測定タイミングを簡便に実現しやすいD点、E点でも構わないし、A点以降〜C点の範囲内であれば何れの位相でも構わない。
尚、本実施の形態1では、劣化判断手段7は、差電圧Vdが劣化判断レベルVd_refと比較して一度でも大きい場合には、劣化状態の異常を出力する場合を説明したが、これに限らず、所定の時間内において劣化判断レベルを超えることが連続した場合、または劣化判断レベルを超えることが所定の回数があったときに、劣化状態が異常と判断するようにしても良い。
実施の形態2.
本実施の形態2は、端子間電圧Vcの最小値近傍の電圧Vc_minを検出して、劣化状態の判断を行う。尚、本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図4は実施の形態2に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図、図5は実施の形態2に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。図4及び図5に示すように、本実施の形態においては、コンデンサ4の放電期間の位相のうち、電源電圧の周期に同期する任意の1箇所でコンデンサ4の端子間電圧Vcを検出し、その電圧の低下を監視することにより、コンデンサ4の劣化を判断する。例えば、A/D変換器62は、コンデンサ4の放電期間の位相のうち、充電期間の開始直前のゼロクロス3の位相(C点)で端子間電圧Vc_minを検出する。このC点は、電源電圧位相のゼロクロス3、即ち、充電期間の開始直前のゼロクロス位相である。
ここで、静電容量の低下に伴う端子間電圧Vcの低下量は、その電圧が最小となる放電終了点(B点)で最も顕著に現れる。しかし、B点の位相は静電容量の低下に応じて変化するため、これを特定するのは簡便ではない。そこで、端子間電圧Vcの最小値近傍であり、かつ、測定点として確実に放電領域である放電終了点B点の直前のゼロクロス3(C点)を検出位相とする。
次に、劣化判断手段7は、検出された端子間電圧Vc_minの値が予め設定された所定の劣化判断レベルVc_refより小さいとき、劣化状態の異常を判断する。即ち、図4に示すようにコンデンサ4の静電容量が正常の場合、Vc_ref<Vc_minとなり、劣化判断手段7は劣化状態が正常と判断するが、図5に示すようにコンデンサ4の静電容量が低下した場合、Vc_ref>Vc_minとなり、劣化判断手段7は劣化状態が異常と判断する。そして、上記実施の形態1と同様の動作により、劣化判断手段7は、判断結果を報知手段8に対して出力し、報知手段8は、劣化状態に関する情報を表示させる。
尚、劣化判断レベルVc_refは、負荷5によって異なり、また負荷5の運転状態によっても異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1と同様に、劣化状態異常の検出を精度良く実現することができ、製造コスト、実装面積を低減させることができ、安価な構成とすることができる。
また上記実施の形態1の効果に加え、本実施の形態2では端子間電圧Vcのサンプリングは1箇所のみでよく、また検出値の差分を求める演算処理が不要であるので、より簡便な構成で劣化異常の判断をすることができ、安価な構成で実現できる。
また、端子間電圧Vcの低下が最も顕著に表れる放電終了点B点の直前のゼロクロス3(C点)を検出位相としているので、劣化状態の検出精度を向上させつつ、B点を検出するための複雑な構成を必要としない簡便で安価な構成により劣化異常の検出を実現することができる。
尚、本実施の形態1では、Vc_minの測定点としてC点の場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、電源電圧の同期する任意のタイミングで良く、例えば測定タイミングを簡便に実現しやすいD点、E点でも構わないし、A点以降〜C点の範囲内であれば何れの位相でも構わない。
実施の形態3.
本実施の形態3は、端子間電圧Vcの最大値の電圧Vc_maxを検出して、劣化状態の判断を行う。尚、本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置の構成は上記実施の形態1と同様であり、同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図6は実施の形態3に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図、図7は実施の形態3に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。
端子間電圧Vcの最大値は、コンデンサ4の静電容量と回路中に存在するインダクタンス成分との共振現象により所定の比率で上昇する。そこで、端子間電圧Vcの最大値Vc_maxの低下量を検出することにより、コンデンサ4の静電容量の低下を検出することができる。
このようなことから本実施の形態においては、図6及び図7に示すように、コンデンサ4の放電期間の位相のうち、放電期間開始時の位相(A点)で端子間電圧Vc_maxを検出し、その電圧の低下を監視することにより、コンデンサ4の劣化を判断する。ここで、A点は電源電圧が最大となるピーク位相であって、ゼロクロス1から電源周期の1/4周期後(電源の周波数が50Hzの場合、T1=5ms)である。
次に、劣化判断手段7は、検出された端子間電圧Vc_maxの値が予め設定された所定の劣化判断レベルVc_refより小さいとき、劣化状態の異常を判断する。即ち、図6に示すようにコンデンサ4の静電容量が正常の場合、Vc_ref<Vc_maxとなり、劣化判断手段7は劣化状態が正常と判断するが、図7に示すようにコンデンサ4の静電容量が低下した場合、Vc_ref>Vc_maxとなり、劣化判断手段7は劣化状態が異常と判断する。そして、上記実施の形態1と同様の動作により、劣化判断手段7は判断結果を報知手段8に対して出力し、報知手段8は劣化状態に関する情報を表示させる。
尚、劣化判断レベルVc_refは、負荷5によって異なり、また負荷5の運転状態によっても異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1と同様に、劣化状態異常の検出を精度良く実現することができ、製造コスト、実装面積を低減させることができ、安価な構成とすることができる。
また上記実施の形態1の効果に加え、本実施の形態3では端子間電圧Vcのサンプリングは1箇所のみでよく、また検出値の差分を求める演算処理が不要であるので、より簡便な構成で劣化異常の判断をすることができ、安価な構成で実現できる。
実施の形態4.
本実施の形態4では、劣化判断手段7の判断結果に応じて、負荷5の運転を制御する駆動手段を備える形態について説明する。以下、本実施の形態4について、上記実施の形態1との相違点を中心に図8を用いて説明する。尚、上記実施の形態1と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図8は実施の形態4に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図8において、本実施の形態4では上記実施の形態1の構成に加え、例えばトライアック等からなり、劣化判断手段7の出力に基づいて負荷5の制御を行う駆動手段9を備えている。また、本実施の形態における劣化判断手段7は、劣化状態の判断結果を駆動手段9へ出力する。
本実施の形態4におけるコンデンサ劣化検知装置においては、上述した実施の形態1と同様の動作により、電圧検出手段6はコンデンサ4の端子間電圧の差電圧Vdを検出し、劣化判断手段7は劣化状態の判断を行う。そして、駆動手段9は、この劣化判断手段7の出力に基いて負荷5の制御を行う。負荷5の制御は、コンデンサ4が劣化している状態であっても発煙・発火が起きず安全が確保できるように、例えば、負荷5への電力供給を遮断して運転を停止するように制御する。尚、負荷5の運転を停止せずに、安全が確保できるような電力を供給して運転を継続することも可能であり、例えば、通常使用時よりも供給電力を小さくする制御も可能である。このような方法であれば、使用者が使用している際に突然使用ができなくなる状態などを避けることも可能となる。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1の効果に加え、劣化判断手段7の判断結果に応じて負荷5の運転を制御することにより、コンデンサ劣化に伴う発煙・発火を防止できるコンデンサ劣化検知装置を提供することができる。
尚、本実施の形態4では、上記実施の形態1と同様の動作により差電圧Vdに基づき劣化状態を判断する場合を説明したが、これに限らず、上記実施の形態2又は3と同様の動作により、Vc_min又はVc_maxの一箇所のサンプリングにより劣化判断をしても良い。
実施の形態5.
上記実施の形態1〜4では、負荷5に供給される放電電流により低下する端子間電圧Vcの低下量を検出する場合を説明したが、本実施の形態5では、負荷5にコンデンサ4の端子間電圧Vcが供給されない無負荷状態における劣化の検出について説明する。尚、本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置の構成は上記実施の形態4と同様であり、同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図9は実施の形態5に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図、図10は実施の形態5に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。
例えば駆動手段9の制御により負荷5へ通電を停止している無負荷状態においては、コンデンサ4からの放電電流は負荷5に供給されない。そしてコンデンサ4の劣化状態が正常であれば、コンデンサ4に生じるリーク電流は極めて少ないないので、図9に示すようにコンデンサ4の端子間電圧Vcは、ほぼ一定となる。一方、コンデンサが劣化するとコンデンサ4に生じるリーク電流が増加し、図10に示すように、無負荷状態であっても、このリーク電流によって、端子間電圧Vcは充放電による電圧変化が生じる。よって、端子間電圧Vcの低下量により、コンデンサ4の劣化に伴うリーク電流の増加を検知することができ、結果としてコンデンサ4の劣化状態を判断することができる。
そこで本実施の形態においては、劣化判断手段7の劣化判断レベルVd_refとして、無負荷状態に応じた劣化判断レベルを設定する。そして、上述した実施の形態1と同様の動作により、電圧検出手段6はコンデンサ4の端子間電圧の差電圧Vdを検出して、劣化判断手段7は無負荷状態に応じた劣化判断レベルを用いて劣化状態の判断を行う。即ち、図9に示すように、コンデンサ4にリーク電流が生じていない場合、Vd_ref>Vd(≒0)となり、劣化判断手段7は劣化状態が正常と判断するが、図10に示すようにコンデンサ4のリーク電流が増加した場合、Vd_ref<Vdとなり、劣化判断手段7は劣化状態が異常と判断する。尚、劣化判断レベルVd_refは、コンデンサ4によって異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
そして、報知手段8は劣化状態に関する情報を表示させる。尚、報知手段8として例えばスピーカーなどを用いて警告音を報知するようにしても良い。また駆動手段9は、この劣化判断手段7の出力に基いて負荷5の制御を行う。例えば、無負荷時に劣化状態が異常と判断されたときは、負荷5の運転を開始させないように制御する。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1〜4の効果に加え、無負荷状態においては、無負荷状態に応じた劣化判断レベルを用いて劣化状態の判断を行うので、無負荷状態であっても、コンデンサの劣化状態を判断することができる。
また、無負荷状態でコンデンサの劣化状態を判断するので、例えばタイマー制御などにより負荷5を運転する場合など、使用者が装置近傍にいない待機中にコンデンサ4の劣化異常を報知し、これにより使用者はコンデンサ4への通電を停止させ、コンデンサ4の劣化故障による発煙・発火を防止することができる。
尚、報知手段8が警告音により報知する場合、時間帯により当該警告音の音量を変化させるようにしても良い。例えばRTCなどから時刻情報を取得して、例えば夜と昼とで警告音の音量を変化させるようにしても良い。これにより例えばタイマー制御などにより夜間中に待機している場合であっても、報知時間に応じた音量の警告音で報知することができる。
尚、本実施の形態では、無負荷状態での動作のみについて説明したが上記動作に加え、劣化判断手段7は、無負荷状態時での劣化判断レベル、および負荷5が運転状態における劣化判断レベルを設定し、駆動手段9の運転制御状態に応じて、対応する劣化判断レベルを用いて劣化状態の判断をするようにしても良い。つまり、負荷5の運転中は上述した実施の形態1〜4の何れかの劣化判断レベルを用い、無負荷状態時は上記無負荷状態に応じた劣化判断レベルを用いるようにしても良い。
尚、本実施の形態5では、上記実施の形態1と同様の動作により差電圧Vdに基づき劣化状態を判断する場合を説明したが、これに限らず、上記実施の形態2又は3と同様の動作により、Vc_min又はVc_maxの一箇所のサンプリングにより劣化判断をしても良い。
実施の形態6.
本実施の形態6では、劣化判断手段7の判断結果を記憶する記憶手段を備える形態について説明する。以下、本実施の形態について、上記実施の形態4との相違点を中心に図11を用いて説明する。尚、上記実施の形態4と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図11は実施の形態6に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図11において、本実施の形態では上記実施の形態4の構成に加え、例えば記憶内容を電気的に読み込み・書き込み、消去が可能なEEP−ROMなどからなり、劣化判断手段7の出力を記憶する記憶手段11を備えている。
この記憶手段11には、前回負荷5を運転した時のコンデンサ4の劣化状態が正常か否かの判断結果が、当該記憶手段11の電源が遮断される直前に電気的に書き込まれる。そして、再び負荷5を運転する際には、劣化判断手段7は、始めに記憶手段11の前回運転時の記憶内容を読込み、接続の状態が正常だったか異常だったかを判断し、駆動手段9に対して判断結果を出力する。
駆動手段9は、この劣化判断手段7の出力に基いて負荷5の制御を行う。つまり、記憶手段11に記憶された前回運転時の判断結果が異常の場合、駆動手段9は負荷5の運転を開始させない。一方、劣化状態が正常な場合には駆動手段9により負荷5を制御して運転を開始し、負荷5には電流が供給されて運転を開始する。以降、端子間電圧Vcを検出して最終的に劣化状態が正常か否かを判断するまでの波形及び動作は、上述した実施の形態1〜5と同様であるので、ここでは詳細な動作説明は割愛する。
以上のように、本実施の形態6においては、上記実施の形態1〜5の効果に加え、劣化判断手段7の出力を記憶手段11に書き込み、次回運転を開始するとき負荷5に通電する前に記憶手段11の前回運転時の劣化判断手段7の出力情報を読み込み、その読み込んだ内容に基づいて、負荷5の運転を制御することにより、コンデンサ4の劣化状態が異常の場合には、負荷5の再運転を防止することができる。これより、コンデンサ劣化に伴う発煙・発火の防止を実施できるコンデンサ劣化検知装置を提供することが可能である。
尚、本実施の形態では、記憶手段11として、EEP−ROMを用いた場合を説明したが、これに限らず、電源が遮断されると記憶が消えるタイプの記憶素子であっても、電池などで電力を供給して記憶を保持できる記憶素子や、機構的に記憶できる例えばラッチングリレーなどを用いても同様の効果が得られることは言うまでもない。
実施の形態7.
本実施の形態7では、劣化判断手段7の判断結果に応じて負荷5への電源供給を遮断する開閉手段を備える形態について説明する。以下、本実施の形態7について、上記実施の形態4との相違点を中心に図12を用いて説明する。尚、上記実施の形態4と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図12は実施の形態7に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図12において、本実施の形態では上記実施の形態4の構成に加え、回路を遮断することで負荷5への電源1の供給を遮断する開閉手段10を備えている。この開閉手段10は、例えばリレーの自己保持回路等、電源供給を遮断した後、電源供給の遮断を保持する開閉装置を用いる。また、本実施の形態における劣化判断手段7は、劣化状態の判断結果を開閉手段10へ出力する。
本実施の形態7におけるコンデンサ劣化検知装置においては、上述した実施の形態4と同様の動作により、電圧検出手段6はコンデンサ4の端子間電圧の差電圧Vdを検出し、劣化判断手段7は劣化状態の判断を行う。劣化判断手段7が正常と判断した間は、開閉手段10は閉路状態となっている。そして、駆動手段9は劣化判断手段7の出力に基いて負荷5の制御を行う。一方、劣化判断手段7が劣化状態の異常を判断した場合、開閉手段10は負荷5に供給される電源1の供給を遮断して、負荷5の運転を停止させる。さらに報知手段8は、開閉手段10が負荷5への電源供給を遮断して運転を停止させた際には、それがコンデンサ4の劣化異常による旨を表示する。これにより、何故、負荷5の運転が停止したのかを使用者に報知することが可能となる。
尚、報知手段8への電源供給は、電源1とは別系統の電源から供給するか、電池を用いる又は電気二重層コンデンサを用いる等の方法がある。
以上のように本実施の形態7においては、上記実施の形態1〜6の効果に加え、劣化状態が異常のとき、開閉手段10により負荷5に供給される電源1の供給を遮断し、これを保持するので、コンデンサ4の劣化状態が異常である場合に、負荷5の再運転を防止することができる。これより、コンデンサ劣化に伴う発煙・発火の防止を実施できるコンデンサ劣化検知装置を提供することが可能である。
尚、上記説明では、開閉手段10として、開閉装置を用いる場合を説明したが、これに限らず、劣化判断手段7が接続異常を判断した時に例えば電流ヒューズ等を断線させ、負荷5に電源1を通電させないようにしても良い。
実施の形態8.
本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置は、上述した実施の形態1〜7の半波整流回路に代え、両波倍電圧整流回路においてコンデンサの劣化を検知するものである。以下、本実施の形態8について、上記実施の形態1との相違点を中心に図13〜図15を用いて説明する。尚、上記実施の形態1と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図13は実施の形態8に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図13に示すように、ダイオード3a〜3dにより全波整流回路を形成し、電源電圧が正位相のとき充電される第1のコンデンサ(C1)であるコンデンサ4aと、電源電圧が負位相のとき充電される第2のコンデンサ(C2)であるコンデンサ4bとにより両波倍電圧整流回路を構成し、コンデンサ4aの端子間電圧Vc1とコンデンサ4bの端子間電圧Vc2とが合成された出力電圧Vcが負荷5に供給される。そして、本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置は、この両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcを検出して、コンデンサ4a及び4bの劣化を検知するものである。
図14は実施の形態8に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図、図15は実施の形態8に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。
両波倍電圧整流回路においては、図14及び図15の点線で示されるように、端子間電圧Vc1は、電源電圧の+ピーク時においてコンデンサ4aへの充電が終了して最大となり、負荷5に供給される放電電流により端子間電圧Vc1は徐々に低下していき、電源電圧が端子間電圧Vc1より上回る点からコンデンサ4aへの充電が開始される。また、端子間電圧Vc2は、電源電圧の−ピーク時においてコンデンサ4bへの充電が終了して最大となり、負荷5に供給される放電電流により端子間電圧Vc2は徐々に低下していき、電源電圧(整流後)が端子間電圧Vc2より上回る点からコンデンサ4bへの充電が開始される。そして、図14及び図15の実線で示されるように、端子間電圧Vc1とVc2とが合成された端子間電圧Vcが負荷5に供給されることとなる。
この端子間電圧Vcは、コンデンサ4aの充電終了点(A点)で最大となり、コンデンサ4a及び4bの放電期間においては、端子間電圧Vcは徐々に低下していき、コンデンサ4bの充電開始点(B点)で最小となる。そして再びコンデンサ4bの充電終了点(D点)で最大となり、コンデンサ4aの充電開始点(F点)で最小となる。つまり、上記実施の形態1の半波整流回路の2倍の周期で充放電が繰り返され、充電終了点(A点)から充電開始点(B点)まで、および充電終了点(D点)から充電開始点(F点)までの間が放電期間となる。
このような放電期間におけるコンデンサ4a及び4bの端子間電圧の変化量は、上述した実施の形態1と同様に、負荷を一定とした場合、コンデンサ4a及び4bの静電容量に依存することとなるので、端子間電圧Vcの低下量により静電容量の低下を検知することができる。また、静電容量の低下に伴う各コンデンサの端子間電圧Vc1又はVc2の低下量は、その電圧が最小となる点(充電開始点)に近づくにつれて顕著に現れる。またコンデンサ4aとコンデンサ4bとの充電開始点は、電源電圧の半周期分の位相差がある。
このため各放電期間における端子間電圧Vcの低下量により、電源電圧の位相が正位相であるか負位相であるかにより、コンデンサ4a又はコンデンサ4bの何れの端子間電圧が低下しているか区別することができる。即ち何れの静電容量が低下しているかを区別することができ、結果としてコンデンサ4a及び4bの何れの劣化状態をも判断することができる。
このようなことから本実施の形態においては、A/D変換器62は、放電期間開始時の位相(A点)で端子間電圧Vc_maxを検出し、充電期間の開始直前のゼロクロス2の位相(C点)で端子間電圧Vc_minを検出する。以降、同様に放電開始時の位相(D点)でVc_maxを検出し、ゼロクロス3の位相(E点)でVc_minを検出する。
ここで、A点は、電源電圧が最大となる+ピーク位相であって、ゼロクロス1から電源周期の1/4周期後(電源の周波数が50Hzの場合、T1=5ms)である。C点は、電源電圧位相のゼロクロス2、即ち、充電期間の開始直前のゼロクロス位相である。D点は、電源電圧が最小となる−ピーク位相であって、ゼロクロス2から電源周期の1/4周期後(電源の周波数が50Hzの場合、T2=5ms)である。E点は、電源電圧位相のゼロクロス3、即ち、充電期間の開始直前のゼロクロス位相である。
次に、劣化判断手段7は、検出された当該電圧値の差(Vd)を求める。そして、電源電圧が正位相において検出された端子間電圧Vcの差電圧Vd、つまり、A点とC点との差電圧Vdの値が、予め設定された所定の劣化判断レベルVd_refより大きいとき、コンデンサ4bの劣化状態が異常であると判断する。同様に、電源電圧が負位相において検出された端子間電圧Vcの差電圧Vd、つまり、D点とE点との差電圧Vdの値が予め設定された所定の劣化判断レベルVd_refより大きいとき、コンデンサ4aの劣化状態が異常であると判断する。
即ち、図14に示すようにコンデンサ4a及び4bの何れも静電容量が正常の場合、電源電圧が正位相および負位相の何れも差電圧Vdが、Vd_ref>Vdとなり、劣化判断手段7は劣化状態が正常と判断する。
一方、図15に示すように、コンデンサ4aの静電容量が正常であるが、コンデンサ4bの静電容量が低下した場合、電源電圧が正位相のときの差電圧Vdは大きくなり、Vd_ref<Vdとなり、劣化判断手段7はコンデンサ4bの劣化状態が異常と判断する。そして、電源電圧が負位相のときの差電圧Vdは小さく、Vd_ref>Vdとなり、劣化判断手段7はコンデンサ4aの劣化状態が正常と判断する。
同様に、コンデンサ4aが異常で、コンデンサ4bが正常の場合、またはコンデンサ4a及び4bの何れもが異常の場合も判断することができる。
尚、劣化判断レベルVd_refは、負荷5によって異なり、また負荷5の運転状態によっても異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
以降、劣化状態を判断した後の動作は上記実施の形態1と同様である。
尚、上記説明では、A点とC点との差電圧Vdの値、及びD点とE点との差電圧Vdの値を用いて劣化状態の判断を行ったが、これに限らず、A点とE点との差電圧(≒コンデンサ4a充電時の電圧差)が、劣化判断レベルVd_refより大きいときコンデンサ4aの劣化状態が異常であると判断し、C点とD点との差電圧(≒コンデンサ4b充電時の電圧差)が、劣化判断レベルVd_refより大きいときコンデンサ4bの劣化状態が異常であると判断するようにしても良い。
以上のように本実施の形態においては、上記実施の形態1と同様に、劣化状態異常の検出を精度良く実現することができ、製造コスト、実装面積を低減させることができ、安価な構成とすることができる。
また上記実施の形態1の効果に加え、本実施の形態8では、両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcを検出し、電源電圧の位相に応じてコンデンサ4a及びコンデンサ4bの劣化状態の異常を判断するので、両波倍電圧整流回路において各コンデンサ毎に電圧検出手段を設ける必要が無く、より簡便で安価な構成で劣化異常の判断をすることができる。
尚、本実施の形態8では、上記実施の形態1と同様の動作により差電圧Vdに基づき劣化状態を判断する場合を説明したが、これに限らず、上記実施の形態2又は3と同様の動作により、Vc_min又はVc_maxの一箇所のサンプリングにより劣化判断をしても良い。例えば、A点で端子間電圧Vc_maxを検出し、このVc_maxの値が所定の劣化判断レベルVc_refより大きいとき、コンデンサ4aの劣化状態が異常であると判断することができ、D点で端子間電圧Vc_maxを検出し、このVc_maxの値が所定の劣化判断レベルVc_refより大きいとき、コンデンサ4bの劣化状態が異常であると判断することができる。また例えば、C点で端子間電圧Vc_minを検出し、このVc_minの値が所定の劣化判断レベルVc_refより小さいとき、コンデンサ4bの劣化状態が異常であると判断することができ、E点で端子間電圧Vc_minを検出し、このVc_minの値が所定の劣化判断レベルVc_refより小さいとき、コンデンサ4aの劣化状態が異常であると判断することができる。
実施の形態9.
本実施の形態9では、家電機器として例えば洗濯機にコンデンサ劣化検知装置を搭載した場合の形態について説明する。以下、本実施の形態9について、上記実施の形態8のコンデンサ劣化検知装置を搭載した形態について説明する。尚、上記実施の形態8と同一部分については同一符号を付して、その説明を省略する。
図16は実施の形態9に係るコンデンサ劣化検知装置を備えた洗濯機の概略構成図である。図16において、本実施の形態に係る洗濯機は、洗濯機の外枠101、洗濯およびすすぎ用の水を給水するための給水弁102、洗濯機本体の上面に取り付けられ洗濯物の出し入れ時に開閉する蓋103、複数の支持棒と防振バネによって外枠101に支持され、洗濯あるいは脱水工程時に水を溜めるための外槽104、外槽104内に取り付けられ自由に回転する内槽106、内槽106への駆動力伝達および断続するクラッチ機能と、洗濯時に内槽106の回転を止める機能を有しているクラッチ/回り止め装置110、クラッチ/回り止め装置110の回転軸に取り付けられたプーリ111a、インバータ回路90(後述)により駆動制御される電動機30、電動機30の回転軸に取り付けられたプーリ111b、プーリ111aとプーリ111b間に取り付けられたベルト112、クラッチ/回り止め装置110の回転軸に取り付けられる攪拌翼105、排水弁107、洗濯機の操作部、表示部を有し、電動機30及びその他洗濯機に必要なアクチュエータ等を駆動するためのコントローラ108により構成されている。尚、その他の洗濯機に必要な部品については省略し図示していない。
図17は実施の形態9に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。図17において、上記実施の形態8(図13)と同様に、ダイオード3a〜3d、コンデンサ4a、4bにより両波倍電圧整流回路を構成している。そして、両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcを任意の周波数及び電圧の交流に変換するインバータ回路90と、インバータ回路90を駆動制御する制御手段20と、インバータ回路90の出力が接続され、例えば誘導電動機等からなる電動機30とを備えている。尚、制御手段20及びインバータ回路90は、本発明における駆動制御手段に相当する。
インバータ回路90は、スイッチング素子9a〜9fおよび逆並列に接続された整流素子が上下に直列接続されてアームを構成し、各々のアームが直流電源である両波倍電圧整流回路の正極及び負極間に並列接続される。制御手段20は、洗濯機のコントローラ108から運転指令が入力されるとインバータ駆動信号を生成する。インバータ回路90は、生成されたインバータ駆動信号によりスイッチング素子9a〜9fを駆動して、両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcを、任意の周波数及び電圧となる交流電力に変換して出力し、電動機30を駆動する。
このような構成において、本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置は、両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcを検出して、電動機30の運転状態に応じて、コンデンサ4a及び4bの劣化を検知するものである。以下、本実施の形態9における動作を説明する。
まず一般的な洗濯機の動作について説明する。
「洗濯工程」では、内槽106に洗濯物及び洗剤を入れた後、給水弁102を開き所定量の水道水を外槽104に溜める。給水弁102を閉じ、電動機30を回転させることで、プーリ111b、ベルト112、プーリ111a、クラッチ/回り止め装置110を介して駆動力が攪拌翼105に伝達され回転する。電動機30が正転及び逆転することで、攪拌翼105も正転及び逆転を繰り返し、内槽106内の水及び洗濯物が攪拌される。所定の時間、攪拌翼105を正転及び逆転させた後、攪拌翼105の動作を停止させ、排水弁107を開いて外槽104内の水を排水ホースにて本体外部に排出させる。排水完了後、排水弁107を閉じて洗濯工程を終了する。
「すすぎ工程」は、給水弁102を開け所定量の水道水を外槽104に溜める。給水弁102を閉じ、電動機30を回転させ、プーリ111b、ベルト112、プーリ111a、クラッチ/回り止め装置110を介して駆動力が攪拌翼105に伝達され、攪拌翼105が回転する。電動機30が正転及び逆転することで、攪拌翼105も正転及び逆転を繰り返し、内槽106内の水及び洗濯物が攪拌される。所定の時間、攪拌翼105を正転及び逆転させた後、攪拌翼105の動作を停止させ、排水弁107を開いて外槽104内の水を排水ホースにて本体外部に排出させる。排水完了後、排水弁107を閉じてすすぎ工程を終了する。
「脱水工程」は、排水弁107を開き、クラッチ/回り止め装置110を動作させる。電動機30を回転させ、プーリ111b、ベルト112、プーリ111a、クラッチ/回り止め装置110を介して駆動力が内槽106に伝達され、内槽106が回転する。内槽106を高速回転させることで、洗濯物に含まれた水が遠心力にて外槽104内に飛ばされる。この水は排水弁107、排水ホースを経由して本体外部に排出される。所定時間経過後、高速回転する内槽106を停止させるため電動機30にて電気制動によるブレーキをかける。
前述の各工程における一連の動作及び電動機30の駆動は、コントローラ108によって動作する。また、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程は、汚れの程度や使用者の設定により複数回行う。
上記のような洗濯機の各動作において、両波倍電圧整流回路の出力電圧Vcの放電期間における電圧低下量は、電動機30の運転状態に応じて変化することになる。つまり、負荷電流が大きければコンデンサの放電電流は大きくなり、コンデンサの端子間電圧はより多く低下し、負荷電流が小さければコンデンサの放電電流は小さくなり、端子間電圧の低下量は少なくなる。
このようなことから本実施の形態におけるコンデンサ劣化検知装置においては、劣化判断手段7は、負荷の運転状態に応じた劣化判断レベルが予め複数設定され、電圧検出手段6が電圧を検出した時の負荷の運転状態を検出して、複数の劣化判断レベルのうち、当該運転状態に対応する劣化判断レベルを用いて、劣化状態の異常を判断する。このような動作の詳細を次に説明する。
劣化判断手段7には、洗濯機の各運転状態に応じた劣化判断レベルとして、例えば、「洗濯工程」に対応する劣化判断レベル1(Vd_ref1)、「すすぎ工程」に対応する劣化判断レベル2(Vd_ref2)、「脱水工程」に対応する劣化判断レベル3(Vd_ref3)、運転停止中(待機中)に対応する劣化判断レベル4(Vd_ref4)のような複数の劣化判断レベルが予め設定される。
尚、各劣化判断レベルは、電動機30によって異なるため、劣化発生時の実際の変化量等を計測した実験値などで設定するのが良い。
電圧検出手段6のA/D変換器62は、上述した実施の形態8と同様に、出力電圧Vcの放電期間開始時の位相で端子間電圧Vc_maxを検出し、充電期間の開始直前のゼロクロス位相で端子間電圧Vc_minを検出する。
次に、劣化判断手段7は、検出された当該電圧値の差(Vd)を求める。また、洗濯機のコントローラ108から当該洗濯機の運転状態が何れの工程であるか(待機中を含む)の情報を取得する。そして、予め設定された複数の劣化判断レベルのうち、当該洗濯機の運転状態に対応する劣化判断レベルを選択し、この劣化判断レベルと求めた差電圧Vdとを用いて、上述した実施の形態8と同様の動作により、コンデンサ4a及び4bの劣化状態が異常であるか否かの判断を行う。
例えば、コントローラ108から取得した洗濯機の運転状態が「すすぎ工程」であるとき、電源電圧が正位相において検出された端子間電圧Vcの差電圧Vdの値が、劣化判断レベル2(Vd_ref2)より大きいとき、コンデンサ4bの劣化状態が異常であると判断する。同様に、電源電圧が負位相において検出された端子間電圧Vcの差電圧Vdが劣化判断レベル2(Vd_ref)より大きいとき、コンデンサ4aの劣化状態が異常であると判断する。
そして、制御手段20は、この劣化判断手段7の出力結果に応じて、インバータ回路90を制御して電動機30の駆動を行う。例えば、インバータ回路90の出力を遮断して電動機30の運転を停止するように制御する。
以上のように本実施の形態においては、家電機器としての洗濯機にコンデンサ劣化検知装置を搭載することにより、コンデンサの劣化異常を精度良く、安価な構成で実現することができ、コンデンサ劣化に伴う発煙・発火を防止して安全な家電機器を提供することができる。
また、家電機器の運転状態に応じた劣化判断レベルを複数設定し、当該運転状態に対応する劣化判断レベルを用いて劣化状態の判断をするので、コンデンサの端子間電圧が供給される負荷が変化する場合であっても、劣化状態異常の検出を即座に精度良く実現することができる。
尚、本実施の形態9では、劣化判断手段7には、予め複数の劣化判断レベルが設定されている場合を説明したが、これに限らず、劣化判断手段7は、洗濯機の運転状態ごとに、出力電圧Vcの初期値に基づく劣化判断レベルを複数設定するようにしても良い。例えば、製品出荷後、最初に洗濯機を運転する際に、各工程における出力電圧Vcを取得し、この電圧値に基づいて各工程での劣化判断レベルを生成するようにしても良い。
尚、本実施の形態9では、家電機器の一例として洗濯機を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサと、上述したコンデンサ劣化検知装置とを備えた家電機器であれば良く、例えば手乾燥機、IHクッキングヒータ、電子レンジ、炊飯器、表示装置、又は音響装置などでも良い。
尚、本実施の形態9では、上記実施の形態8と同様の動作により差電圧Vdに基づき劣化状態を判断する場合を説明したが、これに限らず、上記実施の形態2又は3と同様の動作により、Vc_min又はVc_maxの一箇所のサンプリングにより劣化判断をしても良い。
尚、本実施の形態9では、両波倍電圧整流回路の出力を、インバータ回路90に供給する場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、上記実施の形態1〜7で説明した半波整流回路の出力を供給するようにしても良い。
尚、上記実施の形態1〜9では、半波整流回路又は両波倍電圧整流回路の場合を説明したが、例えば、半波倍電圧整流回路、両波4倍電圧整流回路など、任意の多倍電圧整流回路に適用することができる。また、各実施の形態における劣化判断手段7の劣化判断の動作を他の回路構成に適応することもできる。この発明は上記実施の形態に示された構成に限定されるものではなく、この発明思想内におけるそれらの種々の変形をも含むことはいうまでもない。
尚、上記実施の形態1〜9では、整流回路に用いられる平滑用のコンデンサの劣化状態を判断する場合を説明したが、本発明はこれに限らず、所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサであれば適用することができ、コンデンサの端子間電圧を、当該周期に同期した所定のサンプリングタイミングで検出し、検出結果からコンデンサの劣化状態の異常を判断することができる。
尚、上記実施の形態1〜9では、電圧検出手段6は、電源周期に同期して毎周期、コンデンサ4の端子間電圧を検出して、劣化状態を判断する場合を説明したが、本発明はこれに限るものではなく、電圧検出および劣化状態の判断を例えば数時間毎に一回、または負荷5の運転開始時のみ行うようにしても良い。コンデンサが劣化するまでの期間は比較的長期であるため、このようにしても各形態で説明した効果を損なうことはない。
実施の形態1に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。 実施の形態1に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態1に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態2に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態2に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態3に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態3に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態4に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。 実施の形態5に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態5に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態6に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。 実施の形態7に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。 実施の形態8に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。 実施の形態8に係る正常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態8に係る異常時のコンデンサ端子間電圧波形と電源電圧波形を示す図である。 実施の形態9に係るコンデンサ劣化検知装置を備えた洗濯機の概略構成図である。 実施の形態9に係るコンデンサ劣化検知装置のブロック構成図である。
符号の説明
1 電源、2 チョークコイル、3 ダイオード、3a ダイオード、3b ダイオード、3c ダイオード、3d ダイオード、4 コンデンサ、4a コンデンサ、4b コンデンサ、5 負荷、6 電圧検出手段、7 劣化判断手段、8 報知手段、9 駆動手段、9a スイッチング素子、9b スイッチング素子、9c スイッチング素子、9d スイッチング素子、9e スイッチング素子、9f スイッチング素子、10 開閉手段、11 記憶手段、20 制御手段、30 電動機、61 レベル変換器、62 A/D変換器、90 インバータ回路、101 外枠、102 給水弁、103 蓋、104 外槽、105 攪拌翼、106 内槽、107 排水弁、108 コントローラ、110 クラッチ/回り止め装置、111a プーリ、111b プーリ、112 ベルト。

Claims (20)

  1. 所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサの端子間電圧を、前記周期に同期した所定のサンプリングタイミングで検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の出力からコンデンサの劣化状態の異常を判断する劣化判断手段と
    を備え
    前記電圧検出手段は、前記コンデンサの放電期間の位相のうち、位相差がそれぞれ異なる任意の2箇所で前記コンデンサの端子間電圧を検出し、
    前記劣化判断手段は、検出された当該電圧値の差を求め、求めた差の値が所定の劣化判断レベルより大きいとき、劣化状態の異常を判断することを特徴とするコンデンサ劣化検知装置。
  2. 前記電圧検出手段は、前記コンデンサの放電期間の位相のうち、放電期間開始時の位相、及び充電期間の開始直前のゼロクロス位相で前記コンデンサの端子間電圧を検出することを特徴とする請求項記載のコンデンサ劣化検知装置。
  3. 所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサの端子間電圧を、前記周期に同期した所定のサンプリングタイミングで検出する電圧検出手段と、
    前記電圧検出手段の出力からコンデンサの劣化状態の異常を判断する劣化判断手段と
    を備え、
    前記電圧検出手段は、
    両波整流された電源電圧が供給され、前記電源電圧が正位相のとき充電される第1のコンデンサと、前記電源電圧が負位相のとき充電される第2のコンデンサとを有する両波倍電圧整流回路の出力電圧を検出し、
    前記劣化判断手段は、
    前記第1のコンデンサの放電期間開始時の位相及び充電期間の開始直前のゼロクロス位相において検出された前記出力電圧に基づき、前記第1のコンデンサの劣化状態の異常を判断し、
    前記第2のコンデンサの放電期間開始時の位相及び充電期間の開始直前のゼロクロス位相において検出された前記出力電圧に基づき、前記第2のコンデンサの劣化状態の異常を判断することを特徴とするコンデンサ劣化検知装置。
  4. 前記劣化判断手段は、前記コンデンサの端子間電圧が供給される負荷に応じて、前記所定の劣化判断レベルが設定されることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  5. 前記劣化判断手段は、前記コンデンサの端子間電圧が供給される負荷の運転状態に応じた前記劣化判断レベルが予め複数設定され、
    前記端子間電圧検出時の前記負荷の運転状態を検出して、前記複数の劣化判断レベルのうち、当該運転状態に対応する劣化判断レベルを用いて、前記劣化状態の異常を判断することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  6. 前記劣化判断手段は、前記コンデンサの端子間電圧が供給される負荷の運転状態ごとに、前記端子間電圧の初期値に基づく前記劣化判断レベルを複数設定し、
    前記端子間電圧検出時の前記負荷の運転状態を検出して、前記複数の劣化判断レベルのうち、当該運転状態に対応する劣化判断レベルを用いて、前記劣化状態の異常を判断することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  7. 前記劣化判断手段は、前記負荷に前記コンデンサの端子間電圧が供給されない無負荷状態に応じた前記劣化判断レベルが設定されることを特徴とする請求項又は記載のコンデンサ劣化検知装置。
  8. 前記劣化判断手段は、前記劣化判断レベルを所定回数、又は所定時間連続して超えたとき、劣化状態が異常と判断することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  9. 前記電圧検出手段は、整流された電源電圧を平滑するコンデンサを有する整流回路の出力電圧を検出することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  10. 前記電圧検出手段は、整流された電源電圧を平滑するコンデンサを複数有する多倍電圧整流回路の出力電圧を検出することを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  11. 前記劣化判断手段が判断した劣化状態に関する情報を報知する報知手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜10の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  12. 前記劣化判断手段の出力に応じて、前記コンデンサの端子間電圧が供給される負荷の運転を制御する駆動手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜11の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  13. 前記駆動手段は、前記劣化判断手段が劣化状態の異常を判断したとき、前記負荷の運転を停止させることを特徴とする請求項12記載のコンデンサ劣化検知装置。
  14. 前記劣化判断手段の判断結果を記憶する記憶手段を備え、
    前記駆動手段は、前記負荷の運転を開始するとき、前記記憶手段に記憶された前記劣化判断手段の判断結果に応じて、前記負荷の運転を制御することを特徴とする請求項12又は13記載のコンデンサ劣化検知装置。
  15. 前記駆動手段は、前記記憶手段に記憶された判断結果が劣化状態の異常の場合、前記負荷の運転を開始させないことを特徴とする請求項14記載のコンデンサ劣化検知装置。
  16. 前記劣化判断手段が劣化状態の異常を判断したとき、前記コンデンサの端子間電圧が供給される負荷への電源供給を遮断する開閉手段を更に備えたことを特徴とする請求項1〜15の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置。
  17. 前記開閉手段は、前記負荷への電源供給を遮断した後、電源供給の遮断を保持する開閉装置を用いることを特徴とする請求項16記載のコンデンサ劣化検知装置。
  18. 前記報知手段は、前記開閉手段が前記負荷の電源供給を遮断したとき、所定のメッセージ表示をすることを特徴とする請求項17記載のコンデンサ劣化検知装置。
  19. 所定の周期で充放電を繰り返すコンデンサと、
    請求項1〜18の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置と
    を備えたことを特徴とする家電機器。
  20. 整流された電源電圧を平滑するコンデンサと、
    前記コンデンサの端子間電圧が供給される駆動制御手段と、
    前記駆動制御手段により駆動される負荷と、
    請求項1〜18の何れかに記載のコンデンサ劣化検知装置と
    を備えたことを特徴とする家電機器。
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